JP3781249B2 - 表示スイッチ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、文字や図形等の表示を行う表示スイッチに関し、特に自動車の表示パネルの如く複雑な操作内容を明確に表示する必要のある機器に好適で、夜間等に光源により発色する表示スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、自動車等に使用される各種スイッチや計器類を配設した表示パネルがインストルメントパネル等に設けられている。これら各種スイッチについては、日中及び夜間の如何を問わず、所在はもとより操作状況を明確に把握する必要があるので、照明手段を備えて誤操作が生じないように工夫されている。
【0003】
以下、図7乃至図10を参照して従来の自動車用表示パネルの一例を説明する。図7は自動車内における従来の表示パネル10の設置状態を示すものであり、ミッションレバー14上端の把持部15内またはミッションレバー14内に小型の紫外線ランプ16が配設されている。そして、出光口17を表示パネル10へ向けて開口し、紫外線を表示パネル10の表面に導くようにするか、或いは車室内のコンソールボックス18やダッシュボード19に紫外線ランプ16を設置し、斜め下方又は上方から表示パネル10に紫外線を照射するように構成されている。
【0004】
図8に示したように表示パネル10は、黒色系のエスカッション11に押ボタン12等を配設したものであり、各押ボタン12には文字や記号等の表示13が表面印刷されている。この表示13の塗料としては、いわゆる光輝塗料が使用され、紫外線の照射により発光する蛍光インキを用いたり、日光や人工光を吸収して蓄積し、長時間にわたって放出する性質の顔料を含む自己発光型の蓄光塗料が用いられる。
なお、図9はエスカッション11の表面に直に表示13を形成した部分の断面図であり、図10は押ボタン12の表面に表示13を形成した構造を示す断面図である。
【0005】
図7に示した表示パネル10は、紫外線ランプ16から紫外線を照射すると、表示13が発光して文字や記号等を視認することができ、操作しようとする押ボタン12に手を伸ばして確実に操作することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の表示パネル10においては、紫外線ランプ16を車室内に取り付けると、意匠上邪魔な突起物になってしまうので、設計上の制約要因となる。また、押ボタン12を操作するために手を伸ばすと、紫外線を遮断してしまい、この場合は操作の直前で押ボタン12の表示内容が分からなくなる等の問題があった。
また、従来の押ボタン12においては、黒色系の地色に白色系の文字や図形等が表示されていることが多く、日中は押ボタンの輪郭と表示内容を視認して操作し易いが、夜間は紫外線により浮き出た表示により視認するので輪郭までは判断できない。従って、従来の表示パネル10及び押ボタン12は、視認性や操作性の面で使い勝手が良くなかった。
【0007】
本発明の目的は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、日中及び夜間共に視認性と操作性に優れた表示スイッチを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係わる上記課題は、外方から照射された白色光により黒色系になるスイッチ本体と、該スイッチ本体の外側表面に2色の塗料を積層して形成された文字、記号等の表示と、前記スイッチ本体の表示面の内側裏面全域に形成された白色系の蛍光層と、前記スイッチ本体内から該蛍光層を照射する高輝度の光源とを備え、前記蛍光層が前記光源により照射されることで、前記スイッチ本体と前記表示とを前記白色光照射時と異なった色に発色させることを特徴とする表示スイッチによって解決することができる。また、前記表示スイッチにおいて、好ましくは前記光源が紫外線ランプである。更に、前記表示スイッチにおいて、好ましくは前記表示の上層が白色系塗料であり、下層が青色系塗料で形成されている。
【0009】
上記構成の表示スイッチによれば、太陽光などの白色光により照射された場合はスイッチ本体が黒色系に発色し、その表面に白色の文字や図形等が表示される。また、夜間においては、光源の紫外線ランプから照射された紫外線により蛍光層が発光され、この発光によりスイッチ本体を透過して本体全体を明るく表示すると共に、表示部分が青く発色する。
従って、表示スイッチ全体が明るく表示される上に、表示部分が白色から青色に変化し、視認性及び操作性に優れた表示スイッチが得られる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を適用した表示スイッチの一実施形態を図1乃至図6に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の表示スイッチの構成と昼間の表示態様を示す斜視図、図2は表示スイッチの夜間の表示態様を示す平面図、図3は図1におけるA−A断面図、図4は図3における要部の部分拡大図、図5は図3における光源発光時の説明図、図6は図5における要部の部分拡大図である。
図1に示すように本実施形態の表示スイッチ1は、昼間太陽光が照射されていて周囲が明るい状況下では、黒色系のスイッチ本体2上に白色系の表示文字(図中ではA/C)4が形成されている。また、図2に示すように後述する光源5が点灯した場合には、スイッチ本体2が白色系に発光し、表示文字4が青色系に表示されるようになっている。
