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JP3797431B2 - 口腔用組成物及びその製造方法 - Google Patents

口腔用組成物及びその製造方法 Download PDF

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JP3797431B2 JP2004192675A JP2004192675A JP3797431B2 JP 3797431 B2 JP3797431 B2 JP 3797431B2 JP 2004192675 A JP2004192675 A JP 2004192675A JP 2004192675 A JP2004192675 A JP 2004192675A JP 3797431 B2 JP3797431 B2 JP 3797431B2
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Description

本発明は、薬効成分の口腔内での残存感に優れ、とろみ感の使用実感を有し、歯と歯茎の間に容易に侵入することが可能で、さらに研磨剤や香料油等の分散質を用いた場合その分散安定性が良く、商品としての外観もよく、さらに霧状に噴霧し得る口腔用組成物及びその製造方法、並びにその使用方法に関する。
従来、口腔用組成物には各種の薬効成分が配合されている。この薬効成分を含有する口腔用組成物においては、口腔内の隅々まで容易に製剤を行き渡らせることが重要であり、この目的で分散性の高い液体剤型が有効に利用されている。また、口腔疾患の予防を考えた場合、隅々まで浸透した薬剤が長時間残存して薬効を発揮する製剤であることも重要である。
しかしながら、口腔用組成物に配合された薬効成分は、一般に口腔内での残存性が低く、特に洗口液等の液体剤型では洗口後の吐き出しや飲み込み等により、口腔内に薬剤が残り難く、薬効成分の残存感という消費者実感も得られにくいという課題があった。上記薬効成分の口腔内残存性は、その成分の固有の性質に依存するものではあるが、液体剤型中の薬効成分がより長時間残存していることを実感させ得る技術の開発が望まれていた。
この課題を解決するために、特定の多価アルコールと特定の水溶性高分子化合物とカルボン酸型両性界面活性剤等を含む洗口剤組成物(特許文献1:特開平8−333227号公報参照)、ポリビニルピロリドンとポリビニルアルコール及び/又はポリエチレンオキサイドとを併用して製剤にとろみ感を付与する洗口剤組成物(特許文献2:特開平11−12144号公報参照)が提案されているが、口腔内でのべたつき感をさらに改善するものが望まれていた。
一方、う蝕或いは歯周病の原因であるプラークを除去するには、歯磨によるブラッシング又は洗口剤による洗口が行われてきた。しかしながら、歯磨はブラシを使用する点で使用性が悪いという問題があり、洗口剤は簡便で使用性に優れているが、必要充分な清掃効果が得られないという欠点を有している。
これに対し、ゲルの粒子を利用して歯間の清掃実感及び効果やマッサージ効果を得る方法が提案されている(特許文献3:特開2002−193776号公報、特許文献4:特開2002−255769号公報参照)。しかしながら、ゲルの粒子径が大きいため、液体として均一性を持った美的外観が得られず、商品価値を低下させてしまう場合があった。さらに、粒子が大きいために歯と歯茎の間に侵入し難く、口腔内において洗浄時の圧力で微細化されたとしても歯と歯茎の間に侵入するに足りる粒子径に達しなかったり、充分な大きさに微細化するまでに要する時間が長く必要である等の、商品としての性能及び使用性に劣る場合があった。
また、洗口剤の低清掃力という欠点を補うため、洗口剤に研磨剤を配合することが提案されている(特許文献5:特表平6−502141号公報参照)。しかし、この洗口剤は、研磨剤を配合したにもかかわらず充分な清掃効果が得られず、歯ブラシの併用が明記され、自ら洗口剤の利点を放棄している。
