JP3746549B2 - 赤外線治療器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、温熱効果で筋肉のこりをほぐすことのできる赤外線治療器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、赤外線、あるいは、遠赤外線を放射し、温熱効果で筋肉のこりをほぐすことのできる赤外線治療器があり、かかる赤外線治療器の一形態として、家庭で簡易に使用できるようにしたものがある。
【0003】
その一般的な構造は、スタンド本体の支柱に、一端開口に形成したヘッドケーシングを連設し、同ヘッドケーシング内に、赤外線、または、遠赤外線を放射する熱源部を収容したものである。
【0004】
同熱源部は、遠赤外線を放射するセラミック板を具備するヒータと、開口側に向けて赤外線、または、遠赤外線を放射するように設けた反射板とを具備しており、スタンド本体の台座部に熱源部と接続する操作スイッチやタイマー等を設けている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来の赤外線治療器には、未だ、以下の解決すべき課題が残されていた。
【0006】
すなわち、従来の家庭用赤外線治療器は、赤外線や遠赤外線を放射する熱源部が単式なので、赤外線や遠赤外線の放射面積が狭いものであった。
【0007】
したがって、患部面積が広い場合、全体を略同時に温熱治療することができないので使い勝手がよくなかった。
【0008】
そこで、本発明では、上記課題を解決することのできる赤外線治療器を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明は、一端開口に形成し、開口側に向けて赤外線、または、遠赤外線を放射するヒータ部(4)を収容配設したヘッドケーシング(2)を具備する赤外線治療器において、前記ヒータ部(4)は、複数個のヒータ(4a),(4b)を互いに離隔した状態で並設するとともに、同ヒータ(4a),(4b)を一対の薄板状の熱伝導体で狭持すると共に前記熱伝導体をバックプレートと赤外線発生材を形成したプレートとで挟みこんで一体的に構成し、各ヒータ (4a),(4b) で発生する熱が相互に伝導されることを可及的に防止するために前記プレート及び前記熱伝導体においてヒータ (4a),(4b) 間に位置するくびれ部 (12a) を設けると共に、ヒータ (4a),(4b) を独立に通電可能としたことを特徴とする赤外線治療器に係るものである。
【0010】
また、本発明は以下の構成にも特徴を有する。
【0011】
上記ヘッドケーシングを、変位自在なフレキシブル連結杆の先端に、その軸心回りに回動自在に取付けるとともに、同連結杆を介して台座部に連設した。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施の形態について詳述する。
【0015】
図1〜図3に示すように、本赤外線治療器Aは、一端開口に形成し、開口側に向けて赤外線、または、遠赤外線を放射するように熱源部1を収容配設したヘッドケーシング2と、同ヘッドケーシング2を保持するスタンド本体3とを具備している。
【0016】
ヘッドケーシング2は正面視で繭形となるように形成し、内部に配設される熱源部1もヘッドケーシング2と略相似形としている。20はヘッドケーシング2の開口側に着脱自在に取付けたグリル、また、図3中、23はヘッドケーシング2の後部周壁に多数形成した空気孔であり、2列に形成され、ヘッドケーシング2内へ空気を流通させて使用中のヘッドケーシング2内の過熱を防止している。
【0017】
熱源部1は、図4に示すように、ヘッドケーシング2の奥面に突設したボス21に繭形の反射板10を取付けるとともに、同反射板10に同じく繭形に成形した断熱材11を介して、赤外線プレート12を前面に設けた板状のヒータ部4を取付けて構成しており、また、前記反射板10とヘッドケーシング2の奥面との間には空間を形成している。図4中、10a は反射板取付け用ビス、10b は同カラーである
スタンド本体3は、図1〜図4、図6に示すように、台座部30にヘッドケーシング2を支持連結する支柱31を突設して構成し、台座部30の表面に、電源オン・オフ兼用のタイマスイッチ32やLEDからなる通電ランプ33、及び、ヒータ切換スイッチ34を設けている。
【0018】
