[go: up one dir, main page]

JP3788243B2 - 屋根下地材 - Google Patents

屋根下地材 Download PDF

Info

Publication number
JP3788243B2
JP3788243B2 JP2001016991A JP2001016991A JP3788243B2 JP 3788243 B2 JP3788243 B2 JP 3788243B2 JP 2001016991 A JP2001016991 A JP 2001016991A JP 2001016991 A JP2001016991 A JP 2001016991A JP 3788243 B2 JP3788243 B2 JP 3788243B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
base material
synthetic resin
roof base
slip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001016991A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002220900A (ja
Inventor
進一 岡野
則彦 澤邊
通夫 神谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ube Industries Ltd filed Critical Ube Industries Ltd
Priority to JP2001016991A priority Critical patent/JP3788243B2/ja
Publication of JP2002220900A publication Critical patent/JP2002220900A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3788243B2 publication Critical patent/JP3788243B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、屋根下葺材として有用な屋根下地材に関する。
【0002】
【従来の技術】
特開平2−118177公報には、少なくとも片面に10〜80%の面積に滑り止め材を塗布した防水性であり透湿性ポリオレフィンよりなる滑り止めを設けた不織シートが開示されている。
特開平3−140552号公報には、表面ドット加工した不織布にゴムアスファルトを半含浸させるとともに、その裏面にゴムアスファルト層を配設してなることを特徴とする屋根下地材が開示されている。
特開平4−239632公報には、プラスチックフィルム上に非滑性薄層を形成したことを特徴とするすべり止めシートが開示されている。
特開平4−250250公報には、基材の上面にアスファルト層、プラスチックフィルム層、非滑性薄層を、また基材の下面にアスファルト層、自己粘着層、剥離層を、それぞれ積層してなる屋根下ぶき材を下地上に固定し、その上に屋根表面仕上げ材を固定することを特徴とする屋根ぶき工法が開示されている。
【0003】
特開平5−202580号公報には、熱可塑性樹脂からなり、耐水性200mmHO以上、ガーレ式透気度0.01〜10,000秒/100ml及び引張強度5kg/5cm巾以上であるシートの表面に釘軸回り水密シール性の樹脂層を設けてなる建築用下地材において、さらにそのシートの少なくとも片面に防滑加工を施してなることを特徴とする、建築用下地材が開示されている。
特開平6−279754号公報には、合成繊維不織布を芯材とし、表面に防滑性を有する塗材を塗布し、裏面に粘着材層を積層した防滑性を有する屋根下地材用の目地防水テープが開示されている。
【0004】
特開平8−53909号公報には、(a)微粒子体を含有する防滑性合成樹脂層、(b)不織布または織布よりなる基材層、(c)アスファルト層、(d)鉱物粉粒層よりなることを特徴とするアスファルトルーフィングフェルト、及び(a)微粒子体を含有する防滑性合成樹脂層、(b)不織布または織布よりなる基材層、(c)アスファルト層、(e)自己粘着層、(f)剥離層よりなることを特徴とするアスファルトルーフィングフェルトが開示されている。
