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JP3771250B2 - 折畳式傘 - Google Patents

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JP3771250B2 JP2005122519A JP2005122519A JP3771250B2 JP 3771250 B2 JP3771250 B2 JP 3771250B2 JP 2005122519 A JP2005122519 A JP 2005122519A JP 2005122519 A JP2005122519 A JP 2005122519A JP 3771250 B2 JP3771250 B2 JP 3771250B2
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Description

この発明は扁平状に折畳可能な折畳式傘に関し、とくに三つ折式の折畳式傘に適用して有効なものに関する。
図5および図6は、従来の三つ折式の折畳式傘の構成例を示す。まず、図5に示すように、この種の折畳式傘は、伸縮式中棒10’の上部に固定された上ロクロ21’と、この上ロクロ21’に枢支された折り畳み自在な親骨40’と、上ロクロ21’の下方にて上記中棒10に摺動自在に案内される下ロクロ22’と、この下ロクロ22’に枢支されて上記親骨40’を支承する受骨44を有し、開傘状態では上記親骨40’と上記受骨44が放射状に展開する一方、閉傘状態では上記親骨40’が折り畳まれるとともに、上記親骨40’と上記受骨44が上記中棒10とほぼ平行に収束されるようになっている。
中棒10’は入れ子式の分割パイプからなる伸縮式であって、先端(上端)には石突11、基端(下端)には手先12がそれぞれ取り付く。また、その先端(上端)寄りの中間部には下ロクロ22’を係脱可能に係止させるためのハジキ13が設けられている。
親骨40’は、元親骨(長骨とも呼ばれる)41、中親骨42、先親骨43からなる三つ折式に形成されている。受骨44には下連棹(控え棒とも呼ばれる)45が連結されている。この下連棹45は元親骨41および中親骨42とともに、上記親骨40’を下ロクロ22’の上下移動に連動して屈伸させるリンク機構を形成する。
元親骨41と先親骨43の間にはワイヤバネ(バネ用直線とも呼ばれる)47が架橋装設されている。このワイヤバネ47の中間部が中親骨42の中間部に遊動可能に係止されることにより、親骨40’の屈伸動作にスプリングアクション(弾機機能)が与えられるようになっている。
元親骨41および中親骨42はU字状の断面を有する金属(スチールやアルミ合金)製部材を用いて構成されている。ワイヤバネ47を中親骨42に遊動可能に係止する部分は、図5に部分的に拡大して示すように、中親骨42に一体形成された延設片421を折り曲げて形成していた。
なお、図5において、符号51はダボと呼ばれる突出部あるいは延設部であって、このダボ51は回動自在な連結部を形成するために設けられている。
図6(a)および(b)はそれぞれ上ロクロ21’と下ロクロ22’の要部を示し、上ロクロ21’および下ロクロ22’はそれぞれ、中央に中棒ガイド孔51a、51bを有する円筒状のボス部により形成され、上記中棒10に対して放射方向を向く縦溝部52a、52bが等角間隔(図示例では60度間隔)で配設されている。
第6図の(c)および(d)はそれぞれ従来の折畳式傘の上下ロクロと傘骨の開傘状態および閉傘状態における相対位置関係を示す図で、同図の(c)および(d)にそれぞれ示されているように、上ロクロ21’および下ロクロ22’には各縦溝部52a、52bを横断しながら一回りする環状枢支ワイヤ(ワンターンワイヤ)54が設けられていて、この環状枢支ワイヤ54が元親骨41および受骨44を上記縦溝部32に一括的に枢支する共通支軸を形成する。これにより、開傘状態では、(c)に示すように、親骨41および受骨44が放射状に展開する一方、閉傘状態では、(d)に示すように、親骨41と受骨44が上ロクロ21’および下ロクロ22’の回りに円陣配置状態で収束されるようになっている。この場合、図示を省略するが、三つ折式の親骨40’はそれぞれ、前述した元親骨41、中親骨42、先親骨44が折り畳まれた状態で上ロクロ21’および下ロクロ22’の回りに収束される。
