JP3788093B2 - 液晶パネル用基板、液晶パネル及びそれを用いた電子機器並びに液晶パネル用基板の製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、反射型液晶パネルを構成する反射電極側基板の構造、及びその基板を用いて構成される液晶パネルに関し、さらにはその液晶パネルを用いた電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、プロジェクタ用ライトバルブ等の用途に適した超小型高精細アクティブマトリックス液晶パネルとして、石英基板上にポリシリコンを用いた薄膜トランジスタ(TFT)を形成し、さらにその上方に画素電極となる透明電極を形成して構成される透過型液晶パネルが実用化されている。上記TFTを用いた透過型液晶パネルでは、各画素に設けられたTFTの領域および前記TFTを駆動するためのゲート電極,ソース・ドレイン電極を構成する配線領域は、光を透過させる透過領域とはならないので、パネルの解像度がXGA,SXGAと上がるにつれ、開口率が小さくなるという致命的な欠陥を有している。
【0003】
そこで、透過型アクティブマトリックス液晶パネルに比べて高開口率化が容易なアクティブマトリックス液晶パネルとして、画素電極を反射電極とし、その下方にトランジスタを構成するようにした反射型アクティブマトリックス液晶パネルが提案されている。図9に、従来の反射型アクティブマトリックス液晶パネルの画素領域及び周辺回路領域の外側を囲むスクライブ線周辺の断面図が示されている。図9において、101は単結晶シリコンのようなP型半導体基板、102は半導体基板101の表面に形成され、基板より不純物濃度の高いP型ウェル領域である。103は半導体基板101の表面に形成された素子分離用のフィールド酸化膜であり、114はシリコン基板表面の熱酸化により形成されるゲート酸化膜である。フィールド酸化膜103及びゲート絶縁膜114の上には第1層間絶縁膜104が形成されている。第1層間絶縁膜104の上にはソース電極と同時に形成された第1の導電層107aが形成されている。また、第1の導電層107aの上には、第2層間絶縁膜108が形成され、第2層間絶縁膜108の上には、第2の導電層120がガードリングとして形成され、ガードリング120は第2層間絶縁膜108に形成されたビアホールを介して第1の導電層107aに接続されている。さらに、第2の導電層120上には、第3層間絶縁膜111が形成され、第3層間絶縁膜111上に形成された第3の導電層113は、第3層間絶縁膜111に形成されたビアホールを介して第2の導電層120に接続されている。さらに、第2の導電層120の上には、酸化膜111及び窒化シリコン膜121が形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来の反射型アクティブマトリックス液晶パネルでは、反射電極の形成される素子基板には、素子基板上のトランジスタや配線金属の信頼性を確保するためには保護膜として耐湿性のあるパシベーション膜が必要となる。
【0005】
そのため、半導体装置では図9に示すように、素子基板のパシベーション膜として、減圧CVD法等により形成される窒化シリコン膜121を使用することが多い。また、図9のように、素子基板をダイシングした際に側面が露出するため、素子の周辺部に、すべての金属配線層を接続したガードリング120を設けることが多い。前述のパシベーション膜によって素子基板の表面からの水分の侵入を妨げ、ガードリングによってダイシング側面からの水分の侵入を妨げることができる。
【0006】
ところで、CVD法により形成されるパシベーション膜は、現在の技術では膜厚の10%程度のばらつきが生じるのを避けることが困難である。しかるに、反射型液晶パネルでは、パシベーション膜にCVD法による窒化シリコン膜を用いると,窒化シリコン膜の屈折率が液晶の屈折率に対して大きいため,窒化シリコンの膜厚のばらつきによって可視光領域の反射率が大きく変化したりするという不具合がある。そのため、反射型液晶パネルではパシベーション膜は無い、あるいは、少なくとも数十ナノメートル以下の膜厚である必要がある。
【0007】
液晶パネルでは、一般的に素子基板と外部回路の接続にFPC(Flexible Printed Circuit)を使用する。前記FPC中には導電性粒子が含まれ、この導電性粒子を介して、素子基板の端子とFPCの端子を接続する。ところが、素子基板のガードリング上にパシベーション膜が無い、あるいは薄いと、前記導電性粒子とガードリングが接続し、隣の端子同士がガードリングを介してショートしてしまうという不具合がある。
【0008】