【0005】
特開平11−62125号公報には、ゴム化アスファルトを主成分とする基材シート層の表面に不繊布から成る表側シート層を、裏面に同じく不繊布から成る裏側シート層を積層させて成り、前記表側シート層と前記裏側シート層の単位質量比と伸び率の比が
単位質量比:表側シート層>裏側シート層
伸び率比:表側シート層<裏側シート層
の不等式を満足するものであることを特徴とする、屋根下葺防水シートが開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
建築物の勾配屋根の下地防水は、屋根下地材としてアスファルトルーフィング、ゴム系又は、樹脂系のシートなどを敷きつめ、機械的に固定して行っている。さらに、屋根下地材の表面を非滑性にするために非滑性層を設けている場合がある。
【0007】
本発明は、両表面が非滑性に優れ、耐久性、耐水性、釘穴シール性に優れた屋根下地材の提供を目的とした。
さらに、屋根下地材のアスファルト含有層による接触部への汚れを防止し、適度な柔軟性を有する屋根下地材の提供を目的とした。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、(a)微粒子体を含有する防滑性合成樹脂層、(b)基材(1)層、(c)改質アスファルトコンパウンド層、(d)基材(2)層、(e)合成樹脂フィルム層よりなり、合成樹脂フィルム層がクレープ加工されていることを特徴とする屋根下地材に関する。
さらに、好ましくは本発明は、上記の合成樹脂フィルム層が、ポリエチレン層であることを特徴とする上記の屋根下地材に関する。
【0009】
好ましくは、本発明は、改質アスファルトコンパウンド層が針入度25dmm〜250dmmであることを特徴とする上記の屋根下地材に関する。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の屋根下地材は、(a)微粒子体を含有する防滑性合成樹脂層、(b)基材(1)層、(c)改質アスファルトコンパウンド層、(d)基材(2)層、(e)合成樹脂フィルム層よりなり、合成樹脂フィルム層がクレープ加工されていることを特徴とする屋根下地材である。
【0011】
本発明の屋根下地材は、(a)微粒子体を含有する防滑性合成樹脂層、(b)基材(1)層、(c)改質アスファルトコンパウンド層、(d)基材(2)層、(e)合成樹脂フィルム層よりなり、(d)基材(2)層および合成樹脂フィルム層がクレープ加工されていることを特徴とする屋根下地材が好ましい。
【0012】
本発明の屋根下地材は、(a)微粒子体を含有する防滑性合成樹脂層、(b)基材(1)層、(c)改質アスファルトコンパウンド層、(d)基材(2)層、および(e)合成樹脂フィルム層の順に積層されている5層を含む屋根下地材である。
本発明の屋根下地材は、(a)微粒子体を含有する防滑性合成樹脂層、(b)基材(1)層、(c)改質アスファルトコンパウンド層、(d)基材(2)層、および(e)合成樹脂フィルム層の順に積層されている5層を含む5層以上の積層体として用いることができる。
【0013】
本発明の屋根下地材において、合成樹脂フィルム層、好ましくは(d)基材(2)層および合成樹脂フィルム層がクレープ加工されていることにより、防滑性に優れている。
本発明の屋根下地材において、合成樹脂フィルム層、好ましくは(d)基材(2)層および合成樹脂フィルム層がクレープ加工されていることにより、製造時及び施工時に巻き皺が発生するのを防止することができ、さらに施工時にたるみの発生を防止することができる。
本発明の屋根下地材において、基材(2)層及び合成樹脂フィルム層は、これらの二層が直接または他の層を介して積層された後、クレープ加工を行ったものを用いることが出来る。
【0014】
本発明の屋根下地材において、合成樹脂フィルム層、好ましくは(d)基材(2)層および合成樹脂フィルム層が、好ましくは伸長率5%以上、さらに好ましくは伸長率5〜250%、より好ましくは20〜220%、特に好ましくは50〜200%のクレープ加工されていることが、防滑性に優れているために好ましく、製造時及び施工時に巻き皺が発生するのを防止することができるために好ましく、さらに施工時にたるみが発生するのを防止することができるために好ましい。
