JP3741827B2 - 直線偏波及び円偏波受信可能な受信用コンバータ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は受信用コンバータ、特に放送衛星や通信衛星を利用したテレビ放送用のアンテナ等に用いられ、直線偏波又は円偏波を利用した放送波を受信するための受信用コンバータの構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
衛星放送には、放送衛星(BS)を利用したもの、通信衛星(CS)を利用したものがあり、このCS放送波の伝送手段として直線偏波が用いられ、BS放送波の伝送手段として円偏波が用いられる。このような放送波は、パラボラアンテナ、オフセットアンテナ等で受信され、このアンテナに、それぞれの受信用コンバータが取り付けられる。そして、近年では、上記BS放送波とCS放送波の両者を一つのアンテナで受信することが要請されている。
【0003】
図4には、マルチビーム型アンテナであるオフセットアンテナの一例が示されており、アンテナ1には、上記CS放送の受信用コンバータ2とBS放送の受信用コンバータ3が取り付けられる。そして、このCS受信用コンバータ2として、例えば図5に示される構造が採用され、上記BS受信用コンバータ3として、例えば図6及び図7に示される構造が採用される。
【0004】
図5において、円形導波管5には、互いに直交する位置にプローブ6Aとプローブ6Bが設けられ、このプローブ6Aに一段目の増幅器7A、他方のプローブ6Bに同様の増幅器7Bが接続され、これら一段目の増幅器7A,7Bは制御回路8で選択的に切り換えられる。この増幅器7A,7Bの後段には、2段目の増幅器9を介して周波数混合器10が接続され、この周波数混合器10に局部発振器11が接続されており、この局部発振器11のローカル(Lo)信号と上記増幅器9から出力されるCS放送波の高周波(RF)信号が混合されて中間周波(IF)信号が形成される。また、この中間周波信号を増幅するIF増幅器12が設けられる。
【0005】
このような受信用コンバータ2によれば、上記一段目の増幅器7A,7Bへ供給するバイアス電圧(電流)を切り換えることにより、垂直方向の直線偏波と水平の直線偏波を選択的に受信することができる。即ち、一方の増幅器7Aをオンさせると、プローブ6Aから得られた垂直方向の直線偏波が選択され、この直線偏波の信号が受信処理される。他方の増幅器7Bをオンさせると、プローブ6Bから得られた水平方向の直線偏波の信号が受信処理される。
【0006】
図6は、右旋又は左旋のいずれかの円偏波を受信するコンバータ3−1であり、このコンバータ3−1の円形導波管5には、円偏波を直線偏波へ変換する誘電体板14が配置されると共に、一つのプローブ6が設けられる。そして、このプローブ6に接続して、1段目増幅器15、2段目増幅器16、周波数混合器17、局部発振器18及びIF増幅器19が設けられる。この受信用コンバータ3−1によれば、右旋(或いは左旋)の円偏波を直線偏波に変換して、BS放送波の受信処理が行われる。
【0007】
図7は、右旋と左旋の円偏波を切り換えて受信するコンバータ3−2であり、このコンバータ3−2の円形導波管5では、上述した変換用誘電体板14と、2個のプローブ6A,6Bが配置される。そして、このプローブ6A,6Bにそれぞれの一段目の増幅器15A,15Bが接続されると共に、これらの増幅器15A,15Bを切替え制御する制御回路20が設けられており、その他は図6の構成と同様になっている。
【0008】