上述した折畳式傘の構成については、たとえば以下に示す特許文献1〜5にその全体または一部が記載されている。
特開平9−51811号 実用新案登録第3070862号 特開平9−84617号 特開平9−51811号 特開平8−80207号
上述したように、従来の折畳式傘では、傘を折畳んだ閉傘状態のときに親骨40’と受骨44が上ロクロ21’および下ロクロ22’の回りに円陣配置状態で収束され、さらに親骨40’はそれぞれ元親骨41、中親骨42、先親骨44が折り畳まれた状態で収束される。これとともに、図示を省略する傘布地が親骨40’とともに上ロクロ21’および下ロクロ22’の回りに折り畳まれる。
このため、その折畳状態は、図4の(b)に示すように、円筒状に太く丸まった形となるが、このような太筒形状は、バッグ等に収容したときにそのバッグ内に無駄な厚み空間部を形成したり、バッグを不恰好に膨らませたり、バッグ内の他の内容物を局部的に圧迫したりするなどの不都合が生じやすい。また、厚みの小さなケースには収容できないといった不便があった。
ここで、本発明者は、収容や携行の利便性を増すためには、折畳状態の全体的な小型化よりも、その折畳状態の扁平化がとくに有効であることに着目した。折畳状態の全体的な小型化は、たとえば開傘サイズの縮小といった傘機能の低下を伴いやすい反面、バッグ等への収納性はそれほど向上しないことが判明した。
しかし、上述した従来構造の折畳式傘では、親骨40’と受骨44が上ロクロ21’および下ロクロ22’の回りに円陣配置状態で収束された状態で折り畳まれるため、その折畳状態はどうしても太筒状にならざるを得なかった。
本発明は以上のような問題を鑑みてなされたもので、その目的とするところは、たとえば開傘サイズ等の傘機能を損なうことなく、収容や携行の利便性を効果的に増すのにとくに有効である折畳状態の扁平化を可能にし、たとえば胸ポケットなどにそのポケットを不恰好に膨らませることなくスマートに収容させることできる扁平化も可能にした折畳式傘を提供することにある。
本発明の手段は、次の(1)の構成手段を備えることを特徴とする折畳式傘である。
(1)伸縮式中棒の上部に固定された上ロクロと、この上ロクロに枢支された折り畳み自在な親骨と、上ロクロの下方にて上記中棒に摺動自在に案内される下ロクロと、この下ロクロに枢支されて上記親骨を支承する受骨を有し、開傘状態では上記親骨と上記受骨が放射状に展開する一方、閉傘状態では上記親骨が折り畳まれるとともに、上記親骨と上記受骨が上記中棒とほぼ平行に収束される折畳式傘において、上ロクロと下ロクロはそれぞれ、扁平なブロック体の前後面の中間位置から左右に突出する翼部が形成されるとともにこの左右の翼部の左右端部には第1の縦溝が形成され、また各ロクロの該第1の縦溝と交差する位置に第1の貫通孔がそして該第1の貫通孔より中心側位置にて第2の貫通孔が形成され、上ロクロでは該第1の縦溝において左右に位置する前記親骨を該第1の貫通孔に設けられた支軸部材により個別枢支するとともに他の親骨を前記第2の貫通孔を挿通する環状支軸ワイヤにより一括的に枢支し、下ロクロでは前記第1の縦溝において左右に位置する前記受骨を該第1の貫通孔に設けられた支軸部材により個別枢支するとともに他の受骨を前記第2の貫通孔を挿通する環状支軸ワイヤにより一括的に枢支しており、上記親骨として元親骨、中親骨、先親骨を有する三つ折式の親骨を使用するとともに、元親骨と先親骨間に架橋装設されたワイヤバネの中間部を中親骨の中間部に遊動可能に係止させることにより上記親骨の屈伸動作にスプリングアクションを与えるようにした三つ折式の折畳式傘であって、上記ワイヤバネの中間部に上記中親骨に回り込むループ部を折曲形成することにより、そのワイヤバネの中間部を中親骨の中間部に遊動可能に係止させてなることを特徴とする折畳式傘。