この発明の目的は、反射率が大きくばらついたりすることのないパシベーション構造を有する信頼性の高い反射型液晶パネル用の基板および液晶パネルを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記目的を達成するため、本発明に記載の液晶パネル用基板は、基板上にマトリックス状に形成された反射電極と、前記各反射電極に対応して形成されたトランジスタと、前記基板の周辺領域に配置されたガードリングと端子とを具備する液晶パネル用基板であって、前記ガードリングは、前記端子が形成された領域の外側において、前記端子と離間して前記基板のスクライブ線に沿って形成されており、前記トランジスタのソース・ドレイン電極と同一材料により前記ガードリングの第1の導電層と前記端子の第1の導電層とが形成されてなり、前記トランジスタ上に形成された遮光膜と同一材料により前記ガードリングの第2の導電層と前記端子の第2の導電層とが形成されてなり、前記基板の側面からの水分の侵入を防ぐために、前記ガードリングの第2導電層は、前記反射電極と前記遮光膜との間に形成された絶縁膜と同一層からなる耐湿性絶縁膜によって直接覆われていることを特徴とする。
【0010】
このため、基板の表面方向及び側面方向から水分が基板内に侵入することを妨げることができ、液晶パネル用基板の信頼性を高める効果を有する。さらに、上記ガードリング上には厚い絶縁膜が存在するため、液晶パネルとして組立後の実装時においての端子間ショートを妨げることにも有効である。
【0011】
また、本発明に記載の液晶パネル用基板は、前記端子と外部接続回路とを接続するFPCを更に備えており、前記耐湿性絶縁膜上に積層された二酸化シリコンからなる絶縁膜上に延設されてなることを特徴とする。
【0012】
本発明のかかる構成によれば、ガードリングが耐湿性絶縁膜で覆われているので、基板の表面方向及び側面方向から水分が基板内に侵入するのを防ぐことができる。また、ガードリング上は厚い絶縁膜で覆われ、絶縁膜上にはFPCが形成されているため、端子とFPC間のショートを防ぐことができる。
【0013】
また、本発明に記載の液晶パネル用基板は、上記の液晶パネル用基板であって、前記ガードリングは前記第1の導電層と前記第2の導電層をビアホールを介して直接接続して形成することを特徴とする。
【0014】
このため、前記ガードリングに関わる工程数を増やすことなく本発明に記載の液晶パネル用基板の構造を実現することができ、コスト低減の効果がある。
【0015】
また、本発明に記載の液晶パネル用基板は、上記の液晶パネル用基板であって、前記ガードリングは前記第1の導電層と前記第2の導電層をビアホールに埋め込んだ接続プラグを介して接続して形成することを特徴とする。
【0016】
このため、前記ガードリングに要する面積を低減することができ、本発明に記載の液晶パネル用基板内のレイアウトを効率良く配置するために有効である。
【0017】
また、本発明に記載の液晶パネル用基板は、上記の液晶パネル用基板であって、前記耐湿性絶縁膜は窒化シリコン膜であることを特徴とする。
【0018】
このため、通常の半導体プロセスで用いられる装置を利用することができ、本発明に記載の液晶パネル用基板を低コストで作成するために有効である。
【0019】
また、本発明に記載の液晶パネルは、本発明に記載の液晶パネル用基板と、入射側の透明基板とが間隙を有して配置されるとともに、前記液晶パネル用基板と前記透明基板との間隙内に液晶が挟持されて構成されることを特徴とする液晶パネルを提供する。
【0020】
また、本発明に記載の電子機器は、本発明に記載の液晶パネルを用いた電子機器を提供する。特に、反射型液晶パネルを表示装置として用いた、内蔵電池により電源供給される携帯型電子機器(コンピュータ、携帯電話、液晶テレビ、電子時計、携帯型端末機器など)に用いると、消費電力の小さい表示装置となるので、電池寿命を伸ばすことができる。また、反射型液晶パネルをライトバルブとした投射型表示装置に用いると、液晶パネルを高精細化しても高画質が得られる。
【0023】
また、本発明に記載の液晶パネル用基板の製造方法は、基板上にマトリックス状に形成された反射電極と、前記各反射電極に対応して形成されたトランジスタと、前記基板の周辺領域にガードリングと端子とを具備する液晶パネル用基板の製造方法において、前記トランジスタのソース・ドレイン電極と、前記ガードリングの第1の導電層および前記端子の第1の導電層とを同一材料により形成する工程と、前記トランジスタ上に形成された遮光膜と、前記ガードリングの第2の導電層および前記端子の第2の導電層とを同一材料により形成する工程とを有し、前記ガードリングは、前記端子が形成された領域の外側において、前記端子と離間して前記基板のスクライブ線に沿って形成されており、前記基板の側面からの水分の侵入を防ぐために、前記ガードリングの第2導電層は、前記反射電極と前記遮光膜との間に形成された絶縁膜と同一層からなる耐湿性絶縁膜によって直接覆われていることを特徴とする。
