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JP3741993B2 - 外界センシング装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両進行方向の外界をセンシングするセンシング手段を、車両進行方向の端部近傍の車体にブラケットを介して取り付けた外界センシング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両進行方向の端部にレーダー装置を取り付ける際に、そのレーダー軸線が車体軸線に対して正しい位置関係になるように調整する手法が、特開2000−258527号公報により公知である。このものは、レーダー装置の上部右側に設けた基準取付ボルトと、レーダー装置の上部左側に設けた左右方向調整取付ボルトと、レーダー装置の下部右側に設けた上下方向調整取付ボルトとを車体に設けたブラケットに螺合したもので、左右方向調整取付ボルトを回転させてレーダー装置の左側をブラケットに対して接近・離間させることでレーダー軸線を左右方向に調整し、また上下方向調整取付ボルトを回転させてレーダー装置の下側をブラケットに対して接近・離間させることでレーダー軸線を上下方向に調整するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、レーダー装置が車体に強固に取り付けられていると、車両が時速数km/hで軽衝突しただけでも、レーダー装置が強い衝撃を受けて損傷する可能性がある。また、図14に示すように、軽衝突によりレーダー装置Stの軸線がずれる場合があり、このまま車両が走行すると、レーダー装置Stの検知結果を利用する走行制御手段(車間警報システム、ACCシステム、Stop&Goシステム、衝突軽減・防止システム、車線逸脱警報システム等)を的確に作動させることができなくなる問題がある。
【0004】
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、レーダー装置等のセンシング手段が車両の軽衝突により受ける影響を軽減することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、車両進行方向の外界をセンシングするセンシング手段を、車両進行方向の端部近傍の車体にブラケットを介して取り付けた外界センシング装置において、センシング手段は、車両進行方向からの荷重により反車両進行方向に変位できるように、ブラケットに変位許容手段を介して取り付けられており、変位許容手段は、センシング手段およびブラケットの何れか一方に一端を固定された連結部材と、連結部材の他端に固定されてセンシング手段およびブラケットの何れか他方に係止された係止部材とを備え、係止部材はセンシング手段に加わる車両進行方向からの荷重でセンシング手段およびブラケットの何れか他方との係止を解除され、かつ変位許容手段の連結部材および係止部材は相互に螺合する雄ねじ部および雌ねじ部を備え、複数個の変位許容手段の連結部材および係止部材を相対回転させることでセンシング手段の軸調整を行うことを特徴とする外界センシング装置が提案される。
【0006】
上記構成によれば、センシング手段をブラケットを介して車体に取り付ける際に、センシング手段が車両進行方向からの荷重により反車両進行方向に変位できるように変位許容手段を介して取り付けられるので、車両の衝突の衝撃を効果的に吸収してセンシング手段の損傷を防止することができる。また変位許容手段が、センシング手段(あるいはブラケット)に一端を固定された連結部材と、連結部材の他端に固定されてブラケット(あるいはセンシング手段)に係止された係止部材とを備えるので、車両の衝突によりセンシング手段に車両進行方向からの荷重が加わったときに、連結部材を介して係止部材に荷重を伝達し、係止部材とブラケット(あるいはセンシング手段)との係止を確実に解除することができる。しかも、変位許容手段の連結部材および係止部材が相互に螺合する雄ねじ部および雌ねじ部を備えるので、複数個の変位許容手段の連結部材および係止部材を相対回転させることでセンシング手段の軸調整を行うことができる。
【0007】
また請求項に記載された発明によれば、請求項の構成に加えて、係止部材は、車両進行方向からの荷重で変形して係止を解除されることを特徴とする外界センシング装置が提案される。
【0008】
上記構成によれば、係止部材は車両進行方向からの荷重で変形して係止を解除されるので、荷重が加わらない通常時に係止部材とブラケット(あるいはセンシング手段)との係止状態を維持しながら、荷重が加わる衝突時に係止部材とブラケット(あるいはセンシング手段)との係止を確実に解除することができる。
【0009】
また請求項に記載された発明によれば、請求項または請求項の構成に加えて、係止部材による係止が解除されたことを検知する係止解除検知手段を備えたことを特徴とする外界センシング装置が提案される。
【0010】
上記構成によれば、係止解除検知手段が係止部材による係止が解除されたことを検知するので、衝突に伴う係止の解除によりセンシング手段の軸線がずれたことを確実に認識することができる。
【0011】
