[go: up one dir, main page]

JP3790033B2 - 2ピースブーム型作業機の操作駆動装置 - Google Patents

2ピースブーム型作業機の操作駆動装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3790033B2
JP3790033B2 JP00948698A JP948698A JP3790033B2 JP 3790033 B2 JP3790033 B2 JP 3790033B2 JP 00948698 A JP00948698 A JP 00948698A JP 948698 A JP948698 A JP 948698A JP 3790033 B2 JP3790033 B2 JP 3790033B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
boom
work
selection means
manual selection
angle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP00948698A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11210014A (ja
Inventor
正巳 落合
光夫 園田
修二 大平
英世 加藤
栄治 江川
淳二 津村
勇輔 梶田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Construction Machinery Co Ltd filed Critical Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP00948698A priority Critical patent/JP3790033B2/ja
Publication of JPH11210014A publication Critical patent/JPH11210014A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3790033B2 publication Critical patent/JP3790033B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Operation Control Of Excavators (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、2ピースブームを含む多関節型の作業フロントを備えた2ピースブーム型作業機に係わり、特に作業フロントの第2ブームの姿勢を変更することで作業フロントの形状を決定する2ピースブーム型作業機の操作駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般の油圧ショベルのブームを第1ブームと第2ブームに分割し、第2ブームを第1ブームに対して上下方向に回動可能に取り付け、この第2ブームを作動させることによって作業フロントの形状を変更し作業範囲を拡大できるようにした2ピースブーム型の油圧ショベルがある。従来、この2ピースブーム型油圧ショベルにおいては、第2ブームの操作手段として専用の操作レバーあるいは操作ペダルが設けられている。オペレータは、作業開始の直前に、その操作レバーあるいは操作ペダルを操作し、第2ブームシリンダを駆動して第1ブームに対する第2ブームの姿勢を変更することにより作業形態に適した作業フロントの形状を決定し、作業を行っている。
【0003】
また、特開平9―95966号公報に記載のように、第2ブーム専用の操作手段を設けず、第1ブームの操作手段により第1ブームを作動させるとき、第1ブームシリンダがストロークエンドに達すると同じ第1ブームの操作手段により第2ブームシリンダを駆動し、第1ブームに連動して第2ブームを作動させる方式が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
第2ブームの操作手段として専用の操作レバーあるいは操作ペダルを設ける従来技術においては、その専用の操作レバーあるいは操作ペダルを操作する煩わしさがあるばかりでなく、第2ブームの姿勢はオペレータの目視により設定されるものであり、第2ブームを適切な姿勢に設定することが難しく、オペレータの技量に任せられる点がある。
【0005】
また、特開平9―95966号公報に記載の従来技術においては、第1ブームシリンダがストロークエンドに達して初めて第1ブームに連動して第2ブームが作動するので、第1ブームシリンダがストロークエンドに達するまでの間は第1ブームに対する第2ブームの姿勢は変えられず、作業フロントの形状は決められた一形態に限定されてしまうという問題点があった。
【0006】
本発明の目的は、専用の操作レバー又は操作ペダルによらず、簡単な操作で第1ブームに対する第2ブームの姿勢を変更でき、作業形態に適した所望の作業フロントの形状が容易に得られる2ピースブーム型作業機の操作駆動装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
