JP3779767B2 - 電話交換機用主装置の連結装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電話通信用構内交換機における主装置の連結装置に関するものであり、詳しくは複数の主装置を順次連結状態に壁掛け型として増設するのに好適な連結装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の連結装置としては、大別して独立型と一体型とがあり、独立型は例えば図6のように、個々の主装置Aを壁面WにねじBにより取り付けると共に、外部に露出状態の長尺の接続用ケーブルCにより主装置A同士を接続するするようにし、また一体型は例えば図7のように、格別に製作した連結用の金具DおよびねじEにより個々の主装置Aを互いに固定すると共に、これら主装置Aを壁面WにねじBにより取り付けるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の独立型においては、主装置A同士を接続する長尺の接続用ケーブルCが必要であるばかりでなく、ケーブルCが外部に露出している関係上、過ってケーブルCに対する外力により引き抜かれる危険性があるための防護策として、脱離防止手段を付設した高価なコネクタを使用する必要があるほか、主装置A間の空隙並びにケーブルCの占めるスペースのため、全体としての設置に要する占有面積が増大する欠点があり、また、従来の一体型においては、特別な連結用金具DおよびねじEを必要とするばかりでなく、設置作業が煩雑であるという欠点がある。
【0004】
そこで本発明の目的は、格別な連結用部品を使用することなく、簡単な構造のもとに、複数の主装置を順次にしかも容易に連設することができるようにするばかりでなく、狭小なスペースに設置することができる連結装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するため、各主装置における筐体の対向両辺部に凹形係合部と凸形係合部とを形成して隣接筐体同士の凹凸両係合部の係合による位置規制のもとに連接状態に設けると共に、各主装置を壁面に固定するようにし、各主装置間の電気的接続については、隣接する各主装置の筐体壁に互いに符合する連通部を形成してこれら両連通部を貫通してコネクタ付ケーブルにより接続するようにし、なお主装置の筐体はこれを主体と蓋体との吻合により構成する型式を採択するのがよい。
【0006】
上記構成により、複数の主装置を壁面に固定しつつ、その筐体を順次連接すると、各筐体の対応両辺部における凹凸両係合部が係合し、筐体が整然と位置規制されて少ない占有容積のもとに増設され、あるいは一部撤去による減少が可能であり、また各主装置は隣接筐体間の連通部を経てケーブル付コネクタにより非露出状態に接続される。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に示す実施形態について説明する。
【0008】
本発明の適用対象としての主装置としては、例えば図1ないし図3に示すように、後部ケース1aと前部カバー1bとをそれら開口部において互いに吻合状態のもとに着脱可能に嵌合した後、必要に応じねじ2により固着して長方形の筐体1を構成すると共に、筐体1内には主装置として必要な電装部3を装備してその電源コード(図示せず)を側面から引き出すほか、適宜位置に局線接続用モジュラージャック(図示せず)を設け、かつ筐体1における後部ケース1aの底壁における隅角部付近には壁掛用係合孔4と固定用取付孔5とを穿設し、壁面Wに突出状態に植設した壁掛け用ねじSの頭部に前記係合孔4を係合した後に取付孔5において取付ねじsにより締め付けることにより筐体1を壁面Wに固定するようにした型式を採択する。
【0009】
上記型式に対する本発明の特殊構成としては、前記筐体1における後部ケース1aの上辺部に溝形成による凹形係合部6を形成すると共に、下辺部に突条形成による凸形係合部7を形成してこれら両者による係合機構を構成し、複数の筐体1を積み重ね状態のもとに、上位筐体1の凸形係合部7と下位筐体1の凹形係合部6とを係合させて位置規制するようにし、なお前記凹形係合部6と凸形係合部7とはその位置を上下逆の関係に形成してもよいこと当然である。
【0010】
壁面Wに設置するに当っては、架設済みの第1の主装置における筐体1の上部に第2の主装置における筐体1を積み重ね状態に載せ掛ける過程において、その凸形係合部7を第1の主装置における筐体1の凹形係合部6に係合させ、第2の主装置における筐体1をねじSおよびsにより壁面Wに固定するようにし、更に第3の主装置を架設する場合には、同様に既架設の第2の主装置の上部または第1の主装置の下部に配置したまま、それぞれ対応する凹形係合部6と凸形係合部7とを係合させた後、第3の主装置における筐体1をねじSおよびsにより壁面Wに固定するようにすればよく、第4,第5の主装置についても同様に順次積み重ねる状態に増設することができるのである。
