JP3773395B2 - ディスク状記録媒体駆動装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディスク状記録媒体を回転駆動しつつ、情報の読出し又は書込みを行なうディスク状記録媒体駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えばCDやDVD等の、螺旋状のトラック上に一定密度で再生情報を記録するディスク状記録媒体(以下、ディスクという)の情報読出し又は書込みを制御する方式として、単位時間にピックアップが読み出す若しくは書込むトラック長さ(いわゆる線速度)を一定に保ち、ディスクの内周・外周側で、その回転速度を変化させるCLV制御方式と、ディスクの回転速度を一定に保ち、ディスクの内周・外周側で、読み出される若しくは書き込まれる情報の転送速度を変化させるCAV制御方式とが知られている。一般に、CLV制御方式を採用したディスク駆動装置は、線速度をリアルタイムでモニタし、線速度を一定とする調整を行なうことにより、ディスク上の情報読出し又は書込み位置に基づいて、回転速度を変化させる構成を有している。他方、CAV制御方式を採用したディスク駆動装置は、ディスクの回転速度をリアルタイムでモニタし、その回転速度を一定とする調整を行ないつつ、単位時間当たりに読み出される若しくは書き込まれる情報の量に応じて、読出し・書込み信号処理の実行速度を調整する構成を有している。
【0003】
ところで、上記CLV制御方式およびCAV制御方式のいずれかを採用したディスク駆動装置は、制御方式の変更を伴なわないため、比較的簡単な構成を有するものの、それぞれについて特有の問題が存在する。CLV制御方式では、常時、ディスクを回転駆動するスピンドルモータの回転軸の加減速作業が必要とされるため、該回転軸に対して負荷が継続的に加わることになり、また、それに必要とされる電力の消費が大きくなる。他方、CAV制御方式では、ディスクの内周側で、読み出される又は書き込まれる情報量が少なく、また、ディスクの外周側では、情報の転送処理等の信号処理が追いつかなくなることがある。
【0004】
このような問題を抑制する装置として、従来では、CLV制御方式及びCAV制御方式を任意に変更し得るディスク駆動装置、若しくは、ディスクの内周側ではCAV制御を行ない、ディスクの半径方向における所定位置から外周側ではCLV制御を行なう制御方式(所謂、パーシャルCAV制御方式)を実行し得るディスク駆動装置等の、CLV制御方式及びCAV制御方式の両方に対応可能なディスク駆動装置が知られている。かかるディスク駆動装置では、通常、CLV制御用回路及びCAV制御用回路が別個に装備されており、ディスク上の情報読出し又は書込み位置に基づき、それらの回路が切り替えられて用いられるようになっている。これに関連して、例えば特開平9−73715号公報(特許第2809206号),特開平10−92100号公報および特開平10−106136号公報には、CLV制御方式及びCAV制御方式に対応可能なディスク駆動装置が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来知られるCLV制御方式及びCAV制御方式の両方に対応可能なディスク駆動装置では、ディスク上の読出し又は書込み位置に基づき、異なる2方式が切り替えられ、この切替に際しては、スピンドルモータの回転速度が急速に変化させられることがある。この場合、読み出される若しくは書き込まれる情報と、その情報の量に応じて生成される同期クロック信号との間にずれが生じる惧れがある。このことは、特にディスクへ情報を書き込む上で不都合となり、例えばCD−Rのような再書込みが不可能である記録媒体には、使用が困難であった。
【0006】
本発明の目的は、比較的簡単な構成で、CLV制御方式及びCAV制御方式に対応可能であるディスク状記録媒体駆動装置及び方法を提供することである。