また、本発明に記載の液晶パネル用基板の製造方法は、上記の液晶パネル用基板の製造方法であって、前記ガードリングを前記第1の導電層と前記第2の導電層をビアホールを介して直接接続して形成することを特徴とする。
また、本発明に記載の液晶パネル用基板の製造方法は、上記の液晶パネル用基板の製造方法であって、前記ガードリングを、前記第1の導電層と前記第2の導電層をビアホールに埋め込んだ接続プラグを介して接続することにより形成することを特徴とする。
また、本発明に記載の液晶パネル用基板の製造方法は、上記の液晶パネル用基板の製造方法であって、前記耐湿性絶縁膜は窒化シリコン膜であることを特徴とする。
【0024】
本発明のかかる構成によれば、液晶パネル用基板の画素の形成とともに、ガードリングを形成することができるため、工程を増やすことなくガードリングを形成することができる。また、ガードリング上は直接耐湿性の高い窒化シリコン膜で覆われるため、水分の侵入を確実に防ぐことができる
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0026】
(本実施の形態の液晶パネル用基板の構造の説明)
まず図1を用いて液晶パネルの構成について説明する。図1は、本実施の形態による液晶パネルの画素領域の等価回路図である。図1において、マトリクス状に形成された複数の画素は、画素電極(反射電極)213及び画素電極213を制御するための電界効果型トランジスタ(スイッチング素子)230とからなり、画像信号が供給されるデータ線(ソース電極)207aが当該スイッチング素子230に電気的接続され、データ線207aには画像信号S1、S2、…Snが供給される。また、スイッチング素子230の走査線(ゲート電極)205には走査信号G1、G2、…Gmが印加される。画素電極213は、スイッチング素子230のドレイン207b電極に電気的接続されており、データ線207aから供給される画像信号S1、S2、…Snを所定のタイミングで書き込む。画素電極213を介して液晶に書き込まれた所定レベルの画像信号S1、S2、…Snは、対向基板(後述する)との間で一定期間保持される。ここで保持された画像信号は画素電極213と対向電極との間に形成される液晶容量と並列に蓄積容量を付加する。本実施の形態においては、後述するように図2に走査線(ゲート電極)205と同時に形成された蓄積容量電極205bとゲート絶縁膜を介してシリコン基板の不純物領域206cにより蓄積容量が形成されている。
【0027】
図2は、本実施の形態の液晶パネル用基板(反射電極側基板)の1画素の平面図であり、図3は図2のX−X’断面図を示す。図4(a)は本発明の反射型液晶パネルの画素領域及び周辺回路よりも外側の周辺部の平面図、図4(b)は図4(a)のX−X’断面図を示す。さらに、図5は発明の反射型液晶パネル全体の平面図、図6は図5の断面図を示す。
【0028】
本発明における反射電極側基板は図2に示されるように半導体基板201を用いている。まず、本発明の反射型液晶パネルの全体構成についてその概要を説明する。
【0029】
図5、図6に示されるように、反射電極側基板401(531)の中央部には画素領域420が設けられ、画素領域には走査線とデータ線がマトリックス状に配置される。走査線とデータ線の交点に応じて各画素が配置され、各画素には後述するように、反射電極512とスイッチング素子(図示せず)が設けられている。画素領域420の周辺領域には、走査線に走査信号を供給する走査線駆動回路422、データ線にデータ信号を供給するデータ線駆動回路421、パッド領域426(526)を介して外部から入力される画像データを取り込む入力回路423、これらの回路を制御するタイミング制御回路424等の回路が配置される。反射電極側基板401(531)と、内面に共通電極533が形成されたガラスからなる対向基板535とをシール材536により領域(実線と一点鎖線で挟まれた領域)436にて接着固定し、その間隙に液晶537封入されて液晶パネルが構成される。なお、点線にて挟まれた領域425(図5では525)は画素領域周辺を遮光する遮光膜を示す。尚、図示を省略するが、反射電極側基板401のシール領域436の外側に後述するガードリングが形成されている。
【0030】
