JP3796724B2

JP3796724B2 - Manufacturing method of sealing tape

Info

Publication number: JP3796724B2
Application number: JP29196696A
Authority: JP
Inventors: 喜十司目黒
Original assignee: メグロ化学工業株式会社
Priority date: 1996-11-01
Filing date: 1996-11-01
Publication date: 2006-07-12
Anticipated expiration: 2016-11-01
Also published as: KR19980041696A; KR100498080B1; JPH10128871A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明はシーリングテープの製造方法に関し、特に自動車のボデー内側における金属面若しくは金属板と金属板との接合部や接合段差部を被覆するためのテープの製造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
自動車のボデー内側における金属板と金属板との接合部や接合段差部分であるボデー・パネルの合わせ目、ドアやフードなどのヘミング部には、水や塵芥の浸入を防止するために接合部や接合段差部分に沿ってシーリング剤を厚さを有するように塗布することが行なわれている。すなわち、例えば図９に示すように、端部に屈曲部Ｃが形成された外側金属板Ａの前記屈曲部Ｃに内側金属板Ｂを挿入して接合する場合、図の表裏方向に延長される接合段差部Ｄは、チューブ先端のノズルから押し出されたシーリング剤Ｅにより表裏方向に帯状に被覆されている。
このシーリング剤Ｅを塗布する作業は、自動車製造工程における産業ロボットにより行なわれるので、ノズルから押し出されるシーリング剤の量やノズルの移動距離を高精度に制御でき、塗布されたシーリング剤Ｅの断面形状を図９に示した形状に一定に保つことができ、その後に塗装作業が行なわれる。
【０００３】
ところで、自動車に加えられた衝撃などによって、ボデー・パネルの合わせ目が変形したときには、その部分を修復して、元通りの外観にすることが求められる。
【０００４】
このような自動車のボデーの修理塗装の時には、ボデー・パネルの合わせ目の形状を元通りに修復した後、作業員はシーリング剤が充填してある例えば金属製のチューブの先端のノズルを、塗布しようとするボデーの合わせ目に直接押しあてながら、チューブからシーリング剤を押し出して、合わせ目に沿って移動することによってシーリング剤の塗布作業を行なう。すなわち、前記した産業ロボットによる作業を人間の手によって行なうことになる。
【０００５】
人手による作業によると、チューブ内のシーリング剤を押し出しながら、チューブを移動するという動作は、細心の注意をはらった場合においても、塗布されるシーリング剤の量を一定にするのが困難であり、また、その軌跡が乱れることにより塗布状態を平滑に仕上げることができなかった。そのため、修理後のボデー・パネルの合わせ目においては、新車の状態（図９の状態）が維持できないという問題点があった。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明の発明者は、自動車のボデーの補修にあたって、パネルの合わせ目のシーリングを極めて簡便に行うことができ、且つ仕上り状態が良好なシーリングテープを提案するに至った。
このシーリングテープ１０は、図８に示すように、段差をもつ底面に対して厚みを有した長尺形状をなし、反発性をもって原形を保持するようゴム基材を加硫させて構成したものであり、金属板の接合段差部に貼着することにより使用される（実願平６−７３６３号参照）。
【０００７】
この形状のシーリングテープによれば、例えば、図７に示すように、端部に屈曲部Ｃが形成された第１の金属板Ａと、この金属板Ａの屈曲部Ｃに一端が挿入された第２の金属板Ｂとの接合段差部Ｄを被覆する場合、金属板の合わせ目に沿って、シーリングテープ１０の湾曲部１４側の裏面である第１の底面部１１が金属板Ａに、フランジ縁部１５側の裏面である第２の底面部１２が金属板Ｂに接着するように貼り付ける。
したがって、金属板Ａと金属板Ｂとの合わせ目の接合段差部Ｄに対して、第１の底面部１１と第２の底面部１２とが的確に接着し、その部分におけるシール効果を発揮することができる。
【０００８】
しかしながら、上記シーリングテープ１０を例えばドアの内側の金属板の接合段差部に使用するような場合、図６に示すように（図６は自動車の後部ドア（内張りが外された状態）の一部分を示している）、シーリングテープ自体をドア形状（コーナー部Ｇ）に沿って略直角に折曲させて貼着する必要がある。
このような場合、コーナー部Ｇにおいてテープがたるんだり一部が剥がれるという現象が生じ、仕上り状態が悪化するという問題がある。また、仕上り状態を良好とするには、この部分（コーナー部）だけ従来例で述べたシーリング剤を手作業で塗布する必要があった。
