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JP3800807B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents

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JP3800807B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、インク供給源とインクジェットヘッドとを、インク供給路を有するマニホールドによって相互に接続したインクジェット記録装置、特に、パージ処理におけるインク供給路内に存在する気泡の排出性に優れ、インク導入性が良好なインクジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
インクジェット方式のプリンタ等のインクジェット記録装置は、キャリッジ上に搭載されたインクジェットヘッドからインク滴を噴射させて、用紙等の記録媒体上に文字や画像を記録するものであり、インクジェットヘッドには、インクを充填したインクカートリッジが、インク供給路を備えたマニホールドを介して交換可能に取り付けられている。
【0003】
前記インクジェットヘッドは、整列した状態で設けられた多数のインク貯留室と、各インク貯留室に貯留されたインクをインク滴としてノズルから噴射させる、電気機械変換素子や電気熱変換素子等からなるアクチュエータとを備えており、インクカートリッジ内のインクは、マニホールドのインク供給路を通って各インク貯留室に供給され、アクチュエータによってインク貯留室からインク滴として噴射される。
【0004】
ところで、インクカートリッジに充填されたインクには、通常少なからず空気が溶解していると共に、インクカートリッジを交換する際にも、インクカートリッジとマニホールドとの接続部分から、ある程度の容量の空気がマニホールドのインク供給路内に侵入するため、こういった空気がインク供給路内で成長してインクジェットヘッドのインク貯留室へのインク供給を阻害したり、インクと共にインクジェットヘッドのインク貯留室内に取り込まれ、インク貯留室を閉塞することでインク滴の不吐出による印字不良が発生するといった問題がある。
【0005】
そこで、従来から、インクカートリッジの交換時や、インクカートリッジの交換後は定期的にインクジェットヘッドのノズル側から吸引することによってマニホールド内の空気をインクと共に外部に排出するといったパージ処理が一般的に行われている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、マニホールドのインク供給路内に存在する空気は微小気泡としてインク供給路内に浮遊しているだけならば、パージ処理によって外部へ排出しやすいが、インク供給路の形状が変化する部分等のインクが泡立ちやすい箇所において微小気泡となってインク供給路の内面に付着しているものも多く、このようにインク供給路の内面に付着している微小気泡は、上述したようなパージ処理を行っても、十分に排出することができない。また、マニホールドのインク供給路は、インクカートリッジとの接続部からインクジェットヘッドの複数のインク貯留室がなす列方向に延びているため、パージ処理によって、新しいインクカートリッジからインクジェットヘッドへインクを導入するとき、上記の列端にはインクが届きにくく、空気が残留しやすい。そして、その空気が上記のように、インク供給路の内面に気泡となって付着してしまう。
【0007】
このように、パージ処理によって排出できずにインク供給路内に残留した微小気泡は、時間の経過と共に大きな気泡に成長し、最終的にインク貯留室を閉塞することになる。従って、パージ処理を行っても、短時間のうちに再び印字不良が発生することが多く、画像記録装置等の使用中に、頻繁にパージ処理を行わなければならないといった問題がある。
【0008】
そこで、この発明は、パージ処理における、マニホールドのインク供給路の内面に付着した微小気泡の排出性に優れ、インク供給路へのインクの導入性が良好なインクジェット記録装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1にかかる発明のインクジェット記録装置は、噴射させるインクを貯留する複数のインク貯留室が複数列に整列した状態で設けられたインクジェットヘッドと、そのインクジェットヘッドとインク供給源とを相互に接続し、整列された複数の前記インク貯留室に、前記インク供給源のインクを供給するインク供給路を有するマニホールドとを備えたインクジェット記録装置において、前記インク供給路が、前記インク供給源に接続される接続部と、この接続部から、整列された複数の前記インク貯留室のインク供給口がなす列端に向かって広がり、該インク供給口を囲う拡大部とを有し、前記拡大部には、前記接続部から供給されるインクを、前記拡大部の内面に沿って案内する案内部材が設けられており、その案内部材が、前記拡大部と略相似形状で、その拡大部より一回り小さい形状に形成され、その案内部材から突出して前記接続部内に挿入される円柱部を有していることを特徴としている。