この図7の受信用コンバータ3−2によれば、上記の制御回路20で一方の増幅器15Aをオンさせることにより、プローブ6Aから得られた直線偏波(例えば右旋)の信号が受信処理され、他方の増幅器15Bをオンさせることにより、プローブ6Bから得られた直線偏波(例えば左旋)の信号が受信処理される。即ち、この局部発振器18のローカル(Lo)信号と上記増幅器16から出力されるBS放送波の高周波(RF)信号が混合されて中間周波(IF)信号が形成される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のBS放送波又はCS放送波の受信用コンバータでは、伝送波である直線偏波と円偏波に対応して異なる構成とされるために、上記図4で示したように、一つのアンテナに対し、2個のコンバータ2,3を配置しなければならない。従って、この2個のコンバータ2,3のアンテナ部分1に対する取付け位置等において、高度なアンテナ技術が必要になると共に、異なる構成のコンバータ2,3を用いることから、価格的にも高価なものになるという問題があった。
【0010】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、その目的は、一つのコンバータで、BS放送波とCS放送波の両方が受信可能となり、取付けの容易化及び低コスト化を図ることができる直線偏波及び円偏波受信可能な受信用コンバータを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明に係る直線偏波及び円偏波受信可能な受信用コンバータは、互いに直交する二つのプローブを配置した円形導波管と、上記二つのプローブから入力されたそれぞれの信号を増幅し、かつ直線偏波から得られた受信信号と円偏波から得られた受信信号の出力を選択的に切り換えるための低雑音増幅器と、上記直線偏波の受信信号に混合するための局部発振信号を出力する第1局部発振器と、上記円偏波の受信信号に混合するための局部発振信号を出力する第2局部発振器と、これら局部発振器から出力された局部発振信号と上記円偏の受信信号とを混合し、中間周波数の信号を形成する周波数変換部と、この周波数変換部と上記プローブのいずれか一方との間に介挿され、上記円偏波の直線偏波成分の波長を実効波長λgとしたときの約(2n−1)λg/4[但し、n=1,2,3…]の電気長を持つ伝送線路と、選択される直線偏波と円偏波に応じて上記低雑音増幅器における出力切換え及び上記第1局部発振器と第2局部発振器の切換えを制御する制御回路と、を含んでなることを特徴とする。
請求項2記載の受信用コンバータは、上記の基本的な構成に加え、ローカル信号の約(2n−1)λg/4[但し、n=1,2,3…]の電気長を持つ伝送線路を、上記周波数変換部と上記第1局部発振器とを結ぶ信号ライン又は上記周波数変換部と上記第2局部発振器とを結ぶ信号ラインのいずれか一方に介挿したことを特徴とする。
【0012】
上記の構成によれば、直線偏波を利用した例えばCS放送波の場合は、上記円形導波管の各プローブで垂直方向と水平方向の直線偏波がピックアップされる。そして、制御回路が切換え手段によりプローブ出力を切換え選択し、また第1局部発振器を選択することにより、従来と同様に、垂直方向の偏波の信号と水平方向の偏波の信号のいずれかが受信処理される。即ち、CS放送波の信号に対応したローカル信号が混合されて中間周波信号が出力される。
【0013】
一方、円偏波を利用した例えばBS放送波の場合は、円形導波管の各プローブで、円偏波において90度位相の異なる二つの直線偏波成分の信号がピックアップされており、制御回路は、両方のプローブ出力と第2局部発振器を選択する。そして、請求項1の構成では、この90度位相の異なる一方の直線偏波成分の信号が約λg/4の伝送線路を通過することにより、他方の直線偏波成分の信号と同相となり、これらの同相の信号は合成された後に、BS放送波に対応したローカル信号によって中間周波信号へ変換される。
【0014】
