JP3739592B2 - 腹腔鏡装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、カニューレと内視鏡を組み合わせた、新規な構造の腹腔鏡装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
腹腔鏡装置は、腹腔鏡手術の基本となるもので、腹腔内の状況を視覚化して、術者の診断、処置の不可欠の情報を提供しており、従来からも、その視覚性、操作性などを改良した種々のものが提案されている。
【0003】
図10(a)(b)は、このような従来の腹腔鏡の外観斜視図と、腹腔鏡装置の外観斜視図である。
【0004】
図10(a)の腹腔鏡102は、内部に光ファイバーなどで構成されたライトガイド(不図示)を貫通させた中空のカニューレ102aの内部にレンズを設けて、ライトガイドの光源口101aから光源の光を導入して、カニューレ102aの先端部102bから、ライトガイドによって照光しながら、腹腔などの内部を、後端部102cに設けた接眼部102dで観察できるようにしたものである。
【0005】
この腹腔鏡102によれば、ライトガイドで照明しながら、腹腔内部などを、より明確に観察することができた。しかしながら、カニューレ102a部分が一定の長さを有していることや外径の制限のため、視野角が70度から80度に制限されており、腹腔鏡手術により適した広角の像を得ることができなかった。
【0006】
図10(b)に示す腹腔鏡装置110は、図10(a)の接眼部102dにCCDカメラ103を設置し、そのCCDカメラ103で得られた画像信号をコントロールボックス105に導いて、例えば、CRTなどの画面に映し出すようにしたものである。
【0007】
このようにすると、複数の術者が、同時に腹腔内部を観察することができ、より便利になったが、視野角が狭いという、上記の問題は解決されていなかった。
【0008】
図11は、従来の腹腔鏡の他例を示す一部切り欠きの正面図である。
【0009】
この腹腔鏡112は、図10(a)の腹腔鏡102と同様のカニューレ112aライトガイドの光源口111a、先端部112b、後端部112c、接眼部112dを備えるとともに、カニューレ112a内部のレンズとして、光学特性の優れたロッドレンズ112eを複数設けている点を特徴とし、これによって、視野角を従来より、広くすることができたが、なお、希望の広角度には達していなかった。
【0010】
また、上記の腹腔鏡は、いずれも、画像化する部分と、観察対象が離れているため、観察対象の細かい映像を鮮明に得ることができなかった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、この問題を解決するために提案されるもので、腹腔鏡手術に適した広角の視野が得られ、鮮明で細かい映像が得られ、操作性のよい腹腔鏡装置を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の腹腔鏡装置は、先端に照明光を導くライトガイドを配設したカニューレと、このカニューレの内空部に挿嵌される内視鏡とから構成され、カニューレのライトガイドが、上記カニューレ先端部でリング形状に形成され、このカニューレの内空部の先端部が透光部材で封止されており、上記内視鏡は、先端部に広角レンズを備えた撮像手段を有し、上記内視鏡は、上記カニューレの内空部に挿脱可能に、かつ、その内視鏡の撮像手段が上記カニューレの透光部材に近接するように設置され、上記カニューレの先端に、上記ライトガイドから発射される光を上記カニューレの前方から外周方向に屈折させる、上記透光部材と分離された環状体のプリズムを設けたことを特徴とする。
【0013】
カニューレとは、一般には、腹腔鏡手術などで用いられ、腹腔内へ液体や空気を送り込むための挿管をいうが、ここでは、この腹腔鏡装置のライトガイドを備え、内視鏡の収容体となる筒状の部材をいう。また、内視鏡とは、一般には、ファイバースコープなども含む概念であるが、ここでは、先端に撮像手段を備え、その画像信号を後端から取り出すことができるようにし、この両端をフレキシブルな、あるいは、ノンフレキシブルなケーブルで接続したものをいう。
【0014】
また、ここで、内視鏡の撮像手段がカニューレの透光部材に近接するように設置されるとは、当接される場合も含むものである。
【0015】
この腹腔鏡装置は、まず、内視鏡がカニューレに挿脱可能に設置されて使用される点を特徴とする。こうすると、使用時だけには一体とするが、使用後の洗浄及び滅菌の際などは、別体として取り扱いでき、例えば、カニューレと内視鏡にそれぞれ適した滅菌法が適用できる。とくに、腹腔内で、直接、腹腔内臓器などに触れるカニューレは、より厳しい条件で滅菌する必要があるが、カメラを内蔵した内視鏡が別体とできるので、そのような滅菌も可能である。
【0016】
