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JP3786017B2 - 表示装置および表示装置のキャッシュ制御方法 - Google Patents

表示装置および表示装置のキャッシュ制御方法 Download PDF

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JP3786017B2
JP3786017B2 JP2002014368A JP2002014368A JP3786017B2 JP 3786017 B2 JP3786017 B2 JP 3786017B2 JP 2002014368 A JP2002014368 A JP 2002014368A JP 2002014368 A JP2002014368 A JP 2002014368A JP 3786017 B2 JP3786017 B2 JP 3786017B2
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Description

【0001】
本発明は、パチンコ機などの遊技機や懸賞(当たり)付きの自動販売機などで利用される表示装置および表示装置のキャッシュ制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、この種の表示装置では、各種の表示展開ストーリー(シナリオ)を所定のROM(図1ではアニメーションシナリオデータROM11が相当:以下同様にカッコ内に例示する)に記憶しておき、例えばユーザの操作などの不確定要素となる外乱(イベント)や乱数などに基づいて次のストーリーを選択して、表示すべき表示内容(表示画像)を決定し、その決定に基づいた表示画像を作成(描画)して、表示する。この場合、表示に必要な各種の要素画像(データ)には、それを特定するための画像番号が付され、各要素画像は、各画像番号に対応するように、かつ、記憶容量節約のため圧縮画像として、所定のROM(図1のCG−ROM12)に記憶される。
【0003】
ここで、圧縮画像を展開(デコード)するためには、その展開処理のための処理時間を要し、また、一般に、ROMはRAMに比べてアクセスに要する時間が掛かる(応答速度が遅い)。このため、この種の表示装置では、表示に先行して、画像展開用の記憶領域(展開バッファ:図1のデコードバッファ32)に要素画像を展開して、表示画面(図1の表示器20)に合わせて表示(スクリーン)用バッファ(図1のスクリーンバッファ21)に配置して順次走査・送出することにより表示する。また、従前に表示した画像を再表示する場合の再度の展開処理を不要とすべく、上記の展開バッファを利用して、いわゆるキャッシュ処理による管理(キャッシュ制御)を行う。また、次に表示すべき表示画像を作成(配置)する途中で、展開バッファ(キャッシュ領域)がいっぱいになった場合には、更新(登録)履歴順の最古の画像から順に削除(領域を解放)して、展開に必要な領域を確保し、その確保された領域に新たな要素画像を展開する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述の従来の考え方、すなわち、登録が最古の画像から順に削除(領域を解放)する考え方は、「登録が古い画像は、少なくとも最近は使用していない」との考え方に基づくものである。しかし、用意された表示展開ストーリー(シナリオ)に基づいて表示される(登場する)要素画像(登場画像)の中には、1回出現(登場)すると、ほぼ常駐状態で必要になる(常駐で登場する)ものがある。また、常駐状態までは行かなくても、シナリオ上、頻繁に登場するものもある。
【0005】
例えば図8(a)に示す最初の1画面分の表示画像(1コマ目)GAでは、1画面分のサイズを有する背景画像G1の上に、要素画像G2、G3、G4Aおよび要素画像G5Aを配置し(これを、1コマ目「1−2−3−4A−5A」のように表現する)、2コマ目では、同図(b)のように、それぞれ要素画像G4A、G5Aの位置を変化させた要素画像G4B、G5Bを配置して、表示画像GBを作成する(すなわち、2コマ目「1−2−3−4B−5B」となる)。この場合、背景画像G1(画像「1」)などは両方の画面で使用しているので(図示の例では画像「2」や「3」も同様)、本来なら展開済みの画像を利用可能なはずであるが、従来のものでは、途中で展開バッファがいっぱいになったときに、最古の画像「1」を削除(領域を開放)するため、2コマ目ですぐに画像「1」が必要になって再度の展開処理を行う必要がある。また、以降に続く画面においても同様に再度の画像展開が頻発すれば、処理時間の浪費は膨大となる。