また、請求項2の構成では、ローカル信号の約λg/4の伝送線路の通過により、位相を(π/2)ずらした局部発振信号が得られ、この局部発振信号を、例えば右旋の円偏波の場合は水平方向配置のプローブで得られた直線偏波成分の信号に混合すると、この中間周波信号は垂直方向配置のプローブで得られた直線偏波成分の中間周波信号と同相となる。そして、この二つの直線偏波成分の信号は合成されて出力される。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1には、実施形態の第1例に係る直線偏波及び円偏波受信可能な受信用コンバータの構成が示されており、図1(A)のコンバータ21は、円形導波管22の上側にプローブ23Aが垂直に配置され、このプローブ23Aから90度ずれた位置にもう一つのプローブ23Bが水平に取り付けられる。このプローブ23Aに、1段目の第1低雑音増幅器(LNA)24Aが接続され、この第1低雑音増幅器24Aは接続点Pを介して2段目の低雑音増幅器25が接続される。
【0016】
また、他方のプローブ23Bには、1段目の第2低雑音増幅器(LNA)24Bが接続され、この第2LNA24Bと上記接続(合成)点Pとの間に、λg/4(λg:実効波長)の電気長を持つ伝送線路26が介挿される。即ち、プローブ23Aから接続点Pまでの透過電気長より、プローブ23Bから接続点Pまでの透過電気長がλg/4だけ長くなるように設定する。なお、この伝送線路26は上記プローブ23Bと第2LNA24Bとの間に介挿してもよい。
【0017】
更に、上記2段目のLNA25に、周波数変換部としての周波数混合器27が接続され、この混合器27の他方の入力端子には、CS放送波の信号のためのローカル信号を出力する第1局部発振器[Lo(A)]28Aと、BS放送波の信号のためのローカル信号を出力する第2局部発振器[Lo(B)]28Bが接続される。上記周波数混合器27の後段には、IF増幅器29が設けられる。そして、上記の第1LNA24Aと第2LNA24B、上記第1局部発振器28Aと第2局部発振器28Bを、CS放送波の信号を受信するため或いはBS放送波の信号を受信するために切り換える制御回路30[図1(B)]が設けられる。
【0018】
第1例は以上の構成からなり、以下にその作用を説明する。まず、図1(B)には、上記制御回路30による上記の第1LNA24A、第2LNA24B、第1局部発振器28A及び第2局部発振器28Bの切換え動作が示されており、CS放送波を伝送する直線偏波で、垂直方向(V)の直線偏波の場合は、第1LNA24Aが制御回路30から加えられたバイアス電圧でオンされると共に、第1局部発振器28Aがオンされ、その他はオフ状態とされる。従って、垂直配置のプローブ23Aで捉えられた垂直方向の直線偏波、即ちCS放送波の高周波信号は、第1LNA24Aと2段目のLNA25で増幅される。そして、次段の周波数混合器27では、このCS放送波の信号が上記局部発振器28Aからのローカル信号と混合され、これにより得られた中間周波信号はIF増幅器29で増幅処理される。
【0019】
また、水平方向(H)の直線偏波の場合は、制御回路30により上記とは逆に、所定のバイアス電圧で第2LNA24Bがオンされると共に、第1局部発振器28Aがオンされる。従って、水平配置のプローブ23Bで捉えられた水平方向の直線偏波が受信処理され、CS放送波の信号は、LNA24A,25で増幅され、上記と同一のローカル信号によって中間周波信号が形成され、この中間周波信号はIF増幅器29で増幅される。このようにして、直線偏波を利用したCS放送波が受信される。なお、この直線偏波を受信する場合、垂直方向のものと水平方向のものとを合成することがないので、上記の伝送線路26による影響はないことになる。
【0020】
一方、BS放送波の円偏波(右旋)の場合は、図1(B)に示されるように、所定のバイアス電圧の切換えで第1LNA24Aと第2LNA24Bの両者がオンされ、また第2局部発振器28Bがオンされる。そうすると、プローブ23Aで捉えられた円偏波の直線偏波成分のBS放送波信号は第1LNA24Aで増幅され、プローブ23Bで得られた直線偏波成分の信号は第2LNA24Bで増幅された後、λg/4の電気長の伝送線路26を通過する。従って、プローブ23Aと23Bでピックアップした時点で、各直線偏波成分の信号間に存在していた90度位相差が、接続点Pの通過時点ではなくなり、同相のBS放送波信号が合成される。
【0021】
