JP3801435B2 - 染毛用前処理剤 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、染毛操作の前に用いることにより、染毛剤の染毛力や均染性、色持ちなどを改良し、また保湿性にも優れた染毛用前処理剤に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、一般的にヘアカラーやブリーチ、パーマネントウエーブなどが行われているため、その毛髪は損傷している場合がある。しかし、染毛する際に毛髪が損傷していると、その発色性、色調、色持ちおよび保湿性に影響を及ぼし、また化学処理を受けた損傷部分と新生毛の健康部分との間の染め上がりや色持ちの差が大きく、期待通りの仕上がりが得られない問題があった。
【0003】
そこでコラーゲンやケラチンなどの蛋白質加水分解物を用いることが提案されてきた。これらは平均分子量が400〜1200程度の低分子量のポリペプチドであるため、毛髪内部に浸透しやすく、ある程度の効果は得られるが、毛髪から流出し易いため、その効果の持続性に問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、染毛前に損傷した毛髪を処理することによりダメージ部分を補修し、良好な均染性や期待通りの色調が得られ、かつその色持ちを改善させることができる染毛用前処理剤を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
染毛用前処理剤として(A)平均分子量が20000〜30000のケラチン加水分解物および(B)平均分子量が400〜2000の蛋白質加水分解物を含有することにより、良好な均染性や期待通りの色調が得られ、かつその色持ちを改善させることができることを見出し、本発明を完成するに至った。さらに(C)シリル化蛋白質加水分解物を含有することにより、前記効果に加えて発色性や保水性に優れた効果が得られることを見いだした。以下、本発明の構成について詳細に説明する。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明で用いられる成分(A)の平均分子量が20000〜30000のケラチン加水分解物としては、平均分子量20000〜30000のγ−ケラトース、α−ケラトース、およびそれらの第4級アンモニウム誘導体から選ばれる1種または2種以上が用いられる。
【0007】
平均分子量20000〜30000のγ−ケラトースおよびα−ケラトースは、羊毛、羽毛などの毛や、卵膜、角、蹄などのケラチン原料を弱反応系で加水分解して得られるが、例えば、以下のような方法が挙げられる。先ずケラチンを2〜5%の過ギ酸、過酢酸或いは過酸化水素水中で、室温〜100℃で、30分〜3時間程度加水分解処理した後、これを水で洗浄し、続いて苛性ソーダやアンモニア水などのアルカリ水溶液中に溶解する。そして、不溶物であるβ−ケラトースを濾過布等で除いた後、硫酸や塩酸などの酸でpH4まで酸性化し、生じた乳白色沈殿と透明の上澄液とを濾過分離する。さらに乳白色の沈殿をアルカリ液で再溶解し、透析用セロハンチューブ、透析膜や限外濾過(UF)膜、逆浸透(RO)膜等を用いて透析することにより、α−ケラトースを得る。また上澄液も同様に透析を行った後、噴霧乾燥或いは凍結乾燥することにより、水溶性のγ−ケラトースを得る。
【0008】
ケラトースの第4級アンモニウム誘導体は、アルカリ条件下でカチオン化剤である3−クロロ−2−ヒドロキシプロピルステアリルジメチルアンモニウムクロリド、グリシジルステアリルジメチルアンモニウムクロリド、3−クロロ−2−ヒドロキシプロピルラウリルジメチルアンモニウムクロリド、グリシジルラウリルジメチルアンモニウムクロリド、3−クロロ−2−ヒドロキシプロピルヤシ油アルキルジメチルアンモニウムクロリド、グリシジルヤシ油アルキルジメチルアンモニウムクロリド、3−クロロ−2−ヒドロキシプロピルラウリルジエチルアンモニウムクロリド、或いはグリシジルラウリルジエチルアンモニウムクロリドと反応させ、ケラトースの末端アミノ基、末端カルボキシル基、構成アミノ酸であるリジンの側鎖アミノ基、ヒスチジンの側鎖イミダゾール基及びチロシンの側鎖フェノール性水酸基にこれを付加させ、第4級アンモニウム誘導ケラトースを得る。
【0009】
これらの中でも、γ−ケラトースおよびその第4級アンモニウム誘導体が色持ちや均染性の点で好ましい。
その配合量は0.1〜5重量%であり、0.1重量%よりも少ないと十分な色持ちが得られずムラ染めになる恐れがあり、5重量%よりも多くてもそれ以上の効果は期待できない。
【0010】
本発明で用いられる成分(B)の平均分子量が400〜2000の蛋白質加水分解物としては、動植物由来または微生物由来の蛋白質加水分解物があり、たとえばケラチン、コラーゲン、フィブロイン、セリシン、カゼイン、コンキオリン、エラスチン、卵黄タンパク、卵白タンパク、大豆タンパク、小麦タンパク、トウモロコシタンパク、米タンパク、ジャガイモタンパクなどの動植物由来のタンパク、あるいは、サッカロミセス属、カンディダ属、エンドミコプシス属の酵母菌や、いわゆるビール酵母、清酒酵母といわれる酵母菌より分離した酵母タンパク、キノコ類(担子類)より抽出したタンパク、クロレラより分離したタンパクなどの微生物由来のタンパクを酸、アルカリ、酵素またはそれらの併用により部分的に加水分解して得られるペプチドが挙げられる。
【0011】
動植物由来または微生物由来の蛋白質加水分解物の誘導体としては、上記蛋白質加水分解物のエステル、第4級アンモニウム誘導体、アシル化誘導体またはその塩などが挙げられる。
【0012】
上記蛋白質加水分解物のエステルとしては、蛋白質加水分解物のカルボキシル基における炭素数1〜20の炭化水素アルコールとのエステル、たとえば、メチルエステル、エチルエステル、プロピルエステル、イソプロピルエステル、ラウリルエステル、セチルエステル、2−エチルヘキシルエステル、2−ヘキシルデシルエステル、ステアリルエステルなどが挙げられる。
【0013】
上記蛋白質加水分解物の第4級アンモニウム塩としては、たとえば、蛋白質加水分解物のアミノ基にグリシジルアンモニウム塩、3−ハロゲン−2−ヒドロキシプロピルアンモニウム塩、または3−ハロゲンプロピルアンモニウム塩のいずれかを反応させることによって得られるものが挙げられる。
【0014】
上記蛋白質加水分解物のアシル化誘導体またはその塩としては、たとえば、蛋白質加水分解物のラウリン酸縮合物、ミリスチン酸縮合物、ヤシ油脂肪酸縮合物、イソステアリン酸縮合物、ウンデシレン酸縮合物、ラノリン脂肪酸縮合物、樹脂酸縮合物などや、それらの酸縮合物のカリウム塩、ナトリウム塩、トリエタノールアミン塩、2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール塩など、上記蛋白質加水分解物のN末端アミノ基または塩基性アミノ酸の側鎖のアミノ基に、炭素数8〜32の直鎖または分岐鎖の飽和または不飽和の脂肪酸や樹脂酸などを縮合させたN−アシル化加水分解タンパクまたはその塩が挙げられる。
【0015】
これらの中でもケラチン、小麦タンパクの加水分解物およびその第4級アンモニウム誘導体が染毛力や保水性の点で好ましい。
その配合量は0.1〜5重量%であり、0.1重量%よりも少ないと十分な染毛力や保水性が得られない恐れがあり、5重量%よりも多くてもそれ以上の効果は期待できない。
【0016】
