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JP3746786B2 - カム機構 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関エンジンのシリンダバルブ用のカム機構に関する。
カム機構は公知である。従来のカム機構においては、カムシャフトが数個のカムローブを具備し、また、エンジンのシリンダヘッドバルブはそれぞれカムシャフトのカムローブのひとつによって駆動される。このような従来のエンジンでは、シリンダヘッドバルブは、すべてのエンジン回転数および負荷の場合に、ひとつのカムプロファイルだけによって駆動される。これは不利であり、その理由は、高回転数、高負荷作動に最適なカムプロファイルは、低回転数、低負荷作動に対しては適切でなく、また、その逆も同じであるためである。
バルブを、二つの異なるカムプロファイル、すなわち、低エンジン回転数および低負荷では第1カムプロファイルによって、また高エンジン回転数および高負荷では第2カムプロファイルによって駆動可能とするカム機構について、多数の提案が提示されている。こうしたシステムの一例は、WO−A−91/12415に開示されている。この公開出願において開示されているカム機構は、第1および第2カムローブを搭載したカムシャフトを備え、第1および第2カムローブはカムシャフトと一緒に回転し、また異なるカムプロファイルを有する。第1および第2フィンガーカムフォロワは、それぞれ第1および第2カムのプロファイルに従うように配置された第1および第2カムフォロワ手段を備える。第1および第2フィンガーカムフォロワは、支点手段の回りに揺動可能であり、支点手段はロッカーシャフトの形式の固定支点および可動支点を備える。第1カムおよび第1フィンガーカムフォロワの第1カムフォロワ手段は、結合して低回転数のエンジン用の第1短限カム機構を形成し、可動支点は低回転数においては第1位置にあり、この場合は第2フィンガーカムフォロワは第2カムと係合していない。高回転数においては、可動支点は所定の位置に移動され、この位置において第2フィンガーカムフォロワによって第2カムフォロワが第2高リフトカムに接し、制御されるバルブが高リフトのカムである第2カムの作用によって動かされる。
先行技術文献のWO−A−91/12415の一実施形態においては、2個の並べて置かれたバルブがカム機構によって制御され、カム機構は2個のフィンガーカムフォロワを備え、この2個のフィンガーカムフォロワが第3のフィンガーカムフォロワを挟んでいる。2個の外側のフィンガーカムフォロワは、エンジンが低回転数の場合にそれぞれに対応するカムプロファイルと係合し、カムプロファイルは両者とも低リフトプロファイルであるが、プロファイルは互いに異なる。高回転数においては、第3の内側フィンガーカムフォロワが高リフトカムと係合し、高リフトカムは他の2個のカムよりリフトが高いので、両バルブは高リフトカムのリフトによって制御される。
先行技術WO−A−91/12415の請求の範囲により、低リフトカムは円形ローブで置換することが可能であり、円形ローブは制御バルブにリフトを全く伝達しないので、バルブは作動されない状態となる。
先行技術のシステムにおいては、各バルブは2個の異なるプロファイル、すなわち、低回転数作動用プロファイルおよび高回転数作動用プロファイルによって制御することしかできない。従来のエンジンではすべてのエンジン回転数および負荷に対してひとつのプロファイルが使用されていたので、これは従来のエンジンの状態についての改善である。しかし、カム機構の2種の作動状態だけでなくさらに多くの状態が可能となり、その結果、バルブの動きがエンジン状態の全範囲にわたりエンジンの要求を一層よく充足できることが好ましい。
EP−A−0213758の図7から図9までに、3種の作動状態を有する1対のバルブの制御用カム機構が開示されている。第1作動状態では、ひとつのバルブが低リフトカムと係合するフィンガーカムフォロワによって駆動されるが、他のバルブは作動しない状態のままであり、これはバルブに接するフィンガーカムフォロワが円形の隆起された部分と係合するためである。第2作動状態では、両バルブは低リフトカムによって駆動される。第3作動状態では、両バルブは高リフトカムによって駆動される。このようにして、ひとつのバルブは、3種の作動様式、すなわち、低リフト、高リフト、作動されない状態を有し、他方のバルブは2種の作動様式しか有しない。
EP−A−0276533の図14および図15に開示されているカム機構では、カムシャフトが低リフトカム、高リフトカムおよび環状隆起部分を有する。1対のシリンダヘッドバルブが、3種の作動状態を有するカム機構によって駆動される。第1作動状態では両バルブは作動されない状態であり、第2作動状態では両バルブは低リフトカムによって駆動され、第3種の作動状態では両バルブは高リフトカムによって駆動される。
EP−A−0213758およびEP−A−0276533の両者においては、3個のフィンガーカムフォロワが具備され、ひとつは円形の隆起部分と係合し、ひとつは低リフトカムと係合し、またひとつは高リフトカムと係合する。相互接続機構によって、2個のフィンガーカムフォロワまたは3個全部のフィンガーカムフォロワが相互に結合可能となり、この方法により作動様式間の切換が実現できる。相互接続機構は、フィンガーカムフォロワ間に伸びる止めピンを備えるので、精密な心合わせおよび正確な整合が必要となる。ひとつの制御されるバルブまたは両方の制御されるバルブが作動されないときは、フィンガーカムフォロワは専用のスプリングによってそれぞれのカムまたは隆起部分と係合された状態に保持され、したがって、バルブが作動されない状態では摩擦損失が発生する。
ハイドロリック・ラッシュアジャスタを、EP−A−0231759またはEP−A−0276533のいずれかのシステムに適合させることは困難である。その理由は、フィンガーカムフォロワに装着されたハイドロリック・ラッシュアジャスタに一定の油圧を供給することが難しいためであり、これが難しいのは油圧の切換にはロッカアームにひとつの穴をあける必要があるためである。
米国特許第5099806号には、ロッカーシャフト上に3個のフィンガーカムフォロワを有するカム機構が開示されている。この機構では、第1フィンガーカムフォロワはカムシャフトの円形部分と係合し、第2フィンガーカムフォロワは低リフトカムと係合し、第3フィンガーカムフォロワは高リフトカムと係合する。第2および第3フィンガーカムフォロワは、係合手段によって固定され、第1フィンガーカムフォロワと共に移動されることができる。第2および第3フィンガーカムフォロワが第1フィンガーカムフォロワに関して自由に動けるときは、カム機構によって制御されるバルブは作動されない。第2フィンガーカムフォロワが第1フィンガーカムフォロワに固定され、第3カムフォロワが他の2個のフィンガーカムフォロワに関して自由に動けるときは、制御されるバルブは作動し、バルブは低リフトカムによって駆動される。第3フィンガーカムフォロワが第1フィンガーカムフォロワに固定されるときは、バルブは作動し高リフトカムによって駆動される。係合手段は1対の緩み止め部材を備え、緩み止め部材は第2および第3フィンガーカムフォロワのそれぞれに対してひとつ備えられ、ロッカーシャフトの穴の中の油圧の作用によって、スプリングの弾力に逆らってロッカーシャフトの半径方向に伸びることができる。
ハイドロリック・ラッシュアジャスタ装置を米国特許第5099806号に組み込むことは困難であり、その理由は、フィンガーカムフォロワに装着されたハイドロリック・ラッシュアジャスタに一定の油圧を供給することが難しいためである。一定の油圧供給が難しいのは、フィンガーカムフォロワ圧力選択のためにロッカーシャフトの穴が必要とされるためである。また、摩擦損失が、バルブが作動されない状態で発生し、これは第1、第2、および第3フィンガーカムフォロワが、まだそれぞれのカムローブと接しているためである(これらの摩擦損失はローラカムフォロワの使用によって減少されるが)。その上、係合手段は完全に正確な整合および組立を行い、緩み止め部材と穴の盗みとのアライメントが必要であり、このアライメントを摩耗に抗して保持する必要がある。