具体的な洗浄の例として、アルコールを用いた洗浄が挙げられ、また、具体的滅菌の例として、一般的なオートクレーブによる滅菌の他、70℃程度での滅菌が可能なEOG(エチレンオキサイドガス)滅菌や、40℃または70℃程度での滅菌が可能なプラズマ滅菌が挙げられる。
【0017】
例えば、内視鏡には一種類の滅菌のみを施し、カニューレには複数の滅菌を施すことも考えられるし、さらに、内視鏡はアルコール払拭のみに止め、カニューレには条件の厳しい滅菌を行うことも考えられる。
【0018】
つぎに、内視鏡は、広角レンズを備えた撮像手段を、カニューレの先端に近接するように設置される点を特徴とする。こうすると、観察対象の間近で、しかも、広角の視野角を得られるので、より鮮明で細かい画像が得られ、また、腹腔鏡手術に適している。
【0020】
さらに、この装置では、ライトガイドのカニューレ先端部、つまり、照射部が、リング形状となっているので、内視鏡の撮像手段のまわりを均一に照射し、また、ライトガイドの先端からの照射光を腹腔内に透過させるカニューレの出射端部が、その照射光を乱拡散させるようになっているので、照射光が、局部的に集中せず、一部だけが照明されすぎて生じるハレーションや、照明されない部分が生じたりするようなことを避けることができる。
また、この腹腔鏡装置は、カニューレの先端に設けた環状体のプリズムによって、照射端がリング形状のライトガイドから発射されるほとんど全ての光を屈折させて、その前方方向から外周方向、つまり、外の方向へ向くようにするものであり、カニューレの前方中心方向に出射光が集中してハレーションを起こすのを防止すると共に、プリズムが透光部材と分離されることによりプリズムの光が遮光され、光が透光部材に反射してクリアな映像が得られなくなることが避けられ、さらに、カニューレ前方を、より均一に、広角度に照光するので、広角度で撮像できる内視鏡の撮像に適している。
【0021】
請求項2に記載の腹腔鏡装置は、請求項1において、上記プリズムの入光端面、及び/又は、出光端面が光を乱拡散する構成にされていることを特徴とする。これにより、プリズムから放射される光が広範囲にわたり均一に拡散し、ハレーションを防ぐことができる。
請求項3に記載の腹腔鏡装置は、請求項1または2において、上記カニューレのライトガイドのリング形状は、上記カニューレ先端部に向けて、そのリング径が徐々に拡大する形状に形成されていることを特徴とする。
【0022】
この装置は、ライトガイドの照光部となるリング形状が、カニューレに収容された内視鏡を中心として、外に広がるように、つまり、リング径が拡大するように形成されているので、平行にリング状照射をしたときに、照射中央付近に照射光が集中して生じるハレーションを避けることができる。
【0025】
請求項4に記載の腹腔鏡装置は、請求項1から3のいずれかにおいて、カニューレに設けた係合孔と、内視鏡に設けた係合溝と、この係合溝に挿嵌され、その内視鏡を上記係合孔に対して挿入、引き出しする際に弾性変形する挿嵌部材とを少なくとも含んだ係合手段を更に備えていることを特徴とする。
【0026】
この装置は、内視鏡をカニューレに挿脱のみで着実に係合できるので、一体化するときも、別体とするときも、余分な手間がかからず、便利がよい。
【0027】
請求項5に記載の腹腔鏡装置は、請求項4において、上記係合手段には、更に、上記内視鏡を上記カニューレに対して、所定の回動位置で係止開放自在に回動を係止し、係合させる回動係合手段を備えていることを特徴とする。
【0028】
この腹腔鏡装置は、回動係合手段によって、内視鏡をカニューレに対して、円周を適宜に分割した回動位置で係合させ、また、その係合の回動位置を変えることができるので、カニューレの位置変え、角度変えなどの際に内視鏡のコードが邪魔にならないようにでき、操作性が向上する。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の腹腔鏡装置の実施の形態について、図を用いて説明する。
【0030】
図1(a)は、本発明の腹腔鏡装置の一例の要部縦断面図、(b)は、その内視鏡先端部の要部詳細図、(c)は、そのカニューレ先端部の要部詳細図である。
【0031】
この腹腔鏡装置10は、先端に照明光を導くライトガイド1を配設したカニューレ2と、このカニューレ2の内空部2aに挿嵌される内視鏡3とから構成されている。
【0032】
ライトガイド1は、多数の光ファイバーの束で構成され、その一端に供給された光をほとんど減衰させることなく他端に導くもので、また、その設置箇所に合わせて、適度に屈曲させたり、その集合束の断面形状を円状、あるいは、リング状などにすることができるものである。
【0033】
カニューレ2は、2層の筒状体で外筒21と内筒22から構成され、この外筒21と内筒22との間にライトガイド1が装填されて、その先端部1aは、外筒21と内筒22との間の空間の形状に合わせて、リング状となっており、この部分には、その先端部1aのリング形状を維持するための先端ガイド11が嵌め込まれている。