【0010】
以上のように構成されたインクジェット記録装置では、マニホールドのインク供給路に導入されるインク液が、インク供給路の内面と円柱部材及び案内部材とによって形成される狭小なインク流路を通って各インク貯留室に供給されることにより、インク供給路内を通過するインク液の流速がかなり大きくなると共にインク供給路内を通過するインク液の全てがインク供給路の内面近傍を流れるので、パージ処理の際に、マニホールドのインク供給路の内面に付着した微小気泡が、インク流によってほとんど剥離され、インク液と共に各インク貯留室を通って確実に外部に排出される。また、インクを拡大部の内面に沿って導入するため、拡大部の隅に空気が残留しにくく、インク導入性が良好である。
【0011】
特に、請求項2にかかる発明のインクジェット記録装置のように、前記拡大部が、複数の前記インク供給口を、その上方から覆うように位置し、前記接続部が、複数の前記インク供給口がなす列の略中央に対応して位置し、前記拡大部は、前記接続部から、複数の前記インク供給口がなす列の端部に向かって略対称に広がっており、前記案内部材は、前記接続部に対して略対称の形状をなし、前記円柱部が、前記案内部材の長手方向の中央部上面から突出しているものにあっては、パージ処理の際に、拡大部の天井面付近のインク流速が大きくなり、浮上して拡大部の天井面付近に滞留している微小気泡がインク流によって外部に排出されやすくなると共に、パージ処理の際に、インクが拡大部内全体に均一かつ速やかに導入される。
【0012】
また、請求項3にかかる発明のインクジェット記録装置のように、前記案内部材が、長手方向中央部の両側面に外側へ張り出した突出部を有し、この突出部とそれに対応する拡大部の内面との隙間が、それ以外の前記案内部材の側面と前記拡大部の内面との隙間よりも小さく形成されているものにあっては、案内部材が、その幅方向に位置ずれすることで突出部と拡大部の内面とが接触した場合でも、その突出部以外の部分において案内部材の側面と拡大部の内面とが接触して片側のインク流路が完全に閉塞されることがなく、インク液を確実に各インク貯留室に供給することができる。
【0013】
また、請求項4にかかる発明のインクジェット記録装置のように、複数の前記インク貯留室の噴射開口に着脱可能に接続され、前記インク供給源のインクを前記インク供給路に供給する吸引手段を設け、前記案内部材を、前記吸引手段の吸引によって、前記インク供給源からインクが供給されたとき、そのインクを前記インク供給口の列端に向かって案内するようにしておくと、特に、パージ処理の際の吸引によって全インク貯留室を通じて拡大部のほぼ全体にインク流速を生じさせることができ、微小気泡の排出性が向上する。
【0014】
また、請求項5にかかる発明のインクジェット記録装置のように、前記接続部の、前記インク供給源に接続されるインク流入口には、フィルタが設けられ、前記接続部に挿入された前記円柱部は、前記フィルタと間隔をおく位置まで突出しているものにあっては、インクジェットヘッドから離反する方向に延びる接続部内にかなりの容積が確保されているので、クロストークの影響を受けにくい。
【0015】
また、請求項6にかかる発明のインクジェット記録装置のように、前記案内部材が、インクより比重が小さく、前記インク供給路内で浮遊可能なフロートによって形成されていると、パージ処理の際に、案内部材がインクの流れによって移動することで、案内部材であるフロートに付着した微小気泡が案内部材から剥離され、インク流と共に外部に排出されやすくなる。
【0016】
また、請求項7にかかる発明のインクジェット記録装置のように、前記案内部材は、浮遊した状態で前記接続部を完全に閉塞しないような形状を有しているものにあっては、印字動作の際の吸引力によって案内部材を下方に引き下げることができなくてもインク液の供給が阻止されることはない。
【0017】
また、請求項8にかかる発明のインクジェット記録装置のように、前記拡大部を、両端で外側に突出するように湾曲した形状にしておくことが望ましい。
【0018】
また、請求項9にかかる発明のインクジェット記録装置のように、前記インクジェットヘッドのインク貯留室は2列あり、前記案内部材の、前記インクジェットヘッドと対向する底面を、前記インク貯留室の開口端との間に隙間を形成する、幅方向の中央部から両側部に向かって上方に傾斜したテーパ面に形成しておくと、案内部材が、その幅方向に位置ずれすることでインク貯留室のインク供給口を部分的に覆った場合でも、案内部材の底面とインク供給口との間に僅かな間隙が確保され、その間隙を通ってインク液がインク供給口からインク貯留室内に供給されるので、案内部材の存在によってインク液のインク貯留室への供給が極端に妨げられることがない。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、実施の形態について図面を参照して説明する。図1に示すように、このインクジェット記録装置1は、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4色のカラーインクを記録媒体としての印刷用紙P上に噴射して印字や画像形成(以下、画像形成を含めて印字という)を行うものであり、4個のインクジェットヘッド31を備えたヘッドユニット30と、各インクジェットヘッド31に4色のインク液をそれぞれ供給するインク供給源である4個のインクカートリッジ50とが、キャリッジ11に搭載されている。
【0020】
前記ヘッドユニット30の下方側には、インクジェットヘッド31の下面に対向して、その往復移動方向に平行にプラテンローラ18が回転自在に設けられており、このプラテンローラ18と各インクジェットヘッド31とで印字部が構成される。
【0021】
前記キャリッジ11は、両端をフレーム(図示せず)に支持された、インクジェットヘッド31の往復移動方向に延びるキャリッジ軸12及びガイド板13にスライド自在に支持されていると共に、プーリ14、15間に架けられたベルト16に連結されており、モータ17によって、プーリ14が回転駆動されることで、キャリッジ11が直線往復移動するようになっている。
【0022】
前記印刷用紙Pは、インクジェットヘッド31とプラテンローラ18との間に挿入され、ここで印字された後、同図に矢印で示す方向に排出される。なお、図1においては、これらの印刷用紙Pの給紙機構の図示を省略している。
【0023】
前記ヘッドユニット30には、図2に示すように、各インクジェットヘッド31に、上述した各インクカートリッジ50をそれぞれ接続するための4個のマニホールド40が設けられており、各マニホールド40は、その一端がインクジェットヘッド31の上面を覆うように固着されると共に、その他端に、ジョイント部材50aを介してインクカートリッジ50が着脱自在に接続されるようになっている。また、インクカートリッジ50は、同図に示すように、ポリウレタンフォーム等の多孔質のインク吸収材を収容する第1インク室51と、この第1インク室51に連通した第2インク室52とを備えており、インク液は、第1インク室51内のインク液を含浸させたインク吸収材から連通孔51aを通って第2インク室52を経て、インク供給口部53からマニホールド40に供給される。なお、インク供給口部53には、メッシュフィルタ53aが取り付けられている。
【0024】
前記インクジェットヘッド31は、図2及び図3に示すように、インク液を噴射させる圧電セラミックからなるアクチュエータ32と、このアクチュエータ32の一端面に装着されたノズルプレート34とを備えており、前記アクチュエータ32には、下面となる一端面から上面となる他端面まで延びる、インク貯留室としての多数の噴射チャンネル33が2列に整列した状態に形成されていると共に、前記ノズルプレート34には、アクチュエータ32の一端面に開放された各噴射チャンネル33に対応して多数のノズル孔(図示せず)が形成されている。
【0025】
また、アクチュエータ32に形成された各噴射チャンネル33には、アクチュエータ32の他端面に開口された各噴射チャンネル33のインク供給口33aから、前記マニホールド40に形成されたインク供給路43を介して、インクカートリッジ50内のインク液が導入されるようになっており、アクチュエータ32が変形することにより噴射チャンネル33の容積を変化させることで、噴射チャンネル33からのインク液の噴射と噴射チャンネル33へのインク液の導入が行われるようになっている。即ち、噴射チャンネル33の容積が減少するときに、噴射チャンネル33内に貯留されたインク液が、インク滴としてノズルプレート34のノズル孔から噴射され、噴射チャンネル33の容積が元の状態に拡大するときに、噴射チャンネル33内にインク液が導入される。
【0026】
また、図1に示すように、プラテンローラ18の側方に設定されているインクジェットヘッド31のリセット状態位置には、パージ処理を行うための吸引手段としてのインク吸引装置21と、インクジェットヘッド31のノズルプレート34を払拭するワイパー装置26と、印字を行わない際にインクジェットヘッド31のノズルプレート34を覆ってノズル孔が乾燥するのを防止する保護キャップ装置27とがそれぞれ配設されており、プラテンローラ18を挟んでリセット状態位置の反対側に設定されている強制噴射位置には、定期的にインクジェットヘッド31からインクを強制噴射させることによってノズルプレート34の目図まり等を防止すべく、強制噴射したインクを吸収して保持するインク保持部材28が設けられている。そして、これらのインク吸引装置21、ワイパー装置26、保護キャップ装置27及びインク保持部材28によって、インクジェットヘッド31の噴射機能を回復及び維持するための回復維持部が構成されている。
【0027】
前記インク吸引装置21は、吸引ポンプ22、吸引部23、廃インクタンク24及びカム25を備えており、図示しない動力伝達機構からカム25を介して、吸引ポンプ22及び吸引部23が駆動されるようになっている。
【0028】
このインク吸引装置21を用いてパージ処理を行う場合は、吸引部23がインクジェットヘッド31のノズルプレート34を覆った状態で、吸引ポンプ22によって負圧を発生させ、マニホールド40のインク供給路43や噴射チャンネル33内の気泡等を含む不良インク液を吸引することにより、インクカートリッジ50から新たなインク液を噴射チャンネル33内に導入することでインクジェットヘッド31を回復させる。なお、吸引された不良インク液は、廃インクタンク24に送られる。また、インクカートリッジ50を交換した後、新しいインクカートリッジ50からインク液をインクジェットヘッド31に導入する(初期導入)場合も、同様に行われる。
【0029】
前記マニホールド40は、図3ないし図7に示すように、枠体41と、この枠体41の内側に配設され、枠体41の内面に部分的に連結される本体部42とから構成されており、前記枠体41には、インクジェットヘッド31の他端側の側面に接着剤によって固着される一対の固着片41aと、マニホールド40をインクジェットヘッド31に固着する際に、位置決めするための一対の位置決め片41bとが連設されている。なお、前記固着片41aとインクジェットヘッド31とを接着剤によって固着した状態で、枠体41と本体部42との間に形成された空間Sに接着剤を充填することで、インクジェットヘッド31の他端面からのインク液の漏れが阻止されるようになっている。
【0030】
前記本体部42には、インクカートリッジ50内のインク液をインクジェットヘッド31に形成された複数の噴射チャンネル33に供給するためのインク供給路43が形成されており、このインク供給路43は、インクカートリッジ50に接続される、インク流入口43aを有する小径の接続部44と、この接続部44から外側に向かってテーパ状に広がって噴射チャンネル33のインク供給口33aを囲うインク流出口43bを有する拡大部45とから構成されている。なお、接続部44のインク流入口43aにはメッシュフィルタ40aが取り付けられている。
【0031】
前記接続部44は、複数の噴射チャンネル33によって構成されるチャンネル列のほぼ中央部に位置しており、前記拡大部45は、その接続部44からインクジェットヘッド31に形成された噴射チャンネル列の列端に向かってほぼ対称に広がっている(図5参照)。
【0032】
前記拡大部45は、図5に示すように、その内面が、前記接続部44側では噴射チャンネル33の列端に向かってテーパ状に広がり、かつ内側に突出するように湾曲している第1の湾曲面45aと、インクジェットヘッド31側では第1の湾曲面45aに連続してテーパ状に広がり、かつ外側に突出するように湾曲している第2の湾曲面45bとを有している。つまり、接続部44のインクジェットヘッド31側端部から噴射チャンネル33の列端をほぼ結ぶほぼ直線状のテーパ面に対して、接続部44側とインクジェットヘッド31側とでそれぞれ上記のように内側に突出する第1の湾曲面45a、外側に突出する第2の湾曲面45bをつけた形状とする。拡大部45内には、接続部44から導入されるインク液を拡大部45の内面に沿って案内する案内部材として、インク液より比重が小さい球状のフロート46が設けられている。
【0033】
前記フロート46は、通常状態では、浮上して接続部44を閉塞しており、パージ処理の際に拡大部45内のインク液が噴射チャンネル33側に吸引されることに伴って生じるインク流によって下方側に引き下げられ、接続部44を拡大部45に開放することで接続部44から拡大部45内に新たなインク液が導入されるようになっている。なお、このようなフロート46の動きは、パージ処理を行うときだけでなく、通常の印字動作によって拡大部45内のインク液が噴射チャンネル33内に取り込まれる際にも生じることはいうまでもない。
【0034】
このようにして開放された接続部44から拡大部45内に導入される新たなインク液は、図5に矢印で示すように、下方側に引き下げられたフロート46と拡大部45の天井面との間を通って拡大部45の内面に沿うように侵入するため、フロート46が存在しない場合に比べて、拡大部45の内面付近のインク流速が大きくなり、インク流によって拡大部45の内面に付着している微小気泡が拡大部45の内面から剥離され、インク液と共に噴射チャンネル33内に容易に取り込まれる。また、インク液が拡大部45の端部へ向けられるため、端部において空気が残留しにくく、インク液がインク供給路43に良好に充填される。
【0035】
また、フロート46は、接続部44に対して対称形状である球状となっているため、接続部44から導入されるインク液が、一方側に偏ることなく、拡大部45内全体に均一かつ速やかに導入される。
【0036】
また、上述したように、拡大部45は、接続部44からインクジェットヘッド31に形成された噴射チャンネル列の列端に向かってほぼ対称に広がっているため、拡大部45の内面に沿うインク流が噴射チャンネル列の両端部まである程度大きい流速を保持しながら到達し、拡大部45の内面とインクジェットヘッド33の他端面とによって形成される隅部分に滞留した微小気泡が噴射チャンネル33内に容易に導かれる。従って、通常のマニホールドでは排出しにくい隅部分に滞留した微小気泡の排出性が向上する。
【0037】
また、インクカートリッジ50の交換直後に行われるパージ処理(インク液の初期導入時)においては、マニホールド40とインクカートリッジ50の接続部分からある程度の容積を有する空気がマニホールド40のインク供給路43内に侵入することになるが、上述したように、接続部44から拡大部45内に導入されるインク液は、フロート46の存在によって、拡大部45の内面に沿って噴射チャンネル列の両端部側から導入されるので、侵入した空気が気泡としてマニホールド40内の隅部分に残留しにくいという効果がある。
【0038】
また、図4及び図6に示すように、拡大部45は、その内面が、2列に整列された両チャンネル列の間に、その両端部からそれぞれ入り込んでフロート46の移動経路を規制するガイド部45cを有しており、このガイド部45cは、複数の噴射チャンネル33のインク供給口33aと対向する拡大部45の天井面に接続され、接続部44に近接する位置まで延びている。
【0039】
このガイド部45cの存在によって、フロート45aは常に拡大部45の中央部を上下方向に移動するので、拡大部45内において偏った位置に移動することがなく、安定した気泡排出性とインク導入性を確保することができる。しかも、このガイド部45cの存在によって、流路の容積がより小さくなるので、インク流速が全体的に大きくなり、気泡排出性がさらに向上するという効果もある。
【0040】
また、2列に整列された両噴射チャンネル列の端部側に、ガイド部45cと拡大部45の内面とによって、各噴射チャンネル列に通じる個別の流路が形成され、その流路に沿ってインク液の流れが生じるので、気泡が滞留しやすい噴射チャンネル列の端部付近における気泡排出性及びインク導入性が向上する。
【0041】
パージ処理では、通常、初期段階における吸引力は大きいが、その吸引力が時間と共に徐々に低下していくので、気泡が接続部44のように、噴射チャンネル33のインク供給口33aからある程度離れた位置に存在している場合は、吸引力の大きい初期段階において、気泡を噴射チャンネル33内に取り込むことができない場合があり、このようにして残留した気泡はなかなか排出することができないといった問題がある。
【0042】
しかし、このマニホールド40では、パージ処理が完了した段階、即ち、インク吸引装置21による吸引が停止された状態では、再浮上したフロート46によって接続部44が閉塞されるので、そのパージ処理によって排出しきれずに拡大部45内に残留した気泡が再び浮上して接続部44内に侵入することはなく、常に、噴射チャンネル33のインク供給口33aに近い拡大部45内に滞留することになる。従って、パージ処理の吸引、停止を複数回繰返すことで、1回目のパージ処理によって排出しきれなかった気泡は、次回のパージ処理の際に確実に排出される。
【0043】
また、拡大部45内に存在している微小気泡は、フロート46の表面にも付着するが、フロート46に付着した微小気泡は、パージ処理の際に、フロート46自体が下方側に移動することによってその表面から剥離され、インク流と共に噴射チャンネル33内に取り込まれ、外部に排出される。
【0044】
また、拡大部45の第2の湾曲面45bが外側に突出するように湾曲しインクジェットヘッド31の他端面に対し急勾配で接続しているので、第2の湾曲面45bとインクジェットヘッド31の他端面とによって形成される隅部分に、インク液がほぼ上方から流れ込み、その部分に残留する気泡をきわめて小さくできる。そして、その気泡が成長したとしても、上記のように第2の湾曲面45bが外側に突出するように湾曲していることで、隅部分の上方に、ある程度の奥行きhが確保されるので、気泡が第2の湾曲面45bへ浮上して付着し成長したとしても、成長した気泡が噴射チャンネル33のインク供給口33aに到達するまでにはある程度の時間を要することになる。
【0045】
また、その隅部分を形成する拡大部45の内面が、インクジェットヘッド31の他端面に対して急勾配となっているので、パージ処理によって排出できなかった微小気泡が、その隅部分に残留して成長した場合でも、その気泡が浮力によって容易に接続部44側に浮上するので、パージ処理を行った後、短時間のうちに噴射チャンネル33内に気泡が取り込まれることがない。
【0046】
以上のように、拡大部45の内面のインクジェットヘッド31側を外側に突出するように湾曲させることにより、拡大部45内に残留した気泡が成長することによってインクジェットヘッド31の噴射チャンネル33内に取り込まれるまでの時間が長くなるので、パージ処理を行った後、インク液の不吐出状態に至るまでの時間を延すことができる。従って、数分の処理時間を要するパージ処理を頻繁に行う必要がなくなり、快適な環境でインクジェット記録装置1を使用することができる。
【0047】
図8ないし図12は、このインクジェット記録装置1に使用されるマニホールドの他の実施形態を示している。このマニホールド60も、上述したマニホールド40と同様に、枠体61と本体部62とから構成されており、枠体61には、インクジェットヘッド31の他端側の側面に固着される一対の固着片61aと、マニホールド60をインクジェットヘッド31に位置決めするための一対の位置決め片61bとが連設されている。
【0048】
前記本体部62は、インクカートリッジ50に接続される小径の接続部64と、この接続部64から外側にほぼ対称に広がって複数の噴射チャンネル33のインク供給口33aを囲う拡大部65とからなるインク供給路63を有しているが、接続部64の長さが、前記マニホールド40の接続部44に比べて長くなっていると共に拡大部65の形状が、前記マニホールド40の拡大部45とは大きく異なっている。なお、接続部64が噴射チャンネル列のほぼ中央に位置している点及び接続部64のインク流入口63aにメッシュフィルタ60aが設けられている点は、前記マニホールド40の場合と同様である。
【0049】
前記拡大部65は、図10に示すように、噴射チャンネル列の長手方向には、接続部64から噴射チャンネル列の両端に向かってほぼ水平方向に広がった後、両端で外側に突出するように湾曲した形状を有していると共に、図12に示すように、噴射チャンネル列の幅方向には、両側面が内側に突出するように湾曲した略台形状を有しており、拡大部65の全体の容積が、上述したマニホールド40の拡大部45に比べてかなり小さく設定されている。
【0050】
拡大部65内には、図10ないし図12に示すように、拡大部65の内面との間に、2列に整列された両噴射チャンネル列に通じる狭小のインク流路がそれぞれ形成されるように、両噴射チャンネル列の間に、拡大部65とほぼ相似形状で拡大部65より一回り小さい、インク液より比重の大きいスペーサ66が案内部材として収容されており、このスペーサ66は、その長手方向の中央部上面から上方に突出して接続部64内に挿入される円柱部67を有している。
【0051】
また、このスペーサ66は、図11及び図13に示すように、長手方向の中央部の両側面がそれぞれ部分的に外側に湾曲しながら僅かに張りだした突出部66aを有しており、この突出部66aに対応する拡大部65の内面も、この突出部66aに沿うように、僅かに窪んだ窪み部65aを有している。但し、突出部66aと窪み部65aの間隙は、それ以外のスペーサ66の側面と拡大部65の内面との間の間隙より小さく設定されているので、スペーサ66が、その幅方向に位置ずれすることで突出部66aと窪み部65aとが接触した場合でも、その突出部66a以外の部分においてスペーサ66の側面と拡大部65の内面とが接触して片側の噴射チャンネル列に通じるインク流路が完全に閉塞されることがなく、インク液を確実に各噴射チャンネル33のインク供給口33aに供給することができるようになっている。
【0052】
また、図9、図11及び図12に示すように、スペーサ66の底面は、その幅方向の中央部から両側部に向かって僅かに上方に傾斜したテーパ面66bを有しているため、スペーサ66が、その幅方向に位置ずれすることで噴射チャンネル33のインク供給口33aを部分的に覆った場合でも、スペーサ66の底面とインク供給口33aとの間に僅かな間隙が確保され、その間隙を通ってインク液がインク供給口33aから噴射チャンネル33内に供給されるので、スペーサ66の存在によってインク液の噴射チャンネル33への供給が極端に妨げられることもない。
【0053】
以上のように構成されたマニホールド60では、上述したように、インク流入口63aからインク供給路63に導入されるインク液が、インク供給路63の内面とスペーサ66とによって形成される狭小なインク流路を通って各噴射チャンネル33に供給されることにより、インク供給路63内を通過するインク液の流速がかなり大きくなると共にインク供給路63内を通過するインク液の全てがインク供給路63の内面近傍を流れるので、パージ処理の際に、マニホールド60のインク供給路63の内面に付着した微小気泡が、インク流によってほとんど剥離され、インク液と共に噴射チャンネル33を通って確実に外部に排出される。