なお、洗口剤として使用するには、25℃における粘度が1〜5,000mPa・s(0.001〜5Pa・s)の範囲であることが望ましく、練歯磨(通常、25℃粘度200〜2,000Pa・s)で洗口することは使用性の点で不可能である。これに対して、上記の洗口剤として使用可能な粘度範囲で研磨剤を配合した場合は、研磨剤が沈降して相分離が生じるという欠点があり、研磨剤を安定に配合することは困難である。実際、上記特表平6−502141号公報に記載の発明では、研磨剤の分散安定化のため、合成又は天然の粘土を配合しているが、この洗口剤は、粘土を配合しても経時に伴い製剤が分離を生じてしまう。また、分離を低減するために粘土を多量に配合すると、粘度増加により流動性の低下を生じ使用性が悪くなる。
この課題について、キサンタンガム、ジェランガム、カラギーナン、カルボキシメチルセルロース(CMC)、アルギン酸ナトリウム等のゲル化剤と可溶性縮合リン酸塩を添加することで分散性を改善する方法が提案されているが(特許文献6:特開平8−337518号公報、特許文献7:特開平10−167940号公報参照)、経時に伴い研磨剤が分離沈降してしまう場合があり、研磨剤のさらなる長期安定化が望まれていた。
加えて、洗口剤の使用形態については、エアゾールやミストの形態でスプレー可能な簡便性を有するものが存在するが、粘度を有するものにはスプレーするというような簡便性をもつ形態はなく使用場面が限られている。例えば、要介護者向けの水分補給及び水分滞留性を目的とした口腔用組成物では、低粘度液状のスプレーやペースト状のゲルしかなく、低粘度液状スプレーでは口腔内での滞留性が不足し(特許文献8:特開平11−165778号公報)、滞留性を上げるために高分子化合物により粘度を上げた組成(特許文献1,2参照)では、スプレーした際にノズルへの吸引が不可能であったり、スプレーした液体が霧状に広がることができずに一本又は複数の筋状に液体が吐出されてしまう。一方、ペースト状では口腔内へ指又は棒状のものを用いて塗布する方法しかなく、介護する側もされる側にも負担の大きい使用形態であった。
特開平8−333227号公報 特開平11−12144号公報 特開2002−193776号公報 特開2002−255769号公報 特表平6−502141号公報 特開平8−337518号公報 特開平10−167940号公報 特開平11−165778号公報
本発明は上記事情に鑑みなされたもので、薬効成分の口腔内での残存実感に優れ、とろみ感の使用実感を有し、歯と歯茎の間に容易に侵入することが可能で、さらに研磨剤や香料油等を配合した場合に分散安定性が良く、商品としての外観に優れ、また使用性に優れ、スプレーにより霧状に噴霧し得る口腔用組成物及びその製造方法、並びに使用方法を提供することを目的とする。
本発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討した結果、寒天、ジェランガム、カラギーナン、ペクチン及びアルギン酸ナトリウムの中から選ばれる1種又は2種以上のゲル化剤を水等の水性溶媒に溶解し、これに架橋剤を加え、必要により強制冷却して上記ゲル化剤をゲル化させる途上においてゲルを剪断することにより得られた、平均粒子径が0.01μm以上500μm以下であるミクロゲル粒子を含有する、25℃における粘度が1〜5,000mPa・sである口腔用組成物が、薬効成分の口腔内での残存実感に優れ、とろみ感の使用実感を有し、歯と歯茎の間に容易に侵入することが可能で、商品としての外観に優れることを知見した。また、常温で系内において分散媒と混ざり合わない分散質を分散させた場合、特に分散媒とは比重が異なる分散質を分散させた場合においても、長期間保存後に沈降や合一といった相分離を生じることがなく、分散安定性に優れることを知見した。さらに本発明は通常の高分子による増粘ではなし得なかったスプレー可能という特徴をもち、ノズルから噴霧した際には霧状に広がるため口腔内への広がりが良好である特徴を知見し、本発明をなすに至った。
従って、下記発明を提供する。
[1].寒天、ジェランガム、カラギーナン、ペクチン及びアルギン酸ナトリウムの中から選ばれる1種又は2種以上のゲル化剤を水性溶媒に溶解した溶解液を、前記ゲル化剤を架橋させる架橋剤の存在下でゲル化しながら剪断することによって得られる平均粒子径が0.01μm以上500μm以下のミクロゲル粒子を含有し、分散質を0.05〜50質量%分散してなり、25℃における粘度が1〜5,000mPa・sであることを特徴とする口腔用組成物。
[2].分散質が研磨剤及び/又は香料である[1]記載の口腔用組成物。
