JP3758262B2 - 空気調和装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、室内の空調を行う空気調和装置に関するもので、特にセンタフェイス吹出口から車室内に向けて空気を吹き出すと共に、サイドフェイス吹出口から車室内に向けて空気を吹き出すようにした車両用空気調和装置に係わる。
【0002】
【従来の技術】
従来より、センタフェイス吹出口、サイドフェイス吹出口、フット吹出口およびデフロスタ吹出口を複数個の吹出口モード切替ドアを回動させて選択的に開閉することによって、フェイスモード、バイレベルモード、フットモード、フットデフモードおよびデフロスタモードのうちのいずれかの吹出口モードを設定するようにした車両用空気調和装置がある。
【0003】
このような車両用空気調和装置のうちで、サイドシールドガラスの内面の曇りを防止する目的で、吹出口モードがフェイスモードを除く他のモードの時でも、サイドフェイス吹出口から空気を吹き出すように設定したものがある。また、この中でも、サイドフェイス吹出口からの空気の吹き出しが有る時と無い時の両方の設定があるものもある。それは、吹出口モードの切り替えが、オート制御の場合には、サイドフェイス吹出口からの空気の吹き出しが有り、車両の乗員が吹出口設定スイッチでフェイスモードを除く吹出口モードに手動設定した場合には、サイドフェイス吹出口からの空気の吹き出しを無しにしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来の技術においては、フェイス吹出口からの空気の吹き出しが無い時に、サイドフェイス吹出口からの空気の吹き出しの有無の両方の設定がある場合に、フェイス吹出口切替ドアとして、センタフェイスドアとサイドフェイスドアとを別々にして、すなわち、シャフトを2軸以上にして、それぞれのシャフトを別々のアクチュエータまたはリンク機構にて駆動するようにしている。これにより、アクチュエータやリンク機構等のドア駆動手段の部品点数が多くなって組付工数が増加することにより製品価格を上昇させてしまうという問題が生じている。
【0005】
【発明の目的】
本発明の目的は、同一のシャフトにて2種類の第1、第2ドア本体を動かしてアクチュエータやリンク機構等のドア駆動手段の部品点数を少なくすることにより組付工数を減少して製品価格を低減するようにした空気調和装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明によれば、シャフトを回転変位させて1段シール状態にすると、第1ドア本体によりセンタフェイス通風路(第1吹出口)が閉じられる一方で、第1ドア本体の両側に位置する第2ドア本体によりセンタフェイス通風路の両側に位置するサイドフェイス通風路(第2吹出口)がそれぞれ開かれる。このとき、第1ドア本体と一体的に回転するように設けられ、且つ第1ドア本体の周囲よりはみ出すように設けられた可撓性の第1シール部材は、第1枠状部に接触してセンタフェイス通風路(第1吹出口)を閉塞する。
【0007】
また、1段シール状態からシャフトを所定の回転角度だけ回転変位させて2段シール状態にすると、第1ドア本体によりセンタフェイス通風路(第1吹出口)が閉じられ、第1ドア本体の両側に位置する第2ドア本体によりセンタフェイス通風路の両側に位置するサイドフェイス通風路(第2吹出口)がそれぞれ閉じられる。このとき、第1ドア本体の周囲よりはみ出した可撓性の第1シール部材は、第1枠状部の内壁面に撓んだ状態で接触してセンタフェイス通風路(第1吹出口)の閉塞状態を維持する。
【0008】
したがって、同一のシャフトで2種類の第1ドア本体およびこの両側の第2ドア本体を動かして1段シール状態と2段シール状態とを両立させることができるので、シャフトを介して第1ドア本体およびこの両側の第2ドア本体を駆動するアクチュエータやリンク機構等のドア駆動手段の部品点数を少なくすることができる。それによって、ドア駆動手段の組付工数が減少することにより、製品価格を低減することができる。
【0009】
請求項2に記載の発明によれば、第2ドア本体と一体的に回転するように設けられた可撓性の第2シール部材は、1段シール状態の時には第2枠状部に接触しないのでセンタフェイス通風路の両側に位置するサイドフェイス通風路(第2吹出口)を開放し、2段シール状態の時には第2枠状部に接触してセンタフェイス通風路の両側に位置するサイドフェイス通風路(第2吹出口)を閉塞する。それによって、2段シール状態の時にセンタフェイス通風路の両側に位置するサイドフェイス通風路(第2吹出口)を確実にシールすることができる。