【0011】
先ず、本実施形態の表示スイッチ1の構造について説明する。図3及び図4に示すように表示スイッチ1のスイッチ本体2は、アクリル、ポリカーボネイトなどの黒色系スモーク材料を箱型に成形したものであり、光透過性を有している。このスイッチ本体2の表示面の内側裏面全域には、蛍光塗料を印刷または塗布した蛍光層3が形成されている。
【0012】
また、スイッチ本体2の外側表面には、A/Cの表示文字4が印刷されている。この表示文字4は、下層に光透過性を有する青色系塗料による青色層4aと、上層に光透過性を有する白色系塗料による白色層4bを積層した構成になっている。
更に、スイッチ本体2の内側下方には、光源としての紫外線ランプ5が配置されている。この紫外線ランプ5は、ステアリングコラム等に配置されたコンビネーションスイッチ等の操作により点灯するようになっている。
【0013】
そして、昼間の太陽光が照射されている明るい状況下では、太陽光(白色光)がスイッチ本体2の外側外方から照射されるので、紫外線ランプ5は点灯されない。従って、図4に示したように表示文字4の表面が白色層4bであるから、スモーク材料からなるスイッチ本体2の表面上にA/Cの表示文字4が白色で目視可能に表示される。
【0014】
また、図5及び図6に示すように夜間や雨天時等の周囲が暗くなって表示文字4が見にくくなった場合、スイッチ本体2の紫外線ランプ5を点灯させると、蛍光層3が紫外線ランプ5から照射された紫外線5aにより発光して蛍光3aを照射する。
この蛍光3aは、スイッチ本体2の内側から外側表面に向けて透過するが、表示文字4が形成されている青色層4aと白色層4bも透過するので、図6に示したように表示スイッチ1全体が明るく表示され、その中に表示文字4が青色で表示される。
【0015】
即ち、本実施形態の表示スイッチ1は、スイッチ本体2が黒色系スモーク材料で成形されているので、紫外線ランプ5を点灯しない場合は黒色に見えるが、紫外線ランプ5を点灯することで白色系に変化する。
従って、表示文字4は、紫外線ランプ5が点灯していない時は黒色のスイッチ本体2上で白色に見え、紫外線ランプ5が点灯することで明るく表示されるスイッチ本体2上で青色に表示される。よって、スイッチ本体2と表示文字4は、紫外線ランプ5の点灯の如何により明暗が逆転し、コントラストが明確になると共に、紫外線ランプ5を点灯した場合は、表示スイッチ1の輪郭まで明確になるので、視認性及び操作性に優れる。
【0016】
なお、本発明の表示スイッチは、上述した実施形態に限定されものではなく、例えば、光源としては紫外線ランプに限定されるものではなく、高輝度の光源であれば、発光ダイオード(LED)や電界発光素子(EL)等であっても良い。また、表示文字等を構成する塗料も他の色を発色するものに代えることができる。
【0017】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の表示スイッチによれば、外方から照射される白色光により黒色系になるスイッチ本体と、該スイッチ本体の外側表面に2色の塗料を積層して形成された表示文字と、スイッチ本体の表示面の内側裏面全域に形成された白色系の蛍光層と、スイッチ本体内から蛍光層を照射する高輝度の光源とを備えているので、蛍光層が光源により照射されることで、表示スイッチ全体が明るく表示される上に、スイッチ本体と表示文字が白色光照射時と異なった色に発色させることができる。従って、日中及び夜間いずれの時でも表示文字とスイッチ本体を視認することができると共に、操作のため手を差し延べても消えることがないので、視認性及び操作性に優れた表示スイッチを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の表示スイッチの一実施形態を示す昼間時の斜視図である。
【図2】図1における表示スイッチの夜間時の表示形態を示す平面図である。
【図3】図1におけるA−A断面図である。
【図4】図3における要部の部分拡大図である。
【図5】図3における光源発光時の説明図である。
【図6】図5における要部の部分拡大図である。
【図7】従来の表示パネルの構成を示す車内の配置図である。
【図8】従来の表示パネルの構成を示す正面図である。
【図9】従来の表示パネルの構成を示すエスカッションの断面図である。
【図10】従来の表示パネルの構成を示すスイッチの断面図である。
【符号の説明】
1 表示スイッチ
2 スイッチ本体
3 蛍光層
3a 蛍光
4 表示文字
4a 青色層
4b 白色層
5 紫外線ランプ(光源)
5a 紫外線
Claims (3)
- 外方から照射された白色光により黒色系になるスイッチ本体と、該スイッチ本体の外側表面に2色の塗料を積層して形成された文字、記号等の表示と、前記スイッチ本体の表示面の内側裏面全域に形成された白色系の蛍光層と、前記スイッチ本体内から該蛍光層を照射する高輝度の光源とを備え、前記蛍光層が前記光源により照射されることで、前記スイッチ本体と前記表示とを前記白色光照射時と異なった色に発色させることを特徴とする表示スイッチ。
- 前記光源が、紫外線ランプであることを特徴とする請求項1記載の表示スイッチ。
- 前記表示の上層が白色系塗料であり、下層が青色系塗料で形成されていることを特徴とする請求項1記載の表示スイッチ。
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