(B)平均分子量が400〜2000の蛋白質加水分解物は、毛髪内部への浸透性に優れ、損傷部分に吸着し、均一で優れた染毛効果を得ることができ、また毛髪の保水性を高め、しなやかさや柔軟性などに優れた仕上がりが得られる。そして(A)平均分子量が20000〜30000のケラチン加水分解物は、(B)成分よりも毛髪内部への浸透力は劣るが、同様に損傷部分に吸着することにより、さらに均一で優れた染毛効果を得ることができるとともに、(B)成分が流出しないように毛髪内部に保持することにより、優れた色持ち効果や保水性の持続効果が得られる。
これらの効果を得るためには、重量比でA/B=1/10〜10/1の範囲で配合する。尚、1/5〜5/1の範囲が特に好ましい。
【0017】
本発明で用いることができる成分(C)のシリル化蛋白質加水分解物としては、アミノ酸側鎖のアミノ基を含むペプチドのアミノ基にケイ素原子をただ一つ含む官能基が共有結合したもので、例えば、下記の一般式(I)
【化1】
〔式中、R1、R2、R3は炭素数1〜3のアルキル基または水酸基を示し、これらのR1、R2、R3はすべて同じでもよく、また異なっていてもよい。R4は側鎖の末端にアミノ基を有する塩基性アミノ酸の末端アミノ基を除く残基を示し、R5はR4以外のアミノ酸側鎖を示し、aは1または3で、mは0〜200、nは0〜200、m+nは1〜200である(ただし、mおよびnはアミノ酸の数を示すのみで、アミノ酸配列の順序を示すものではない)〕で表されるシリル化蛋白質加水分解物、または下記の一般式(II)
【化2】
〔式中、R1、R2、R3は炭素数1〜3のアルキル基または水酸基を示し、これらのR1、R2、R3はすべて同じでもよく、また異なっていてもよい。R4は側鎖の末端にアミノ基を有する塩基性アミノ酸の末端アミノ基を除く残基を示し、R5はR4以外のアミノ酸側鎖を示し、aは1または3で、mは0〜200、nは0〜200、m+nは1〜200である(ただし、mおよびnはアミノ酸の数を示すのみで、アミノ酸配列の順序を示すものではない)〕で表されるシリル化蛋白質加水分解物が代表的なものとして挙げられる。
【0018】
これらの中でもケラチン、コラーゲン、大豆の加水分解物のシリル化誘導体が色持ち及び均染性の点で好ましい。
その配合量は0.1〜5重量%であり、0.1重量%よりも少ないと十分な染毛力が得られずムラ染めになる恐れがあり、5重量%よりも多くてもそれ以上の効果は期待できない。
【0019】
(C)シリル化蛋白質加水分解物は毛髪の損傷部分への吸着性に優れるため、優れた染毛力や均染性が得られるが、(A)平均分子量が20000〜30000のケラチン加水分解物はそれらの効果をより高めることができる。そのためには、重量比でA/C=1/10〜10/1の範囲で配合することが好ましく、さらに1/5〜5/1の範囲が特に好ましい。
【0020】
さらに本発明の染毛用前処理剤の染毛力や均染性などの効果を高める目的で、アミノ酸および/またはその塩を配合することができる。アミノ酸としては、グリシン、小麦アミノ酸、アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、フェニルアラニン、プロリン、セリン、スレオニン、チロシン、アスパラギン酸、グルタミン酸、アルギニン、リジン、ヒスチジン、トリプトファン、シスチン、メチオニン等が挙げられる。塩としては、塩酸、ナトリウム、カリウム、リチウム、カルシウム、マグネシウム等が挙げられる。これらの中でも、グリシン、小麦アミノ酸、アラニン、リジン塩酸塩、アルギニン塩酸塩が好ましい。その配合量は0.1〜5重量%である。
【0021】