また請求項に記載された発明によれば、請求項の構成に加えて、係止解除検知手段は、導体よりなる前記連結部材と、ブラケットあるいはセンシング手段に分離可能に係止された不導体よりなる前記係止部材と、ブラケットあるいはセンシング手段に支持された導体よりなる接点と、連結部材および接点間の電気的導通状態に基づいて係止部材の係止状態を判定する判定手段とを備え、係止部材がブラケットあるいはセンシング手段に係止されているとき、接点が係止部材に当接して連結部材との導通を遮断されることで、判定手段は係止部材が係止状態にあると判定し、係止部材がブラケットあるいはセンシング手段に係止されていないとき、接点が連結部材に接触することで、判定手段は係止部材が係止状態にないと判定することを特徴とする外界センシング装置が提案される。
【0012】
上記構成によれば、通常時には係止部材がブラケットあるいはセンシング手段に係止されているので、接点が係止部材に当接して連結部材との導通を遮断されるため、判定手段は係止部材が係止状態にあると判定することができる。また車両の衝突により係止部材がブラケットあるいはセンシング手段から分離すると、接点が連結部材に接触するため、判定手段は係止部材が係止状態にないと判定することができる。
【0013】
また請求項に記載された発明によれば、請求項の構成に加えて、係止解除検知手段は、導体よりなる前記連結部材と、ブラケットあるいはセンシング手段に分離可能に係止された不導体よりなる前記係止部材と、ブラケットあるいはセンシング手段に支持された導体よりなる接点と、連結部材および接点間の電気的導通状態に基づいて係止部材の係止状態を判定する判定手段とを備え、係止部材がブラケットあるいはセンシング手段に係止されているとき、接点が連結部材に接触することで、判定手段は係止部材が係止状態にあると判定し、係止部材がブラケットあるいはセンシング手段に係止されていないとき、接点が係止部材に当接して連結部材との導通を遮断されることで、判定手段は係止部材が係止状態にないと判定することを特徴とする外界センシング装置が提案される。
【0014】
上記構成によれば、通常時には係止部材がブラケットあるいはセンシング手段に係止されていて接点が連結部材に接触するため、判定手段は係止部材が係止状態にあると判定することができる。また車両の衝突により係止部材がブラケットあるいはセンシング手段から分離すると、接点が係止部材に当接して連結部材との導通を遮断されるため、判定手段は係止部材が係止状態にないと判定することができる。
【0015】
また請求項に記載された発明によれば、請求項〜請求項の何れか1項の構成に加えて、センシング手段の検知結果に基づいて車両の走行を制御する走行制御手段を備え、判定手段が係止部材が係止状態にないと判定したときに、走行制御手段は作動を停止することを特徴とする外界センシング装置が提案される。
【0016】
上記構成によれば、判定手段が係止部材が係止状態にないと判定すると、センシング手段の検知結果に基づいて車両の走行を制御する走行制御手段が作動を停止するので、軸線のずれたセンシング手段の出力に基づいて走行制御手段が不適切な作動をすることが確実に防止される。
【0017】
また請求項に記載された発明によれば、請求項〜請求項の何れか1項の構成に加えて、判定手段が係止部材が係止状態にないと判定したときに、乗員に報知する報知手段を備えたことを特徴とする外界センシング装置が提案される。
【0018】
上記構成によれば、判定手段により係止部材が係止状態にないことが判定されると報知手段が乗員に報知するので、乗員はセンシング手段の軸線がずれていることを確実に認識することができる。
【0019】
また請求項8に記載された発明によれば、車両進行方向の外界をセンシングするセンシング手段を、車両進行方向の端部近傍の車体にブラケットを介して取り付けた外界センシング装置において、センシング手段は、車両進行方向からの荷重により反車両進行方向に変位できるように、ブラケットに変位許容手段を介して取り付けられており、変位許容手段は、センシング手段およびブラケットの何れか一方に一端を固定された連結部材と、連結部材の他端に固定されてセンシング手段およびブラケットの何れか他方に係止された係 止部材とを備え、係止部材はセンシング手段に加わる車両進行方向からの荷重でセンシング手段およびブラケットの何れか他方との係止を解除され、かつ係止部材による係止が解除されたことを検知する係止解除検知手段を備え、係止解除検知手段は、導体よりなる前記連結部材と、ブラケットあるいはセンシング手段に分離可能に係止された不導体よりなる前記係止部材と、ブラケットあるいはセンシング手段に支持された導体よりなる接点と、連結部材および接点間の電気的導通状態に基づいて係止部材の係止状態を判定する判定手段とを備え、係止部材がブラケットあるいはセンシング手段に係止されているとき、接点が係止部材に当接して連結部材との導通を遮断されることで、判定手段は係止部材が係止状態にあると判定し、係止部材がブラケットあるいはセンシング手段に係止されていないとき、接点が連結部材に接触することで、判定手段は係止部材が係止状態にないと判定することを特徴とする外界センシング装置が提案される。
【0020】
上記構成によれば、センシング手段をブラケットを介して車体に取り付ける際に、センシング手段が車両進行方向からの荷重により反車両進行方向に変位できるように変位許容手段を介して取り付けられるので、車両の衝突の衝撃を効果的に吸収してセンシング手段の損傷を防止することができる。また変位許容手段が、センシング手段(あるいはブラケット)に一端を固定された連結部材と、連結部材の他端に固定されてブラケット(あるいはセンシング手段)に係止された係止部材とを備えるので、車両の衝突によりセンシング手段に車両進行方向からの荷重が加わったときに、連結部材を介して係止部材に荷重を伝達し、係止部材とブラケット(あるいはセンシング手段)との係止を確実に解除することができる。しかも通常時には係止部材がブラケットあるいはセンシング手段に係止されているので、接点が係止部材に当接して連結部材との導通を遮断されるため、判定手段は係止部材が係止状態にあると判定することができる。また車両の衝突により係止部材がブラケットあるいはセンシング手段から分離すると、接点が連結部材に接触するため、判定手段は係止部材が係止状態にないと判定することができる。