(1)上記目的を達成するために、本発明は、上下方向に回動可能な第1ブーム、第2ブーム及びアームを含む多関節型の作業フロントであって、前記第1ブームが上部旋回体に上下方向に回動可能に取り付けられ、前記第2ブームが前記第1ブームに上下方向に回動可能に取り付けられ、前記アームが前記第2ブームに上下方向に回動可能に取り付けられた作業装置を備える作業フロントと、前記第1ブーム、第2ブーム及びアームを駆動する複数の油圧アクチュエータと、第1操作レバー装置及び第2操作レバー装置とを有し、この第1操作レバー装置及び第2操作レバー装置を操作することにより前記第1ブーム及びアームの油圧アクチュエータを作動させ、第1ブーム及びアームをそれぞれ上下方向に回動させる2ピースブーム型作業機の操作駆動装置において、標準作業、深掘り・近辺作業、高所・遠方作業の3つの作業形態の中から1つの作業形態を選択する手動選択手段と、前記第2ブームの油圧アクチュエータの駆動と停止及び駆動時の操作方向を制御する駆動制御手段と、前記手動選択手段の操作に応じて前記駆動制御手段を制御し、前記第1ブームに対する第2ブームの姿勢を手動選択手段で選択した作業形態に適した姿勢に変更する操作制御手段とを備え、前記操作制御手段は、前記手動選択手段で作業形態として深掘り・近辺作業が選択されたときは、前記第1ブームに対する前記第2ブームの角度を標準作業時の角度よりも小さくし、前記手動選択手段で作業形態として高所・遠方作業が選択されたときは、前記第1ブームに対する前記第2ブームの角度を標準作業時の角度よりも大きくするものとする。
【0008】
このように手動選択手段と駆動制御手段と操作制御手段とを設けることにより、オペレータが手動選択手段を操作して作業形態を選択すると、操作制御手段はその手動選択手段の操作に応じて駆動制御手段を制御し、手動選択手段で選択した作業形態に適した姿勢になるよう第1ブームに対する第2ブームの姿勢を変更する。このため、オペレータは専用の操作レバー又は操作ペダルによらず、簡単な操作で第1ブームに対する第2ブームの姿勢を変更でき、作業形態に適した作業フロントの形状が容易に得られる。
【0009】
(2)上記(1)において、好ましくは、前記操作制御手段は、前記第1ブームに対する第2ブームの姿勢を検出する姿勢検出手段と、前記手動選択手段で選択した作業形態に対応して予め設定された複数の第2ブームの姿勢を記憶した制御装置とを有し、この制御装置は、前記姿勢検出手段からの信号と前記手動選択手段からの信号を入力し、前記第2ブームが前記複数の第2ブームの姿勢のうち手動選択手段からの信号に対応した姿勢になるよう前記駆動制御手段を制御する。
【0010】
このように操作制御手段を構成することにより、操作制御手段は、上記(1)のように、手動選択手段の操作に応じて駆動制御手段を制御し、第1ブームに対する第2ブームの姿勢を手動選択手段で選択した作業形態に適した姿勢に変更するものとなる。
【0011】
(3)また、上記(2)において、好ましくは、前記姿勢検出手段は前記第1ブームに対する第2ブームの角度を検出する角度センサである。
【0012】
(4)上記(2)において、前記姿勢検出手段は前記第2ブームの油圧アクチュエータのストロークを検出する位置センサであってもよい。
【0013】
(5)また、上記(1)において、好ましくは、前記手動選択手段は、運転席周囲のコンソールボックスに設けられている。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態を図1〜図8により説明する。
【0015】
図1において、1は2ピースブーム型作業機であり、この作業機1は多関節形の作業フロント2を備えている。作業フロント2は、上部旋回体13に上下方向に回動可能に取り付けられた第1ブーム3と、この第1ブーム3に上下方向に回動可能に取り付けられた第2ブーム4と、この第2ブーム4に上下方向に回動可能に取り付けられたアーム5と、このアーム5に上下方向に回動可能に取り付けられた作業装置、例えばバケット6とで構成されている。
【0016】
また、第1ブーム3は第1ブームシリンダ7で駆動され、第2ブーム4は第2ブームシリンダ8で駆動され、アーム5はアームシリンダ9で駆動され、バケット6はバケットシリンダ10で駆動される。更に、上部旋回体13は図示しない旋回モータにより旋回駆動される。
【0017】
上部旋回体13には運転室14が設けられている。運転室14の内部を図2に示す。運転室14内には運転席15が設置され、運転席14の前部左右には第1及び第2操作レバー装置20,21が設けられている。この第1及び第2操作レバー装置20,21はそれぞれ操作レバー20a,21aを有し、旋回体13、第1ブーム3、アーム5、バケット6はこれら操作レバー20a,21aを動かすことにより操作される。
【0018】
即ち、操作レバー20a,21aは、図3に示すように、前後方向及び左右方向に動かすことができ、第1操作レバー20aを前後方向に動かすと第1ブームシリンダ7が伸縮し、第1ブーム3が下げ方向及び上げ方向に操作され、第1操作レバー20aを左右方向に動かすとバケットシリンダ10が伸縮し、バケット6がクラウド方向及びダンプ方向に操作され、第2操作レバー21aを前後方向に動かすと旋回モータ(図示せず)が回転し、旋回体2が右方向及び左方向に旋回し、第2操作レバー21aを左右方向に動かすとアームシリンダ9が伸縮し、アーム5がダンプ方向及びクラウド方向に操作される。
【0019】
図1に戻り、100は以上のように構成される2ピースブーム型作業機1に設けられた本実施形態の操作駆動装置であり、この操作駆動装置100は第2ブーム4の油圧アクチュエータである第2ブームシリンダ8の駆動と停止及び駆動時の操作方向を制御する駆動制御装置30と、この駆動制御装置30の操作装置31とで構成されている。
【0020】