[3].スプレー式容器に充填してなり、霧状に口腔内に吐出される[1]又は[2]記載の口腔用組成物。
[4].寒天、ジェランガム、カラギーナン、ペクチン及びアルギン酸ナトリウムの中から選ばれる1種又は2種以上のゲル化剤を水性溶媒に溶解して溶解液を得、この溶解液を架橋剤の添加又は架橋剤の添加と強制冷却とによりゲル化しながら剪断する工程を含むことを特徴とする、請求項1記載の口腔用組成物の製造方法。
本発明は、薬効成分の口腔内での残存感に優れ、とろみ感の使用実感を有し、歯と歯茎の間に容易に侵入することが可能で、さらに研磨剤や香料油等の分散質を配合した場合にはその分散安定性が良く、商品としての外観に優れ、スプレーにより霧状に噴霧し得る口腔用組成物及びその製造方法、並びにその使用方法を提供することができる。
以下、本発明につきさらに詳しく説明する。
本発明の口腔用組成物は、寒天、ジェランガム、カラギーナン、ペクチン及びアルギン酸ナトリウムの中から選ばれる1種又は2種以上のゲル化剤を水性溶媒に溶解した溶解液を、前記ゲル化剤を架橋させる架橋剤の存在下でゲル化しながら剪断することによって得られる平均粒子径が0.01μm以上500μm以下のミクロゲル粒子を含有してなり、分散質を0.05〜50質量%分散してなり、25℃における粘度が1〜5,000mPa・sであることを特徴とするものである。
本発明のゲル化剤は、寒天、ジェランガム、カラギーナン、ペクチン及びアルギン酸ナトリウムの中から選ばれる。本発明においてゲル化剤とは、後述する架橋剤によってゲル化する性質を有するものをいう。ジェランガムとしては、脱アシル型ジェランガム、ネイティブ型ジェランガムが挙げられ、寒天と脱アシル型ジェランガムが好適である。これらゲル化剤は1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。
ゲル化剤の配合量は、組成物中0.005〜5質量%が好ましく、より好ましくは0.01〜1質量%、さらに好ましくは0.05〜0.5質量%である。配合量が0.005質量%未満だと研磨剤等を配合した場合に相分離が生じ、5質量%を超えると粘度が高くなり、洗口時の使用性が低下する。
上記ゲル化剤を架橋させてゲルを形成する架橋剤としては、pH調整剤としての酸性物質や金属塩等が挙げられる。ここでいう酸性物質としては、クエン酸、乳酸、リンゴ酸、酢酸、リン酸、アジピン酸、酒石酸、果汁類等の有機酸が挙げられる。また金属塩としては、二価の陽イオンを持つ塩類で、例えば可溶性のカルシウム塩、マグネシウム塩等で、水溶液部にカチオンとして存在可能なものが好ましい。具体的には、グルタミン酸カルシウム、乳酸カルシウム、塩化カルシウム、クエン酸カルシウム、グルコン酸カルシウム、水酸化カルシウム、塩化マグネシウム、硫酸マグネシウムや、ミルクカゼイン、にがり、海水等の食品素材が挙げられる。中でも香味の点から、グルコン酸カルシウム、乳酸カルシウム、グルタミン酸カルシウムが好ましい。架橋剤としてはこれらを1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。また、架橋補助剤として一価の陽イオンを有する塩類を添加することも可能である。このような塩類としては、具体的には可溶性のナトリウム塩やカリウム塩が挙げられる。
架橋剤は、酸性物質であれば、溶液pHが3〜7になる範囲で添加するのが好ましく、金属塩であればゲル化剤の濃度によって添加量は異なるが、全組成中に陽イオンとして0.1×10-3〜1mol/kg存在するように配合することが好ましく、より好ましくは0.05×10-3〜0.5mol/kg、さらに好ましくは0.1×10-3〜0.1mol/kg、特に好ましくは0.1×10-3〜0.05mol/kgである。ゲル化剤濃度にもよるが、配合量がこの範囲内であると、高分子化合物が塩析することがない良好な組成物が得られる。