さらに本発明の染毛用前処理剤の均染性や色持ち等の効果を高める目的で、カチオン化ポリマーを配合することができる。本発明で用いられるカチオン化ポリマーとは、カチオン化セルロース誘導体、カチオン化グアーガム、4級化ポリビニルピロリドン誘導体、ジアリル第4級化アンモニウム塩重合物誘導体等に代表されるカチオン性誘導体である。これらの中でも含窒素カチオン性高分子、例えばヒドロキシエチルセルロースジメチルジアリルアンモニウムクロリド共重合体、ヒドロキシエチルセルロースヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムクロリド、ビニルピロリドン・ジメチルアミノエチルメタクリル酸共重合体のカチオン化物、ジメチルジアリルアンモニウムクロリドのホモポリマー、ジメチルジアリルアンモニウムクロリド・アクリルアミド共重合体、ジメチルジアリルアンモニウムクロリド・アクリル酸共重合体、カチオン化グアーガム等が指通りの良さ等の効果の点で好ましい。更にポリマーJR−125、ポリマーJR−400、ポリマーLR−400(ユニオンカーバイド社製)等で市販されているヒドロキシエチルセルロースヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムクロリド、セルコートL−200、セルコートH−60(ナショナルスターチ社製)等で市販されているヒドロキシエチルセルロースジメチルジアリルアンモニウムクロリド共重合体等のセルロース誘導体のカチオン化物、およびカチオン化グアーガムが、上記の効果の点から特に好ましい。この配合量は0.05〜2重量%であり、特に0.1〜1重量%が好ましい。
【0022】
更に、(A)〜(C)成分の毛髪への浸透性を高め、染着性や均染性を高める目的で、非イオン性界面活性剤を用いることができる。例えば、ポリオキシエチレン(以下、POEと略す。)セチルエーテル、POEステアリルエーテル、POEベヘニルエーテル、POEオレイルエーテル、POEラウリルエーテル、POEオクチルドデシルエーテル、POEヘキシルデシルエーテル、POEイソステアリルエーテルなどのPOEアルキルエーテル、POEノニルフェニルエーテル、POEオクチルフェニルエーテルなどのPOEアルキルアリルエーテル、モノオレイン酸POEソルビタン、モノステアリン酸POEソルビタン、モノパルミチン酸POEソルビタン、モノラウリン酸POEソルビタン、トリオレイン酸POEソルビタンなどのPOEソルビタン脂肪酸エステル、モノステアリン酸POEグリセリン、モノミリスチン酸POEグリセリンなどのPOEグリセリルモノ脂肪酸エステル、テトラオレイン酸POEソルビット、ヘキサステアリン酸POEソルビット、モノラウリン酸POEソルビット、POEソルビットミツロウなどのPOEソルビトール脂肪酸エステル、POE硬化ヒマシ油、POEヒマシ油などのヒマシ油、硬化ヒマシ油誘導体、モノオレイン酸ポリエチレングリコール、モノステアリン酸ポリエチレングリコール、モノラウリン酸ポリエチレングリコールなどのPOE脂肪酸エステル、親油型モノオレイン酸グリセリン、親油型モノステアリン酸グリセリン、自己乳化型モノステアリン酸グリセリンなどの高級脂肪酸グリセリンエステル、モノオレイン酸ソルビタン、セスキオレイン酸ソルビタン、トリオレイン酸ソルビタン、モノステアリン酸ソルビタン、モノパルミチン酸ソルビタン、モノラウリン酸ソルビタンなどのソルビタン脂肪酸エステル、POEラノリン、POEラノリンアルコール、POEソルビトールラノリンなどのラノリン誘導体、ラウリン酸ジエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミドなどのアルキロールアミド、POEステアリン酸アミドなどのPOE脂肪酸アミド、ショ糖脂肪酸エステル、ジメチルラウリルアミンオキシドなどのアルキルアミンオキシドが挙げられる。その配合量は0.1〜10重量%が好ましい。
【0023】
本発明の染毛用前処理剤には、必要に応じて一般に用いられている成分を配合することができる。例えば、高級アルコール、炭化水素、脂肪酸、ロウ類、油脂類、溶剤、酸、pH調整剤、香料、液化石油ガス、ジメチルエーテル、窒素、炭酸ガス等の噴射剤などを挙げることができる。また、本発明の染毛用前処理剤は、水溶液、エマルション、クリーム、ゲル、エアゾール、フォームなどの形態とすることができる。