【0034】
外筒21と内筒22の間の空間の先端部は、この先端部1aからの照光を透過させる出射端部23で封止されている。また、内筒22の内部の内空部2aの先端部2bは透光部材24で封止されている。このようにライトガイド1は出射端部23で封止されているので、腹腔内で汚染されることがなく、また、このカニューレ2内に内視鏡3を挿嵌させる部分も透光部材24で封止されるので、内視鏡3も腹腔内で汚染されることがなく、また、撮像手段31の撮像を邪魔することがない。
【0035】
上記の出射端部23は、透光部材24と別部材にしてもよいが、一体にした構成、例えば、一枚の透明ガラスで出射端部と透光部材の双方を構成してもよい。そうすると、出射端部23と透光部材24の接合部の封止の手間を省くことができ、また、より確実に封止することができる。この場合、出射端部に相当する部分の出射側だけに、擦りガラス加工などの乱拡散させる加工を施すと、後述の出射端部の乱拡散効果を得ることができる。
【0036】
また、上記では、ライトガイド1の先端部1aを出射端部23で封止する構成にしているが、先端部1aを構成する光ファイバーの出射端を擦り加工等で乱拡散面にする等の加工を施し、この面がカニューレ2の先端端面と隙間なく同一面をなすように保持される構成にすれば、別部材としての出射端部23を必ずしも設ける必要はなく、つまり、ライトガイド1の先端部1aが出射端部23として、直接、カニューレ2の先端部に露出する構成とすることもできる。この場合、ライトガイド1の先端部1aは、水密に封止される。
【0037】
外筒21と内筒22の後端部には、後端筒25が設けられ、この後端筒25には、外筒21の支持部27と、内筒22を支持し、内視鏡3を係合する係合手段4の一部を構成する連結部26が設けられている。この係合手段4については、後述する。
【0038】
後端筒25には、更に、ライトガイド1の後端部1bを端面に露出させた光源口12がカニューレ2の長軸方向に直交する向きに立設されており、この後端部1bに光源からの光を供給すると、ライトガイド1に導かれて、その光は、ライトガイド1の先端部1aから出射し、出射端部23を透過して、カニューレ2先端付近の前方を照光する。
【0039】
内視鏡3は、先端部に広角レンズ31aとCCD31bから構成される撮像手段31を有し、カニューレ2の内空部2aに係合手段4によって、挿脱可能に、かつ、その内視鏡3の撮像手段31がカニューレ2の透光部材24に近接するように設置される様になっている。ここで、近接とは、撮像手段31の広角レンズ31aの前部を透光部材24に当接される場合も含むものである。
【0040】
内視鏡3は、上記撮像手段31と、撮像手段31をその先端部に脱着可能に設置した連結筒32と、この連結筒32の基部となり、上記係合手段4を構成する基端部33と、この基端部33から延出された接続ケーブル34を備えている。この接続ケーブル34は、後述するコントロールボックスに接続されている。
【0041】
このような腹腔鏡装置10によると、内視鏡3をカニューレ2に挿脱可能に設置して、使用することができるので、既に述べたように、腹腔鏡装置10としての使用時には一体とするが、それぞれ異なる取り扱い、例えば、使用後の洗浄及び滅菌時などは、カニューレ2と内視鏡3にそれぞれに適した滅菌法が適用できる。
【0042】
とくに、腹腔内で、直接、腹腔内臓器などに触れるカニューレ2は、より厳しい条件で滅菌する必要があるが、撮像手段31を内蔵した内視鏡3が別体とできるので、そのような滅菌も可能である。一方、内視鏡3は、これに適した低温殺菌などで消毒すれば、カニューレ2の内部で用いられ、直接、腹腔内部に露出しないので、十分である。
【0043】
つぎに、内視鏡は、広角レンズ31aとCCD31bからなる撮像手段31を、カニューレ2の先端の透光部材24に近接あるいは当接するように設置されるので、このカニューレ2の先端付近にある観察対象の間近で、しかも、広角の視野角を得られるので、より鮮明で細かい画像が得られ、操作性が向上し、腹腔鏡手術に適している。
【0044】
例えば、腹腔鏡手術で用いられる鉗子、電気メスなどの誤操作が減り、腹腔鏡手術の安全性が高まる。また、鉗子、電気メスなどの操作性が向上し、手術時間が短縮されると共に、短時間で腹腔鏡装置の操作に習熟することができ、腹腔鏡手術の普及に役立つ。また、従来例のようなカニューレの内部に設けられたような多数のレンズが不要となるので、コストダウンを図ることができる。
【0045】
また、ライトガイド1の先端部1aがリング形状に形成されているので、内視鏡3の撮像手段31のまわりを均一に照射し、撮像に都合がよい。
【0046】
ここで、その先端の出射端部23を、例えば、この出射端部23の出射側に擦りガラス加工などを施して、出射光が乱拡散をするように構成すると、ライトガイド1の先端部1aからの光が、この出射端部23で乱拡散され、局部的に集中せず、一部だけが照明されすぎて生じるハレーションや、照明されない部分が生じたりするようなことを避けることができ、良好な撮像、あるいは、観察をすることができる。