【0021】
また請求項9に記載された発明によれば、車両進行方向の外界をセンシングするセンシング手段を、車両進行方向の端部近傍の車体にブラケットを介して取り付けた外界センシング装置において、センシング手段は、車両進行方向からの荷重により反車両進行方向に変位できるように、ブラケットに変位許容手段を介して取り付けられており、変位許容手段は、センシング手段およびブラケットの何れか一方に一端を固定された連結部材と、連結部材の他端に固定されてセンシング手段およびブラケットの何れか他方に係止された係止部材とを備え、係止部材はセンシング手段に加わる車両進行方向からの荷重でセンシング手段およびブラケットの何れか他方との係止を解除され、かつ係止部材による係止が解除されたことを検知する係止解除検知手段を備え、係止解除検知手段は、導体よりなる前記連結部材と、ブラケットあるいはセンシング手段に分離可能に係止された不導体よりなる前記係止部材と、ブラケットあるいはセンシング手段に支持された導体よりなる接点と、連結部材および接点間の電気的導通状態に基づいて係止部材の係止状態を判定する判定手段とを備え、係止部材がブラケットあるいはセンシング手段に係止されているとき、接点が連結部材に接触することで、判定手段は係止部材が係止状態にあると判定し、係止部材がブラケットあるいはセンシング手段に係止されていないとき、接点が係止部材に当接して連結部材との導通を遮断されることで、判定手段は係止部材が係止状態にないと判定することを特徴とする外界センシング装置が提案される。
【0022】
上記構成によれば、センシング手段をブラケットを介して車体に取り付ける際に、センシング手段が車両進行方向からの荷重により反車両進行方向に変位できるように変位許容手段を介して取り付けられるので、車両の衝突の衝撃を効果的に吸収してセンシング手段の損傷を防止することができる。また変位許容手段が、センシング手段(あるいはブラケット)に一端を固定された連結部材と、連結部材の他端に固定されてブラケット(あるいはセンシング手段)に係止された係止部材とを備えるので、車両の衝突によりセンシング 手段に車両進行方向からの荷重が加わったときに、連結部材を介して係止部材に荷重を伝達し、係止部材とブラケット(あるいはセンシング手段)との係止を確実に解除することができる。しかも通常時には係止部材がブラケットあるいはセンシング手段に係止されていて接点が連結部材に接触するため、判定手段は係止部材が係止状態にあると判定することができる。また車両の衝突により係止部材がブラケットあるいはセンシング手段から分離すると、接点が係止部材に当接して連結部材との導通を遮断されるため、判定手段は係止部材が係止状態にないと判定することができる。
【0023】
尚、実施例のレーダー装置Stは本発明のセンシング手段に対応し、実施例のボルト17は本発明の連結部材に対応し、実施例の樹脂ナット18は本発明の係止部材に対応する。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。 図1〜図9は本発明の第1実施例を示すもので、図1はレーダー装置を備えた車両の前部側面図、図2は図1の2方向矢視図、図3は図2の3方向矢視図、図4は図2の4方向矢視図、図5は図3の5−5線拡大断面図、図6はレーダー装置の取付部の分解斜視図、図7は変位許容手段の作用を説明する、前記図5に対応する図、図8は係止解除検知手段の構造および作用を説明する図、図9は作用を説明するフローチャートである。
【0025】
図1に示すように、車両の進行方向に存在する前走車等の物体を検知するレーダー装置St(センシング手段)はフロントグリル11の内側に配置されるもので、車体12に取り付けたブラケット13に支持される。
【0026】
図2〜図4から明らかなように、ブラケット13は金属板を平面視でコ字状断面に折り曲げて構成したもので、その四隅が4本のボルト14…で車体12に固定される。レーダー装置Stは直方体状のケーシング15を備えており、その外周面に3個のステー15a,15b,15cが一体に突設される。レーダー装置Stはケーシング15の3個のステー15a,15b,15cが各々変位許容手段16a,16b,16cを介してブラケット13に取り付けられており、その状態でケーシング15の後部がブラケット13の前面に形成した開口13aに嵌合する。
【0027】
図5および図6を併せて参照すると明らかなように、変位許容手段16aは、電気の導体よりなるボルト17と、電気の不導体よりなる樹脂ナット18とから構成される。ボルト17は、座付きの頭部17aと、頭部17aに連なる大径部17bと、大径部17bに連なる小径部17cと、小径部17cの先端に形成された雄ねじ部17dとを備える。ステー15aのボルト孔15dに前方から挿入されたボルト17は、その大径部17bが前記ボルト孔15dに嵌合した状態で、プッシュナット19によりステー15aの後面に係止されて回転可能な状態で抜け止めされる。
【0028】