そして、このBS放送波信号は、2段目のLNA25を介して周波数混合器27へ供給され、この周波数混合器27で、上記局部発振器28Bからのローカル信号と混合され、これにより得られた中間周波信号はIF増幅器29で増幅処理される。このようにして、円偏波を利用したBS放送波が受信される。
【0022】
図2には、実施形態例のアンテナが示されており、このアンテナ部分1の所定の位置には、上記受信用コンバータ21が一つだけ取り付けられる。そして、このコンバータ21から出力された信号が、CS用チューナー31、BS用チューナー32に供給され、これによってテレビ33の画面にCS放送とBS放送の映像が映し出される。
【0023】
図3には、実施形態の第2例の構成が示されており、この第2例はλg/4の伝送線路をローカル信号の伝送ライン中に配置したものである。即ち、この第2例では、右旋の円偏波を利用するもので、図示されるように、1段目の低雑音増幅器(LNA)24Aの後段には、2段目の低雑音増幅器(LNA)25Aと周波数混合器27Aが接続され、他方のLNA24Bの後段には、2段目のLNA25Bと周波数混合器27Bが接続される。そして、この混合器27BとBS放送波信号用の局部発振器28Bとを結ぶ信号ラインに、λg/4の電気長を持つ伝送線路34が介挿される。そして、上記のLNA24A,25AとLNA24B,25Bの切換え及び上記局部発振器28Aと28Bの切換えを行う制御回路35が設けられる。
【0024】
この第2例は以上の構成からなり、この場合の上記制御回路35の切換え制御は、上記第1例と基本的に同じであり、下記の表1のようになる。また、図3のように制御回路35は外部からコントロールされている。この場合は、IF信号及び電源電圧に重畳された数kHzのパルス信号を利用している。
【0025】
【表1】
【0026】
これによれば、直線偏波を利用するCS放送波については、上記の第1例と同様であり、円偏波を利用するBS放送波の場合は、約λg/4の伝送線路34の通過により、90度位相のずれたローカル信号が得られ、このローカル信号を、第2周波数混合器27Bに供給することにより、第1周波数混合器27Aからの出力信号と同位相の信号に変換することができる。
【0027】
このことを式で表すと、次のようになる。
即ち、上記LNA25Aの出力を、Vv =−VRFsinωRFt、上記LNA25Bの出力を、Vh =VRFcosωRFtとし、局部発振器28Bの出力を、VLO=2VL cosωLOtとし、2乗特性により中間周波成分を取り出す。
まず、上記周波数混合器27Aでは、VLO1 =VL cosωLOtが上記Vv に混合されるので、
と表すことができ、この式の最後の−VRF・VL sin(ωRF−ωLO)tが中間周波信号となる。ここで、この中間周波信号の高次成分はフィルタで除去されるので、垂直配置のプローブ23Aで最終的に得られる中間周波信号VIFv は、
となる。
【0028】
一方、上記周波数混合器27Bでは、VLO2 =VL cos{ωLOt−(π/2)}が上記Vh に混合されるので、
と表すことができ、この式の+VRF・VL cos{(ωLO−ωRF)t+(π/2)}が中間周波信号となる。そして、この場合も高次成分はフィルタで除去されるので、水平配置のプローブ23Bで最終的に得られる中間周波信号VIFh は、
となる。
このように、上記中間周波信号VIFh とVIFv は同相となり、これらの合成出力信号VIFO は、VIFO =−2VIFsinωIFtとなる。
【0029】
上記の第1例及び第2例では、右旋の円偏波を受信する場合を説明したが、左旋の円偏波を受信する場合には、上記のλg/4の電気長の伝送線路26,34等の配置を変えることにより、同様に実現することができる。また、上記の直線偏波の信号と円偏波の信号の切換えは、上記LNA24,25のバイアス電圧の制御ではなく、別個の切換え回路により行うこともできる。