【0054】
また、インク供給路63の内面とスペーサ66とによって形成される狭小なインク流路を通って、噴射チャンネル列の一端から他端にわたってほぼ均一にインク液が供給されるので、従来のマニホールドでは、微小気泡が滞留しやすかった噴射チャンネル列の両端部付近における気泡排出性が向上する。
【0055】
また、このマニホールド60は、スペーサ66の存在によって、マニホールド60内に占めるインク流路の容積が極めて小さくなっているが、インクジェットヘッド31から離反する方向に延びる接続部44内にかなりの容積が確保されているので、クロストークの影響を受けにくい構造となっている。さらに、図9ないし図11に示すように、スペーサ66の中央部底面には凹部66cが形成されており、この凹部66c内に滞留して成長した気泡によっても、クロストークの影響が抑えられるようになっている。なお、凹部66cはインクジェットヘッド31の他端面によって概ね閉塞されているので、この凹部66c内に入り込んで成長した気泡が、印字動作によって凹部66c内から拡大部65内に排出されて噴射チャンネル33内に取り込まれることはほとんどなく、印字不良等の要因となることはない。
【0056】
この実施形態では、スペーサ66を単にマニホールド60内に収容しているだけであるが、インク供給路63の内面とインクジェットヘッド31の他端面(上端面)との間に所定の間隙が形成されるように、インク供給路63の天井面に部分的に突出させたリブ等にスペーサ66を接着固定、あるいは突出部66aを窪み部65aに圧入する寸法に設定し、その圧入によって固定しておくことも可能である。
【0057】
また、この実施形態では、スペーサ66をインク液より比重の大きい材料によって形成しているが、スペーサ66をインク液より比重の小さい材料によって形成することで、フロートとしてインク供給路63内に浮遊させておくことも可能である。その場合、円柱部67の基端部66d(図13参照)によって、浮遊したスペーサ66が接続部64の下端に係止されることになるが、突出部66aは基端部66dより下方側に形成されているので、スペーサ66によって接続部64が完全に閉塞されることはなく、突出部66aの上方からインク液が拡大部65内に導入されるので、印字動作の際の吸引力によってスペーサ66を下方に引き下げることができなくてもインク液の供給が阻止されることはない。また、パージ処理の際には大きな吸引力が働くので、スペーサ66が確実に引き下げられ、問題なくパージ処理を行うことができる。
【0058】
また、スペーサ66をフロートとして浮遊させた場合、何らかの要因によって浮遊しているスペーサ66が傾くことがあるが、接続部64内に挿入されている円柱部67に常時起立しようとする力が作用するので、円柱部67の存在によってその傾きが即座に修正され、スペーサ66によってインク流路が閉塞されるといった問題も生じない。
【0059】
また、上述した各実施形態では、噴射チャンネル列が2列に整列されたインクジェットヘッド31を使用した場合について説明したが、噴射チャンネル列は、2列に限定されるものではなく、1列または3列以上設けられたインクジェットヘッドについても適用することが可能である。
【0060】
また、上述したインクジェット記録装置1では、インクジェットヘッド31のノズルプレート34側から吸引するインク吸引装置21によってパージ処理を行っているが、必ずしもこういった吸引手段によってパージ処理を行う必要はなく、インクカートリッジ側から新たなインク液をインクジェットヘッド側に押し込むインク押込手段によってパージ処理を行うようにしてもよい。
【0061】
【発明の効果】
請求項1ないし請求項かかる発明のインクジェット記録装置は、マニホールドに形成されたインク供給路の拡大部に設けられた案内部材によって、パージ処理の際に拡大部に導入されるインクを、拡大部の内面に沿うように案内することで、拡大部の内面付近のインク流速を大きくするようにしたので、パージ処理によって排出しずらい拡大部の内面に付着した微小気泡の排出性が飛躍的に向上し、少ない回数のパージ処理によって、良好な印字状態を長時間維持することができる。これによって、数分間の処理時間を要するパージ処理を頻繁に行う必要がなく、快適な環境でインクジェット記録装置を使用することができる。また、インクを拡大部の内面に沿って導入することで、拡大部の隅に空気が残留しにくく、良好に充填することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明にかかるインクジェット記録装置の一実施形態を示す概略図である。
【図2】 同上のインクジェット記録装置を示す部分断面図である。
【図3】 同上のインクジェット記録装置に使用されているマニホールドを示す斜視図である。