樹脂ナット18は、ボルト17が螺合する雌ねじ部18aが形成された本体部18bと、本体部18bに前側に連なる正方形断面のネック部18cと、ネック部18cの前側に連なる係止部18dとを備えており、係止部18dを弾性変形させながらブラケット13の正方形断面の係止孔13bに圧入することにより、係止部18dが係止孔13bに嵌合して回転不能に保持される。樹脂ナット18の係止部18dは、組立時にブラケット13の係止孔13bに圧入可能なように、また後述する衝突の荷重が加わったときにブラケット13の係止孔13bから分離可能なように、中間部が膨大して前後端が滑らかに細くなっている。
【0029】
またブラケット13の前面には、電気の導体よりなる接点部材20の環状の取付部20aが4組のボルト21…およびナット22…で固定される。接点部材20は取付部20aから半径方向内向きに延びてJ字状に湾曲した2個の接点20b,20bを備えており、これら接点20b,20bは樹脂ナット18の係止部18dの外周面に弾性的に当接することで、ボルト17との電気的導通を遮断されている。
【0030】
尚、他の2個の変位許容手段16b,16cの構造は、上記変位許容手段16aの構造と同一である。
【0031】
図8に示すように、車両の衝突により変位許容手段16a,16b,16cの3個の樹脂ナット18…の何れかがブラケット13から脱落したことを判定する係止解除検知手段31は、ボルト17と、樹脂ナット18と、接点20b,20bと判定手段32とを備える。係止解除検知手段31のケーシング33の内部には電源34、抵抗35および判定手段32が収納されており、電源34は抵抗35を介して判定手段32およびボルト17に接続され、また樹脂ナット18は接地される。判定手段32は電子制御ユニット36に接続され、電子制御ユニット36は車間警報システム、ACCシステム、Stop&Goシステム、衝突軽減・防止システム、車線逸脱警報システム等の走行制御手段37と、ブザー、チャイム、スピーカ、ランプ等の報知手段38とに接続される。
【0032】
次に、上記構成を備えた第1実施例の作用を説明する。
【0033】
先ず、変位許容手段16a,16b,16cによるレーダー装置Stのエイミングについて説明する。例えば車両を工場から出荷する前に、レーダー装置Stの軸線を正しい方向に一致させるエイミングが行われる。3個の変位許容手段16a,16b,16cのうち、2個の変位許容手段16a,16bはレーダー装置Stのケーシング15前面の左右上部に配置され、残りの1個の変位許容手段16cは、左上の変位許容手段16aの下方、つまりケーシング15前面の左下に配置されている。
【0034】
従って、基準となる左上の変位許容手段16aおよび左下の変位許容手段16cのボルト17,17を操作することなく、右上の変位許容手段16bのボルト17を樹脂ナット18に対してねじ込めば、レーダー装置Stの右側がブラケット13に接近する方向に移動することで、レーダー装置Stの軸線を右向きに調整することができ、逆に右上の変位許容手段16bのボルト17を樹脂ナット18に対して緩めれば、レーダー装置Stの右側がブラケット13にから離反する方向に移動することで、レーダー装置Stの軸線を左向きに調整することができる。
【0035】
また基準となる左上の変位許容手段16aおよび右上の変位許容手段16bのボルト17,17を操作することなく、左下の変位許容手段16cのボルト17を樹脂ナット18に対してねじ込めば、レーダー装置Stの下側がブラケット13に対して接近する方向に移動することで、レーダー装置Stの軸線を下向きに調整することができ、逆に左下の変位許容手段16cのボルト17を樹脂ナット18に対して緩めれば、レーダー装置Stの下側がブラケット13から離反する方向に移動することで、レーダー装置Stの軸線を上向きに調整することができる。
【0036】
さて各々の変位許容手段16a,16b,16cの樹脂ナット18がブラケット13の係止孔13bに係合しているとき、つまりレーダー装置Stがブラケット13に正しく支持されているとき、接点部材20の接点20b,20bは不導体の樹脂ナット18に当接しており(図5参照)、従って、図8(A)に示すように、ボルト17と接点20b,20bとの導通が絶たれて判定手段32には電源34の電圧が印加される。この状態にあるとき、判定手段32は、樹脂ナット18がブラケット13の係止孔13bに係合していてレーダー装置Stの軸線がずれていないと判定し、その信号を受けた電子制御ユニット36は、レーダー装置Stの検知結果に基づいて作動する走行制御手段37の作動を許可するとともに、報知手段38を不作動状態にする。
【0037】
車両の衝突によりレーダー装置Stに後ろ向きの荷重が加わると、レーダー装置Stのステー15a,15b,15cに固定された3本のボルト17…が後方に押され、これらボルト17…に螺合する樹脂ナット18…が後方に押される(図5の矢印A参照)。その結果、所定値以上の荷重を受けた樹脂ナット18の係止部18dが弾性変形してブラケット13の係止孔13bを通り抜け、樹脂ナット18とブラケット13との係止が解除される(図7参照)。このように、レーダー装置Stに後向きの荷重が加わると樹脂ナット18がブラケット13から脱落することにより、レーダー装置Stの後方への移動を許容して損傷から保護することができる。
【0038】
樹脂ナット18がブラケット13から分離するとき、接点20b,20bの先端が円弧状に湾曲しているため、それら接点20b,20bが樹脂ナット18の係止部18dやボルト17のねじ山に引っ掛かることがない。また樹脂ナット18がブラケット13から分離した後も、ボルト17は弾性を有する接点20b,20bにより上下から押さえられてガタつくことがない。
【0039】