駆動制御装置30は油圧ポンプ32と、この油圧ポンプ32から第2ブームシリンダ8に供給される圧油の流量と流れ方向を制御する油圧パイロット式の比例切換弁33とを有している。
【0021】
操作装置30は、第1ブーム3と第2ブーム4の関節結合部に設けられ、両ブームのなす角度を検出する角度センサ34と、作業形態設定器35と、これら角度センサ34と作業形態設定器35からの信号を入力し所定の演算処理を行う制御装置36と、パイロット油圧源37からのパイロット圧を比例切換弁33のパイロット操作部33a,33bに導くための1対のパイロット管路37a,37bと、このパイロット管路37a,37bに設けられた比例電磁減圧弁38,39とを備え、比例電磁弁38,39の比例ソレノイド38a,39aに制御装置36からの信号が送られる。
【0022】
ここで、角度センサ34と制御装置36は、作業形態設定器35の操作に応じて駆動制御装置30を制御し、第1ブーム3に対する第2ブーム4の姿勢を作業形態設定器35で選択した作業形態に適した姿勢に変更する操作制御手段を構成する。
【0023】
作業形態設定器35は、図4に示すように、オペレータの操作により、標準作業、深掘り・近辺作業及び高所・遠方作業の3位置を選択できる操作ダイヤル35aを有し、この3位置のそれぞれに対応した信号が制御装置36に送られる。また、操作ダイヤル35aは運転室14内のオペレータの近傍に設けられており、図2に示す例では、運転席15の側方に位置するコンソールボックス40に設けられている。この操作ダイヤル35aは運転席周囲のそれ以外の位置、例えば運転席15の前部側方に位置するモニタボックス41に設けてもよい。
【0024】
制御装置36は、作業形態設定器35の操作ダイヤル35aで選択される3位置の作業形態に対応して予め設定された第1ブーム3に対する第2ブーム4の姿勢が第1ブーム3に対する第2ブーム4の角度α0,α1,α2として記憶されており、角度センサ34からの信号と作業形態設定器35からの信号を入力し、第2ブーム4を作業形態設定器35からの信号に対応する姿勢(角度)にするための信号を比例電磁減圧弁38,39のソレノイド38a,39aに出力する。
【0025】
図5に、作業形態設定器35の操作ダイヤル35aを操作し標準作業の位置を選択した場合の作業フロント2の形状を示す。第2ブームシリンダ8は全ストロークの中間位置近傍に設定され、第1ブーム3に対する第2ブーム4の角度はα0に設定されており、第1ブーム3と第2ブーム4が一体化された一般の油圧ショベルの作業フロントに類似した形状となっており、一般の油圧ショベルとほぼ同等の作業範囲が確保できる。
【0026】
図6に、作業形態設定器35の操作ダイヤル35aを操作し深掘り・近辺作業の位置を選択した場合の作業フロント2の形状を示す。第2ブームシリンダ8は最大ストローク付近まで伸長し、第1ブーム3に対する第2ブーム4の角度はα1(<α0)に設定されており、標準作業の設定状態に比べ深い掘削作業や車体近辺の作業が可能であることが分かる。
【0027】
図7に、作業形態設定器35の操作ダイヤル35aを操作し高所・遠方作業の位置を選択した場合の作業フロント2の形状を示す。第2ブームシリンダ8は最小ストローク付近まで収縮し、第1ブーム3に対する第2ブーム4の角度はα2(>α0)に設定されており、高い場所の作業や遠方の作業が可能な状態となっている。
【0028】
図8に、制御装置36の処理機能をフローチャートで示す。まず、作業形態設定器35からの信号と角度センサ34からの信号を入力する(手順S100)。次いで、作業形態設定器35からの信号が標準作業、深掘り・近辺作業及び高所・遠方作業の3位置のいずれの位置の信号かを判断し(手順S101)、標準作業の位置信号であれば、第2ブームの姿勢として角度α0を読み出して角度センサ34で検出した角度αとその設定角度α0とを比較し(手順S102)、α>α0であれば比例電磁減圧弁39のソレノイド39aをON、比例電磁減圧弁38のソレノイド38aをOFFする信号を出力し(手順S103)、α<α0であれば比例電磁減圧弁39のソレノイド39aをOFF、比例電磁減圧弁38のソレノイド38aをONする信号を出力し(手順S104)、α=α0であれば比例電磁減圧弁38,39の両ソレノイド38a,39aをOFFする信号を出力する(手順S105)。
【0029】
また、作業形態設定器35からの信号が深掘り・近辺作業の位置信号であれば、第2ブームの姿勢として角度α1を読み出して角度センサ34で検出した角度αとその設定角度α1とを比較し(手順S111)、α>α1であれば比例電磁減圧弁39のソレノイド39aをON、比例電磁減圧弁38のソレノイド38aをOFFする信号を出力し(手順S112)、α<α1であれば比例電磁減圧弁39のソレノイド39aをOFF、比例電磁減圧弁38のソレノイド38aをONする信号を出力し(手順S113)、α=α1であれば比例電磁減圧弁38,39の両ソレノイド38a,39aをOFFする信号を出力する(手順S105)。
【0030】
更に、作業形態設定器35からの信号が高所・遠方作業の位置信号であれば、第2ブームの姿勢として角度α2を読み出して角度センサ34で検出した角度αとその設定角度α2とを比較し(手順S121)、α>α2であれば比例電磁減圧弁39のソレノイド39aをON、比例電磁減圧弁38のソレノイド38aをOFFする信号を出力し(手順S122)、α<α2であれば比例電磁減圧弁39のソレノイド39aをOFF、比例電磁減圧弁38のソレノイド38aをONする信号を出力し(手順S123)、α=α2であれば比例電磁減圧弁38,39の両ソレノイド38a,39aをOFFする信号を出力する(手順S105)。