また、本発明の別の目的は、制御方式の切替に際して、安定性の高い情報読出し及び書込みを実現し得るディスク状記録媒体駆動装置及び方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本願の請求項1に係る発明は、螺旋状のトラック上に密度一定で情報が記録されるディスク状記録媒体を回転駆動しつつ、情報の読出し又は書込みを行なうディスク状記録媒体駆動装置において、ディスク状記録媒体の回転速度に比例したパルス信号を生成するエンコーダと、ディスク状記録媒体において読み出される若しくは書き込まれる情報の量に応じて、同期クロック信号を生成する同期クロック生成手段と、該同期クロック生成手段からの同期クロック信号に基づき、線速度に比例したパルス信号を生成するCLV基準信号生成手段と、上記エンコーダ及びCLV基準信号生成手段より入力されたパルス信号が一定間隔にあらわれるように制御を行なうFGサーボ回路と、該FGサーボ回路への入力信号を、ディスク状記録媒体上の所定の情報読出し又は書込み位置に基づき、上記エンコーダからのパルス信号と上記CLV基準信号生成手段からのパルス信号との間で切り替える切替器とを有していることを特徴としたものである。
【0008】
かかる構成によれば、FGサーボ回路に対して、エンコーダから回転速度に比例したパルス信号が入力され、そのパルス信号が一定間隔にあらわれるように制御されて、CAV制御方式が実現される。他方、FGサーボ回路に対して、CLV基準信号生成手段から線速度に比例したパルス信号が入力されることにより、該パルス信号は一定間隔にあらわれるように制御され、CLV制御方式が実現される。上記ディスク状記録媒体駆動装置は、比較的簡単な構成でまた低コストで、CAV制御方式及びCLV制御方式に対応可能である。
【0009】
また、本願の請求項2に係る発明は、上記請求項1に係る発明において、上記切替器が、エンコーダからのパルス信号がFGサーボ回路へ入力するように設定され、CAV制御方式でディスク状記録媒体の情報読出し又は書込みが制御される間に、上記CLV基準信号生成手段がエンコーダからのパルス信号に位相を合わせて動作するように、上記エンコーダからのパルス信号が上記CLV基準信号生成手段へ入力する構成を有していることを特徴としたものである。
【0010】
かかる構成によれば、ディスク状記録媒体の内周側でCAV制御方式が採用される場合に、CLV基準信号生成器が、エンコーダからのパルス信号を受信して、それと位相を合わせるように動作する。これにより、CLV制御方式への切替に際して、FGサーボ回路への入力信号の周波数をほぼ一定に維持し、ディスクの回転速度をスムースに変化させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明では、ディスク状記録媒体として、例えばCD,DVDなどの、螺旋状のトラック上に一定密度で情報を記録するものが用いられる。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態に係るディスク駆動装置の構成を示すブロック図である。このディスク駆動装置10は、ディスク状記録媒体(以下、ディスクという)1を回転駆動するスピンドルモータ2と、該スピンドルモータ2の回転速度、すなわちディスク1の回転速度の大きさに比例する周波数を備えたパルス信号を発生するエンコーダ3と、ディスク1に記録された情報をレーザビームで読み出すピックアップ(図中のPU)4と、該ピックアップ4により読み出された情報を二値化信号として検出する再生信号検出手段5と、検出された情報の量に応じた同期クロック信号を生成する同期クロック生成手段6と、再生信号検出手段5により検出された情報に基づき、ピックアップ4のトラッキングサーボ制御及びフォーカシングサーボ制御を行なうサーボ手段7と、ピックアップ4に含まれるレーザデバイスを駆動するレーザ駆動手段8と、再生信号検出手段5により検出された情報信号および同期クロック生成手段6により生成された同期クロック信号を受信して、再生・記録の信号処理を行なう再生・記録信号処理器9とを有している。
【0012】
また、ディスク駆動装置10は、同期クロック生成手段6からの同期クロック信号を受信して、該CLV制御時に用いられる基準クロック信号を生成し得るCLV基準信号生成器20と、波形整形器14,回転速度検出器15及びスピンドルサーボ手段16から構成され、入力信号に基づき、スピンドールモータ2をサーボ制御するFGサーボ回路13と、CLV基準信号生成器20からの基準クロック信号とエンコーダ3からのパルス信号との間で、FGサーボ回路13への入力信号を切り替える切替器12と、スピンドルモータ2を駆動制御する回転駆動部17とを有している。
【0013】