上述のようにして樹脂ナット18がブラケット13から脱落すると、図7に示すように、それまで樹脂ナット18に当接していた接点20b,20bがボルト17に当接するため、図8(B)に示すように、判定手段32の電位が電源34の電位から接地電位へと低下する。この状態にあるとき、判定手段32は、樹脂ナット18がブラケット13の係止孔13bから脱落してレーダー装置Stの軸線がずれていると判定し、その信号を受けた電子制御ユニット36は、レーダー装置Stの検知結果に基づいて作動する走行制御手段37の作動を禁止するとともに、報知手段38を作動状態にしてドライバーに警報を発する。
【0040】
従って、軸線がずれたレーダー装置Stの出力に基づいて走行制御手段37が不適切な作動をするのを未然に防止することができ、かつレーダー装置Stの軸線のずれをドライバーに報知して修理あるいは再調整を促すことができる。
【0041】
上記作用を、図9のフローチャートに基づいて更に説明する。
【0042】
先ず、ステップS1で衝突フラグを確認し、ステップS2で衝突フラグ=1(衝突の履歴有り)の場合には、ステップS3でレーダー装置Stの軸線がずれていることを示す衝突エラー信号を出力し、レーダー装置Stの検知結果を使用する走行制御装置37の作動を禁止するとともに、報知手段38を作動させてドライバーに警報を発する。一方、前記ステップS2で衝突フラグ=0(衝突の履歴無し)の場合には、ステップS4で走行制御手段37の作動コマンドを受け付け、ステップS5で走行制御手段37の作動コマンドがあれば、ステップS6で走行制御手段37の作動を実行し、ステップS5で走行制御手段37の作動コマンドがなければ、ステップS7で走行制御手段37の作動を待機する。
【0043】
続くステップS8で係止解除検知手段31の出力を確認し、ステップS9でその出力が0であれば、つまり衝突の衝撃でいずれかの変位許容手段16a,16b,16cの樹脂ナット18…がブラケット13から脱落していれば、ステップS10で衝突フラグ=1(衝突の履歴有り)にセット出力、ステップS11で衝突フラグ用のEEPROM(不揮発メモリ)に「1」を書き込む。
【0044】
次に、図10および図11に基づいて本発明の第2実施例を説明する。
【0045】
前述した第1実施例では、レーダー装置Stのケーシング15のステー15a,15b,15cがブラケット13の開口13aの前方に位置していたが、本第2実施例ではレーダー装置Stのステー15a,15b,15cがブラケット13の開口13aの後方に位置している。そして変位許容手段16a,16b,16cのボルト17はブラケット13のボルト孔13cを前方から後方に貫通してプッシュナット19で係止される。また変位許容手段16a,16b,16cの樹脂ナット18は第1実施例と前後逆に配置されており、本体部18bの後方に連なる正方形断面のネック部18cがステー15a,15b,15cの正方形断面の係止孔15eに嵌合するとともに、ネック部18cの後方に連なる係止部18dの外周面に接点部材20の一対の接点20b,20bが当接する。
【0046】
而して、3個の変位許容手段16a,16b,16cのうちの2個の変位許容手段16b,16cのボルト17,17を回転させることにより、第1実施例と同様にレーダー装置Stの軸線を左右方向および上下方向に調整することができる。
【0047】
車両の衝突により、ブラケット13の開口13aから前方に突出するレーダー装置Stのケーシング15の前面に後向きの荷重が加わると、ケーシング15のステー15a,15b,15cが後向きに押され、ボルト17に螺合する樹脂ナット18に対して相対的に後方に移動する(矢印A参照)。その結果、ステー15a,15b,15cは係止部18dを弾性変形させながら樹脂ナット18から分離するため、レーダー装置Stは後方への移動を許容されて損傷を防止される。
【0048】
また衝突前に樹脂ナット18の係止部18dの外周面に当接していた接点20b,20bは、ステー15a,15b,15cが樹脂ナット18から分離することで、樹脂ナット18の係止部18dから離反してボルト17に当接する。従って、接点20b,20bを接地しておけば、接点20b,20bを介してボルト17が接地することで、判定手段32は樹脂ナット18がステー15a,15b,15cの係止孔15eから脱落してレーダー装置Stの軸線がずれていると判定する。そして係止解除検知手段31からの信号を受けた電子制御ユニット36は、レーダー装置Stの検知結果に基づいて作動する走行制御手段37の作動を禁止するとともに、報知手段38を作動状態にしてドライバーに警報を発することができる。
【0049】
次に、図12に基づいて本発明の第3実施例を説明する。
【0050】
前述した第1実施例では、3個の変位許容手段16a,16b,16cのボルト17をケーシング15のステー15a,15b,15cに固定し、樹脂ナット18をブラケット13に係止していたが、本第3実施例ではボルト17をブラケット13に固定し、樹脂ナット18をステー15a,15b,15cに係止している。樹脂ナット18は本体部18bおよび係止部18dをそれぞれ前方および後方に位置させており、接地させた接点20b,20bが樹脂ナット18の係止部18dに当接している。
【0051】
車両の衝突により、レーダー装置Stのケーシング15の前面に後向きの荷重が加わると、ケーシング15のステー15a,15b,15cが後向きに押され、ボルト17に螺合する樹脂ナット18に対して相対的に後方に移動する(矢印A参照)。その結果、ステー15a,15b,15cは係止部18dを弾性変形させながら樹脂ナット18から分離するため、レーダー装置Stは後方への移動を許容されて損傷を防止される。
【0052】