【0010】
請求項3に記載の発明によれば、第1ドア本体によるセンタフェイス通風路の閉塞位置と第2ドア本体によるサイドフェイス通風路の閉塞位置とが略同一平面上にあり、第1ドア本体のシャフトへの取付角度と第2ドア本体のシャフトへの取付角度とがずれている。
【0012】
【発明の実施の形態】
〔実施形態の構成〕
図1ないし図8は本発明の空気調和装置をカーエアコンに適用した実施形態を示したもので、図1および図2はFACEドア切替装置を示した図で、図3はカーエアコンの吹出口切替装置を示した図で、図4は車両のインストルメントパネルを示した図である。
【0013】
本実施形態のカーエアコン1は、複数個のデフロスタ(DEF)吹出口2、2個のフロントフット(FOOT)吹出口3、2個のリヤフット(FOOT)吹出口4、2個のセンタフェイス(FACE)吹出口5、および2個のサイドフェイス(FACE)吹出口6を選択的に開閉することにより吹出口モードを切り替える吹出口切替装置7等から構成されている。
【0014】
ここで、DEF吹出口2は、車両のフロントシールドガラスの内面に向かって主に温風を吹き出す吹出口である。フロントFOOT吹出口3は、車両の前席側の乗員の足元部に向かって主に温風を吹き出す吹出口である。リヤFOOT吹出口4は、車両の後席側の乗員の足元部に向かって主に温風を吹き出す吹出口である。センタFACE吹出口5は、インストルメントパネル9の中央部から車両の乗員の頭胸部に向かって主に冷風を吹き出す吹出口である。サイドFACE吹出口6は、インストルメントパネル9の脇部(側方部)から車両の乗員の頭胸部の脇部(側方部)およびサイドシールドガラスの内面に向かって空気を吹き出す吹出口である。
【0015】
吹出口切替装置7は、ユニットケース10、デフロスタ(DEF)ドア切替装置11、フット(FOOT)ドア切替装置12、フェイス(FACE)ドア切替装置13、およびエアコン制御装置(図示せず)等から構成されている。ユニットケース10は、本発明の吹出口切替箱であって、車両の車室内前側に配設され、上流側に遠心式送風機(図示せず)および内外気切替箱(図示せず)が連結されている。
【0016】
また、ユニットケース10の上流側には、ユニットケース10内を通過する空気を冷却する冷凍サイクルのエバポレータ(空気冷却手段)14が設置されている。そして、ユニットケース10の中央部には、エンジンの冷却水により通過する空気を加熱するヒータコア(空気加熱手段)15およびエアミックスドア16、17が設置されている。さらに、ヒータコア15の周囲には、ヒータコア15を通過した空気が流れる温風通路18、ヒータコア15を迂回した空気が流れる冷風通路19、および温風通路18と冷風通路19から流入した空気が混ざり合うエアミックス部20が設けられている。エアミックスドア16、17は、温風通路18を通過する空気量(温風量)と冷風通路19を通過する(冷風量)とを調節する吹出温度調節手段である。
【0017】
そして、ユニットケース10の上面側(図示左側)には、DEF通風路21が形成されている。このDEF通風路21は、DEF吹出ダクト(図示せず)を介してDEF吹出口2に連通している。また、ユニットケース10の下面側(図示右上側)には、FOOT通風路22が形成されている。このFOOT通風路22は、フロントFOOT吹出ダクト23およびリヤFOOT吹出ダクト24を介してフロントFOOT吹出口3およびリヤFOOT吹出口4に連通している。
【0018】
また、ユニットケース10の前面側(図示上側)には、1個のセンタFACE通風路25と、このセンタFACE通風路25の両側に配置された2個のサイドFACE通風路26とが形成されている。1個のセンタFACE通風路25は、本発明の第1吹出口であって、センタFACE吹出ダクト(図示せず)を介して2個のセンタFACE吹出口5に連通している。2個のサイドFACE通風路26は、本発明の第2吹出口であって、サイドフェイス吹出ダクト(図示せず)を介して2個のサイドFACE吹出口6にそれぞれ連通している。
【0019】
そして、ユニットケース10の中央部の内壁面には、エアミックスドア16、17が温風通路18と冷風通路19を閉塞する際に当接する枠状のリブ部27、28が形成されている。また、ユニットケース10の上面側の内壁面には、内側に後記するDEFドアがDEF通風路21を閉塞する際に当接する枠状のリブ部31、32が形成されている。
【0020】