米国特許第4475489号には、各バルブについて低リフトカムおよび高リフトカムを有するカムシャフトを備えるカム機構が開示されている。制御されるシリンダヘッドバルブは、2本のロッカアームによって係合され、ロッカアームはそれぞれ1対の可動支点のひとつに固定される。代案としては、可動支点の代替として、制御されるシリンダヘッドバルブに2種の作動状態を準備することもでき、第1作動状態ではバルブは低リフトカムによって制御され、第2作動状態ではバルブは高リフトカムによって制御される。2個の可動支点は、制御軸上の2個の制御カムによって、伸張した位置と収縮した位置との間を動かされ、2個の制御カムは支点の下面と係合する。制御カムは、制御軸に固定される。多シリンダエンジンの場合に、ひとつの制御軸が使用されると、すべての支点が同時に動かされて、すべてのシリンダがカムの衝撃をバルブで調節するに至り、がたがた音を立てる。この問題を回避するためには、多数の別々の制御軸が必要になる。バルブが作動されない状態は、このシステムでは全く提供されない。
米国特許第4475489号のシステムにハイドロリック・ラッシュアジャスタを備えることは困難であり、その理由は油圧用流体の必要な場所への供給を準備することが困難であるためである。
本発明によって、内燃のシリンダヘッドバルブ手段の運動を制御するためのカム機構が提供され、カム機構は、
第1および第2カムを有するカムシャフトであって、第1および第2カムがカムシャフトと共に回転し互いに異なるカムプロファイルを有するカムシャフトと、
第1または第2カムから制御されるシリンダヘッドバルブ手段に駆動を伝達することができる駆動機構であって、それぞれ第1および第2カムと係合可能な第1および第2カムフォロワ手段ならびに第1および第2カムフォロワ手段をそれぞれのカムと係合させるための係合手段を備える駆動機構と、
を具備し、
駆動機構は3種の作動状態を有し、
第1作動状態においては、第1カムフォロワ手段が第1カムと係合し、バルブ手段が第1カムによって駆動され、
第2作動状態においては、第2カムフォロワ手段が第1カムと係合し、バルブ手段が第2カムによって駆動され、
第3作動状態においては、第1および第2カムフォロワ手段の両者が第1および第2カムと係合しない状態である。
このように、本発明によって、2個のカムのみを使用して3種の作動状態が提供される。
シリンダヘッドバルブ手段は、第3作動状態においては作動されないことが好ましい。
バルブが作動されない状態では、カムフォロワと摩擦表面との係合によって生じる摩擦損失は低いかまたは全くない。
好ましくは、第1カムフォロワ手段は第1フィンガーカムフォロワを備え、
第2カムフォロワ手段は第2フィンガーカムフォロワを備え、
係合手段は、第1および第2可動支点手段を備え、第1および第2可動支点手段上において第1および第2フィンガーカムフォロワがそれぞれ揺動可能であるカム機構であって、
第1支点手段が、第1カムフォロワ手段が第1カムと係合する第1位置と第1カムフォロワ手段が第1カムと係合しない第2位置との間で可動であり、また第2支点手段が、第2カムフォロワ手段が第2カムと係合する第1位置と第2カムフォロワ手段が第2カムと係合しない第2位置との間で可動であり、さらに、
駆動機構が第1作動状態である間は、第1支点手段はその第1位置にあり、第2支点手段はその第2位置にあり、
駆動機構が第2作動状態にある間は、第2支点手段はその第1位置にあり、また
駆動機構が第3作動状態にある間は、第1および第2支点手段の両者が、それぞれその第2位置にあることを特徴とするカム機構である。
駆動手段が第2作動状態にある間は、第1支点手段はその第1位置にあることが好ましい。
第1実施形態においては、第1および第2フィンガーカムフォロワが、スライダ部材にそれぞれのフィンガーカムフォロワの一端において枢動可能に固定され、スライダ部材は正しい位置に固定された部材上または部材中に、エンジンシリンダヘッドに関して滑動可能に取り付けられて使用される。スライダは、エンジンシリンダヘッドに取り付けられたポストに接して滑動可能である。これは、緻密に実装できる利点がある。代案としては、スライダを、直接またはロッカーカバーを経由してシリンダヘッドに結合された管状部材によって形成されるスライダ中に取り付けることができる。
シリンダヘッドバルブ手段は、第1および第2シリンダヘッドバルブを備えることが好ましい。第1および第2シリンダヘッドバルブは、第1作動状態においては両者とも第1カムによって駆動され、第2作動状態においては両者とも第2カムによって駆動され、第3作動状態においては両者とも作動されないことが好ましい。2個の異なるカムのうち選択された1個のカムによって2個のバルブ(1個ではなく)を駆動することにより、設置の大きさおよび補助器具が減少する。
第1実施形態の変形においては、第1フィンガーカムフォロワは、第1スライダ部材に第1フィンガーカムフォロワの一端において枢動可能に取り付けられ、第2フィンガーカムフォロワは、第2スライダ部材に第2指形部材の一端において枢動可能に取り付けられる。第1および第2スライダ部材はポストに接して滑動可能であり、第1スライダ部材はポストに接して第2スライダ部材の真下に位置する。このことによって、第2カムフォロワ手段が第2カム部材と係合するときに、第2スライダ部材が第1スライダ部材の頂部と接し、2個のスライダ部材が共に動かされる。
シリンダヘッドバルブ手段が第1および第2シリンダヘッドバルブを備える場合は、カム機構が第1作動状態にあるときは第1シリンダヘッドバルブが第1カムによって駆動され、また第2シリンダヘッドバルブは作動されないことが好ましい。カム機構が第2作動状態にあるときは両シリンダヘッドバルブが第2カムによって駆動されることが好ましく、また、カム機構が第3作動状態にあるときは両シリンダヘッドバルブが作動されないことが好ましい。
第1実施形態においては、前記スライダ部材すなわち各スライダ部材が遊び調整手段を備え、遊び調整手段によってスライダ部材が制御されるシリンダヘッドバルブと結合されることが好ましい。前記スライダ部材すなわち各スライダ部材は、その中に閉じられた穴を有し、ラッシュアジャスタが閉じられた穴の中にあり、ハイドロリック・ラッシュアジャスタはシリンダヘッドバルブ手段の弁棒の頂部に接する部分を有することが好ましい。
第2実施形態においては、第1および第2カムフォロワはフレーム部材に枢動可能に取り付けられ、フレーム部材は軸に枢動可能に取り付けられ、遊び調整手段を有し、遊び調整手段がシリンダヘッドバルブと係合する。
第2実施形態においては、フレーム部材は、フレーム部材の第1端において軸に枢動可能に結合され、また第1端より間隔をおいたフレーム部材の第2端においてフィンガーカムフォロワに枢動可能に結合され、フィンガーカムフォロワはフレーム部材の第2端から第1端に向かって伸びる。
第2実施形態においては、フレーム部材は、フレーム部材を貫通する開口を備え、フィンガーカムフォロワはフレームに枢動可能に結合され、開口内で枢動運動をすることが好ましい。
フレーム部材は、カムシャフトの、第1および第2カムから間隔を置いた部分に係合可能であり、カム機構が第3作動状態にあるときにフレーム部材がカムシャフトの前前記分と係合することが好ましい。
第3作動状態においてフレーム部材によって係合されるカムシャフトの部分は、円形の軸断面とすることが可能であり、このために第3作動状態においてはバルブ手段が作動されない。代案として、第3作動状態においてフレーム部材によって係合されるカムシャフトの部分は、低リフトカムプロファイルを有することができる。
第2実施形態の変形においては、第1フィンガーカムフォロワは、第1フレーム部材に枢動可能に取り付けられ、また第2フィンガーカムフォロワは、第2フレーム部材に枢動可能に取り付けられる。第1および第2フレーム部材が軸に枢動可能に取り付けられ、第1フレーム部材は第2フレーム部材に比較して軸の回りを枢動可能である。第1フレーム部材はシリンダヘッドバルブ手段の第1シリンダヘッドバルブと係合し、第2フレーム部材はシリンダヘッドバルブ手段の第2シリンダヘッドバルブと係合する。
第1フレーム部材は、第1および第2カムから間隔を置いた、カムシャフトの第1部分と係合可能であり、第2フレーム部材は、前記第1部分から間隔を置き、また第1および第2カムから間隔をおいた、カムシャフトの部分と係合可能であることが好ましい。第3作動状態においては、第1および第2フレーム部材はそれぞれカムシャフトの第1および第2部分と係合することが好ましい。
第3実施形態においては、第1および第2フィンガーカムフォロワは、I字型フレーム部材に枢動可能に取り付けられ、I字型フレーム部材の伸長した中央部分の両側にそれぞれ1個のフィンガーカムフォロワが備えられる。I字型フレーム部材はその第1端において軸に枢動可能に取り付けられ、2個の独立した遊び調整手段をその他端に収容し、2個のシリンダヘッドバルブと係合する。
第1および第2可動支点手段は、それぞれフィンガーカムフォロワと接するための隣接部材、および隣接部材を動かすためのアクチュエータ手段を備え、アクチュエータ手段は各支点手段を他の支点手段と独立に動かすことができる。各隣接部材は、エンジンのシリンダヘッドまたはシリンダヘッドに付属するハウジングに備えられた穴の中を可動なピストンを備え、ピストンは穴の中に室を形成し、またピストンは室内の圧力の変化に対応して可動であることが好ましい。カム機構は、油圧流体を室に供給するための供給手段を備え、供給手段は室内の油圧流体の圧力を第1レベルとそれより高い第2レベルとの間で切り換えるための切換手段を含むことが好ましい。
