JP3796802B2 - 光ディスクへの記録方法及び光ディスク装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は光ディスクへの記録方法及び光ディスク装置に係り、特に光ディスクへの記録の際に用いられる圧縮方法モードを示す信号をも記録する光ディスクへの記録方法及び複数種類の光記録媒体から情報を再生することの可能な光ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
オーディオ再生用光ディスクとしてのCD(コンパクトディスク)が市場に出てから10数年が経過し、既にオーディオ情報の記録媒体としては従来のカセットテープを凌駕してめざましい普及をみせている。かかる音楽を中心としたオーディオ情報の光記録媒体としてのCDは外径が8cmのものと、12cmのものがあり、デジタルオーディオを記録するCDであることから一般にCD−DAと呼ばれている。デジタルディスクであるCDの物理・論理フォーマットは、8ビット固定データ長シンボルのEFM変調記録方式やサブコード・オーディオデータ・CRC等のデータフォーマット方式として確立しており、各種のアプリケーション機能を付加したCDプレーヤが開発されている。また、CDはそのサブコードにおけるQチャンネルのコントロールビット(4ビット)で識別することによってコンピュータなどのデータ用のCD−ROMとしても利用されており、デジタルディスクの大容量性や高速アクセス性を有効に利用して電子出版の分野でその応用を拡大しつつある。さらに、DVDと呼ばれる高密度ディスクがコンピュータなどのデータ用のデジタルディスクとして利用されようとしている。なお、デジタルディスクとはCD、CD−ROM、DVDなどオーディオやビデオ信号がデジタル信号として記録された光ディスクをいうものとする。
【0003】
ところで、上記のCD−ROMでは音声がADPCMにより圧縮されており、その圧縮により原音質が再現できず、よりハイファイ性の高い記録が望まれるようになってきている。換言すれば、圧縮しても通常のCDより優れた音質で、例えば20ビット記録に匹敵するオーディオディスクの出現が期待されている。そのような観点から、本出願人会社は、従来16ビット2チャンネルのデジタルデータとされていた音声データを量子化ビット数16又は20、標本化周波数44.1kHz又はそれ以上の周波数で量子化し、直交変換及び/又はハフマン符号によりデータ処理を施して、データ量を削減するための圧縮を行って、CD−ROMのフォーマットで記録する記録装置並びにかかる方式で記録された光ディスクを考えすでに複数の特許出願を行っている(以下先願という)。このディスクをCD−ROMオーディオと呼び、通常のデータ用のCD−ROMと区別することとするが、CD−ROMオーディオはROMの形式に必要なシンク、ヘッダを持つことができるとともに、CD−DA以上の量のオーディオデータを記録することを可能にしている。
【0004】
さらに、DVDと呼ばれるデジタルディスクでは音声がリニアPCMにより圧縮されずに記録されているため、よりハイファイ性の高い記録のためにはデータ量を要し、記録時間が短くなる。このディスクのためには、直交変換及び/又はハフマン符号によりデータ処理してデータ量を削減するための圧縮を行って、DVDのフォーマットで記録する記録装置並びにかかる方式で記録された光ディスクが考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、CD−ROMオーディオを通常の光ディスク装置で再生する場合、データは直交変換及び/又はハフマン符号データとなっていることから当然に信号処理回路に直交変換及び/又はハフマン符号デコーダが必要になるが、ユーザにとっては既に広範囲に普及しているCD−DAも共用再生できれば都合がよく、また、CD−ROMオーディオがCD−ROM規格のデータフォーマットを基本フォーマットとしているため、CD−ROMも共用再生することは容易である。 そこで、本発明は、CDバリエイションの範囲内でデータフォーマットが異なるCD−ROMオーディオとCD−DAとCD−ROMが装填でき、それらのディスクの種類を判別・確認するとともに、CD−ROMオーディオの再生時には、その記録時の圧縮方法に応じた伸長デコードモードを自動的に設定して情報を再生することが可能な光ディスク装置を提供することを目的とする。また、本発明はかかる光ディスク装置でディスクの種類を判別・確認することができるようにするために、光ディスクへの記録の際に用いられる圧縮方法モードを示す信号をも記録する光ディスクへの記録方法を提供することを目的とする。
【0006】
また、本発明は、CDバリエイション(サイズ・変調方式)の範囲内でデータフォーマットが一般に異なると見られているDVDオーディオ(特定ディスクオーディオ)とCD−DAなどが装填でき、それらのディスクの種類を判別・確認するとともに、DVDオーディオの再生時には、その記録時の圧縮方法に応じた伸長デコードモードを自動的に設定して情報を再生することが可能な光ディスク装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の光ディスクへの記録方法では、選択された圧縮方法モードを示す信号をセクタ単位で示す信号として記録するようにしており、また本発明の光ディスク装置ではディスクから読み出される信号からディスクの種類を判別し、その種類に応じて必要な記録時のエンコードに対応したデコード処理などの信号処理を行い、かつCD−ROMオーディオの再生時には、その記録時の圧縮方法モードを示すタイプ信号を検出して、それに見合った伸長デコードモードを自動的に設定してその光ディスクに最適の再生モードを提供するようにしている。
【0008】
すなわち本発明によれば、特定ディスク・オーディオであることを特定する情報と、オーディオデータを含むオーディオ記録ユニットからなるオーディオセクタとを有する光ディスクへの記録方法であって、
前記オーディオ記録ユニットのユーザデータ領域に、
オーディオ信号を量子化ビット数が20乃至24ビット、標本化周波数が44.1kHz又はそれ以上の周波数で量子化し、量子化された所定量の量子化データ毎に直交変換エンコード、ハフマン符号エンコード並びに直交変換エンコードとハフマン符号エンコードの双方の3つの圧縮方法モードのうち少なくとも2つの圧縮方法モードの1つを選択してデータ量を圧縮し、この圧縮されたデータ並びに圧縮方法モードをセクタ単位で示すタイプ信号として、前記ユーザデータ領域の所定のサブヘッダに収納されるようにフォーマッティングし、このフォーマッティングされたデータを光ディスクに記録することを特徴とする光ディスクへの記録方法が提供される。
【0009】
また、本発明によれば請求項1に記載の記録方法により記録された光ディスクから情報を再生することが可能な光ディスク装置であって、特定ディスク・オーディオ・デコード手段を有するものにおいて、