さらに、ユニットケース10の下面側の内壁面には、後記するFOOTドアがFOOT通風路22を閉塞する際に当接する枠状のリブ部33が形成されている。そして、ユニットケース10の前面側の内壁面には、後記するFACEドアがセンタFACE通風路25とサイドFACE通風路26を閉塞する際に当接する枠状のリブ部34〜37が形成されている。ここで、リブ部34、35は本発明の第1枠状部を構成し、リブ部36、37は本発明の第2枠状部を構成する。
【0021】
DEFドア切替装置11は、後記するDEF開閉ドア、このDEF開閉ドアを回動させる1軸のドアシャフト41、およびこのドアシャフト41をリンク機構(図示せず)を介して駆動するDEFアクチュエータ(図示せず)等から構成されている。DEF開閉ドアは、図3に示したように、略中央部に設けられたドアシャフト41を枢着位置とする板状ドアであって、ドアシャフト41を中心にして回動することによりDEF通風路21(DEF吹出口2)を開閉する。そのDEF開閉ドアは、鉄系金属部材よりなる略平板形状のDEFドア本体42、およびこのDEFドア本体42の両端面に接着剤等の接合手段を用いて貼り付けられたシールパッキン43、44等を有している。
【0022】
FOOTドア切替装置12は、後記するFOOT開閉ドア、このFOOT開閉ドアを回動させる1軸のドアシャフト45、およびこのドアシャフト45をリンク機構(図示せず)を介して駆動するFOOTアクチュエータ(図示せず)等から構成されている。FOOT開閉ドアは、図3に示したように、一端部に設けられたドアシャフト45を枢着位置とする板状ドアであって、ドアシャフト45を中心にして回動することによりFOOT通風路22(フロントFOOT吹出口3、リヤFOOT吹出口4)を開閉する。そのFOOT開閉ドアは、鉄系金属部材よりなる略平板形状のFOOTドア本体46、およびこのFOOTドア本体46の両端面に接着剤等の接合手段を用いて貼り付けられたシールパッキン47、48等を有している。
【0023】
FACEドア切替装置13は、後記する1個の第1FACE開閉ドア、後記する2個の第2FACE開閉ドア、これらの第1、第2FACE開閉ドアを回動させる1軸のドアシャフト51、およびこのドアシャフト51をリンク機構を介して駆動するFACEアクチュエータ(図示せず)等から構成されている。FACEアクチュエータおよびリンクプレート50を含むリンク機構は、ドアシャフト51を介して後記する第1、第2FACEドア本体を駆動するFACEドア駆動手段を構成する。
【0024】
1個の第1FACE開閉ドアは、図1、図2、図3、図5および図7に示したように、略中央部に設けられたドアシャフト51を枢着位置とする板状ドアであって、ドアシャフト51を中心にして回動することによりセンタFACE通風路25(センタFACE吹出口5)を開閉するセンタFACE開閉ドアである。その第1FACE開閉ドアは、鉄系金属部材よりなる略平板形状の第1FACEドア本体52、およびこの第1FACEドア本体52と一体的に回動動作を行うように第1FACEドア本体52に貼り付けられたシールパッキン53、54等を有している。
【0025】
第1FACEドア本体52は、本発明の第1ドア本体であって、ドアシャフト51に略ヘの字形状にスポット溶接等の接合手段を用いて取り付けられている。この第1FACEドア本体52は、ドアシャフト51の外周から外端部までの縦寸法(X)が30mmで、横寸法が60mmで、板厚が1mmである。そして、本実施形態では、リブ部34、35の内側面とドアシャフト51との間に形成される面積よりも、第1FACEドア本体52とドアシャフト51との間に形成される面積の方が小さくなるように、第1FACEドア本体52がドアシャフト51に取り付けられている。
【0026】
シールパッキン53、54は、軽量で形状の自由度の高い可撓性樹脂部材(例えばポリウレタンフォーム等)よりなり、第1FACEドア本体52がセンタFACE通風路25を閉塞した際のシール性を高めるための第1シール部材である。そして、シールパッキン53は、縦寸法(Y)が38mmで、横寸法が75mmで、板厚が4mmで、第1FACEドア本体52の一方側の前端面において接着剤等の接合手段を用いて貼り付けられている。なお、シールパッキン53は、第1FACEドア本体52の一方側の前端面の表面積よりも大きい面積を持つため、第1FACEドア本体52の一方側の周囲から略コの字状に6mm〜10mm程度のはみ出し量(L)はみ出すように貼り付けられている。このシールパッキン53は、センタFACE通風路25を閉塞する1段シール状態の際にリブ部34に当接し(図5参照)、センタFACE通風路25を閉塞する2段シール状態の際にリブ部34に撓んだ状態で当接する(図7参照)。
【0027】
