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JP3778087B2 - データ符号化装置及びデータ復号装置 - Google Patents

データ符号化装置及びデータ復号装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、データ符号化装置及びデータ復号装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
データ圧縮の基本的な技術思想は、ハフマン(Huffman)符号に見ることができる。ハフマン符号化では、出現頻度の高い文字にビット長の短い符号を割り当て、出現頻度の順にビット長を増大させながら、互いに区別できる符号を割り当てていく。この基本的な符号化の方法は、「データ圧縮ハンドブック」,M.ネルソン著,荻原剛志・山口英 訳,株式会社トッパン発行,1994年3月初版発行に詳細な説明があるので、ここでの詳しい説明を省略する。
【0003】
ハフマン符号化では、符号化の単位となるデータ要素と、符号の最小単位(符号語)とが1:1関係(1つのデータ要素に1つの符号語が対応付けられ、1つの符号語に1つのデータ要素が対応付けられる関係)にある。このような符号化方法ではデータ要素と符号語の対応付けを、「符号テーブル」と呼ばれるテーブルとして保持するのが一般的である。
【0004】
符号テーブルを利用した符号化は、一連の符号化対象データについて、各符号化対象データが、数少ないデータ要素の集合に含まれる場合はよいが、データ要素の種類が多くなると、対応づけるべき符号語の数が増大し、符号テーブルのエントリを大きくする必要がある。具体的にアルファベット26文字をデータ要素として英文文字列のデータを符号化するには、26個の符号語を定義した符号テーブルを生成すればよいのに対し、日本語の五十音をデータ要素とする仮名文のデータを符号化するには、50個の符号語を定義した符号テーブルを生成しなければならない。
【0005】
このように符号語の数が増大すると、符号テーブルを作成する手間がかかり、実装が困難になる。また符号テーブルを符号化データに添付する符号化方式もあるが、この場合、符号テーブルが長大になる結果、圧縮率悪化の原因となり得る。そこで圧縮率に影響を与えない範囲で符号テーブルのサイズを小さくするべく、従来から付加ビットの技術が国際画像符号化標準JPEG(Joint Photographic Experts Group)のベースライン方式などで採用されている。
【0006】
以下、このJPEGを例として、付加ビットの技術について説明する。JPEGは、端的には、写真などの画像データにおいて、隣接画素間の画素値の変化が少ないことに着目して、画素値の空間周波数成分のうち、高周波成分を除去することでデータを圧縮するものである。この圧縮の過程で、画像データは例えば8×8画素の画素ブロックに分割され、当該画素ブロック内の周波数成分がDCT(離散コサイン変換)されて直流(DC)成分と、交流(AC)成分とに分けて取り扱われる。
【0007】
具体的にDC成分については、隣接する画素ブロックとの差分がハフマン符号化される。このハフマン符号化において、DC成分の差分値はグループ分けされて符号化される。すなわち、このハフマン符号化では、グループが符号化の単位であるデータ要素となって、このグループと符号語とを対応づけた符号テーブルが用いられる。また、DC成分の差分値(現差分値)を正確に表現するために当該グループに分類される最小の差分値(グループ最小値)と、現差分値との差をさらに付加ビットとしてハフマン符号化の符号語に付加する。この付加ビットの算出方法は、例えば次のようになる。
【0008】
(付加ビット)=(現差分値)−(グループ最低値) …(現差分値)<0 のとき
=(現差分値)+(グループ最低値)+M−1 …それ以外のとき
ここでMはこのグループに含まれるデータの種類の数である。また、この算出方法は、理論的もので現実的には符号テーブルの特性を使って簡略化されたものが用いられる。
【0009】
また、このようにして符号化されたデータを復号する際には、符号化の際に利用された符号テーブルが参照され、ハフマン符号化による符号語からグループが特定され、当該特定されたグループのグループ最小値と付加ビットとから元のDC成分の差分値が再生される。
【0010】
このように、従来の符号化技術のある例では、符号テーブルを小さくするために、グループ化された符号テーブルと、グループ内でのデータの特定のための付加情報(付加ビット)とを採用していた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のグループ化された符号テーブルと付加情報とを用いる符号化技術では、グループに分類されるデータの出現頻度がほぼ一定の場合には、圧縮効率が向上できるが、グループに分類されるデータの出現頻度にばらつきがある場合、圧縮効率を向上させようとすると、符号テーブルが大きくなって実装が困難になる問題点があった。
【0012】
すなわちJPEGのように数値をグループに分類する場合の例でいえば、連続性を有する数値が1つのグループに分類できればよいが、連続性を有しない場合には問題となる。すなわち、JPEGでは、DC成分の差分値はほぼ「0」である(隣接画素間の画素値変化は小さいという仮定の下)と期待できるので、「0」に近い数値ほど出現頻度が高くなるので、これに短い符号語を割り当てればよい。この場合、例えば「3」以下の数値は最短の符号語を割り当てるなどのようにグループ分けすることができるのである。しかし、仮に「0.8〜1.2」の値は出現頻度が低い、という場合、「0〜0.8」と、「0.8〜1.2」と、「1.2〜3」の3つのグループ分けをする方が圧縮効率が高くなるのである。
【0013】
この例のように特異な数値範囲があるといった場合、つまり出現頻度との関係で連続性を有しない数値範囲がある場合や、出現頻度の想定が困難な場合には、グループの数を増大させる必要があって、結局符号テーブルのエントリが大きくなって符号テーブルの形成が難しくなり、実装が困難になってしまう。
【0014】
本発明は、上記実情に鑑みて為されたもので、符号テーブルの構成を容易にして実装を容易にできるデータ符号化装置及びデータ復号装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記従来例の問題点を解決するための本発明は、データ符号化装置であって、データの符号化単位であるデータ要素と、符号語とを対応づける符号テーブルであって、1つのデータ要素にN(Nは1以上の整数)個の符号語を対応付け、各符号語には1つのデータ要素を対応付ける符号テーブルを保持する手段と、一連の符号化対象データの各々について、その符号化対象データに対応するデータ要素を決定し、当該データ要素に対応するN個の符号語を前記符号テーブルから検索する検索手段と、所定の基準に基づき、前記N個の符号語から1つの符号語を選択する選択手段と、前記選択した符号語が対応するデータ要素の中で、当該符号語に対応付けた符号化対象データを特定するための付加情報を必要に応じて生成する手段と、を含み、各符号化対象データを、符号語と付加情報とからなる付加情報表現符号データ又は、符号語からなる通常表現符号データのいずれかに変換することを特徴としている。
【0016】
また、上記従来例の問題点を解決するための本発明は、データ符号化装置であって、データの符号化単位であるデータ要素と符号語とを対応づける複数の符号テーブルであって、各符号テーブル間で、1つのデータ要素に対し、相異なる符号語の対応付けを許容して定義された符号テーブルを保持する手段と、一連の符号化対象データについて、各符号化対象データに対応するデータ要素を決定し、当該データ要素に対応する符号語が関連づけられたN個(Nは以上の整数)の符号テーブルを検索する検索手段と、所定の基準に基づき、前記N個の符号テーブルから1つの符号テーブルを選択し、当該選択した符号テーブルにおいて、前記データ要素に関連づけられた符号語を出力する選択手段と、前記選択した符号語が対応するデータ要素の中で、当該符号語に対応付けた符号化対象データを特定するための付加情報を必要に応じて生成する手段と、を含み、各符号化対象データを、符号語と付加情報とからなる付加情報表現符号データ又は、符号語からなる通常表現符号データのいずれかに変換することを特徴としている。
【0017】
これらにおいて、前記選択手段は、前記所定の基準として、N個の符号語のうち、最短の符号語を選択することとしてもよいし、前記選択手段は、前記所定の基準として、事前に定められた優先順位に従って1つの符号語を選択することとしてもよい。
【0018】
また、複数の符号テーブルから一つの符号テーブルを選択する場合、前記選択手段は、各符号語に関連づけて、選択した符号テーブルを特定する選択情報を出力することも好ましい。
【0019】
また上記従来例の問題点を解決するための本発明は、データの符号化単位であるデータ要素と符号語とを対応づける符号テーブルであって、1つのデータ要素にN(Nは1以上の整数)個の符号語を対応付け、各符号語には1つのデータ要素を対応付ける符号テーブルを保持するデータ復号装置であって、前記データ符号化装置により符号化されて得られた一連の符号データから各符号データを順次取り出し、当該取り出した符号データに含まれる符号語に対応するデータ要素を前記符号テーブルから検索する手段と、前記取り出した符号データが付加情報表現符号データであるときに、当該符号データから付加情報を取り出し、前記検索されたデータ要素と当該取り出した付加情報とにより、符号化前のデータを復号する手段と、を含むことを特徴としている。
【0020】
また、上記従来例の問題点を解決するための本発明は、データ復号装置であって、データの符号化単位であるデータ要素と符号語とを対応づける複数の符号テーブルであって、各符号テーブル間で、1つのデータ要素に対し、相異なる符号語の対応付けを許容して定義された符号テーブルを保持する手段と、前記複数の符号テーブルを備えたデータ符号化装置により符号化されて得られた一連の符号データから各符号データを順次取り出し、当該取り出した符号データに含まれる符号語に対応するデータ要素を前記複数の符号テーブルから検索する手段と、前記取り出した符号データが付加情報表現符号データであるときに、当該符号データから付加情報を取り出し、前記検索されたデータ要素と当該取り出した付加情報とにより、符号化前のデータを復号する手段と、を含むことを特徴としている。
【0021】
さらに、上記従来例の問題点を解決するための本発明は、データ復号装置であって、データの符号化単位であるデータ要素と符号語とを対応づける複数の符号テーブルであって、各符号テーブル間で、1つのデータ要素に対し、相異なる符号語の対応付けを許容して定義された符号テーブルを保持する手段と、前記複数の符号テーブルを備え、選択した符号テーブルに関する選択情報を出力するデータ符号化装置により符号化されて得られた一連の符号データから各符号データを順次取り出し、当該取り出した符号データに含まれる符号語を抽出し、前記データ符号化装置が当該抽出した符号語との関係において出力した選択情報に基づいて前記複数の符号テーブルから1つの符号テーブルを選択し、前記抽出した符号語に対応するデータ要素を前記選択した符号テーブルから検索する手段と、前記取り出した符号データが付加情報表現符号データであるときに、当該符号データから付加情報を取り出し、前記検索されたデータ要素と当該取り出した付加情報とにより、符号化前のデータを復号する手段と、を含むことを特徴としている。
【0022】
さらに、上記従来例の問題点を解決するための本発明によれば、データ符号化方法であって、データの符号化単位であるデータ要素と符号語とを対応づける符号テーブルであって、1つのデータ要素にN(Nは1以上の整数)個の符号語を対応付け、各符号語には1つのデータ要素を対応付ける符号テーブルを用い、一連の符号化対象データについて、各符号化対象データに対応するデータ要素を決定し、当該データ要素に対応するN個の符号語を前記符号テーブルから検索する工程と、所定の基準に基づき、前記N個の符号語から1つの符号語を選択する工程と、前記選択した符号語が対応するデータ要素の中で、当該符号語に対応付けた符号化対象データを特定するための付加情報を必要に応じて生成する工程と、を含み、各符号化対象データを、符号語と付加情報とからなる付加情報表現符号データ又は、符号語からなる通常表現符号データのいずれかに変換することを特徴としている。さらに、本発明のある態様によれば、符号化データであって、上記データ符号化方法によって生成されたことを特徴とする。
【0023】
さらに上記従来例の問題点を解決するための本発明は、データ復号方法であって、データの符号化単位であるデータ要素と符号語とを対応づける符号テーブルであって、1つのデータ要素にN(Nは1以上の整数)個の符号語を対応付け、各符号語には1つのデータ要素を対応付ける符号テーブルを用い、前記データ符号化方法により符号化されて得られた一連の符号データから各符号データを順次取り出し、当該符号データに含まれる符号語に対応するデータ要素を前記符号テーブルから検索する工程と、前記取り出した符号データが付加情報表現符号データであるときに、当該符号データから付加情報を取り出し、前記検索されたデータ要素と当該取り出した付加情報とにより、符号化前のデータを復号する工程と、を含むことを特徴とする。
【0024】
また、本発明のある態様によれば、符号化データであって、一連の符号化対象データを符号化処理して得られた符号化データであって、符号語と付加情報とからなる付加情報表現符号データと、符号語からなる通常表現符号データとを含むことを特徴としている。
【0025】
さらに本発明の別の態様によれば、符号化データであって、データの符号化単位であるデータ要素と符号語とを対応づける複数の符号テーブルであって、各符号テーブル間で、1つのデータ要素に対し、相異なる符号語の対応付けを許容して定義された符号テーブルを用い、一連の符号化対象データについて、各符号化対象データが属するデータ要素を決定し、当該データ要素に対応する符号語が関連づけられたN個(Nは以上の整数)の符号テーブルを検索する工程と、所定の基準に基づき、前記N個の符号テーブルから1つの符号テーブルを選択し、当該選択した符号テーブルにおいて、前記データ要素に関連づけられた符号語を出力する選択工程と、前記選択した符号語が対応するデータ要素の中で、当該符号語に対応付けた符号化対象データを特定するための付加情報を必要に応じて生成する工程と、を行って、各符号化対象データを符号語と付加情報とからなる付加情報表現符号データ又は、符号語からなる通常表現符号データのいずれかに変換されることにより生成され、一連の符号化対象データに基づき、前記付加情報表現符号データと、通常表現符号データとの少なくとも一方を含んでなることを特徴としている。
【0026】
またこの符号化データであって、一連の付加情報表現符号データ又は通常表現符号データの各々との関連において、各符号語の出力の際に選択された符号テーブルを特定する情報をさらに含んでなることも好ましい。
【0027】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。まず、本発明の実施の形態におけるデータ符号化装置及びデータ復号装置にて採用される符号化の処理の原理について述べる。本発明においては、従来ハフマン符号のごとく符号化対象のデータの要素1つに対して1つの符号語を関連づける、いわば1:1符号の概念を拡張し、データの要素1つに対してN(Nは1以上の整数)の符号語を対応付ける。この場合において復号側から見れば1つの符号語には1つのデータ要素が定まるようにしておくことで、復号に影響がでないようにする。
【0028】
このように、符号語を重複させることで同一のデータ要素に対して付加情報を用いた連続的な符号語と、特定の符号語との両方を定義できる。これによって付加情報によるコンパクトな符号テーブルと、細かい符号語割り当てによる高い圧縮率の双方が同時に実現可能となる。
【0029】
本発明の実施の形態に係るデータ処理システムは、図1に示すように、データ符号化装置1と、データ復号装置2とを含んで構成される。ここでデータ符号化装置1及びデータ復号装置2は、いずれも一般的なパーソナルコンピュータであり、データ符号化装置1は、CPU11と記憶部12とハードディスク13と表示部14と操作部15とを含み、これら各部は互いにバスを介して接続されている。また、データ復号装置2は、CPU21と記憶部22とハードディスク23と表示部24と操作部25とを含み、これら各部も互いにバスを介して接続されている。なお、ここでは説明の便宜上、データ符号化装置1とデータ復号装置2とを別体の装置として説明しているが、例えばデータ符号化装置1のハードディスク13にデータ復号プログラムをインストールすれば、データ符号化装置1とデータ復号装置2とは一体の装置としても実現できる。
【0030】
データ符号化装置1のCPU11は、ハードディスク13に格納されているプログラムに従って動作し、データの符号化処理等を実行する。このデータの符号化処理については、後に詳しく述べる。記憶部12は、CPU11のワークメモリとして動作する。ハードディスク13は、CPU11により実行されるプログラムや、CPU11のプログラム実行時に用いられるパラメータ情報(符号テーブル等)を格納している。表示部14は、CPU11から入力される指示に従って、情報をディスプレイ等に表示する。操作部15は、ユーザの操作内容をCPU11に出力する。
【0031】
データ復号装置2の各部も同様の動作を行うもので、CPU21は、ハードディスク23に格納されているプログラムに従って動作し、データの復号処理等を実行する。このデータの復号処理については、後に詳しく述べる。記憶部22は、CPU21のワークメモリとして動作する。ハードディスク23は、CPU21により実行されるプログラムや、CPU21のプログラム実行時に用いられるパラメータ情報(符号テーブル等)を格納している。ここで格納している符号化テーブルは、一般にはデータ符号化装置1のハードディスク13に格納されているものと同じものである。表示部24は、CPU21から入力される指示に従って、情報をディスプレイ等に表示する。操作部25は、ユーザの操作内容をCPU21に出力する。