【0011】
各主装置間の電気的接続のためには、図1および図2に詳示するように、隣接する各主装置の筐体1の対接辺壁例えば後部ケース1aの上辺部と下辺部とに互いに符合する位置の開口縁を切り欠いて連通部8を形成し、対接する後部ケース1aにおける両連通部8を貫通してコネクタ付ケーブル9により電装部3を互いに接続するようにし、後部ケース1aに前部カバー1bを吻合状態に嵌合することにより、接続用ケーブル9を主装置の外部に露出させることなく安定的な接続を維持することができる。
【0012】
図4および図5の実施形態は各主装置を積み重ねることなく横に並架した状態を例示したものであつて、凹形係合部6と凸形係合部7とを後部ケース1aの左右辺部に形成してこれら両者による係合機構を構成するほか、凹形係合部6と凸形係合部7との形状および係合方向が異なる以外は、前記実施形態におけると性質的に同様であり、同一部分に符号を付して説明は省略する。
【0013】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、次のような効果が得られる。
【0014】
a.主装置における筐体1の対向辺部に凹形係合部6と凸形係合部7と形成して連接する筐体1同士の両係合部6,7により係合機構を構成したから、これにより複数の主装置の筐体1を簡単な操作により順次連接しつつ、確実な位置規制のもとに密着状態に壁面に架設することができ、しかも主装置の架設スペースを節減することができる。
【0015】
b.筐体1の対向両辺部には連通部8を形成して連接する筐体1の対応両連通部8を符合させたまま、両連通部8を貫通した状態のもとにコネクタ付ケーブル9により隣接主装置の電装部3を互いに接続するようにしたから、これにより接続ケーブル9を主装置の外部に露出させることがなく、従って内部配線用の安価でしかも短いケーブルの使用で足りるほか、ケーブルに対する引張外力を顧慮しないで済むから、コネクタの脱離防止機構を省略することができる。
【0016】
後部ケース1aと前部カバー1bとをそれら開口部において互いに吻合状態のもとに着脱可能に固着した筐体1を採択し、かつ後部ケース1aの開口縁を切り欠いて連通部8を形成したから、これにより隣接主装置の電装部3同士の接続に際しては、後部ケース1aから前部カバー1bを外した状態のもとに容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の連結装置を装備した電話交換機用主装置の連設状態を示す一部破断側面図である。
【図2】図1の装置の一部破断正面図である。
【図3】図1の装置の要部だけの斜面図である。
【図4】本発明の他の実施形態の連結装置を装備した主装置の連設状態を示す正面図である。
【図5】図4の装置の要部だけの斜面図である。
【図6】従来装置の連設状態の正面図である。
【図7】他の従来装置の連設状態の正面図である。
【符号の説明】
1 筐体
1a 後部ケース
1b 前部カバー
3 電装部
6 凹形係合部
7 凸形係合部
8 連通部
9 コネクタ付ケーブル
W 壁面
Claims (1)
- 筐体(1)内には主装置として必要な電装部(3)を装着したまま、筐体(1)を壁面(W)に固定するようにした壁掛け型式の電話通信用交換機において、
筐体(1)にはその対向辺部に凹形係合部(6)と凸形係合部(7)とを形成して連接する筐体(1)同士の両係合部(6),(7)により係合機構を構成すると共に、筐体(1)の対向両辺部には連通部(8)を形成して連接する筐体(1)同士の両連通部(8)を貫通した状態のもとにコネクタ付ケーブル(9)により隣接主装置の電装部(3)を互いに接続するようにし、
筐体(1)の後部ケース(1a)と前部カバー(1b)とがそれら開口部において互いに吻合状態のもとに着脱可能に嵌合され、かつ後部ケース(1a)の開口縁を切り欠いて連通部(8)が形成されていることを特徴とする電話交換機用主装置の連結装置。
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JP04559496A JP3779767B2 (ja) | 1996-02-08 | 1996-02-08 | 電話交換機用主装置の連結装置 |
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ID=12723685
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-
1996
- 1996-02-08 JP JP04559496A patent/JP3779767B2/ja not_active Expired - Lifetime
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