また、シールパッキン54は、シールパッキン53と同様に、第1FACEドア本体52の他方側の後端面において接着剤等の接合手段を用いて貼り付けられている。なお、シールパッキン54は、第1FACEドア本体52の他方側の後端面の表面積よりも大きい面積を持つため、第1FACEドア本体52の他方側の周囲から略コの字状に6mm〜10mm程度のはみ出し量はみ出すように貼り付けられている。このシールパッキン54は、センタFACE通風路25を閉塞する1段シール状態の際にリブ部35に当接し(図5参照)、センタFACE通風路25を閉塞する2段シール状態の際にリブ部35に撓んだ状態で当接する(図7参照)。
【0028】
なお、本実施形態では、センタFACE通風路25をシールパッキン53、54で閉塞している時に、空気流が第1FACEドア本体52に当たると、シールパッキン53側の第1FACEドア本体52はリブ部34に押し付けられて更に閉じようとするが、シールパッキン54側の第1FACEドア本体52はリブ部35より離れる方向に力が加わり開こうとする。このため、開こうとするシールパッキン54のはみ出し量を、閉じようとするシールパッキン53のはみ出し量よりも2mm〜5mm程度大きくとることが望ましい。また、第1FACEドア本体52とリブ部34、35とのクリアランス(隙間)が2mmの時には、第1FACEドア本体52の周囲からのシールパッキン53、54のはみ出し量を6mm程度に設定すると良い。
【0029】
2個の第2FACE開閉ドアは、図1、図6および図8に示したように、略中央部に設けられたドアシャフト51を枢着位置とする板状ドアであって、ドアシャフト51を中心にして回動することによりサイドFACE通風路26(サイドFACE吹出口6)を開閉するサイドFACE開閉ドアである。その第2FACE開閉ドアは、第1FACE開閉ドアと同様に、鉄系金属部材よりなる略平板形状の第2FACEドア本体62、およびこの第2FACEドア本体62と一体的に回動動作を行うように第2FACEドア本体62に貼り付けられたシールパッキン63、64等を有している。
【0030】
第2FACEドア本体62は、本発明の第2ドア本体であって、ドアシャフト51に略ヘの字形状にスポット溶接等の接合手段を用いて取り付けられている。この第2FACEドア本体62は、ドアシャフト51の外周から外端部までの縦寸法が40mmで、横寸法が60mmで、板厚が1mmである。そして、本実施形態では、第2FACEドア本体62によるサイドFACE通風路26の閉塞位置と第1FACEドア本体52によるセンタFACE通風路25の閉塞位置とが略同一平面上にあるため、第2FACEドア本体62のドアシャフト51への取付角度と第1FACEドア本体52のドアシャフト51への取付角度とが、所定の回転角度(例えばθ=6°〜8°)だけずれるように、第2FACEドア本体62および第1FACEドア本体52がドアシャフト51に取り付けられている。
【0031】
シールパッキン63、64は、軽量で形状の自由度の高い可撓性樹脂部材(例えばポリウレタンフォーム等)よりなり、第2FACEドア本体62がサイドFACE通風路26を閉塞した際のシール性を高めるための第2シール部材である。そして、シールパッキン63は、縦寸法が40mmで、横寸法が60mmで、板厚が4mmで、第2FACEドア本体62の一方側の前端面において接着剤等の接合手段を用いて貼り付けられている。このシールパッキン63は、サイドFACE通風路26を開放する1段シール状態の際にリブ部36に当接せず(図6参照)、サイドFACE通風路26を閉塞する2段シール状態の際にリブ部36に当接する(図8参照)。
【0032】
また、シールパッキン64は、シールパッキン63と同様に、第2FACEドア本体62の他方側の後端面において接着剤等の接合手段を用いて貼り付けられている。このシールパッキン64は、サイドFACE通風路26を開放する1段シール状態の際にリブ部37に当接せず(図6参照)、サイドFACE通風路26を閉塞する2段シール状態の際にリブ部37に撓んだ状態で当接する(図8参照)。
【0033】
次に、本実施形態のエアコン制御装置は、インストルメントパネル9の中央部に設置されたエアコン操作パネル70に設けられた吹出口設定スイッチや温度設定スイッチ等の各種スイッチ(いずれも図示せず)から入力したスイッチ信号と、内気温センサ、外気温センサ、日射センサ、エバ後温度センサ、水温センサ、湿度センサ等の各種センサ(いずれも図示せず)から入力したセンサ信号と制御プログラムに基づいて、遠心式送風機、エアミックスドア16、17を駆動するアクチュエータ、DEF開閉ドアを駆動するDEFアクチュエータ、FOOT開閉ドアを駆動するFOOTアクチュエータ、FACE開閉ドアを駆動するFACEアクチュエータ等を通電制御する。