【0006】
すなわち、従来の考え方によれば、余分な画像処理(展開処理)のために処理時間を浪費することがあり、このことが、画像表示処理の高速化の妨げとなっていた。なお、キャッシュ領域を大きくして要素画像の格納数を増加させると、その要素画像を検索するためのいわゆるオーバヘッドが増大してしまい、同様に画像表示処理の高速化の妨げとなる。
【0007】
本発明は、シナリオに従って登場する要素画像を登場画像としての特性により分類して管理することにより、画像表示処理の高速化を図ることができる表示装置および表示装置のキャッシュ制御方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1の表示装置は、表示展開ストーリーを規定したシナリオに基づいて、前記表示画面の表示画像を作成して表示する表示装置であって、前記シナリオをデータ化したシナリオデータを記憶するシナリオ記憶手段と、表示画像の要素画像の元になる圧縮画像を記憶する圧縮画像記憶手段と、前記表示画面の表示画像を配置して記憶するための表示バッファと、前記シナリオに従って登場する要素画像を、登場画像として前記表示バッファに配置するために、その圧縮画像に基づいて画像展開して前記登場画像として記憶する展開バッファと、前記展開バッファを、前記登場画像のキャッシュ領域として管理するキャッシュ管理手段と、を備え、前記展開バッファは、前記登場画像を分類して格納するための複数の分類キャッシュ領域を有し、前記シナリオデータは、自己が示すシナリオの登場画像となる1以上の各要素画像を指定する画像指定情報と、前記各要素画像に対応してそれぞれを前記複数の分類キャッシュ領域のいずれかに分類して格納するためのキャッシュ分類情報と、を含み、前記キャッシュ管理手段は、前記展開バッファに登場画像を格納させるときに、その登場画像に対応するキャッシュ分類情報に基づいて前記複数の分類キャッシュ領域のいずれかに分類して格納させる登場画像分類手段と、前記複数の分類キャッシュ領域のそれぞれを管理する複数の分類キャッシュ管理手段と、を有することを特徴とする。
【0009】
この表示装置では、表示展開ストーリーを規定したシナリオに基づいて、表示画面の表示画像を作成して表示するが、その要素画像の元になる圧縮画像を記憶し、シナリオに従って登場する要素画像を登場画像として表示バッファに配置するために、圧縮画像に基づいて画像展開して展開バッファに記憶し、その展開バッファを登場画像のキャッシュ領域として管理する。ここで、展開バッファは、登場画像を分類して格納するための複数の分類キャッシュ領域を有し、また、シナリオはシナリオデータとしてデータ化され、自己が示すシナリオの各登場画像(要素画像)を指定する画像指定情報と、それぞれを複数の分類キャッシュ領域のいずれかに分類して格納するためのキャッシュ分類情報と、を含む。このため、キャッシュ管理では、登場画像を画像展開してキャッシュ領域に格納するに際して、その登場画像に対応するキャッシュ分類情報に基づいて複数の分類キャッシュ領域のいずれかに分類して格納させ、各分類キャッシュ領域のそれぞれを管理する。すなわち、例えば常駐されたり頻出する画像と逆に一度限りや極希に出現する画像とを各特性として分類したり、画像サイズ(所定サイズ以上か否かなど)により分類するなど、登場画像としての特性をキャッシュ分類情報に反映させておくことにより、シナリオに従って登場する要素画像を登場画像としての特性により分類して管理することができる。これにより、ほぼ常駐画像を何度も画像展開するなどの余分な画像(展開)処理や、極希な画像のための領域を無用に長く確保しておくなどのキャッシュ領域の無用な確保などを低減でき、この結果、画像表示処理の高速化を図ることができる。
【0010】
また、請求項2のキャッシュ制御方法は、次々と変化する表示画面の1種類以上の表示展開ストーリーを規定したシナリオに従って登場する複数の要素画像を、画像展開用のバッファに圧縮画像に基づいて登場画像として画像展開するとともに、前記画像展開用のバッファを登場画像のキャッシュ領域として管理するための表示装置のキャッシュ制御方法であって、前記展開バッファ内に前記登場画像を分類して格納するための複数の分類キャッシュ領域を設け、前記シナリオをデータ化したシナリオデータは、自己が示すシナリオの登場画像となる1以上の各要素画像を指定する画像指定情報と、前記各要素画像に対応してそれぞれを前記複数の分類キャッシュ領域のいずれかに分類して格納するためのキャッシュ分類情報と、を含み、前記シナリオに従って登場画像を画像展開して格納するときに、その登場画像に対応するキャッシュ分類情報に基づいて前記複数の分類キャッシュ領域のいずれかに分類して格納し、前記複数の分類キャッシュ領域のそれぞれを管理することを特徴とする。
【0011】
このキャッシュ制御方法では、圧縮画像に基づいて登場画像として画像展開する展開バッファ内に、登場画像を分類して格納するための複数の分類キャッシュ領域を設ける。これに対して、シナリオデータは、表示画面の表示展開ストーリーを規定したシナリオをデータ化したものであり、シナリオの登場画像となる各要素画像を指定する画像指定情報と、それぞれを複数の分類キャッシュ領域のいずれかに分類して格納するためのキャッシュ分類情報と、を含む。このため、シナリオに従って登場画像を画像展開して格納するときに、対応するキャッシュ分類情報に基づいて分類して格納し、複数の分類キャッシュ領域のそれぞれを管理する。この結果、登場画像としての特性をキャッシュ分類情報に反映させておくことにより、シナリオに従って登場する要素画像を登場画像としての特性により分類して管理ができ、ほぼ常駐する画像を何度も画像展開するなどの余分な画像(展開)処理や、極希な画像のための無用なキャッシュ領域の確保などを低減でき、画像表示処理の高速化を図ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態に係る表示装置について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
【0013】
図1および図2に示すように、まず、本実施形態の表示装置1は、図外の制御装置からコマンドポートCPを介してコマンド(図2のCMD参照)を受信し(S2)、その受信コマンドに従って、その後の表示処理の展開(新ストーリー展開)のための次(回)の表示画像を決定して(S3)、表示器(表示手段)20の表示タイミングに同期した表示処理を行うものである。
【0014】
この表示装置1は、図示のように、表示装置1全体を制御する制御部10と、液晶等から成る表示パネル(表示画面)を有する表示器20と、制御部10からの指令に従って表示画像の作成(描画)や表示のための処理(図2の表示画像送出処理(S5))を司るビデオ表示用プロセッサ(Video Display Processor:以下「VDP」)30と、を備えている。VDP30には、表示画像を構成する要素画像を表示器20の表示画面に合わせて配置するためのRAM(いわゆるビデオRAM(VRAM))等から成るスクリーンバッファ21と、その他の処理のための作業領域となる画像展開管理用RAM300が接続されている。
【0015】
また、制御部10は、CPU等から成り、この制御部10には、ユーザの操作などの不確定要素による外乱(イベント)等を含むコマンドを受信するためのコマンドポートCPの他、乱数発生(図2の乱数発生処理(RDM))などに基づいて選択される各種の表示展開ストーリー(シナリオ)を記憶するアニメーションシナリオデータROM11と、各種コマンドや各種シナリオにより表示候補となる複数の要素画像の表示画像データを記憶容量節約のため圧縮画像(データ)として記憶する表示画像データ用ROM(Computer-Graphics ROM:以下「CG−ROM」)12と、その他の処理のための作業領域となる制御管理用RAM100が接続されている。
【0016】
CG−ROM12には、RGBのカラー3原色の混色として表現された複数種類の使用色とそれらのインデックスとなる色番号とを対応づけたいわゆるカラーパレットを集めたカラーパレット群121と、各要素画像の圧縮画像を集めた画像ビットマップデータ群122と、が記憶され(それらのための領域が確保され)ている。
【0017】
また、VDP30に接続された画像展開管理用RAM300には、CG−ROM12の内容と対応するように、表示に必要なカラーパレットのデータをその表示に先行してロードするためのカラーパレットのロード領域(カラーパレットテーブル)31と、同様に、表示に必要な要素画像をその表示に先行して圧縮画像から展開(デコード)して(展開された画像にデコードして)準備するための展開バッファ(デコードキャッシュ領域)32などの領域が確保されている。
【0018】
なお、表示装置1では、この展開バッファ32を利用して、いわゆるキャッシュ処理による管理(キャッシュ制御)を行うので、デコードキャッシュ領域を兼ねている(以下「デコードキャッシュ領域32」という)。このため、制御部10に接続された制御管理用RAM100には、このキャッシュ領域の管理を含みキャッシュ制御のための作業領域として、キャッシュ管理ワーク領域13などの領域が確保されている。
【0019】
図2に示すように、電源ONにより起動されると、表示装置1では、まず、初期設定を行い(S1)、次いで、受信コマンド処理を行い(S2)、コマンド受信による割込(CMD)が発生しているときには、そのコマンドCMDに従って、アニメーションシナリオデータROM11のシナリオを参照して、それらによる新ストーリー展開のための次回の表示画像を決定する一方、新たなコマンドを受信していないときには、元のストーリー展開(旧ストーリー展開)のための次回の表示画像を決定する(S3)。
【0020】
ただし、この場合、次回の表示画像の決定のために、必要に応じて乱数発生関数(を利用した乱数発生機能)により乱数を発生させ(RDM)、その乱数に基づいて、表示画像の複数の候補の中から、次回の表示画像を選択して決定する。また、時刻管理(S52)の結果(時刻制御信号Ct)を参照する(図示一点鎖線)。すなわち、次回の表示画像は、受信コマンドの有無と、発生させた乱数(数値)と、時刻管理の結果と、それらにより選択されたシナリオと、に基づいて決定される。なお、この場合、表示器20に対しては、前回の表示画像による表示画像の送出が行われているので、ここでは次回の表示画像の決定のみ行って(S3)、表示器20の表示パネル(表示画面)の表示タイミング、すなわち表示画像データ送出のトリガとなる垂直同期信号(以下「Vsync信号」)VSの入力(割込)を待つ(S4)。
【0021】
次に、Vsync信号の入力があった時点で、次の表示画像送出処理に移行する(S5)。スクリーンバッファ21は、それぞれ少なくとも1画面分の表示画像を格納できる領域を各1個のバッファとして、互いに切換可能な複数個のバッファを有していて、ここでは、そのうちの1個内に用意(作成、描画、配置)してあった表示画像(データ)の送出(表示)と並行して、次回の(新または旧ストーリー展開に従った)表示画像を他(次)のバッファ内に作成(描画)する(S51)。また、描画(画像の作成)に時間が掛かり、次のVsync信号までに作成が間に合わないときには、その次の表示画像作成(描画)は行わない旨を、(図示一点鎖線の時刻制御信号Ctを受け取ることにより)次回の表示画像決定処理(S3)において参照するために、時刻管理を行う(S52)。
【0022】
そして、表示画像送出処理によりその回の表示が終了すると(S5)、同様に、次回の受信コマンド処理(S2)〜表示画像送出処理(S5)のループ処理を行う。
【0023】
ところで、本実施形態の表示装置1では、シナリオに従って登場する要素画像を登場画像としての特性により分類して管理することにより、画像表示処理の高速化を図っているので、以下、その点について詳述する。
【0024】
まず、本実施形態では、登場画像を2種類に分類して扱う。1つは、出現頻度が所定以上の登場画像(要素画像)であり、以下、「保護画像」と呼ぶ。例えばシナリオ全体に対する表示時間が所定の比率以上のもの、あるいはシナリオデータの1つのデータブロックで表現される期間は最初に出現後常駐するもの、などを、キャッシュ管理上、その展開画像(登場画像)の格納領域を解放せずに保護しておいた方が有利な保護画像に分類する。他の1つは、保護画像に該当しない登場画像であり、以下、「通常画像」と呼ぶ。
【0025】
本実施形態では、図1に示すように、デコードキャッシュ領域32内に、通常画像を画像展開して格納する通常キャッシュ(領域)321と、保護画像を画像展開して格納する保護キャッシュ(領域)322と、の計2個の分類キャッシュ領域を確保する(設ける)。各分類キャッシュ領域321、322(代表するときは統括して「デコードキャッシュ領域32」という)は、図3に示すように、それぞれ複数のブロック(ブロック00〜xx:xxは所定の整数)に分割して利用される。
【0026】
また、図1に示すように、キャッシュ管理ワーク領域13には、上記の通常キャッシュ(領域)321および保護キャッシュ(領域)322に対応させて、それぞれを管理するための通常キャッシュ用(キャッシュ管理ワーク領域)131および保護キャッシュ(キャッシュ管理ワーク領域)132の計2個の分類キャッシュ管理ワーク領域を確保する(設ける)。各分類キャッシュ管理ワーク領域131、132(代表するときは統括して「キャッシュ管理ワーク領域13」という)は、図4(a)に示すように、デコードキャッシュ領域32(の各分類キャッシュ領域321、322)に、新規に画像展開して格納した要素画像(登場画像)の画像格納情報(検索用データ)を、対応するキャッシュ索引情報(ID番号)の順(ID00〜IDnn:nnは所定の整数)のブロック(IDブロック)に格納する。
【0027】
なお、キャッシュ管理ワーク領域13(各分類キャッシュ管理ワーク領域131、132)では、ID番号と画像格納情報(検索用データ)とが対応づけられていれば、ID番号順でなくても良い。また、保護画像については、通常画像ほどの数にはならないので、各保護画像の出番を待つことなく、予めID番号を定めてデコード(画像展開)して(保護キャッシュ322に)格納しておいても良い。
【0028】
ここで、この場合の各画像格納情報(検索用データ)は、図4(b)に示すように、任意のID番号IDii(iiはnn以下の任意の整数)について、そのID番号に対応する(展開された)要素画像(データ)の、デコードキャッシュ領域32(図3参照)内での先頭ブロック番号(先頭ブロックNo.:ブロック00〜xxのいずれか)、後端ブロック番号(後端ブロックNo.)および画像番号(画像No.)から成る。
【0029】
このため、表示に使用する要素画像がすでに展開されているか否か(キャッシュがヒットしているか否か)を検索する場合、キャッシュ管理用ワーク領域13に格納された検索用データをID番号順に検索して、表示対象の画像の画像番号(画像No.)があるか否かを検索し、検索された(ヒットした)ときには、そのID番号の先頭ブロック番号(先頭ブロックNo.)および後端ブロック番号(後端ブロックNo.)に基づいて、デコードキャッシュ領域32内の画像を利用し、検索されなかった(ミスヒットした)ときには、改めて画像展開からの処理を行う。
【0030】
なお、本実施形態では、先頭ブロックおよび後端ブロックを指定しているが、先頭ブロックとそこからのブロック数等で指定することもできる。また、デコードキャッシュ領域32がブロック管理されているので、ブロック番号を検索用に用いるが、デコードキャッシュ領域32内のアドレスを直接用いることもでき、先頭アドレスと後端アドレス、あるいは先頭アドレスとそこからのバイト数やワード数等により指定できる。
【0031】
ところで、図5に示すように、アニメーションシナリオデータROM11には、同図(a)に示すように、登録されたシナリオデータ全体の構成を示すシナリオ情報ヘッダ(データ)と、ブロック化されて記憶されたn個(nは所定の整数)の各シナリオデータが格納されている。
【0032】
ここで、任意の各シナリオiデータブロック(iはn以下の任意の整数)には、同図(b)に示すように、そのシナリオデータにより規定されたフレーム数(表示器20に表示する表示画面の画面数:そのシナリオに従って作成する表示画像数)に続いて、そのシナリオに従って登場する各要素画像について、登場画像として画像指定するための画像番号(画像No.)と、その登場画像(要素画像)を2個の分類キャッシュ領域321、322(すなわち通常キャッシュ321および保護キャッシュ322)のいずれかに分類して格納するためのキャッシュフラグ(例えば「0」のときは通常キャッシュ321、「1」のときは保護キャッシュ322:キャッシュ分類情報)CFと、の情報が含まれている。本実施形態では、出現頻度が所定以上の登場画像に対応するキャッシュフラグCF=「1」(保護画像を示す)、その他の登場画像に対応するキャッシュフラグCF=「0」(通常画像を示す)となる。
【0033】
このため、制御部(キャッシュ管理手段)10は、キャッシュ管理(キャッシュ制御)として、次の表示画像のための登場画像が未登録の場合、登場画像を画像展開してデコードキャッシュ領域32に格納するに際して、その登場画像に対応するキャッシュフラグ(キャッシュ分類情報)CFに基づいて、2個(複数)の分類キャッシュ領域321、322のいずれか(通常キャッシュ321または保護キャッシュ322)に分類して格納して、各分類キャッシュ領域のそれぞれを管理する。
【0034】
この結果、本実施形態の表示装置1では、出現頻度が高い登場画像は保護画像として保護キャッシュ322に画像展開して格納され、その管理は、保護キャッシュ用(キャッシュ管理ワーク領域)132に基づいて行われる。一方、その他の登場画像は通常画像として通常キャッシュ321に画像展開して格納され、その管理は、通常キャッシュ用(キャッシュ管理ワーク領域)131に基づいて行われる。
【0035】
この場合、例えば保護キャッシュ用132として、1個のシナリオデータブロックに登場する保護画像の最大容量分だけ確保しておけば、そのシナリオデータブロックのシナリオに従った表示を行う間、保護画像を格納しておくことができるので、(ほぼ常駐等の)出現頻度が高い登場画像を何度も画像展開するなどの余分な画像(展開)処理を防止できる。また、この場合、予め(そのシナリオデータブロックのシナリオ開始時に)全ての保護画像を画像展開して格納しておいても良い。
【0036】
一方、通常キャッシュ131側には、従来通りの履歴制御を行うことができ、このようにしても、出現頻度が所定以上高い登場画像は含まれないので、同じ登場画像について何度も画像展開するなどの余分な画像(展開)処理をすることは少ない。
【0037】
すなわち、登場画像としての特性をキャッシュ分類情報に反映させておくことにより、シナリオに従って登場する要素画像を登場画像としての特性により分類して管理することができる。これにより、ほぼ常駐画像を何度も画像展開するなどの余分な画像(展開)処理や、極希な画像のための領域を無用に長く確保しておくなどのキャッシュ領域の無用な確保などを低減でき、この結果、画像表示処理の高速化を図ることができる。
【0038】
なお、上述の実施形態では、出現頻度が高い登場画像を保護画像として、出現頻度により分類したが、例えば展開に時間が掛かり大きな領域を確保する必要のある所定サイズ以上の登場画像を保護画像として、画像サイズ(所定サイズ以上か否かなど)により分類するなども可能である。この場合、展開に時間を要する保護画像を何度も画像展開するなどの余分な画像(展開)処理を低減でき、また、展開のための時間や領域が少なくて済む通常画像のために無用に領域を確保しておくなども避けることができ、この結果、画像表示処理の高速化を図ることができる。
【0039】
また、上述の実施形態では、登場画像を分類して格納するためのキャッシュ分類情報を各要素画像毎に(キャッシュフラグCFとして)指定したが、一連の複数の要素画像に対して指定したり、あるいは1または一連の複数のデータブロック毎にすることもできる。
【0040】
また、上述の実施形態では、保護画像用の保護キャッシュ322の管理のための保護キャッシュ用(キャッシュ管理ワーク領域)132と、通常画像用の通常キャッシュ321の管理のための通常キャッシュ用(キャッシュ管理ワーク領域)131との構成を、図4で前述のように同一構成にしたが、これらを別構成にしても良い。
【0041】
例えば図6に示すように、保護キャッシュ用(キャッシュ管理ワーク領域)132の場合の各画像格納情報(検索用データ)を、同図(b)に示すように、任意のID番号IDiiについて、そのID番号に対応する保護キャッシュ322(図3参照)内での先頭ブロック番号および後端ブロック番号のみとして、画像番号(画像No.)を省略する代わりに、図1に点線で示すような画像対応キャッシュ情報ワーク領域を確保し、保護キャッシュ用142として、図7に示すように、ID番号と画像番号との対応テーブルを用意しても良い。
【0042】
また、この場合、ID番号を画像番号に合わせて(例えばID番号=画像番号として)設定すれば、画像番号からID番号をさらに迅速に検索し易くなる。さらに、この場合、図7の対応テーブルである保護キャッシュ用(画像対応キャッシュ情報ワーク領域)142を省略し、暗黙の設定テーブルとして、図6の例えば画像番号に合うID番号に対応する検索用データを直接検索しても良い。
【0043】
また、図7におけるID番号の欄に、初期状態では未格納状態を示す所定の未格納情報(所定値「FF」等)を代わりに記憶しておき、対応する画像番号の要素画像がデコードキャッシュ領域32(の保護キャッシュ322)に画像展開された時点で、その対応ID番号を格納するようにすれば、画像番号を検索するだけで、未格納か格納済みか、および格納済みのときには対応するID番号を介して検索用データから登場画像の所在まで、容易かつ迅速に検索できる。
【0044】
また、上述の例では、図6および図7の構成を保護画像側のみとしたが、通常画像側も同様の同一構成にすることもできる。もちろん、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更が可能である。
【0045】
【発明の効果】
上述のように、本発明の表示装置および表示装置のキャッシュ制御方法によれば、シナリオに従って登場する要素画像を登場画像としての特性により分類して管理することにより、画像表示処理の高速化を図ることができる、などの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る表示装置のブロック図である。
【図2】図1の表示装置における表示処理の概略フローチャートである。
【図3】図1のデコードキャッシュ領域の通常キャッシュおよび保護キャッシュの双方に共通するブロック構成を示す説明図である。
【図4】図1のキャッシュ管理ワーク領域における通常キャッシュ用および保護キャッシュ用の管理用ID番号対応の検索用データの登録およびそのデータ内容を示す説明図である。
【図5】図1のアニメーションシナリオデータROMにおけるシナリオデータおよびその各ブロックのデータ内容を示す説明図である。
【図6】第2実施形態における保護キャッシュ用を示す、図4と同様の説明図である。
【図7】画像対応キャッシュ情報ワーク領域の保護キャッシュ用の登録内容を示す説明図である。
【図8】表示画像の画像(画面)遷移の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 表示装置
10 制御部
11 アニメーションシナリオデータROM
12 CG−ROM(表示画像データ用ROM)
13 キャッシュ管理ワーク領域
14 画像対応キャッシュ情報ワーク領域
20 表示器(表示パネル)
21 スクリーンバッファ(表示バッファ)
30 VDP(ビデオ表示用プロセッサ)
31 カラーパレット
32 デコードバッファ(展開バッファ、デコードキャッシュ領域)
100 制御管理用RAM
121 カラーパレット群
122 画像ビットマップデータ群
300 画像展開管理用RAM
CF キャッシュフラグ(キャッシュ分類情報)

Claims (2)

  1. 表示展開ストーリーを規定したシナリオに基づいて、前記表示画面の表示画像を作成して表示する表示装置であって、
    前記シナリオをデータ化したシナリオデータを記憶するシナリオ記憶手段と、
    表示画像の要素画像の元になる圧縮画像を記憶する圧縮画像記憶手段と、
    前記表示画面の表示画像を配置して記憶するための表示バッファと、
    前記シナリオに従って登場する要素画像を、登場画像として前記表示バッファに配置するために、その圧縮画像に基づいて画像展開して前記登場画像として記憶する展開バッファと、
    前記展開バッファを、前記登場画像のキャッシュ領域として管理するキャッシュ管理手段と、
    を備え、
    前記展開バッファは、前記登場画像を分類して格納するための複数の分類キャッシュ領域を有し、
    前記シナリオデータは、
    自己が示すシナリオの登場画像となる1以上の各要素画像を指定する画像指定情報と、
    前記各要素画像に対応してそれぞれを前記複数の分類キャッシュ領域のいずれかに分類して格納するためのキャッシュ分類情報と、
    を含み、
    前記キャッシュ管理手段は、
    前記展開バッファに登場画像を格納させるときに、その登場画像に対応するキャッシュ分類情報に基づいて前記複数の分類キャッシュ領域のいずれかに分類して格納させる登場画像分類手段と、
    前記複数の分類キャッシュ領域のそれぞれを管理する複数の分類キャッシュ管理手段と、
    を有することを特徴とする表示装置。
  2. 表示展開ストーリーを規定したシナリオに従って登場する複数の要素画像を、画像展開用のバッファに圧縮画像に基づいて登場画像として画像展開するとともに、前記画像展開用のバッファを登場画像のキャッシュ領域として管理するための表示装置のキャッシュ制御方法であって、
    前記展開バッファ内に前記登場画像を分類して格納するための複数の分類キャッシュ領域を設け、
    前記シナリオをデータ化したシナリオデータは、自己が示すシナリオの登場画像となる1以上の各要素画像を指定する画像指定情報と、前記各要素画像に対応してそれぞれを前記複数の分類キャッシュ領域のいずれかに分類して格納するためのキャッシュ分類情報と、を含み、
    前記シナリオに従って登場画像を画像展開して格納するときに、その登場画像に対応するキャッシュ分類情報に基づいて前記複数の分類キャッシュ領域のいずれかに分類して格納し、前記複数の分類キャッシュ領域のそれぞれを管理することを特徴とする表示装置のキャッシュ制御方法。
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