装填された光ディスクから特定ディスク・オーディオであることを特定する情報を検出する手段と、
前記検出された情報により光ディスクが特定ディスク・オーディオであることを特定された場合、前記光ディスクから読み出された各セクタのユーザデータ領域内のサブヘッダから当該セクタの情報が記録された際の圧縮方法モードを示すタイプ信号を検出するタイプ信号検出手段と、
前記特定ディスク・オーディオ・デコード手段の出力信号に応答する直交変換デコーダとハフマン符号デコーダと直交変換デコーダとハフマン符号デコーダの従属接続の3つのモードのうち少なくとも2つのモードを設定できる伸長デコーダ手段と、
前記伸長デコーダ手段に前記特定ディスク・オーディオ・デコード手段の出力信号を供給し、前記タイプ信号検出手段で検出された圧縮方法モードのタイプ信号に応じて前記伸長デコーダ手段の伸長デコードモードを設定するモード設定手段と、
前記設定されたモードによって伸長して復元された元のオーディオ信号を取り出す手段とを、
有することを特徴とする光ディスク装置が提供される。
【0011】
【作用】
本発明の光ディスクへの記録方法では、オーディオ信号を量子化ビット数が20乃至24ビット、標本化周波数が44.1kHz又はそれ以上の周波数で量子化し、量子化された所定量の量子化データ毎に直交変換エンコード、ハフマン符号エンコード並びに直交変換エンコードとハフマン符号エンコードの双方の3つの圧縮方法モードのうち少なくとも2つの圧縮方法モードの1つを選択してデータ量を圧縮し、この圧縮されたデータ並びに圧縮方法モードをセクタ単位で示すタイプ信号として、前記ユーザデータ領域の所定のサブヘッダに収納されるようにフォーマッティングし、このフォーマッティングされたデータを光ディスクに記録するようにしている。また本発明の光ディスク装置は判別手段と確認手段でCD−ROMオーディオであることが認定された場合には、読み出されたTOC情報のコントロールビットから当該CD−ROMが記録された際の圧縮方法モードを示すタイプ信号を検出し、検出されたタイプ信号から圧縮方法モードに応じて伸長デコーダ手段のモードを設定してオーディオデータを復号再生することができ、さらにCD−DAや、CD−ROMの再生にも兼用することができる。なお、画像伸長デコーダを用いることによりCD−ROM規格に属するMPEG圧縮のVCD(ビデオCD)の共用再生も可能とすることができる。また、本発明の光ディスク装置は、DVDオーディオであることが認定された場合には、読み出された補助情報から、そのDVDが記録された際の圧縮方法モードを示すタイプ信号を検出する。よって、その記録時の圧縮方法に応じた伸長デコードモードを設定して情報を再生することが可能である。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下図面と共に本発明の実施の形態を好ましい実施例によって説明する。図1は本発明の光ディスク装置の第1実施例を示すブロック図である。この実施例は記録・再生の両機能を有している。従来の光ディスク装置同様、相変化ディスクである光ディスク1を回転駆動するスピンドルモータ2、レーザ及び光学系を有する光ヘッド3、スピンドルモータ2を制御するスピンドルサーボ部4、光ヘッド3を制御するフォーカス・トラッキングサーボ部5、スピンドルサーボ部4、フォーカス・トラッキングサーボ部5を制御するサーボ制御回路6、光ヘッド3からの出力信号を増幅するRF増幅器7、RF増幅器7からの信号EFM復調する再生用デコーダ8、所定の処理がされた記録データ信号をEFM変調する記録用エンコーダ10、記録用エンコーダ10からの信号に応じて記録時に光ヘッド3のパワーを制御するレーザ駆動部9を有している。信号処理回路11は入力アナログ系回路13からの信号を記録用エンコーダ10へ供給し、再生用デコーダ8からの信号を出力アナログ系回路12へ供給するにあたり所定の処理を行うものであり、この内容が本発明の重要部分であるので後に詳述する。
【0013】
CPU(中央演算処理装置)14は信号処理回路11を制御するものであり、その制御内容についてはフローチャートに従って後述する。もう一つのCPU(中央演算処理装置)17は操作部15からの指示を受けて表示部16とCPU14を制御して光ディスク装置全体(システム)を制御するものであり、また表示部16に所定の表示を行う。信号処理回路11の説明を行う前に、第1実施例の適用される前述のCD−ROMオーディオがどのようなものであるかを、その記録系のブロック図と共に説明する。図9は本願に先立って本出願人会社が出願した「オーディオ信号圧縮記録装置及びオーディオ信号圧縮装置並びに光記録媒体」と題する特許出願(特願平7−236156号)に示された記録装置又は圧縮装置の主要部を示すブロック図である。また図10は図9中の信号処理回路の例を示すブロック図である。
【0014】
図9の記録装置又は圧縮装置の入力端子INには例えば音楽信号などのアナログ信号が供給され、出力端子OUT2は図示省略のCD原盤作成機、すなわちマスタリング装置に必要に応じてプリマスタリング装置を介して接続される。図9の装置は入力端子INに接続されたA/D変換器31と、その出力に接続された信号処理回路32と、信号処理回路32に接続されたメモリ33と、信号処理回路32の出力に接続されたCD−ROM符号化回路34と、CD−ROM符号化回路34の出力に接続されたCD符号化回路35を有している。CD−ROM符号化回路34の出力は第1出力端子OUT1に接続され、CD符号化回路35の出力は第2出力端子OUT2に接続されている。なお、CD符号化回路35は不要な場合がある。
【0015】
A/D変換器31はオーディオ信号を量子化ビット数20ビット、標本化周波数44.1kHz又はそれ以上の周波数で量子化する量子化手段として動作する。標本化周波数は実施例により44.1kHz(DVDの場合は48kHz)又は88.2kHz(DVDの場合は96kHz)のいずれかになっているが、44.1kHz以上の適当な値とすることができる。音楽信号を対象とする場合は、通常左右の2チャンネルであるが、サラウンドその他の必要に応じて4チャンネルや6チャンネルなどとすることができる。ここでは2チャンネルである場合について説明する。A/D変換器31で得られた量子化データは1チャンネルあたり2m個(mは正の整数)を単位として、信号処理回路32を介してメモリ33に書き込まれる。その後、信号処理回路32がこの2m個のデータの処理を開始する。
【0016】