第1および第2フィンガーカムフォロワは、それぞれ湾曲した下側外面を有し、この外面が支点手段と接することが好ましい。
第1および第2フィンガーカムフォロワは、スプリング手段によって、支点手段と係合されることが好ましい。
本発明の第2の態様においては、内燃エンジンのシリンダヘッドバルブの運動を制御するためのカム機構が提供され、カム機構は、
カムを有するカムシャフトであって、カムはカムシャフト上に取り付けられカムシャフトと共に回転するカムシャフトと、
カムから制御されるシリンダヘッドバルブ手段に駆動を伝達することができる駆動手段であって、カムと係合可能なカムフォロワ手段およびカムフォロワ手段をカムと係合させるための係合手段を備える駆動機構と、
を具備し、
シリンダヘッドバルブ手段は、カムフォロワ手段が係合手段によってカムと係合されたときに作動され、シリンダヘッドバルブ手段はカムによって駆動され、また
シリンダヘッドバルブ手段は、カムフォロワ手段が係合手段によってカムと係合しない状態とされまた駆動機構がカムシャフトのいかなる部分とも全く接しないときは、作動されない。
カムフォロワ手段はフィンガーカムフォロワ手段を備え、また係合手段は可動支点手段を備え、可動支点手段上でフィンガーカムフォロワは揺動可能であり、揺動可能な支点手段はフィンガーカムフォロワがカムと係合する第1位置とフィンガーカムフォロワがカムと係合しない第2位置との間で可動であることが好ましい。
フィンガーカムフォロワはスライダ部材に枢動可能に取り付けられ、スライダ部材はシリンダヘッドに関して正しい位置に固定された部材上または部材中に滑動可能に取り付けられ、フィンガーカムフォロワがカムと係合するときにスライダ部材は正しい位置に固定された部材に関して滑動することが好ましい。
次に、本発明の好適な実施形態を、下記の図面を参照して説明する。
図1は、本発明によるカム機構の第1実施形態の立面図であり、作動して第1作動状態と呼ばれる状態にあるカム機構を示す図である。
図2は、図1に示したカム機構の第1実施形態の立面図であり、作動して第2作動状態と呼ばれる状態にあるカム機構を示す図である。
図3は、図1および図2に示したカム機構の第1の好適な実施形態の断面立面図であり、作動して第3作動状態と呼ばれる状態にあるカム機構を示す図である。
図4は、図1ないし図3に示したカム機構の第1実施形態の部分断面平面図である。
図5a、図6a、図7aは、それぞれカム機構の第1、第2、および第3作動状態における第1の制御されるバルブの運動を示すグラフであり、図5b、図6b、図7bは、それぞれカム機構の第1、第2、および第3作動状態における第2の制御されるバルブの運動を示すグラフである。
図8は、本発明によるカム機構の第2実施形態を示す部分断面平面図である。
図9は、本発明によるカム機構の第3実施形態を示す部分断面平面図である。
図10は、本発明によるカム機構の第4実施形態を示す立面図であり、図1ないし図4に示したカム機構の実施形態の変形を示す図である。
図11および図12は、図10の実施形態の構成要素の部分断面平面図である。
図13a、図14a、図15aは、それぞれ図10のカム機構の第1、第2、および第3作動状態における第1の制御されるバルブの運動を示すグラフであり、図13b、図14b、図15bは、それぞれ図10のカム機構の第1、第2、および第3作動状態における第2の制御されるバルブの運動を示すグラフである。
図16は、本発明によるカム機構の第5実施形態を示す平面図であり、図8に示したカム機構の実施形態の変形を示す図である。
図17は、本発明によるカム機構の第6実施形態を示す平面図であり、図9に示したカム機構の実施形態の変形を示す図である。
図18a、図19a、図20aは、それぞれ図16または図17のカム機構の第1、第2、および第3作動状態における第1の制御されるバルブの運動を示すグラフであり、図18b、図19b、図20bは、それぞれ図16または図17のカム機構の第1、第2、および第3作動状態における第2の制御されるバルブの運動を示すグラフである。
図21は、本発明によるカム機構の第7実施形態を示す部分断面立面図であり、カム機構は第3作動状態と呼ばれる状態にあり、図22のB−B′に沿った断面を示す図である。
図22は、図21の実施形態の断面平面図であり、図21のA−A′に沿った断面を示す図である。
図23は、本発明によるカム機構の第8実施形態を示す部分断面図であり、カム機構は第3作動状態と呼ばれる状態にあり、図24のD−D′に沿った断面を示す図である。
図24は、図23の実施形態の断面平面図であり、図23のC−C′に沿った断面を示す図である。
図3に戻ると、図3にはカムシャフト10が示してあり、カムシャフト10には2個のカムローブ11および12が取り付けられている。カムシャフト10は、適切なベルトまたはプーリ手段によってエンジンの作動クランク軸に結合されるので、カムシャフトはクランク軸の回転と時間関係の定まった関係で回転する。
図3には、シリンダヘッドバルブ13が示してあり、シリンダヘッドバルブは内燃エンジンの吸気弁または排気弁である。エンジンのシリンダヘッド14は、図3には断面で示される。
ポスト15が、シリンダヘッド14の穴に固定して取り付けられる。ポスト15に接する滑動可能な補助具は、スライダ手段16である。スライダ手段16は、図4の平面図にも示してある。シリンダヘッドバルブ13の弁棒の頂部は、スライダ16の穴に備えられたハイドロリック・ラッシュアジャスタ18のバケット部材17と接する。シリンダヘッドバルブ13は、スプリング19によって、ハイドロリック・ラッシュアジャスタ18のバケット部材17と接する状態に保持される。スプリング19は、シリンダヘッド14とバルブ13の弁棒に取り付けられたスプリング保持器20との間で作用する。止め輪40が、ポスト15に備えられ、スライダ部材16の上方への運動を制約する。止め輪40は、フィンガーカムフォロワ23またはフィンガーカムフォロワ24がカムの基礎円部分と係合するときのスライダ部材16の位置を規定する位置に設けられている。この止め輪40は、バルブの不作動時(後述)において、ラッシュアジャスタ18のバルブ13端への当接による反力を受ける。
本発明のカム機構は、同時に2個のシリンダヘッドバルブを作動させるように設計される。これを図4に示す。図4によって、ハイドロリック・ラッシュアジャスタ18が、やはりスライダ16の穴に備えられた対応する調整器21を有することが分かる。
2個のハイドロリック・ラッシュアジャスタ18および21の間に軸22が位置し、軸22はスライダ16内に保持される。
2個のフィンガーカムフォロワ23および24は、軸22の回りを回転できる。
2個のフィンガーカムフォロワ23および24は、互いに鏡像の関係にあるので、以後、図3および図4の両者で見ることのできるフィンガーカムフォロワ24についてだけ詳細に述べる。
フィンガーカムフォロワ24は、貫通する穴を有する第1端部を備え、軸22がこの穴を通る。フィンガーカムフォロワ24は、別の端にU字型部を備え、軸25がフィンガーカムフォロワ24のU字型部の2個のアームの間に伸び、またローラカムフォロワ26が軸25に取り付けられる。フィンガーカムフォロワ24のU字型部の下部は湾曲した外面27を具備する。フィンガーカムフォロワ24の外面は、上向きの溝28も具備する。
シリンダブロック14の頂部に、ハウジング29が備えられ、ハウジング29内でピストン30は穴の中で伸長した上限位置と収縮した下限位置との間を移動できる。フィンガーカムフォロワ24は、ピストン30と係合し、フィンガーカムフォロワ24の湾曲した下側外面27がピストン30の頂部と接する。スプリング31が、適切なナット32によってハウジング29に固着される。スプリング31は、フィンガーカムフォロワ24の溝28と係合し、フィンガーカムフォロワ24とハウジング29との間で作用し、フィンガーカムフォロワ24をピストン30の頂部面と係合した状態に保持する。
第2ピストンが、ハウジング29内のピストン30から間隔を置いた位置に備えられる。第2ピストンは、フィンガーカムフォロワ23の下部面によって係合される。第2ピストンも、伸長した上限位置と収縮した下限位置との間を移動できる。