【0047】
なお、この乱拡散効果は、出射端部23と透光部材24を一体にした場合、出射端部23をライトガイド1の先端部1aで形成した場合でも、上述したように発揮させるようにすることができる。
【0048】
ライトガイド1の先端部1aのリング形状は、カニューレ2に収容された内視鏡3を中心として、外に広がるように、つまり、リング径が拡大するように形成されているので、平行にリング状照射をしたときに、照射中央付近に照射光が集中して生じるハレーションを避けることができる。ただし、以下に図2で説明するように、適当な乱拡散効果を有する出射端部を用いる場合には、このリング径を拡大するようにしなくともよい場合もある。
【0049】
図2(a)、(b)は、ライトガイドの先端部の他例を示すものである。なお、これより、すでに説明した部分には、同じ符号を付して、重複説明を省略する。
【0050】
図2(a)のライトガイド1Aは、その先端部1aのリング径が変わらず、その代わりに、出射端部23Aを十分に乱拡散させる構成としたものである。このようにしても、リング径を拡大させたものと同様に、照射中央付近に照射光が集中して生じるハレーションを避け、また、照射光の届かない所を少なくすることができる。
【0051】
また、出射端部23Aは、望ましくは、例えば、ライトガイド1の先端部1aと接する側の面、すなわち、入光側の面のみを乱拡散させる構成とし、出光側の面は滑らかにする構成とすれば、結果的に出射端部23Aからの出射光は乱拡散され、一方、この出射側面は、滑らかなので、衛生上の見地から好ましい。
【0052】
図2(b)では、ライトガイド1Aは図2(a)と同様であるが、出射端部23Bを、凹レンズで構成して、それにより、ライトガイド1Aからの出射光を拡散させて、上記と同様に、照射中央付近に照射光が集中して生じるハレーションを避け、また、照射光の届かない所を少なくすることができる。
【0053】
なお、照射光の局部集中を避ける方法としては、上記以外に、光ファイバーの出射端部の端面の傾きを異ならせて、個々の光ファイバーからの出射光が、異なる方向に向くようにして拡散させること方法もある。
【0054】
図3は、本発明の係合手段の一例を示すもので、(a)は、完挿状態の要部断面図、(b)は挿脱途中の状態の要部断面図である。
【0055】
この係合手段4は、カニューレ2の連結部26に設けられた係合孔41、係合のためのCリング42、内視鏡3の基端部33に設けられた係合溝43から構成される。
【0056】
係合孔41は、連結部26の内視鏡3を挿嵌する側の入り口傾斜部41a、それに続く入り口小径部41b、それに続く内部傾斜部41c、それに続く係合孔部41d、この係合孔部41dの底面を形成する係合底部41eから構成され、この係合底部41eの中心部には、この連結部26に支持された内筒22の内径と等しい内径の孔が形成され、内視鏡3を挿嵌させることができるようになっている。
【0057】
Cリング42は、図4(c)に示すような形状を備え、弾性材料で構成され、一般に市販されているもので、その円周の一部には、切り欠き42aが設けられ、その外径の両側には、傾斜面42bが形成されている。このCリング42は、切り欠き42aがなくなるように推す力をかけると、つまり、拘束状態では、自由状態に対して、その外径が小さくなるように弾性変形し、その力を開放すると、弾性復元力により、もとの自由状態の外径を回復する。
【0058】
係合溝43の溝幅は、Cリング42が、ガタつきなく挿嵌され得るような幅となっている。
【0059】
ここで重要なのは、Cリング42の内外径と、係合孔41の入り口小径部41bと係合孔部41dとの内径、また、係合溝43の溝外径の関係である。つまり、これらの間には、次の関係がある必要がある。
【0060】
1)Cリング42の拘束状態の外径 < 係合孔41の入り口小径部41bの内径 < 係合孔41の係合孔部41dの内径 ≦ Cリング42の自由状態の外径
2)係合溝43の溝外径 < Cリング42の拘束状態の内径
また、付加的な条件として、係合溝43にCリング42を挿嵌できるように、内視鏡3の基端部33の肩部33bの外径は、Cリング42を拡開したときの内径より小さく、また、係合溝43にCリング42を挿嵌後は、この肩部33bの外径は、Cリング42の自由状態の内径より小さくなるようにしている。
【0061】
このように構成された係合手段4によれば、次のように、内視鏡3をカニューレ2に挿脱することができる。
【0062】
まず、Cリング42を拡開して、内視鏡3の基端部33の肩部33b側から、係合溝43に挿嵌しておく。このとき、Cリング42は、係合溝43から脱落することなく、また、Cリング42の内径が、係合溝43の外径に、所定の隙間を維持した状態で係止されている。