上記手段においては、次のような手段の付加または併用がとくに効果的である。
(2)前記各ロクロの前記扁平なブロック体の前記前後面と前記翼部との間に比較的浅い第2の縦溝が形成され、前記上ロクロの前記第2の縦溝内には前記他の親骨の内端が位置し、前記下ロクロの前記第2の縦溝内には前記他の受骨の内端が位置し、前記上下ロクロの前記第2の縦溝に隣接して前記第2の貫通孔が形成されてなることを特徴とする(1)に記載の折畳式傘。
(3)上記中棒が扁平断面形状に形成されるとともに、この中棒が嵌挿する上ロクロおよび下ロクロがそれぞれ、上記左右方向を長手方向とする扁平な長形状に形成されていることを特徴とする(1)または(2)に記載の折畳式傘。
(4) 上記親骨を下ロクロの上下移動に連動して屈伸させるためのリンク機構を形成する下連棹をワイヤ状の細棒で形成するとともに、このワイヤ状の下連棹と元親骨とをダボ部材を介して回動自在に連結させたことを特徴とする(1)〜(3)のいずれかに記載の折畳式傘。
たとえば開傘サイズ等の傘機能を損なうことなく、収容や携行の利便性を効果的に増すのにとくに有効である折畳状態の扁平化を可能にし、たとえば胸ポケットなどにそのポケットを不恰好に膨らませることなくスマートに収容させることできる扁平化も可能にした折畳式傘を提供することができる。
図1は本発明の一実施形態をなす折畳式傘の骨組構造を示す。また、図2は本発明の要部をなす上ロクロと下ロクロの構成を示す。
まず、図1および図2の(a)に示すように、本発明に係る折畳式傘は、伸縮式中棒10の上部に固定された上ロクロ21と、この上ロクロ21に枢支された折り畳み自在な親骨40(41)と、上ロクロ21の下方にて上記中棒10に摺動自在に案内される下ロクロ22と、この下ロクロ22に枢支されて上記親骨40を支承する受骨44を有し、開傘状態では上記親骨40と上記受骨44が放射状に展開する一方、閉傘状態では上記親骨40が折り畳まれるとともに、上記親骨40と上記受骨44が上記中棒10とほぼ平行に収束されるようになっている。
中棒10は5本の径が異なる筒体が順次入れ子式に係合されて形成されてなり、その先端(上端)には石突11、その基端(下端)には手先12がそれぞれ取り付く。また、その先端(上端)寄りの中間部には下ロクロ22を係脱可能に係止させるためのハジキ13が設けられている。
上記親骨40は、元親骨(長骨とも呼ばれる)41、中親骨42、先親骨43からなる三つ折式に形成されている。上記受骨44には、控え棒とも呼ばれる下連棹45が連結されている。この下連棹45は元親骨41および中親骨42とともに、上記親骨40を下ロクロ22の上下移動に連動して屈伸させるリンク機構を形成する。
元親骨41と先親骨43の間には、バネ用直線とも呼ばれるワイヤバネ47が架橋装設されている。このワイヤバネ47の中間部が中親骨42の中間部に遊動可能に係止されることにより、親骨40の屈伸動作にスプリングアクションが与えられるようになっている。
元親骨41はU字状の断面を有する金属(たとえばスチールやアルミ合金)製部材を用いて構成されているが、中親骨42はスチール等のワイヤ状線材(あるいはFRP等の細棒)により形成されている。これは、親骨40を細く束ねて折り畳めるようにするためである。
ワイヤバネ47を中親骨42に遊動可能に係止する部分は、図1に部分的に拡大して示すように、ワイヤバネ47の中間部に中親骨42に回り込むループ部471を折曲形成することにより形成してある。これにより、中親骨42側に係止部を設けなくても、また、係止のための部品を別途必要とすることなく、ワイヤバネ47の中間部を中親骨42の中間部に遊動可能に係止させることができる。
また、図示の実施形態では、親骨40を下ロクロ22の上下移動に連動して屈伸させるためのリンク機構を形成する下連棹45を、ワイヤ状の細棒で形成している。これとともに、そのワイヤ状の下連棹45と元親骨41とを、ダボ部材46を介して回動自在に連結させている。これにより、親骨40をさらに細く束ねて折り畳めることができるようになっている。
なお、同図において、符号51はダボと呼ばれる突出部あるいは延設部であって、このダボ51は回動自在な連結部を形成するために設けられている。