【0030】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載の発明によれば、円形導波管の互いに直交するプローブから信号を受信する構成で、直線偏波のCS放送波信号と円偏波のBS放送波信号の出力を低雑音増幅器により選択的に切り換えると共に、これら各信号に対応して第1局部発振器と第2局部発振器を設け、周波数変換部と上記プローブのいずれか一方との間に、約λg/4の電気長の伝送線路を介挿するようにしたので、一つのコンバータで、BS放送波とCS放送波の両方を受信することができ、しかもコンバータの取付けが容易となり、アンテナの低コスト化を図ることも可能となる。
【0031】
また、請求項2記載の発明によれば、上記の約λg/4の電気長の伝送線路を、局部発振周波数の伝送ラインに介挿することによって、上記の効果を得ることができる。更に、広帯域での円偏波と直線偏波の変換が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の第1例に係る受信用コンバータの構成[図(A)]及び各部の切換え動作[図(B)]を示す図である。
【図2】実施形態例のアンテナの構成を示す正面図である。
【図3】実施形態の第2例の受信用コンバータの構成を示す回路図である。
【図4】従来のオフセットアンテナの構成を示す正面図である。
【図5】従来の受信用コンバータで直線偏波の信号を受信する場合の構成を示す図である。
【図6】従来の受信用コンバータで円偏波の信号を受信する場合の構成を示す図である。
【図7】従来の受信用コンバータで円偏波の信号を受信する場合の他の構成を示す図である。
【符号の説明】
6,6A,6B,23A,23B … プローブ、
7A,7B,9,15,15A,15B,16 … 増幅器、
24A,24B,25A,25B … 低雑音増幅器、
10,17,27 … 周波数混合器、
11,18,28A,28B … 局部発振器、
26,34 … 伝送線路。
Claims (2)
- 互いに直交する二つのプローブを配置した円形導波管と、
上記二つのプローブから入力されたそれぞれの信号を増幅し、かつ直線偏波から得られた受信信号と円偏波から得られた受信信号の出力を選択的に切り換えるための低雑音増幅器と、
上記直線偏波の受信信号に混合するための局部発振信号を出力する第1局部発振器と、
上記円偏波の受信信号に混合するための局部発振信号を出力する第2局部発振器と、
これら局部発振器から出力された局部発振信号と上記円偏波の受信信号とを混合し、中間周波数の信号を形成する周波数変換部と、
この周波数変換部と上記プローブのいずれか一方との間に介挿され、上記円偏波の直線偏波成分の波長を実効波長λgとしたときの約(2n−1)λg/4の電気長を持つ伝送線路と、
選択される直線偏波と円偏波に応じて上記低雑音増幅器における出力切換え及び上記第1局部発振器と第2局部発振器の切換えを制御する制御回路と、を含んでなる直線偏波及び円偏波受信可能な受信用コンバータ。 - 互いに直交する二つのプローブを配置した円形導波管と、
直線偏波から得られた受信信号と円偏波から得られた受信信号の出力を選択的に切り換える切換え手段と、
上記直線偏波の受信信号に混合するための局部発振信号を出力する第1局部発振器と、
上記円偏波の受信信号に混合するための局部発振信号を出力する第2局部発振器と、
これら局部発振器から出力された局部発振信号と上記円偏波の受信信号とを混合し、中間周波数の信号を形成する周波数変換部と、
この周波数変換部と上記第1局部発振器とを結ぶ信号ライン又はこの周波数変換部と上記第2局部発振器とを結ぶ信号ラインのいずれか一方に介挿され、上記円偏波の直線偏波成分の波長を実効波長λgとしたときの約(2n−1)λg/4の電気長を持つ伝送線路と、
選択される直線偏波と円偏波に応じて上記切換え手段の切換え及び上記第1局部発振器と第2局部発振器の切換えを制御する制御回路と、を含んでなる直線偏波及び円偏波受信可能な受信用コンバータ。
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