本発明においては、分散媒と常温で混ざり合わない分散質を、組成物中に0.05〜50質量%分散させて配合することが好ましい。配合量は0.05〜40質量%がより好ましく、0.05〜30質量%がさらに好ましい。このような分散質としては、歯科的に許容されるものであれば特に限定されないが、研磨剤等の固体や香料、食用油等の液体等が挙げられる。これらの分散質は1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができ、分散質の濃度や種類によって、ゲル化剤の濃度及び調製方法を調整することにより、安定な分散物を得ることができる。なお、分散媒はゲルを含む液相であり、上記ゲル化剤を水性溶媒に溶解したものをゲル化してなるものである。分散媒中のミクロゲル粒子の割合は、通常30〜100質量%であり、より好ましくは40〜100質量%、さらに好ましくは50〜100質量、特に好ましくは60〜100質量%である。
本発明において研磨剤としては、歯科的に許容される不溶性のもので、例えば沈降性シリカ、ジルコノシリケート等のシリカ化合物、リン酸カルシウム、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム等が挙げられる。研磨剤を配合する場合、その配合量は組成物中2〜30質量%が好ましく、さらに好ましくは5〜20質量%である。研磨剤の配合量が2質量%未満だと必要な清掃力が得られない場合があり、30質量%を超えると粘度が増加し、洗口時の使用性が低下する場合がある。
研磨剤以外の固体としては、酵素、指示薬、香料、研磨剤等を内包したカプセル等が挙げられる。また、液体としては、香料や保湿剤としての油分、食用油や水に溶解しにくい界面活性剤等が挙げられる。これらの配合量は、本発明の効果を損なわない範囲において、その配合目的等により適宜選定することができる。
本発明の口腔用組成物には、上記成分以外に、分散媒に溶解する通常の口腔用組成物に使用可能な任意成分を添加することができる。任意成分としては、下記に示す界面活性剤、糖分、唾液分泌促進剤等が挙げられ、これらを1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。
界面活性剤としては、具体的には、アルキル鎖長がC12〜C18からなるα−スルホ脂肪酸アルキルエステル又はその水溶性塩、アルキル硫酸エステル塩、N−アシルアミノ酸、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、アルキルリン酸塩等のアニオン性界面活性剤、アルキル鎖長がC12〜C18からなるアルキルアンモニウム塩、アルキルベンジルアンモニウム塩、アルキルピリジニウム塩等のカチオン性界面活性剤、アルキルアミノオキサイド等の半極性界面活性剤等が挙げられる。
糖分は基本的に何を用いてもよいが、糖アルコールでう蝕性のないもしくは低いものを用いることが好ましい。具体的には、キシリトール、エリスリトール、マンニトール、マルチトール糖が挙げられる。これらは1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。
糖分量は、70質量%以下が好ましく、より好ましくは3〜60質量%、さらに好ましくは4〜50質量%である。
唾液分泌促進剤は、口腔衛生及び口腔湿潤を目的として添加するものであり、具体的には味覚刺激成分、口内粘膜刺激成分、唾液腺活性化成分等が挙げられる。
味覚刺激成分としては、架橋剤としても利用できる有機酸類の他、旨味物質等が挙げられる。有機酸類としては、クエン酸、イソクエン酸、リンゴ酸、酢酸、蓚酸、マロン酸、コハク酸、グルタール酸、マレイン酸、フマル酸、アコニット酸、乳酸、酒石酸、ピルビン酸、アスコルビン酸、アルドン酸、ウロン酸等の有機酸、これらを含有する梅酢、リンゴ酢、レモン、オレンジ、ユズ、夏ミカン等の柑橘類のチップ、粉末、エキス等が挙げられる。旨味物質としては、アミノ酸(塩)、核酸、ジペプチド、トリペプチド、オリゴペプチド等が挙げられ、具体的には、グルタミン酸ナトリウム、イノシン酸、グアニル酸等が挙げられる。
口内粘膜刺激成分としては、イソチオシアネート類、アミド系辛味成分、バニリルケトン類等が挙げられ、具体的には、アリルイソチオシアネート、カプサイシン、ピペリン、サンショオール、ジンゲロール等が挙げられる。
