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JP3747902B2 - 内燃機関の冷却システム - Google Patents

内燃機関の冷却システム Download PDF

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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、車両に搭載されるエンジン等の内燃機関を冷却液で冷却する内燃機関の冷却システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般にキャブオーバー型の車両においては、車体前部のキャブフロアの下にエンジンが搭載されている。そして従来においては、そのエンジンを冷却液で冷却する冷却システムとして、部品コストや車両に対するリヤボディ架装性等を重視してリザーブタンク方式が採用されることが多い。
リザーブタンク方式にあっては、リザーブタンクを配置させるレベル位置の規制は特になく、したがってリヤボディの架装性を考慮してリザーブタンクを例えばキャブのフロントパネル側に自由に設置することが可能である。
【0003】
しかし、このリザーブタンク方式においては、エンジン動作中に冷却液中から気体(蒸気)を分離させる気液分離に時間がかかり、また冷却液を循環させるウォータポンプの高回転時にポンプ入口部での圧力低下やキャビテーションの発生による流量減少が生じやすく、このため最近ではサージタンク方式が採用されることが多くなってきている。
【0004】
このサージタンク方式の場合、サージタンクはエンジン(ウォータジャケット)の最上部より上方のレベル位置に配置させる必要がある。したがって、リヤボディの架装性を考慮してサージタンクを車両のフロントパネルの内側に設けるようにすると、エンジンの上部とサージタンクとを繋ぐエア抜き配管をキャブフロアの床形状の関係で下に凸となるほぼU字形状に屈曲させる必要がある。
【0005】
すなわち、キャブフロアの前部側は、エンジンとサージタンクとの間の空間部下方に段差状に落ち込んでエンジンの上部より下方に位置する足踏み部となっており、したがって前記エア抜き配管はその足踏み部との機械的な干渉を避けるために足踏み部の下側を通るほぼU字形状に屈曲せざるを得ない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
冷却液の交換時には、まずラジエータのドレンコックを開いてエンジン(ウォータジャケット)およびラジエータ内から冷却液を流出させて抜き取るわけであるが、しかしこの際、前記エア抜き配管がほぼU字状に屈曲していると、そのU字状の谷部に冷却液が滞留して残ってしまう。
【0007】
冷却液の抜き取り後には、ドレンコックを閉じ、サージタンクの注入口から冷却液をメークアップラインを通してエンジンおよびラジエータ内に注入する。この際、冷却液はエンジンの下層部から上層部に上昇するように補給され、これに応じてエンジン内のエアが前記エア抜き配管を通して外部に排出されるわけであるが、上述のようにその配管のU字状の谷部に冷却液が滞留して残っていると、エンジン内のエアを抜くことが困難となり、エンジン内に冷却液を充満させることができなくなり、冷却効率の大幅な低下を招いてしまう。
【0008】
この発明はこのような点に着目してなされたもので、その目的とするところは、エア抜き配管がキャブフロアの床形状等の関係からほぼU字状に屈曲する場合であっても、冷却液の抜き取り時にはそのエア抜き配管での冷却液の残留を確実に防止して、冷却液の注入時に冷却液の循環路内の全域に、エアを残すことなく冷却液を充満させることができる内燃機関の冷却システムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明による冷却システムは、内燃機関とラジエータとの間の循環路を冷却液が循環する。前記循環路の最上部より上方のレベルの位置にはサージタンクが設けられ、このサージタンクと前記循環路の上部との間がエア抜き配管を介して互いに連通され、このエア抜き配管の途中部が前記循環路の最上部より下方のレベルに位置している。前記エア抜き配管の最下部には、その下方に延びて前記ラジエータのドレン管に通じる分岐管が設けられ、この分岐管の途中に、前記循環路に冷却液が注入されるときのその液位の上昇で閉止され、前記ドレン管を通して前記循環路内の冷却液が外部に排出されたときに開放される弁機構が設けられている。
【0010】
前記循環路内から冷却液を抜き取った時には、前記弁機構が開放され、したがってエア抜き配管内の冷却液が前記弁機構を通して外部に排出される。そして冷却液の注入時には、冷却液の上昇に応じて前記弁機構が閉止され、エア抜き配管への冷却液の流入が防止される。そして冷却液の上昇に応じて前記循環路内のエアは前記エア抜き配管を通して外部に排出され、したがって前記循環路内の全域に冷却液が充満する。
【0011】