上記構成により、タイマスイッチ32を操作して所望する時間にセットすると、ヒータ部4により赤外線プレート12が加熱されて遠赤外線が放射され、反射板10により前方へ効率よく照射される。
【0019】
照射された遠赤外線は、患部の奥まで同時に暖めることができ、確実に代謝作用を促してこりなどをほぐすことができる。
【0020】
上記構成において、本発明は、前記熱源部1は、複数個のヒータ4a,4b を互いに離隔した状態で並設するとともに、同ヒータ4a,4b を一対の薄板状の熱伝導体で挟持して一体的に構成したことに特徴を有する。
【0021】
また、上記複数個のヒータ4a,4b 間に位置する前記熱伝導体の一部に、各ヒータ4a,4b で発生する熱が相互に伝導されることを可及的に防止する熱伝導ロス防止手段を設けたことにも特徴を有する。
【0022】
熱源部1は、前述した通り、反射板10に断熱板11を介して板状のヒータ部4を取付けたものであり、本実施の形態では以下のように構成している。
【0023】
すなわち、図5に示すように、ヒータ部4は前記反射板10よりも小径とし、反射板10への取付用ねじ41a を設けた繭形のバックプレート41に、薄板状の熱伝導体として繭形に形成した一対のマイカ板42,42 によりサンドイッチ状に挟持された薄板状のヒータ基板43を、バックプレート41と同形のフロントプレート45を介してセラミックス等の赤外線発生材を塗布焼成した繭形の赤外線プレート12により挟み込んで一体的に構成している。そして、赤外線プレート12の周縁部をかしめてバックプレート41に取付けている。41b はバックプレート41取付用のカラーである。
【0024】
上記ヒータ基板43にはヒータ線43a,43b を左右に離隔した状態でそれぞれ独立して巻回し、左右別個のヒータ4a,4b を構成している。そして、スタンド本体3の台座部30に設けたヒータ切換スイッチ34により、一方のみ、あるいは、両方のヒータ4a,4b を同時使用することができる。
【0025】
さらに、反射板10の裏面には、左右のヒータ4a,4b 毎にそれぞれサーモスタット5,5 を取付け、両ヒータ4a,4b の温度調節を行うようにしている。
【0026】
本実施の形態においては、上記したように、バックプレート41、マイカ板42, 42、フロントプレート45、赤外線プレート12の各中央部を適宜切欠し、くびれ部12a を形成して繭形とすることにより熱伝導ロス防止手段を構成している。したがって、簡単な構成で効率よく熱伝導のロスを防止することができる。
【0027】
このように、かかる熱伝導ロス防止手段は、熱伝導面積を可及的に小さくするためのものとしているので、そのための切欠部(くびれ部12a )は、図6に示すような形状とすることもできる。
【0028】
さらに、熱伝導ロス防止手段は、上記切欠部(くびれ部12a )の他、図7(a),(b) に示すような開口部12b とすることもできる。図7(a) では、左右のヒータ4a,4b の間に位置するように、ミシン目状の開口部12b を設けたものである。
【0029】
また、図7(b) は、左右のヒータ4a,4b の間に位置するように、スリット状の開口部12b を設けたものであり、さらに、開口部12b 内に断熱材12c を配設して放射熱や対流熱による熱移動を防止している。なお、同断熱材12c は、前記ミシン目状の開口部12b に配設することもできる。
【0030】
なお、本実施の形態では、ヒータ部4を左右のヒータ4a,4b で構成しているが、2個に限るものではなく、例えば、ヒータを3個、4個と適宜に複数個設定することができ、その場合は、図8(a),(b) に示すように、くびれ部12a と開口部12b とを組み合わせて熱伝導ロス防止手段とすることができる。
【0031】
また、本実施の形態では、図9(a) に示すように、フロントプレート45と赤外線プレート12とを別体としているが、図9(b) に示すように、フロントプレート45の前面に直接セラミックスを塗布焼成してもよい。また、図9(c) に示すように、セラミックスのみで赤外線プレート12を形成してもよく、この場合は、バックプレート41の周縁部をかしめて赤外線プレート12を連結すればよい。
【0032】
このように、熱源部1を、左右のヒータ4a,4b を互いに離隔した状態で並設したことにより、左右両方を同時に加熱すれば赤外線や遠赤外線の放射範囲が広がり、効率的な温熱治療を行うことができるとともに、患部面積が小さい場合は一方のヒータ4aのみを使用すればスポット放射ができるので、効率的な温熱治療が行える。
【0033】
また、ヒータ4a,4b を一対の薄板状の熱伝導体で挟持して一体的に構成したことにより、ヒータ部4を複数の別体とする場合に比べて組立工数が少なくなりコスト的にも有利となる上、意匠的にも優り、美観を向上させることができる。
【0034】
しかも、熱伝導ロス防止手段となるくびれ部12a を設けたことにより、一方のみを使用した場合に、発生した熱が他方側へ伝導されることを可及的に防止し、使用するヒータ直前部分をなす赤外線プレート12が効率的に加熱されるので、遠赤外線が放射される所定温度までに達する時間が長くなったりすることがない。
【0035】
ここで、本赤外線治療器Aのその他の構成について詳述する。
【0036】
本発明に係る赤外線治療器Aは、図10及び図11に示すように、スタンド本体3の台座部30の裏面中央に、本赤外線治療器Aが通電中に持ち上げられたり、傾いたりした際に通電を停止する安全スイッチ6が取付けられている。
【0037】
同スイッチ6は、下方へ付勢された状態で取付けられており、台座部30内に押し込まれた状態では回路を閉じているが、付勢力により台座部30から下方へ突出すると回路を開いて通電を停止するものである。
【0038】
このように、安全スイッチ6を台座部30の中央に設けているので、いかなる方向への傾きにも即座に作動することになり安全性が高まる。図10、図11中、28は導線であり、ヘッドケーシング2側とはフレキシブル連結杆8の内部を通って接続されて、上記回路を形成している。なお、同導線28のヘッドケーシング2内部に露出する部分をモールドしてもよく、この場合は確実に絶縁することができ、例えば、洗面所などの水回りにおいても安全に使用することができる。
【0039】
また、図10において、23a は前述した外側の空気孔23の列の内周側縁部に設けた指挿入防止用リブであり、熱源部1に向けて全周にわたり突設している。
【0040】
これにより、子供などが空気孔23から指を突っ込んだりしても指が奥まで挿入されず、火傷などの事故を防止することができ、さらには、空気孔23から侵入した埃が指挿入防止用リブ23a の上面に邪魔されてヘッドケーシング2の内部に溜まることがない。
【0041】
また、図10中、36は台座部30の裏面に設けた脚座であり、表面には滑り止め用の材料が貼設されている。37は電気プラグである。
【0042】
さらに、図11において、7は台座部30内に配設した基板であり、抵抗71やダイオード72を設けている。図12に本赤外線治療器Aの回路図を示しており、図中、一点鎖線で囲った部分はヘッドケーシング2内に収容配設され、他は台座部30内に配設されている。なお、25,25 は温度ヒューズである。
【0043】
次に、ヘッドケーシング2をスタンド本体3に連結支持する連結杆について説明すると、本赤外線治療器Aの連結杆は、図1〜図4、及び、図10に示すように、フレキシブル連結杆8としている。したがって、図2に示すように、ヘッドケーシング2を自在に折曲することができ、任意の方向に遠赤外線を放射することが可能となっている。なお、図2においては、ヘッドケーシング2を左右方向へそれぞれ折曲した状態を示しているが、前後方向を含めて360 °の範囲で折曲自在となっている。
【0044】
また、このように、ヘッドケーシング2を任意に位置させた場合は、同ヘッドケーシング2の重さによりバランスを失い、転倒するおそれがある。
【0045】
そこで、本実施の形態では、図10、図11及び図13に示すように、支柱31を、台座部30のやや後側で偏心させた位置に突設し、同支柱31と台座部30の中心を結んだ延長線上に位置するように、台座部30内の前端に錘体Wを配設している。
【0046】
錘体Wを上記個所に配設したことにより、台座部30の重量を大きくして赤外線治療器A全体の安定を保つとともに、例えば、ヘッドケーシング2を後方へ倒した状態で使用してもバランスを保つことができて使用する上での安全性が向上する。
【0047】
なお、図10に示すように、フレキシブル連結杆8は、台座部30に基端を連結したパイプの中途部をフレキシブルに形成したパイプ81を、蛇腹状に形成したカバー82で被覆して構成しており、同フレキシブル連結杆8の上端に、コネクタ27を介してヘッドケーシング2の中央部を取付けている。
【0048】
コネクタ27は、図14に示すような回転ヒンジ構造としており、ヘッドケーシング2を回転させる際に、クリック感を出すためのリング27c を具備している。
【0049】
図14中、2dは取付けボルト、27a は先端をヘッドケーシング2の後面中央に設けた摺動溝2eに遊嵌可能に形成し、後端にフレキシブルパイプ81との連結面27d を設けたコネクタ27の内側ケース、27b は同内側ケース27a に嵌着可能とした外側ケース、28a は導線引出し孔、81a はフレキシブルパイプ81の上端に形成した雄ねじ部に螺着する固定ナットである。
【0050】
上記構成により、図15に示すように、ヘッドケーシング2を時計廻りに90°回転させ、ヒータ4a,4b を縦並びの状態で使用することができる。
【0051】
その際に、ヘッドケーシング2はその中央部でコネクタ27と連結しているので回転時のバランスがよい。
【0052】
また、本実施の形態に係る赤外線治療器Aは、ヒータ切換スイッチ34により、左、右、前面の3モードを適宜切換えて使用できるようにしているが、前記した縦並びの状態で使用する場合は、コネクタ27を介してヘッドケーシング2を正面視で時計廻りに90°のみ回動可能に構成し、この回動した状態でヒータ切換スイッチ34で右モードにすれば、右側ヒータ4bが通電されて発熱できるようにしている。
【0053】
すなわち、本赤外線治療器Aは、ヘッドケーシング2を90°回転させた際に、並設したヒータ4a,4b において上側に位置するヒータのみが使用できるようにしている(図4参照)。
【0054】
また、本発明に係る赤外線治療器Aは、図16に示すように、スタンド部3の支柱31ににグリップ35を設けることもできる。ここでのグリップ35は、滑り止め加工を施したラバー製として、支柱31の上部にを設けている。これにより、赤外線治療器Aの持ち運びによる移動が容易となる。
【0055】
ここで、本発明に係る赤外線治療器Aを実際に使用する場合について以下に説明する。
【0056】
図17は、例えば、背中や背骨に沿ったツボを温熱治療する場合を示しており、ヘッドケーシング2の長手方向を背骨に沿うように位置させ、かつ、左右ヒータ4a,4b を同時に使用することにより、略背中全体を同時に暖めることができ、効率的な治療が行える。
【0057】
また、図18では、例えば、膝などの治療を行う場合を示しており、ヘッドケーシング2の長手方向が縦となるように位置させ、上方のヒータ4bのみを使用している。
【0058】
このように、ヘッドケーシング2を縦方向に向けて使用する場合、ヒータ部4は上側のみが作動可能としているので、図18において矢印f,g で示すように、ヘッドケーシング2内における通気性が良好となり、ヘッドケーシング2内に熱が滞留することを防止できる。すなわち、熱は暖まると上昇するが、この場合、ヒータ4bが予めヘッドケーシング2の上側に位置することになるので、加熱された空気は直ちにケーシング外へと抜け出ることになり、ヘッドケーシング2内が過熱することを防止できる。
【0059】
また、上側のヒータ4bが作動しているので、下側を作動させるよりもフレキシブル連結杆8によりヘッドケーシング2を前後方向へ移動させた場合に遠赤外線放射の上下範囲が広がって使い勝手が向上する。
【0060】
他の実施の形態として、図19(a),(b) に示すものを説明する。
【0061】
これは、ヘッドケーシング2に埃侵入防止装置15を設け、同ヘッドケーシング2に設けたグリル20及び空気孔23を開閉自在としたものであり、図19(a) は開いた状態を、図19(b) は閉じた状態を示している。
【0062】
すなわち、グリル20を多数の可動式ルーバ20a で構成するとともに、ヘッドケーシング2の内壁面に沿うように、空気孔23と整合うる整合用孔23a を形成した開閉部材2aを配設し、つまみ2bの操作により空気孔23を開閉自在としている。なお、ここでは、噛合する一対のギヤを具備する連動機構2cを設けて、つまみ2bの操作とルーバ20a の開閉動作とを連動させている。
【0063】
かかる構成にすれば、埃等がヘッドケーシング内に侵入することを可及的に防止でき、内部の清掃等が楽になり、また清掃までの期間も長くとることができる。なお、開閉部材2aを装着するために、ヘッドケーシング2の外形を半割円筒状に形成するとともに、前述した指挿入防止用リブ23a は廃止している。
【0064】
【発明の効果】
(1)一端開口に形成し、開口側に向けて赤外線、または、遠赤外線を放射するヒータ部(4)を収容配設したヘッドケーシング(2)を具備する赤外線治療器において、前記ヒータ部(4)は、複数個のヒータ(4a),(4b)を互いに離隔した状態で並設するとともに、同ヒータ(4a),(4b)を一対の薄板状の熱伝導体で狭持すると共に前記熱伝導体をバックプレートと赤外線発生材を形成したプレートとで挟みこんで一体的に構成し、各ヒータ (4a),(4b) で発生する熱が相互に伝導されることを可及的に防止するために前記プレート及び前記熱伝導体においてヒータ (4a),(4b) 間に位置するくびれ部 (12a) を設けると共に、ヒータ (4a),(4b) を独立に通電可能としたことにより、患部面積などに応じて、単式と複式の使い分けができて使い勝手が向上する。また、ヒータ部を複数の別体とする場合に比べて組立工数が少なくなりコスト的にも有利となる上、意匠的にも優り、美観を向上させることができる。
【0065】
また、くびれ部(12a)を有しているため、一方のヒータみを使用した場合に、発生した熱が他方側へ伝導されることを可及的に防止でき、使用するヒータ直前部分をなす赤外線プレートが効率的に加熱されるので、遠赤外線が放射される所定温度までに達する時間が長くなったりすることがない。
【0066】
(2)上記ヘッドケーシングを、変位自在なフレキシブル連結杆の先端に、その軸心回りに回動自在に取付けるとともに、同連結杆を介して台座部に連設したことにより、ヘッドケーシングを自在に折曲することができ、任意の方向に遠赤外線を放射することが可能となって使い勝手が向上する。さらに、患部に合わせてヘッドケーシングを水平方向、垂直方向いずれにも選択的に使用でき、使い勝手がさらに向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る赤外線治療器の斜視図である。
【図2】同正面図である。
【図3】同側面図である。
【図4】同赤外線治療器の熱源部の分解斜視図である。
【図5】同熱源部のヒータ部の分解斜視図である。
【図6】本実施の形態に係る熱伝導ロス防止手段の変容例を示す説明図である。
【図7】熱伝導ロス防止手段の一形態を示す説明図である。
【図8】熱伝導ロス防止手段の一形態を示す説明図である。
【図9】ヒータ部の説明図である。
【図10】本赤外線治療器の断面視による説明図である。
【図11】台座部内部の説明図である。
【図12】本赤外線治療器の回路図である。
【図13】台座部の一部を切欠した平面図である。
【図14】コネクタの説明図である。
【図15】ヘッドケーシングを縦向きにした状態を示す説明図である。
【図16】支柱にグリップを設けた場合を示す説明図である。
【図17】本赤外線治療器の使用状態の一例を示す説明図である。
【図18】本赤外線治療器の使用状態の一例を示す説明図である。
【図19】埃侵入防止手段の説明図である。
【符号の説明】
A 赤外線治療器
1 熱源部
2 ヘッドケーシング
3 スタンド本体
4 ヒータ部
4a 左側ヒータ
4b 右側ヒータ
6 安全スイッチ
12 赤外線プレート
12a くびれ部
30 台座部
31 支柱
35 グリップ
Claims (2)
- 一端開口に形成し、開口側に向けて赤外線、または、遠赤外線を放射するヒータ部(4)を収容配設したヘッドケーシング(2)を具備する赤外線治療器において、前記ヒータ部(4)は、複数個のヒータ(4a),(4b)を互いに離隔した状態で並設するとともに、同ヒータ(4a),(4b)を一対の薄板状の熱伝導体で狭持すると共に前記熱伝導体をバックプレートと赤外線発生材を形成したプレートとで挟みこんで一体的に構成し、各ヒータ (4a),(4b) で発生する熱が相互に伝導されることを可及的に防止するために前記プレート及び前記熱伝導体においてヒータ (4a),(4b) 間に位置するくびれ部 (12a) を設けると共に、ヒータ (4a),(4b) を独立に通電可能としたことを特徴とする赤外線治療器。
- 上記ヘッドケーシング(2)を、変位自在なフレキシブル連結杆(8)の先端に、その軸心回りに回動自在に取付けるとともに、同連結杆(8)を介して台座部(30)に連設したことを特徴とする請求項1に記載の赤外線治療器。
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