【0024】
本発明の染毛用前処理剤の使用方法は、染毛前に毛髪に塗布しドライヤーで乾燥した後、染毛剤を塗布する。なお、ドライヤー乾燥の代わりに加温機により1〜10分間、加温してもよい。染毛剤として、酸化染料及びアルカリ剤を含有する第1剤と、酸化剤を含有する第2剤よりなる二剤型の酸化染毛剤を使用した場合、本発明の染毛用前処理剤の効果が顕著に得られる。
【0025】
この酸化染毛剤に使用される酸化染料は、酸化により発色する主要中間体と、主要中間体と組み合わせて種々の色調を作るカップラーがある。主要中間体としては、p−フェニレンジアミン、トルエン−2,5−ジアミン、N−フェニル−p−フェニレンジアミン、4,4’−ジアミノジフェニルアミン、p−アミノフェノール、o−アミノフェノール、p−メチルアミノフェノール、N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)−p−フェニレンジアミン、2−ヒドロキシエチル−p−フェニレンジアミン、o−クロル−p−フェニレンジアミン、4−アミノ−m−クレゾール、2−アミノ−4−ヒドロキシエチルアミノアニソール、2,4−ジアミノフェノール及びそれらの塩から選ばれる1種又は2種以上が用いられる。その配合量は0.01〜10重量%である。カップラーとしては、レゾルシン、カテコール、ピロガロール、フロログルシン、没食子酸、ハイドロキノン、5−アミノ−o−クレゾール、m−アミノフェノール、5−(2−ヒドロキシエチルアミノ)−2−メチルフェノール、m−フェニレンジアミン、2,4−ジアミノフェノキシエタノール、トルエン−3,4−ジアミン、α−ナフトール、2,6−ジアミノピリジン、ジフェニルアミン、2−メチルレゾルシン、N,N−ジエチル−m−アミノフェノール、フェニルメチルピラゾロン、3,3’−イミノジフェニール、1,5−ジヒドロキシナフタレン、タンニン酸及びそれらの塩から選ばれる1種又は2種以上が用いられる。その配合量は0.01〜10重量%である。
【0026】
また、アルカリ剤としては、アンモニア、トリエタノールアミン、ジエタノールアミン、モノエタノールアミン、イソプロパノールアミン、ジイソプロパノールアミン、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール、2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール、L−アルギニン、リジン、炭酸アンモニウム、炭酸水素アンモニウム、ケイ酸ナトリウム、塩基性炭酸マグネシウム、酸化ナトリウム、酸化マグネシウム、水酸化ナトリウム、硫酸アンモニウム、リン酸アンモニウム、塩化アンモニウム、炭酸ナトリウム及び硝酸アンモニウムから選ばれる1種又は2種以上が用いられる。第1剤のpHはpH8〜11に調整される。
【0027】
第2剤に用いられる酸化剤は、過酸化水素、過酸化尿素、過炭酸塩、過ホウ酸塩及び臭素酸塩(塩はナトリウム塩、アンモニウム塩など)を含み、その配合量は0.1〜10重量%である。第2剤は酸によりpH2〜5に調整される。
【0028】
この染毛剤を使用する場合は、染毛処理の直前に第1剤と第2剤を3:1〜1:3の割合で混合して毛髪に塗布する。使用時のpHは8〜10程度である。
【0029】
また、本発明の染毛用前処理剤は、ヘアカラー、ブリーチあるいはパーマネントウエーブなどの処理をしたことのある毛髪、あるいはこれらの化学処理をしていなくても、シャンプーやドライヤーなどで毛先付近が損傷しやすいロングヘアなど、損傷した部分と新生毛の健康部分が存在する毛髪において、特に顕著な効果が得られる。
【0030】
【実施例】
以下に実施例を挙げて本発明を更に詳しく説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。表1に示す実施例1〜2及び比較例1〜4の染毛用前処理剤を常法により調製した。なお、表中の数字は特に記載がない限り重量%を表す。
