JP3773798B2 - 電力変換装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、直流電圧を交流電圧に変換する電圧型インバータ等の電力変換装置に係り、特に再始動時等に発生する出力電流が過電流になるのを防止するための効果的な保護機能を備えた電力変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
瞬停又は制御切替えによる再始動時、インバータ回路の出力電流が過電流レベルに達して運転を停止する恐れがある。そのため、従来から出力電流が過電流レベルに達しないように、様々な手法がとられている。
【0003】
図4は、その代表的な第1の従来技術を示している。図4において、主回路部10は、3相交流電源20からの交流電力を直流電力に変換する整流回路11、平滑用の直流コンデンサ12、平滑された直流電圧を任意の周波数の交流電圧に変換し、負荷である交流電動機30を駆動するインバータ回路13から構成されている。瞬停又は運転系で故障が起きると、ゲート制御装置31が整流回路11を停止させ、ゲート制御装置32がインバータ回路13を停止させる。瞬停及び制御切替え中は、整流回路11、インバータ回路13を停止させる。位相検出装置34が交流電動機30の位相を検出し、検出した位相に基づいて再始動時のインバータ回路13の周波数指令値を算出する。復電又は制御切替えが完了すると整流回路11とインバータ回路13を始動させる。このとき、電流監視部の電流監視レベル50を過電流検出レベル51から電流制限レベル49に下げる。そして、電流検出器47で検出したインバータ回路13の出力電流と電流制限レベル49を比較装置35で比較を行い、電流制限レベル49に達した場合はインバータ回路13へのゲートパルスを一定時間ゲートブロックして、再始動時のインバータ回路13の出力電流を抑制する。そして、再始動してから一定時間経過後、電流監視レベル50を電流制限レベル49から過電流検出レベル51に上げるようになっている。
【0004】
図5は、第2の従来技術を示している。この従来技術では、瞬停又は故障が起きると、ゲート制御装置31が整流回路11を停止させ、ゲート制御装置33がインバータ回路13を停止させる。瞬停又は制御切替え中は、整流回路11、インバータ回路13を停止させる。位相検出装置34が交流電動機30の位相を検出し、検出した位相に基づいて再始動時のインバータ回路13の周波数指令値を算出する。復電又は制御切替えが完了すると整流回路11とインバータ回路13を始動させる。このとき、インバータ回路13の出力電流と電流制限レベル49を比較装置36で相毎に比較を行い、電流制限レベル49に達した相のみをゲート制御装置33で一定時間ゲートブロックをして、再始動時のインバータ回路13の出力電流を抑制するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
以上が従来の再始動時の出力電流を抑制する方法である。第1の従来技術では、電流監視レベルが電流制限レベルのときは出力電流が過電流になることを抑制することができるが、電流監視レベルを電流制限レベルから過電流検出レベルに上げたときに、過電流を検出する恐れがある。この原因は、出力電流を電流制限レベルで抑制しているとき、インバータ回路をゲートブロックによりインバータの位相指令値と交流電動機の位相がずれ、その状態で電流制限レベルから過電流検出レベルに上げると、そのずれを補正するために電流が流れ込むために生じる。したがって、この現象を防ぐには出力電流の抑制方法を位相に対して外乱にならない方法に変更する必要がある。
【0006】
そして、第2の従来技術では、出力電流が電流制限レベルに達した場合、インバータ回路の全相をゲートブロックするのではなく、相毎に出力電流を監視し、電流制限レベルに達した相のみをゲートブロックして、位相に対して外乱にならないようにしている。しかし、出力電流を電流制限レベルで抑えて過電流になることを防止することができるが、電流制限レベルを高速域で調整して全速度域で固定にして用いるため、必要以上に高い電流制限レベルになってインバータ回路の出力電流や整流回路への入力電流が過大に流れる。
【0007】
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、インバータ回路の出力交流電流が実負荷に対して過大に流れることを防ぎ、それにより整流回路への入力電流の立上がり及びその大きさを抑制することができる電力変換装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、多相交流電源からの交流電力を直流電力に変換する整流回路と、前記直流電力を可変周波数の交流電力に変換して交流電動機を駆動するインバータ回路とを備えた電力変換装置において、前記整流回路制御用の駆動信号を生成する第1の制御手段と、前記インバータ回路制御用の駆動信号を生成する第2の制御手段と、前記インバータ回路の出力多相交流電流を各相ごとに検出する電流検出手段と、前記交流