請求項2の発明においては、請求項1の冷却システムのサージタンクがその上部から導出するオーバーフロー管を備え、このオーバーフロー管に前記サージタンク内の圧力に応じて開閉動作するプレッシャバルブが設けられている。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
図1には、キャブオーバー型車両のシャーシフレームAの上に搭載された冷却システム1の構造を、図2には、その冷却システム1の冷却液回路の構成をそれぞれ示してある。
【0013】
シャーシフレームAの上には冷却システム1を覆うようにキャブBが設けられ、このキャブBはその後部を上方に押し上げて倒立させることができるようなっており、その押し上げにより冷却システム1の周辺部が開放される。
冷却システム1は、内燃機関としてのエンジン3およびその冷却用のラジエータ4を備え、前記エンジン3とラジエータ4が流出管5および流入管6により接続されて冷却液の循環路9が構成されている。
またエンジン3とラジエータ4との間にはファンシュラウド7で覆われた冷却ファン(図示せず)が設けられ、この冷却ファンがエンジン3により駆動されて回転し、ラジエータ4に向けて冷却風を送風するようになっている。
【0014】
エンジン3内には前記冷却ファンと連動して回転する図2に示すウォータポンプ8が設けられ、このウォータポンプ8の回転で循環路9内を冷却液が循環するようになっている。すなわち、ウォータポンプ8の回転でエンジン3内の冷却液が前記流出管5を通してラジエータ4内に流入するとともに、ラジエータ4内の冷却液が前記流入管6を通してエンジン3内に流入するように順次循環する。
【0015】
前記流出管5はエンジン3の上部とラジエータ4の上部との間を繋ぐように設けられ、前記流入管6はエンジン3の下部とラジエータ4の下部との間を繋ぐように設けられている。また、ラジエータ4の下端部にはドレン管10が接続され、このドレン管10にその開閉用のドレンコック11が設けられている。
【0016】
ラジエータ4の前方側上方部にはサージタンク15が設けられている。このサージタンク15は前記循環路9の最上部であるエンジン3の上部よりも上方のレベルで、かつキャブBのフロントパネルB1の内側に隣接する位置に設けられている。
【0017】
サージタンク15の下端部からはメークアップ配管16が導出され、このメークアップ配管16の導出側端部がエンジン3およびラジエータ4に連通するように、前記流入管6の途中に接続されている。
【0018】
また、前記循環路9の最上部であるエンジン3の上部からはエア抜き配管19が導出され、このエア抜き配管19の導出側端部がサージタンク15の側面上部に接続されている。
キャブB内のキャブフロアB2は、エンジン3の上に配置する座席設置部B2aと、この座席設置部B2aからその前方側に段差状に延びてエンジン3とサージタンク15との間の空間部内に落ち込むように配置する足踏み部B2bとからなる。
【0019】
前記エア抜き配管19は、前記キャブフロアB2における足踏み部B2bと機械的な干渉を避けるために、その足踏み部B2bの下側に沿うように下に凸となるほぼU字状に屈曲されている。
【0020】
そしてこのエア抜き配管19の途中の最下部から分岐管20が導出され、この分岐管20の導出側端部がエア抜き配管19の下方側に延びて前記ドレン管10に接続されている。
【0021】
分岐管20の途中には、エア抜き配管19の近くに位置して弁機構21が設けられている。この弁機構21は、図3に示すように、分岐管20の断面部に設けられた弁座22と、この弁座22の下方側における分岐管20内に遊動自在に設けられたボール状の弁体23とを備え、弁座22の中央部が流通孔22aとなっており、この流通孔22aの開口面に前記弁体23が接離することにより分岐管20内の通路が開閉されるようになっている。弁体23は冷却液より比重が小さい材料、例えば樹脂材料により形成されている。また、弁座22の下方側には弁体23の移動範囲を規制するピン24が設けられている。
【0022】
サージタンク15の上部には、キャブBのフロントパネルB1と対向する側面において注入口28が形成され、この注入口28にキャップ29が脱着可能に嵌着され、このキャップ29によりサージタンク15内が密閉されている。
【0023】
サージタンク15の上部からはオーバーフロー管30が導出され、このオーバーフロー管30はサージタンク15の上部からその下方に延びている。そしてこのオーバーフロー管30の途中にプレッシャバルブ31が取り付けられている。このプレッシャバルブ31は、加圧弁と負圧弁を備え、サージタンク15内がプレッシャバルブ31の設定圧と同圧のときには前記加圧弁および負圧弁が共に閉じ、サージタンク15内が設定圧より高い圧力となったときに前記加圧弁が開き、大気圧より低い圧力(負圧)となったときに前記負圧弁が開くようになっている。
【0024】
この冷却システム1内には、サージタンク15内での液面がエンジン3の上部より高いレベルFを保つように冷却液が満たされている。
【0025】
この状態でエンジン3が始動すると、ウォータポンプ8が回転し、このウォータポンプ8の回転で冷却液がエンジン3とラジエータ4との間を循環し、この冷却液によりエンジン3が冷却される。