図10は信号処理回路32の一例を示すブロック図である。2m個のデータは直交変換回路40にて直交変換が施され、周波数スペクトルが得られる。この周波数スペクトルをバンド分割のための複数のフィルタ36a,36b,36c...36nを有するフィルタバンク36と選択手段としてのスイッチ回路37を介して正規化部・量子化部41に与え、バンド毎にまとめて正規化・量子化する。ここで正規化レベル(ビット数)を補助情報、スペクトルデータを主情報としてデータフレームとする。このデータフレームをハフマン符号化回路38に与えて、ハフマン符号化処理を行い、データ量を削減・圧縮するとともに、コードブックのインデックスを補助情報、処理データを主情報として、新たなデータフレームを作成し、これを順次メモリ33に書き込む。次にメモリ33からこの新たなデータフレームを読み出し、アロケーション回路39を介して図9のCD−ROM符号化回路34へ出力する。
【0017】
CD−ROM符号化回路34では、所定のフォーマットとなるように、各セクタに同期信号(SYNC)やヘッダ、サブヘッダなどを付加し、各セクタのユーザデータ領域に信号処理回路32から与えられる圧縮オーディオデータを配して出力する。CD−ROM符号化回路34の出力データは第1出力端子OUT1を介して出力され、例えば磁気テープに記録されて、再生専用のCDを製造するためのプリマスタリング装置やマスタリング装置に供給される。一方、CD−ROM符号化回路34の出力データは、書込み可能な、いわゆるライトワンスタイプのCDの場合は、CD符号化回路35に与えられ、CDフォーマット化され、第2出力端子OUT2を介して図示省略の記録ヘッドにより記録される。
【0018】
次に図24と共に上記先願にかかる記録装置並びにCD−ROMオーディオのいくつかの態様について説明する。図24はCDの種々のフォーマットをセクタ単位で示したもので、第1段には通常の音楽用CDである、CD−DAを示し、以下第2段から第6段まで各種CD−ROMを示している。上記先願に示されたものとしては大別して次の(1)〜(4)の4つの態様がある。ただし、圧縮手法により更に細分化される。また、本発明では、後述する図25に示すDVDに適用する場合が含まれ、その場合の(5)、(6)の2つの態様が示されている。
【0019】
【表1】
(1) CD−ROM(XA)モード2、フォーム2(図24の6段目)
標本化周波数 :44.1kHz
量子化ビット数:16ビット又は20ビット
(2) CD−ROM(XA)モード2、フォーム2(図24の6段目)
標本化周波数 :88.2kHz
量子化ビット数:16ビット又は20ビット
(3) CD−ROMモード2 (図24の4段目)
標本化周波数 :44.1kHz
量子化ビット数:16ビット又は20ビット
(4) CD−ROMモード2 (図24の4段目)
標本化周波数 :88.2kHz
量子化ビット数:16ビット又は20ビット
(5) DVD (図25)
標本化周波数 :48kHz
量子化ビット数:20ビット又は24ビット
(6) DVD (図25)
標本化周波数 :96kHz
量子化ビット数:20ビット又は24ビット
【0020】
CD−ROM(XA)モード2、フォーム2ではユーザデータは2324バイトである。また、CD−ROMモード2では、ユーザデータは2336バイトである。これらの規格では、比較的ユーザデータのデータ量、すなわちバイト数が多いので、1枚のディスクに記録収納可能なデータ量が多く、有利である。また、上記(1)、(2)のCD−ROM(XA)モード2、フォーム2を用いた場合は、独自の割当てのサブヘッダを規定することができる。
【0021】
サブヘッダ中、サブモードバイトのビット5〜2をこの符号化IDに用いることで、サブヘッダを見ながら、このフォーマットのデコードを行うことができる。サブヘッダにはフォーマット時の条件を記録することができるが、その手法として2つの方法がある。その一つはそのセクタのフォーマット条件を入れる方法であり、他の方法はフォーマット条件を複数のセクタに分けて記録する方法であり、この場合これら複数のセクタの情報を集合して解読可能となる。
【0022】
上記4つの態様中、標本化周波数が88.2kHzである、(2)と(4)では、2ブロックで1フレームを構成することとなる。したがって、44.1kHzの場合と比較して、記録できる時間は半分となる。
【0023】
図10の信号処理回路32を含む図9の装置は、オーディオ信号を量子化ビット数20ビット、標本化周波数44.1kHz又はそれ以上の周波数で量子化する量子化手段と、前記量子化手段で量子化された所定量の量子化データ毎に直交変換及びハフマン符号を適用してデータ量を圧縮するデータ圧縮手段と、前記データ圧縮手段で圧縮されたデータをCD−ROM(XA)規格のモード2、フォーム2のユーザデータ領域に配するようフォーマッティングするフォーマッティング手段と、前記フォーマッティング手段でフォーマッティングされたデータをCDフォーマットとして記録媒体に記録する手段とを有するオーディオ信号圧縮記録装置である。
【0024】
図11は上記先願と共に出願された本出願人会社による他の先願(特願平7−236153号:発明の名称は同一)に示されたもので、図9中の信号処理回路の更に他の例を示すブロック図である。この回路は図10とはハフマン符号化回路38を除いた点で異なる。すなわち、図11の信号処理回路を含む図9の装置は、オーディオ信号を量子化ビット数16ビット、標本化周波数44.1kHz又はそれ以上の周波数で量子化する量子化手段と、前記量子化手段で量子化された所定量の量子化データ毎に直交変換を適用してデータ量を圧縮するデータ圧縮手段と、前記データ圧縮手段で圧縮されたデータをCD−ROM(XA)規格のモード2、フォーム2のユーザデータ領域に配するようフォーマッティングするフォーマッティング手段と、前記フォーマッティング手段でフォーマッティングされたデータをCDフォーマットとして記録媒体に記録する手段とを有するオーディオ信号圧縮記録装置である。
【0025】
また、図12は上記先願と共に出願された本出願人会社による他の先願(特願平7−236139号:発明の名称は同一)に示されたもので、図9中の信号処理回路の更に他の例を示すブロック図である。この回路は図10とは直交変換回路40を除いた点で異なる。すなわち、図12の信号処理回路を含む図9の装置は、オーディオ信号を量子化ビット数16ビット、標本化周波数44.1kHz又はそれ以上の周波数で量子化する量子化手段と、前記量子化手段で量子化された所定量の量子化データ毎にハフマン符号を適用してデータ量を圧縮するデータ圧縮手段と、前記データ圧縮手段で圧縮されたデータをCD−ROM(XA)規格のモード2、フォーム2のユーザデータ領域に配するようフォーマッティングするフォーマッティング手段と、前記フォーマッティング手段でフォーマッティングされたデータをCDフォーマットとして記録媒体に記録する手段とを有するオーディオ信号圧縮記録装置である。
【0026】
図10乃至図12の信号処理回路のいずれかを含む図9の記録装置により記録が行われて製造されたCDの再生について図1に戻り説明する。
信号処理回路11がCIRC符号化/復号化・誤り検出と訂正等を実行するCD−DA信号処理部20とともに、CD−ROM(XAフォーマット)に係るエンコーダ21とデコーダ22、そのエンコーダ21とデコーダ22のスルーパス回路を構成するスイッチ回路23、24、直交変換・ハフマン符号に係るエンコーダ25とデコーダ26、及びそのエンコーダ25とデコーダ26のスルーパス回路を構成するスイッチ回路27、28を内蔵しており、記録モードでは操作部15からの選択指示入力により、再生モードではCD−DA信号処理部20から得られる復号処理データに基づいたCPU14の制御によって各スイッチ回路23、24、27、28の接続状態が切り換えられる。
【0027】
先ず、記録モードにおいては、操作者が操作部15から記録モードを設定するとともに、装填した光ディスク1の規格と記録フォーマットに対応したフォーマット選択ボタンをONにすると、CPU17はその選択信号をCPU14へ通知し、CPU14が選択されたCD−DA/CD−ROMオーディオに対応させてスイッチ回路23、27の接続状態を制御する。
【0028】
すなわち、▲1▼記録モードの設定により出力系のスイッチ回路24、28はフローティング状態とされ、▲2▼CD−DAフォーマットが選択された場合には、スイッチ回路23がe側に、スイッチ回路27がg側に接続されて、各エンコーダが21、25が双方ともスルーパスモードに設定され、▲3▼CD−ROMフォーマットが選択された場合には、スイッチ回路23がf側に、スイッチ回路27がg側に接続されて、エンコーダ25がスルーパスモードに、エンコーダ21がエンコードモードに設定され、▲4▼CD−ROMオーディオフォーマットが選択された場合には、スイッチ回路23がf側に、圧縮方法によりスイッチ回路27がh1又はh2側に接続されて、各エンコーダ21、25の双方がエンコードモードに設定される。
【0029】
また、記録モードの設定により、サーボ制御回路6がスピンドルサーボ部4とフォーカス・トラッキングサーボ部5によってスピンドルモータ2の回転速度と光ヘッド3のフォーカスを最適に設定し、光ヘッド3の位置を光ディスク1の記録開始位置にセットする。入力アナログ系回路13を介して記録信号が入力されると、CD−DAフォーマットの選択状態▲2▼では、CD−DA信号処理部20のみでCIRC符号化処理を施して、その符号化信号を記録用エンコーダ10へ供給して光ディスク(CD−DA)1に対して通常のCD規格フォーマットでの記録を行い、CD−ROMのフォーマットの選択状態▲3▼では、エンコーダ25をスルーパスしたデータをエンコーダ21でCD−ROM(XA)規格に対応したインタリーブフォーマットとして、そのデータに対してCD−DA信号処理部20でCIRC符号化処理を施し、その符号化信号を記録用エンコーダ10へ供給して光ディスク1へCD−ROMフォーマットでの記録を行い、CD−ROMオーディオフォーマットの選択状態▲4▼では、エンコーダ25で図11に示すような直交変換による圧縮処理又は図10に示すような直交変換・ハフマン符号による圧縮処理を行い、その圧縮処理後のオーディオデータをエンコーダ21でCD−ROM(XA)規格に対応したインタリーブフォーマットとし、そのデータに対してCD−DA信号処理部20でCIRC符号化処理した後、その符号化信号を記録用エンコーダへ供給して光ディスク1へCD−ROMオーディオフォーマットでの記録を行う。また、光ディスク1のプリフォーマット部やプリグループ部から得られるアドレス情報に基づいて、記録の開始/終了位置やアドレス・時間に係る情報がTOC情報として光ディスク1のインナーエリアに記録される。
【0030】
次に、再生モードにおける動作手順を図2のフローチャートを参照しながら説明する。先ず、スイッチ回路23、24、27、28はフローティング状態になっており、光ディスク1を装填した状態で操作部15から再生モードを設定して再生指示を与えると、記録モードの場合と同様にスピンドル・フォーカス制御が実行されるとともに、光ヘッド3が光ディスク1のインナーエリアへ移動せしめられて、そのエリアのTOC情報を読み取る(ステップS1、S2)。このとき、TOC情報はRF増幅器7から再生用デコーダ8を介して信号処理回路11に入力されるが、信号処理回路11のCD−DA信号処理部20でCIRC復号処理されたTOC情報はCPU14を介してCPU17にセーブされる。
【0031】
ステップS2でTOCのコントロールビット(4ビット)を読むことによってCD−ROMであるかどうか判断できる。しかし、規格上CD−ROMではTOCの不存在を許容しているので、コントロールビットを読めないディスクも存在する。そこで、TOCが読めるか否かを判断するステップS2Aを設けてTOCが読めない場合直ちにディスク再生不能表示しないで、第1トラックのインフォーメーション部をリードする(ステップS7)ようにしている。ところで、TOC情報は光ディスク1に記録されたプログラム(楽曲や映像)の番号やアドレス・時間情報等の目次情報を含んでいるが、データエリアのサブコーディングと同様に、そのQチャンネルは図3に示すようなフレーム構造になっており、前記の情報を表すデータビット(72ビット)に先行してコントロールビット(4ビット)とアドレスビット(4ビット)が付加されている。そして、コントロールビットQ1〜Q4は、Q2が“0”の場合にはオーディオディスクであることを、“1”の場合にはデータディスクであることを示すようになっており、CD−DAは当然にオーディオディスクであり、CD−ROM及びCD−ROMオーディオはデータディスクとして扱われる。そこで、CPU17はセーブされたコントロールビットQ1〜Q4の内容から光ディスク1の種別を判断する(ステップS3)。すなわちCPU14は判別手段として機能する。
【0032】
今、コントロールビットQ1〜Q4が“000000”/“1000”/“0001”/“1001”のいずれかで、Q2が“0”であった場合、CPU17は直ちにCD−DAフラグをONにし、そのフラグが立ったことを検知したCPU14は信号処理回路11のスイッチ回路24をb側に、スイッチ回路28をd側に接続させる(ステップS3→ステップS4、S5)、すなわち、Q2が“0”であることに基づいて装填されている光ディスク1がCD−DAであると判断し、再生系のCD−ROM(XAフォーマット)デコーダ22と伸長デコーダ手段である直交変換・ハフマン符号デコーダ26をスルーパスモードにして、CD−DA信号処理部20のみを動作モードとする。
【0033】
サーボ制御回路6がフォーカス・トラッキングサーボ部5によって光ヘッド3を光ディスク1の第1トラックへ移動させ、以降、サーボ制御回路6でスピンドル・トラッキング制御を実行しながら第1トラック以降のデータを読み出して再生する(ステップS6)。具体的には、光ディスク1から読み取られた信号はRF増幅器7で増幅され、再生用デコーダ8でEFM復調されて信号処理回路11へ入力され、信号処理回路11ではCD−DA信号処理部20でCIRC復号処理などを施し、スイッチ回路24、28で構成されたスルーパス回路を経て出力アナログ系回路12へ出力され、出力アナログ系回路12でD/A変換されてオーディオ再生信号が得られることになる。