【0031】
【表1】
【0032】
<比較試験>表1の実施例1〜2及び比較例1〜4の染毛用前処理剤を、ヘアカラー、ブリーチあるいはパーマネントウエーブを3ヶ月以内に行ったことのあるパネラー(各10名)に塗布し、ドライヤーで乾燥した後、下記ヘアカラーを用いて染毛操作を行い、通常のシャンプーにて洗浄、乾燥させた。そして染毛力及び均染性について、目視により下記評価基準で評価した。さらに、染毛後、毛髪を一部切り取り、これを標準として14日間経過後の退色の程度を調べ、下記評価基準により色持ちを評価した。また保水性については、毛束を用いて水分の保持効果の持続性を下記の方法で測定し評価した。これらの結果を表1に示した。
【0033】
<評価基準>
(1)染毛力
◎:染毛力が非常に優れている
○:染毛力が優れている
△:染毛力が劣る
×:染毛力がかなり劣る
(2)均染性
◎:全体に均一に染色されている
○:わずかに染めムラがあるが全体的には均一に染色されている
△:全体的に染色されてはいるが染めムラが目立つ
×:染めムラがかなり目立ち、全体的にも均一に染色されていない。
(3)色落ち
◎:ほとんど退色していない
○:退色が少ない
△:退色が認められる
×:かなり退色している
(4)保水性(水分保持効果の持続性)
毛束(4g)に試料(2g)を塗布し、温湯ですすぎ洗いし、1分間乾燥した後一定湿度下に保存した。直後と3時間後の含水率を測定し、変化率を求めて効果の持続性を評価した。評価は以下の3段階評価で行った。
○:変化率50%未満
△:変化率50%以上、70%未満
×:変化率70%以上
【0034】
<ヘアカラー処方>
第1剤 重量%
p−トルイレンジアミン 3.0
レゾルシン 1.0
p−アミノフェノール 0.5
m−アミノフェノール 0.6
イソステアリン酸 8.0
ポリオキシエチレン(20)オレイルエーテル 5.0
ポリオキシエチレン(10)ヘキシルデシルエーテル 10.0
エチル硫酸ラノリン脂肪酸アミノプロピルエチルジメチルアンモニウム 5.0
オクチルドデカノール 2.0
イソプロパノール 10.0
ポリエチレングリコール 20.0
亜硫酸ナトリウム 0.5
チオグリコール酸ナトリウム 0.5
アンモニア水 pH10.0とする量
精製水で100%にする。
第2剤 重量%
過酸化水素水(35%) 15.0
セタノール 2.0
ラウリル硫酸ナトリウム 0.5
フェナセチン 0.1
エデト酸2ナトリウム 0.5
精製水で100%にする。
上記ヘアカラーの第1剤と第2剤を同量混合し、毛髪に適量塗布した後、室温(25℃)にて20分間放置することをヘアカラー処理とした。
【0035】
表1の結果より、実施例1〜2の染毛用前処理剤は、染毛操作の前に用いることにより、染毛剤の染毛力や均染性、色持ちなどを改良し、また保湿性にも優れた結果が得られた。
【0036】
【発明の効果】
本発明によれば、染毛操作の前に用いることにより、染毛剤の染毛力や均染性、色持ちなどを改良し、また保湿性にも優れた染毛用前処理剤を提供することができる。
Claims (1)
- (A)平均分子量が20000〜30000のケラチン加水分解物、(B)平均分子量が400〜2000の蛋白質加水分解物、及び(C)シリル化蛋白質加水分解物を含有する染毛用前処理剤であって、
前記(A)がγ−ケラトース及び/又はその誘導体であるとともに、
前記(B)がケラチン蛋白質加水分解物、小麦蛋白質加水分解物及びそれらの誘導体から選ばれる1種又は2種以上であり、
且つ、前記(A)/(B)の重量比が、1/10〜10/1の範囲であることを特徴とする染毛用前処理剤。
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