【0063】
この状態で、このCリング42を挿嵌させた内視鏡3をカニューレ2に挿入すると、Cリング42の外径傾斜部42bが、係合孔41の入り口傾斜部41aに係合する。すると、この入り口傾斜部41aに規制されてCリング42は弾性変形して縮小し、さらに内視鏡3を挿入すると、図3(b)の状態となる。
【0064】
このとき、上記1)、2)の関係があるので、係合孔41の入り口小径部41bに規制されたCリング42の内径は、係合溝43の外径より大きく、このCリング42の弾性変形状態が維持されたままで、内視鏡3は、さらに奥へ挿嵌され、図3(a)の状態となる。この状態では、Cリング42の弾性復元力により、Cリング42の外径が係合孔41の係合孔部41dの内径に等しくなるまで拡開する。しかし、上記1)の関係があるので、Cリング42には、まだ、自由状態になるまでの弾性復元力が残されている。
【0065】
このとき、この係合孔部41dの係合底部41eまでの係合孔41の深さと、と、基端部33の肩部33bと係合溝43の幅の関係から、この肩部33bの前面33aが係合底部41eに近接した状態で、Cリング42の外径傾斜部42bの他方側が係合孔41の内部傾斜部41cに係合し、上記の残存した弾性復元力で、内視鏡3は、常に、基端部33の前面33aが係合底部41eに近接する状態を維持するように付勢され、内視鏡3の撮像手段31が、カニューレ2の透光部材24に近接するような位置に位置決め設置される。
【0066】
こうして、内視鏡3をカニューレ2の係合孔41に挿入するという動作だけで、簡単に、内視鏡3は、所定の設置位置に係合係止される。
【0067】
内視鏡3を抜き出すときは、図3(a)の状態で、引き抜く力を加えると、Cリング42の外径傾斜部42bと係合孔41の内部傾斜部41cの係合状態から、その引き抜き力によって、係合孔41の内部傾斜部41cと入り口小径部41bに規制されてCリング42は弾性変形して縮小し、図3(b)の状態となり、上記挿入時と同様に、Cリング42の弾性変形状態を維持したままで、簡単に、内視鏡3を引き抜くことができる。
【0068】
図4(a)は実施例のカニューレの外観背面図、(b)は正面図、(c)は実施例の内視鏡外観正面図である。
【0069】
この図4(a)、(b)から解るように、背面から見ると、カニューレ2の内空部2aは、その連結部26に設けられた係合孔4の入り口小径部41bから貫通しており、カニューレ2の先端部2bの透光部材24が見えている。
【0070】
また、図4(c)から、Cリング42が、自由状態で内視鏡3の基端部33の係合溝43に挿嵌されているのが解る。
【0071】
図5は、実施例の腹腔鏡装置の全体を示すもので、(a)は内視鏡を挿嵌した状態のカニューレを示す外観図、(b)は、内視鏡後端部とコントロールボックスを示す外観図である。
【0072】
この図5(a)は、カニューレ2に内視鏡3がセットされた状態を示し、図5(b)は、内視鏡3の接続ケーブル34には接続端子35が設けられ、一方、コントロールボックス6には、この接続端子35に対応した接続端子61が設けられていることを示している。
【0073】
この接続端子35と61を接続して、光源へのラインを接続すれば、コントロールボックス6によって、この腹腔鏡装置10の内視鏡3の撮像手段31や、ライトガイド1による照明をコントロールすることができる。
これより、本発明の腹腔鏡装置の他例について説明する。
【0074】
図6(a)は本発明の腹腔鏡装置の他例を構成するカニューレの先端縦断面の正面図、(b)は、その楕円囲い部の拡大縦断面図、(c)は、その前面図である。これ以降においても、既に説明した部分と同じ部分については、同じ符号を付して、重複説明を省略する。
【0075】
このカニューレ2Aは、その先端部に、ライトガイド1から発射される光を入射させて、カニューレ2Aの前方から外周方向に屈折させた屈折光Lとして発射させるプリズム28を設けていることを特徴とする。
【0076】
このプリズム28は、減衰が少なく、均一な屈折率で光を屈折させる光学ガラス、あるいは、透明な合成樹脂で製造され、ほぼ三角断面の環状体となっており、その三角断面の一面がカニューレ2Aの外径と同じ外径となって入射された光を屈折させて外周方向に発射する外周出光端面28aを構成し、他の一面が入射された光を屈折させてカニューレ2Aの端面から外周方向に発射する出光端面28bを構成し、他の一面がライトガイド1から発射される光を受ける入光端面28cを構成している。プリズム28には、カニューレ2Aの端部に嵌まり込ませるための嵌合部28dが設けられている。
【0077】
このプリズム28の入光端面28cは、ライトガイド1の光軸に対して、所定の入射面角a1だけ傾いており、また、出光端面28bはカニューレ2Aの端面に対して所定の発射面角a2だけ傾いている。これらの入射面角a1、発射面角a2は、光学理論に基づいて、試行錯誤的に定められるが、本発明者の研究によると、a1=30°〜45°、a2=10°〜30°程度が、図示したように、ライトガイド1から入射される光を、カニューレ2Aの前方から外周方向に渡って広範囲に屈折させた屈折光Lとして発射させるのに適している。
