JP3776285B2 - ベースカップを装着した詰替えボトル - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、超薄肉ブローボトル、とくにボトルの口部にベースカップを係合させ、ボトルを倒立保持させるようにしたベースカップを装着した超薄肉の詰替えボトルに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、プラスチック材料の節減、プラスチック廃棄物の減量ということからブローボトルの薄肉化が求められ、PP、PET等のブローボトルで、胴部の肉厚が0.1mm前後の容易に押潰し可能なボトルは、従来より市販されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、さらに材料を節減するために、単位容量当たりの樹脂量を低くし、胴部の肉厚を0.1mm以下のフィルム状とすると、内容液を充填した場合に、胴部が変形するという問題点があった。
そのため、ボトルの正立保持ができず、函詰め搬送が困難であるという問題点が生じた。
また、詰替えボトルとして内容液を移し替えるときに、肩部や胴部上部を掴んで移し替えを行なおうとすると、変形によって口部が動き、別のボトルに注ぐことが困難になるという問題点があった。
【0004】
本発明は、上記の問題点を解決することを課題として、ボトルの口部にベースカップを着脱自在として装着した超薄肉ブローボトルを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の課題を解決するため、ベースカップを装着した超薄肉の詰替えボトルとして、ボトルの口部にベースカップを装着した超薄肉の詰替えボトルであって、超薄肉の詰替えボトルは、所定の肉厚とネックリングにより補強された口部と、超薄肉の肩部と胴部とを具え、胴部と肩部はそれ自身では一定形状に形状が維持できない柔軟な超薄肉のフィルムで構成され、ベースカップは、外筒と上壁、上壁内周に連設された円錘筒と、円錘筒内端から垂設され、下端に内方に膨出する係止環を設けた内筒とからなっており、前記外筒は、その内径をボトルの胴部の外径に等しくし、高さをボトルの肩部の高さ以上としており、前記内筒は、その内径を、ボトルの口部のネックリングの径にほぼ等しくするとともに、その外径を本体ボトルの口部に嵌挿可能な径としていることを特徴とする構成を採用し、1つの実施例として、ベースカップを内容液を充填した詰替ボトルの口部に取着したときに、肩部が胴部上端縁を支軸として反転されて容器内が加圧され、内容液が充填された詰替ボトルが上壁の外面を安定支持面として支持されるようにしたことを特徴とする構成を採用する。
【0006】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1において、AはキャップBによって被蓋された詰替え用のボトル、Cはベースカップである。
ボトルAは、口部1と肩部2、胴部3と底部4とからなり、口部1には、ねじ5とネックリング6が設けられている。
底部4の底壁には、公知の放射状に延びる複数本のリブ、またはその他の補強リブが形成され、補強されている。
肩部2及び胴部3は、断面円形である。
【0007】
キャップBは、公知のねじ式キャップで、内周には口部1のねじ5に螺合するねじが螺設されている。
【0008】
ボトルAは、PET、PP等の硬質の合成樹脂を素材とし、二軸延伸ブローによって成形され、PETの場合には、ボトルの単位容量当たりのプリフォームの樹脂量は、従来のものでは、約0.04g/ml前後であったが、本発明の実施例では、樹脂量は0.025g/ml以下で成形され、胴部3は、肉厚0.05mm以下のフィルム状となっている。
【0009】
PPの場合、従来のものでは、樹脂量は0.025g/ml前後であったが、実施例では、0.024g/ml以下で成形され、胴部3の肉厚は、0.1mm以下、0.05mm以上の範囲となっている。
【0010】
口部1は、厚肉であって、ねじ5、ネックリング6によって補強されており、底部4も、補強リブによって補強され一定の強度を維持している。
しかし、胴部3は、フィルム状であるため、内容液を充填した場合に、内容液の液圧によって一定の形状に維持されるが、その形状を維持するためには、何らかの保持部材を必要とし、本発明は、はかますなわちベースカップを用いる。
【0011】