唾液腺活性化成分としては、副交換神経興奮剤、コリンエステラーゼ阻害剤、カルシウムイオン遊離放出剤等が挙げられる。具体的には、ポリグルタミン酸(PGA)、ピロカルビン、ムスカリン、アセチルコリン、リアノジン、カフェイン等、コラ・アクミナタ、コラ・ニティダ、ヤボランジ、シラカバ、スイカズラ、セイヨウニンジン、ドクダミ、ニンニク、ハイビスカス、ホップ、マタタビ、リンデン、ローズヒップ、ボウイ、メリッサ、コレウス・フォルスコリ、ペパーミント、チンピ、オレンジ、カンゾウ、バジル等の植物及びこれらの抽出物、ガジュツ水分画抽出物、アオギリ科コーラノキ種子粉末抽出物、羅漢果チップ等が挙げられる。
本発明の口腔用組成物には、上記唾液分泌促進剤以外にも、香気による臭覚刺激を介した唾液促進機能を持つ香料を配合してもよい。具体的にはウメ調、グレープフルーツ調、ベリー調、レモン調等の酸味を連想させるようなものが挙げられる。
その他、ピロリン酸塩、トリポリリン酸塩、ヘキサメタリン酸塩等の可溶性縮合リン酸塩、炭酸水素ナトリウム、硫酸水素ナトリウム、リン酸水素カリウム等の炭酸水素化合物、硫酸水素化合物及び水溶性リン酸水素化合物が挙げられる。また、グリセリン、ソルビット、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール等の多価アルコール等の保湿剤、フッ化ナトリウム、クロルヘキシジン塩類、第4級アンモニウム塩型カチオン殺菌剤、トリクロサン等のノニオン殺菌剤、トラネキサム酸、ε−アミノカプロン酸、アラントイネート、グリチルリチン酸ジカリウム等の抗炎症剤、デキストラナーゼ等の酵素、スペアミント、ウインターグリーン、チョウジ、ローズマリー、タイム、オウゴン等の植物抽出物、カテキン、イソフラボン、タンニン、アントシアニン、ケルセチン、ルチン等のポリフェノール類等の有効成分、安息香酸、安息香酸塩、パラベン類、ポリリジン等の防腐剤を例示することができる。なお、これら成分の配合量は、本発明の目的を妨げない範囲で通常量とすることができる。
本発明において、ミクロゲル粒子は、平均粒子径が0.01μm以上1,000μm未満、好ましくは0.05〜700μm、より好ましくは0.1〜500μmのものである。ミクロゲル粒子の平均粒子径が1,000μm以上では、液体として均一性を持った美的外観が得られず、商品価値を低下させてしまう。また、粒子が大きいために歯と歯茎の間に侵入しづらく、口腔内において洗浄時の圧力で微細化されたとしても歯と歯茎の間に侵入するに足りる粒子径に達しなかったり、充分な大きさに微細化するまでに要する時間が長く必要である。一方、0.01μm未満では、分散質を用いた場合に分散質の保持能が低下する。
ここで、ミクロゲル粒子の平均粒子径測定は、(株)堀場製作所製、レーザ回折散乱式粒度分布測定装置LA−920(粒子径測定範囲:0.02〜2,000μm)のマニュアルフローセル測定方式にて測定する。測定温度は25℃、フローセルの循環ポンプ速度目盛りは2、相対屈折率を112A000Iに設定して測定する。
本発明の口腔用組成物は、25℃における粘度が1〜5,000mPa・s、好ましくは5〜3,500mPa・s、より好ましくは10〜2,000mPa・sの範囲である。粘度が1mPa・s未満では清掃実感が不足し、分散質を用いた場合には相分離を生じる。一方、5,000mPa・sを超えると使用性が低下する。なお、本発明の粘度はB型粘度計で60rpmによる測定値である。本発明の口腔用組成物は上記のような粘性を有する液状の組成物であることが好ましい。
本発明のミクロゲル粒子を含む口腔用組成物は、寒天、ジェランガム、カラギーナン、ペクチン及びアルギン酸ナトリウムの中から選ばれる1種又は2種以上のゲル化剤を水性溶媒に溶解して溶解液を得、この溶解液を架橋剤の添加又は架橋剤の添加と強制冷却とによりゲル化しながら剪断することによって得ることができる。
より具体的には、まず、寒天、ジェランガム、カラギーナン、ペクチン及びアルギン酸ナトリウムの中から選ばれる1種又は2種以上のゲル化剤を水性溶媒に溶解して溶解液を得る。この場合、水性溶媒としては精製水、イオン交換水の他、組成中の水溶性物質が溶解した水溶液が用いられる。溶解は、ゲル化剤を融点以上の温度で水性溶媒に溶解することが好ましい。
ミクロゲル粒子は、この溶解液を架橋剤の添加又は架橋剤の添加と強制冷却とにより上記ゲル化剤をゲル化させるとともに、このゲルを同時に剪断して破砕することにより製造されるもので、これによって流動性と降伏値をもったミクロなゲルの集合体を得ることができる。この場合、強制冷却は基本的にどのような方法をとっても構わないが、配合槽ジャケットでの冷却や冷却コイルを投入する方法、外部循環による冷却等が挙げられる。
冷却速度は、0.05℃/min以上が好ましく、0.1℃/min以上がより好ましい。冷却速度が、0.05℃/min未満であると、冷却に時間がかかりすぎて生産効率が悪くなる場合がある。冷却速度の上限値については特に制限はなく、冷却速度が大きくても剪断力を加えながらの冷却であれば得られる口腔用組成物の品質に影響はない。特に、温度55〜20℃の範囲において、0.1〜30℃/min、好ましくは0.1〜10℃/min、より好ましくは0.1〜5℃/minの冷却速度で冷却することが好ましい。架橋剤の添加は、冷却前に加えても冷却停止後に加えてもよいが、40℃に達する前に添加することが好ましい。
本発明においては、ゲル化中に剪断して破砕する度合いは、必要となるミクロゲル粒子の平均粒子径に応じて適宜調整することができる。より滑らかな外観が必要とされる場合には、高速撹拌により充分に破砕して細かな粒径のミクロゲル粒子とし、一方、溶液との比重差が大きい分散質や占有体積の大きな分散質を添加する場合には、軽い撹拌により破砕の度合いを弱めてやや大きめの粒径のミクロゲル粒子とすることが好ましい。剪断力としては、特に限定されるものではないが、通常の均一混合を目的とした弱い剪断力よりは強い剪断力が好ましい。具体的には剪断力の下限として2m/s以上が好ましく、3m/s以上がより好ましい。剪断力の上限としては30m/s以下が好ましく、25m/s以下がより好ましい。ゲル化中の剪断力が、2m/s未満であると、ミクロゲル粒子を形成せずに全体がゲル化してしまう可能性があり、あまり大きすぎてもそれに見合う効果が得られない。
ミクロゲル粒子を調製する際の剪断力を与える装置は特に限定されるものではなく、剪断力を与えることができれば特に限定されない。具体例としてホモジナイザー、ディスパー翼、パドル翼、メカニカルスターラー、クレアミックス、マイルダー、ウルトラミキサー等の一般的な乳化分散機が挙げられ、これらを組み合わせて併用したり、カキトリ翼やアンカー羽根を併用して溶液の全体流動を促すとなおよい。
なお、ゲル化剤及び架橋剤以外の成分は、製造工程のどの段階で加えてもよく、ミクロゲル粒子を調製する前に加えても、剪断を加えてミクロゲル粒子を調製した後に外割りで加えてもよい。ミクロゲル粒子を調製する前にその他の成分を加えると口腔用組成物の粘度が上昇し、外割りで加えると製品粘度は低くなる点から、ミクロゲル粒子の経時での再ゲル化を防ぐ為には外割りで加える方が好ましい。
その中でも、組成物の安定性向上の点から、研磨剤等の微細な粉体はゲル化が起こる前(高温溶液又は架橋剤添加前)に添加するほうが好ましい。また、高温で揮発する成分は、系が低温になってから添加することが好ましい。
本発明の口腔用組成物は、温度調節が可能な設備であれば、一般的な撹拌・乳化装置を用いて調製が可能である。特に、温度調節可能な槽に、前述した剪断を加える装置と全体混合する装置が備わっていることが好ましい。
より具体的な口腔用組成物の製法を下記に示す。
(1)ゲル化剤を精製水で混合し、85〜90℃に加熱溶解した後に架橋剤を加え、その後強制冷却しながら剪断を加えてミクロゲル粒子を調製する。このミクロゲル粒子に残りの他成分を混合撹拌して口腔用組成物を得る。
(2)ゲル化剤を精製水で混合し、85〜90℃に加熱溶解した後、強制冷却しながら剪断を加え、液温が40℃以下になった時点で剪断を与えながら架橋剤を加えてミクロゲル粒子を調製する。このミクロゲル粒子に残りの他成分を混合撹拌して口腔用組成物を得る。
(3)ゲル化剤を精製水で混合し、85〜90℃に加熱溶解した後、残りの他成分を混合撹拌し、その後架橋剤を加えてから強制冷却及び剪断を加えて口腔用組成物を得る。この場合、揮発性のある成分はその成分が揮発しにくい温度まで充分低下した後に添加する。
(4)ゲル化剤を精製水で混合し、85〜90℃に加熱溶解した後、架橋剤を除く成分を混合撹拌し、その後強制冷却及び剪断を加え、液温が40℃以下になった時点で剪断を与えながら架橋剤を加え口腔用組成物を得る。揮発性のある成分はその成分が揮発しにくい温度まで充分低下した後に添加する。
本発明の口腔用組成物の容器は特に限定されず、フィルムやガラス瓶等の口腔用組成物の容器に用いられるものであればよい。この中でも、容器を構成するフィルムはラミネートフィルムを用いることが好ましく、特に組成物との接触面が合成樹脂フィルムであることが好ましい。この合成樹脂フィルムは、材質が特に限定されるものではないが、ポリエチレン、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、エチルビニルアルコール、ポリアミド等が好適に使用される。また、容器の形状は、いかなる形状をも取ることができ、ボトル充填や、スプレー式容器、ピローパック状、スティック状、チューブ状、カップ状等が挙げられる。
本発明の口腔用組成物は、上記平均粒子径を有するミクロゲル粒子を有し、かつ上記粘度を有することから、ノズルへの吸引が可能でかつスプレーした口腔用組成物が霧状になって口腔内に吐出することができる。これは、本発明の口腔用組成物がミクロゲル粒子の状態になっているので、個々のミクロゲル粒子が独立して存在しており、スプレー時に曳糸性によるノズル詰まりや糸引きが生じないためである。このような特性から、これまでの粘性液体では満足な使用性が得られなかったスプレー式容器へ充填しても、組成物が霧状になって口腔内に吐出することができるものである。スプレー式容器としては、特に限定されず、エアゾールタイプ、トリガー式、プッシュ式等が挙げられ、ガスを用いても用いなくてもよい。
本発明は、スプレー式容器に充填された口腔用組成物を霧状に口腔内に吐出することを特徴とする口腔用組成物の使用方法を提供する。
本発明の霧状とは、図1で示すように、口腔用組成物が細かい粒子となって、好適には
噴霧角度10度以上180度未満で噴霧されることをいう。霧状でない場合とは、図2で示すように、一本又は複数の筋状に液体が吐出したり、液ダレ状に複数の液滴が落ちる場合等をいう。
本発明の口腔用組成物は、特に、液体歯磨、洗口剤(原液使用タイプ及び希釈使用タイプ)、口中清涼剤、口腔湿潤剤等の剤型に調製することができる。その使用方法は特に限定されないが、口腔内に含ませ、充分に歯と歯茎内に行き渡らせる方法等や、液体歯磨としても使用できるほか、スプレー可能であるという大きな特徴を有するため、簡便性や携帯性に優れた商品を提供することができる。本発明は、特に薬効成分の口腔内での残存感に優れ、歯と歯茎の間に容易に侵入すること、分散質を配合した場合に安定に分散させることができる点から、特にゲルを噛み砕く必要がなくその使用性が優れるものである。
以下、実施例及び比較例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではない。なお、下記の例において特に明記のない場合は、「%」は質量%、Mは質量モル濃度を示す。
[実施例1〜7,参考例1〜8,比較例1〜4]
表1,2の組成に従い、下記製造方法で口腔用組成物を得た。得られた口腔用組成物について下記方法で粘度及びミクロゲル粒子の平均粒子径を測定し、外観、使用感、分散安定性、口腔内残存感、歯と歯茎の間の清掃実感、及びスプレー性について評価した。結果を表1,2に併記する。
表中の調製方法を下記に示す。
(1)ゲル化剤を精製水で混合し、85〜90℃に加熱溶解した後に架橋剤を加え、その後強制冷却しながら剪断を加えて(3m/s、冷却速度0.5℃/min)ミクロゲル粒子を調製した。このミクロゲル粒子に残りの他成分を混合撹拌して口腔用組成物を得た。
(2)ゲル化剤を精製水で混合し、85〜90℃に加熱溶解した後、強制冷却しながら剪断を加え(10m/s、冷却速度0.3℃/min)、液温が40℃以下になった時点で剪断を与えながら架橋剤を加えてミクロゲル粒子を調製した。このミクロゲル粒子に残りの他成分を混合撹拌して口腔用組成物を得た。
(3)ゲル化剤を精製水で混合し、85〜90℃に加熱溶解した後、残りの他成分を混合撹拌し、その後架橋剤を加えてから強制冷却及び剪断を加えて(22m/s、冷却速度2℃/min)口腔用組成物を得た。この場合、揮発性のある成分はその成分が揮発しにくい温度まで充分低下した後に添加した。
(4)ゲル化剤を精製水で混合し、85〜90℃に加熱溶解した後、架橋剤を除く成分を混合撹拌し、その後強制冷却及び剪断を加え(4m/s、冷却速度1℃/min)、液温が40℃以下になった時点で剪断を与えながら架橋剤を加え口腔用組成物を得た。揮発性のある成分はその成分が揮発しにくい温度まで充分低下した後に添加した。