ピストン30は、フィンガーカムフォロワ24に対する第1支点装置の一部であり、第2ピストン(図示せず)はフィンガーカムフォロワ23に対する第2支点装置の一部である。それぞれの支点装置は、ラッチ装置を有し、これによりそれぞれピストンをその上限位置に保持する。ラッチ装置は、図を明瞭にするために、図には示してない。適切なラッチ装置は、PCT特許公開WO91/12415および英国特許出願GB−A−2272022に開示されている。
図3に、油孔33を示す。油孔33によって、油がピストン30の底面に供給される。また、図3には油孔34も示してあるが、これによってフィンガーカムフォロワ23に接するピストン30の底面に給油される。
スライダ16のハイドロリック・ラッシュアジャスタ18および21には、それぞれスライダ部材16内の油流路35および36を経由して給油され、次に、スライダ部材16がポスト15の軸方向に伸びる油流路によって給油され、またポスト15はシリンダヘッド14内の油孔37によって給油される。
油孔33および34中の油圧は、電気機械バルブ(図示せず)によって制御され、電気機械バルブは電子制御装置によって制御される。電気機械バルブは、油孔33および34のそれぞれの油圧を、低油圧と高油圧との間で、独立に切り換えることができる。
図3に、本発明のカム機構の第3作動状態を示す。この作動状態では、油孔33および34の両者の油圧は低く保持される。油圧は、ピストン30をスプリング31の弾力に抗して上方に強制的に動かすには不十分である。同様に、油孔34の油圧は、フィンガーカムフォロワ23に接するピストンを強制的に上方に動かすには不十分である。
第3作動状態においては、第1フィンガーカムフォロワ24のローラカムフォロワ26は、第1カム11と係合しない。また、フィンガーカムフォロワ23の第2ローラカムフォロワ38は、第2カム12と係合しない。カム11および12のいずれもフィンガーカムフォロワによって係合されないので、カム機構によってリフトは全く伝達されず、バルブ13は作動されないままである。第3作動状態は、図7aおよび図7bに示した。
図7aに、カム機構が第3作動状態にあるときは、バルブ13にはリフトが全く適用されないことを示す。同様に、図7bに、カム機構が第3作動状態にあるときには、制御される対のバルブのうちの別のバルブに対してリフトが全く適用されないことを示す。
第3作動状態では、スライダ部材16は止め輪40と接する状態に保持される。
油孔33の油圧が高油圧に切り換えられ、一方、油孔34の油圧が低く保持されると、カム機構は図1に示す第1作動状態をとる。図1においては、フィンガーカムフォロワ23は、明らかにスプリング39が押し込んでいる高さにある。スプリング39は、ハウジング29とフィンガーカムフォロワ23との間に作用し、フィンガーカムフォロワ23をピストン30に対応するピストン(図示せず)の頂部面と係合する状態に保持する。
油孔33の油圧は十分であり、ピストン30を隆起した位置にスプリング31の弾力に逆らって移動させ、この位置でローラカムフォロワ26はカム11のプロファイルと係合する。ピストン30は、この位置でラッチ機構(図示せず)によって固定される。フィンガーカムフォロワ24が、軸22の回りで実際に枢動し、ローラカムフォロワ26がカム11と係合する位置となっていることが分かる。
図1に示す第1作動状態において、フィンガーカムフォロワ24がカム11の作用によってピストン30回りを枢動する。これは、第1フィンガーカムフォロワ24の下部外面27の湾曲した特性によって可能となる。カム11の制御下におけるフィンガーカムフォロワ24の枢動によって、スライダ16がスプリング19の弾力に逆らってポスト15に接して上下に往復運動する。次に、これによって、バルブ13の運動が引き起こされ、バルブが作動される。バルブ13は、この作動状態では低リフトカム11のプロファイルに従う。
図5aに、カム機構が第2作動状態にあるときに、バルブ13に適用される低い短限リフトを示す。図5bに、同じリフトが、対のバルブの他方に適用される場合を示す。
本発明によるカム機構の第1実施形態の第2作動状態を、図2に示す。図2の作動状態においては、油孔33および34の両者の油圧は高く保持されるので、ローラカムフォロワ38に対する支点手段はラッチ手段によって支点手段の上限位置に置かれる。ローラカムフォロワ38がカム12と係合し、一方、ローラカムフォロワ26は今まで通りカム11と係合する。フィンガーカムフォロワ24がピストン30の回りを枢動し、またフィンガーカムフォロワ23がフィンガーカムフォロワ23と係合するピストンの回りを枢動する。
図2の作動状態においては、スライダ16は、カム12の作用によって、ポスト15に接して上下する往復運動をさせられる。カム12は高リフトカムであり、またカム12のプロファイルはカム11のプロファイルを完全に含むので、スライダ16の運動、したがってバルブ13の運動は高リフトカム12によって制御される。
図6aに、カム機構が第2作動状態にあるときにバルブ13に適用される高い長期間リフトを示す。図6bに、同じリフトが対のバルブの他方に適用された場合を示す。
本発明によるカム機構は、シリンダ当たり4個のシリンダヘッドバルブを有するエンジンの2個のバルブに対して使用することができると考えられる。
シリンダ当たり4バルブのエンジンの場合は、ひとつのカム機構がひとつのシリンダの両方の吸入弁を制御することが可能であり、また別のカム機構がシリンダの両方の排気弁を制御することが可能である。
カム機構が作動されないときは、両吸気弁、両排気弁の少なくとも一方が、作動されない。これによって、空気または燃料のいかなる流れも阻止されるので、シリンダが作動されない。これは、たとえば、4シリンダエンジンの2シリンダ、あるいは6または8シリンダエンジンの4シリンダに対して、低負荷、低回転数の状態において実施できる。この目的は、残りの作動シリンダをさらに高度に、したがってさらに効率的に作動させ、その結果、総合的エンジン効率を改善することである。
エンジンの中程度範囲状態においては、すなわち、中程度の回転数および負荷の場合は、カム機構は図1に示す作動状態をとる。この作動状態においては、カム11のプロファイルによって、対のバルブが作動され、また制御される。カム11はエンジンの低回転数、低負荷作動の少なくとも一方に適しているカムである。
エンジン回転数、負荷の少なくとも一方が増加すると、電子制御装置によってカム機構が図2に示す状態とされ、この状態ではカム12のプロファイルによって、対のバルブが作動され、また制御される。カム12は、高リフトプロファイルを備え、またエンジンの高回転数、高負荷作動の少なくとも一方に適したカムである。
第1実施形態が、フィンガーカムフォロワ23および24の形式の2個のアームを必要とするだけであり、また実装が小型で経済的であるので、本質的に非常に小型で経済的であることは、高く評価される。小型で経済的な実装を実現することは重要であり、これはいかなるエンジンのシリンダヘッドにおいても空間が限定されているためである。また、小型で経済的な実装によって、弁機構の質量が節約され、損失が削減されることになる。
本発明によるカム機構の第2実施形態を、図8に示す。図8において、フィンガーカムフォロワ50および51はフィンガーカムフォロワ23および24と同じであり、フィンガーカムフォロワ50および51はそれぞれローラカムフォロワ52および53を備える。
フィンガーカムフォロワ50および51の両者は、第1実施形態と同様な方法で、軸54の回りを回転可能である。しかし、軸54はスライダ内には位置せず、D字型フレーム部材55内に位置し、D字型フレーム部材55は軸56に枢動可能に取り付けられる。フィンガーカムフォロワ50、51およびローラカムフォロワ52、53は、D字型フレーム部材55に関して、フレーム部材55の開口部を通して枢動する。2個のハイドロリック・ラッシュアジャスタ57および58が、フレーム部材55の穴に備えられ、それぞれシリンダヘッドバルブの弁棒の頂部に接する。D字型フレーム部材55は、2カ所の間隔を置いた点において、フレーム部材55の上方に位置するカムシャフトの円形断面部分と接する。
カム機構の第2実施形態は、前記の第1実施形態と同じ方法で作動する。フィンガーカムフォロワ50および51は、それぞれ2個の可動支点のうちのひとつと接し、カム機構の3種の作動位置が可能である。両支点が低位置にあるときは、ローラカムフォロワ52および53はその上に位置するカムシャフトのカムと係合しない状態で保持される。フレーム部材55は、カムの円形部分と接するが、カムの円形部分はバルブに対してリフトを全く伝えないので、制御バルブは作動されないままである。ハイドロリック・ラッシュアジャスタ57および58が拡大しすぎることはないが、これはバルブが作動されないときはフレーム部材55がカムシャフトの円形部分と係合しているためである。バルブが作動されない状態のときは、摩擦損失は大きくなく、これは回転するカムシャフトに逆らってフレーム部材に作用を強制する力は、ハイドロリック・ラッシュアジャスタの弱いスプリングの弾力だけであるためである。シム形式の機械的遊び調整が使用されるときは、摩擦損失はほとんどゼロとなる。