図2の(a)に示すように、上ロクロ21には親骨40を枢支するボス部30aが形成されているが、このボス部30aの下に筒部(スリーブ)23が一体形成されている。また、下ロクロ22には受骨44を枢支するボス部30bが形成されているが、このボス部30bの上に筒部(スリーブ)24が一体形成されている。両筒部23,24は、下ロクロ22がハジキ13(図1参照)で下降係止される位置に押し上げられた状態でスライド嵌合するように形成されている。下ロクロ22の下側には、この下ロクロ22を移動操作するための手掛かり筒部25が一体に形成されている。この手掛かり筒部25の下端が上記ハジキ13で係止されるようになっている。
上ロクロ21のボス部30aは、図2の(b)に傾斜した斜視図で示すように、ほぼ扁平な矩形のブロック体の前後面31a、31aの中間位置から左右に突出する扁平な矩形状の翼部33a、33aを有している。両翼部33a、33aの左右端部には深い第1の縦溝34a、34aが形成されている。また、両翼部の先端近傍には第1の縦溝と交差する位置に第1の貫通孔35a、35aが形成されている。この扁平な矩形のブロック体と左右に突出する翼部との間には浅い第2の縦溝32a、32aが形成され、この第2の縦溝の外側に近接して両翼部には第2の貫通孔36a、36aが形成されている。前記翼部33a、33a、第1の縦溝34a、34a、第2の縦溝32a、32a、第1の貫通孔35a、35aおよび第2の貫通孔36a、36aはそれぞれボス部30aの縦中央面に対して左右対称に形成されている。ボス部の下方の筒部23には中棒10を嵌挿させる扁平な中棒ガイド孔26が形成されている。
下ロクロ22のボス部30bは、図2の(c)に傾斜した斜視図で示すように、上ロクロ21のボス部30aと同様に、矩形の扁平なブロック体31b、31bの前後面の中間位置から左右に突出する扁平な矩形状の翼部33b、33b、深い第1の縦溝34b、34b、浅い第2の縦溝32b、32b、第1の貫通孔35b、35bおよび第2の貫通孔36b、36bを有している。
また、下ロクロ22の下方に一体的に形成された筒部24,25の中央には扁平断面の中棒10を嵌挿させる中棒ガイド孔27が形成されている。
そして、図3(a)の傘を広げた状態における上ロクロ21および下ロクロ22と傘骨の相対位置関係を示す図から明らかなように、上ロクロ21のボス部30aの深い第1の縦溝34a内には6本の親骨40の内の左右に位置する親骨41の上端部が挿入されて、ピン37aにてそれぞれ枢支されている。また、ボス部30aの浅い第2の縦溝32a内には6本の親骨40の内の斜めに位置する4本の親骨41の上端部が一部挿入されて、環状枢支ワイヤ38aにより一括的に枢支されている。また一方、下ロクロ22のボス部30bでは、その深い第1の縦溝34b内には6本の受骨44の内の左右に位置する親骨44の上端部が挿入されて、ピン37bにてそれぞれ枢支されている。また、ボス部30bの浅い第2の縦溝32b内には6本の受骨44の内の斜めに位置する4本の親骨44の上端部が一部挿入されて、環状枢支ワイヤ38bにより一括的に枢支されている。
上記のような構成により、親骨40および受骨44はそれぞれ、開傘状態のときに、図3(a)に示すように、上ロクロ21および下ロクロ22に枢支されながら放射状に展開される。一方、閉傘状態のときには、図3(b)に示すように、親骨40が折り畳まれるとともに、親骨40と受骨44が上記中棒10とほぼ平行に収束された折畳状態が形成される。
この折畳状態では、図3の(b)に示すように、親骨40および受骨44が上ロクロ21および上ロクロ22の左右両側に振り分けられた位置にて収束される。これに伴い、図示を省略するが、親骨40を形成する元親骨41、中親骨42、先親骨43も、上ロクロ21および上ロクロ22の左右両側に振り分けられた位置にて収束される。
これにより、図4の(a)に示すように、傘布地を含めた傘全体が左右方向にだけ幅を広げた扁平な薄型形状に折り畳まれ、先親骨43の先端は細長い直方体をした皿状手先12の凹部内に収容される。
上記構成は、上ロクロ21および下ロクロ22の左右両端部に位置する第1の縦溝部34a、34bに2本の親骨と2本の受骨の内端部を収容して支軸部材37a、37bによって個別の枢支する一方、その他の親骨及び受骨については環状枢支ワイヤ38a、38bによる共通の枢支軸を使用することにより、可能になっている。
上述したように、本発明では、上ロクロ21と下ロクロ22はそれぞれ、扁平なブロック体の前後面31a、31bの中間位置から左右に突出する翼部33a、33bが形成されるとともにこの左右の翼部の左右端部には第1の縦溝34a、34bが形成され、また各ロクロの第1の縦溝と交差する位置に第1の貫通孔35a、35bがそして第1の貫通孔より中心側位置にて第2の貫通孔36a、36bが形成され、上ロクロ21では第1の縦溝において左右に位置する前記親骨41を第1の貫通孔に設けられた支軸部材37aにより個別枢支するとともに他の親骨41を前記第2の貫通孔36aを挿通する環状支軸ワイヤ38aにより一括的に枢支し、下ロクロ22では前記第1の縦溝34bにおいて左右に位置する前記受骨44を第1の貫通孔35bに設けられた支軸部材37bにより個別枢支するとともに他の受骨44を前記第2の貫通孔36bを挿通する環状支軸ワイヤ38bにより一括的に枢支することにより、たとえば開傘サイズ等の傘機能を損なうことなく、収容や携行の利便性を効果的に増すのに特に有効である折畳状態の扁平化を可能にしている。これにより、たとえば、中棒10を5段伸縮自在とすることによって、胸ポケットなどにそのポケットを不恰好に膨らませることなくスマートに収容させることできる扁平化も可能となっている。
また、前記各ロクロ21,22の前記扁平なブロック体の前記前後面31a、31bと前記翼部33a、33bとの間に比較的浅い第2の縦溝32a、32bが形成され、前記上ロクロ21の前記第2の縦溝32a内には前記他の親骨41の内端が位置し、前記下ロクロ22の前記第2の縦溝32b内には前記他の受骨44の内端が位置し、前記上下ロクロの前記第2の縦溝に隣接して前記第2の貫通孔36a、36bが形成されてなるので、傘の折畳み時に前記他の傘骨の内端部も第2の縦溝32a、32b内に収容されるようになり、傘骨全体の扁平な折り畳みが容易になる。
さらに、上記中棒10が扁平断面形状に形成されるとともに、この中棒10が貫通する上ロクロ21および下ロクロ22がそれぞれ、左右方向を長手方向とする長形状に形成されることも、上記薄型化をさらに促進させるのに非常に有効である。
また、元親骨41、中親骨42、先親骨43を有する三つ折式の親骨40を使用するとともに、元親骨41と先親骨43間に架橋装設されたワイヤバネ47の中間部を中親骨42の中間部に遊動可能に係止させることにより上記親骨の屈伸動作にスプリングアクションを与えるようにした三つ折式の折畳式傘であっては、上記ワイヤバネ47の中間部に上記中親骨42に回り込むループ部471を折曲形成することにより、そのワイヤバネ47の中間部を中親骨42の中間部に遊動可能に係止させることができる。このような係止構造により、元親骨41をワイヤ状に細径化することができ、これにより、傘の折畳形状をさらに薄型化することが可能になる。
さらにまた、親骨40を下ロクロ22の上下移動に連動して屈伸させるためのリンク機構を形成する下連棹45をワイヤ状の細棒で形成するとともに、このワイヤ状の下連棹45と元親骨41とをダボ部材46を介して回動自在に連結させることも、上記薄型化をさらに促進させるのに非常に有効である。
以上、本発明をその代表的な実施例に基づいて説明したが、本発明は上述した以外にも種々の態様が可能である。たとえば、親骨40は三つ折式以外のものであってもよい。
たとえば開傘サイズ等の傘機能を損なうことなく、収容や携行の利便性を効果的に増すのにとくに有効である折畳状態の扁平化を可能にし、たとえば胸ポケットなどにそのポケットを不恰好に膨らませることなくスマートに収容させることできる扁平化も可能にした折畳式傘を提供することができる。
本発明に係る折畳式傘の骨組構造を示す省略側面図および部分拡大斜視図である。 (a)は本発明に係る折畳式傘の上ロクロと下ロクロの要部を示す側面図、(b)は上ロクロの斜視図、(c)は下ロクロの斜視図である。 本発明に係る折畳式傘の上ロクロ及び下ロクロと傘骨との相対位置関係を示す図で、(a)は開傘状態を示し、(b)は閉傘状態を示す。 (a)本発明に係る折畳式傘の折畳形状を示す斜視図で、(b)は従来の折畳式傘の折畳形状を示す斜視図である。 従来の折畳式傘の骨組構造を示す省略側面図および部分拡大斜視図である。 (a)および(b)は従来の折畳式傘の上ロクロと下ロクロの要部を示す部分斜視図で、(c)従来の折畳式傘の上ロクロおよび下ロクロと傘骨の開傘状態における相対位置関係を示す図で、(d)従来の折畳式傘の上ロクロおよび下ロクロと傘骨の閉傘状態における相対位置関係を示す図である。
符号の説明
10 中棒
11 石突
12 手先
13 ハジキ
21 上ロクロ
22 下ロクロ
31a、31b 前後面
32a、32b 第2の縦溝
33a、33b 翼部
34a、34b 第1の縦溝
35a、35b 第1の貫通孔
36a、36b 第2の貫通孔
37a、37b 支軸部材
38a、38b 環状支軸ワイヤ
40 親骨
41 元親骨
42 中親骨
44 受骨

Claims (4)

  1. 伸縮式中棒の上部に固定された上ロクロと、この上ロクロに枢支された折り畳み自在な親骨と、上ロクロの下方にて上記中棒に摺動自在に案内される下ロクロと、この下ロクロに枢支されて上記親骨を支承する受骨を有し、開傘状態では上記親骨と上記受骨が放射状に展開する一方、閉傘状態では上記親骨が折り畳まれるとともに、上記親骨と上記受骨が上記中棒とほぼ平行に収束される折畳式傘において、上ロクロと下ロクロはそれぞれ、扁平なブロック体の前後面の中間位置から左右に突出する翼部が形成されるとともにこの左右の翼部の左右端部には第1の縦溝が形成され、また各ロクロの該第1の縦溝と交差する位置に第1の貫通孔がそして該第1の貫通孔より中心側位置にて第2の貫通孔が形成され、上ロクロでは該第1の縦溝において左右に位置する前記親骨を該第1の貫通孔に設けられた支軸部材により個別枢支するとともに他の親骨を前記第2の貫通孔を挿通する環状支軸ワイヤにより一括的に枢支し、下ロクロでは前記第1の縦溝において左右に位置する前記受骨を該第1の貫通孔に設けられた支軸部材により個別枢支するとともに他の受骨を前記第2の貫通孔を挿通する環状支軸ワイヤにより一括的に枢支しており、上記親骨として元親骨、中親骨、先親骨を有する三つ折式の親骨を使用するとともに、元親骨と先親骨間に架橋装設されたワイヤバネの中間部を中親骨の中間部に遊動可能に係止させることにより上記親骨の屈伸動作にスプリングアクションを与えるようにした三つ折式の折畳式傘であって、上記ワイヤバネの中間部に上記中親骨に回り込むループ部を折曲形成することにより、そのワイヤバネの中間部を中親骨の中間部に遊動可能に係止させてなることを特徴とする折畳式傘。
  2. 前記各ロクロの前記扁平なブロック体の前記前後面と前記翼部との間に比較的浅い第2の縦溝が形成され、前記上ロクロの前記第2の縦溝内には前記他の親骨の内端が位置し、前記下ロクロの前記第2の縦溝内には前記他の受骨の内端が位置し、前記上下ロクロの前記第2の縦溝に隣接して前記第2の貫通孔が形成されてなることを特徴とする請求項1記載の折畳式傘。
  3. 上記中棒が扁平断面形状に形成されるとともに、この中棒が嵌挿する上ロクロおよび下ロクロがそれぞれ、上記左右方向を長手方向とする扁平な長形状に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の折畳式傘。
  4. 上記親骨を下ロクロの上下移動に連動して屈伸させるためのリンク機構を形成する下連棹をワイヤ状の細棒で形成するとともに、このワイヤ状の下連棹と元親骨とをダボ部材を介して回動自在に連結させたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の折畳式傘。
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