ベースカップCは、外筒10と上壁11、上壁11内端に連設された円錘筒12と該円錘筒12の内端縁より垂下する内筒13とからなっている。
外筒10の内径は、ボトルAの胴部3の直径に等しくし、その高さを肩部の高さより大きくしている。
内筒13は、ボトルAのネックリング6より大きな径を有しており、下端内周には係止環14が形成され、ネックリング6の下側に係合するようにしている。
【0012】
次に、本発明詰替えボトルのベースカップの使用態様と作用効果について説明する。
内容液を充填し、キャップBを被蓋したボトルAに上方からベースカップCを押込むと、図2に示すように、ベースカップCの内筒13下端によってボトル口部1が押下げられ、ボトル口部1が肩部2を凹ませつつ下降する。
そして、ベースカップCの係止環14がネックリング6の下側に係合すると、肩部2と胴部3との境目が口部1の上端より上方にきて上壁11に接触し、肩部2は、胴部3との境目を支軸として反転するように変形され、胴部3上部にヘッドスペースhが形成される。
【0013】
図3に示すように、ボトルAを倒立させると、ヘッドスペースhは内容液に置きかえられ、内容液の重量によって、ボトルAの胴部3の上部がベースカップCの上壁11と外筒10に接触し、ボトルAの壁面を介してベースカップCによって内容液が保持され、胴部3が変形することを阻止する。
【0014】
内容液の詰替えにあたっては、ボトルAを正立させ、ベースカップCを上方に持ち上げると、内筒13の係止環14によって、口部1が上方にでてきて、さらにベースカップCを引き出すと、係止環14がネックリング6より外れ、ボトルAは元の状態に復元する。
【0015】
次に、図4に示すように、本体ボトルDの口部内にベースカップCを嵌挿し、詰替え用のボトルAのキャップBを外して内容液を本体ボトルDに移し替える。
移し替えにあたって、詰替え用のボトルAの胴部3を把持し、薄肉であるため口部1が安定しない場合でも、ベースカップCの円錘筒12の上部が大径であるので、漏斗の役割を果たし、外にこぼれることはない。
【0016】
【発明の効果】
本発明は、上記のように構成されているから、次の効果を奏する。
ベースカップをボトルの口部に装着したことによって、ボトルを倒立したときに、ベースカップによって内容液を保持し、ボトルの肩部、胴部を一定の形状に維持できるので、内容液を充填したボトルの梱包輸送が容易になった。
ベースカップを本体ボトルの口部に取り付け、漏斗として使用できるので、内容液の移し替えが容易になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のボトルとベースカップを示す説明図である。
【図2】ベースカップをキャップに装着したときのボトルを示す説明図である。
【図3】倒立時のボトルを示す説明図である。
【図4】詰替え時のボトルとベースカップの説明図である。
【符号の説明】
A ボトル
B キャップ
C ベースカップ
D 本体ボトル
h ヘッドスペース
1 口部
2 肩部
3 胴部
4 底部
5 ねじ
6 ネックリング
10 外筒
11 上壁
12 円錘筒
13 内筒
14 係止環
Claims (2)
- ボトルの口部にベースカップを装着した超薄肉の詰替えボトルであって、
超薄肉の詰替えボトルは、所定の肉厚とネックリングにより補強された口部と、超薄肉の肩部と胴部とを具え、胴部と肩部はそれ自身では一定形状に形状が維持できない柔軟な超薄肉のフィルムで構成され、
ベースカップは、外筒と上壁、上壁内周に連設された円錘筒と、円錘筒内端から垂設され、下端に内方に膨出する係止環を設けた内筒とからなっており、
前記外筒は、その内径をボトルの胴部の外径に等しくし、高さをボトルの肩部の高さ以上としており、前記内筒は、その内径を、ボトルの口部のネックリングの径にほぼ等しくするとともに、その外径を本体ボトルの口部に嵌挿可能な径としていることを特徴とするベースカップを装着した超薄肉の詰替えボトル。 - ベースカップを内容液を充填した詰替ボトルの口部に取着したときに、肩部が胴部上端縁を支軸として反転されて容器内が加圧され、内容液が充填された詰替ボトルが上壁の外面を安定支持面として支持されるようにしたことを特徴とする請求項1記載のベースカップを装着した超薄肉の詰替えボトル。
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