【0078】
また、入光端面28cは、光を乱拡散してプリズム内に導光するためにすりガラス状に粗面加工を施している。この粗面加工は、出光端面28a,28bに施しても良いし、いずれか2つの端面に施しても良いし、全ての出光端面28a,28b、入光端面28cに施しても良い。この光を乱拡散する粗面加工は、プリズム28によって、前方から外周方向に屈折させた屈折光Lを、その全体的な屈折傾向を維持しながら、さらに、発射される光を均一に分散させるのに効果がある。
【0079】
このカニューレ2Aは、上記プリズム28に加え、他の点でも、図1のカニューレ2と相違している。
【0080】
まず、ライトガイド1は、カニューレ2Aの外筒21の内側に更に設けられたライトガイド筒29と内筒22Aの間にセットされている点が相違している。これは、プリズム28の嵌合部28dを嵌合させるために、ライトガイド1の先端の外径を纏めるためである。
【0081】
内筒22Aは、カニューレ2の内筒に比べ、カニューレ2Aの先端部分まで到達しており、その先端部分22Aaは、プリズム28の内径側に対する遮光壁の役割を果たしており、その内径側には段部が設けられ、透光部材24Aが嵌合密設されている。このような先端部分22Aaを設けずに、プリズム28と透光部材24Aを一体化することも可能であるが、そのようにすると、プリズム28への入射光が、この透光部材24Aに相当する部分にも反射して、クリアな映像が得られなかった。そこで、この先端部分22Aaで、プリズム28と透光部材24Aを分離して、遮光することとしたものである。
【0082】
こうして、このカニューレ2Aによると、カニューレ2Aの前方中心方向に出射光が集中することがなく、ハレーションを避けることができ、また、外周方向に光が分散され、より広角均一に照射されるので、広角撮影に適している。
【0083】
図7(a)は、図6のカニューレの後面図、(b)は後端縦断面の正面図である。
【0084】
この後端部分は、図1のカニューレ2に比べ、後端筒25Aに、係合手段4に加え、回動係合手段5が設けられている点が相違する。
【0085】
このため、後端筒25Aの後端外周部には回動係止溝51が、その外周を等分して設けられ、また、後端筒25Aの後端側に内嵌された連結部26Aには、係合手段4を構成する係合孔41に加え、補助係合孔44が連設されている。
【0086】
図8(a)は、上記のカニューレに挿嵌して用いられる内視鏡の後端縦断面の正面図、(b)は、そのX1矢視図、(c)は、そのX2矢視図である。
【0087】
この内視鏡3Aは、図1の内視鏡3に比べ、基端部33Aの形状が異なり、ここに更に、袋ナット36を介して、回動係止爪53を備えた回動筒52が共回動するように、着脱可能に設置されている点が相違する。
【0088】
基端部33Aの前方には、内視鏡3の基端部33と同様に、係合手段4を構成するCリング42が挿嵌され、その後方には、内視鏡3Aとカニューレ2Aの間の気密を維持するためのOリング45が挿嵌されている。その後方には、ガイド筒部33Aaが設けられ、ついで袋ナット用溝33Abが形成されている。このガイド筒部33Aaには、回動筒52の側端面の内径が嵌合し、袋ナット用溝33Abには、袋ナット36が回動可能に外嵌されている。この袋ナット36、回動筒52、ガイド筒部33Aaの係合については後述する。
【0089】
回動筒52の内部には、内視鏡3Aをカニューレ2Aに挿嵌したときに、カニューレ2Aの後端筒25Aの回動係止溝51を設けた部分が収容され、回動筒52の外周には、このとき、この回動係止溝51に係脱する回動係止爪53が2箇所、対向する位置に対で設けられている。この回動係止爪53は、(b)のX1矢視図で解るように、回動筒52の外周に、上記回動係止溝51の位置に合わせて設けられた爪孔53aに対して出没するように回動係止され、スプリング53bによって、没状態、つまり、回動係止爪53が回動係止溝51に係止した場合に、その状態を維持するように付勢されている。
【0090】
54は、回動筒52の一方の回動係止爪53を設けた部分に付された目印であり、この目印54は、この内視鏡3Aの撮像上位置を示すようになっている。したがって、この目印54を見ることによって、内視鏡3Aの撮像上位置を確認することができ、便利である。
【0091】
なお、上述したカニューレ2Aの後端筒25Aの回動係止溝51、内視鏡3Aの回動係止爪53を設けた回動筒52、袋ナット36で回動係止手段を構成している。
【0092】
図9(a)は、図6のカニューレに図7の内視鏡を挿入した状態の腹腔鏡装置、(b)は、そのX3矢視図、(c)は、内視鏡が分解可能であることを示す説明図である。
【0093】