電動機の位相を検出する位相検出手段と、前記交流電動機の最低速度のしきい値と最高速度のしきい値間を結ぶ速度に対する電流制限レベルの関数から速度指令に対する電流制限レベルを算出する算出手段と、この算出手段で算出した速度指令に対する電流制限レベルと前記電流検出手段で検出した前記インバータ回路の出力多相交流電流とを各相毎に比較する比較手段とを備え、前記多相交流電源が装置運転を継続できないレベルまで低下した場合を含む異常時に、前記第1の制御手段で前記整流回路を停止させ、前記第2の制御手段で前記インバータ回路を停止させ、前記多相交流電源が所定レベルまで復電したときを含む正常時に、この正常時に復帰する直前に前記位相検出手段で検出した前記交流電動機の位相に基づいて装置を始動し、定常運転になるまで前記比較手段により前記電流検出手段で検出した前記インバータ回路の出力多相交流電流と前記算出手段で算出した前記交流電動機の速度指令に対する電流制限レベルとを各相毎に比較し、出力交流電流が前記電流制限レベルを超えた相に対する前記インバータ回路への駆動信号を一定時間ブロックするようにしたことを要旨とする。この構成により、速度指令に対する電流制限レベルが必要以上に高く設定されることがなく、インバータ回路の出力交流電流が実負荷に対して過大に流れることが防止され、それにより整流回路への入力電流の立上がり及びその大きさを抑制することが可能となる。
【0009】
請求項2記載の発明は、多相交流電源からの交流電力を直流電力に変換する整流回路と、前記直流電力を可変周波数の交流電力に変換して交流電動機を駆動するインバータ回路とを備えた電力変換装置において、前記整流回路制御用の駆動信号を生成する第1の制御手段と、前記インバータ回路制御用の駆動信号を生成する第2の制御手段と、前記インバータ回路の出力多相交流電流を各相ごとに検出する電流検出手段と、前記交流電動機の位相を検出する位相検出手段と、前記交流電動機の最低速度のしきい値と最高速度のしきい値間を結ぶ速度に対する電流制限レベルの関数から速度指令に対する電流制限レベルを算出する算出手段と、この算出手段で算出した速度指令に対する電流制限レベルと前記電流検出手段で検出した前記インバータ回路の出力多相交流電流とを各相毎に比較する比較手段とを備えるとともに、少なくとも前記位相検出手段、前記算出手段及び前記比較手段を含む制御系を2系統有し、そのうちの一方の制御系が運転中のとき、他方の制御系は待機し、運転中の一方の制御系が故障を含む異常で運転を継続できなくなった時、前記第1の制御手段で前記整流回路を停止させ、前記第2の制御手段で前記インバータ回路を停止させ、待機側の他方の制御系に制御を切り替える時に、この切り替え直前に前記位相検出手段で検出した前記交流電動機の位相に基づいて装置を始動し、定常運転になるまで前記比較手段により前記電流検出手段で検出した前記インバータ回路の出力多相交流電流と前記算出手段で算出した前記交流電動機の速度指令に対する電流制限レベルとを各相毎に比較し、出力交流電流が前記電流制限レベルを超えた相に対する前記インバータ回路への駆動信号を一定時間ブロックするようにしたことを要旨とする。この構成により、制御系を2系統持ち、運転中の一方の制御系に故障等が発生して待機側の他方の制御系に制御を切り替える際においても、インバータ回路の出力交流電流が実負荷に対して過大に流れることが防止され、それにより整流回路への入力電流の立上がり及びその大きさを抑制することが可能となる。
【0010】
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の電力変換装置において、前記インバータ回路に中性点クランプ型インバータ回路を使用したことを要旨とする。この構成により、高調波の抑制等を図った中性点クランプ型インバータ回路を適用した場合においても、そのインバータ回路の出力交流電流が実負荷に対して過大に流れることが防止され、それにより整流回路への入力電流の立上がり及びその大きさを抑制することが可能となる。
【0011】
請求項4記載の発明は、請求項3記載の電力変換装置において、前記インバータ回路の出力多相交流電流と前記交流電動機の速度指令に対する電流制限レベルとを各相毎に比較し、出力交流電流が前記電流制限レベルを超えた相に対する前記インバータ回路への駆動信号を一定時間ブロックするのに代えて、当該駆動信号を一定時間相電圧が零電圧になるようにしたことを要旨とする。この構成により、インバータ回路に中性点クランプ型インバータ回路を使用したときは、出力交流電流が電流制限レベルを超えた相に対し、一定時間相電圧が零電圧になるようにしても、そのインバータ回路の出力交流電流が実負荷に対して過大に流れることを防止することが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0013】