【図4】 同上のマニホールドを示す底面図である。
【図5】 図4のX−X線に沿った断面図である。
【図6】 図4のY−Y線に沿った断面図である。
【図7】 図4のZ−Z線に沿った断面図である。
【図8】 異なるマニホールドを使用したインクジェット記録装置を示す部分断面図である。
【図9】 同上のマニホールドを示す底面図である。
【図10】 図9のX−X線に沿った断面図である。
【図11】 図9のY−Y線に沿った断面図である。
【図12】 図9のZ−Z線に沿った断面図である。
【図13】 同上のマニホールド内に収容されるスペーサを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 インクジェット記録装置
21 インク吸引装置
30 ヘッドユニット
31 インクジェットヘッド
32 アクチュエータ
33 噴射チャンネル
33a インク供給口
34 ノズルプレート
40、60 マニホールド
43、63 インク供給路
43a、63a インク流入口
44、64 接続部
45、65 拡大部
45c ガイド部
46 フロート
50 インクカートリッジ
66 スペーサ

Claims (9)

  1. 噴射させるインクを貯留する複数のインク貯留室が複数列に整列した状態で設けられたインクジェットヘッドと、そのインクジェットヘッドとインク供給源とを相互に接続し、整列された複数の前記インク貯留室に、前記インク供給源のインクを供給するインク供給路を有するマニホールドとを備えたインクジェット記録装置において、
    前記インク供給路が、前記インク供給源に接続される接続部と、この接続部から、整列された複数の前記インク貯留室のインク供給口がなす列端に向かって広がり、該インク供給口を囲う拡大部とを有し、前記拡大部には、前記接続部から供給されるインクを、前記拡大部の内面に沿って案内する案内部材が設けられており、その案内部材が、前記拡大部と略相似形状で、その拡大部より一回り小さい形状に形成され、その案内部材から突出して前記接続部内に挿入される円柱部を有していることを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記拡大部は、複数の前記インク供給口を、その上方から覆うように位置し、前記接続部は、複数の前記インク供給口がなす列の略中央に対応して位置し、前記拡大部は、前記接続部から、複数の前記インク供給口がなす列の端部に向かって略対称に広がっており、前記案内部材は、前記接続部に対して略対称の形状をなし、前記円柱部は、前記案内部材の長手方向の中央部上面から突出していることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記案内部材は、長手方向中央部の両側面に外側へ張り出した突出部を有し、この突出部とそれに対応する拡大部の内面との隙間は、それ以外の前記案内部材の側面と前記拡大部の内面との隙間よりも小さく形成されていることを特徴とする請求項2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 複数の前記インク貯留室の噴射開口に着脱可能に接続され、前記インク供給源のインクを前記インク供給路に供給する吸引手段を有し、前記案内部材は、前記吸引手段の吸引によって、前記インク供給源からインクが供給されたとき、そのインクを前記インク供給口の列端に向かって案内することを特徴とする請求項1、2または3に記載のインクジェット記録装置。
  5. 前記接続部の、前記インク供給源に接続されるインク流入口には、フィルタが設けられ、前記接続部に挿入された前記円柱部は、前記フィルタと間隔をおく位置まで突出していることを特徴とする請求項1、2、3または4に記載のインクジェット記録装置。
  6. 前記案内部材は、インクより比重が小さく、前記インク供給路内で浮遊可能なフロートであることを特徴とする請求項1、2、3、4または5に記載のインクジェット記録装置。
  7. 前記案内部材は、浮遊した状態で前記接続部を完全に閉塞しないような形状を有していることを特徴とする請求項6に記載のインクジェット記録装置。
  8. 前記拡大部は、両端で外側に突出するように湾曲した形状であることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6または7に記載のインクジェット記録装置。
  9. 前記インクジェットヘッドのインク貯留室は2列あり、前記案内部材の、前記インクジェットヘッドと対向する底面は、前記インク貯留室の開口端との間に隙間を形成する、幅方向の中央部から両側部に向かって上方に傾斜したテーパ面であることを特徴とする請求項1、2、3、4、、6、7または8に記載のインクジェット記録装置。
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