図9(a)では、係止手段4によって、内視鏡3Aはカニューレ2Aに係合され、内視鏡3Aの先端の撮像手段31の広角レンズ31aが透光部材24Aに近接、あるいは、当接する位置にセットされている。また、回動係合手段5の回動係止爪53が回動係止溝51に係合して、内視鏡3Aとカニューレ2Aの相互の回動位置が固定されている。
【0094】
この状態で、図9(c)に白矢印で示されているように、回動係止爪53を操作すると、この係合が解除され、係止手段4で内視鏡3Aとカニューレ2Aの軸方向の相対的関係は維持したままで、図9(b)に示すように、内視鏡3Aとカニューレ2Aの回動位置を変更、つまり、回動させることができ、所望の位置に来たときに、回動係止爪53の操作を解放すれば、回動係止爪53は、その位置で回動係止溝51に係合して、その回動位置を保持する。
【0095】
こうして、この腹腔鏡装置10Aによれば、カニューレ2Aに対して内視鏡3Aの回動位置を変更して、ロックできるので、内視鏡3Aの接続ケーブルの伸びだし具合で操作の支障になるようなことを、この回動位置を変更することで避けることができ、操作性が向上する。
【0096】
また、図9(a)の挿嵌状態では、内視鏡3Aの基端部33Aに設けられたOリング44が、カニューレ2Aの後端筒25Aに気密に挿嵌された連結部26Aの補助係合孔44に気密に当接して、内視鏡3A側から、カニューレ2A内部に外気が進入するのを防いでおり、外気の湿気によるカニューレ2A先端の透光部材24Aの内側の結露などを防ぐことができる。この透光部材24Aの内側は、非常にふき取り難い部分であるので、この結露の防止の効果は大きい。
【0097】
図9(c)によって、内視鏡3Aの本体部分が、回動筒52に対して分解可能であることを説明する。
【0098】
袋ナット36の内側には、雌ネジ36aが設けられ、この雌ネジ36aは、回動筒52に設けられた雄ネジ52aにネジ係合する。また、内視鏡3Aの基端部33Aのガイド筒部33Aaの外周には、対向する位置に対で位置設定ピン33Acが立設されている。一方、回動筒52に設けられた雄ネジ52aには、この位置設定ピン33Acが嵌まり込むように設けられた位置合わせ溝52bが設けられている。
【0099】
袋ナット36で、内視鏡3Aの基端部33Aと回動筒52を係止させるには、回動筒52の位置設定ピン33Acに回動筒52の位置合わせ溝52bを嵌め合わせておいて、袋ナット36の雌ネジ36aを回動筒52の雄ネジ52aにネジ係合させて、可能な所まで、袋ナット36を回動させて、締め込んで行けよい。こうして締め込むと、回動筒52は内視鏡3Aの基端部33Aに、所定の位置合わせをして、強固に、共回動するように固定される。
【0100】
この袋ナット36を緩めて、回動筒33Aとのネジ係合を解放すれば、袋ナット36、基端部33A,連結筒32、撮像手段31で構成される内視鏡の本体部分は、回動筒52をカニューレ2Aにセットしたままでも、カニューレ2Aから抜き出すことができる。
【0101】
なお、係合手段41は、カニューレ2Aと内視鏡3Aの軸方向の相対的位置は維持するが、相互の回転位置については拘束しないので、係合手段41だけでも内視鏡3Aをカニューレ2Aに対して回動させることができるが、この場合は、適当な回動位置を固定させることができない。そこで、所望の回動位置へ回動させ、保持することの出来る回動係合手段5の効果が発揮される。
【0102】
【発明の効果】
請求項1に記載の腹腔鏡装置によれば、内視鏡がカニューレに挿脱可能に設置されて使用されるので、使用時だけには一体とするが、使用後の殺菌消毒時などは、別体として取り扱いでき、カニューレと内視鏡にそれぞれ適した殺菌消毒法が適用できる。
【0103】
つぎに、内視鏡は、広角レンズを備えた撮像手段を、カニューレの先端に近接するように設置され、観察対象の間近で、しかも、広角の視野角を得られるので、より鮮明で細かい画像が得られ、操作性がよく、腹腔鏡手術に適している。
【0104】
さらに、ライトガイドの先端部、つまり、照射部が、リング形状となっているので、内視鏡の撮像手段のまわりを均一に照射し、また、ライトガイドの先端からの照射光を腹腔内に透過されるカニューレの出射端部が、その照射光を乱拡散させるようになっているので、照射光が、局部的に集中せず、一部だけが照明されすぎて生じるハレーションや、照明されない部分が生じたりするようなことを避けることができる。
また、カニューレの先端に設けた環状体のプリズムによって、照射端がリング形状のライトガイドから発射されるほとんど全ての光を屈折させて、その前方方向から外周方向、つまり、外の方向へ向くようにするものであり、カニューレの前方中心方向に出射光が集中してハレーションを起こすのを防止すると共に、プリズムが透光部材と分離されることによりプリズムの光が遮光され、光が透光部材に反射してクリアな映像が得られなくなることが避けられ、さらに、カニューレ前方を、より均一に、広角度に照光するので、広角度で撮像できる内視鏡の撮像に適している。