図1及び図2は、本発明の第1の実施の形態を示す図である。なお、図1及び後述する第2の実施の形態を示す図3において前記図4における構成要素と同一ないし均等のものは、前記と同一符号を以って示す。まず、図1を用いて本実施の形態の電力変換装置の構成を説明する。主回路部10Aは、3相交流電源(多相交流電源)20からの交流電力を直流電力に変換する整流回路11、平滑用の直流コンデンサ12、平滑された直流電圧を任意の周波数の交流電圧に変換し、負荷である交流電動機30を駆動するインバータ回路13から構成されている。整流回路11は、第1の制御手段としてのゲート制御装置41からのゲートパルス(駆動信号)で制御され、インバータ回路13は、第2の制御手段としてのゲート制御装置42からのゲートパルス(駆動信号)で制御されるようになっている。47は、インバータ回路13の出力3相交流電流を各相毎に検出す電流検出手段としての電流検出器、43は、交流電動機30の位相を検出する位相検出手段としての位相検出装置、44は、交流電動機30の最低速度のしきい値と最高速度のしきい値間を結ぶ速度に対する電流制限レベルの関数から速度指令に対する電流制限レベルを算出する算出手段としての算出装置であり、この算出装置44で算出した速度指令48に対する電流制限レベル45と電流検出器47で検出したインバータ回路13の出力3相交流電流とが比較手段としての比較装置46で各相毎に比較されるようになっている。
【0014】
次に、図2を用いて動作を説明する。瞬停又は運転系で故障が起きると、ゲート制御装置41が整流回路11を停止させ、ゲート制御装置42がインバータ回路13を停止させる。瞬停又は制御切替え中は位相検出装置48で交流電動機30の位相を検出し、検出した位相に基づいて再始動時のインバータ回路13の周波数指令値を算出する。復電又は制御切替えが完了すると、整流回路11とインバータ回路13を始動させる。このとき、インバータ回路13の出力3相交流電流と算出装置44により速度に対する電流制限レベルの関数から算出した電流制限レベル45を比較装置46で相毎に比較を行い、電流制限レベル45に達した相のみをゲート制御装置42で一定時間ゲートブロックをして、インバータ回路13の出力交流電流が実負荷に対して過大に流れることを防ぎ、それにより整流回路11への入力電流の立上がり及びその大きさを抑制する。したがって電力変換装置を停止することなく、運転を継続できる。
【0015】
図3には、本発明の第2の実施の形態を示す。図3において、主回路部10Bは、3相交流電源20からの交流電力を直流電力に変換する整流回路11、平滑用の正側直流コンデンサ15と負側直流コンデンサ16、平滑された直流電圧を任意の周波数の交流電圧に変換し、負荷である交流電動機30を駆動する中性点クランプ型インバータ回路14から構成され、再始動時の中性点クランプ型インバータ回路14からの出力交流電流を抑制するようになっている。瞬停又は運転系で故障が起きると、ゲート制御装置41が整流回路11を停止させ、ゲート制御装置42が中性点クランプ型インバータ回路14を停止させる。瞬停又は制御切替え中は位相検出装置43で交流電動機30の位相を検出し、検出した位相に基づいて再始動時の中性点クランプ型インバータ回路14の周波数指令値を算出する。復電又は制御切替えが完了すると、整流回路11と中性点クランプ型インバータ回路14を始動させる。このとき、中性点クランプ型インバータ回路14の出力交流電流と算出装置44により速度に対する電流制限レベルの関数から算出した電流制限レベル45を比較装置46で相毎に比較を行い、電流制限レベル45に達した相のみをゲート制御装置42で一定時間ゲートブロック又は零電圧出力になるようにし、中性点クランプ型インバータ回路14の出力交流電流が実負荷に対して過大に流れることを防ぎ、それにより整流回路11への入力電流の立上がり及びその大きさを抑制する。
【0016】
本発明の第3の実施の形態として、上記第1の実施の形態又は第2の実施の形態における少なくとも位相検出装置、算出装置及び比較装置を含む制御系を2系統持ち、運転中の一方の制御系に故障等が発生して待機側の他方の制御系に制御を切り替える際においても、上記と略同様の作用、効果を得ることができる。即ち、2系統の制御系のうちの一方の制御系が運転中のとき、他方の制御系は待機し、運転中の一方の制御系が故障等で運転を継続できなくなった時、第1のゲート制御装置で整流回路を停止させ、第2のゲート制御装置でインバータ回路を停止させ、待機側の他方の制御系に制御を切り替える時に、この切り替え直前に位相検出装置で検出した交流電動機の位相に基づいて整流回路及びインバータ回路を始動する。そして定常運転になるまで比較装置によりインバータ回路の出力3相交流電流と算出装置で算出した交流電動機の速度指令に対する電流制限レベルとを各相毎に比較し、出力交流電流が電流制限レベルを超えた相に対するインバータ回路へのゲートパルスを一定時間ブロックする。これにより、インバータ回路の出力交流電流が実負荷に対して過大に流れることを防ぎ、それにより整流回路への入力電流の立上がり及びその大きさを抑制することができる。