かかる構成を備えたディスク駆動装置10では、切替器12の設定に応じて、ディスク1の情報読出し又は書込みを制御する方式が、CAV制御方式とCLV制御方式との間で切り替えられる。すなわち、切替器12が、エンコーダ3からのパルス信号がFGサーボ回路13へ入力するように設定された場合、ディスク駆動装置10は、CAV制御方式でディスク1の情報読出し又は書込みを制御する。このとき、エンコーダ3からFGサーボ回路13へ入力されたパルス信号は、波形整形器14を介して整形された上で、回転速度検出器15に送られ、回転速度検出器15では、パルス信号からスピンドルモータ2の回転速度(すなわちディスク1の回転速度)が検出される。スピンドルサーボ手段16は、予め設定された所定の回転周波数を参照しつつ、ディスク1の回転速度に比例した入力パルス信号の間隔が一定になるように、すなわち、回転速度検出器15で検出される回転速度が一定になるように加減速信号を生成し、回転駆動部17へ出力する。回転駆動部17は、入力された加減速信号に基づき、スピンドルモータ2を駆動制御する。
【0014】
このように、上記ディスク駆動装置10では、CAV制御方式でディスク1の情報の読出し又は書込みを制御する場合、ディスク1の回転速度をリアルタイムでモニタし調整を行なうことにより、ディスク1上の情報読出し又は書込み位置にかかわらず、ディスク1の回転速度を一定に維持することができる。また、この場合には、ディスク1の内周側及び外周側で線速度が異なることから、ピックアップ4により単位時間当たりに読み出される情報量が異なるが、これに対応すべく、上記ディスク駆動装置10では、読み出される情報量に応じた同期クロック信号が同期クロック生成手段6で生成され、その同期クロック信号は、再生・記録信号処理器9により、基準クロック信号として用いられる。これにより、再生・記録信号処理器9は、読み出される情報量の変化に応じて、再生・記録信号の処理速度を変化させることが可能となる。
【0015】
また、一方、切替器12が、CLV基準信号生成器20からの基準クロック信号がFGサーボ回路13へ入力するように設定された場合には、ディスク駆動装置10が、CLV制御方式でディスク1の情報読出し又は書込みを制御する。FGサーボ回路13へ入力される基準クロック信号は、CLV基準信号生成器20により生成される、同期クロック生成手段6からの同期クロック信号に比例するパルス信号である。このとき、FGサーボ回路13内のスピンドルサーボ手段16は、同期クロック生成手段6からの同期クロック信号に比例するパルス信号の間隔が一定になるように、すなわち、回転速度検出器15で検出される速度が一定になるように加減速信号を生成し、回転駆動部17へ出力する。このCLV制御に際して、回転速度検出器15は、ディスク1における情報読出し又は書込みによる線速度を検出する。回転駆動部17は、スピンドルサーボ手段16から入力された加減速信号に基づき、スピンドルモータ2を駆動制御する。
【0016】
このように、上記ディスク駆動装置10では、CLV制御方式でディスク1の情報読出し又は書込みを制御する場合、読出し又は書込みによる線速度を、同期クロック生成手段6からの同期クロック信号より検出して、それをモニタし調整を行なうことにより、ディスク1上のあらゆる情報読出し又は書込み位置において、線速度を一定に維持することができる。このとき、再生・記録信号処理器9は、読み出された情報を、一定の速度で処理する。また、この場合には、線速度が一定に維持されることから、ディスク1上の読出し又は書込み位置の移動に応じて、ディスク1の回転速度が変化させられる。すなわち、ディスク1上の読出し又は書込み位置が、ディスク1の内周側に近付くにつれ、ディスク1の回転速度は速くなる。
なお、CLV制御方式でディスク1の読出し又は書込みが制御される場合、ディスク1の回転駆動の開始に際して、ディスク1が回転停止状態にあれば、同期クロック信号の読出しが不可能であるため、ディスク1の回転速度が所定値に達するまで、FGサーボ回路13が用いられる。
【0017】
図2は、上記CLV基準信号生成器20の構成を示すブロック図である。このCLV基準生成器20は、同期クロック生成手段6から入力された同期クロック信号をカウントするカウンタ24と、該カウンタ24によるカウント結果と所定の係数Kと比較して、両者が等しい場合に、所定のパルス信号をFGサーボ回路13へ出力する比較器25とを有している。CLV制御方式でディスク1の情報読出し又は書込みを制御するに際して、比較器25から出力されたパルス信号は、エンコーダ3により生成されるパルス信号の擬似信号(図中の擬似FG信号)として、上記FGサーボ回路13へ入力される。また、このとき、比較器25から出力されたパルス信号の一部は、カウンタ24へ戻され、これにより、カウント動作がリセットされる。