【0034】
次に、コントロールビットQ1〜Q4が“0100”でQ2が“1”であった場合には、CPU17は装填されている光ディスク1がCD−ROM又はCD−ROMオーディオであると仮定し、サーボ制御回路6によって光ヘッド3を光ディスク1の第1トラックへ移動させてそのトラックを読み取らせ、第1トラックに含まれているインフォメーション部のコードを確認する(ステップS3→ステップS7、S8)。この場合、再生用デコーダ8のEFM復調データから確認してもよいが、本実施例では信号処理回路11のCD−DA信号処理部20でCIRC復号されたインフォメーション部のコードをCPU14が検出する。
【0035】
ところで、そのインフォメーション部には、光ディスク1がCD−ROMの場合はCD−ROMコードが、CD−ROMオーディオの場合にはオーディオ専用コードが記録されており、CPU14は検出したコードに基づいて装填されている光ディスク1がCD−ROMかCD−ROMオーディオかを確認することができる。ここで、検出コードがオーディオ専用コードであった場合には、CPU14は信号処理回路11へスイッチ制御信号を出力し、スイッチ回路24をa側に接続させてCD−ROM(XAフォーマット)デコーダ22をデコードモードとする(S7,S8→S9)。すなわち、CPU14は確認手段として機能し、オーディオ専用コードが検出されたことによって装填されている光ディスク1がCD−ROMオーディオと想定されるが、このCDは前述のようにCD−ROM(XAフォーマット)で記録されているため、CD−ROM(XAフォーマット)デコーダ22による復号を必要とする。なお、この段階ではスイッチ回路28を制御せず、そのままのフローティング状態に保つ。
【0036】
そして、スイッチ回路24のa側への切換えが完了した後、図16のフローチャートに詳細が示されているタイプ別モード選択(ステップS10)を実行する。ここで、図13及び図14と共に図1の直交変換・ハフマン符号デコーダ26の構成例について説明する。図13は直交変換デコーダ43とハフマン符号デコーダ42の縦列接続回路とを示し、直交変換デコーダ43の出力端子とハフマン符号デコーダ42の出力端子からそれぞれ出力する構成となっていて、これらの出力信号がそれぞれスイッチ回路28の端子c1とc2へ接続される。すなわち、端子c1が選択されたときは、直交変換・ハフマン符号デコーダ26は直交変換デコーダ43として動作し、他方端子c2が選択されたときは、直交変換デコーダ43とハフマン符号デコーダ42の縦列接続回路として動作する。
【0037】
図14は直交変換・ハフマン符号デコーダ26の他の構成例を示すブロック図であり、直交変換デコーダ43とハフマン符号デコーダ42の縦列接続回路と、入力端子に接続されたもう一つのハフマン符号デコーダ44を示している。これら2つのハフマン符号デコーダ42、44の出力端子からそれぞれ出力する構成となっていて、これらの出力信号がそれぞれスイッチ回路28の端子c1とc2へ接続される。すなわち、端子c1が選択されたときは、直交変換・ハフマン符号デコーダ26はハフマン符号デコーダ44として動作し、他方端子c2が選択されたときは、直交変換デコーダ43とハフマン符号デコーダ42の縦列接続回路として動作する。
【0038】
便宜上、図13の構成が直交変換・ハフマン符号デコーダ26に採用されたものが本発明の第1実施例であり、図14の構成が採用されたものを第1実施例の変化態様とする。
【0039】
図13の構成が採用されているものとして、図16に戻ると、ステップS20でTOCの情報から装填されたCD−ROMオーディオがタイプ1であるか否かを判断する。タイプ1でない場合はタイプ2であると推定する。ここでタイプ1とはそのCD−ROMオーディオの製造時のデータ圧縮方法として図11に示されるような直交変換が採用されたことを意味するもので、一方タイプ2とは同様に図19に示すように直交変換及びハフマン符号化が採用されたことを意味するものである。このタイプを示す情報としては、前述のQ1〜Q4のコントロールビットを用いることができる。すなわち、CD−ROMオーディオの作製時に、予め情報の圧縮方法に応じたコントロールビットを定めておいて、エンコード時に一緒にディスクに記憶させておくことにより、再生時に利用することができるのである。
【0040】
ステップS20でYESのときは、ステップS21で信号処理回路11へ制御信号を出力し、スイッチ回路28をc1側に切り換える。その後、CPU14の指示でCPU17は予備再生モードを設定し、サーボ制御回路6によって光ヘッド3を光ディスク1の所定トラックへ移動させ、予備的にそのトラックのチェックデータを再生する(ステップS22,S23)。この予備再生モードでは、CPU14が直交変換・ハフマン符号デコーダ26の出力側から直接的にデータを取り込み、復号データをチェックし、その復号データが正常か否かを確認する(ステップS24、S25)。復号データが異常なときは、ステップS37で再生が不能である旨の表示を表示部16で行う。すなわち、CPU14は正常復号データ検出手段として機能する。
【0041】
正常な復号データであることが確認された場合には、直ちにタイプ1フラグをONにし(ステップS26)、次に第2トラック以降のオーディオデータを本再生モードとして再生する(ステップS27)。すなわち、CPU14はモード移行手段として機能し、信号処理回路11では、CD−DA信号処理部20でCIRC復号されたデータをCD−ROM(XAフォーマット)デコーダ22を介して直交変換・ハフマン符号デコーダ26へ転送し、図13の直交変換デコーダ43で復号されたデータを出力アナログ系回路12へ供給する。
【0042】
ステップS20でNOであるときは、ステップS30で信号処理回路11へ制御信号を出力し、スイッチ回路28をc2側に切り換える。その後、前述のステップS22〜S25同様のステップS31〜S34を実行し、ステップS34がYESなら、タイプ2フラグをONにし(ステップS35)、次に第2トラック以降のオーディオデータを再生する(ステップS36)。すなわち、信号処理回路11では、CD−DA信号処理部20でCIRC復号されたデータをCD−ROM(XAフォーマット)デコーダ22を介して直交変換・ハフマン符号デコーダ26へ転送し、図13の直交変換デコーダ43とハフマン符号デコーダ42の縦列回路で復号されたデータを出力アナログ系回路12へ供給する。よって、CPU14はモード設定手段として機能する。
【0043】
図2に戻り、前述のステップS8においてインフォメーション部のコードがオーディオ専用コードではなくCD−ROMコードであった場合には、CPU14は信号処理回路11へスイッチ制御信号を出力し、スイッチ回路24を同様にa側に接続させて、CD−ROM(XAフォーマット)デコーダ22をデコードモードとする(S8、S11,S12)。すなわちCPU14はCD−ROMコードの存在を確認する手段として機能する。この段階ではスイッチ回路28を制御せずに、そのままのフローティング状態に保たれる。次にCPU17がCD−ROMフラグをONにするとともに信号処理回路11へスイッチ制御信号を与えてスイッチ回路28をd側へ接続させ、直交変換・ハフマン符号デコーダ26をスルーパスモードとする(ステップS13、S14)。
【0044】
以上の手順を経てスイッチ回路28がd側に接続されると、信号処理回路11から出力アナログ系回路12へのCD−ROM(XAフォーマット)デコーダ22からの復号データの出力が可能になり、CPU14はCPU17を経由してサーボ制御回路6によって再度第2トラックの最初から読取りを開始させ、その第2トラック以降のデータを順次再生させる(ステップS15)。その場合、信号処理回路11では、CD−DA信号処理部20でCIRC復号されたデータをCD−ROM(XAフォーマット)デコーダで復号して出力アナログ系回路12へ供給する。
【0045】
なお、ステップS3でCD−ROM又はCD−ROMオーディオと判別されていても、ステップS8→S11においてオーディオ専用コードもCD−ROMコードも検出されなかった場合は、この光ディスク装置で再生できない他のバリエイションのディスクが装填されているものと推定される。そこでCPU17は表示部16へ再生不能に係る表示データを転送してその旨の表示を実行させる(ステップS16)。
【0046】
以上のように、本実施例の光ディスク装置はCD−DAとCD−ROMオーディオとCD−ROMのいずれに対しても、共用して記録/再生ができる構成を有しているが、CD−DAとCD−ROMオーディオのみの共用構成であってもよいことは当然であり、また本実施例では予備再生モードを設けているが、それはTOC情報やトラックのインフォメーション部の読取りエラーに伴う再生エラーを防止するものであり、その読取りの信頼性が確保されていれば敢えて予備再生モードを設ける必要はない。
【0047】
次に図17及び図18に従って本発明の第2実施例について説明する。この第2実施例は図1及び図2の第1実施例と次の点で異なる。すなわち、第1実施例はCD−DA、CD−ROMオーディオ、CD−ROMについて兼用できるのに対し、第2実施例はCD−DA、CD−ROMオーディオ、VCDについて兼用できる構成となっている。ここで、VCDについて検討すると、VCDは既存のCD−I FMVとの互換性を有し、ディスク全体のデータは図4に示すようにCD−ROM(XAフォーマット)フォーム1に準拠していて、ファイル管理はISO9660フォーマットに従って行われる。図5はVCD規格におけるトラック構成を示す図であり、図6はVCD規格におけるビデオセクタのセクタフォーマット図である。また、図7はVCD規格におけるオーディオセクタのセクタフォーマット図であり、図8はVCD規格におけるオーディオセクタとビデオセクタのインターリーブ記録の図である。
【0048】
第2実施例ではCD−DA、CD−ROMオーディオ、VCDについて兼用できるようにするために、信号処理回路11の構成において次の変更点がある。第1実施例ではスイッチ回路28は直交変換・ハフマン符号デコーダ26を2つのデコードモードとスルーパスモードのいずれか1つに切り換えるものであったが、更にスイッチ回路24の出力に応答するMPEGデコーダ29を設け、スイッチ回路28がj側に接続されたとき、MPEGデコーダ29のを出力信号を選択する構成となっている。CPU14はかかる動作を行うよう予め用意されたプログラムに従って各スイッチ回路の制御などを行う。
【0049】
図18のフローチャートに従って第2実施例の動作を説明するが、図2のフローチャートと異なるステップのみについて説明する。図2のステップS11に代えてステップS11AではVCDコードが存在するか否かを判断する。すなわちCPU14はVCDコードの存在を確認する手段として機能する。またステップS12の後、ステップS39で予備再生モードを設定し、ステップS40で第2トラックを再生する。ステップS41ではMPEGデコーダ29によるMPEG復号結果をチェックする。ステップS42で復号データが正常でないときは、ステップS16で再生不能の表示を行う。復号データが正常であれば、ステップS23AでVCDフラグをONとし、ステップS24Aでスイッチ回路28をj側に接続するよう制御する。その結果ステップS15AでVCDの画像と音声の再生が行われる。
【0050】
上記第2実施例は第1実施例同様、図13に示した構成の直交変換・ハフマン符号デコーダ26を用いるものであるが、第1実施例の変化態様同様、第2実施例の変化態様として図14に示した構成直交変換・ハフマン符号デコーダ26を用いることができる。さらに、CD−ROMに圧縮を施さないリニアPCM信号が記録されている場合は、再生時に伸長のためのデコードを行う必要がない。そこで、オーディオ専用コードの存在が確認され、かつCD−ROMコードの存在が確認されたときは、伸長デコーダ手段をスルーパスモードに設定して再生時に無変換とすべく、第1実施例又は第2実施例でのスイッチ回路28(以下の実施例でのスイッチ回路28Aを含む)を端子d側に切り換えるよう制御することもできる。
【0051】
次に本発明の第3実施例について図15、図16と共に説明する。第3実施例は図1の第1実施例の直交変換・ハフマン符号エンコーダ25と直交変換・ハフマン符号デコーダ26をそれぞれ直交変換エンコーダ25Aと直交変換デコーダ26Aに変更したものである。すなわち、再生するCD−ROMオーディオが図11に示した信号処理回路を図9に適用して記録された光ディスク1の場合にこの実施例は適用される。したがって、図16のフローチャートは図2のステップS16に代えて、CD−ROM(XA)復号後に直交変換復号を行うステップS16Aとなっている。
【0052】
次に図19及び図20に従って本発明の第4実施例について説明する。この第4実施例は第1実施例同様CD−DA、CD−ROMオーディオ、CD−ROMについて兼用できる構成となっている。第1実施例はCD−ROMオーディオの再生では直交変換によるデコードと直交変換によるデコード+ハフマン符号によるデコードのいずれかを選択でき(図13)、また第1実施例の変化態様(図14)ハフマン符号によるデコードと直交変換によるデコード+ハフマン符号によるデコードのいずれかを選択できるが、第2実施例では3つのモードを設け、タイプ1を直交変換とし、タイプ2を直交変換+ハフマン符号とし、タイプ3をハフマン符号としている。
【0053】