【0017】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、故障等から復帰した再始動の際、又は制御系を2系統持つ場合に、その制御系を切替える際において、交流電動機の最低速度のしきい値と最高速度のしきい値間を結ぶ速度に対する電流制限レベルの関数から速度指令に対する電流制限レベルを算出することで、インバータ回路の出力交流電流が実負荷に対して過大に流れることを防ぎ、それにより整流回路への入力電流の立上がり及びその大きさを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態である電力変換装置のブロック図である。
【図2】上記第1の実施の形態の作用を説明するためのタイミングチャートである。
【図3】本発明の第2の実施の形態のブロック図である。
【図4】第1の従来技術のブロック図である。
【図5】第2の従来技術のブロック図である。
【符号の説明】
11 整流回路
13 インバータ回路
14 中性点クランプ型インバータ回路
20 3相交流電源
30 交流電動機
41 ゲート制御装置(第1の制御手段)
42 ゲート制御装置(第2の制御手段)
43 位相検出装置(位相検出手段)
44 算出装置(算出手段)
46 比較装置(比較手段)
47 電流検出器(電流検出手段)
Claims (4)
- 多相交流電源からの交流電力を直流電力に変換する整流回路と、前記直流電力を可変周波数の交流電力に変換して交流電動機を駆動するインバータ回路とを備えた電力変換装置において、前記整流回路制御用の駆動信号を生成する第1の制御手段と、前記インバータ回路制御用の駆動信号を生成する第2の制御手段と、前記インバータ回路の出力多相交流電流を各相ごとに検出する電流検出手段と、前記交流電動機の位相を検出する位相検出手段と、前記交流電動機の最低速度のしきい値と最高速度のしきい値間を結ぶ速度に対する電流制限レベルの関数から速度指令に対する電流制限レベルを算出する算出手段と、この算出手段で算出した速度指令に対する電流制限レベルと前記電流検出手段で検出した前記インバータ回路の出力多相交流電流とを各相毎に比較する比較手段とを備え、前記多相交流電源が装置運転を継続できないレベルまで低下した場合を含む異常時に、前記第1の制御手段で前記整流回路を停止させ、前記第2の制御手段で前記インバータ回路を停止させ、前記多相交流電源が所定レベルまで復電したときを含む正常時に、この正常時に復帰する直前に前記位相検出手段で検出した前記交流電動機の位相に基づいて装置を始動し、定常運転になるまで前記比較手段により前記電流検出手段で検出した前記インバータ回路の出力多相交流電流と前記算出手段で算出した前記交流電動機の速度指令に対する電流制限レベルとを各相毎に比較し、出力交流電流が前記電流制限レベルを超えた相に対する前記インバータ回路への駆動信号を一定時間ブロックするようにしたことを特徴とする電力変換装置。
- 多相交流電源からの交流電力を直流電力に変換する整流回路と、前記直流電力を可変周波数の交流電力に変換して交流電動機を駆動するインバータ回路とを備えた電力変換装置において、前記整流回路制御用の駆動信号を生成する第1の制御手段と、前記インバータ回路制御用の駆動信号を生成する第2の制御手段と、前記インバータ回路の出力多相交流電流を各相ごとに検出する電流検出手段と、前記交流電動機の位相を検出する位相検出手段と、前記交流電動機の最低速度のしきい値と最高速度のしきい値間を結ぶ速度に対する電流制限レベルの関数から速度指令に対する電流制限レベルを算出する算出手段と、この算出手段で算出した速度指令に対する電流制限レベルと前記電流検出手段で検出した前記インバータ回路の出力多相交流電流とを各相毎に比較する比較手段とを備えるとともに、少なくとも前記位相検出手段、前記算出手段及び前記比較手段を含む制御系を2系統有し、そのうちの一方の制御系が運転中のとき、他方の制御系は待機し、運転中の一方の制御系が故障を含む異常で運転を継続できなくなった時、前記第1の制御手段で前記整流回路を停止させ、前記第2の制御手段で前記インバータ回路を停止させ、待機側の他方の制御系に制御を切り替える時に、この切り替え直前に前記位相検出手段で検出した前記交流電動機の位相に基づいて装置を始動し、定常運転になるまで前記比較手段により前記電流検出手段で検出した前記インバータ回路の出力多相交流電流と前記算出手段で算出した前記交流電動機の速度指令に対する電流制限レベルとを各相毎に比較し、出力交流電流が前記電流制限レベルを超えた相に対する前記インバータ回路への駆動信号を一定時間ブロックするようにしたことを特徴とする電力変換装置。
- 前記インバータ回路に中性点クランプ型インバータ回路を使用してなることを特徴とする請求項1又は2記載の電力変換装置。
- 前記インバータ回路の出力多相交流電流と前記交流電動機の速度指令に対する電流制限レベルとを各相毎に比較し、出力交流電流が前記電流制限レベルを超えた相に対する前記インバータ回路への駆動信号を一定時間ブロックするのに代えて、当該駆動信号を一定時間相電圧が零電圧になるようにしたことを特徴とする請求項3記載の電力変換装置。
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