JP3764189B2 - 絵画等の吊り下げ装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
この発明は、美術館等において絵画等を吊り下げるために用いる吊り下げ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
絵画等を吊り下げるために用いる吊り下げ装置は、壁に水平方向の吊り下げレールが取り付けられ、その吊り下げレールに吊り下げ具の係合部の係合爪が嵌合されているのが一般的である。この吊り下げ具は、係合部とその係合部下端に設けたフックにより構成され、そのフックの屈曲部にワイヤ等を引っかけて絵画等を吊り下げるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記の吊り下げ装置は、吊り下げレールの前縁と後板の間に吊り下げ具の係合部を嵌合させただけであるため、地震などの振動により、吊り下げ具が吊り下げレールから外れてしまう問題があり、このため高価な絵画等が落下し、多額の損害が発生することがあった。
【0004】
また、吊り下げ具が吊り下げレールから外れない場合でも、上記のような振動により吊り下げ具のフックに引っかけられたワイヤが外れてしまう問題があり、上記と同様に絵画等が落下することがあった。
【0005】
そこで、この発明の課題は、地震などの振動を受けた場合に、吊り下げ具により吊り下げられた絵画等が落下しないような吊り下げ装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】
以上の課題を解決するために、第1の発明は、壁に水平方向に取り付けるコ字形状の吊り下げレールと、その吊り下げレールに着脱自在に取り付ける吊り下げ具より成り、上記吊り下げレールの下板の前面側に前縁を形成し、上記吊り下げ具を係合部とその係合部下端に設けたフックにより構成し、上記係合部の係合爪を上記吊り下げレールの前縁と後板の間に嵌合させた吊り下げ装置において、上記係合部とフックの間に形成した軸部分に弾性スリーブを挿入し、その弾性スリーブの上端を上記吊り下げレールの前縁の下端に当接させるようにした構成を採用したのである。
【0007】
以上の吊り下げ装置は、弾性スリーブの上端を吊り下げレールの前縁の下端に接触させるようにしたので、振動を受けた場合に吊り下げ具が振動しても、吊り下げ具が吊り下げレールから外れるのを防止できる。
【0008】
第2の発明は、壁に水平方向に取り付けるコ字形状の吊り下げレールと、その吊り下げレールに着脱自在に取り付ける吊り下げ具より成り、上記吊り下げレールの下板の前面側に前縁を形成し、上記吊り下げ具を係合部とその係合部下端に設けたフックにより構成し、上記係合部の係合爪を上記吊り下げレールの前縁と後板の間に嵌合させた吊り下げ装置において、2個の弾性リングをブリッジにより連結することにより2連リングを形成し、その2連リングの一方のリングを上記フックの根元部に挿入し、かつ、他方のリングを上記フックの先端部に挿入するようにした構成を採用したのである。
【0009】
以上の吊り下げ装置は、2連リングの一方のリングを上記フックの根元部に挿入し、吊り下げ具のフックに絵画等を吊り下げるワイヤを引っかけた後、他方のリングを上記フックの先端部に挿入する。
【0010】
これにより、振動を受けた場合にフックに引っかけられているワイヤが振動しても、2連リングのブリッジによりワイヤがフックから外れるのを防止できる。
【0011】
【実施例】
以下、この発明の第1の実施例を図1乃至図3に基づいて説明する。
【0012】
吊り下げ装置は、図1に示すように、吊り下げレール1とその吊り下げレール1に係合させる吊り下げ具10より成る。
【0013】
上記吊り下げレール1は、図2に示すように、壁20前面に沿って水平方向に延びる後板2と、後板2の上下端で対向した上板3と下板4により構成されている。この下板4には、前縁5が形成されており、前縁5の下端には、壁20に対する吊り下げレール1の取付け位置を決めるための位置決め部6が形成されている。この吊り下げレール1を継ぎ足すには、各吊り下げレール1の前縁5に形成された連結棒挿入部7にそれぞれ連結棒(図示省略)を挿入して接続する。
【0014】
上記吊り下げ具10は、図1に示すように、係合部11とその係合部11下端に屈曲形成されたフック14より成る。
【0015】
上記係合部11には、図2に示すように、吊り下げレール1の前縁5と後板2の間に嵌合する係合爪12が屈曲形成されている。この係合部11とフック14の根元部15の間には、図2に示すように、フック14の径よりも大きい径の軸部13が形成されている。
【0016】
上記軸部13には、図1に示すように、ゴムや合成樹脂から成る弾性スリーブ17が挿入されている。弾性スリーブ17の上端には、つば18が形成されており、中心には孔19が設けられ、この孔19にフック14を先端から挿入し、弾性スリーブ17を軸部13に取り付けた際に、上記つば18が前縁5下端の位置決め部6に当接するようにしておく。このつば18を形成する代わりに、弾性スリーブ17の外周面全体の径をつば18の径と同じ大きさに形成することができる。
【0017】
以上の吊り下げ装置は、図1に示すように、壁20の段部21に沿って水平方向に吊り下げレール1を取り付け、その吊り下げレール1の後板2と前縁5の間に、吊り下げ具10の係合爪12を嵌合させ、絵画等を吊るす位置に吊り下げ具10を移動させる。
【0018】
そして、弾性スリーブ17のつば18側からフック14の先端部16に挿入し、さらに根元部15を経て軸部13に挿入し、つば18を前縁5下端の位置決め部6に接触させると、振動を受けた場合に吊り下げ具10が振動しても、吊り下げレール1から外れるのを防止することができる。