【0032】
[符号テーブル]
ここで、ハードディスク13やハードディスク23に格納されている符号テーブルの具体的な内容について説明する。この符号テーブルは、データの符号化単位であるデータ要素と符号語とを対応づけるものである。本実施の形態において特徴的なことは、符号テーブルを複数備え、各符号テーブル間で、1つのデータ要素に対し、相異なる符号語の対応付けを許容して定義していることである。また、本実施の形態においては、データをグループに分類し、当該グループをデータ要素とする符号テーブル(付加情報を利用する符号化のための符号テーブル)と、データを構成する要素そのものをデータ要素とする符号テーブル(付加情報を用いない、通常の符号化のための符号テーブル)とを含んでいる。
【0033】
つまり、本実施の形態の符号テーブルは、例えば図2に示すように、グループをデータ要素とする第1符号テーブルと、データの構成要素そのものをデータ要素とする第2符号テーブルとを備える(図2では、これらの符号テーブルを連結した1つのテーブルファイルとして図示しているが、別のテーブルファイルとしてハードディスク内に格納してもよい)。図2の例では、第1符号テーブルは、n〜n+7までのデータが属するグループをデータ要素として、符号xxを対応付けている。また、第2符号テーブルではn+4のデータをデータ要素として、符号yyを対応付けている。さらに第1符号テーブルにおいては、グループに属するデータの種類の数(n〜n+7の8個)に応じ、各データを区別するための付加情報に必要となるビット数として3ビット(8個あるデータのどれかを表現すればよいので3ビットとなる)を関連づけており、第2符号テーブルでは、付加情報を要しないので、付加情報として必要なビット数として0ビットを関連づけている。
【0034】
従って、本実施の形態の符号テーブルによると、符号化の単位であるデータ要素からなる数学的空間(データ要素空間)と、符号語からなる数学的空間(符号語空間)との間の写像は、データ要素空間の各要素から符号語空間の各要素へは1:Nで写るのに対し、符号語空間の各要素からデータ要素空間の各要素への写像はN:1となる(図3)。
【0035】
[符号化処理]
次に、データ符号化装置1のCPU11により実行される符号化処理について説明する。CPU11により実行される符号化プログラムは、機能的には、図4に例示するような機能ブロック図で表すことができる。すなわち、この符号化プログラムは、データ入力部31と、第1符号テーブル参照部32と、第2符号テーブル参照部33と、符号選択部34と、付加情報生成部35と、出力部36と、を含んで構成される。なお、テーブル参照部は、ハードディスク13に格納されている符号テーブルの数に応じて設けられる。ここでは、図2に示した2つの符号テーブルがある場合を例として説明する。
【0036】
データ入力部31は、符号化の対象となる一連のデータを記憶部12に読込み、各符号化対象データを順次、第1符号テーブル参照部32と、第2符号テーブル参照部33とに出力する。第1符号テーブル参照部32は、ハードディスク13に格納されている第1符号化テーブルを参照し、データ入力部31から入力された符号化対象データに対応するデータ要素を決定し(当該入力された符号化対象データがどのグループに属するかを判断して)、そのデータ要素に対応付けられた符号語を符号選択部34に出力する。
【0037】
また第2符号テーブル参照部33は、ハードディスク13に格納されている第2符号化テーブルを参照し、データ入力部31から入力された符号化対象データに対応するデータ要素を決定し(当該符号化対象データそのものをデータ要素として決定し)、そのデータ要素に対応付けられた符号語を符号選択部34に出力する。これらの第1符号テーブル参照部32及び第2符号テーブル参照部33が本発明の検索手段に相当する。
【0038】
符号選択部34は、本発明の選択手段に相当するもので、第1符号テーブル参照部32と第2符号テーブル参照部33とからそれぞれ入力される符号語のうち、一方を所定の条件に基づいて選択して付加情報生成部35と出力部36とに出力する。ここで所定の条件としては、例えば符号語の長さが短いものを選択するとの条件とする。
【0039】
また、ここではこれらの符号テーブル参照部32,33がそれぞれ符号語を出力することとしているが、符号テーブルの構成によっては、あるデータ要素に対応する符号語が第1符号テーブルにのみ存在するという場合もある。この場合、第2符号テーブル参照部33は、符号語を検索できないため、無効データを出力するようにすればよい。そして符号選択部34は、無効データを無視して、符号語を選択するようにすればよい。すなわち第1符号テーブル参照部32と第2符号テーブル参照部33とのうち、第2符号テーブル参照部33が無効データを出力しているときには、第1符号テーブル参照部32が出力する符号語を選択せざるを得ないから、当該第1符号テーブル参照部32が出力する符号語を選択的に出力する。
【0040】
付加情報生成部35は、符号選択部34から符号語の入力を受けるとともに、データ入力部31から符号化対象データの入力を受けて、当該入力された符号語と符号化対象データとを参照し、付加情報が必要か否かを判断し、必要であれば付加情報を生成して出力部36に出力する。
【0041】
出力部36は、符号選択部34から入力される符号語を符号データとして所定の出力先(例えばハードディスク13)に出力する。この出力部36は、符号語に対応する付加情報が付加情報生成部35から入力されたときには、符号語と付加情報とからなる付加情報表現符号データを符号データとして出力し、付加情報が入力されない場合には、符号語からなる通常表現符号データを符号データとして出力する。
【0042】
すなわち、このデータ符号化プログラムを実行するCPU11は、操作部15を介してユーザからハードディスク13内のデータファイルの内容を符号化する指示を受けて、当該データファイルから一連の符号化対象データを読込んで記憶部12に格納し、各符号化対象データを順次取り出して、当該符号化対象データに対応するデータ要素を決定し、そのデータ要素に対応する符号語をハードディスク13内の第1符号テーブル及び第2符号テーブルから検索する。そして、第1符号テーブルから検索された第1符号語と、第2符号テーブルから検索された第2符号語とのうち、所定の条件(例えばいずれか短い語長を有するとの条件)に基づき一方の符号語を選択し、選択した符号語が付加情報を要するものであれば(上記の例で言えば、第1符号語であった場合)、付加情報を当該符号語と元の符号化対象データとから演算して、符号語と付加情報とからなる付加情報表現符号データを出力する。そして、未処理の符号化対象データがあるか否かを判断し、未処理のものがあれば、さらに当該符号化対象データについて符号テーブルを参照する処理から繰返す。また未処理のものがなければ、処理を終了する。
【0043】
一方、選択した符号語が付加情報を有しないものであれば(上記の例で言えば、第2符号語であれば)、当該符号語を通常表現符号データとしてそのまま出力する。そして、未処理の符号化対象データがあるか否かを判断し、未処理のものがあれば、さらに当該符号化対象データについて符号テーブルを参照する処理から繰返す。また未処理のものがなければ、処理を終了する。従って、本実施の形態のデータ符号化装置1により生成される符号データは、一般には付加情報表現符号データと、通常表現符号データとを含んだものとなる。
【0044】
[データ復号装置]
次に、本実施の形態のデータ復号装置2におけるデータ復号プログラムの処理について説明する。本実施の形態のデータ復号プログラムは、図5に機能的に示すように、符号データ入力部41と、第1符号テーブル参照部42と、第2符号テーブル参照部43と、データ選択部44と、付加情報演算部45と、出力部46とを含んで構成される。なお、テーブル参照部は、ハードディスク23に格納されている符号テーブルの数に応じて設けられる。ここでは、図2に示した2つの符号テーブルがある場合を例として説明する。
【0045】
符号データ入力部41は、一連の符号データを記憶部22に読込み、各符号データから符号語を抽出して、当該符号語を第1符号テーブル参照部42と、第2符号テーブル参照部43とに出力する。また、この符号データ入力部41は、当該符号データに付加情報が含まれていれば、当該付加情報を付加情報演算部45に出力する。
【0046】
第1符号テーブル参照部42は、ハードディスク23に格納されている第1符号テーブルを参照し、符号データ入力部41から入力された符号語を検索する。そして第1符号テーブルから当該入力された符号語が検索されれば、当該符号語に対応付けられているデータ要素をデータ選択部44に出力する。また、符号語が検索されなければ、所定の無効データ(事前に定められたもの)をデータ選択部44に出力する。
【0047】
また第2符号テーブル参照部43は、ハードディスク23に格納されている第2符号化テーブルを参照し、符号データ入力部41から入力された符号語を検索する。そして第2符号テーブルから当該入力された符号語が検索されれば、当該符号語に対応づけられたデータ要素をデータ選択部44に出力する。また符号語が検索されなければ、所定の無効データ(事前に定められたもの)をデータ選択部44に出力する。
【0048】
データ選択部44は、第1符号テーブル参照部42と第2符号テーブル参照部43とのいずれか一方から入力されるデータ要素(無効データでないものを選択すればよい)を付加情報演算部45に出力する。なお、符号テーブルの構成によっては、各符号テーブル参照部から入力されるデータとして複数の無効データでないもの(有効なデータ要素)が含まれている可能性もある。しかし、符号テーブルは、1つの符号語については1つのデータ要素を対応付けるので、この場合有効なデータ要素は、いずれも同一のデータ要素となっているはずである。そこでこの場合、データ選択部44は、入力された有効なデータ要素のいずれかを任意に(例えば最初に入力されたものとしてもよいし、各符号テーブル参照部に優先順位を割当てておき、その優先順位順としてもよい)選択して出力することとすればよい。
【0049】
付加情報演算部45は、データ選択部44からデータ要素の入力を受けて、これを保持し、符号データ入力部41から付加情報が入力されていれば、データ要素と当該付加情報とに基づき符号化前のデータ(符号化対象データ)を再現して出力部46に出力する。また、この付加情報演算部45は、符号データ入力部41から付加情報が入力されていなければ、保持したデータ要素をそのまま符号化前のデータ(符号化対象データ)として出力部46に出力する。出力部46は、付加情報演算部45から入力されるデータを所定の出力先(例えばハードディスク23)に出力する。
【0050】
すなわち、このデータ復号プログラムを実行するCPU21は、操作部25を介して一連の符号データを含む符号データファイルから、元のデータファイルを復号する旨の指示を受けて、当該符号データファイルに含まれる一連の符号データを読込んで記憶部22に格納する。そして、読込んだ一連の符号データから順次、各符号データを取り出して注目符号データとし、当該注目符号データから符号語を抽出する。また、この注目符号データに付加情報が含まれていれば、それを保持する。
【0051】
CPU21は、ハードディスク23に格納されている第1符号テーブルを参照し、第1符号テーブル内から上記抽出した符号語を検索する。ここで第1符号テーブルに当該符号語が含まれていれば、つまり第1符号テーブルにて当該符号語とデータ要素とが対応づけられていれば、当該対応付けられたデータ要素を第1候補として保持する。また、第1符号テーブル内から上記抽出した符号語が検索されなければ、無効データを第1候補として保持する。
【0052】
CPU21は、さらにハードディスク23に格納されている第2符号テーブルを参照し、第2符号テーブル内から上記抽出した符号語を検索する。ここで第2符号テーブルに当該符号語が含まれていれば、つまり第2符号テーブルにて当該符号語とデータ要素とが対応付けられていれば、当該対応付けられたデータ要素を第2候補として保持する。また、第2符号テーブル内から上記抽出した符号語が検索されなければ、無効データを第2候補として保持する。
【0053】
そしてCPU21は、第1候補と第2候補とのうち、無効データでない方を有効なデータ要素とする。また、CPU21は、注目符号データに付加情報が含まれており、当該付加情報を保持しているときには、その付加情報と上記有効なデータ要素とに基づき、元のデータを再現してハードディスク23に書き出す。一方、CPU21は、注目符号データに付加情報が含まれておらず、付加情報を保持していないときには、上記有効なデータ要素をそのまま元のデータとしてハードディスク23に書き出す。
【0054】
CPU21は、さらに未だ取り出していない符号データがあるか否かを調べ、未だ取り出していない符号データがあれば、当該符号データを注目符号データとして上記処理を繰返す。また、未だ取り出していない符号データがなくなれば(一連の符号データのすべてについて上記処理を完了すれば)、処理を終了する。
【0055】
こうして、ハードディスク23には、符号化前のデータ(一連の符号化対象データを含んでなるデータファイル)が作成される。
【0056】
[動作]
次に、本実施の形態に係るデータ処理システムでのデータ符号化装置1の動作と、データ復号装置2の動作とをそれぞれ説明する。まず、データ符号化装置1の動作について説明する。なお、以下の説明においては、データ符号化装置1のハードディスク13とデータ復号装置2のハードディスク23とには、いずれも図2に示した符号テーブルが格納されているものとする。
【0057】
具体的に入力される一連の符号化対象データが、「n」,「n+4」,「n+7」であるとする。データ符号化装置1は、まず符号化対象データ「n」について、第1符号テーブルと第2符号テーブルとから検索する。第1符号テーブルについては、そのグループ分けから、「n」がデータ要素「n〜n+7」のグループに属すると判断し、当該データ要素「n〜n+7」に対応付けられた符号語「xx」が得られる。一方、第2符号テーブルについては、符号化対象データ「n」そのものに対応する符号語を検索しても、当該エントリがないので、これを無効データとする。従って、符号化対象データ「n」は、符号語「xx」となる。そして、この符号語「xx」に対応する複数のデータの種類のどれであるかを判別させるための付加情報(例えば「000」)が生成され、これが符号語に連接されて「xx000」なる符号データがハードディスク13に書込まれる。
【0058】
続いて「n+4」なる符号化対象データについて、第1符号テーブルからは符号語「xx」が得られ、この場合、(第1符号テーブルから)付加情報3ビットを要することがわかる。また、第2符号テーブルからは符号語「yy」が得られ、この場合、付加情報は0ビットであることがわかる。従って、付加情報表現符号データであれば「xx100」となり、通常表現符号データであれば「yy」となるから、例えば符号長の短いものを選択する場合、「n+4」の符号化対象データは、「yy」と符号化され、「xx000」の符号データに追記してハードディスク13に書込まれる。
【0059】
同様に「n+7」なる符号化対象データについて、第1符号テーブルからは符号語「xx」と付加情報「111」の3ビットとの合計5ビットの符号データが得られ、第2符号テーブルからは6ビットの符号語「zzzzzz」が得られるから、「n+7」の符号化対象データは、「xx111」と符号化される。こうして、一連の符号データ、「xx000,yy,xx111」を含んだ符号化データファイルがハードディスク13に格納されているようになる。
【0060】
そして、データ復号装置2においてこれを復号する場合、各符号データが第1、第2の符号テーブルから参照され、まず、「xx000」については符号語「xx」と付加情報「000」とに分けられ符号語「xx」に対応するデータ要素「n〜n+7」が第1符号テーブルから得られる(このとき第2符号テーブルを参照して得られるのは無効データとなる)。そして、このデータ要素と付加情報とから「n」が再現されハードディスク23に書込まれる。
【0061】
次に符号データ「yy」は符号語「yy」のみであるので、これに対応するデータ要素「n+4」が第2符号テーブルから得られ、このデータ要素がそのまま元のデータとしてハードディスク23に追記される。符号データ「xx111」についても同様にして処理され、「n+7」が得られる。そうして、ハードディスク23に「n,n+4,n+7」というデータが再現される。
【0062】
またここまでの説明では、データ符号化装置1における、符号選択部34が所定の条件として符号長の短いものを選択するとしていたが、各符号テーブルに事前に優先順位を設けておき、この優先順位に従って、符号語を選択するようにしてもよい。これにより符号長の比較処理がなくなるので、処理効率を改善できる。このときあるデータ要素に対してより短い符号語を持つ符号テーブルが優先されるように配置しておけば、圧縮率が悪化することはない。
【0063】
このように本実施の形態によれば1つのデータ要素に対して2以上の符号語を対応可能にする(対応させることを許容する)よう構成したので、各データ要素の出現確率分布にかかわらず、圧縮率を高く保ったまま、付加ビット表現による小さい符号テーブルを用いた符号化及び復号化処理を実現でき、実装が容易になる。
【0064】
[選択情報を含める例]
なお、ここまでの説明では、復号処理の際に、各符号テーブルから復号の対象となった符号語を検索し、検索の結果得られたデータ要素のいずれかを選択するようにしていたが、符号化処理の段階で、どの符号テーブルの符号語を選択したかを表す選択情報を各符号語との関係において出力しておき、復号の処理において、この選択情報を参照して符号語を検索する符号テーブルを決定してもよい。
【0065】
この場合、データ符号化プログラムでは、符号選択部34が、選択した符号語に対応する符号テーブルを識別する情報を選択情報として出力部36に出力し、出力部36が各符号データ(付加情報表現符号データ又は通常表現符号データ)に選択情報を関連づけて出力する。そのため、符号化されたデータには、一連の符号データと選択情報との組が含まれることとなる。
【0066】