【0034】
なお、本実施形態では、吹出口設定スイッチとして、吹出口モードをFACEモードに固定するためのFACE設定スイッチ、吹出口モードをB/L(バイレベル)モードに固定するためのB/L設定スイッチ、吹出口モードをFOOTモードに固定するためのFOOT設定スイッチ、吹出口モードをF/D(フットデフ)モードに固定するためのF/D設定スイッチ、吹出口モードをDEFモードに固定するためのDEF設定スイッチを有している。
【0035】
〔実施形態の作用〕
次に、本実施形態のカーエアコン1の吹出口切替装置7の作用を図1ないし図8に基づいて簡単に説明する。
【0036】
1)FACEモード(オート制御、マニュアル制御)時
エアコン制御装置によるオート制御、あるいは車両の乗員がエアコン操作パネル70に設けられたFACE設定スイッチを投入することによるマニュアル制御によって、吹出口モードがFACEモードに決定されると、DEFアクチュエータ、FOOTアクチュエータおよびFACEアクチュエータが通電制御されて、各リンク機構を介してドアシャフト41、45、51が回転変位させられる。
【0037】
それによって、DEF開閉ドアのDEFドア本体42が所定の停止位置(図3の実線位置)で停止することによりDEF通風路21が閉塞(シール)されてDEF吹出口2が閉じられ、FOOT開閉ドアのFOOTドア本体46が所定の停止位置(図3の二点鎖線位置)で停止することによりFOOT通風路22が閉塞(シール)されてフロントFOOT吹出口3およびリヤFOOT吹出口4が閉じられる。
【0038】
また、1個の第1FACE開閉ドアの第1FACEドア本体52が所定の停止位置(図3の二点鎖線位置)で停止している。このとき、第1FACEドア本体52に装着されたシールパッキン53、54は、ユニットケース10の前面側の内壁面に設けられたリブ部34、35より離れていることにより、センタFACE通風路25が開放されてセンタFACE吹出口5が開かれる。
【0039】
さらに、2個の第2FACE開閉ドアの第2FACEドア本体62が所定の停止位置で停止している。このとき、第2FACEドア本体62に装着されたシールパッキン63、64は、ユニットケース10の前面側の内壁面に設けられたリブ部36、37より離れていることにより、サイドFACE通風路26が開放されてサイドFACE吹出口6が開かれる。
【0040】
したがって、エバポレータ14を通過する際に冷却された後に、エアミックスドア16、17の開度に応じてヒータコア15で加熱されて適温の冷風がセンタFACE通風路25とサイドFACE通風路26に流れ込む。よってセンタFACE吹出口5とサイドFACE吹出口6とから車両の乗員の頭胸部に向かって主に冷風が吹き出されることにより快適な冷房がなされる。
【0041】
2)B/Lモード(オート制御、マニュアル制御)時
エアコン制御装置によるオート制御、あるいは車両の乗員がエアコン操作パネル70に設けられたB/L設定スイッチを投入することによるマニュアル制御によって、吹出口モードがFACEモードからB/Lモードに切り替えられると、FOOTアクチュエータおよびFACEアクチュエータが通電制御されて、各リンク機構を介してドアシャフト45、51が図示左回転方向に(例えば全開度の半分程度に)回転変位させられる。
【0042】
それによって、DEF開閉ドアのDEFドア本体42によりDEF通風路21の閉塞(シール)状態が維持されてDEF吹出口2が閉じられ、FOOT開閉ドアのFOOTドア本体46が所定の停止位置で停止することによりFOOT通風路22が開放されてフロントFOOT吹出口3およびリヤFOOT吹出口4が開かれる。
【0043】
また、第1FACE開閉ドアの第1FACEドア本体52および第2FACE開閉ドアの第2FACEドア本体62によりセンタFACE通風路25およびサイドFACE通風路26が開放されてセンタFACE吹出口5およびサイドFACE吹出口6が開かれる。
【0044】
したがって、エバポレータ14を通過する際に冷却された後に、エアミックスドア16、17の開度に応じてヒータコア15で加熱された風のうち比較的に冷風がセンタFACE通風路25とサイドFACE通風路26に流れ込み、比較的に温風がFOOT通風路22に流れ込む。よって、センタFACE吹出口5とサイドFACE吹出口6とから車両の乗員の頭胸部に向かって主に冷風が吹き出され、フロントFOOT吹出口3とリヤFOOT吹出口4とから車両の乗員の足元部に向かって主に温風が吹き出されることにより頭寒足熱の快適な暖房がなされる。