(5)ゲル化剤を精製水で混合し、85℃に加熱溶解した後冷却した。液温が40℃以下になったところで予め別容器に溶解しておいたその他成分と混合し、口腔用組成物を得た。
[ミクロゲル粒子の平均粒子径測定]
(株)堀場製作所製、レーザ回折散乱式粒度分布測定装置LA−920(粒子径測定範囲:0.02〜2,000μm)のマニュアルフローセル測定方式にて測定した。測定温度は25℃、フローセルの循環ポンプ速度目盛りは2、相対屈折率を112A000Iに設定して測定した。表中の「−」は、ミクロゲル粒子を形成しないため粒子径が測定できないことを示す。
[25℃における粘度測定]
B型粘度計を用いて60rpmで測定した。
[外観評価]
口腔用組成物の外観を下記評価基準で評価した。
<評価基準>
○:商品として満足できる外観(均一性・壁面の付着性)を有している
×:商品として満足できる外観(均一性・壁面の付着性)を有していない
[使用感評価]
口腔用組成物を10mL用いて、パネルに歯及び歯茎間を繰り返し洗浄してもらい、使用感を下記評価基準に基づいて評価した。
<評価基準>
○:洗口剤や液体歯磨として満足できる使用感を有している
×:洗口剤や液体歯磨として満足できない使用感を有している
[分散安定性評価]
分散安定性を下記評価基準で評価した。
<評価基準>
○:分散媒とは比重が異なり常温で系内において分散媒と混ざり合わない物質を、50℃
保存で1ヶ月間、安定に配合している。
×:分散媒とは比重が異なり常温で系内において分散媒と混ざり合わない物質を、50℃
保存で1ヶ月間、安定に配合することができない。
−:分散媒とは比重が異なり常温で系内において分散媒と混ざり合わない物質を含まない
[口腔内残存感評価]
パネル(20名)に口腔用組成物を口に含み20秒間洗口してもらい、使用後の口腔内残存感を下記基準により評価した。
<評価基準>
◎:18名以上が口腔内に明らかに残存感を感じる。
○:15〜17名が口腔内に明らかに残存感を感じる。
△:6〜14名が口腔内に残存感を感じる。
×:5名以下が口腔内に残存感を感じる。
[歯と歯茎の間の清掃実感評価]
パネル(20名)に口腔用組成物を口に含み20秒間洗口してもらい、使用後の歯と歯茎の間の清掃実感を下記基準により評価した。
◎:18名以上が洗口開始直後に歯と歯茎の間の清掃実感を感じる。
○:15〜17名が洗口開始直後に歯と歯茎の間の清掃実感を感じる。
△:6〜14名が洗口後に歯と歯茎の間の清掃実感を感じる。
×:5名以下が洗口後に歯と歯茎の間の清掃実感を感じる。
[スプレー性評価]
口腔用組成物をスプレー容器((株)三谷バルブ製スタンダードタイプスプレー(Z−155−101)150mL))に充填し、ノズルを上にして容器を垂直に立てた状態で3回スプレーした。このときの口腔用組成物の吐出状況を下記評価基準で評価した。
Figure 0003797431
Figure 0003797431
口腔用組成物が霧状に吐出する状態図である。 口腔用組成物が一本又は複数の筋状に吐出する状態図である。

Claims (4)

  1. 寒天、ジェランガム、カラギーナン、ペクチン及びアルギン酸ナトリウムの中から選ばれる1種又は2種以上のゲル化剤を水性溶媒に溶解した溶解液を、前記ゲル化剤を架橋させる架橋剤の存在下でゲル化しながら剪断することによって得られる平均粒子径が0.01μm以上500μm以下のミクロゲル粒子を含有し、分散質を0.05〜50質量%分散してなり、25℃における粘度が1〜5,000mPa・sであることを特徴とする口腔用組成物。
  2. 分散質が研磨剤及び/又は香料である請求項1記載の口腔用組成物。
  3. スプレー式容器に充填してなり、霧状に口腔内に吐出される請求項1又は2記載の口腔用組成物。
  4. 寒天、ジェランガム、カラギーナン、ペクチン及びアルギン酸ナトリウムの中から選ばれる1種又は2種以上のゲル化剤を水性溶媒に溶解して溶解液を得、この溶解液を架橋剤の添加又は架橋剤の添加と強制冷却とによりゲル化しながら剪断する工程を含むことを特徴とする、請求項1記載の口腔用組成物の製造方法。
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