【0019】
次に、第2の実施例を図1、図2、図4に基づいて説明する。
【0020】
この吊り下げ装置は、第1の実施例の吊り下げ装置と同様に吊り下げレール1と吊り下げ具10より成り、吊り下げ具10のフック14の先端部16と根元部15の間に2連リング30がかけ渡されている。
【0021】
上記2連リング30は、図4に示すように、2個の弾性リング31、31にフック14の径に相応した径の孔32、32がそれぞれ設けられている。この弾性リング31、31は、ブリッジ33により相互に連結され、眼鏡状に形成されている。
【0022】
以上の吊り下げ装置は、第1の実施例と同様に、壁20に吊り下げレール1を取り付け、その吊り下げレール1の後板2と前縁5の間に、吊り下げ具10の係合爪12を嵌合させ、絵画を吊るす位置に吊り下げ具10を移動させる。
【0023】
次に、図1及び図2に示すように、フック14の根元部15を2連リング30の一方のリング31の孔32に挿入し、フック14に絵画を吊り下げるワイヤ34を引っかけた後、フック14の先端部16を他方のリング31の孔32に挿入する。
【0024】
この場合、フック14の先端部16と根元部15の間に2連リング30をかけ渡したので、振動を受けた場合にフック14に引っかけられているワイヤ34が振動しても、2連リング30のブリッジ33によりワイヤ34がフック14から外れるのを防止することができる。勿論、前記弾性スリーブ17及び2連リング30の双方を同時に使用しても差し支えない。
【0025】
【効果】
以上のように、第1の発明によれば、弾性スリーブの上端を吊り下げレールの前縁の下端に当接させるようにしたので、振動を受けた場合に吊り下げ具が振動しても、吊り下げ具が吊り下げレールから外れるのを防止することができる。これにより、地震などにより絵画等が落下する事故を防止することができる。
【0026】
また、第2の発明によれば、フックの先端部と根元部の間に2連リングをかけ渡したので、振動を受けた場合に、フックに引っかけられているワイヤが振動しても、ワイヤがフックから外れるのを防止することができる。これにより、第1の発明と同様に、地震などにより絵画等が落下する事故を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】吊り下げ装置の一例を示す一部省略斜視図
【図2】同上の断面図
【図3】第1の実施例のゴムスリーブを示す斜視図
【図4】第2の実施例の2連リングを示す斜視図
【符号の説明】
1 吊り下げレール
2 後板
3 上板
4 下板
5 前縁
6 位置決め部
7 連結棒挿入部
10 吊り下げ具
11 係合部
12 係合爪
13 軸部
14 フック
15 根元部
16 先端部
17 弾性スリーブ
18 つば
19 孔
20 壁
21 段部
30 2連リング
31 弾性リング
32 孔
33 ブリッジ
34 ワイヤ
Claims (2)
- 壁に水平方向に取り付けるコ字形状の吊り下げレールと、その吊り下げレールに着脱自在に取り付ける吊り下げ具より成り、上記吊り下げレールの下板の前面側に前縁を形成し、上記吊り下げ具を係合部とその係合部下端に設けたフックにより構成し、上記係合部の係合爪を上記吊り下げレールの前縁と後板の間に嵌合させた吊り下げ装置において、上記係合部とフックの間に形成した軸部分に弾性スリーブを挿入し、その弾性スリーブの上端を上記吊り下げレールの前縁の下端に当接させるようにしたことを特徴とする絵画等の吊り下げ装置。
- 壁に水平方向に取り付けるコ字形状の吊り下げレールと、その吊り下げレールに着脱自在に取り付ける吊り下げ具より成り、上記吊り下げレールの下板の前面側に前縁を形成し、上記吊り下げ具を係合部とその係合部下端に設けたフックにより構成し、上記係合部の係合爪を上記吊り下げレールの前縁と後板の間に嵌合させた吊り下げ装置において、2個の弾性リングをブリッジにより連結することにより2連リングを形成し、その2連リングの一方のリングを上記フックの根元部に挿入し、かつ、他方のリングを上記フックの先端部に挿入するようにしたことを特徴とする絵画等の吊り下げ装置。
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JP17620395A JP3764189B2 (ja) | 1995-07-12 | 1995-07-12 | 絵画等の吊り下げ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP17620395A Expired - Lifetime JP3764189B2 (ja) | 1995-07-12 | 1995-07-12 | 絵画等の吊り下げ装置 |
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Families Citing this family (1)
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1995
- 1995-07-12 JP JP17620395A patent/JP3764189B2/ja not_active Expired - Lifetime
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---|---|
JPH0923959A (ja) | 1997-01-28 |
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