【0045】
3)FOOTモード(オート制御)時
エアコン制御装置によるオート制御によって、吹出口モードがB/LモードからFOOTモードに切り替えられると、FOOTアクチュエータおよびFACEアクチュエータが通電制御されて、各リンク機構を介してドアシャフト45、51が図示左回転方向に回転変位させられる。
【0046】
それによって、DEF開閉ドアのDEFドア本体42によりDEF通風路21の閉塞(シール)状態が維持されてDEF吹出口2が閉じられ、FOOT開閉ドアのFOOTドア本体46が所定の停止位置(図3の実線位置)で停止することによりFOOT通風路22の開放状態が維持されてフロントFOOT吹出口3およびリヤFOOT吹出口4が開かれる。
【0047】
また、第1FACE開閉ドアの第1FACEドア本体52が所定の停止位置(図3の実線位置および図5の位置)で停止している。このとき、第1FACEドア本体52に装着されたシールパッキン53、54は、ユニットケース10のリブ部34、35に接触することにより、センタFACE通風路25が閉塞(シール)されてセンタFACE吹出口5が閉じられる。
【0048】
さらに、第2FACE開閉ドアの第2FACEドア本体62が所定の停止位置(図6の位置)で停止している。このとき、第2FACEドア本体62に装着されたシールパッキン63、64は、ユニットケース10のリブ部36、37より若干離れていることにより、サイドFACE通風路26が開放されてサイドFACE吹出口6が開かれる(1段シール状態)。すなわち、図6に示したように、第2FACE開閉ドアとユニットケース10との隙間から風が洩れる。なお、風洩れ量は、リブ部36、37と第2FACEドア本体62(シールパッキン63、64)との隙間寸法(クリアランス)により調整する。
【0049】
したがって、エアミックスドア16、17の開度に応じてヒータコア15で加熱された温風がサイドFACE通風路26とFOOT通風路22に流れ込む。よって、サイドFACE吹出口6とから車両の乗員の頭胸部またはサイドシールドガラスの内面に向かって主に温風が吹き出され、フロントFOOT吹出口3とリヤFOOT吹出口4とから車両の乗員の足元部に向かって主に温風が吹き出されることにより、サイドシールドガラスの防曇効果や着氷の除去効果を備えた快適な暖房がなされる。
【0050】
なお、エアコン制御装置のオート制御によって、吹出口モードがF/DモードやDEFモードに切り替えられても、このオート制御によるFOOTモードと同様に、サイドFACE通風路26から風が洩れるようにしても良い。この場合には、DEF通風路21とサイドFACE通風路26を経てDEF吹出口2とサイドFACE吹出口6とから主に温風が吹き出されることになるので、フロントシールドガラスの内面とサイドシールドガラスの内面の曇りや着氷の除去を行うことができる。
【0051】
4)FOOTモード(マニュアル制御)時
車両の乗員がエアコン操作パネル70に設けられたFOOT設定スイッチを投入することによるマニュアル制御によって、吹出口モードがB/LモードからFOOTモードに切り替えられると、FOOTアクチュエータおよびFACEアクチュエータが通電制御されて、各リンク機構を介してドアシャフト45、51が図示左回転方向に更に回転変位させられる。このとき、ドアシャフト51は、オート制御時よりも更に6°〜8°程度回転変位させられる。それによって、上記のオート制御と同様に、DEF吹出口2が閉じられ、フロントFOOT吹出口3およびリヤFOOT吹出口4が開かれる。
【0052】
また、第1FACE開閉ドアの第1FACEドア本体52は、上記のオート制御より図5において左回転方向に更に回転変位させられた所定の停止位置(図7の位置)で停止している。このとき、第1FACEドア本体52に装着されたシールパッキン53、54は、上記のオート制御の時よりも大きく撓んだ状態でリブ部34、35に接触することにより、センタFACE通風路25の閉塞(シール)状態が維持されてセンタFACE吹出口5が閉じられる。
【0053】
さらに、第2FACE開閉ドアの第2FACEドア本体62は、第1FACEドア本体52と同様に、上記のオート制御より図6において左回転方向に更に回転変位させられた所定の停止位置(図8の位置)で停止している。このとき、第2FACEドア本体62に装着されたシールパッキン63、64は、リブ部36、37に接触することにより、サイドFACE通風路26が閉塞(シール)されてサイドFACE吹出口6が閉じられる(2段シール状態)。
【0054】
したがって、エアミックスドア16、17の開度に応じてヒータコア15で加熱された温風がFOOT通風路22のみに流れ込むことによって、フロントFOOT吹出口3とリヤFOOT吹出口4とから車両の乗員の足元部に向かって主に温風が集中的に吹き出されることにより、快適な暖房がなされる。
【0055】
なお、車両の乗員のマニュアル制御によって、吹出口モードがF/DモードやDEFモードに切り替えられても、このマニュアル制御によるFOOTモードと同様に、センタFACE通風路25とサイドFACE通風路26からの風洩れを防止するようにしても良い。
【0056】
〔実施形態の効果〕
以上のように、本実施形態のカーエアコン1の吹出口切替装置7は、1軸のドアシャフト51およびリンクプレート50等のリンク機構を介して1個のFACEアクチュエータにより2種類の第1、第2FACEドア本体52、62を動かすようにしている。それによって、1軸のドアシャフト51による駆動により、センタFACE吹出口5を閉じ、サイドFACE吹出口6を開く1段シール状態とセンタFACE吹出口5およびサイドFACE吹出口6を両方とも閉じる2段シール状態とを達成することができる。このため、第1、第2FACEドア本体52、62をそれぞれ駆動する2軸式の技術と比較して、FACEアクチュエータやリンク機構の部品点数を少なくすることができるので、ドアシャフト51、リンク機構およびFACEアクチュエータの組付工数を減少できる。これにより、カーエアコン1の吹出口切替装置7の製品価格を低減することができる。
【0057】
〔他の実施形態〕
本実施形態では、本発明を車両に搭載された車両用空気調和装置1の吹出口切替装置に適用したが、本発明を車両を除く船舶、航空機、工場、ビルディング、集合住宅または家庭用の空気調和装置の吹出口切替装置に適用しても良い。ヒータコア15とエアミックスドア16との間の温風通路18中に、電気ヒータ等の補助ヒータを設置しても良い。
【0058】
本実施形態では、第1、第2FACEドア本体52、62とドアシャフト51とを鉄系の金属材料により形成した後に組み付けるようにしたが、第1、第2FACEドア本体52、62とドアシャフト51とを樹脂材料により一体成形しても良い。また、シールパッキン(第1シール部材)53、54やシールパッキン(第2シール部材)63、64として、ゴム等の可撓性樹脂を使用しても良い。そして、第1FACEドア本体52とシールパッキン53、54とを可撓性の樹脂材料により一体成形しても良い。また、第2FACEドア本体62とシールパッキン63、64とを可撓性の樹脂材料により一体成形しても良い。
【0059】
本実施形態では、第1枠状部としてのリブ部34、35内の開口部の形成位置と第2枠状部としてのリブ部36、37内の開口部の形成位置とを同一平面上に設け、第1FACEドア本体52のドアシャフト51への取付位置に対する第2FACEドア本体62のドアシャフト51への取付角度を所定の回転角度(例えば6°〜8°)だけずらして第1、第2FACEドア本体52、62をドアシャフト51に取り付けたが、第1枠状部としてのリブ部34、35内の開口部の形成位置と第2枠状部としてのリブ部36、37内の開口部の形成位置とを所定の回転角度(例えば6°〜8°)だけずらし、第1FACEドア本体52のドアシャフト51への取付位置に対する第2FACEドア本体62のドアシャフト51への取付角度を略同一の角度としても良い。
【0060】
本実施形態では、第1ドア本体として、略中央部に設けられたドアシャフト51を枢着位置とするバラフライ型の第1FACEドア本体52を使用したが、第1ドア本体として、一端部に設けられたドアシャフト51を枢着位置とする片持ち型のセンタFACEドア本体を使用しても良い。同様に、第2ドア本体として、一端部に設けられたシャフトを枢着位置とする片持ち型のサイドFACEドア本体を使用しても良い。
【0061】
本実施形態では、ユニットケース10にセンタFACE吹出ダクトとサイドFACE吹出ダクトを連結し、そのセンタFACE吹出ダクトとサイドFACE吹出ダクトの下流端にセンタFACE吹出口5とサイドFACE吹出口6を形成しているが、ユニットケース11の前面壁にセンタFACE吹出口5とサイドFACE吹出口6を形成しても良い。すなわち、本実施形態のセンタFACE通風路25がセンタFACE吹出口5となり、サイドFACE通風路26がサイドFACE吹出口6となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】FACEドア切替装置を示した斜視図である(実施形態)。
【図2】図1のA−A断面図である(実施形態)。
【図3】カーエアコンの吹出口切替装置を示した断面図である(実施形態)。
【図4】車両のインストルメントパネルを示した正面図である(実施形態)。
【図5】オート制御時のセンタFACEドアの停止位置を示した説明図である(実施形態)。
【図6】オート制御時のサイドFACEドアの停止位置を示した説明図である(実施形態)。
【図7】マニュアル制御時のセンタFACEドアの停止位置を示した説明図である(実施形態)。
【図8】マニュアル制御時のサイドFACEドアの停止位置を示した説明図である(実施形態)。
【符号の説明】
1 カーエアコン(空気調和装置)
2 DEF吹出口
3 フロントFOOT吹出口
4 リヤFOOT吹出口
5 センタFACE吹出口
6 サイドFACE吹出口
7 吹出口切替装置
10 ユニットケース(吹出口切替箱)
13 FACEドア切替装置
25 センタFACE通風路(第1吹出口)
26 サイドFACE通風路(第2吹出口)
34 リブ部(第1枠状部)
35 リブ部(第1枠状部)
36 リブ部(第2枠状部)
37 リブ部(第2枠状部)
50 リンクプレート(FACEドア駆動手段)
51 ドアシャフト
52 第1FACEドア本体
53 シールパッキン(第1シール部材)
54 シールパッキン(第1シール部材)
62 第2FACEドア本体
63 シールパッキン(第2シール部材)
64 シールパッキン(第2シール部材)
Claims (3)
- 室内に向けて空気を吹き出させるための第1吹出口が形成された第1枠状部、および前記第1吹出口と異なる部位から室内に向けて空気を吹き出させるための第2吹出口が形成された第2枠状部を有する吹出口切替箱と、
この吹出口切替箱に回転自在に支持されたシャフトと、
このシャフトに設けられ、前記シャフトが回転することにより前記第1吹出口を開閉する第1ドア本体と、
前記シャフトに設けられ、前記シャフトが回転することにより前記第2吹出口を開閉する第2ドア本体と、
前記第1ドア本体に一体的に設けられた可撓性の第1シール部材と
を備えた空気調和装置において、
前記第1吹出口を閉じ、前記第2吹出口を開く1段シール状態とこの1段シール状態よりも前記シャフトを所定の回転角度だけ回転変位させることにより設定され、前記第1吹出口および前記第2吹出口の両方を閉じる2段シール状態とを有し、
前記第1ドア本体は、前記シャフトと前記第1吹出口とで形成される部分の面積よりも前記シャフトと前記第1ドア本体とで形成される部分の面積の方が小さくなるように前記吹出口切替箱内に設けられ、
前記第1シール部材は、前記第1ドア本体の周囲よりはみ出すように設けられ、前記1段シール状態の時に前記第1枠状部に接触して前記第1吹出口を閉塞し、前記2段シール状態の時に前記第1枠状部の内壁面に撓んだ状態で接触して前記第1吹出口の閉塞状態を継続し、
前記第1吹出口は、車室内前面の中央部から車両の乗員の頭胸部に向けて空気を吹き出すセンタフェイス吹出口に連通するセンタフェイス通風路であり、
前記第2吹出口は、車室内前面の脇部から車両の乗員の頭胸部またはサイドシールドガラスの内面に向けて空気を吹き出すサイドフェイス吹出口に連通するサイドフェイス通風路であり、
前記サイドフェイス通風路は、前記センタフェイス通風路の両側にそれぞれ配置されており、
前記第1ドア本体は、前記センタフェイス通風路を開閉する開閉ドアであり、
前記第2ドア本体は、前記第1ドア本体の両側にそれぞれ配置されて、前記センタフェイス通風路の両側に位置する前記サイドフェイス通風路をそれぞれ開閉する開閉ドアであり、
前記1段シール状態では、前記センタフェイス通風路を閉じる一方で、前記センタフェイス通風路の両側に位置する前記サイドフェイス通風路を開くことを特徴とする空気調和装置。 - 請求項1に記載の空気調和装置において、
前記第2ドア本体に一体的に設けられ、前記1段シール状態の時に前記第2枠状部に接触することなく前記第2吹出口を開放し、前記2段シール状態の時に前記第2枠状部に接触して前記第2吹出口を閉塞する可撓性の第2シール部材を備えたことを特徴とする空気調和装置。 - 請求項1または請求項2に記載の空気調和装置において、
前記第1ドア本体による前記センタフェイス通風路の閉塞位置と前記第2ドア本体による前記サイドフェイス通風路の閉塞位置とが略同一平面上にあり、
前記第1ドア本体の前記シャフトへの取付角度と前記第2ドア本体の前記シャフトへの取付角度とがずれていることを特徴とする空気調和装置。
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