また、この場合のデータ復号プログラムは、符号データ入力部41が注目符号データに関連づけられた選択情報に基づき、当該注目符号データに含まれる符号語を第1符号テーブル参照部42又は第2符号テーブル参照部43のいずれかに選択的に出力する。そして、第1符号テーブル参照部42又は第2符号テーブル参照部43のうち、符号語の入力を受けた側が、当該符号語に対応するデータ要素をデータ選択部44に出力するようになる。この場合データ選択部44は、当該入力されたデータ要素をそのまま付加情報演算部45に出力するだけとなるので、データ選択部44は必ずしも必要でない。すなわち、データ選択部44を省略することによりプログラムの構成をより簡略化でき、実装がより容易になる。
【0067】
なお、符号選択部34と符号データ入力部41とにおいて選択情報の解釈には、予め整合をとっておく必要がある。これには例えば選択情報を2値表現し、次のデータが0であれば第1符号テーブルから符号語を選択したことを、1であれば第2符号テーブルから符号語を選択したことを表す、といったように決めておけばよい。
【0068】
[符号語選択の条件の他の例]
さらに上述の例では、符号選択部34は、符号長や事前に定めた優先順位に従って符号語の選択を行うこととしていたが、各データ要素ごとに外部からどちらの符号語を選択するかの情報(サイド情報)の入力を受けて、このサイド情報に基づき符号選択部34が符号語を選択するようにしてもよい。この場合、当該サイド情報を復号の際にも利用できるように、上述の選択情報としてデータに含めたり、又は、サイド情報のみを別途保持して、この復号処理においてデータ選択部44が当該サイド情報を参照できるようにしておく必要がある。
【0069】
この場合、サイド情報によって圧縮率が変動してしまうので、圧縮率を極端に落としたくない場合は、同一のデータに極端に異なる符号長の符号語を割り振らないようにするといった設計が必要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係るデータ処理システムの構成ブロック図である。
【図2】 本発明の実施の形態に係る符号テーブルの一例を表す説明図である。
【図3】 本発明の実施の形態における符号語空間とデータ要素空間との関係を表す説明図である。
【図4】 本発明の実施の形態に係るデータ符号化プログラムの機能ブロック図である。
【図5】 本発明の実施の形態に係るデータ復号プログラムの機能ブロック図である。
【符号の説明】
1 データ符号化装置、2 データ復号装置、11,21 CPU、12,22 記憶部、13,23 ハードディスク、14,24 表示部、15,25 操作部、31 データ入力部、32,42 第1符号テーブル参照部、33,43 第2符号テーブル参照部、34 符号選択部、35 付加情報生成部、36,46 出力部、41 符号データ入力部、44 データ選択部、45 付加情報演算部。

Claims (8)

  1. データの符号化単位であるデータ要素と符号語とを対応づける複数の符号テーブルであって、各符号テーブル間で、1つのデータ要素に対し、相異なる符号語の対応付けを許容して定義された符号テーブルを保持する手段と、
    複数のデータ要素を含む符号化対象データについて、符号化対象データに含まれる各データ要素を抽出し、当該抽出されたデータ要素に対応する符号語が関連づけられたN個(Nは以上の整数)の符号テーブルを検索する検索手段と
    記N個の符号テーブルのうち、データ要素を最短の符号語に関連づけている1つの符号テーブルを選択し、当該選択した符号テーブルにおいて、前記抽出されたデータ要素に関連づけられた符号語を出力する選択手段と、
    前記選択した符号語が対応するデータ要素の中で、前記複数の符号テーブルにおいて前記選択された符号語が異なる複数のデータ要素に対応付けられている場合に前記選択された符号語が対応するデータ要素を特定するための付加情報を必要に応じて生成する手段と、
    を含み
    号化対象データに含まれる各データ要素を、符号語と付加情報とからなる付加情報表現符号データ又は、符号語からなる通常表現符号データのいずれかに変換することを特徴とするデータ符号化装置。
  2. データの符号化単位であるデータ要素と符号語とを対応づける複数の符号テーブルであって、各符号テーブル間で、1つのデータ要素に対し、相異なる符号語の対応付けを許容して定義された符号テーブルを保持する手段と、
    複数のデータ要素を含む符号化対象データについて、符号化対象データに含まれる各データ要素を抽出し、当該抽出されたデータ要素に対応する符号語が関連づけられたN個(Nは2以上の整数)の符号テーブルを検索する検索手段と、
    前記N個の符号テーブルのうち、データ要素を最短の符号語に関連づけている1つの符号テーブルを選択し、当該選択した符号テーブルにおいて、前記抽出されたデータ要素に関連づけられた符号語を出力する選択手段と、
    前記選択した符号語が対応するデータ要素の中で、前記複数の符号テーブルにおいて前記選択された符号語が異なる複数のデータ要素に対応付けられている場合に前記選択された符号語が対応するデータ要素を特定するための付加情報を必要に応じて生成する手段と、
    を含み、
    符号化対象データに含まれる各データ要素を、符号語と付加情報とからなる付加情報表現符号データ又は、符号語からなる通常表現符号データのいずれかに変換することを特徴とするデータ符号化装置。
  3. データの符号化単位であるデータ要素と符号語とを対応づける複数の符号テーブルであって、各符号テーブル間で、1つのデータ要素に対し、相異なる符号語の対応付けを許容して定義された符号テーブルを保持する手段と
    複数のデータ要素を含む符号化対象データについて、符号化対象データに含まれる各データ要素を抽出し、当該抽出されたデータ要素に対応する符号語が関連づけられたN個(Nは2以上の整数)の符号テーブルを検索する検索手段と、
    所定の基準に基づき、前記N個の符号テーブルから1つの符号テーブルを選択し、当該選択した符号テーブルにおいて、前記抽出されたデータ要素に関連づけられた符号語を出力すると共に、各符号語に関連づけて、前記選択した符号テーブルを特定する選択情報を出力する選択手段と、
    前記選択した符号語が対応するデータ要素の中で、前記複数の符号テーブルにおいて前記選択された符号語が異なる複数のデータ要素に対応付けられている場合に前記選択された符号語が対応するデータ要素を特定するための付加情報を必要に応じて生成する手段と、
    を含み、
    符号化対象データに含まれる各データ要素を、符号語と付加情報とからなる付加情報表現符号データ又は、符号語からなる通常表現符号データのいずれかに変換することを特徴とするデータ符号化装置。
  4. データの符号化単位であるデータ要素と符号語とを対応づける複数の符号テーブルであって、各符号テーブル間で、1つのデータ要素に対し、相異なる符号語の対応付けを許容して定義された符号テーブルを保持する手段と、
    請求項1に記載のデータ符号化装置により符号化されて得られた一連の符号データから各符号データを順次取り出し、当該取り出した符号データに含まれる符号語を抽出し、前記データ符号化装置が当該抽出した符号語との関係において出力した選択情報に基づいて前記複数の符号テーブルから1つの符号テーブルを選択し、前記抽出した符号語に対応するデータ要素を前記選択した符号テーブルから検索する手段と、
    前記取り出した符号データが付加情報表現符号データであるときに、当該符号データから付加情報を取り出し、前記検索されたデータ要素と当該取り出した付加情報とにより、符号化前のデータ要素を復号する手段と、
    を含むことを特徴とするデータ復号装置。
  5. データの符号化単位であるデータ要素と符号語とを対応づける複数の符号テーブルであって、各符号テーブル間で、1つのデータ要素に対し、相異なる符号語の対応付けを許容して定義された符号テーブルを用い、
    複数のデータ要素を含む符号化対象データについて、符号化対象データに含まれる各データ要素を抽出し、当該抽出されたデータ要素に対応する符号語が関連づけられたN個(Nは2以上の整数)の符号テーブルを検索する工程と、
    前記N個の符号テーブルのうち、データ要素を最短の符号語に関連づけている1つの符号テーブルを選択し、当該選択した符号テーブルにおいて、前記抽出されたデータ要素に関連づけられた符号語を出力する工程と、
    前記選択した符号語が対応するデータ要素の中で、前記複数の符号テーブルにおいて前記選択された符号語が異なる複数のデータ要素に対応付けられている場合に前記選択された符号語が対応するデータ要素を特定するための付加情報を必要に応じて生成する工程と、
    を含み、
    符号化対象データに含まれる各データ要素を、符号語と付加情報とからなる付加情報表現符号データ又は、符号語からなる通常表現符号データのいずれかに変換することを特徴とするデータ符号化方法。
  6. データの符号化単位であるデータ要素と符号語とを対応づける複数の符号テーブルであって、各符号テーブル間で、1つのデータ要素に対し、相異なる符号語の対応付けを許容して定義された符号テーブルを用い、
    請求項5に記載のデータ符号化方法により符号化されて得られた一連の符号データから各符号データを順次取り出し、当該取り出した符号データに含まれる符号語を抽出し、前記データ符号化装置が当該抽出した符号語との関係において出力した選択情報に基づいて前記複数の符号テーブルから1つの符号テーブルを選択し、前記抽出した符号語に対応するデータ要素を前記選択した符号テーブルから検索する工程と、
    前記取り出した符号データが付加情報表現符号データであるときに、当該符号データから付加情報を取り出し、前記検索されたデータ要素と当該取り出した付加情報とにより、符号化前のデータ要素を復号する工程と、
    を含むことを特徴とするデータ復号方法。
  7. データの符号化単位であるデータ要素と符号語とを対応づける複数の符号テーブルであって、各符号テーブル間で、1つのデータ要素に対し、相異なる符号語の対応付けを許容して定義された符号テーブルを用い、コンピュータに、
    複数のデータ要素を含む符号化対象データについて、符号化対象データに含まれる各データ要素を抽出し、当該抽出されたデータ要素に対応する符号語が関連づけられたN個(Nは2以上の整数)の符号テーブルを検索する手順と、
    前記N個の符号テーブルのうち、データ要素を最短の符号語に関連づけている1つの符号テーブルを選択し、当該選択した符号テーブルにおいて、前記抽出されたデータ要素に関連づけられた符号語を出力する手順と、
    前記選択した符号語が対応するデータ要素の中で、前記複数の符号テーブルにおいて前記選択された符号語が異なる複数のデータ要素に対応付けられている場合に前記選択された符号語が対応するデータ要素を特定するための付加情報を必要に応じて生成する手順と、
    を実行させ、
    符号化対象データに含まれる各データ要素を、符号語と付加情報とからなる付加情報表現符号データ又は、符号語からなる通常表現符号データのいずれかに変換することを特徴とするデータ符号化プログラム。
  8. データの符号化単位であるデータ要素と符号語とを対応づける複数の符号テーブルであって、各符号テーブル間で、1つのデータ要素に対し、相異なる符号語の対応付けを許容して定義された符号テーブルを用い、コンピュータに、
    請求項7に記載のデータ符号化プログラムにより符号化されて得られた一連の符号データから各符号データを順次取り出し、当該取り出した符号データに含まれる符号語を抽出し、前記データ符号化装置が当該抽出した符号語との関係において出力した選択情報に基づいて前記複数の符号テーブルから1つの符号テーブルを選択し、前記抽出した符号語に対応するデータ要素を前記選択した符号テーブルから検索する手順と、
    前記取り出した符号データが付加情報表現符号データであるときに、当該符号データから付加情報を取り出し、前記検索されたデータ要素と当該取り出した付加情報とにより、符号化前のデータ要素を復号する手順と、
    を実行させることを特徴とするデータ復号プログラム。
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