【０００９】
これは、シーリングテープを作製する際に、ゴム基材を加硫させて長尺形状の状態で反発性をもって原形を保持するように形成したことに起因する。通常、ゴム基材は加硫させて一定の形状を保持して使用されるのが一般的であり、また、未加硫の状態では圧力が加わった場合に変形しやすいため、長時間にわたって一定の形状を保持することが重要であるシーリングテープには適していないからである。
【００１０】
そこで、前記シーリングテープを改良し、未加硫状態とすることにより折曲させる場合も変形が自在であるシーリングテープ（以下、未加硫シーリングテープという）を提案するに至った。この未加硫シーリングテープを使用する場合、塗装処理中における加熱処理で加硫させ、例えば折曲状態のままその形状を保持するものである。
【００１１】
その一方、未加硫シーリングテープは、その性質上、それ以前のシーリングテープ（加硫シーリングテープ）と同じ製造方法を用いることができなかった。すなわち、加硫シーリングテープの製造方法の場合、底面にシーリングテープの断面形状と同じ孔が形成された筒状体に加硫させたゴム基材（このときには高温状態にあるので、ゴム基材は変形可能となっている）を充填し、ピストンで前記孔よりゴム基材を押し出す押出成型により長尺状のシーリングテープを形成している。
しかしながら、未加硫のゴム基材を使用した場合、孔より押し出されたゴム基材が一定の形状を保持することができないので、長尺状のシーリングテープとすることができなかった。
【００１２】
本発明は上記実情に鑑みてなされたもので、未加硫のゴム基材から作製される長尺状のシーリングテープ（未加硫シーリングテープ）の製造方法、及び、この製造方法中で使用される方形状シートの切断方法、及び、その際に使用するロール状切断器を提供することを目的とする。
【００１３】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため請求項１に記載のシーリングテープの製造方法は、次の各工程を具備することを特徴としている。
材料作製工程。この材料作製工程は、ゴム基材と加硫促進剤を含有してシーリングテープ材料を作製するものである。
加工工程。この加工工程は、前記シーリングテープ材料を未加硫状態のまま方形状シートに加工するものである。
接着剤貼着工程。この接着剤貼着工程は、前記方形状シートの底面に接着剤が塗布された接着剤シートを貼着するものである。
切断工程。この切断工程は、前記方形状シートを移動させながらその上面側に、円柱状の円周に沿って少なくとも２つ以上の刃とこれら刃同士の間に凹部が形成されたロール状切断器を押圧し、底面に対して厚さを有する長尺状に整形しながら前記方形状シートをテープ状に切断してシーリングテープを得るものである。
【００１４】
請求項２に記載のシーリングテープの製造方法は、請求項１の製造方法において、ロール状切断器の凹部が円弧状に形成されることにより、シーリングテープの上面が湾曲部となることを特徴としている。
【００１５】
請求項３に記載のシーリングテープの製造方法は、請求項１の製造方法の材料作製工程において、酸化防止剤を添加したことを特徴としている。
【００１８】
本発明方法によれば、方形状シートを移動させながらロール状切断器を押圧することにより整形して切断することにより長尺状のシーリングテープを得る。
【００１９】
また、ロール状切断器の凹部を円弧状とすることにより、シーリングテープの上面を湾曲部としてシーリングテープに適した形状とすることができる。
【００２０】
材料作製工程において酸化防止剤を添加することにより、未加硫状態のシーリングテープについて経年変化を抑えることができる。
【００２１】
【発明の実施の形態】
本発明方法の実施の形態の一例について、図面を参照しながら説明する。図５は、本発明方法により製造されたシーリングテープの斜視説明図である。
シーリングテープ１０の全体は、ゴム基材に加硫促進剤，酸化防止剤，顔料，増量剤を添加して構成されている。シーリングテープ１０の形状は、平坦な底面１とこの底面１に対して厚みを有する湾曲面２とで断面形状を円弧状とし、断面に対して直交する方向に十分に長尺形状となるよう形成されている。
シーリングテープ１０の底面１には、接着剤シート３が貼着され、その表面側には保護テープ４が貼着されることにより、前記シーリングテープ１０の形状を未加硫状態で維持している。したがって、シーリングテープ１０の金属板への貼着前の状態（使用前の状態）でテープを巻回して収納することが可能となる。
【００２２】
次に、上記シーリングテープ１０の製造方法について説明する。すなわち、上記シーリングテープ１０は、図１に示すように、シーリングテープ材料を作製する材料作製工程１００と、前記材料を方形シートに加工する加工工程２００と、この方形シートに接着剤を貼着する接着剤貼着工程３００と、方形シートを切断して複数のシーリングテープを得る切断工程４００と、を経ることにより製造される。
【００２３】