【0018】
ここで、ディスク1上の所定の情報読出し又は書込み位置を、半径方向における中心からの距離rであらわし、その位置rにおけるCLV制御下でのスピンドルモータ2の回転速度を回転周波数F、また、その位置rにおける上記同期クロック生成手段6により生成される同期クロック信号の大きさを周波数fとすると、比較器25に入力される係数Kは、次式で与えられる。
K = C・F/f
Cは、スピンドルモータ2の回転周波数とそれに対応したエンコーダ3からのパルス信号の周波数との比からなる固定値である。CLV制御方式でディスク1の情報読出し又は書込みを制御する場合、所定の位置rでの線速度を基準にして、ディスク1が線速度一定で駆動される。
なお、情報読出し又は書込み位置rは、ディスク1上の記録層が存在する範囲で任意の値をとってもよい。
【0019】
このように、上記ディスク駆動装置10では、CAV制御方式で動作する装置に対して、CLV基準信号生成器20と、FGサーボ回路への入力信号を、該CLV基準信号生成器20からの基準クロック信号とエンコーダ3からのパルス信号との間で切り替える切替器12とを付加するのみで、比較的簡単な構成でまた低コストで、CAV制御方式及びCLV制御方式に対応可能としており、上記切替器12の設定を変更することによって、これらの制御方式を任意に切り替えることができる。
【0020】
実施の形態2.
図3は、本発明の実施の形態2に係るディスク駆動装置の構成を示すブロック図である。なお、上記実施の形態1における場合と同じものには同一の符号を付し、それ以上の説明を省略する。
このディスク駆動装置30は、上記実施の形態1に係る装置10とほぼ同じ構成を有するもので、この実施の形態2では、更に、FGサーボ回路13への入力を切り替える切替器12及びCLV基準信号生成器40に対して、所定の切替信号を出力するCAV/CLV切替信号生成器50を有している。かかる構成を備えたディスク駆動装置30では、ディスク1の内周側で、CAV制御方式が採用され、予め設定されたディスク1上の所定位置rを基準として、その位置rより外周側では、CLV制御方式が採用されるようになっており、上記実施の形態1における場合と同様に、FGサーボ回路13への入力が、切替器12を介して、エンコーダ3からのパルス信号と同期クロック信号に基づきCLV基準信号生成器40により生成されたパルス信号との間で切り替えられることによって、CAV制御方式及びCLV制御方式が切り替えられる。
【0021】
まず、切替器12が、上記FGサーボ回路13へエンコーダ3からのパルス信号が入力するように設定された場合、ディスク駆動装置30は、CAV制御方式でディスク1の情報読出し又は書込みを制御する。このとき、FGサーボ回路13内のスピンドルサーボ手段16は、予め設定された所定の回転周波数を参照しつつ、スピンドルーモータ2の回転速度に比例した入力パルス信号の間隔が一定になるように、すなわち、回転速度検出器15で検出される回転速度が一定になるように加減速信号を生成し、回転駆動部17へ出力する。
【0022】
CAV制御方式が採用される間、上記CAV/CLV切替信号生成器50は、エンコーダ3からのパルス信号と同期クロック生成手段6からの同期クロック信号とを受信して、パルス信号より検出される回転速度と同期クロック信号より検出される線速度との相対速度をモニタしている。そして、ディスク1上の所定位置rにおいて情報読出し又は書込みが実行されるに際して、CAV/CLV切替信号生成器50は、予め設定された所定の相対速度を検知し、これに伴ない、上記切替器12及びCLV基準信号生成器40へ、切替信号を出力する。
【0023】
図4は、上記CLV基準信号生成器40の構成を示すブロック図である。このCLV基準信号生成器40は、上記実施の形態1における場合と同様のカウンタ24及び比較器25に加えて、カウンタ24へのリセット用入力信号を、エンコーダ3からのパルス信号と比較器25からの出力後に戻される擬似信号の一部との間で切り替える切替器41を有している。この切替部41は、ディスク1の内周側でCAV制御方式が採用される場合に、エンコーダ3からのパルス信号(図中のFG信号)がカウンタ24へ入力するように設定され、また、ディスク1の外周側でCLV制御方式が採用される場合に、比較器25からの出力後に戻される擬似信号の一部がカウンタ24へ入力するように設定される。
このCLV基準信号生成器40では、比較器25に入力される係数Kの算出に際して基準となるディスク1上の位置rが任意に設定されず、CAV制御方式とCLV制御方式との切替位置に設定される。