本第3実施例によるレーダー装置Stの軸線の調整機能と、車両の衝突時にレーダー装置Stの軸線のずれを検知する機能は、前述した第1、第2実施例と同様である。
【0053】
次に、図13に基づいて本発明の第4実施例を説明する。
【0054】
前述した第1実施例では、通常時に接点20b,20bが樹脂ナット18に当接し、車両の衝突時に接点20b,20bがボルト17に当接するようになっていたが、本第4実施例では接点部材20をブラケット13の後面に取り付けるとともに、通常時に接点20b,20bをボルト17に当接させている。そして車両が衝突して矢印A方向の荷重で樹脂ナット18がブラケット13から後方に離脱すると、樹脂ナット18の本体部18bに押圧された接点20b,20bがボルト17から離反する。従って、判定手段32は、ボルト17および接点20b,20bの導通が遮断されたときに、3個の係止部材18…の何れかがブラケット13から脱落したことを検知するように構成される。
【0055】
本第4実施例によるレーダー装置Stの軸線の調整機能は、前述した第1〜第3実施例と同様である。
【0056】
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
【0057】
例えば、実施例ではセンシング手段としてレーダー装置Stを例示したが、本発明はテレビカメラ等の任意のセンシング手段に対して適用することができる。
【0058】
【発明の効果】
以上のように請求項1に記載された発明によれば、センシング手段をブラケットを介して車体に取り付ける際に、センシング手段が車両進行方向からの荷重により反車両進行方向に変位できるように変位許容手段を介して取り付けられるので、車両の衝突の衝撃を効果的に吸収してセンシング手段の損傷を防止することができる。また変位許容手段が、センシング手段(あるいはブラケット)に一端を固定された連結部材と、連結部材の他端に固定されてブラケット(あるいはセンシング手段)に係止された係止部材とを備えるので、車両の衝突によりセンシング手段に車両進行方向からの荷重が加わったときに、連結部材を介して係止部材に荷重を伝達し、係止部材とブラケット(あるいはセンシング手段)との係止を確実に解除することができる。しかも、変位許容手段の連結部材および係止部材が相互に螺合する雄ねじ部および雌ねじ部を備えるので、複数個の変位許容手段の連結部材および係止部材を相対回転させることでセンシング手段の軸調整を行うことができる。
【0059】
また請求項に記載された発明によれば、係止部材は車両進行方向からの荷重で変形して係止を解除されるので、荷重が加わらない通常時に係止部材とブラケット(あるいはセンシング手段)との係止状態を維持しながら、荷重が加わる衝突時に係止部材とブラケット(あるいはセンシング手段)との係止を確実に解除することができる。
【0060】
また請求項に記載された発明によれば、係止解除検知手段が係止部材による係止が解除されたことを検知するので、衝突に伴う係止の解除によりセンシング手段の軸線がずれたことを確実に認識することができる。
【0061】
また請求項に記載された発明によれば、通常時には係止部材がブラケットあるいはセンシング手段に係止されているので、接点が係止部材に当接して連結部材との導通を遮断されるため、判定手段は係止部材が係止状態にあると判定することができる。また車両の衝突により係止部材がブラケットあるいはセンシング手段から分離すると、接点が連結部材に接触するため、判定手段は係止部材が係止状態にないと判定することができる。
【0062】
また請求項に記載された発明によれば、通常時には係止部材がブラケットあるいはセンシング手段に係止されていて接点が連結部材に接触するため、判定手段は係止部材が係止状態にあると判定することができる。また車両の衝突により係止部材がブラケットあるいはセンシング手段から分離すると、接点が係止部材に当接して連結部材との導通を遮断されるため、判定手段は係止部材が係止状態にないと判定することができる。
【0063】
また請求項に記載された発明によれば、判定手段が係止部材が係止状態にないと判定すると、センシング手段の検知結果に基づいて車両の走行を制御する走行制御手段が作動を停止するので、軸線のずれたセンシング手段の出力に基づいて走行制御手段が不適切な作動をすることが確実に防止される。
【0064】
また請求項に記載された発明によれば、判定手段により係止部材が係止状態にないことが判定されると報知手段が乗員に報知するので、乗員はセンシング手段の軸線がずれていることを確実に認識することができる。
【0065】
また請求項8に記載された発明によれば、センシング手段をブラケットを介して車体に取り付ける際に、センシング手段が車両進行方向からの荷重により反車両進行方向に変位できるように変位許容手段を介して取り付けられるので、車両の衝突の衝撃を効果的に吸収してセンシング手段の損傷を防止することができる。また変位許容手段が、センシング手段(あるいはブラケット)に一端を固定された連結部材と、連結部材の他端に固定されてブラケット(あるいはセンシング手段)に係止された係止部材とを備えるので、車両の衝突によりセンシング手段に車両進行方向からの荷重が加わったときに、連結部材を介して係止部材に荷重を伝達し、係止部材とブラケット(あるいはセンシング手段)との係止を確実に解除することができる。しかも通常時には係止部材がブラケットあるいはセンシング手段に係止されているので、接点が係止部材に当接して連結部材との導通を遮断されるため、判定手段は係止部材が係止状態にあると判定することができる。また車両の衝突により係止部材がブラケットあるいはセンシング手段から分離すると、接点が連結部材に接触するため、判定手段は係止部材が係止状態にないと判定することができる。
【0066】
また請求項9に記載された発明によれば、センシング手段をブラケットを介して車体に取り付ける際に、センシング手段が車両進行方向からの荷重により反車両進行方向に変位できるように変位許容手段を介して取り付けられるので、車両の衝突の衝撃を効果的に吸収してセンシング手段の損傷を防止することができる。また変位許容手段が、センシング手段(あるいはブラケット)に一端を固定された連結部材と、連結部材の他端に固定されてブラケット(あるいはセンシング手段)に係止された係止部材とを備えるので、車両の衝突によりセンシング手段に車両進行方向からの荷重が加わったときに、連結部材を介して係止部材に荷重を伝達し、係止部材とブラケット(あるいはセンシング手段)との係止を確実に解除することができる。しかも通常時には係止部材がブラケットあるいはセンシング手段に係止されていて接点が連結部材に接触するため、判定手段は係止部材が係止状態にあると判定することができる。また車両の衝突により係止部材がブラケットあるいはセンシング手段から分離すると、接点が係止部材に当接して連結部材との導通を遮断されるため、判定手段は係止部材が係止状態にないと判定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 レーダー装置を備えた車両の前部側面図
【図2】 図1の2方向矢視図
【図3】 図2の3方向矢視図
【図4】 図2の4方向矢視図
【図5】 図3の5−5線拡大断面図
【図6】 レーダー装置の取付部の分解斜視図
【図7】 変位許容手段の作用を説明する、前記図5に対応する図
【図8】 係止解除検知手段の構造および作用を説明する図
【図9】 作用を説明するフローチャート
【図10】 本発明の第2実施例に係る、前記図2に対応する図
【図11】 図10の11−11線断面図
【図12】 本発明の第3実施例に係る、前記図5に対応する図
【図13】 本発明の第4実施例に係る、前記図5に対応する図
【図14】 車両の衝突時のレーダー装置の状態を示す、前記図1に対応する図
【符号の説明】
St レーダー装置(センシング手段)
12 車体
13 ブラケット
16a 変位許容手段
16b 変位許容手段
16c 変位許容手段
17 ボルト(連結部材)
17d 雄ねじ部
18 樹脂ナット(係止部材)
18a 雌ねじ部
20b 接点
31 係止解除検知手段
32 判定手段
37 走行制御手段
38 報知手段

Claims (9)

  1. 車両進行方向の外界をセンシングするセンシング手段(St)を、車両進行方向の端部近傍の車体(12)にブラケット(13)を介して取り付けた外界センシング装置において、
    センシング手段(St)は、車両進行方向からの荷重により反車両進行方向に変位できるように、ブラケット(13)に変位許容手段(16a,16b,16c)を介して取り付けられており、
    変位許容手段(16a,16b,16c)は、センシング手段(St)およびブラケット(13)の何れか一方に一端を固定された連結部材(17)と、連結部材(17)の他端に固定されてセンシング手段(St)およびブラケット(13)の何れか他方に係止された係止部材(18)とを備え、係止部材(18)はセンシング手段(St)に加わる車両進行方向からの荷重でセンシング手段(St)およびブラケット(13)の何れか他方との係止を解除され、
    かつ変位許容手段(16a,16b,16c)の連結部材(17)および係止部材(18)は相互に螺合する雄ねじ部(17d)および雌ねじ部(18a)を備え、複数個の変位許容手段(16a,16b,16c)の連結部材(17)および係止部材(18)を相対回転させることでセンシング手段(St)の軸調整を行うことを特徴とする外界センシング装置。
  2. 係止部材(18)は、車両進行方向からの荷重で変形して係止を解除されることを特徴とする、請求項に記載の外界センシング装置。
  3. 係止部材(18)による係止が解除されたことを検知する係止解除検知手段(31)を備えたことを特徴とする、請求項または請求項に記載の外界センシング装置。
  4. 係止解除検知手段(31)は、
    導体よりなる前記連結部材(17)と、
    ブラケット(13)あるいはセンシング手段(St)に分離可能に係止された不導体よりなる前記係止部材(18)と、
    ブラケット(13)あるいはセンシング手段(St)に支持された導体よりなる接点(20b)と、
    連結部材(17)および接点(20b)間の電気的導通状態に基づいて係止部材(18)の係止状態を判定する判定手段(32)と、
    を備え、
    係止部材(18)がブラケット(13)あるいはセンシング手段(St)に係止されているとき、接点(20b)が係止部材(18)に当接して連結部材(17)との導通を遮断されることで、判定手段(32)は係止部材(18)が係止状態にあると判定し、
    係止部材(18)がブラケット(13)あるいはセンシング手段(St)に係止されていないとき、接点(20b)が連結部材(17)に接触することで、判定手段(32)は係止部材(18)が係止状態にないと判定することを特徴とする、請求項に記載の外界センシング装置。
  5. 係止解除検知手段(31)は、
    導体よりなる前記連結部材(17)と、
    ブラケット(13)あるいはセンシング手段(St)に分離可能に係止された不導体よりなる前記係止部材(18)と、
    ブラケット(13)あるいはセンシング手段(St)に支持された導体よりなる接点(20b)と、
    連結部材(17)および接点(20b)間の電気的導通状態に基づいて係止部材(18)の係止状態を判定する判定手段(32)と、
    を備え、
    係止部材(18)がブラケット(13)あるいはセンシング手段(St)に係止されているとき、接点(20b)が連結部材(17)に接触することで、判定手段(32)は係止部材(18)が係止状態にあると判定し、
    係止部材(18)がブラケット(13)あるいはセンシング手段(St)に係止されていないとき、接点(20b)が係止部材(18)に当接して連結部材(17)との導通を遮断されることで、判定手段(32)は係止部材(18)が係止状態にないと判定することを特徴とする、請求項に記載の外界センシング装置。
  6. センシング手段(St)の検知結果に基づいて車両の走行を制御する走行制御手段(37)を備え、
    判定手段(32)が係止部材(18)が係止状態にないと判定したときに、走行制御手段(37)は作動を停止することを特徴とする、請求項〜請求項の何れか1項に記載の外界センシング装置。
  7. 判定手段(32)が係止部材(18)が係止状態にないと判定したときに、乗員に報知する報知手段(38)を備えたことを特徴とする、請求項〜請求項の何れか1項に記載の外界センシング装置。
  8. 車両進行方向の外界をセンシングするセンシング手段(St)を、車両進行方向の端部近傍の車体(12)にブラケット(13)を介して取り付けた外界センシング装置において、
    センシング手段(St)は、車両進行方向からの荷重により反車両進行方向に変位できるように、ブラケット(13)に変位許容手段(16a,16b,16c)を介して取り付けられており、
    変位許容手段(16a,16b,16c)は、センシング手段(St)およびブラケット(13)の何れか一方に一端を固定された連結部材(17)と、連結部材(17)の他端に固定されてセンシング手段(St)およびブラケット(13)の何れか他方に係止された係止部材(18)とを備え、係止部材(18)はセンシング手段(St)に加わる車両進行方向からの荷重でセンシング手段(St)およびブラケット(13)の何れか他方との係止を解除され、
    かつ係止部材(18)による係止が解除されたことを検知する係止解除検知手段(31)を備え、
    係止解除検知手段(31)は、
    導体よりなる前記連結部材(17)と、
    ブラケット(13)あるいはセンシング手段(St)に分離可能に係止された不導体よりなる前記係止部材(18)と、
    ブラケット(13)あるいはセンシング手段(St)に支持された導体よりなる接点(20b)と、
    連結部材(17)および接点(20b)間の電気的導通状態に基づいて係止部材(18)の係止状態を判定する判定手段(32)と、
    を備え、
    係止部材(18)がブラケット(13)あるいはセンシング手段(St)に係止されているとき、接点(20b)が係止部材(18)に当接して連結部材(17)との導通を遮断されることで、判定手段(32)は係止部材(18)が係止状態にあると判定し、
    係止部材(18)がブラケット(13)あるいはセンシング手段(St)に係止されていないとき、接点(20b)が連結部材(17)に接触することで、判定手段(32)は係止部材(18)が係止状態にないと判定することを特徴とする外界センシング装置。
  9. 車両進行方向の外界をセンシングするセンシング手段(St)を、車両進行方向の端部近傍の車体(12)にブラケット(13)を介して取り付けた外界センシング装置において、
    センシング手段(St)は、車両進行方向からの荷重により反車両進行方向に変位できるように、ブラケット(13)に変位許容手段(16a,16b,16c)を介して取り付けられており、
    変位許容手段(16a,16b,16c)は、センシング手段(St)およびブラケット(13)の何れか一方に一端を固定された連結部材(17)と、連結部材(17)の他端に固定されてセンシング手段(St)およびブラケット(13)の何れか他方に係止された係止部材(18)とを備え、係止部材(18)はセンシング手段(St)に加わる車両進行方向からの荷重でセンシング手段(St)およびブラケット(13)の何れか他方との係止を解除され、
    かつ係止部材(18)による係止が解除されたことを検知する係止解除検知手段(31)を備え、
    係止解除検知手段(31)は、
    導体よりなる前記連結部材(17)と、
    ブラケット(13)あるいはセンシング手段(St)に分離可能に係止された不導体よりなる前記係止部材(18)と、
    ブラケット(13)あるいはセンシング手段(St)に支持された導体よりなる接点(20b)と、
    連結部材(17)および接点(20b)間の電気的導通状態に基づいて係止部材(18)の係止状態を判定する判定手段(32)と、
    を備え、
    係止部材(18)がブラケット(13)あるいはセンシング手段(St)に係止されているとき、接点(20b)が連結部材(17)に接触することで、判定手段(32)は係止部材(18)が係止状態にあると判定し、
    係止部材(18)がブラケット(13)あるいはセンシング手段(St)に係止されていないとき、接点(20b)が係止部材(18)に当接して連結部材(17)との導通を遮断されることで、判定手段(32)は係止部材(18)が係止状態にないと判定することを特徴とする外界センシング装置。
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