【0026】
エンジン3との熱交換で高温となった冷却液の熱は冷却液がラジエータ4内を流通する間に放熱され、この放熱で冷却液の所定以上の温度上昇が抑えられる。冷却液の熱膨張分は、エンジン3からエア抜き配管19を通ってサージタンク15内に流入する。また、冷却液中に混入していた冷却システム1内の残存エアは冷却液がサージタンク15内に流入する際に、冷却液から分離してサージタンク15内に溜まる。
【0027】
サージタンク15内が冷却液の膨張分や気液分離した気体でプレッシャバルブ31の設定圧以上に上昇したときには、その圧力でプレッシャバルブ31の加圧弁が開き、サージタンク15内の気体や冷却液の膨張分がオーバーフロー管30を通して外部に排出される。
【0028】
サージタンク15内の冷却液がメークアップ配管16を通して流出することにより、サージタンク15内の冷却液の液面が低下し、この液面の低下でサージタンク15内が負圧になると、その負圧力でプレッシャバルブ31の負圧弁が開き、オーバーフロー管30を通して大気中の空気がサージタンク15内に流入し、これによりサージタンク15内が大気圧と同圧に保たれる。
【0029】
一方、冷却システム1内の冷却液を交換する場合には、まずサージタンク15の注入口28からキャップ29を取り外して注入口28を開放し、またドレンコック11を操作してドレン管10を開放する。
【0030】
ドレン管10の開放に応じてラジエータ4内の冷却液がドレン管10を通して外部に排出されるとともに、エンジン3内の冷却液が流入管6、ラジエータ4、ドレン管10を通して外部に排出され、さらにサージタンク15内の冷却液がメークアップ配管16、流入管6、ラジエータ4、ドレン管10を通して外部に排出される。
また、分岐管20内の冷却液がドレン管10を通して外部に排出される。この排出時には分岐管20内の冷却液の液面が低下し、この液面の低下と共に図3(b)に示すように、弁機構21の弁体23が下降し、この下降で弁座22の流通孔22aが開放される。
【0031】
そしてこの流通孔22aの開放でエア抜き配管19内の冷却液がその流通孔22aを通して分岐管20内に流入し、その分岐管20からドレン管10を通して外部に排出される。
【0032】
このようにして冷却システム1内のすべての冷却液が外部に排出される。すなわち、エア抜き配管19は、キャブフロアB2の足踏み部B2bの配置の関係でほぼU字状に屈曲しているが、その形状にかかわらず内部の冷却液を弁機構21の開放により分岐管20を通して外部に的確に排出することができる。
【0033】
冷却システム1内のすべての冷却液を外部に排出した後には、ドレン管10を閉止し、サージタンク15の注入口28から新たに冷却液を順次注入する。サージタンク15内へ注入された冷却液は、メークアップ配管16を通してラジエータ4内に流入し、その液位が上昇するとともに、流入管6を通してエンジン3内に冷却液が流入し、その液位が上昇し、また分岐管20にも冷却液が流入してその液位が上昇する。
【0034】
分岐管20内の液位の上昇時には、その液位と共に弁体23が上昇移動し、その上昇移動の途中に弁体23が弁座22に接触して流通孔22aが閉止され、その閉止状態が保持される。したがって分岐管20からエア抜き配管19への冷却液の流入は防止される。
【0035】
エンジン3およびラジエータ4内の液位の上昇時にはそのエンジン3やラジエータ4内の空気がエア抜き配管19を通してサージタンク15内に順次排出され、さらにサージタンク15内から注入口28を通して外部に排出される。そして最終的にエンジン3の上部からエア抜き配管19内に冷却液が流れ込み、エンジン3やラジエータ4内にエアが残ることなく、冷却システム1内にエンジン3の上部より高いレベルFを保って冷却液が満たされる。
【0036】
冷却液の注入が完了した後には、注入口28にキャップ29を嵌着してサージタンク15を密閉する。これにより冷却液の交換作業が終了する。
【0037】
このように、この実施形態における冷却システム1においては、サージタンク15がエンジン3の前方側に配置し、そのエンジン3とサージタンク15とを繋ぐエア抜き配管19がキャブフロアB2の足踏み部B2bと干渉しないようにほぼU字状に屈曲する状態にあるが、冷却液の交換に当って冷却システム1内から冷却液を抜き取る際には、そのほぼU字状をなすエア抜き配管19内の冷却液も確実に外部に排出させることができる。
【0038】
したがって、冷却液の注入時には、エンジン3やラジエータ4内のエアを前記エア抜き配管19を通して確実に外部に排出でき、これによりエンジン3およびラジエータ4内にエアを残すことなく、循環路9内に確実に冷却液を充満させ、冷却効率の低下を防止することができる。
【0039】
これにより、サージタンク15をエンジン3の前方側つまりキャブBのフロントパネルB1の内側に隣接して設けることが可能となり、これによりリヤボディの架装性を向上させることができる。
【0040】