【0024】
かかる構成を備えたCLV基準信号生成器40は、ディスク1の内周側でCAV制御方式が採用される場合に、エンコーダ3からのパルス信号を受信して、それと位相を合わせるように動作する。これにより、CLV制御方式への切替に際して、FGサーボ回路13への入力信号の周波数をほぼ一定に維持し、スピンドルモータ2の回転速度(すなわちディスク1の回転速度)をスムースに変化させることができる。その結果、同期クロック信号と回転速度との間の同期ずれがなく、情報の読出しエラー及び書込みエラーが低減して、安定した情報読出し及び書込みの精度を実現することができる。
【0025】
なお、本発明は、例示された実施の形態に限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計上の変更が可能であることは言うまでもない。
【0026】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本願の請求項1に係る発明によれば、螺旋状のトラック上に密度一定で情報が記録されるディスク状記録媒体を回転駆動しつつ、情報の読出し又は書込みを行なうディスク状記録媒体駆動装置において、比較的簡単な構成でまた低コストで、CAV制御方式及びCLV制御方式に対応可能とし、それらの制御方式を任意に切り替えることができる。
【0027】
また、本願の請求項2に係る発明によれば、CAV制御方式からCLV制御方式への切替時に、FGサーボ回路への入力信号の周波数をほぼ一定に維持することができ、ディスク状記録媒体の回転速度をスムースに変化させることができる。その結果、同期クロック信号と回転速度との間の同期ずれがなく、情報の読出しエラー及び書込みエラーが低減して、安定した情報読出し及び書込みの精度を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係るディスク状記録媒体駆動装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 上記実施の形態1に係るディスク状記録媒体駆動装置に含まれるCLV基準信号生成器の構成を示すブロック図である。
【図3】 本発明の実施の形態2に係るディスク状記録媒体駆動装置の構成を示すブロック図である。
【図4】 上記実施の形態2に係るディスク状記録媒体駆動装置に含まれるCLV基準信号生成器の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…ディスク状記録媒体
2…スピンドルモータ
3…エンコーダ
4…ピックアップ
6…同期クロック生成手段
10…ディスク駆動装置
12,41…切替器
13…FGサーボ回路
20,40…CLV基準信号生成器
24…カウンタ
25…比較器
50…CAV/CLV切替信号生成器
Claims (2)
- 螺旋状のトラック上に密度一定で情報が記録されるディスク状記録媒体を回転駆動しつつ、情報の読出し又は書込みを行なうディスク状記録媒体駆動装置において、
上記ディスク状記録媒体の回転速度に比例したパルス信号を生成するエンコーダと、
上記ディスク状記録媒体において読み出される若しくは書き込まれる情報の量に応じて、同期クロック信号を生成する同期クロック生成手段と、
上記同期クロック生成手段からの同期クロック信号に基づき、線速度に比例したパルス信号を生成するCLV基準信号生成手段と、
上記エンコーダ及びCLV基準信号生成手段より入力されたパルス信号が一定間隔にあらわれるように制御を行なうFGサーボ回路と、
上記FGサーボ回路への入力信号を、ディスク状記録媒体上の所定の情報読出し又は書込み位置に基づき、上記エンコーダからのパルス信号と上記CLV基準信号生成手段からのパルス信号との間で切り替える切替器とを有していることを特徴とするディスク状記録媒体駆動装置。 - 上記切替器が、エンコーダからのパルス信号がFGサーボ回路へ入力するように設定され、CAV制御方式でディスク状記録媒体の情報読出し又は書込みが制御される間に、上記CLV基準信号生成手段がエンコーダからのパルス信号に位相を合わせて動作するように、上記エンコーダからのパルス信号がCLV基準信号生成手段へ入力する構成を有していることを特徴とする請求項1記載のディスク状記録媒体駆動装置。
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