フィンガーカムフォロワ51が支点機構によって持ち上げられると、支点機構によって、ローラカムフォロワ53が低リフトカムと係合され、低リフトカムの運動がローラカムフォロワ53およびフィンガーカムフォロワ51を経由してフレーム55に伝達され、次に両方の制御されるエンジンバルブに伝達される。
フィンガーカムフォロワ51およびフィンガーカムフォロワ50の両者が、真下の可動支点によって持ち上げられると、ローラカムフォロワ52が高リフトカムと係合する。高リフトカムのプロファイルは低リフトカムのプロファイルを含むので、フレーム55が高リフトカムの運動に基づいて動かされ、2個の制御されるシリンダヘッドバルブの運動を引き起こす。
図8に示す第2実施形態は、前記の第1実施形態ほど小型で経済的ではなく、またシリンダヘッドには取り付け用の相対的に大きい室が必要である。また、カム機構の質量は第1実施形態の質量より大きく、これは短所である。しかし、第2実施形態は、ある環境においては第1実施形態に優先して使用され、それはスライダと結合されたポスト15の取り付けが不可能な場合である。
図9に、本発明によるカム機構の第3実施形態を示す。図8の実施形態と同様に、図9の実施形態では、カム機構は軸61の回りに回転可能なフレーム60を備える。フレームは2個の穴62および63を有し、ハイドロリック・ラッシュアジャスタがこれらの穴に収容されて使用され、次に油圧調整器が2個のシリンダヘッドエンジンバルブの弁棒の頂部と係合する。
図9のフレーム60は、通常はI字型である。図9に示す実施形態のフィンガーカムフォロワ64およひ65は、前記の実施形態のように隣り合って配置されておらず、離れて間隔をおいている。フィンガーカムフォロワ64および65は、軸68の外側の端に取り付けられ、軸68はフレーム部材60貫通して伸びる。I字型フレーム60の中央部は、フレームの上方に固定されたカムシャフト(図示せず)の円形部分と係合可能である。
フィンガーカムフォロワ64および65は、それぞれローラカムフォロワ66および67を備える。各フィンガーカムフォロワ64および65は、2個の可動支点(図示せず)のうちのひとつに取り付けられる。
両方の可動支点が可動支点の低い位置にあるときは、ローラカムフォロワ66またはローラカムフォロワ67のいずれもカムシャフトのカムと係合しない。フレーム60はカムシャフトの円形断面部分と係合した状態であり、円形断面部分はフレーム60にリフトを全く伝えないので、2個の制御されるシリンダヘッドエンジンバルブに運動は全く伝達されない。したがって、バルブは作動されない。
フィンガーカムフォロワ65が真下の支点によって持ち上げられると、ローラカムフォロワ67がカムシャフトの低リフトカム(図示せず)と係合するようになる。次に、低リフトカムシャフトの運動がローラカムフォロワ67およびフィンガーカムフォロワ65を経由して軸68、また次いでフレーム60に伝達される。次に、運動は、穴62および63の中にあるハイドロリック・ラッシュアジャスタを通して2個のシリンダヘッドエンジンバルブに中継され、シリンダヘッドエンジンバルブがローラカムフォロワ67と係合している低リフトカムのプロファイルによって制御される。
次に、フィンガーカムフォロワ64の下の支点が持ち上げられると、ローラカムフォロワ66が高リフトカムと係合し、高リフトカムの運動がローラカムフォロワ66、フィンガーカムフォロワ64、軸68、およびフレーム60を経由して2個の制御されるエンジンバルブに伝達される。高リフトカムのプロファイルは低リフトカムのプロファイルを完全に含むように選択されるので、その結果、両支点が持ち上げられたときは、2個の制御されるシリンダヘッドバルブの運動は高リフトカムだけによって制御される。
図9の実施形態は、カムシャフト上のカムが図1から8までの実施形態の場合よりも更に間隔をおいて配置されるときに使用される。しかし、この配置は、図1から4までの実施形態のように小型で経済的ではなく、質量が相対的に大きい。
第3実施形態のカム機構がバルブが作動されない作動状態にあるときは、フィンガーカムフォロワ64がカムと係合されないので、摩擦損失は最小にまで減少される。いくらかの摩擦損失は、フレーム部材60がカムシャフトと係合するために生じるが、バルブが作動されない状態では、フレーム部材の唯一の弾力はハイドロリック・ラッシュアジャスタのスプリングにより加えられる小さなばね力に起因するものである(シムを使用して機械遊び調整を実施するときは、この力さえも存在しない)。バルブが作動されない状態においてフレーム部材60がカムシャフトと接することは、ハイドロリック・ラッシュアジャスタの過剰拡大を防止するために必要である。
図10に、図1から図4までに示した実施形態を変形して、一層大きな柔軟性を与えることのできる方法を示す。図10においては、大部分の構成要素は、図1から図4までに前述した構成要素と同一であるので、同じ参照番号を使用する。
図10に示す実施形態と図1ないし図4の実施形態との相違点は、図10の実施形態では、2個のスライダ部材70および71を備えるのに対して、図1ないし図4の実施形態では1個のスライダ部材を備える点である。
2個のスライダ部材70および71は、両方とも同一のポスト15に接して滑動可能であり、心合わせされた貫通孔を備える。スライダ部材70の部分断面平面図を図11に示す。図11によって、フィンガーカムフォロワ23は軸72によりスライダ部材70に枢動可能に結合されることが分かる。フィンガーカムフォロワ23は、スライダ部材70だけに結合され、他のスライダ部材71にはいかなる方法でも枢動可能に結合されない。
スライダ部材70は、ハイドロリック・ラッシュアジャスタ73を備え、これにより対のシリンダヘッドバルブの第1の制御されるシリンダヘッドバルブの頂部と接する。ハイドロリック・ラッシュアジャスタには、油流路74を経由して給油される。
図12に、下側スライダ部材71の部分断面平面図を示す。図12によって、フィンガーカムフォロワ24は下側スライダ部材71に枢動可能に結合され、上側スライダ部材70にはいかなる方法によっても枢動可能に結合されないことが分かる。フィンガーカムフォロワ24は、下側スライダ部材71に軸75によって結合される。ハイドロリック・ラッシュアジャスタ76が、スライダ部材71に備えられ、ハイドロリック・ラッシュアジャスタは油流路77によって給油される。ハイドロリック・ラッシュアジャスタ76は、対のシリンダヘッドバルブのうちの第2シリンダヘッドバルブの弁棒と接する。
実施形態では2個のスライダ部材を備えるので、機構の作動様式は図1ないし図4に示した実施形態とは異なる。作動様式は、図13a、図13b,図14a、図14b,図15a、および図15bに示す。
最初に、図13aおよび図13bについて述べると、これらの図は図10に示した作動状態を示す。図10においては、可動支点30が持ち上げられ、これによってローラカムフォロワ26がカム表面11と係合する。こうして、スライダ部材71は、カム11の制御下に、ポスト15に接して往復運動する。カム11は、低リフトカムである。この作動状態において、スライダ部材71によって制御されるバルブの運動は、図13aによって分かる。
また図10の作動状態においては、他方の支点は、その支点の最も低い位置に保持されるので、運動はカム12からスライダ部材70に全く伝達されない。その結果として、スライダ部材70によって制御されるバルブは、図13bに見られるように、作動されない状態のままである。
フィンガーカムフォロワ23に取り付けられたローラカムフォロワ38は、真下に位置する可動支点手段によって、カム11と係合させられ、スライダ部材70はカム12の作用によって動かされる。スライダ部材70はスライダ部材71より上に位置するので、スライダ部材70もスライダ部材71の運動によって移動される。高リフトカム12のリフトは、低リフトカム11より大きく、また完全にそれを含むので、両方のスライダ70および71は高リフトカム12のプロファイルに従い、その結果、両方の制御されるシリンダヘッドバルブは高リフトを与えられる。これは、両バルブのバルブ運動を示す図14aおよび図14bより明らかである。
ローラカムフォロワ26および38の両者が、それぞれのカムと接しないようになると、いずれの制御されるバルブにも運動は全く伝達されず、この状態は図15aおよび図15bに示す。
図8の実施形態の変形を図16に示す。大部分の構成要素は、両実施形態において同じであるので、図16の説明は詳細には述べない。
図16の実施形態と図8の実施形態との重要な相違点は、図16の実施形態では、2個のフレームの半分155aおよび155bを備えるフレーム部材を具備することである。また、図8の実施形態の軸54は、2個の軸154aおよび154bによって置き換えられる。この方法によって、フレームの半分155bはフレームの半分155aと独立に運動できるので、対の制御されるバルブのそれぞれのバルブが互いに異なる運動を実施できる。しかし、架橋部材170がフレームの半分155aに固着され、架橋部材70はフレームの半分155bの頂部面と接できる。このようにして、フレームの半分155aがカムによってフレームの半分155bより下方に移動させられると、架橋部材170がフレーム部材の半分155bと接し、フレームの半分155aおよびフレームの半分155bの両者が一緒に移動する。
類似の方法によって、図9の実施形態の変形を図17に示す。この変形においては、図9の実施形態のI字型フレーム60が2個のフレームの半分160aおよび160bを備える分割フレームによって置き換えられる。軸68は、2個の軸168aおよび168bによって置き換えられる。この方法によって、フレームの半分160bは、フレームの半分160aと独立に運動可能となるので、制御される対のバルブのそれぞれが、互いに異なる運動を実施できる。しかし、架橋部分169がフレームの半分160aに固着され、架橋部分169はフレームの半分160bに接することができるので、フレームの半分160aがフレームの半分160bより大きく転置されるときは、2個のフレームの半分は一緒に移動する。
フレームの半分155aおよび155bは、カムシャフトの別々の部分と係合する。両可動支点が可動支点の最も低い位置にあり、さらにローラカムフォロワ152および153がそれぞれのカムと係合していないときは、ラッシュアジャスタ157と接するシリンダヘッドバルブは、カムシャフトの、フレームの半分155aが接する部分によって制御される。同時に、ハイドロリック・ラッシュアジャスタ158と接するシリンダヘッドバルブは、カムシャフトの、フレーム部分155bが接触する部分によって制御される。同様な方法によって、フレーム部分160aおよび160bもカムシャフトの異なる2部分と接するので、制御されるバルブは、カムシャフトの、2個のフレームの半分160aおよび160bと接する部分のプロファイルに従って制御される。
フレーム部材が接触するカムシャフト部分は、事実上、円形といえるので、制御されるバルブはリフトを全く与えられない(前述の通り)。代案として、カムシャフトの、フレームの半分と接する部分がいくらかのリフトを有することができ、また実際に互いに異なるリフトを有することができる。
図18a、図18b、図19a、図19b、図20a、および図20bに、図16または図17のいずれかの実施形態のフレームの半分が異なるリフトを有するカムシャフトの部分と接するときのその実施形態のバルブの運動を示す。
図18aおよび図18bに、低リフトカムが係合され(実施形態により、ローラカムフォロワ153またはローラカムフォロワ167のいずれかによって)、一方、他のローラカムフォロワ(152または166のいずれか)は高リフトカムと係合しないまま保持されるときの作動状態を示す。図18aから、ひとつの制御されるバルブは低リフトカムのプロファイルに従うことが分かる。図18bから、他方の制御されるバルブは、カムシャフトの、フレーム部材155aまたは160aが接する部分のリフトプロファイルによって制御されることが分かる。
図19aおよび図19bに、高リフトカムが接触される状態を示す(ローラカムフォロワ152またはローラカムフォロワ166のいずれかによって)。この場合は、両方の制御されるバルブが高リフトカムプロファイルに従い、バルブの半分155aが架橋部材170によってバルブの半分155bと係合、またはフレームの半分160aが架橋部材169によってフレーム部材160bと係合する。
図20aおよび図20bの作動状態においては、両支点が低い位置に降りて、いずれのローラカムフォロワも、カムシャフトに備えられた低リフトカムおよび高リフトカムと係合せず、また2個のフレームの半分はカムシャフトに接して作動し続ける。ひとつのバルブは、カムシャフトの、フレーム部材155bおよび160bが接触する部分のプロファイルによって制御され(図20aに示すように)、一方、他の制御されるバルブは、カムシャフトの、フレーム部材155aまたは160aが接触する部分のプロファイルによって制御される(図20bに示すように)。
さらに、図21および図22に、本発明によるカム機構の実施形態を示す。機構の作動の原則は、前記の実施形態についての前述と同じであるが、実装が異なる。多数の構成要素も前記の構成要素と同じであり、同じ参照番号を付けられる。図21および図22の実施形態と前記実施形態との相違点に集中して述べる。
図21においては、フィンガーカムフォロワ300および301がフィンガーカムフォロワ23および24と類似である点は、穴を有し、この穴を軸302が貫通し、それぞれがU字型部分を備えることである。フィンガーカムフォロワ300のU字型部分のアームの間で、ローラカムフォロワ303が軸304に取り付けられ、軸304はアームに固定される。フィンガーカムフォロワ301のU字型部分のアームの間で、ローラカムフォロワ305が軸306に取り付けられ、軸306はアームに固定される。フィンガーカムフォロワ300は、湾曲した下部面300aを備え、下部面300aはピストン30の頂部と接し、またフィンガーカムフォロワ301は類似の面(図示せず)を備え、この面は別のピストン310の頂部と接する。スプリング31はフィンガーカムフォロワ300の頂部の溝322の中に位置し、類似のスプリング(図示せず)がフィンガーカムフォロワ301の頂部の溝320中に位置する。スプリングはフィンガーカムフォロワ300および301をピストン30および310と接するように保持する。
2個のフィンガーカムフォロワ300および301は、対向する側に沿って接するが、互いに自由に運動する。軸304および306は結合されていない。
図21および図22の実施形態と図1ないし図4の実施形態との主な相違点を次に示す。図21および図22の実施形態においては、フィンガーカムフォロワ300および301が軸302において枢動可能に取り付けられ、軸302はスライダ部材307および308の間に架かる。スライダ部材307および308はエンジンのシリンダヘッドにおいて管状部材309および310によって形成される2個のシリンダ内部を滑動可能である。管状部材309および310は、たとえば、エンジンのロッカーカバーの一部として形成され、または好ましくはシリンダヘッドと統合して形成される。管状部材309および310は、それぞれひとつの端を部分的に閉鎖され出口通路(図示せず)を有するシリンダを形成する。この通路によって、流体固着の形成を防止するために、各シリンダは管状部材309および310の外部と連絡できる(代案としては、管状部材がそれぞれ、管状部材を貫通して伸び、止め輪を有する開口を備え、止め輪はスライダ部材を穴内に保つ止め具として作用する)。それぞれのシリンダには、スライダ部材307または308のうちひとつが配置される。各スライダ部材307および308は、閉鎖孔を有し、その中に18などのハイドロリック・ラッシュアジャスタが位置する(図21参照)。各ハイドロリック・ラッシュアジャスタは制御されるバルブの弁棒の頂部と接する(たとえば、ラッシュアジャスタ18はバルブ13の頂部と接する)。ハイドロリック・ラッシュアジャスタは、スライダ部材307または308内の油流路ならびに管状部材309および310内の油流路を経由して給油される。たとえば、ラッシュアジャスタ18は、スライダ部材307内の油流路311を経由して給油され、次に、スライダ部材307は管状部材309内の油孔312によって給油される。
図21および図22の実施形態は、図1ないし図4の実施形態と同じ方法で作動する。ローラカムフォロワ303および305の両方がカム11および12と接していないときは、2個の制御されるバルブ(13だけ図示してある)は作動されないままである。ローラカムフォロワ303がカム11と接し、一方、ローラカムフォロワ305が接しない状態であるときは、両方の制御されるバルブがカム11からローラカムフォロワ303、フィンガーカムフォロワ300、軸302、ならびにスライダ部材307および308(それぞれのラッシュアジャスタを有する)経由で低リフトをによって制御される。2個のローラカムフォロワ303および305が両方の制御されるバルブよりも持ち上げられた位置にあるときは、両方の制御されるバルブはカム12の高リフトによって制御される。この場合は、カム12から、ローラカムフォロワ305、フィンガーカムフォロワ301、ならびにスライダ部材307および308(それぞれのラッシュアジャスタを有する)経由で高リフトが伝達される。管状部材309および310内の部分的に端を閉じたシリンダがスライダ部材307および308に対する端部止め具を形成し、作用を開始する基準をラッシュアジャスタに与える(代案としては、開口の止め輪を基準とすることができる)。
図23および図24の実施形態は、多くの点で前記の実施形態と類似であり、同じ構成要素は同じ参照番号を与えられる。
図23および図24の実施形態のフィンガーカムフォロワ400および401は、いずれも同じであり、いずれもU字型である。フィンガーカムフォロワ400および401は、両方とも、U字型のフレーム403に枢動可能に取り付けられる。フレーム403は軸402に枢動可能に取り付けられ、軸402から制御されるバルブ(たとえば、13)に向かって伸びるU字型フレームのアームを備える。U字型フレーム403は、軸402に対して直角の方向に対照的に分割され、2個の半分の部分403Aおよび403Bとなり、それぞれの半分の部分は互いに独立に軸402の回りを枢動可能である。U字型フレーム403のひとつのアーム404がフィンガーカムフォロワ400の2個のアームの間に挿入され、また他方のアーム405がフィンガーカムフォロワ401のアームの間に挿入される。軸406が、U字型部材のアーム404およびフィンガーカムフォロワ400の2個のアームを貫通して伸び、これらすべてを結合して一体とする。軸407は、U字型部材のアーム405およびフィンガーカムフォロワ401の2個のアームを貫通して伸び、これらすべてを結合して一体とする。
ローラカムフォロワ408および409は、フィンガーカムフォロワ400の外側面で、フィンガーカムフォロワ400に枢動可能に取り付けられ、2個の半分の軸410および411がフィンガーカムフォロワ400のそれぞれのアームにひとつずつ回転可能に取り付けられ、外側に伸びる。類似な様式で2個のローラカムフォロワ442および443が、フィンガーカムフォロワ401の外側面で、フィンガーカムフォロワ401に回転可能に取り付けられ、2個の半分の軸444および445がフィンガーカムフォロワ401のそれぞれのアームにひとつずつ回転可能に取り付けられ、外側に伸びる。
U字型フレーム403のアーム404および405は、それぞれ中央の切り取り部を備え、切り取り部内でローラカムフォロワがアームを貫通する軸に取り付けられる(ローラカムフォロワ412はアーム404の軸414に取り付けられ、またローラカムフォロワ433はアーム405の軸415に取り付けられる)。
アーム404は、軸402から最も離れているアームの端において、軸416の回りを枢動可能である。軸416は、管状部材418の開かれた穴の中でスライダ部材417に滑動可能に取り付けられ、管状部材418はロッカーカバーの一部または好ましくはシリンダヘッドの一部である。スライダ部材417には、ラッシュアジャスタ18が備えられ、ラッシュアジャスタ18は制御されるバルブ13の頂部と接する。軸416は、アーム404に備えられた溝穴470に滑動可能に取り付けられる。溝穴470は、アーム404が軸402の回りを枢動するときに、アーム404および軸416の相対的な運動を可能とするために必要である。
アーム405は、軸402から最も離れているアーム404の端において、軸419の回りを枢動可能である。軸419はスライダ部材420に取り付けられ、スライダ部材420は、管状部材421の中に形成される開かれた穴の中で滑動可能である。管状部材421はロッカーカバーの一部または好ましくはシリンダヘッドの一部である。スライダ部材420内には、ラッシュアジャスタ(図示せず)が備えられ、ラッシュアジャスタは制御されるバルブ(図示せず)の弁棒の頂部と接する。軸419は、アーム405に備えられた溝穴471(図24参照)に滑動可能に取り付けられる。溝穴471は、アーム405が軸402の回りを枢動するときに、アーム405および軸419の相対的な運動を可能とするために必要である。
フィンガーカムフォロワ400は、湾曲した下側面422を備え、下側面422はピストン30の頂部と接し、また下側面422によってフィンガーカムフォロワ400がピストン30の頂部回りで枢動することが可能となる。フィンガーカムフォロワ400は、スプリング31によってピストン30と接する状態に保持され、スプリング31はフィンガーカムフォロワ400の上部面の溝423と係合する。類似の様式で、別のフィンガーカムフォロワ401は湾曲した最も低い面(図示せず)を備え、この面はピストン(図示せず)の頂部と接し、また、フィンガーカムフォロワ401はスプリング(図示せず)によって別のピストンと係合する状態に保持され、このスプリングはフィンガーカムフォロワ401の頂部面の溝(図示せず)と係合する。
シリンダヘッドの両方のピストンが最も低い位置にあるときは、フィンガーカムフォロワ400のローラカムフォロワ408および409ならびにフィンガーカムフォロワ401のローラカムフォロワ443および442は、すべてカムシャフト10のカムと係合していない。フレーム403のアーム404および405に取り付けられたローラカムフォロワ412および433は、カムシャフト10と係合する。ローラカムフォロワ412および433がカムシャフト10の円形部分と係合するときは、スライダ部材417および420はそのまま保持され、制御されるバルブ(たとえば、13)は作動されない。しかし、ローラカムフォロワ412および433がカムシャフト10のカムと係合するときは、アーム404および405は運動をスライダ部材417および420に中継し、スライダ部材が滑動し、バルブに運動を起こさせる。U字型フレーム403は2個の半分の部分(403Aおよび403B)に分割されるので、アーム404がアーム405が係合するカムと異なるリフトのカムと係合可能であり、このようにして、アーム404はアーム405に対して相対的に運動することが可能であり、その結果、アーム404および405は異なるリフトを2個の制御されるバルブに伝達できる。
ピストン30が持ち上げているときは、フィンガーカムフォロワ400のローラカムフォロワ408および409はカムシャフト10の同一のプロファイルと係合した状態とされる。別のピストンが低い位置のままであるときは、バルブ13はローラカムフォロワ442および443によって係合されたカムのリフトによって制御される。一方、ピストンによって制御されるバルブはローラカムフォロワ433の制御下に留まり、ローラカムフォロワ433はカムシャフト10の円形位置または低リフトカムに従う。
ピストン30が持ち上げられ、また別のピストンが持ち上げられているときは、さらに別の様式の作動が惹起される。かみ合いクラッチ473が架橋装置として備えられ、この装置はフレーム部材403の2個の半分の部分403Aおよび403Bの間で、2個の半分の部分が軸402と接する点において、作用してアーム405がアーム404よりさらに下方に動くことを阻止する。。代案として、架橋は、アーム405から405と交差して伸びてアーム404の頂部面と接するバーによって準備することもできる。アーム405のローラカムフォロワ442および443が、アーム404のローラカムフォロワ408および409によって係合されたカムより高リフトのカムと係合するときは、制御されるバルブは両方とも、同じリフトが与えられる。このリフトは、ローラカムフォロワ442および443が係合する高リフトカムによって決定されるリフトである。
ラッシュアジャスタ18および別のラッシュアジャスタ(図示せず)は、両方とも、管状部材418および421ならびにスライダ部材417および420を経由して給油される。ラッシュアジャスタは、調整の基準としてローラカムフォロワ412および433とカムシャフト10とが接することを使用する。
ポストではなく(図1ないし図4参照)、シリンダ内部を滑動するスライダ部材(図21ないし図24参照)を使用することは、往復装置の軽量化の可能性がさらに高められるという利点がある。また、シリンダを形成するための穴の機械加工は、比較的簡単な機械加工作業であり、バルブ用の穴がシリンダヘッドに機械加工されるときに、スライダと制御されるバルブとの即時心合わせを実施できる。
前記のすべての実施形態には、非常に重要な利点がある。それは、3種の作動状態が2個の可動支点だけを使用して提供されること、およびバルブが作動されない作動状態においては、いずれのローラカムフォロワもそれぞれのカムと接しないことである。したがって、バルブトレーンの摩擦は全く発生せず、これによってエンジン損失が減少する。

Claims (20)

  1. 内燃エンジンのシリンダヘッドバルブ手段の運動の制御用のカム機構であって、前記カム機構は、
    第1および第2カムを有するカムシャフトであって、前記第1および第2カムは前記カムシャフトとともに回転し、前記第1カムが第1のリフトを与えるカムプロファイルを有し、前記第2カムが前記第1のリフトよりも高い第2のリフトを与えるカムプロファイルを有するカムシャフトと、
    前記第1または第2カムから制御されるシリンダヘッドバルブ手段まで駆動を中継することができる駆動機構であって、前記第1カムおよび前記第2カムとそれぞれ係合可能な第1および第2カムフォロワ手段、ならびに前記第1および第2カムフォロワ手段を対応するそれぞれのカムと係合させるための係合手段を備える駆動機構と、を具備し、
    前記シリンダヘッドバルブ手段は、第1および第2シリンダヘッドバルブを有し、
    前記駆動機構は、第1作動状態を有し、前記第1作動状態においては、前記第1カムフォロワ手段が前記第1カムと係合され、また前記第1シリンダヘッドバルブが前記第1カムによって駆動され、
    前記駆動機構は、第2作動状態を有し、前記第2作動状態においては、前記第2カムフォロワ手段が前記第2カムと係合され、また前記第1および第2シリンダヘッドバルブの両方が前記第2カムによって駆動され、前記第1作動状態においては、前記第1シリンダヘッドバルブが、前記第2シリンダヘッドバルブが受けるリフトとは異なるリフトを受け、また
    前記駆動機構は、第3作動状態を有し、前記第3作動状態においては、前記第1および第2カムフォロワ手段が、両者とも前記第1および第2カムと係合されず、
    さらに、
    前記第1カムフォロワ手段が第1フィンガーカムフォロワを備え、
    前記第2カムフォロワ手段が第2フィンガーカムフォロワを備え、
    前記係合手段が第1および第2可動支点手段を備え、前記第1および第2可動支点上で前記第1および第2フィンガーカムフォロワがそれぞれ揺動可能であり、そこにおいて
    前記第1支点手段は、前記第1カムフォロワ手段が前記第1カムと係合される第1位置と前記第1カムフォロワ手段が前記第1カムと係合されない第2位置との間を移動可能であり、また、前記第2支点手段は、前記第2カムフォロワ手段が前記第2カムと係合される第1位置と前記第2カムフォロワ手段が前記第2カムと係合されない第2位置との間を移動可能であり、またそこにおいて
    前記駆動機構が前記第1作動状態にある間は、前記第1支点手段は前記第1支点手段の第1位置にあり、また前記第2支点手段は前記第2支点手段の第2位置にあり、
    前記駆動機構が前記第2作動状態にある間は、前記第2支点手段は前記第2支点手段の第1位置にあり、また
    前記駆動機構が第3作動状態にある間は、前記第1および第2支点手段の両方がそれぞれの第2位置にある、
    カム機構。
  2. 請求の範囲1に記載のカム機構であって、前記第1および第2シリンダヘッドバルブの両方が、前記第3作動状態において作動されないことを特徴とするカム機構。
  3. 請求の範囲1または請求の範囲2に記載のカム機構であって、前記第2シリンダヘッドバルブが、前記第1作動状態において作動されないことを特徴とするカム機構。
  4. 請求の範囲1から3のいずれかひとつに記載のカム機構であって、前記駆動機構が前記第2作動状態にある間は、前記第1支点手段が前記第1支点手段の第1位置にあることを特徴とするカム機構。
  5. 請求の範囲1から4のいずれかひとつに記載のカム機構であって、前記第1および第2フィンガーカムフォロワの各々がそれぞれの一端において第1および第2スライダにそれぞれ枢動可能に取り付けられ、前記第1および第2スライダはエンジンシリンダヘッドに関して正しい位置に固定された部材上または部材中に滑動可能に取り付けて使用されることを特徴とするカム機構。
  6. 請求の範囲に記載のカム機構であって、前記第一および第二スライダ部材の両方が、それぞれ前記シリンダヘッドに固定されたポストに接して滑動可能であることを特徴とするカム機構。
  7. 請求の範囲に記載のカム機構であって、各スライダ部材が前記シリンダヘッドに結合される管状部材内に形成されるシリンダ内で滑動可能であることを特徴とするカム機構。
  8. 請求の範囲に記載のカム機構であって、前記第1スライダ部材がポストに接して前記第2スライダ部材の真下に位置し、それによって前記第2カムフォロワ手段が前記第2カムと係合しているときは前記第2スライダ部材が前記第1スライダ部材の頂部と接し前記の2個のスライダ部材を共に移動させることを特徴とするカム機構。
  9. 請求の範囲5から8のいずれかひとつに記載のカム機構であって、各スライダが遊び調整手段を備え、前記遊び調整手段によって前記スライダ部材が前記第1および第2シリンダヘッドバルブの一つに結合されることを特徴とするカム機構。
  10. 請求の範囲に記載のカム機構であって、各スライダが前記スライダ内に閉じられた穴を備え、またラッシュアジャスタが前記閉じられた穴内に位置するハイドロリック・ラッシュアジャスタを備え、前記油圧調整器が前記第1及び第2シリンダヘッドバルブの一つの弁棒の頂部と接する部分を有することを特徴とするカム機構。
  11. 請求の範囲1から4のいずれかひとつに記載のカム機構であって、前記第1フィンガーカムフォロワが第1フレーム部材に枢動可能に取り付けられ、前記第2フィンガーカムフォロワが第2フレーム部材に枢動可能に取り付けられ、前記第1および第2フレーム部材が軸に枢動可能に取り付けられ、前記第1フレーム部材は前記第2フレーム部材に対して前記軸によって枢動でき、前記第1フレーム部材が前記第1シリンダヘッドバルブに係合し、前記第2フレーム部材が前記第2シリンダヘッドバルブに係合することを特徴とするカム機構。
  12. 請求の範囲11に記載のカム機構であって、前記第1フレーム部材が前記カムシャフトの前記第1および第2カムから間隔をおいた第1部分と係合可能であり、前記第2フレーム部材が前記カムシャフトの前記第1部分および前記第1および第2カムから間隔をおいた第2部分と係合可能であり、前記第3作動状態においては、前記第1および第2フレーム部材がそれぞれ前記カムシャフトの前記第1および第2部分と係合することを特徴とするカム機構。
  13. 請求の範囲12に記載のカム機構であって、前記カムシャフトの前記第1および第2部分の軸方向断面が円形であり、前記第3作動状態においては前記第1および第2シリンダヘッドバルブが作動されないことを特徴とするカム機構。
  14. 請求の範囲12に記載のカム機構であって、前記カムシャフトの前記第1部分が、前記第1および第2カムによって与えられる前記リフトよりも小さなリフトを与えるカムプロファイルを有し、前記第3作動状態においては、前記第1フレーム部材と前記カムシャフトとの接触によって、前記第1シリンダヘッドバルブが駆動されることを特徴とするカム機構。
  15. 請求の範囲13または請求の範囲14に記載のカム機構であって、前記カムシャフトの前記第2部分が、前記第1および第2カムによって与えられる前記リフトよりも小さなリフトを与えるカムプロファイルを有し、前記第3作動状態および前記第1作動状態においては、前記第2フレーム部材と前記カムシャフトとの接触によって、前記第2シリンダヘッドバルブが駆動されることを特徴とするカム機構。
  16. 請求の範囲1から15までのいずれかひとつに記載のカム機構であって、前記第1および第2可動支点手段がそれぞれフィンガーカムフォロワと接するための隣接部材および前記隣接部材を動かすためのアクチュエータ手段とを備え、前記アクチュエータ手段が各支点手段を他の支点手段とは独立に移動させることが可能であることを特徴とするカム機構。
  17. 請求の範囲16に記載のカム機構であって、各隣接部材がエンジンのシリンダヘッドまたはシリンダヘッドに固定されたハウジング内に作られた穴の中で可動なピストンを備え、前記ピストンが前記の穴の中で室を形成し、また前記ピストンが前記室内の圧力の変化に対応して可動であることを特徴とするカム機構。
  18. 請求の範囲17に記載のカム機構であって、油圧用流体を前記室に供給するための供給手段を備え、前記供給手段は前記室内の前記油圧流体の圧力を第1レベルとそれより高い第2レベルとの間で切り換えるための切換手段を備えることを特徴とするカム機構。
  19. 請求の範囲1から18までのいずれかひとつに記載のカム機構であって、前記第1および第2フィンガーカムフォロワがそれぞれ支点手段と接する湾曲した下側面を有することを特徴とするカム機構。
  20. 請求の範囲1から19までのいずれかひとつに記載のカム機構であって、前記第1および第2フィンガーカムフォロワがスプリング手段によって前記支点手段と係合した状態に保持されることを特徴とするカム機構。
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