【0015】
(a)微粒子体を含有する防滑性合成樹脂層は、基材(1)層上に例えば貼り合わせ、塗布、吹きつけ、含浸などの方法により塗膜として形成することができる。
防滑性合成樹脂層は、合成樹脂塗料及び微粒子体とを含むものを用いることが出来る。
防滑性合成樹脂層は、合成樹脂塗料100重量部に対し、微粒子体3〜250重量部、さらに5〜200重量部、特に10〜180重量部を配合したものを使用することが好ましい。
防滑性合成樹脂層は、必要に応じて撥水剤、塗料、顔料、増粘剤などを添加することが好ましい。
防滑性合成樹脂層の量は、どのようなものでも用いることが出来るが、好ましくは20〜100g/m、さらに好ましくは40〜95g/m、特に好ましくは50〜90g/mの範囲である。
【0016】
微粒子体としては、鉱物質微粉末やプラスチックビーズなどを用いることが出来る。鉱物質微粉末としては、シリカ、硅砂、ゼオライト、マイカ、タルク、クレー、アルミナ、炭酸カルシウムなどを用いることが出来る。プラスチックビーズとしては、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィンビーズ、ポリスチレンビーズ、ナイロン6、ナイロン66などのポリアミドビーズ、フェノール樹脂、メラミン樹脂などの熱硬化性樹脂の粉砕品などのビーズなどを用いることができる。
微粒子体の粒子径は、使用上問題ないものであればどのようなものでもよく、好ましくは0.05〜1mm、さらに好ましくは0.07〜0.9mm、特に好ましくは0.1〜0.7mmの範囲である。
【0017】
合成樹脂塗料としては、ポリウレタン、アクリル樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリエステル、ポリアミド、ポリブタジエン、スチレン−ブタジエン共重合体などを用いることが出来る。合成樹脂塗料としては耐候性の優れたものを使用することが好ましい。合成樹脂塗料としては柔軟性の優れたものを使用することが好ましい。
特に、前記合成樹脂塗料としては、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチルなどのアクリル酸エステルおよびメタクリル酸エステルから選択されるモノマーの少なくとも1種の重合体、またはモノマーの少くとも1種とエチレンなどのα−オレフィンやスチレンなどの他のビニル系モノマーとの共重合体が好ましい。
【0018】
基材(1)層及び基材(2)層は、合成樹脂繊維又は化学繊維よりなる不織布または織布であり、特に合成繊維よりなる不織布が好ましい。合成樹脂としては、特に制限はないが、例えばポリエチレンテレフタレートなどの芳香族系ポリエステルなどのポリエステル、ナイロン6やナイロン66などのポリアミド、ポリアクリロニトリル、ポリエチレン(エチレン−α−オレフィン共重合体を含む)やポリプロピレンなどのポリオレフィンなどを挙げることができる。これらの繊維は単独または併用して使用することができる。
【0019】
基材(1)層及び基材(2)層に用いる不織布または織布の目付は、とくに限定するものではないが、一般に30〜150g/mの範囲が好ましい。
特に、基材(1)層に用いる不織布または織布の目付は、好ましくは30〜150g/mの範囲、さらに好ましくは40〜120g/mの範囲、特に好ましくは50〜100g/mの範囲、基材(2)層に用いる不織布または織布の目付は、好ましくは50〜100g/mの範囲、さらに好ましくは40〜70g/mの範囲、特に好ましくは30〜50g/mの範囲が、軽量で作業性に優れるために好ましい。
【0020】
(c)改質アスファルトコンパウンド層の針入度は、好ましくは25dmm〜250dmmの範囲、さらに好ましくは50dmm〜200dmmの範囲、より好ましくは100dmm〜180dmmの範囲、特に好ましくは130dmm〜160dmmの範囲が柔軟性に優れ、
作業者が屋根下地材の上で作業する場合、作業者の体重が屋根下地材にかかり、屋根下地材と屋根との密着性が向上し、屋根下地材が屋根に対し、防滑性に優れるために好ましい。
【0021】
(c)改質アスファルトコンパウンド層としては、アスファルト100重量部に対し、ポリマー10〜40重量部、及び無機充填材0〜20重量部を含む物を用いることが出来る。
改質アスファルトコンパウンド層は、アスファルト、ポリマーと無機充填材とを120〜200℃で1〜5時間加熱混合して調製したものが、下地との接着力、防水・防湿性、伸縮性などに優れているので好ましい。
改質アスファルトコンパウンド層には、以上述べた組成物の他に、プロセスオイル、ワセリン、セレシン、石油樹脂など、一般にゴム配合で用いられる有機配合剤を添加してもよい。
【0022】
改質アスファルトコンパウンド層のアスファルトとしては、天然アスファルトやアスファルタイトなど天然に産するもの、ストレートアスファルト、ブローンアスファルト、カットバックアスファルト等の石油アスファルト、又はこれらのアスファルトの混合物等が好ましい。
【0023】
改質アスファルトコンパウンド層のポリマーとしては、天然ゴム、合成ゴム、天然ゴムと合成ゴムとの混合物、ポリエチレン、エチレン酢酸ビニル共重合体、エチレン・アクリル共重合体、ポリプロピレン、ポリブテン−1、ポリ4−メチルペンテン−1、ポリスチレン、アクリロニトリル・スチレン共重合体、ABS樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリアクリロニトリル、スチレンとブタジエンとの重合体(例えば、SBS、SBRなど)等を使用することができる。特にSBSなどのゴム系が好適である。
【0024】
改質アスファルトコンパウンド層の無機充填材としては、炭酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、無水ケイ酸、クレー、カーボンブラック、タルク、マイカ、硫酸バリウム、珪藻土、シリカ等の粒子状無機充填材、石綿やガラス繊維などの繊維状無機充填材を用いることができる。
【0025】
(e)合成樹脂フィルム層としては、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、エチレン−αーオレフィン共重合体などのポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ4−メチルペンテン−1などのポリオレフィンフィルム、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートなどの芳香族系ポリエステルなどのポリエステルフィルム、ナイロン6などのポリアミドフィルム、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデンなどのハロゲン化ビニル重合体などの合成樹脂フィルムを用いることが出来る。合成樹脂フィルムは、一軸延伸、二軸延伸などの延伸フィルム、又は無延伸フィルムが好ましい。合成樹脂フィルムは、フィルムを2層以上に積層した積層フィルムを用いることが出来る。
合成樹脂フィルム層としては、低密度ポリエチレン、エチレン−αーオレフィン共重合体が柔軟性に優れているため好ましい。
合成樹脂フィルムの厚みは、製造時に支障がなく、施工時あるいは使用時に損傷を受けにくい適度な厚さであればよく、好ましくは3〜100μmの範囲、さらに好ましくは4〜75μmの範囲、特に好ましくは5〜50μmの範囲が好ましい。
合成樹脂フィルム層は、改質アスファルトコンパウンド層のアスファルトをほとんど、又はまったく透過させない合成樹脂フィルム層が、屋根下地材と接触する施工者の衣服や靴および建築部材や屋根部材などを汚さないために好ましい。
【0026】
本発明の屋根下地材の剛軟性は、200mm以下、さらに180mm以下、さらに150mm以下、特に120mm以下が、好ましい。
【0027】
本発明の屋根下地材の摩擦係数(長手)は、0.35以上、さらに0.37以上、さらに0.39以上、、さらに0.40以上、特に0.42以上が好ましい。
【0028】
以下に、本発明の実施の形態を図面につき詳しく説明する。本発明は、これらの実施の形態のみに限定されるものではない。
【0029】
本発明の屋根下地材の具体的構造の一例を、図面を用いて説明する。
第1図は本発明の一実施例を示す屋根下地材10の断面図である。屋根下地材10は、微粒子体を含有する防滑性合成樹脂層1、基材(1)層2、改質アスファルトコンパウンド層3、クレープ加工された基材(2)層4、クレープ加工された合成樹脂フィルム層5の順に積層されている。
基材(2)層4は、クレープ加工されていないものを用いることが出来る。
【0030】
第2図は、積層体の水密性を評価するための試験をモデル的に示すものである。
耐水合板13の上面に濾紙12を貼り合わせる。さらにその上に、合成樹脂フィルム層が外側になり皿状の積層体11を乗せる。濾紙12と積層体11とは、積層体の皿状の平らな底面で接しさせる。タッカ14(ステープル)を積層体11の上から、濾紙12および耐水合板13に打ち込む。その後、積層体11に水を張る。所定時間後、濾紙への漏水状況を観察する。
【0031】
【実施例】
以下、実施例および比較例を挙げて本発明を説明するが、本発明はこれらの実施例のみに限定されるものではない。
【0032】
[測定法]
(1)針入度:JIS・K2207(針入度試験方法)に準拠して、温度25℃の温水中で評価した。
(2)剛軟性:JIS・L1096A法(45°カンチレバー法)に準拠して、温度20℃の室内で評価した。
(3)摩擦抵抗:ASTM−D1894に準拠して、温度20℃の室内で評価した。クレープの皺または波の方向と同じ方向を横手、クレープの皺または波の方向と垂直方向を長手する。
(4)伸長率:伸長率は、数式(1)により算出した。
【数1】
Figure 0003788243
【0033】
(5)水密性の評価:
第2図に示す積層体の水密性を評価した。
タッカ(水頭:10mm)9本を屋根下地材または積層体の上から、濾紙および耐水合板に打ち込み、約1cmの高さに水を張った。1週間後、濾紙への漏水状況を観察した。
○:目視で、タッカ9本の打ち込み場所について、すべてに漏れが認められない、×:目視で、タッカ9本の打ち込み場所について、タッカ1本以上の打ち込み場所に漏れが認められる。
【0034】
[実施例1]
微粒子体を含有する防滑性合成樹脂層および基材(1)層としては、目付50g/mのポリエステル製不織布に鉱物質粉粒を混合したアクリル樹脂製塗料を70g/mで塗布したものを用い、
改質アスファルトコンパウンド層としてストレートアスファルト、ブロンアスファルト、スチレン−ブタジエン−スチレン重合体、スチレンーブタジエンエラストマーおよび炭酸カルシウムとを含む厚み0.6mm、針入度145dmmの層を、
基材(2)層および合成樹脂フィルム層として目付50g/mのポリエステル製不織布と厚み15μmの低密度ポリエチレン製フィルムとをラミネートした伸長率70%のクレープ加工された積層体からなる図1に示す構成の5層の積層体を作成した。
作成した5層の積層体について、水密性、剛軟性および摩擦抵抗を測定し、結果を表1に示す。
【0035】
[実施例2]
実施例1の合成樹脂フィルム層として厚み25μmのポリプロピレン製フィルムを用いた以外は、実施例1と同様の図1に示す構成の5層の積層体を作成した。
作成した5層の積層体について、水密性、剛軟性および摩擦抵抗を測定し、結果を表1に示す。
【0036】
【表1】
Figure 0003788243
【0037】
【発明の効果】
本発明の屋根下地材は、両表面が非滑性に優れ、耐久性、耐水性、釘穴シール性に優れた屋根下地材を提供することができる。
本発明の屋根下地材は、アスファルト含有層の両側にフィルムなどの樹脂層を設けているため、両表面よりアスファルトの滲みだしがなく、屋根下地材との接触部への汚れ防止性が優れている。
本発明の屋根下地材は、製造時及び施工時に巻き皺が発生するのを防止することができ、さらに施工時にたるみが発生するのを防止することができる。
【0038】
本発明の屋根下地材は、適度な柔軟性を有する改質アスファルトコンパウンド層及び/又は合成樹脂フィルム層を用いること、さらにすべての層が適度な柔軟性を有する層で構成することにより、施工者が屋根下地材の上で作業する場合に施工者自身の重みが屋根下地材にかかり、施工者と屋根下地材との密着性および屋根下地材と屋根との間の密着性が向上するため、防滑性に優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一例を示す屋根下地材の断面図をモデル的に示すものである。
【図2】 水密性を評価するための試験をモデル的に示すものである。
【符号の説明】
1:微粒子体を含有する防滑性合成樹脂層、
2:基材(1)層、
3:改質アスファルトコンパウンド層、
4:クレープ加工された基材(2)層、
5:クレープ加工された合成樹脂フィルム層、
10:屋根下地材。

Claims (3)

  1. (a)微粒子体を含有する防滑性合成樹脂層、(b)基材(1)層、(c)改質アスファルトコンパウンド層、(d)基材(2)層、(e)合成樹脂フィルム層よりなり、(d)基材(2)層および(e)合成樹脂フィルム層がクレープ加工されていることを特徴とする屋根下地材。
  2. 改質アスファルトコンパウンド層が針入度25dmm〜250dmmの範囲であることを特徴とする請求項1に記載の屋根下地材。
  3. 合成樹脂フィルム層が、ポリエチレン層であることを特徴とする請求項1〜2のいずれか1項に記載の屋根下地材。
JP2001016991A 2001-01-25 2001-01-25 屋根下地材 Expired - Fee Related JP3788243B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001016991A JP3788243B2 (ja) 2001-01-25 2001-01-25 屋根下地材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001016991A JP3788243B2 (ja) 2001-01-25 2001-01-25 屋根下地材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002220900A JP2002220900A (ja) 2002-08-09
JP3788243B2 true JP3788243B2 (ja) 2006-06-21

Family

ID=18883272

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001016991A Expired - Fee Related JP3788243B2 (ja) 2001-01-25 2001-01-25 屋根下地材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3788243B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3804831B2 (ja) * 2002-05-07 2006-08-02 宇部興産株式会社 防水シート
JP2005320810A (ja) * 2004-05-11 2005-11-17 Ube Ind Ltd 屋根下葺材
JP5570093B2 (ja) * 2007-09-28 2014-08-13 セーレン株式会社 建築下地用防水シート
US20140087174A1 (en) * 2012-09-21 2014-03-27 Huhtamaki Films Germany Gmbh & Co. Kg Multilayered Foil, Sealing Material, Their Use and Production
JP6789816B2 (ja) * 2014-08-20 2020-11-25 セーレン株式会社 粘着層付屋根下葺材

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002220900A (ja) 2002-08-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US12247399B2 (en) Fire-resistant roof system and membrane composite
US7977259B2 (en) Roofing underlayment and method of producing same
US8323770B2 (en) Breathable non-asphaltic roofing underlayment having tailorable breathability
US20060199453A1 (en) Modified bitumen and thermoplastic composite roofing membrane
CN110835982B (zh) 自粘性屋面膜
WO2005047614A2 (en) Breathable non-asphaltic roofing underlayment
JP2010070983A (ja) 防水シート材
JP3788243B2 (ja) 屋根下地材
JP5549310B2 (ja) 防水シート
KR101702124B1 (ko) 고정부재를 사용하지 않는 투습방수시트 및 이의 제조방법, 시공방법
FI3744519T3 (fi) Päällystejärjestelmä sekä menetelmä sen valmistamiseksi
CA3121284A1 (en) Preapplied membrane with anti-submarining layer
JP2001138420A (ja) 補強用シート及びこの補強用シートを用いる道路の強化法
JP2009243247A (ja) 防水シート材
JPS5930545B2 (ja) 複合シ−ト
AU2017216527B2 (en) Fire-resistant roof system and membrane composite
JP4062116B2 (ja) 屋根下葺材
JPH1150609A (ja) 屋根下地材
JP2001064881A (ja) 屋根用下葺材
JP6789816B2 (ja) 粘着層付屋根下葺材
JP3804831B2 (ja) 防水シート
JP2005320810A (ja) 屋根下葺材
US20230358046A1 (en) Roofing membrane with protective film
JP3949524B2 (ja) 屋根下葺き材
JPH0410046Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040226

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051207

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051220

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060203

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060307

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060320

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100407

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110407

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120407

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120407

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120407

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130407

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130407

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130407

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140407

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees