JP3752371B2 - ダイヤフラムスプリング及びクラッチカバー組立体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、クラッチカバーとともに駆動側の部材に装着され、レリーズ部材に連動して被駆動部材をプレッシャープレートを介して駆動部材に押圧するクラッチカバー組立体のダイヤフラムスプリング、及びクラッチカバー組立体に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般にクラッチ装置は、フライホイールにクラッチディスクを押圧したり、その押圧を解除したりするために、クラッチカバー組立体を備えている。クラッチカバー組立体は、クラッチディスクをフライホイールとの間で挟持するためのプレッシャープレートと、このプレッシャープレートをクラッチディスクに対して付勢するためのダイヤフラムスプリング又はコイルスプリングとを有しており、これらはフライホイールに固定されるクラッチカバー内に収納される。
【0003】
例えば、プッシュ式のクラッチカバー組立体において、ダイヤフラムスプリングは、クラッチカバーに支えられる支持部を支点として、支持部の外周側に形成される押圧部がプレッシャープレートを押圧する。また、支持部から内周側に延びるレバー部の先端(内周)部にはレリーズ部材が当接する。このレリーズ部材をエンジン側に移動させることにより、支持部を支点として押圧部がトランスミッション側に引き上げられ、プレッシャープレートへの押圧が解除される。
【0004】
また、プル式のクラッチカバー組立体において、ダイヤフラムスプリングは、クラッチカバーに支えられる支持部を支点として、支持部の内周側に形成される押圧部がプレッシャープレートを押圧する。また、押圧部から内周側に延びるレバー部の先端(内周)部にはレリーズ部材が当接する。このレリーズ部材をトランスミッション側に移動させることにより、押圧部がトランスミッション側に引き上げられ、プレッシャープレートへの押圧が解除される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
クラッチ装置の動作において、クラッチのオン・オフの動作は、レリーズ部材の動きに対して忠実に追随することが望ましい。
【0006】
しかし、上記のようなクラッチカバー組立体を用いたクラッチ装置においては、ダイヤフラムスプリングの弾性変形がクラッチカバーの弾性変形とともにレリーズ部材の動きに対する追随性の低下の大きな要因となっている。すなわち、レリーズ部材の移動によりダイヤフラムスプリングを介してプレッシャープレートを移動させる際に、ダイヤフラムスプリングやクラッチカバーが弾性変形するため、レリーズ部材の移動からプレッシャープレートの移動までの間にタイムロスが発生している。
【0007】
このレリーズ部材の動きに対するクラッチ装置の追随性を向上するために、ダイヤフラムスプリングやクラッチカバーの板厚を厚くする等の対策の他に、板厚増加による重量アップを避けるため、例えばダイヤフラムスプリングにリブを設けて剛性アップを図る対策がなされている。このダイヤフラムスプリング91のリブ92aの一例を図14〜図16に示す。リブ92aは、ダイヤフラムスプリング91のレバー部92の中央部分において径方向に延びており、レリーズベアリング(レリーズ部材)99はレバー部92の内周側先端部分に当接している。但し、リブ92aはレバー部92の径方向全体に渡って形成されているわけではなく、レバー部92の先端部分については、レリーズベアリング99を当接させる平面部分が必要となるため、リブ形成等の加工がされずに平面のまま残されている。
【0008】
しかしながら、レリーズ部材の動きに対するクラッチ装置のより高い追随性が求められており、また、従来の追随性を低下させることなくクラッチペダル踏力を小さくすることが望まれる。
【0009】
本発明の課題は、ダイヤフラムスプリングのレバー部の剛性を向上させることにより、レリーズ部材の動きに対するクラッチ装置の追随性を向上させる、あるいはレリーズ部材の動きに対するクラッチ装置の追随性を低下させずにレバー部を長くしてクラッチ装置のレリーズ荷重を小さくすることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載のダイヤフラムスプリングは、クラッチカバーとともに駆動側の部材に装着され、レリーズ部材に連動して被駆動部材を、プレッシャープレートを介して駆動部材に押圧するクラッチカバー組立体のダイヤフラムスプリングであって、支持部と、押圧部と、複数のレバー部とを備えている。支持部はクラッチカバーに支持される。押圧部は、支持部の外周側に形成される部分であり、プレッシャープレートを被駆動部材に対して押圧する。レバー部は、支持部から内周側に延びており、内周側先端部がレリーズ部材と当接する。このレバー部にはリブが形成されている。リブは、レバー部の内周側先端まで続いて径方向に延びるもので、内周側先端部の円周方向の幅よりも広い幅を有している。そして、レバー部には、リブの形成によりリブの形成されていない部分から盛り上がった平面部分が形成され、この平面部分にレリーズ部材が当接する。
【0011】
従来のダイヤフラムスプリングでは、レバー部の中央部分を盛り上げるようなリブが形成されているが、レバー部の径方向全体に渡ってリブが形成されてはいない。特に、レバー部の先端部分については、レリーズ部材を当接させる平面部分が必要となるため、リブ形成等の加工がされずに平面のまま残されている。
【0012】
本請求項に記載の発明では、リブをレバー部の内周側先端まで続くように形成し、レリーズ部材をレバー部のうちリブの形成により盛り上がった部分に当接させている。このようにレバー部の内周側先端までリブを形成することにより、他の構造が同様である従来のダイヤフラムスプリングに較べてレバー部の曲げ剛性を大きく設定することができる。したがって、レバー部の単位荷重当たりの弾性変形量が小さくなってレリーズ部材の動きに対するダイヤフラムスプリングの押圧部の動きのタイムロスが減少し、レリーズ部材の動きに対するクラッチ装置の追随性が向上する。また、ダイヤフラムスプリングのレバー部を長くしても同等の曲げ剛性を確保することが可能となるため、レリーズ部材の動きに対するクラッチ装置の追随性を低下させずに、レバー比を大きくとることができクラッチ装置のレリーズ荷重を小さくすることができ、クラッチペダル踏力を小さくすることができる。
【0013】
なお、レバー部に形成されるリブは、頂上が平面となるリブであってもよいし、断面がアーチ形状となるリブであってもよい。但し、断面がアーチ形状となるリブを形成する場合においても、レリーズ部材が接する面は平面であることが望ましい。
【0014】
請求項2に記載のダイヤフラムスプリングは、クラッチカバーとともに駆動側の部材に装着され、レリーズ部材に連動して被駆動部材を、プレッシャープレートを介して駆動部材に押圧するクラッチカバー組立体のダイヤフラムスプリングであって、支持部と、押圧部と、複数のレバー部とを備えている。支持部はクラッチカバーに支持される。押圧部は、支持部の外周側に形成される部分であって、プレッシャープレートを被駆動部材に対して押圧する。複数のレバー部は、それぞれ内周レバー部と外周レバー部とを有しており、支持部から内周側に延びている。レバー部の内周レバー部の内周側先端はレリーズ部材と当接する。レバー部の外周レバー部は、レバー部の内周レバー部の外周端と支持部とを結んでおり、円周方向の幅がレバー部の内周レバー部の外周端の円周方向の幅よりも狭い。レバー部の内周レバー部のうち円周方向の両端部は折り曲げられている。また、レバー部には、レバー部の内周側先端まで続いて径方向に延びるとともに内周側先端部の円周方向の幅よりも広い幅を有するリブが形成されている。そしてレバー部には、リブの形成によりリブの形成されていない部分から盛り上がった平面部分が形成され、平面部分にレリーズ部材が当接する。
【0015】
また、一般に、ダイヤフラムスプリングのレバー部は、クラッチカバーにダイヤフラムスプリングを支持する支持機構との干渉を避けるため円周方向の幅が狭くなっている外周レバー部と、外周レバー部から内周側に延びる内周レバー部とから構成されることが多い。このような構造の場合、内周レバー部は隣接する他の内周レバー部と干渉しない範囲で広く円周方向の幅が設定されるので、必然的に内周レバー部の外周部分の円周方向の幅は外周レバー部の円周方向の幅よりも大きくなる。
【0016】
このような構造を有する従来のダイヤフラムスプリングでは、内周レバー部の外周部分のうち外周レバー部の円周方向の幅よりも広くなっている部分については、剛性を向上さ せるための工夫は特になされていない。
【0017】
そこで、本請求項に記載の発明では、内周レバー部のうち円周方向の両端部を折り曲げるような加工を施している。このため、他の構造が同様である従来のダイヤフラムスプリングに較べてレバー部の曲げ剛性を大きく設定することができる。したがって、レバー部の単位荷重当たりの弾性変形量が小さくなってレリーズ部材の動きに対するダイヤフラムスプリングの押圧部の動きのタイムロスが減少し、レリーズ部材の動きに対するクラッチ装置の追随性が向上する。また、ダイヤフラムスプリングのレバー部を長くしても同等の曲げ剛性を確保することが可能となるため、レリーズ部材の動きに対するクラッチ装置の追随性を低下させずに、レバー比を大きくとることができクラッチ装置のレリーズ荷重を小さくすることができ、クラッチペダル踏力を小さくすることができる。
【0018】
請求項3に記載のダイヤフラムスプリングは、クラッチカバーとともに駆動側の部材に装着され、レリーズ部材に連動して被駆動部材を、プレッシャープレートを介して駆動部材に押圧するクラッチカバー組立体のダイヤフラムスプリングであって、支持部と、押圧部と、複数のレバー部とを備えている。支持部はクラッチカバーに支持される。押圧部は、支持部の内周側に形成される部分であり、プレッシャープレートを被駆動部材に対して押圧する。レバー部は、押圧部から内周側に延びており、内周側先端部がレリーズ部材と当接する。このレバー部にはリブが形成されている。リブは、レバー部の内周側先端まで続いて径方向に延びるとともに内周側先端部の円周方向の幅よりも広い幅を有する。そして、レバー部には、リブの形成によりリブの形成されていない部分から盛り上がった平面部分が形成され、平面部分にレリーズ部材が当接する。
【0019】
従来のダイヤフラムスプリングでは、レバー部の中央部分を盛り上げるようなリブが形成されているが、レバー部の径方向全体に渡ってリブが形成されてはいない。特に、レバー部の先端部分については、レリーズ部材を当接させる平面部分が必要となるため、リブ形成等の加工がされずに平面のまま残されている。
【0020】
本請求項に記載の発明では、リブをレバー部の内周側先端まで続くように形成し、レリーズ部材をレバー部のうちリブの形成により盛り上がった部分に当接させている。このようにレバー部の内周側先端までリブを形成することにより、他の構造が同様である従来のダイヤフラムスプリングに較べてレバー部の曲げ剛性を大きく設定することができる。したがって、レバー部の単位荷重当たりの弾性変形量が小さくなってレリーズ部材の動きに対するダイヤフラムスプリングの押圧部の動きのタイムロスが減少し、レリーズ部材の動きに対するクラッチ装置の追随性が向上する。また、ダイヤフラムスプリングのレバー部を長くしても同等の曲げ剛性を確保することが可能となるため、レリーズ部材の動きに対するクラッチ装置の追随性を低下させずに、レバー比を大きくとることができクラッチ装置のレリーズ荷重を小さくすることができ、クラッチペダル踏力を小さくすることができる。
【0021】
なお、レバー部に形成されるリブは、頂上が平面となるリブであってもよいし、断面がアーチ形状となるリブであってもよい。但し、断面がアーチ形状となるリブを形成する場合においても、レリーズ部材が接する面は平面であることが望ましい。
【0022】
請求項4に記載のダイヤフラムスプリングは、クラッチカバーとともに駆動側の部材に装着され、レリーズ部材に連動して被駆動部材を、プレッシャープレートを介して駆動部材に押圧するクラッチカバー組立体のダイヤフラムスプリングであって、支持部と、押圧部と、複数のレバー部とを備えている。支持部はクラッチカバーに支持される。押圧部は、支持部の内周側に形成される部分であって、プレッシャープレートを被駆動部材に対して押圧する。複数のレバー部は、それぞれ内周レバー部と外周レバー部とを有しており、押圧部から内周側に延びている。レバー部の内周レバー部の内周側先端はレリーズ部材と当接する。レバー部の外周レバー部は、レバー部の内周レバー部の外周端と支持部とを結んでおり、円周方向の幅がレバー部の内周レバー部の外周端の円周方向の幅よりも狭い。レバー部の内周レバー部のうち円周方向の両端部は折り曲げられている。また、レバー部には、レバー部の内周側先端まで続いて径方向に延びるとともに内周側先端部の円周方向の幅よりも広い幅を有するリブが形成されている。そして、レバー部には、リブの形成によりリブの形成されていない部分から盛り上がった平面部分が形成され、平面部分にレリーズ部材が当接する。
【0023】
請求項5に記載のクラッチカバー組立体は、被駆動部材の駆動部材への押し付けまたは押し付け解除を行うためのクラッチカバー組立体であって、クラッチカバーと、プレッシャープレートと、ダイヤフラムスプリングとを備えている。クラッチカバーは駆動部材に固定される。プレッシャープレートは、クラッチカバーの内周側に配置されており、クラッチカバーに対して相対回転不能かつ軸O−O方向に移動自在である。ダイヤフラムスプリングは、請求項1から4のいずれかに記載のものであって、クラッチカバーに支持される。
【0024】
【発明の実施の形態】
[第1実施形態]
図1に示すクラッチカバー組立体1は、クラッチディスク組立体(被駆動部材)の摩擦部材51をフライホイール(駆動部材)50に押しつけてクラッチを連結し、あるいは押し付けを解除してクラッチを切断するためのクラッチ装置を構成する主要な組立体の1つである。図1に示すクラッチカバー組立体1は、プッシュ式のクラッチ装置用のものであって、主として、クラッチカバー2と、プレッシャープレート3と、ダイヤフラムスプリング4とから構成されている。
【0025】
クラッチカバー2は、概ね皿形状のプレート部材であり、外周部が例えばボルトによりフライホイール50に固定される。クラッチカバー2の中心には、大径の孔が形成されている。クラッチカバー2の内周部には円周方向に複数のタグ2aが設けられ、タグ2aはフライホイール50の側(図1の左側。以下、エンジン側という)に折り曲げられている。このタグ2aの先端部2bは、ワイヤリング20、ダイヤフラムスプリング4及びワイヤリング21を組み込んだ後に、径方向外側に向かって折り曲げられる。このようにして、タグ2aがダイヤフラムスプリング4を支持している。
【0026】
プレッシャープレート3は、フライホイール50に対向する側に押圧面3aが形成された環状の部材である。押圧面3aとフライホイール50との間には、クラッチディスク組立体の摩擦部材51が配置される。また、プレッシャープレート3には、押圧面3aと反対側に軸O−O方向に突出する突出部3bが形成されている。このプレッシャープレート3は、外周側に突出する複数の連結用突出部3cを有しており、その連結用突出部3cにストラッププレート6の一端がリベット7によって固定されている。ストラッププレート6は、プレッシャープレート3の接線方向に延びており、他端はクラッチカバー2に固定されている。すなわち、プレッシャープレート3は、クラッチカバー2に対して相対回転不能に且つ軸O−O方向移動可能に装着された状態となる。なお、ストラッププレート6の付勢力により、プレッシャープレート3はフライホイール50から離れる方向に付勢されている。
【0027】
ダイヤフラムスプリング4は、プレッシャープレート3とクラッチカバー2との間に配置される円板状の部材であって、クラッチカバー2に支持されている。このダイヤフラムスプリング4は、押圧部11と、押圧部11の内周側の支持部12と、支持部12から径方向内側に延びる複数のレバー部13とから構成されている。また、ダイヤフラムスプリング4は、レバー部13間がスリットになっており、これらのスリットの外周部には概ね台形形状の孔4aが形成されている。
【0028】
押圧部11の外周部分はプレッシャープレート3の突出部3bに当接している(図1参照)。
【0029】
支持部12は、ワイヤリング20及び21を介して、クラッチカバー2のタグ2aに支持されている。
【0030】
レバー部13は、外周側の外周レバー部13aと内周側の内周レバー部13bとから成り、円周方向中央部分には外周レバー部13a及び内周レバー部13bに渡ってリブ13cが形成されている。
【0031】
外周レバー部13aは、レバー部13のうち隣接する孔4a間に挟まれた部分であって、支持部12と隣接している。
【0032】
内周レバー部13bは、レバー部13のうち外周レバー部13aから内周側に延びる部分であり、先端にいくほど幅が狭くなっている。この内周レバー部13bの先端部分(内周端部分)が先端部13eであり、先端部13eにはレリーズ部材52が当接する。
【0033】
リブ13cは、外周レバー部13a及び内周レバー部13bの円周方向のほぼ中央部分に形成されており、径方向に延びるものである。リブ13cの円周方向の幅は、外周レバー部13aの円周方向の幅よりも若干小さい。
【0034】
なお、先端部13eは、図3及び図4に示すように、リブ13cのうちリブ13の形成されていない外周レバー部13a及びリブ13の形成されていない内周レバー部13bと軸O−O方向の位置が異なる盛り上がり部13d上にある。
【0035】
このように、ここでは、リブ13cの盛り上がり部13dがレバー部13の内周端まで続いている。
【0036】
ワイヤリング20、ダイヤフラムスプリング4の押圧部11の内周部及びワイヤリング21は、タグ2aの先端部2bとクラッチカバー2の内周部との間に挟持されている。これにより、ダイヤフラムスプリング4はクラッチカバー2に支持される。
【0037】
次に、クラッチカバー組立体1の作用について説明する。
このクラッチカバー組立体1は、クラッチ連結状態では、ダイヤフラムスプリング4によってプレッシャープレート3がフライホイール50との間にクラッチディスク組立体の摩擦部材51を押圧している。これによって、フライホイール50と摩擦部材51とが圧接し、フライホイール50からのトルクがクラッチディスク組立体に伝達される。レリーズ時においてこの押圧を解除する時には、レリーズ部材52によってダイヤフラムスプリング4のレバー部13の先端をエンジン側に移動させ、ワイヤリング21を支点としてダイヤフラムスプリング4の押圧部11の外周部分をエンジン側と逆側(図1の右側。以下、トランスミッション側という。)に移動させる。すると、ストラッププレート6の付勢力によってプレッシャープレート3もトランスミッション側に移動する。これにより、フライホイール50との間に挟持されていたクラッチディスク組立体の摩擦部材51がフライホイール50及びプレッシャープレート3と離接し、トルクの伝達が切断される。
【0038】
従来のダイヤフラムスプリングでは、レバー部の中央部分を盛り上げるようなリブが形成されてはいるが、レバー部の径方向全体に渡ってリブが形成されてはいない。特に、レバー部の先端部分については、レリーズ部材を当接させる平面部分が必要となるため、リブ形成等の加工がされずに平面のまま残されている。
【0039】
本実施形態のダイヤフラムスプリング4では、リブ13cをレバー部13の内周側先端まで続くように形成し、レリーズ部材52をリブ13cの形成により盛り上がった盛り上がり部13d上の先端部13eに当接させている。これにより、他の構造が同様である従来のダイヤフラムスプリングに較べてレバー部13の曲げ剛性が大きくなっている。
【0040】
したがって、レバー部13の単位荷重当たりの曲げ変形量が小さくなり、レリーズ部材52の動きに対するダイヤフラムスプリング4の押圧部11の動きのタイムロスが減少し、レリーズ部材52の動きに対するクラッチ装置の追随性が向上する。
【0041】
また、ダイヤフラムスプリング4のレバー部13を長くしても同等の曲げ剛性を確保することが可能となるため、レリーズ部材52の動きに対するクラッチ装置の追随性を低下させずに、レバー比を大きくとることができクラッチ装置のレリーズ荷重を小さくすることができ、クラッチペダル踏力を小さくすることができる。
【0042】
なお、ここではレバー部13に頂上が平面となるリブ13cを形成しているが(図5参照)、リブ13cの代わりに断面がアーチ形状となるリブを形成してもよい。但し、断面がアーチ形状となるリブを形成する場合においても、レリーズ部材52が当接する面は平面であることが望ましい。
【0043】
[参考例1]
この例においては、上記第1実施形態の図3から図5に示すダイヤフラムスプリング4の代わりに、図6から図8に示すダイヤフラムスプリング4を採用する。なお、以降の説明において第1実施形態と同一又は同様な部材の符号は同一符号を付すものとする。
【0044】
この例のダイヤフラムスプリング4は、押圧部11と、押圧部11の内周側の支持部12と、支持部12から径方向内側に延びる複数のレバー部13とから構成されている。また、ダイヤフラムスプリング4は、レバー部13間がスリットになっており、これらのスリットの外周部には概ね台形形状の孔4aが形成されている。
【0045】
レバー部13は、外周側の外周レバー部13aと内周側の内周レバー部13bとから成り、円周方向の両端部分が折り曲げられている形状である。
【0046】
外周レバー部13aは、レバー部13のうち隣接する孔4a間に挟まれた部分であって、支持部12と隣接している。
【0047】
内周レバー部13bは、レバー部13のうち外周レバー部13aから内周側に延びる部分であり、先端にいくほど幅が狭くなっている。この内周レバー部13bの先端部分(内周端部分)にはレリーズ部材52が当接する。内周レバー部13bの外周部分の円周方向の幅は、外周レバー部13aの円周方向の幅よりも大きくなっている。この内周レバー部13bの外周部分の円周方向の両端部分は図7及び図8に示すように折り曲げられており、これにより、それぞれの内周レバー部13bには2つの折り曲げ部13fが形成されることとなる。
【0048】
他の構成については、第1実施形態と同様である。従来のダイヤフラムスプリングでは、内周レバー部の外周部分のうち外周レバー部の円周方向の幅よりも広くなっている部分については、剛性を向上させるための工夫は特になされていない。
【0049】
この例のダイヤフラムスプリング4では、内周レバー部13bのうち円周方向の両端部分を折り曲げて折り曲げ部13fを形成するような加工を施している。このため、他の構造が同様である従来のダイヤフラムスプリングに較べて内周レバー部13bの曲げ剛性が大きくなる。したがって、レバー部13の単位荷重当たりの曲げ変形量が小さくなり、レリーズ部材52の動きに対するダイヤフラムスプリング4の押圧部11の動きのタイムロスが減少し、レリーズ部材52の動きに対するクラッチ装置の追随性が向上する。
【0050】
[第2実施形態]
本実施形態においては、上記第1実施形態の図3から図5に示すダイヤフラムスプリング4に、上記参考例1の図6から図8に示すダイヤフラムスプリング4において採用した折り曲げ部13fを更に形成させたダイヤフラムスプリング4を採用する。本実施形態のダイヤフラムスプリング4を図9から図11に示す。
【0051】
本実施形態のダイヤフラムスプリング4のレバー部13には、図9から図11に示すように、リブ13cに加えて折り曲げ部13fが形成されている。これによって、上記第1実施形態又は参考例1のレバー部13に較べて、よりレバー部13の曲げ剛性が大きくなっている。
【0052】
[第3実施形態]上記第1及び第2実施形態に記載のダイヤフラムスプリングはプッシュ式のクラッチ装置用のクラッチカバー組立体1に使用されるものであるが、レバー部13にリブ13cや折り曲げ部13fを形成するという本発明はプル式のクラッチ装置用のクラッチカバー組立体に対しても採用することもできる。なお、以降の説明において第1実施形態と同一又は同様な部材の符号は同一符号を付すものとする。
【0053】
図12に示すクラッチカバー組立体31は、プル式のクラッチ装置用のものであって、主として、クラッチカバー2と、プレッシャープレート3と、ダイヤフラムスプリング8とから構成されている。
【0054】
クラッチカバー2は、概ね皿形状のプレート部材であり、外周部が例えばボルトによりフライホイール50に固定される。
【0055】
プレッシャープレート3は、フライホイール50に対向する側に押圧面3aが形成された環状の部材である。プレッシャープレート3には、押圧面3aと反対側に軸O−O方向に突出する突出部3bが形成されている。
【0056】
ダイヤフラムスプリング8は、プレッシャープレート3とクラッチカバー2との間に配置される円板状の部材であって、クラッチカバー2にワイヤリング40を介して支持される。このダイヤフラムスプリング8は、支持部81と、支持部81の内周側の押圧部82と、押圧部82から径方向内側に延びる複数のレバー部13とから構成されている。また、ダイヤフラムスプリング8は、レバー部13間がスリットになっており、これらのスリットの外周部には概ね台形形状の孔4aが形成されている。
【0057】
支持部81は、ワイヤリング40を介してクラッチカバー2に支持されており(図12参照)、トランスミッション側への移動が規制される。
【0058】
押圧部82は、エンジン側の面がプレッシャープレート3の突出部3bに当接しており、トランスミッション側の面がクリップ41の先端と当接している。クリップ41は、ボルト42によりプレッシャープレート3に固定されており、ダイヤフラムスプリング8の押圧部82とプレッシャープレート3との軸O−O方向に沿った相対移動を規制する。
【0059】
レバー部13の構成については、第1実施形態と同様である。但し、第1実施形態においては先端部13eにトランスミッション側からレリーズ部材52が当接しているのに対し、本実施形態においては先端部13eにエンジン側からレリーズ部材53が当接している。他の構成については、第1実施形態と同様である。
【0060】
次に、クラッチカバー組立体31の作用について説明する。
このクラッチカバー組立体31は、クラッチ連結状態では、ダイヤフラムスプリング8によってプレッシャープレート3がフライホイール50との間にクラッチディスク組立体の摩擦部材51を押圧する。これによって、フライホイール50と摩擦部材51とが圧接し、フライホイール50からのトルクがクラッチディスク組立体に伝達される。レリーズ時においてこの押圧を解除する時には、レリーズ部材53によってダイヤフラムスプリング8のレバー部13の先端をトランスミッション側に移動させ、ワイヤリング40を支点としてダイヤフラムスプリング8の押圧部82をトランスミッション側に移動させる。すると、クリップ41に引っ張られてプレッシャープレート3もトランスミッション側に移動する。これにより、フライホイール50との間に挟持されていたクラッチディスク組立体の摩擦部材51がフライホイール50及びプレッシャープレート3と離接し、トルクの伝達が切断される。
【0061】
本実施形態に記載のダイヤフラムスプリング8にリブ13cを形成したことによる効果については、第1実施形態と同様である。
【0062】
[参考例2]
上記第3実施形態の図12及び図13に示すダイヤフラムスプリング8のレバー部13の代わりに、図6から図8に示すようなレバー部13の構造を採用することもできる。このレバー部13の構造については、上記参考例1と同様である。
【0063】
この例においても、内周レバー部13bのうち円周方向の両端部分を折り曲げて折り曲げ部13fを形成するような加工を施しているため、他の構造が同様である従来のダイヤフラムスプリングに較べて内周レバー部13bの曲げ剛性が大きくなる。したがって、レバー部13の単位荷重当たりの曲げ変形量が小さくなり、レリーズ部材53の動きに対するダイヤフラムスプリング4の押圧部11の動きのタイムロスが減少し、レリーズ部材53の動きに対するクラッチ装置の追随性が向上する。
【0064】
[第4実施形態]
上記第3実施形態の図12及び図13に示すダイヤフラムスプリング8のレバー部13の代わりに、図9から図11に示すようなレバー部13の構造を採用することもできる。このレバー部13の構造については、上記第2実施形態と同様である。
【0065】
本実施形態のレバー部13には、リブ13cに加えて折り曲げ部13fが形成されている。これによって、よりレバー部13の曲げ剛性が大きくなっている。
【0066】
【発明の効果】
本発明では、レバー部のリブを内周側の先端まで続くように形成していることにより、あるいはこれと併せてレバー部の内周レバー部のうち円周方向両端部を折り曲げることによってレバー部の剛性を高めているので、レリーズ部材の動きに対するクラッチ装置の追随性が向上する、あるいはレリーズ部材の動きに対するクラッチ装置の追随性を低下させずにレバー部を長くしてクラッチ装置のレリーズ荷重を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態によるクラッチカバー組立体を含むクラッチ装置の縦断面図。
【図2】第1実施形態のダイヤフラムスプリングの平面図。
【図3】第1実施形態のダイヤフラムスプリングの部分拡大図。
【図4】図3のIV−IV矢視図。
【図5】図4のV−V断面図。
【図6】参考例1のダイヤフラムスプリングの部分拡大図。
【図7】図6のVII −VII 矢視図。
【図8】図7のVIII−VIII断面図。
【図9】第2実施形態のダイヤフラムスプリングの部分拡大図。
【図10】図9のX−X矢視図。
【図11】図10のXI−XI断面図。
【図12】本発明の第3実施形態によるクラッチカバー組立体を含むクラッチ装置の縦断面図。
【図13】第3実施形態のダイヤフラムスプリングの部分拡大図。
【図14】従来のダイヤフラムスプリングの部分拡大図。
【図15】図14のXV−XV矢視図。
【図16】図15のXVI −XVI 断面図。
【符号の説明】
1 クラッチカバー組立体
2 クラッチカバー
3 プレッシャープレート
4,8 ダイヤフラムスプリング
11,82 押圧部
12,81 支持部
13 レバー部
13a 外周レバー部
13b 内周レバー部
13c リブ
13f 折り曲げ部
50 フライホイール(駆動部材)
51 クラッチディスク(被駆動部材)
52,53 レリーズ部材
Claims (5)
- クラッチカバーとともに駆動側の部材に装着され、レリーズ部材に連動して被駆動部材を、プレッシャープレートを介して駆動部材に押圧するクラッチカバー組立体のダイヤフラムスプリングであって、
前記クラッチカバーに支持される支持部と、
前記支持部の外周側に形成され、前記プレッシャープレートを前記被駆動部材に対して押圧する押圧部と、
前記支持部から内周側に延び、内周側先端部が前記レリーズ部材と当接する複数のレバー部と、
を備え、
前記レバー部には、前記レバー部の内周側先端まで続いて径方向に延びるとともに前記内周側先端部の円周方向の幅よりも広い幅を有するリブが形成されており、
前記レバー部には、前記リブの形成により前記リブの形成されていない部分から盛り上がった平面部分が形成され、前記平面部分に前記レリーズ部材が当接する、
ダイヤフラムスプリング。 - クラッチカバーとともに駆動側の部材に装着され、レリーズ部材に連動して被駆動部材を、プレッシャープレートを介して駆動部材に押圧するクラッチカバー組立体のダイヤフラムスプリングであって、
前記クラッチカバーに支持される支持部と、
前記支持部の外周側に形成され、前記プレッシャープレートを前記被駆動部材に対して押圧する押圧部と、
内周側先端が前記レリーズ部材と当接する内周レバー部と、前記内周レバー部の外周端の円周方向の幅よりも狭い円周方向の幅のものであって前記内周レバー部の外周端と前記支持部とを結ぶ外周レバー部とを有し、前記支持部から内周側に延びる複数のレバー部と、
を備え、
前記レバー部の内周レバー部のうち円周方向の両端部が折り曲げられており、前記レバー部には、前記レバー部の内周側先端まで続いて径方向に延びるとともに前記内周側先端部の円周方向の幅よりも広い幅を有するリブが形成されており、
前記レバー部には、前記リブの形成により前記リブの形成されていない部分から盛り上がった平面部分が形成され、前記平面部分に前記レリーズ部材が当接する、
ダイヤフラムスプリング。 - クラッチカバーとともに駆動側の部材に装着され、レリーズ部材に連動して被駆動部材を、プレッシャープレートを介して駆動部材に押圧するクラッチカバー組立体のダイヤフラムスプリングであって、
前記クラッチカバーに支持される支持部と、
前記支持部の内周側に形成され、前記プレッシャープレートを前記被駆動部材に対して押圧する押圧部と、
前記押圧部から内周側に延び、内周側先端部が前記レリーズ部材と当接する複数のレバー部と、
を備え、
前記レバー部の内周レバー部のうち円周方向の両端部が折り曲げられており、
前記レバー部には、前記レバー部の内周側先端まで続いて径方向に延びるとともに前記内周側先端部の円周方向の幅よりも広い幅を有するリブが形成されており、
前記レバー部には、前記リブの形成により前記リブの形成されていない部分から盛り上がった平面部分が形成され、前記平面部分に前記レリーズ部材が当接する、
ダイヤフラムスプリング。 - クラッチカバーとともに駆動側の部材に装着され、レリーズ部材に連動して被駆動部材を、プレッシャープレートを介して駆動部材に押圧するクラッチカバー組立体のダイヤフラムスプリングであって、
前記クラッチカバーに支持される支持部と、
前記支持部の内周側に形成され、前記プレッシャープレートを前記被駆動部材に対して押圧する押圧部と、
内周側先端が前記レリーズ部材と当接する内周レバー部と、前記内周レバー部の外周端の円周方向の幅よりも狭い円周方向の幅のものであって前記内周レバー部の外周端と前記支持部とを結ぶ外周レバー部とを有し、前記押圧部から内周側に延びる複数のレバー部と、
を備え、
前記レバー部の内周レバー部のうち円周方向の両端部が折り曲げられており、
前記レバー部には、前記レバー部の内周側先端まで続いて径方向に延びるとともに前記内周側先端部の円周方向の幅よりも広い幅を有するリブが形成されており、
前記レバー部には、前記リブの形成により前記リブの形成されていない部分から盛り上がった平面部分が形成され、前記平面部分に前記レリーズ部材が当接する、
ダイヤフラムスプリング。 - 被駆動部材の駆動部材への押し付けまたは押し付け解除を行うためのクラッチカバー組立体であって、
前記駆動部材に固定されるクラッチカバーと、
前記クラッチカバーの内周側に前記クラッチカバーに対して相対回転不能にかつ軸方向に移動自在に配置されたプレッシャープレートと、
前記クラッチカバーに支持される請求項1から4のいずれかに記載のダイヤフラムスプリングと、
を備えたクラッチカバー組立体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29916397A JP3752371B2 (ja) | 1997-10-30 | 1997-10-30 | ダイヤフラムスプリング及びクラッチカバー組立体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29916397A JP3752371B2 (ja) | 1997-10-30 | 1997-10-30 | ダイヤフラムスプリング及びクラッチカバー組立体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11132251A JPH11132251A (ja) | 1999-05-18 |
JP3752371B2 true JP3752371B2 (ja) | 2006-03-08 |
Family
ID=17868952
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29916397A Expired - Lifetime JP3752371B2 (ja) | 1997-10-30 | 1997-10-30 | ダイヤフラムスプリング及びクラッチカバー組立体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3752371B2 (ja) |
-
1997
- 1997-10-30 JP JP29916397A patent/JP3752371B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11132251A (ja) | 1999-05-18 |
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