材料作製工程１００は、ホッパー１０１内においてゴム基材に加硫促進剤，酸化防止剤，顔料，増量剤を添加して攪判等を行いシーリングテープ材料を作製するものである。また、ホッパー１０１内においては、シーリングテープ材料の温度は５０℃程度となっている。
【００２４】
加硫促進剤は、熱処理を施すことでゴム基材を加硫させ、反発性をもって原形を保持させるためのものであり、例えば酸化イオウ等が使用される。本発明の特徴的な部分は、この加硫処理を塗装処理中の加熱処理で行うことであり、金属面に貼着前のシーリングテープ自体は未加硫状態となっている。
酸化防止剤は、未加硫のシーリングテープの経年変化を抑えるために添加するものであり、例えばポリブデンが使用される。
【００２５】
顔料は、シーリングテープを所望の色に着色させるものであり、例えば酸化チタンが使用される。
増量剤は、ゴム基材を主とした混合物の体積を増加させるとともに、ゴム基材の強度を増加させるためのものであり、例えば炭酸カルシウムが使用される。
【００２６】
加工工程２００は、シーリングテープ材料を未加硫状態のまま方形状シート２０１に加工するものである。すなわち、ホッパー１０１からシーリング材料が供給され、これを一対の円柱状ロール２０２，２０２間でプレスし、方形状シート２０１に加工する。
この場合の未加硫状態とは、シーリングテープ材料を変形させた場合にこの形状（変形された形状）を保持可能な状態のことであり、この条件を満足する半加硫状態（加硫を途中で止めた）を含むものである。
また、プレスされた方形状シート２０１の底面は、平面又は流れ方向に直交する方向に緩やかな円弧状面となっている。
【００２７】
続く接着剤貼着工程３００においては、両面に接着剤が塗布され、その上に保護テープが貼着されてロールに巻回された接着剤シート３０１から一方面の保護テープ３０２を剥離し、方形状シート２０１の底面に接着剤シート３０１を貼着する。この接着剤シート３０１の貼着は、方形状シート２０１の形状保持のため、加工工程後に直ちに行う必要がある。また、この接着剤シート３０１の貼着により、方形状シート２０１が未加硫状態であってもその形状をシート状に保持することが可能となる。したがって、接着剤貼着工程の後に、直ちに次の工程を行うことなく、方形状シート２０１を巻き取ることによりストックすることが可能となる。
【００２８】
次の切断工程４００においては、図１及び図２に示すように、方形状シート２０１を基台４１０上を移動させながらその上面側に、円柱状の円周に沿って複数の刃４０２が形成されたロール状切断器４０１をシートの流れ方向（図１のロール状切断器４０１内の矢印の方向）に回転させながら押圧し、方形状シート２０１をテープ状に切断して複数のシーリングテープ１０を同時に得る。すなわち、図３に示すように、ロール状切断器４０１の円周に沿って形成された複数個の刃４０２同士の間には、刃４０２を頂部として連続する円弧状凹部４０３が形成されることにより、方形状シート２０１を切断するに際し、上面を湾曲部とするとともに底面に対して厚さを有する長尺状に整成してシーリングテープ１０が得られる。
各シーリングテープ１０の底面は、平面又は長尺方向と直交する方向において緩やかな円弧状面となっている。
【００２９】
ロール状切断器４０１における円弧状凹部４０３の最大深さｈは、図４に示すように、方形状シート２０１の厚みｄより大きく設定されている。したがって、方形状シート２０１がロール状切断器４０１で押圧される際に、刃４０２で切断される断面が方形となる部分（方形部分Ｘ）を断面が円弧状となる部分（円弧状部分Ｙ）に整形させて断面形状を整えるようになっている。前記円弧状部分Ｙの面積は、方形部分Ｘの面積より若干大きく設定することにより、整形に際して円弧状凹部４０３から方形状シート２０１を構成する材料（ゴム基材）のはみ出し部分がないようにする。
【００３０】
上記製造方法により、方形状シート２０１を図の左方向から右方向に移動させながらロール状切断器４０１を押圧することにより整形しながら切断するので、未加硫状態で長尺状のシーリングテープを得ることができる。
また、上記例ではロール状切断器４０１の凹部４０３を円弧状としたが、この形を変形することによりシーリングテープ１０の上面を所望の形に整形することができる。
【００３１】
上記製造方法で得たシーリングテープは、金属板同士の接合部を被覆するために用いる。すなわち、互に金属板の側面部同士が当接された接合部分において、一方面側の接合部に沿って貼着することにより他方面側の接合部から水や塵芥の浸入を防止してシール効果を得ることができる。
その際、シーリングテープを曲げながら貼着する場合においても、未加硫状態であるので容易に変形でき、また、新たに変形させない（力が加わらない）限りこの形状が保持される。
【００３２】
そして、シーリングテープの加硫は、シーリングテープ上からボディ色の塗装処理により行われる。すなわち、この塗装処理は、塗装スプレーにより塗装膜を形成し、続いて塗装膜を安定させるための強制乾燥（熱反応処理）を行う。この強制乾燥（熱反応処理）は、塗装ブース内において７０℃、３０分以上行われるので、この処理（塗装処理中の加熱処理）によりシーリングテープ１０を加硫させることができ、シーリングテープ１０に力が加わった場合においても前記変形させた形状を原形として保持させることが可能となる。
【００３３】
上記シーリングテープによれば、未加硫状態で貼着可能であるので、自由に形状を変形でき、所望の形状に折曲させた場合においても、この部分にたるみが生じたり剥がれることがないので、接合部の形状に沿ってシーリングテープを貼着することができ、仕上り状態を良好にすることができる。
また、シーリングテープの底面においても、貼着時に押圧することにより対象形状に対して変形するので、接合部が段差を有する場合であっても、底面に段差を設けることなくある程度密着させることが可能となる。
【００３４】
また、シーリングテープ１０を貼着した後に、その上から塗装処理を行うことにより、塗装処理中の加熱処理により前記シーリングテープを加硫させることができるので、この加熱処理による加硫により前記折曲形状が原形となり、この形状について反発性をもって保持させることができる。
したがって、加硫化させるための特別な工程を設けることなく通常の塗装工程でシーリングテープの加硫化を図ることができる。
【００３５】
【実施例】
次に、本発明のシーリングテープの製造方法の実施例について説明する。
ホッパー内１０１に、ゴム基材に加硫促進剤としての酸化イオウ，酸化防止剤としてのポリブデン，顔料としての酸化チタン，増量剤としての炭酸カルシウムを下記の表に示す配合で混合し、シーリングテープ１０の材料とした。ホッパー１０１内におけるシーリングテープ材料の温度は５０℃とした。
【００３６】
【表１】
ゴム基材４０部
酸化イオウ（加硫促進剤）１０部
ポリブデン（酸化防止剤）１２部
酸化チタン（顔料）１０部
炭酸カルシウム（増量剤）２８部
【００３７】
次に、前記材料を加工して長尺方向の長さが１２ｍ程度の方形シート２０１を形成し、直ちに次の工程として方形シート２０１の裏面に接着剤が塗布された接着剤シート３０１を貼着する。続いて、複数の刃４０２及び円弧状凹部４０３が形成されたロール状切断器４０１により方形シート２０１を移動させながら切断して複数のシーリングテープ１０を同時に得た。切断するに際して方形状シート２０１の温度を４０℃とした。
【００３８】
上記実施例によるシーリングテープ１０を使用して金属同士の接合段差部に貼着する場合に、形状を自由に変形して貼着部分に沿って所望の形状に折曲させた場合においても、折曲部分にたるみが生じたり剥がれることがなかった。また、この後、塗装処理を行った場合、塗装処理中の加熱処理によりシーリングテープが加硫し、変形形状を保持することが確認できた。
【００３９】
【発明の効果】
本発明方法によれば、方形状シートを移動させながらロール状切断器を押圧することにより整形しながら切断するので、未加硫状態で長尺状のシーリングテープを得ることができる。
そして、ロール状切断器の凹部を円弧状とすればシーリングテープの上面を湾曲部とすることができ、テープに適した形状とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明のシーリングテープの製造方法を説明するための工程説明図である。
【図２】本発明の製造方法による切断工程において、方形状シートをロール状切断器により切断する状態を示す斜視説明図である。
【図３】本発明の製造方法で使用するロール状切断器の正面説明図である。
【図４】方形状シートを切断する際の整形を説明するためのシーリングテープの断面説明図である。
【図５】本発明方法により製造されたシーリングテープの一部を示す斜視説明図である。
【図６】シーリングテープをドアにおける金属板の接合段差部に取り付けた状態を示す斜視説明図である。
【図７】シーリングテープを金属板の接合段差部に取り付けた状態を示す断面説明図である。
【図８】シーリングテープの斜視説明図である。
【図９】金属板の接合段差部にシール剤を塗布した状態を示す断面説明図である。
【符号の説明】
１底面２湾曲面
３接着剤シート４保護テープ
１０シーリングテープ１００材料作製工程
２００加工工程２０１方形状シート
３００接着剤貼着工程３０１接着剤シート
４００切断工程４０１ロール状切断器
４０２刃４０３円弧状凹部
Ａ第１の金属板Ｂ第２の金属板
Ｃ屈曲部Ｄ接合段差部
Ｇコーナー部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for manufacturing a sealing tape, and more particularly to a method for manufacturing a tape for covering a metal surface or a joint between a metal plate and a metal plate or a joint step portion on the inner side of an automobile body.
[0002]
[Prior art]
In order to prevent water and dust from entering the joints between the metal plate and the metal plate inside the body of the automobile, the joints of the body panel that is the joint step, and the hemming parts such as doors and hoods, The sealing agent is applied so as to have a thickness along the joining step portion. That is, for example, as shown in FIG. 9, when the inner metal plate B is inserted and joined to the bent portion C of the outer metal plate A in which the bent portion C is formed at the end, it is extended in the front and back direction of the figure. The joint step portion D is covered in a strip shape in the front and back direction with a sealing agent E pushed out from the nozzle at the tip of the tube.
Since the operation of applying the sealing agent E is performed by an industrial robot in the automobile manufacturing process, the amount of the sealing agent extruded from the nozzle and the movement distance of the nozzle can be controlled with high accuracy, and the cross-sectional shape of the applied sealing agent E Can be kept constant in the shape shown in FIG. 9, and then a painting operation is performed.
[0003]
By the way, when the joint of the body panel is deformed due to an impact applied to the automobile or the like, it is required to restore the part to the original appearance.
[0004]
At the time of repair painting of such automobile bodies, after repairing the shape of the seam of the body panel to the original, the worker applies a nozzle at the tip of a metal tube filled with a sealing agent, for example. The sealing agent is applied by extruding the sealing agent from the tube while being pressed directly to the seam of the body to be moved and moving along the seam. That is, the above-described industrial robot work is performed by human hands.
[0005]
According to the manual work, the movement of moving the tube while extruding the sealing agent in the tube is difficult to make the amount of the applied sealing agent constant, even when meticulous care is taken. Further, the coating state could not be finished smoothly due to the disorder of the locus. Therefore, there is a problem that the state of the new car (the state shown in FIG. 9) cannot be maintained at the joint of the body panel after repair.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
Therefore, the inventor of the present invention has proposed a sealing tape that can seal the joints of the panels very easily and repairs the body of an automobile, and has a good finished state.
As shown in FIG. 8, the sealing tape 10 has a long shape having a thickness with respect to a bottom surface having a step, and is formed by vulcanizing a rubber base material so as to retain the original shape with resilience. Yes, it is used by sticking to the joining step portion of the metal plate (see Japanese Utility Model No. 6-7363).
[0007]
According to the sealing tape of this shape, for example, as shown in FIG. 7, one end is inserted into the first metal plate A having the bent portion C formed at the end portion and the bent portion C of the metal plate A. When covering the joint step portion D with the second metal plate B, along the joint of the metal plate, the first bottom surface portion 11 which is the back surface on the curved portion 14 side of the sealing tape 10 is on the metal plate A. The second bottom surface portion 12 which is the back surface on the flange edge portion 15 side is pasted so as to adhere to the metal plate B.
Therefore, the 1st bottom face part 11 and the 2nd bottom face part 12 adhere | attach exactly with respect to the joining level | step-difference part D of the joint of the metal plate A and the metal plate B, and the sealing effect in that part is exhibited. be able to.
[0008]
However, when the sealing tape 10 is used for, for example, a joining step portion of a metal plate inside the door, as shown in FIG. 6 (FIG. 6 shows a part of the rear door of the automobile (with the lining removed). The sealing tape itself needs to be bent at a substantially right angle along the door shape (corner portion G) and attached.
In such a case, there is a problem that the tape is slackened or partly peeled off at the corner portion G, and the finished state is deteriorated. Further, in order to improve the finished state, it was necessary to manually apply the sealing agent described in the conventional example only to this portion (corner portion).
[0009]
This is because when the sealing tape was produced, the rubber base material was vulcanized and formed so as to hold the original shape with resilience in a long shape. In general, rubber base materials are generally used after being vulcanized to maintain a certain shape. In addition, in a non-vulcanized state, they are easily deformed when pressure is applied. This is because it is not suitable for a sealing tape in which it is important to maintain the shape of the tape.
[0010]
Accordingly, the present inventors have proposed a sealing tape (hereinafter referred to as an unvulcanized sealing tape) that can be deformed even when it is bent by improving the sealing tape to an unvulcanized state. When this unvulcanized sealing tape is used, it is vulcanized by heat treatment during the coating process, and for example, its shape is maintained in a bent state.
[0011]
On the other hand, unvulcanized sealing tapes cannot use the same manufacturing method as previous sealing tapes (vulcanized sealing tapes) due to their properties. That is, in the case of a method for producing a vulcanized sealing tape, a rubber base material vulcanized in a cylindrical body having the same hole as the cross-sectional shape of the sealing tape on the bottom surface (the rubber base material is A long sealing tape is formed by extrusion molding in which a rubber base material is extruded from the hole with a piston.
However, when an unvulcanized rubber base material is used, since the rubber base material extruded from the holes cannot maintain a certain shape, it has been impossible to obtain a long sealing tape.
[0012]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and is a method for producing a long sealing tape (unvulcanized sealing tape) produced from an unvulcanized rubber base material, and is used in this production method. An object of the present invention is to provide a method for cutting a rectangular sheet, and a roll-shaped cutter used at that time.
[0013]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the method for producing a sealing tape according to claim 1 includes the following steps.
Material production process. This material preparation process is to prepare a sealing tape material containing a rubber base material and a vulcanization accelerator.
Processing process. In this processing step, the sealing tape material is processed into a square sheet in an unvulcanized state.
Adhesive application process. This adhesive sticking process sticks the adhesive sheet by which the adhesive agent was apply | coated to the bottom face of the said square sheet.
Cutting process. In this cutting step, while moving the rectangular sheet, on the upper surface side thereof, a roll-shaped cutter having at least two blades and a recess formed between the blades is pressed along a cylindrical circumference. Then, the rectangular sheet is cut into a tape shape while being shaped into a long shape having a thickness with respect to the bottom surface to obtain a sealing tape.
[0014]
The method for manufacturing a sealing tape according to claim 2 is characterized in that, in the manufacturing method according to claim 1, the concave portion of the roll cutter is formed in an arc shape so that the upper surface of the sealing tape becomes a curved portion. Yes.
[0015]
The method for producing a sealing tape according to claim 3 is characterized in that an antioxidant is added in the material production step of the production method according to claim 1.
[0018]
According to the method of the present invention, a long sealing tape is obtained by shaping and cutting by pressing a roll cutter while moving a square sheet.
[0019]
Further, by forming the concave portion of the roll cutter into an arc shape, the upper surface of the sealing tape can be formed into a shape suitable for the sealing tape with a curved portion.
[0020]
By adding an antioxidant in the material production process, it is possible to suppress the secular change of the unvulcanized sealing tape.
[0021]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
An example of an embodiment of the method of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 5 is a perspective explanatory view of a sealing tape manufactured by the method of the present invention.
The entire sealing tape 10 is configured by adding a vulcanization accelerator, an antioxidant, a pigment, and an extender to a rubber base material. The sealing tape 10 has a flat bottom surface 1 and a curved surface 2 having a thickness with respect to the bottom surface 1 so that the cross-sectional shape is an arc shape and is sufficiently long in a direction perpendicular to the cross-section. Has been.
The adhesive sheet 3 is adhered to the bottom surface 1 of the sealing tape 10, and the protective tape 4 is adhered to the surface side thereof, whereby the shape of the sealing tape 10 is maintained in an unvulcanized state. . Therefore, the tape can be wound and stored in a state before the sealing tape 10 is attached to the metal plate (a state before use).
[0022]
Next, a method for manufacturing the sealing tape 10 will be described. That is, as shown in FIG. 1, the sealing tape 10 has a material production process 100 for producing a sealing tape material, a processing process 200 for processing the material into a rectangular sheet, and an adhesive is adhered to the rectangular sheet. It is manufactured by going through an adhesive application step 300 and a cutting step 400 that cuts a rectangular sheet to obtain a plurality of sealing tapes.
[0023]
In the material preparation process 100, a vulcanization accelerator, an antioxidant, a pigment, and an extender are added to a rubber base material in a hopper 101, and stirring is performed to prepare a sealing tape material. In the hopper 101, the temperature of the sealing tape material is about 50 ° C.
[0024]
The vulcanization accelerator is for vulcanizing the rubber base material by heat treatment and maintaining the original shape with resilience, and for example, sulfur oxide is used. The characteristic part of the present invention is that this vulcanization treatment is performed by a heat treatment during the coating treatment, and the sealing tape itself before being attached to the metal surface is in an unvulcanized state.
The antioxidant is added to suppress the secular change of the unvulcanized sealing tape. For example, polybutene is used.
[0025]
The pigment is for coloring the sealing tape in a desired color, and for example, titanium oxide is used.
The extender is for increasing the volume of the mixture mainly composed of the rubber base material and increasing the strength of the rubber base material. For example, calcium carbonate is used.
[0026]
In the processing step 200, the sealing tape material is processed into a rectangular sheet 201 in an unvulcanized state. That is, a sealing material is supplied from the hopper 101, pressed between a pair of cylindrical rolls 202, 202, and processed into a square sheet 201.
The unvulcanized state in this case is a state in which this shape (deformed shape) can be maintained when the sealing tape material is deformed, and a semi-vulcanized state (vulcanized state) that satisfies this condition. It was stopped in the middle).
Further, the bottom surface of the pressed rectangular sheet 201 is a gentle arcuate surface in a plane or a direction orthogonal to the flow direction.
[0027]
In the subsequent adhesive attaching process 300, the adhesive is applied to both sides, the protective tape is attached thereon, and the protective tape 302 on one side is peeled off from the adhesive sheet 301 wound around the roll. An adhesive sheet 301 is attached to the bottom surface of the shape sheet 201. Adhesion of the adhesive sheet 301 needs to be performed immediately after the processing step in order to maintain the shape of the rectangular sheet 201. Moreover, even if the square sheet 201 is in an unvulcanized state, it is possible to hold the shape of the adhesive sheet 301 in a sheet shape. Therefore, it is possible to stock by winding up the rectangular sheet 201 without performing the next process immediately after the adhesive attaching process.
[0028]
In the next cutting step 400, as shown in FIGS. 1 and 2, a plurality of blades 402 are formed along a cylindrical circumference on the upper surface side of the rectangular sheet 201 while moving on the base 410. The rolled sheet cutter 401 is pressed while rotating in the sheet flow direction (the direction of the arrow in the roll sheet cutter 401 in FIG. 1), and the rectangular sheet 201 is cut into a tape shape to cut a plurality of sealing tapes 10. Get at the same time. That is, as shown in FIG. 3, between the plurality of blades 402 formed along the circumference of the roll cutter 401, an arcuate concave portion 403 that is continuous with the blade 402 as a top is formed. Thus, when cutting the rectangular sheet 201, the sealing tape 10 is obtained by adjusting the upper surface to a curved portion and having a length with respect to the bottom surface.
The bottom surface of each sealing tape 10 is a gentle arcuate surface in a plane or a direction orthogonal to the longitudinal direction.
[0029]
The maximum depth h of the arc-shaped recess 403 in the roll cutter 401 is set larger than the thickness d of the square sheet 201 as shown in FIG. Therefore, when the rectangular sheet 201 is pressed by the roll-shaped cutter 401, a portion where the cross section cut by the blade 402 is a square (square portion X) is a portion where the cross section is an arc (arc-shaped portion Y). The cross-sectional shape is adjusted by shaping. The area of the arc-shaped portion Y is set to be slightly larger than the area of the square portion X, so that there is no protruding portion of the material (rubber base material) constituting the rectangular sheet 201 from the arc-shaped recess 403 during shaping. .
[0030]
By the above manufacturing method, the rectangular sheet 201 is cut while being shaped by pressing the roll cutter 401 while moving from the left to the right in the figure. Obtainable.
Moreover, although the recessed part 403 of the roll-shaped cutting device 401 was made into circular arc shape in the said example, the upper surface of the sealing tape 10 can be shaped into a desired shape by deform | transforming this shape.
[0031]
The sealing tape obtained by the said manufacturing method is used in order to coat | cover the junction part of metal plates. In other words, at the joint where the side surfaces of the metal plates are in contact with each other, sticking along the joint on the one surface side to prevent intrusion of water or dust from the joint on the other surface side and sealing An effect can be obtained.
At that time, even when the sealing tape is applied while being bent, it can be easily deformed because it is in an unvulcanized state, and this shape is maintained unless it is newly deformed (no force is applied).
[0032]
The vulcanization of the sealing tape is performed by a body color coating process on the sealing tape. That is, in this coating process, a coating film is formed by coating spray, and then forced drying (thermal reaction process) is performed to stabilize the coating film. Since this forced drying (thermal reaction treatment) is performed at 70 ° C. for 30 minutes or more in the painting booth, the sealing tape 10 can be vulcanized by this treatment (heating treatment during the painting treatment). Even when a force is applied, the deformed shape can be held as an original shape.
[0033]
According to the above sealing tape, since it can be stuck in an unvulcanized state, the shape can be freely deformed, and even when bent into a desired shape, no sagging occurs or peels off in this part. The sealing tape can be adhered along the shape of the joint, and the finished state can be improved.
Also, the bottom surface of the sealing tape is deformed with respect to the target shape by pressing at the time of sticking, so even if the joint has a step, it can be adhered to a certain extent without providing a step on the bottom surface. It becomes.
[0034]
Further, after the sealing tape 10 is adhered, the sealing tape can be vulcanized by a heating process during the coating process by performing a coating process thereon. The shape becomes the original shape, and this shape can be held with resilience.
Therefore, it is possible to vulcanize the sealing tape in a normal coating process without providing a special process for vulcanization.
[0035]
【Example】
Next, examples of the method for producing the sealing tape of the present invention will be described.
In the hopper 101, a rubber base is mixed with sulfur oxide as a vulcanization accelerator, polybutene as an antioxidant, titanium oxide as a pigment, and calcium carbonate as a bulking agent in the composition shown in the following table, and a sealing tape Ten materials were used. The temperature of the sealing tape material in the hopper 101 was 50 ° C.
[0036]
[Table 1]
Rubber base 40 parts Sulfur oxide (vulcanization accelerator) 10 parts Polybutene (antioxidant) 12 parts Titanium oxide (pigment) 10 parts Calcium carbonate (bulking agent) 28 parts
Next, the material is processed to form a rectangular sheet 201 having a length in the length direction of about 12 m, and immediately, the adhesive sheet 301 having an adhesive applied to the back surface of the rectangular sheet 201 is pasted as the next step. To do. Subsequently, the rectangular sheet 201 was cut while being moved by a roll-shaped cutter 401 having a plurality of blades 402 and arcuate recesses 403, thereby obtaining a plurality of sealing tapes 10 simultaneously. At the time of cutting, the temperature of the rectangular sheet 201 was set to 40 ° C.
[0038]
When the sealing tape 10 according to the above embodiment is used to adhere to a joining step portion between metals, the shape is freely deformed, and even when it is bent into a desired shape along the attaching portion, it is folded. There was no sagging or peeling off of the song. After that, when the coating process was performed, it was confirmed that the sealing tape was vulcanized by the heat treatment during the coating process and retained the deformed shape.
[0039]
【The invention's effect】
According to the method of the present invention, since the sheet is cut while being shaped by pressing the roll cutter while moving the rectangular sheet, a long sealing tape can be obtained in an unvulcanized state.
And if the recessed part of a roll-shaped cutting device is made into circular arc shape, the upper surface of a sealing tape can be made into a curved part, and it can be set as the shape suitable for a tape.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a process explanatory diagram for explaining a method for producing a sealing tape of the present invention.
FIG. 2 is a perspective explanatory view showing a state in which a rectangular sheet is cut by a roll cutter in a cutting step according to the manufacturing method of the present invention.
FIG. 3 is a front explanatory view of a roll cutter used in the production method of the present invention.
FIG. 4 is a cross-sectional explanatory view of a sealing tape for explaining shaping when a rectangular sheet is cut.
FIG. 5 is an explanatory perspective view showing a part of the sealing tape manufactured by the method of the present invention.
FIG. 6 is a perspective explanatory view showing a state in which the sealing tape is attached to the joining step portion of the metal plate in the door.
FIG. 7 is a cross-sectional explanatory view showing a state in which the sealing tape is attached to the joining step portion of the metal plate.
FIG. 8 is an explanatory perspective view of a sealing tape.
FIG. 9 is an explanatory cross-sectional view showing a state in which a sealing agent is applied to a joining step portion of a metal plate.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Bottom surface 2 Curved surface 3 Adhesive sheet 4 Protection tape 10 Sealing tape 100 Material preparation process 200 Processing process 201 Rectangular sheet 300 Adhesive sticking process 301 Adhesive sheet 400 Cutting process 401 Roll-shaped cutter 402 Blade 403 Arc-shaped recessed part A 1st metal plate B 2nd metal plate C Bending part D Joining level difference part G Corner part

Claims

A material production process for producing a sealing tape material containing a rubber base material and a vulcanization accelerator;
A processing step of processing the sealing tape material into a rectangular sheet in an unvulcanized state;
An adhesive application step of attaching an adhesive sheet in which an adhesive is applied to the bottom surface of the rectangular sheet;
While moving the rectangular sheet, on the upper surface side, press a roll-shaped cutting device in which a recess is formed between at least two blades and these blades along a cylindrical circumference, and against the bottom surface And a cutting step of obtaining the sealing tape by cutting the rectangular sheet into a tape shape while shaping it into an elongated shape having a thickness.

The method for manufacturing a sealing tape according to claim 1, wherein the concave portion of the roll cutter is formed in an arc shape, whereby the upper surface of the sealing tape becomes a curved portion.

The manufacturing method of the sealing tape of Claim 1 which added antioxidant in the said material preparation process.