図2のX−X’断面図である図3に基づき反射電極側基板(401,531)の断面構造について詳細に説明する。また、図4は画素領域および周辺回路領域の外側を囲むスクライブ線周辺の断面図であり、図3とともに説明する。図3及び図4に示されるように、201(301)は単結晶シリコンのようなP型半導体基板(N型半導体基板でもよい)、202(302)はこの半導体基板201(301)の表面に形成され、基板より不純物濃度の高いP型ウェル領域である。ウェル領域202は、特に限定されないが、例えば768×1024のような画素の共通ウェル領域として形成され、図5の液晶パネル平面図に示されるデータ線駆動回路421や走査線駆動回路422、入力回路423、タイミング制御回路424等の周辺回路を構成する素子が形成される部分のウェル領域とは分離して形成してもよい。上記フィールド酸化膜203は選択熱酸化により500〜700nmの厚さに形成されている。
【0031】
上記フィールド酸化膜203(303)には一画素毎に2つの開口部が形成され、一方の開口部は熱酸化によって形成されるゲート酸化膜(絶縁膜)214を介してポリシリコンあるいはメタルシリサイド等からなるゲート電極205が形成され、このゲート電極205の両側の基板表面にはウェル領域202よりも高不純物濃度のN型不純物層(以下、ドーピング層)からなるソース・ドレイン領域206a、206bが形成されることにより、電界効果トランジスタ(以下、FET都称す)が構成される。
【0032】
また、上記フィールド酸化膜203に形成された他方の開口部の基板表面にはP型ドーピング領域206cが形成されているとともに、このP型ドーピング領域206cの表面には熱酸化により形成されるゲート絶縁膜と同時に形成された誘電体膜を介してポリシリコンあるいはメタルシリサイド等からなる蓄積容量電極205bがゲート電極205と同時に形成されている。この蓄積容量電極205bと絶縁膜を介して上記P型ドーピング領域206cとの間に、画素に印加された電圧を保持する蓄積容量が構成されている。また、図4に示されるように、フィールド酸化膜304はスクライブ線周辺も形成されていない。上記ゲート酸化膜214は熱酸化によて40〜80nmの厚さに形成されている。また、上記ゲート電極215及び蓄積容量電極215bはポリシリコン層であれば、100〜200nmの厚さに、また高融点金属のシリサイド層であれば100〜300nmの厚さに形成されている。また、ソース・ドレイン領域206a、206bはゲート電極205をマスクとしてN型不純物をイオン打ち込みすることにより自己整合的に形成される。
【0033】
上記ゲート電極205からフィールド酸化膜203にかけて第1層間絶縁膜204(図4の304)が形成され、この第1層間絶縁膜304上にはアルミニウムを主体とするメタル層からなるデータ線(ソース電極)207a、ドレイン電極207b及び図4の第1導電層307が同時に形成され、データ線(ソース電極)207aは第1層間絶縁膜204及びゲート酸化膜214に開口したビアホールを介してソース領域206aに接続され、データ信号の電圧がソース電極に供給されるような構成とする。また、ドレイン電極207bは第1層間絶縁膜304及びゲート酸化膜214に開口したビアホールを介してドレイン領域206bに接続される。また、図4(b)に示すように、第1層間絶縁膜304及びゲート酸化膜314に形成されたビアホールを介して第1の導電層307は基板のウェル領域302に接している。これらのビアホール形成工程は同時に行われる。
【0034】
上記ソース・ドレイン電極207a、207b及び第1の導電層307上には第2層間絶縁膜208(308)が形成される。この第2層間絶縁膜は、例えばLTO(Low Temperature Oxide)からなる二酸化シリコン等の絶縁膜を形成後、SOG(Spin On Glass)からなる平坦化膜を塗布、エッチバックなどの平坦化処理後、再びLTO等の絶縁膜を形成することにより構成される。ソース・ドレイン電極207a、207b及び第1の導電層307は例えば下層のTiが10〜60nm、TiNが100nm程度、Alが400〜1000nm、上層のTiNが30〜60nmのような厚さとされる。
【0035】
この第2層間絶縁膜208(308)上には二層目のアルミニウム層からなる第2の導電層209a(反射電極間からの光漏れを防ぐ導電層)、209b(ドレイン電極に接続される中継導電層)、309(ガードリング用の導電層)が同時に形成され、前記第2層間絶縁膜208に形成したビアホールを介して第2の導電層209bは、第1の導電層からなるドレイン電極207bと接続する。また、第2の導電層309は第2層間絶縁膜308に形成したビアホールを介して第1の導電層307に接続される。この第2の導電層209a、209bは、反射電極間から侵入してくる光の遮光層として機能する。図2において、矩形状の一点鎖線の内側の枠と外側の枠で囲まれた領域は第2の導電層209a、209bが形成されていない領域である。図には示されないが、周辺回路部において、第2の導電層を回路の配線として用いることも可能である。