図19中図1と異なる点のみ説明するが、エンコーダ25Aはスイッチ回路27の端子h1が選択されたとき、タイプ1の直交変換による圧縮を行い、端子h2が選択されたときタイプ2の直交変換+ハフマン符号による圧縮を行い、端子h3が選択されたときタイプ3のハフマン符号による圧縮を行うよう構成されている。具体的構成は図10乃至図12の回路を切り換えて用いることができる。また、直交変換・ハフマン符号デコーダ26Aはスイッチ回路28の端子c1が選択されたとき、タイプ1の直交変換による伸長を行い、端子c2が選択されたときタイプ2の直交変換+ハフマン符号による伸長を行い、端子c3が選択されたときタイプ3のハフマン符号による伸長を行うよう構成されている。具体的構成は図15に示すように図13と図14を組み合わせたようなものである。
【0054】
図20のフローチャートにおいてステップS9に続くステップS50のみが図2のステップS10と異なる。すなわち、ステップS50の詳細は図21に示されるように、図16のフローに加えてタイプ3を判断するステップS52とそれに続く一連の処理ステップS53〜S59が設けられている。ステップS53はスイッチ回路28をc3側に切り換えるものであり、ステップS53〜S57はステップS22〜S25と同様である。ステップS58はタイプ3フラグをONするものであり、その次に第2トラック以降のオーディオデータを再生する(ステップS59)。すなわち、信号処理回路11では、CD−DA信号処理部20でCIRC復号されたデータをCD−ROM(XAフォーマット)デコーダ22を介して直交変換・ハフマン符号デコーダ26へ転送し、図15のハフマン符号デコーダ44で復号されたデータを出力アナログ系回路12へ供給する。なお、ステップS27Aでは図15の直交変換デコーダ43で復号されたデータを出力アナログ系回路12へ供給し、ステップS36Aでは図15の直交変換デコーダ43とハフマン符号デコーダ42の縦列回路で復号されたデータを出力アナログ系回路12へ供給する。
【0055】
次に図22と図23によって本発明の第4実施例について説明する。図22は第2実施例を示す図17同様、MPEGデコーダ29を設けて、VCDにも対応可能な構成であり、かつ第3実施例を示す図19同様、エンコーダ25A、デコーダ26A 、スイッチ回路27A、28Aがタイプ1〜タイプ3の3つのモードに対応可能となっている。図22の装置の動作を示す図23のフローチャートは基本的に図18と同様であるが、図18中のタイプ別モード選別を実行するステップS10は図20同様、図21に詳細を示すステップS50に変更されている。したがって、CD−ROMオーディオの場合はその記録時の圧縮方法に応じて、直交変換、直交変換+ハフマン符号、ハフマン符号のいずれかを選択して伸長のためのデコードを行うことができ、かつVCDへの対応も可能である。
【0056】
上記各実施例及びいくつかの実施例の変化態様を整理すると次の表のようになる。
【0057】
【表2】
【0058】
なお、上記各実施例でスイッチ回路28又は28Aは直交変換・ハフマンデコーダ26、26Aの出力側に設けられているが、デコーダ26、26Aの構成によっては、その入力側に設けたり、デコーダ自体の内部接続を切り換えるようにすることもでき、かかる構成により、図13乃至図15の構成から重複した回路を除外することもできる。また、上記各実施例で出力アナログ系回路12と入力アナログ系回路13にサンプリング周波数fsの切換え手段を設け、44.1kHzと88.2kHzの一方を選択することができるようにしておけば、記録実施例には所望のfsを選択でき、再生時にはその光ディスク1の記録時のfsに合せることができる。
【0059】
上記各実施例は記録/再生が可能な光ディスク装置であるため、光ディスク1を相変化ディスクとしたが、当然に再生専用の光ディスクであってもよく、更に光磁気ディスクにおいても、装置の光ヘッド3とレーザ駆動部9を光磁気方式に変更するだけで、同様の手順をもってCD−DAとCD−ROMオーディオとCD−ROMの共用再生を行わせることができる。
【0060】
上記各実施例に加えて、次にCD−DAとDVDオーディオDVDの共用再生を行うことのできる光ディスク装置の実施例について説明する。図25はDVDのフォーマットをセクタ単位で示すデータ配置模式図である。図25に示されるように、DVDでは通常1パックが2048バイト(1論理セクタ)で構成され、その中のパケット(ユーザデータ)2034バイトが利用できる。図25において、「パックスタート」は同期信号となるSYNCパターンを有し、「SCR」は時間情報であるシステム・クロック・レファレンスであり、「Mux rate」は転送レート(マルチプレックシングレート)であり、「パケット(ユーザデータ)」はパケットヘッダとデータなどからなる。
【0061】
この実施例は、これまでに説明した実施例に対して次の変更を加えることで構成することができる。すなわち、図1の信号処理回路11のCD−ROM(XAFORMAT)エンコーダ21及びCD−ROM(XA FORMAT)デコーダ22をそれぞれDVDエンコーダ(パッキングエンコーダ)とDVDデコーダ(アンパッキングデコーダ)に置換すればよく、図2のステップS11は「CD−ROMコード」の代りに「DVDコード」とし、ステップS13の「CD−ROMフラグ」の代りに「DVDフラグ」とするなどの変更を行えばよい。また、図9の「CD−ROM符号化回路34」は「DVD符号化回路」とされる。同様に、図17、図19、図20、図22にも変更を加えればよい。また、表2における、対応CDの欄の「CD−ROMオーディオ」は「DVDオーディオ信号」とし、「CD−ROM」は「DVD」とすることにより、第1乃至4実施例のDVD用版とすることができる。また、CD−DAとDVDとではディスクを構成する層の厚さの差を考慮して、フォーカスサーボ制御、トラッキングサーボ制御を行うための2焦点型あるいは2レンズ切り換え型の光ヘッドを用いるなど兼用器に要求される対策を講じる必要があることは言うまでもない。
【0062】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は上記のように構成されているので次の効果がある。すなわち、本発明の光ディスクへの記録方法では、オーディオ信号を量子化ビット数が20乃至24ビット、標本化周波数が44.1kHz又はそれ以上の周波数で量子化し、量子化された所定量の量子化データ毎に直交変換エンコード、ハフマン符号エンコード並びに直交変換エンコードとハフマン符号エンコードの双方の3つの圧縮方法モードのうち少なくとも2つの圧縮方法モードの1つを選択してデータ量を圧縮し、この圧縮されたデータ並びに圧縮方法モードをセクタ単位で示すタイプ信号として、前記ユーザデータ領域の所定のサブヘッダに収納されるようにフォーマッティングし、このフォーマッティングされたデータを光ディスクに記録するようにしているので、再生時に有用な圧縮方法モードを示す信号をオーディオ信号と同時に記録することができる。また本発明の光ディスク装置では新規格のCD−ROMオーディオと従来のCD−DAを共用再生させることを可能にし、かつCD−ROMオーディオの場合にはその記録時の圧縮方法に対応した伸長方法でデコードすることができる。さらに、本発明では、新規格のDVDオーディオと従来のCD−DAを共用再生させることが可能である。また、確認手段を用いることによりTOC情報やトラックのインフォーメーション部の読み取りエラーに伴う再生エラーを防止し、光ディスク装置の信頼性を向上させる。さらには、CD−ROM規格に属するMPEG圧縮のVCDの共用再生も可能とすることができる。また、判別手段がCD−ROMであると判別するとともに確認手段がインフォーメーション部のオーディオ専用コードを確認し、かつ圧縮方法モードを示すタイプを識別した場合に、そのタイプに応じたデコードモードでデータを予備的に再生して、信号処理手段の出力データが正常な復号データであるか否かを判断することにより本再生モードへ移行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ディスク装置の第1実施例を示すブロック図である。
【図2】第1実施例の再生モードにおける動作手順を示すフローチャートである。
【図3】CDのTOC情報のQチャンネルのフレーム構造図である。
【図4】VCD規格におけるディスク全体のデータ構成図である。
【図5】VCD規格におけるトラック構成を示す図である。
【図6】VCD規格におけるビデオセクタのセクタフォーマット図である。
【図7】VCD規格におけるオーディオセクタのセクタフォーマット図である。
【図8】VCD規格におけるオーディオセクタとビデオセクタのインターリーブ記録の図である。
【図9】本出願人の先願にかかる記録装置のブロック図である。
【図10】上記先願中の記録装置内の信号処理回路の例を示すブロック図である。
【図11】本出願人の他の先願中の記録装置内の信号処理回路の例を示すブロック図である。
【図12】本出願人の更に他の先願中の記録装置内の信号処理回路の例を示すブロック図である。
【図13】図1及び図17中のデコーダ26の構成例を示すブロック図である。
【図14】図1及び図17中のデコーダ26の他の構成例を示すブロック図である。
【図15】図19及び図22中のデコーダ26Aの構成例を示すブロック図である。
【図16】図2中のステップS10の詳細を示すフローチャートである。
【図17】本発明の光ディスク装置の第2実施例を示すブロック図である。
【図18】第2実施例の再生モードにおける動作手順を示すフローチャートである。
【図19】本発明の光ディスク装置の第3実施例を示すブロック図である。
【図20】第3実施例の再生モードにおける動作手順を示すフローチャートである。
【図21】図19中のステップS50の詳細を示すフローチャートである。
【図22】本発明の光ディスク装置の第4実施例を示すブロック図である。
【図23】第4実施例の再生モードにおける動作手順を示すフローチャートである。
【図24】CDの種々のフォーマットをセクタ単位で示したデータ配置摸式図である。
【図25】DVDのフォーマットをセクタ単位で示すデータ配置模式図である。
【符号の説明】
1 光ディスク
2 スピンドルモータ
3 光ヘッド
4 スピンドルサーボ部
5 フォーカス・トラッキングサーボ部
6 サーボ制御回路
7 RF増幅器
8 再生用デコーダ
9 レーザ駆動部
10 記録用エンコーダ
11 信号処理回路
12 出力アナログ系回路
13 入力アナログ系回路
14 CPU(判別手段、確認手段、モード設定手段、CD−ROMコードの存在を確認する手段、VCDコードの存在を確認する手段、正常復号データ検出手段、モード移行手段)
15 操作部
16 表示部
17 CPU
20 CD−DA信号処理部
21 CD−ROMエンコーダ
22 CD−ROMデコーダ
23、24、27、28 スイッチ回路
25、25A 直交変換・ハフマン符号エンコーダ
26、26A 直交変換・ハフマン符号デコーダ(伸長デコーダ手段)
29 MPEGデコーダ
31 A/D変換回路(量子化手段)
32 信号処理部(メモリ33と共にデータ圧縮手段を構成する)
33 メモリ
34 CD−ROM符号化回路(フォーマッティング手段)
35 CD符号化回路
36 フィルタバンク
37 スイッチ回路(選択手段)
38 ハフマン符号化回路
39 アロケーション回路
40 直交変換回路
41 正規化・量子化部
42、44 ハフマン符号デコーダ
43 直交変換デコーダ
IN 入力端子
OUT1、OUT2 出力端子
Claims (2)
- 特定ディスク・オーディオであることを特定する情報と、オーディオデータを含むオーディオ記録ユニットからなるオーディオセクタとを有する光ディスクへの記録方法であって、
前記オーディオ記録ユニットのユーザデータ領域に、
オーディオ信号を量子化ビット数が20乃至24ビット、標本化周波数が44.1kHz又はそれ以上の周波数で量子化し、量子化された所定量の量子化データ毎に直交変換エンコード、ハフマン符号エンコード並びに直交変換エンコードとハフマン符号エンコードの双方の3つの圧縮方法モードのうち少なくとも2つの圧縮方法モードの1つを選択してデータ量を圧縮し、この圧縮されたデータ並びに圧縮方法モードをセクタ単位で示すタイプ信号として、前記ユーザデータ領域の所定のサブヘッダに収納されるようにフォーマッティングし、このフォーマッティングされたデータを光ディスクに記録することを特徴とする光ディスクへの記録方法。 - 請求項1に記載の記録方法により記録された光ディスクから情報を再生することが可能な光ディスク装置であって、特定ディスク・オーディオ・デコード手段を有するものにおいて、
装填された光ディスクから特定ディスク・オーディオであることを特定する情報を検出する手段と、
前記検出された情報により光ディスクが特定ディスク・オーディオであることを特定された場合、前記光ディスクから読み出された各セクタのユーザデータ領域内のサブヘッダから当該セクタの情報が記録された際の圧縮方法モードを示すタイプ信号を検出するタイプ信号検出手段と、
前記特定ディスク・オーディオ・デコード手段の出力信号に応答する直交変換デコーダとハフマン符号デコーダと直交変換デコーダとハフマン符号デコーダの従属接続の3つのモードのうち少なくとも2つのモードを設定できる伸長デコーダ手段と、
前記伸長デコーダ手段に前記特定ディスク・オーディオ・デコード手段の出力信号を供給し、前記タイプ信号検出手段で検出された圧縮方法モードのタイプ信号に応じて前記伸長デコーダ手段の伸長デコードモードを設定するモード設定手段と、
前記設定されたモードによって伸長して復元された元のオーディオ信号を取り出す手段とを、
有することを特徴とする光ディスク装置。
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