【0105】
請求項2に記載の腹腔鏡装置は、請求項1において、上記プリズムの入光端面、及び/又は、出光端面が光を乱拡散する構成にされているので、プリズムから放射される光が広範囲にわたり均一に拡散し、ハレーションを防ぐことができる。
請求項3に記載の腹腔鏡装置は、請求項2に記載の腹腔鏡装置の効果に加え、ライトガイドの照光部となるリング形状が、カニューレに収容された内視鏡を中心として、外に広がるように、つまり、リング径が拡大するように形成されているので、平行にリング状照射をしたときに、照射中央付近に照射光が集中して生じるハレーションを避けることができる。
【0107】
請求項4に記載の腹腔鏡装置は、請求項1から3のいずれかに記載の腹腔鏡装置の効果に加え、内視鏡をカニューレに挿脱のみで着実に係合できるので、一体化するときも、別体とするときも、余分な手間がかからず、便利がよい。
【0108】
請求項5に記載の腹腔鏡装置は、請求項4に記載の腹腔鏡装置の効果に加え、回動係合手段によって、内視鏡をカニューレに対して、円周を適宜に分割した回動位置で係合させ、また、その係合の回動位置を変えることができるので、カニューレの位置変え、角度変えなどの際に内視鏡のコードなどが邪魔にならないようにでき、操作性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は本発明の腹腔鏡装置の一例の要部縦断面図、(b)は、その内視鏡先端部の要部詳細図、(c)は、そのカニューレ先端部の要部詳細図
【図2】 (a)、(b)は、ライトガイドの先端部の他例を示す要部縦断面図
【図3】 本発明の係合手段の一例を示すもので、(a)は、完挿状態の要部断面図、(b)は挿脱途中の状態の要部断面図
【図4】 (a)は実施例のカニューレの外観背面図、(b)は正面図、(c)は実施例の内視鏡外観正面図
【図5】 実施例の腹腔鏡装置の全体を示すもので、(a)は内視鏡を挿嵌した状態のカニューレを示す外観図、(b)は、内視鏡後端部とコントロールボックスを示す外観図
【図6】 (a)は本発明の腹腔鏡装置の他例を構成するカニューレの先端縦断面の正面図、(b)は、その楕円囲い部の拡大縦断面図、(c)は、その前面図
【図7】 (a)は図6のカニューレの後面図、(b)は後端縦断面の正面図
【図8】 (a)は本発明の腹腔鏡装置の他例を構成する内視鏡の後端縦断面の正面図、(b)は、そのX1矢視図、(c)は、そのX2矢視図
【図9】 (a)は図6のカニューレに図7の内視鏡を挿入した状態の腹腔鏡装置、(b)は、そのX3矢視図、(c)は内視鏡が分解可能であることを示す説明図
【図10】 (a)は従来の腹腔鏡の外観斜視図、(b)は従来の腹腔鏡装置の外観斜視図
【図11】 従来の腹腔鏡の他例を示す一部切り欠きの正面図
【符号の説明】
1 ライトガイド
2 カニューレ
2a 内空部
2b 先端部
23 出射端部
24 透光部材
28 プリズム
3 内視鏡
31 撮像手段
31a 広角レンズ
4 係合手段
5 回転係合手段
6 コントロールボックス
10 腹腔鏡装置
41 係合孔
42 Cリング
43 係合溝
Claims (5)
- 先端に照明光を導くライトガイドを配設したカニューレと、このカニューレの内空部に挿嵌される内視鏡とから構成される腹腔鏡装置であって、
上記カニューレのライトガイドが、上記カニューレ先端部でリング形状に形成され、
このカニューレの内空部の先端部が透光部材で封止されており、上記内視鏡は、先端部に広角レンズを備えた撮像手段を有し、
上記内視鏡は、上記カニューレの内空部に挿脱可能に、かつ、その内視鏡の撮像手段が上記カニューレの透光部材に近接するように設置され、上記カニューレの先端に、上記ライトガイドから発射される光を上記カニューレの前方から外周方向に屈折させる、上記透光部材と分離された環状体のプリズムを設けたことを特徴とする腹腔鏡装置。 - 請求項1において、
上記プリズムの入光端面、及び/又は、出光端面が光を乱拡散する構成にされていることを特徴とする腹腔鏡装置。 - 請求項1または2において、
上記カニューレのライトガイドのリング形状は、上記カニューレ先端部に向けて、そのリング径が徐々に拡大する形状に形成されていることを特徴とする腹腔鏡装置。 - 請求項1から3のいずれかにおいて、
カニューレに設けた係合孔と、内視鏡に設けた係合溝と、この係合溝に挿嵌されて、その内視鏡を上記係合孔に対して挿入、引き出しする際に弾性変形する挿嵌部材とを少なくとも含んだ係合手段を更に備えていることを特徴とする腹腔鏡装置。 - 請求項4において、
上記係合手段には、更に、上記内視鏡を上記カニューレに対して、所定の回動位置で係止開放自在に回動を係止し、係合させる回動係合手段を備えていることを特徴とする腹腔鏡装置。
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