また、この冷却システム1は、リザーブタンク方式に比較して冷却液の気液分離等に優れるサージタンク方式の構成であるから、良好な冷却性能が得られる。ところで、従来一般のサージタンクにおいては、注入口にプレッシャバルブを兼ね備えるキャップが設けられ、このためそのキャップが厚手で大型のものとなっており、したがってサージタンクをキャブのフロントパネルの内側に隣接して配置させる場合には、キャップとフロントパネルとの機械的な干渉を避けるために、その分、サージタンクを小型に構成しなければならなくなり、容量不足が生じてしまう。
【0041】
ところが、本実施形態においては、サージタンク15にオーバーフロー管30を設け、このオーバーフロー管30にプレッシャバルブ31を設けるようにしたから、注入口28には薄手で小型の簡易なキャップ29を設けるだけでよく、この結果、サージタンク15を特に小型に構成することなくフロントパネルB1の内側に隣接して配置させることができ、したがってその容量を充分に確保することができる。
【0042】
図4には、分岐管20に設ける弁機構21の変形例を示してあり、この弁機構21においては、分岐管20の途中の周壁を内側に断面C字状に凹ませて弁座35が形成され、この弁座35の下方側にボール状の弁体36が設けられている。
【0043】
この弁機構21の場合には、弁体36が分岐管20内の冷却液の上昇に応じて弁座35に接触することにより弁座35の内側の流通孔35aが閉止され、また分岐管20内の冷却液の下降に応じて弁座35から弁体36が離間し、前記流通孔35aが開放される。
【0044】
図5には、弁機構21のさらに異なる変形例を示してあり、この変形例においては、分岐管20が第1の管体20aと、この第1の管体20a内に液密的に挿入された第2の管体20bとで構成され、前記第2の管体20bの端部がテーパ状に縮径して弁座38が構成され、この弁座38の下方側にボール状の弁体39が設けられている。
【0045】
この弁機構21の場合には、弁体39が分岐管20内の冷却液の上昇に応じて弁座38に接触してその弁座38の内側の流通孔38aが閉止され、また分岐管20内の冷却液の下降に応じて弁座38から弁体39が離間し、前記流通孔38aが開放される。
【0046】
なお、前記実施形態においては、分岐管20をラジエータ4のドレン管10に直接接続するようにしたが、必ずしもドレン管10に接続する必要はなく、例えばラジエータ4の下部や流入管6の下部等に接続する場合であってもよく、要は分岐管20は、エア抜き配管19の最下部からその下方に延びてラジエータ4のドレン管10に通じるように設ければよい。
【0047】
【発明の効果】
以上述べたように請求項1の発明によれば、エア抜き配管がほぼU字状に屈曲する場合であっても、冷却液の抜き取り時にはそのエア抜き配管内の冷却液の残留を確実に防止して冷却液の注入時に冷却液の循環路内の全域に、エアを残すことなく冷却液を的確に充満させることができる。
【0048】
またこれに加え、請求項2の発明によれば、サージタンクを小型に構成することなく例えばキャブのフロントパネルの内側に隣接して配置させることができ、またその容量を充分に確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る冷却システムの構造を示す側面図。
【図2】その冷却システムの冷却液回路を模式的に示す構成図。
【図3】その冷却システムに用いられた弁機構を示し、(a)は閉弁時の縦断面図、(b)は開弁時の断面図、(c)は(a)中のC−C線に沿う断面図。
【図4】その弁機構の変形例を示す断面図。
【図5】その弁機構のさらに異なる変形例を示す断面図。
【符号の説明】
A…シャーシフレーム
B…キャブ
B1…フロントパネル
B2…キャブフロア
B2b…足踏み部
3…エンジン
4…ラジエータ
5…流入管
6…流出管
10…ドレン管
15…サージタンク
16…メークアップ配管
19…エア抜き配管
20…分岐管
21…弁機構
28…注入口
29…キャップ
30…オーバーフロー管
31…プレッシャバルブ

Claims (2)

  1. 内燃機関とラジエータとの間の循環路を冷却液が循環し、前記循環路の最上部と、この最上部より上方のレベルの位置に設けられたサージタンクとの間がエア抜き配管を介して互いに連通され、前記エア抜き配管の途中部が前記循環路の最上部より下方のレベルの位置に配置されている内燃機関の冷却システムにおいて、
    前記エア抜き配管の最下部からその下方に延びて前記ラジエータのドレン管に通じる分岐管が設けられ、この分岐管の途中に、前記循環路に冷却液が注入されるときのその液位の上昇で閉止され、前記ドレン管を通して前記循環路内の冷却液が外部に排出されたときに開放される弁機構が設けられていることを特徴とする内燃機関の冷却システム。
  2. 前記サージタンクはその上部から導出するオーバーフロー管を備え、このオーバーフロー管に前記サージタンク内の圧力に応じて開閉動作するプレッシャバルブが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の冷却システム。
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