【0036】
上記第2の導電層209a、209bの上方には窒化シリコン等の耐湿性絶縁膜からなる絶縁膜210(310)が100〜500nmの厚さで形成される。さらにその上方にはLTOからなる二酸化シリコン等の絶縁膜211を形成し、これら窒化シリコン膜と二酸化シリコン膜により第3層間絶縁膜とする。第3層間絶縁膜は800〜1200nmの厚さである。前記第3層間膜の表面をCMP(化学的機械研磨)法等により平坦化する。この第3層間絶縁膜に形成されたビアホール、第2の導電層209bを介して、ドレイン電極107bは画素電極である反射電極213に電気的に接続される。この反射電極213はアルミニウムからなり、その表面が平坦化されている。第2の導電層209bと反射電極213の接続は、第3層間絶縁膜に開口されたビアホールに接続プラグ212をCVD法等で埋め込み形成して行われる。
【0037】
図4(a)に素子基板の端子部(パッド領域)の平面図、(b)に(a)のX−X’断面図が示されているが、スクライブ線320に沿って第2の導電層309は上記第2層間絶縁308に形成されたビアホールにて第1の導電層307に接続され、さらに、前記第1層間絶縁膜304に形成されたビアホールにて半導体基板301に接続され、ガードリングを構成する。このようなガードリングは、図5に示されるシール領域436に沿って基板周辺を少なくとも一回り囲むように形成されている。ガードリングの上方には窒化シリコン等の耐湿性絶縁膜310を形成し,さらにその上方にはLTOからなる二酸化シリコン等の絶縁膜311を形成する。絶縁膜310と絶縁膜311を併せて、第3層間絶縁膜とする。また、第1の導電層307と同一層からなる導電層312と、第2の導電層309と同一層からなる導電層313とが電気的に接続してパッド領域を構成する。このパッド領域は導電性粒子315を含むFPC316に接続されており、外部信号はFPC316を介してパッド領域に供給される。
【0038】
本実施形態によれば、上記第3層間絶縁膜下部の、窒化シリコン等の耐湿性絶縁膜310がパッシベーション膜としての機能を有する。また、前記耐湿性絶縁膜311が上記ガードリングに直接接触するため、ダイシング後の側面からの水分に対する遮蔽機能に優れ、耐湿性の向上に極めて有効である。さらに、上記ガードリングが第1の導電層307と第2の導電層309から形成され、ガードリング上には前記第3層間絶縁膜による厚い絶縁膜が存在している。即ち、ガードリングとFPC216との間には厚い第3層間絶縁膜が形成されているため、液晶パネルとして組立後の実装時においての端子間ショートを妨げることにも有効である。
【0039】
(本発明の液晶パネルの構造の説明)
図5は上記の実施例を適用した液晶パネル用基板(反射電極側基板)401の全体の平面図を示す。
【0040】
図5に示されているように、この実施例においては、基板の周縁部に設けられている周辺回路に光が入射するのを防止する遮光膜425が設けられている。周辺回路は、上記画素電極がマトリックス状に配置された画素領域420の周辺に設けられ、上記データ線207aに画像データに応じた画像信号を供給するデータ線駆動回路421や走査線を順番に走査する走査線駆動回路422、パッド領域426を介して外部から入力される画像データを取り込む入力回路423、これらの回路を制御するタイミング制御回路424等の回路であり、これらの回路は画素電極スイッチング素子とし、これに抵抗や容量などの負荷素子を組み合わせることで構成される。なお、436は対向するガラス基板との接着固定を行うシール材の形成領域である。
【0041】
この実施例においては、上記遮光膜425は、図3に示されている反射電極(画素電極)213と同一工程で形成される第3の導電層で構成され、電源電圧や画像信号の中心電位あるいはLC共通電極電位等の所定電位が印加されるように構成されている。遮光膜425に所定の電位を印加することでフローティングや他の電位である場合に比べて反射を少なくすることができる。426は電源電圧を供給するために使用されるパッドもしくは端子が形成されたパッド領域である。
【0042】
図6は上記液晶パネル用基板531(図4の401)を適用した反射型液晶パネルの断面構成を示す。図5、6に示すように、上記液晶パネル基板531(401)は、その裏面にガラスもしくはセラミック等からなる支持基板932が接着剤により接着されている。これとともに、その表面側には、LC共通電極電位が印加される透明導電膜(ITO)からなる対向電極(共通電極ともいう)533を有する入射側のガラス基板535が適当な間隔をおいて配置され、周囲を図4、5のシール材形成領域436に形成したシール材536で接着された間隙内に周知のTN(Twisted Nematic)型液晶または電圧無印加状態で液晶分子がほぼ垂直配向されたSH(Super Homeotropic)型液晶537などが充填されて液晶パネル530として構成されている。なお、外部から信号を入力したり、パッド領域526(426)は上記シール材536の外側に来るようにシール材を設ける位置が設定されている。
【0043】
周辺回路上の遮光膜525(425)は、液晶537を介在して対向電極533と対向されるように構成されている。そして、遮光膜525にLC共通電極電位を印加すれば、対向電極533にはLC共通電極電位が印加されるので、その間に介在する液晶には直流電圧が印加されなくなる。よってTN型液晶であれば常に液晶分子がほぼ90°ねじれたままとなり、SH型液晶であれば常に垂直配向された状態に液晶分子が保たれる。
【0044】
この実施例においては、半導体基板からなる上記液晶パネル基板531は、その裏面にガラスもしくはセラミック等からなる支持基板が接着剤により接合されているため、その強度が著しく高められる。その結果、液晶パネル基板531に支持基板532を接合させてから対向基板との貼り合わせを行うようにすると、パネル全体にわたって液晶層のギャップが均一になるという利点がある。
【0045】
(本発明の液晶パネルを用いた電子機器の説明)
次に、本発明の反射型液晶パネルを表示装置として用いた電子機器の例を説明する。
【0046】
図7は、本発明の液晶パネルを用いた電子機器の一例であり、本発明の反射型液晶パネルをライトバルブとして用いたプロジェクタ(投射型表示装置)の要部を平面的に見た概略構成図である。この図7は、光学要素750の中心を通るXZ平面における断面図である。本例のプロジェクタは、システム光軸Lに沿って配置した光源部700、インテグレータレンズ720、偏光変換素子730から概略構成される偏光照明装置700、偏光照明装置700から出射されたS偏光光束をS偏光光束反射面741により反射させる偏光ビームスプリッタ740、偏光ビームスプリッタ740のS偏光反射面741から反射された光のうち、青色光(B)の成分を分離するダイクロイックミラー742、分離された青色光(B)を青色光を変調する反射型液晶ライトバルブ745B、青色光が分離された後の光束のうち赤色光(R)の成分を反射させて分離するダイクロイックミラー743、分離された赤色光(R)を変調する反射型液晶ライトバルブ745R、ダイクロイックミラー743を透過する残りの緑色光(G)を変調する反射型液晶ライトバルブ745G、3つの反射型液晶ライトバルブ745R、745G、745Bにて変調された光をダイクロイックミラー743,742,偏光ビームスプリッタ740にて合成し、この合成光をスクリーン760に投写する投写レンズからなる投写光学系750から構成されている。上記3つの反射型液晶ライトバルブ745R、745G、745Bには、それぞれ前述の液晶パネルが用いられている。
【0047】
光源部710から出射されたランダムな偏光光束は、インテグレータレンズ720により複数の中間光束に分割された後、第2のインテグレータレンズを光入射側に有する偏光変換素子730により偏光方向がほぼ揃った一種類の偏光光束(S偏光光束)に変換されてから偏光ビームスプリッタ740に至るようになっている。偏光変換素子730から出射されたS偏光光束は、偏光ビームスプリッタ740のS偏光光束反射面741によって反射され、反射された光束のうち、青色光(B)の光束がダイクロイックミラー742の青色光反射層にて反射され、反射型液晶ライトバルブ745Bによって変調される。また、ダイクロイックミラー742の青色光反射層を透過した光束のうち、赤色光(R)の光束はダイクロイックミラー743の赤色光反射層にて反射され、反射型液晶ライトバルブ745Rによって変調される。一方、ダイクロイックミラー743の赤色光反射層を透過した緑色光(G)の光束は反射型液晶ライトバルブ745Gによって変調される。このようにして、それぞれの反射型液晶ライトバルブ745R、745G、745Bによって色光の変調が成される。
【0048】
反射型液晶ライトバルブ745R、745G、745Bとなる反射型液晶パネルは、TN型液晶(液晶分子の長軸が電圧無印加時にパネル基板に略並行に配向された液晶)またはSH型液晶(液晶分子の長軸が電圧無印加時にパネル基板に略垂直に配向された液晶)を採用している。
【0049】
TN型液晶を採用した場合には、画素の反射電極と、対向する基板の共通電極との間に挟持された液晶層への印加電圧が液晶のしきい値電圧以下の画素(OFF画素)では、入射した色光は液晶層により楕円偏光され、反射電極により反射され、液晶層を介して、入射した色光の偏光軸とほぼ90度ずれた偏光軸成分の多い楕円偏光に近い状態の光として反射・出射される。一方、液晶層に電圧印加された画素(ON画素)では、入射した色光のまま反射電極に至り、反射されて、入射時と同一の偏光軸のまま反射・出射される。反射電極に印加された電圧に応じてTN型液晶の液晶分子の配列角度が変化するので、入射光に対する反射光の偏光軸の角度は、画素のFETを介して反射電極に印加する電圧に応じて可変される。
【0050】
また、SH型液晶を採用した場合には、液晶層の印加電圧が液晶のしきい値電圧以下の画素(OFF画素)では、入射した色光のまま反射電極に至り、反射されて、入射時と同一偏光軸のまま反射・出射される。一方、液晶層に電圧印加された画素(ON画素)では、入射した色光は液晶層にて楕円偏光され、反射電極により反射され、液晶層を介して、入射光の偏光軸に対して偏光軸がほぼ90度ずれた偏光軸成分の多い楕円偏光として反射・出射する。TN型液晶の場合と同様に、反射電極に印加された電圧に応じてTN型液晶の液晶分子の配列角度が変化するので、入射光に対する反射光の偏光軸の角度は、画素のFETを介して反射電極に印加する電圧に応じて可変される。
【0051】
これらの液晶パネルの画素から反射された色光のうち、S偏光成分はS偏光を反射する偏光ビームスプリッタ740を透過せず、一方、P偏光成分は透過する。この偏光ビームスプリッタ740を透過した光により画像が形成される。従って、投写される画像は、TN型液晶を液晶パネルに用いた場合はOFF画素の反射光が投写光学系750に至りON画素の反射光はレンズに至らないのでノーマリーホワイト表示となり、SH液晶を用いた場合はOFF画素の反射光は投写光学系に至らずON画素の反射光が投写光学系750に至るのでノーマリーブラック表示となる。
【0052】
反射型液晶パネルは、ガラス基板にTFTアレーを形成したアクティブマトリクス型液晶パネルに比べ、半導体技術を利用して画素が形成されるので画素数をより多く形成でき、且つパネルサイズも小さくできるので、高精細な画像を投射できると共に、プロジェクタを小型化できる。
【0053】
図5にて説明したように、液晶パネルの周辺回路部は遮光膜で覆われ、対向基板の対向する位置に形成される共通電極と共に同じ電位(例えばLC共通電極電位。但し、LC共通電極電位としない場合には画素部の共通電極と異なる電位となるので、この場合画素部の共通電極とは分離された周辺対向電極となる。)が印加されるので、両者間に介在する液晶にはほぼ0Vが印加され、液晶はOFF状態と同じになる。従って、TN型液晶の液晶パネルでは、ノーマリホワイト表示に合わせて画像領域の周辺が全て白表示にでき、SH型液晶の液晶パネルでは、ノーマリブラック表示に合わせて画像領域の周辺が全て黒表示にできる。
【0054】
上記実施例に従うと、反射型液晶パネル745R、745G、745Bの各画素電極に印加された電圧が充分に保持されるとともに、画素電極の反射率が非常に高いため鮮明な映像が得られる。
【0055】
図8は、それぞれ本発明の反射型液晶パネルを使った電子機器の例を示す外観図である。なお、これらの電子機器では、偏光ビームスプリッタと共に用いられるライトバルブとしてではなく、直視型の反射型液晶パネルとして使用されるため、反射電極は完全な鏡面である必要はなく、視野角を広げるためには、むしろ適当な凸凹を付けた方が望ましいが、それ以外の構成要件は、ライトバルブの場合と基本的に同じである。
【0056】
図8(a)は携帯電話を示す斜視図である。1000は携帯電話本体を示し、そのうちの1001は本発明の反射型液晶パネルを用いた液晶表示部である。
【0057】
図8(b)は、腕時計型電子機器を示す図である。1100は時計本体を示す斜視図である。1101は本発明の反射型液晶パネルを用いた液晶表示部である。この液晶パネルは、従来の時計表示部に比べて高精細の画素を有するので、テレビ画像表示も可能とすることができ、腕時計型テレビを実現できる。
【0058】
図8(c)は、ワープロ、パソコン等の携帯型情報処理装置を示す図である。1200は情報処理装置を示し、1202はキーボード等の入力部、1206は本発明の反射型液晶パネルを用いた表示部、1204は情報処理装置本体を示す。各々の電子機器は電池により駆動される電子機器であるので、光源ランプを持たない反射型液晶パネルを使えば、電池寿命を延ばすことが出来る。また、本発明のように、周辺回路をパネル基板に内蔵できるので、部品点数が大幅に減り、より軽量化・小型化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態による液晶パネルの画像領域の等価回路図である。
【図2】本実施の形態による反射型液晶パネルの反射電極側基板の1画素領域の平面図。
【図3】図2のX−X’断面図。
【図4】(a)は、本実施の形態の反射電極側基板のガードリング構造の平面図、(b)は(a)のX−X’断面図。
【図5】実施例の反射型液晶パネルの反射電極側基板のレイアウト構成例を示す平面図。
【図6】実施例の液晶パネル用基板を適用した反射型液晶パネルの一例を示す断面図。
【図7】実施例の反射型液晶パネルをライトバルブとして応用した投射型表示装置の概略構成図。
【図8】実施例の反射型液晶パネルを用いた携帯電話(a)、腕時計型テレビ(b)、パーソナルコンピュータ(c)の外観図。
【図9】従来の半導体におけるガードリング構造を示す断面図。
【符号の説明】
101 半導体基板
102 ウェル領域
103 フィールド酸化膜
104 第1層間絶縁膜
108 第2層間絶縁膜
110 第3層間絶縁膜
111 酸化膜
301 半導体基板
302 ウェル領域
303 フィールド酸化膜
Claims (11)
- 基板上にマトリックス状に形成された反射電極と、前記各反射電極に対応して形成されたトランジスタと、前記基板の周辺領域に配置されたガードリングと端子とを具備する液晶パネル用基板であって、
前記ガードリングは、前記端子が形成された領域の外側において、前記端子と離間して前記基板のスクライブ線に沿って形成されており、
前記トランジスタのソース・ドレイン電極と同一材料により前記ガードリングの第1の導電層と前記端子の第1の導電層とが形成されてなり、前記トランジスタ上に形成された遮光膜と同一材料により前記ガードリングの第2の導電層と前記端子の第2の導電層とが形成されてなり、
前記基板の側面からの水分の侵入を防ぐために、前記ガードリングの第2導電層は、前記反射電極と前記遮光膜との間に形成された絶縁膜と同一層からなる耐湿性絶縁膜によって直接覆われていることを特徴とする液晶パネル用基板。 - 請求項1に記載の液晶パネル用基板であって、前記端子と外部接続回路とを接続するFPCを更に備えており、前記耐湿性絶縁膜上に積層された二酸化シリコンからなる絶縁膜上に延設されてなることを特徴とする液晶パネル用基板。
- 請求項1に記載の液晶パネル用基板であって、前記ガードリングは前記第1の導電層と前記第2の導電層をビアホールを介して直接接続して形成することを特徴とする液晶パネル用基板。
- 請求項1記載の液晶パネル用基板であって、前記ガードリングは前記第1の導電層と前記第2の導電層をビアホールに埋め込んだ接続プラグを介して接続して形成することを特徴とする液晶パネル用基板。
- 請求項1〜4のいずれか記載の液晶パネル用基板であって、前記耐湿性絶縁膜は窒化シリコン膜であることを特徴とする液晶パネル用基板。
- 請求項1〜5のいずれか記載の液晶パネル用基板と、入射側の透明基板とが間隙を有して配置されるとともに、前記液晶パネル用基板と前記透明基板との間隙内に液晶が挟持されて構成されることを特徴とする液晶パネル。
- 請求項6に記載の液晶パネルを用いたことを特徴とする電子機器。
- 基板上にマトリックス状に形成された反射電極と、前記各反射電極に対応して形成されたトランジスタと、前記基板の周辺領域にガードリングと端子とを具備する液晶パネル用基板の製造方法において、
前記トランジスタのソース・ドレイン電極と、前記ガードリングの第1の導電層および前記端子の第1の導電層とを同一材料により形成する工程と、
前記トランジスタ上に形成された遮光膜と、前記ガードリングの第2の導電層および前記端子の第2の導電層とを同一材料により形成する工程とを有し、
前記ガードリングは、前記端子が形成された領域の外側において、前記端子と離間して前記基板のスクライブ線に沿って形成されており、
前記基板の側面からの水分の侵入を防ぐために、前記ガードリングの第2導電層は、前記反射電極と前記遮光膜との間に形成された絶縁膜と同一層からなる耐湿性絶縁膜によって直接覆われていることを特徴とする液晶パネル用基板の製造方法。 - 請求項8に記載の液晶パネル用基板の製造方法であって、前記ガードリングを前記第1の導電層と前記第2の導電層をビアホールを介して直接接続して形成することを特徴とする液晶パネル用基板の製造方法。
- 請求項8に記載の液晶パネル用基板の製造方法であって、前記ガードリングを、前記第1の導電層と前記第2の導電層をビアホールに埋め込んだ接続プラグを介して接続することにより形成することを特徴とする液晶パネル用基板の製造方法。
- 請求項8〜10のいずれかに記載の液晶パネル用基板の製造方法であって、前記耐湿性絶縁膜は窒化シリコン膜であることを特徴とする液晶パネル用基板の製造方法。
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