【0031】
以上のように構成した本実施形態においては、作業形態設定器35の操作ダイヤル35aが標準作業の位置にあり、作業フロント2が図5に示す形状にある場合は、上記のように第1ブーム3と第2ブーム4が一体化された一般の油圧ショベルの作業フロントに類似した形状となっており、一般の油圧ショベルとほぼ同等の作業範囲が確保できる。
【0032】
この状態から、作業形態設定器35の操作ダイヤル35aを操作し、深堀り・近辺作業の位置を選択すると、制御装置36ではα>α1と判断され、比例電磁減圧弁39のソレノイド39aをON、比例電磁減圧弁38のソレノイド38aをOFFする信号が出力され(図8の手順S112)、比例電磁減圧弁39が駆動される。このため、比例切換弁33図示左側の位置に切り換わり、油圧ポンプ32からの圧油が第2ブームシリンダ8のボトム側に導かれるので、第2ブームシリンダは伸長し、第2ブーム4は下げ方向に回動する。この間、制御装置36は第1ブーム3と第2ブーム4のなす角度αを監視し、設定角度α1に達すると、すなわち、第2ブームシリンダ8を最大ストローク近傍まで伸びると、比例電磁減圧弁38,39の両ソレノイド38a,39aをOFFする信号が出力され、比例切換弁33は中立位置となり、第2ブームシリンダ8の駆動は停止される。これにより第1ブーム3に対する第2ブーム4の角度はα1に設定され、作業フロント2の形状は図6に示す状態となり、標準作業の設定状態に比べ深い掘削作業や車体近辺の作業が可能となる。
【0033】
一方、作業形態設定器35の操作ダイヤル35aを高所・遠方作業の位置に選択すると、制御装置36でα<α2と判断され、比例電磁減圧弁39のソレノイド39aをOFF、比例電磁減圧弁38のソレノイド38aをONする信号が出力され(図8の手順S123)、比例電磁減圧弁38が駆動される。このため、比例切換弁33図示右側の位置に切り換わり、油圧ポンプ32からの圧油が第2ブームシリンダ8のロッド側に導かれるので、第2ブームシリンダは収縮し、第2ブーム4は上げ方向に回動する。この間、制御装置36は第1ブーム3と第2ブーム4のなす角度αを監視し、設定角度α2に達すると、すなわち、第2ブームシリンダ8を最小ストローク近傍に縮まると、比例電磁減圧弁38,39の両ソレノイド38a,39aをOFFする信号が出力され、比例切換弁33は中立位置となり、第2ブームシリンダ8の駆動は停止される。これにより第1ブーム3に対する第2ブーム4の角度はα2に設定され、作業フロント2の形状は図7に示す状態となり、第1ブーム3と第2ブーム4は最大近くに伸びた状態となって、高い場所の作業や遠方の作業が可能となる。
【0034】
このように本実施形態によれば、作業形態設定器35の操作ダイヤル35aを操作するだけで、簡単に作業フロントの形状を変えることができ、オペレータの操作上の煩わしさを低減することができる。また、予め設定された角度α0、α1、α2に基づいて第2ブーム4の姿勢が決定されるため、作業フロント2は所望の作業形態に見合った適切な形状となり、オペレータの技量によらず、作業効率の良い適切な作業フロントの形状が容易に得られる。
【0035】
なお、以上の実施形態において、第1ブーム3に対する第2ブーム4の姿勢を検出するのに角度センサ34を用いたが、第2ブームシリンダ8のストロークを検出する位置センサを設け、このストローク位置の検出により第2ブーム4の姿勢を検出しても良い。
【0036】
また、第1ブーム3に対する第2ブーム4の姿勢として角度αを設定したが、第2ブームシリンダ8のストロークを設定しても良い。
【0037】
【発明の効果】
本発明によれば、手動選択手段の操作で簡単に作業フロントの形状を変えることができ、オペレータの操作上の煩わしさを低減することができる。
【0038】
また、予め設定された姿勢の値に基づいて第2ブームの姿勢が決定されるため、オペレータの技量によらず、適切な作業フロントの形状が容易に得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による2ピースブーム型作業機の操作駆動装置を示す図である。
【図2】運転室内の様子を示す図である。
【図3】操作レバー装置の外観と操作方法を示す図である。
【図4】作業形態設定器の操作ダイヤルを示す図である。
【図5】作業形態設定器の操作ダイヤルを標準作業位置に設定した時の作業フロントの形状及びこの作業フロント形状での作業範囲を示す図である。
【図6】作業形態設定器の操作ダイヤルを深掘り・近辺作業位置に設定した時の作業フロントの形状及びこの作業フロント形状での作業範囲を示す図である。
【図7】作業形態設定器の操作ダイヤルを高所・遠方作業位置に設定した時の作業フロントの形状及びこの作業フロント形状での作業範囲を示す図である。
【図8】制御装置の処理機能を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 2ピースブーム型作業機
2 作業フロント
3 第1ブーム
4 第2ブーム
5 アーム
6 バケット
7 第1ブームシリンダ
8 第2ブームシリンダ
9 アームシリンダ
10 バケットシリンダ
14 運転室
15 運転席
20,21 操作レバー装置
20a,21a 操作レバー
30 駆動制御装置
31操作装置
32 油圧ポンプ
33 比例切換弁
34 角度センサ
35 作業形態設定器
35a 操作ダイヤル
36 制御装置
37a,37b パイロット管路
38,39 比例電磁減圧弁
40 コンソールボックス
41 モニタボックス
100 操作駆動装置

Claims (5)

  1. 上下方向に回動可能な第1ブーム、第2ブーム及びアームを含む多関節型の作業フロントであって、前記第1ブームが上部旋回体に上下方向に回動可能に取り付けられ、前記第2ブームが前記第1ブームに上下方向に回動可能に取り付けられ、前記アームが前記第2ブームに上下方向に回動可能に取り付けられた作業装置を備える作業フロントと、前記第1ブーム、第2ブーム及びアームを駆動する複数の油圧アクチュエータと、第1操作レバー装置及び第2操作レバー装置とを有し、この第1操作レバー装置及び第2操作レバー装置を操作することにより前記第1ブーム及びアームの油圧アクチュエータを作動させ、第1ブーム及びアームをそれぞれ上下方向に回動させる2ピースブーム型作業機の操作駆動装置において、
    標準作業、深掘り・近辺作業、高所・遠方作業の3つの作業形態の中から1つの作業形態を選択する手動選択手段と、
    前記第2ブームの油圧アクチュエータの駆動と停止及び駆動時の操作方向を制御する駆動制御手段と、
    前記手動選択手段の操作に応じて前記駆動制御手段を制御し、前記第1ブームに対する第2ブームの姿勢を手動選択手段で選択した作業形態に適した姿勢に変更する操作制御手段とを備え
    前記操作制御手段は、前記手動選択手段で作業形態として深掘り・近辺作業が選択されたときは、前記第1ブームに対する前記第2ブームの角度を標準作業時の角度よりも小さくし、前記手動選択手段で作業形態として高所・遠方作業が選択されたときは、前記第1ブームに対する前記第2ブームの角度を標準作業時の角度よりも大きくすることを特徴とする2ピースブーム型作業機の操作駆動装置。
  2. 請求項1記載の2ピースブーム型作業機の操作駆動装置において、前記操作制御手段は、前記第1ブームに対する第2ブームの姿勢を検出する姿勢検出手段と、前記手動選択手段で選択した作業形態に対応して予め設定された複数の第2ブームの姿勢を記憶した制御装置とを有し、この制御装置は、前記姿勢検出手段からの信号と前記手動選択手段からの信号を入力し、前記第2ブームが前記複数の第2ブームの姿勢のうち手動選択手段からの信号に対応した姿勢になるよう前記駆動制御手段を制御することを特徴とする2ピースブーム型作業機の操作駆動装置。
  3. 請求項2記載の2ピースブーム型作業機の操作駆動装置において、前記姿勢検出手段は前記第1ブームに対する第2ブームの角度を検出する角度センサであることを特徴とする2ピースブーム型作業機の操作駆動装置。
  4. 請求項2記載の2ピースブーム型作業機の操作駆動装置において、前記姿勢検出手段は前記第2ブームの油圧アクチュエータのストロークを検出する位置センサであることを特徴とする2ピースブーム型作業機の操作駆動装置。
  5. 請求項1記載の2ピースブーム型作業機の操作駆動装置において、前記手動選択手段は、運転席周囲のコンソールボックスに設けられていることを特徴とする2ピースブーム型作業機の操作駆動装置。
JP00948698A 1998-01-21 1998-01-21 2ピースブーム型作業機の操作駆動装置 Expired - Fee Related JP3790033B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00948698A JP3790033B2 (ja) 1998-01-21 1998-01-21 2ピースブーム型作業機の操作駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00948698A JP3790033B2 (ja) 1998-01-21 1998-01-21 2ピースブーム型作業機の操作駆動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11210014A JPH11210014A (ja) 1999-08-03
JP3790033B2 true JP3790033B2 (ja) 2006-06-28

Family

ID=11721570

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP00948698A Expired - Fee Related JP3790033B2 (ja) 1998-01-21 1998-01-21 2ピースブーム型作業機の操作駆動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3790033B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6740025B2 (ja) * 2016-06-17 2020-08-12 住友重機械工業株式会社 ショベル

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11210014A (ja) 1999-08-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7934329B2 (en) Semi-autonomous excavation control system
CN104662232B (zh) 用于施工机械的自动整平系统及其控制方法
US8527158B2 (en) Control system for a machine
WO2011061988A1 (ja) 建設機械の油圧駆動装置
JP2000096601A (ja) 作業機の角度制御方法及びその制御装置
WO2014192473A1 (ja) 油圧ショベル
GB2306705A (en) Land finishing excavator
US11286644B2 (en) Hydraulic actuator for excavation work machine
JPH111942A (ja) 作業機械の用具を制御するための方法と装置
WO1999058771A1 (fr) Machine de construction
EP1323870A1 (en) Work machine control for improving cycle time
JP4619725B2 (ja) 作業腕の動作制御装置
JP4455465B2 (ja) 建設機械のフロント制御装置
JP3790033B2 (ja) 2ピースブーム型作業機の操作駆動装置
JP3461407B2 (ja) 油圧ショベルの運転室干渉防止装置
JP3713358B2 (ja) 建設機械のフロント制御装置
JP5320003B2 (ja) 作業機械の油圧制御装置
JP3682352B2 (ja) 建設機械のフロント制御装置
JP3781920B2 (ja) 建設機械の領域制限掘削制御装置
JPH01223225A (ja) 油圧機械の制御装置
WO2022071584A1 (ja) 作業機械
JP3519215B2 (ja) 2ピースブーム型作業機の操作駆動装置
JPH0995966A (ja) 2ピースブーム式建設作業機械
JPH05263436A (ja) 建設機械の自動制御装置
JP7134024B2 (ja) 建設機械

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040219

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051227

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060216

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060328

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060330

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees