JP3768211B2 - 防汚性アコーデオンドア用軟質塩化ビニルシート - Google Patents
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Description
このような軟質塩化ビニルの表面の汚れを防止するために内部の可塑剤の移行を防止する方法としてエポキシ変性シリコーンプレポリマーやポリエステル樹脂を使用するものが知られている(特許文献1、特許文献2)。また、汚れ防止する方法として表面自由エネルギーの低い非粘着性に優れた表面を形成させる目的でフッ素系化合物をシートの表面に塗布するフッ素樹脂、珪素樹脂、オレフィン樹脂などの樹脂皮膜をコーティング若しくはラミネートする方法などが知られている(特許文献3)。
その他、繊維布の表面に塩化ビニルを塗布または含浸させたものの表面に汚れの付着を防止するフッ素系樹脂や生じた汚れを分解させる光触媒皮膜を形成させる方法が知られている(特許文献4、特許文献5、特許文献6)。
また、耐汚れ性を改善するためにフッ素樹脂である四フッ化エチレン樹脂と光触媒と併用する発明が知られている(特許文献7)。
特許文献7の四フッ化エチレン樹脂と光触媒との組み合わせたものは、四フツ化エチレン樹脂、光触媒ともに不溶成分であるため皮膜を形成させるには何らかのバインダー成分を必要とし、光触媒に分解しない安定な成分で、十分な基材との密着性と四フツ化エチレン樹脂および光触媒を固定化させるためには相当量のバインダー成分を配合する必要がある。その結果、防汚性機能を有する四フツ化エチレン樹脂および光触媒の配合比率が低減することで満足な防汚性を確保できないことが多い。また、バインダーによっては透明性、柔軟性を確保できない場合もある。
さらに、改善内容として前述した2つの方法を融合、すなわち、非粘着性樹脂に光触媒を添加させた皮膜を表面に形成させる方法も容易に類推される。しかしながら、光触媒の強力な酸化作用により多くの樹脂が分解されることから、唯一分解されない候補としては四フツ化エチレン樹脂と光触媒との組合せが挙げられ、特開平10−88061号公報等にて既に提案されている。
この発明の課題は、非粘着性樹脂に長期間安定な光触媒を添加させた防汚性アコーデオンドア用軟質塩化ビニルシートを提供することである。
このような防汚性の表面層を実現させるために、接着層の成分、付着量および上塗りの付着量を中心に検討した。
軟質塩化ビニルシートの表面上にシリコン変性アクリル樹脂を塗布、乾燥させて接着層を形成し、この接着層上に、光触媒である酸化チタンと四フツ化エチレン樹脂とを含む溶液を上塗り塗布して、乾燥させて上塗り層を形成して防汚性を付与させた防汚性アコーデオンドア用軟質塩化ビニルシー卜の構成である。
付着量については、光触媒酸化チタンと四フツ化エチレンからなる上塗り塗装後の光触媒効果に基づいて検討した結果、付着量が固形分で1g/m2 を超えると光触媒による分解効果が低減することが判った。この結果から、接着層の付着量としては1g/m2 以下、望ましくは0.8g/m2 以下の非常に薄膜にすることとした。
本発明、すなわち軟質塩化ビニルシートにシリコン変性アクリル樹脂を固形分で1g/m2以下、望ましくは0.8g/m2以下に塗布、乾燥させた接着層の上に、光触媒酸化チタンおよび四フツ化エチレン樹脂を含む溶液を固形分で0.5g/m2以下になるよう塗布、乾燥させることにより、外覿および柔軟性を損なうことなしに、室内においても継続的な優れた防汚性を有するパーティション用軟質塩化ビニルシートの実現が可能となる。
以下に実験例を示す。
次に、下記組成の上塗り水溶液を固形分で0.3g/m2となるように前記接着層の上に塗布ローラーにて塗布し、自然乾燥させサンプルを作成した。
・光触媒酸化チタン …5重量%、
・四フツ化エチレン樹脂 …5重量%
・二酸化ケイ素 …4重量%
・精製水 …90重量%
上記サンプルの純水の接触角を測定したところ約85〜90度で、光触媒酸化チタンを含有しているにもかかわらず表面自由エネルギーは小さく汚れが付着しにくいことが判かった。
また、水性染料系赤インキ(シヤチハタ工業株式会社製)を上記上塗りの防汚層の表面上に塗布し、表面を赤く染めた後、直射日光下に放置して光触媒の効果を把握した。その結果、約6時間で染色された表面の色素の著しい脱色が確認され光触媒作用の発現が認められた。
その結果、未処理品よりも悪化することなく、むしろ色あせは軽度であった。すなわち光触媒による劣化はなく、逆に光触媒による紫外線吸収が耐候性に良い影響を与えたものと考えられる。
前記実施例において、接着層のシリコン変性アクリル樹脂の付着量を固形分で2g/m2となるようにした以外は全く同様の試験サンプルを作製して、その表面を水性染料系赤インキ(シヤチハタ工業株式会社製)を表面上に塗布し赤く染めた後、直射日光下に放置し光触媒の効果を把握した。その結果、色素の著しい脱色が確認されるのに約2日を要した。
実施例において、上塗り層の付着量を固形分換算で1g/m2となるようにした以外は全く同様の試験サンプルを作製したところ、上塗り層が粉状に脱落し密着性のないことが分かった。
Claims (4)
- 軟質塩化ビニルシートの表面上にシリコン変性アクリル樹脂を塗布、乾燥させて接着層を形成し、この接着層上に、光触媒である酸化チタンと四フツ化エチレン樹脂とを含む溶液を上塗り塗布して、乾燥させて上塗り層を形成して防汚性を付与させたことを特徴とする防汚性アコーデオンドア用軟質塩化ビニルシー卜。
- 軟質塩化ビニルシートの表面上にシリコン変性アクリル樹脂を固形分で0.1〜1g/m2 に塗布、乾燥させて接着層を形成し、この接着層上に、光触媒である酸化チタンと四フツ化エチレン樹脂とを含む溶液を固形分で0.01〜0.5g/m2になるように上塗り塗布、乾燥させて上塗り層を形成し、防汚性を付与させたことを特徴とする防汚性アコーデオンドア用軟質塩化ビニルシー卜。
- 前記上塗り層を形成するに当たって前記光触媒酸化チタンと四フッ化エチレン樹脂を含有する溶液にバインダーとして二酸化珪素、シリコンアルコキシオリゴマー、アパタイト又はスメクタイトを1〜50重量%含有させたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の防汚性アコデオンドア用軟質塩化ビニルシート。
- 前記シリコン変性アクリル樹脂がシリコン構造を有するシランで変性したものであることを特徴とする請求項1乃至請求項3に記載のいずれか1つであることを特徴とする防汚性アコーデオンドア用軟質塩化ビニルシー卜。
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CN104893184A (zh) * | 2015-06-27 | 2015-09-09 | 邵阳学院 | 一种含锌羟基磷灰石基pvc复合热稳定剂及应用 |
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