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JP3738394B2 - リューズ締め込み具 - Google Patents

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JP3738394B2
JP3738394B2 JP2003344382A JP2003344382A JP3738394B2 JP 3738394 B2 JP3738394 B2 JP 3738394B2 JP 2003344382 A JP2003344382 A JP 2003344382A JP 2003344382 A JP2003344382 A JP 2003344382A JP 3738394 B2 JP3738394 B2 JP 3738394B2
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Description

この発明は、腕時計のリューズ締め込み具に関し、さらに詳しくは、特に防水時計を所有している所有者が、防水時計のリューズを締め込むことのできるリューズ締め込み具に関する。
腕時計には、自動巻きタイプや手動巻きタイプのもの、また、防水時計のものが知られている。これらの時計において、針を動かすためのリューズは、時計の針を動かすためにねじで連結されて時計の本体に配置されている。そして、針の調整や日付けの調整等を、製造工程内で行なった後、完成品として消費者に提供されている。
リューズは使用者が使用中に、時間や日付けの調整又は、その他の機能の操作のために、使用者が操作できるように本体から突出して配置されている。そして、使用者はリューズの締め込みや、自動巻きにおけるリューズの巻き上げ、又は手動巻きにおけるリューズの締め込み等を行なっていた。
一方、防水時計では、水が時計内に入らないようにパッキン等を封入して組み付けられ、時計を装着したままで、例えば、風呂に入ったり、あるいは、海に潜ったりできるように時計内を密封した構成で構成されている。しかし、リューズは使用者の操作で回転するように構成されていることから、防水時計であっても、リューズの締め込みが緩いと、リューズの回りから水が入る可能性を有している。そのために、リューズは堅固に締め込む必要があった。
しかし、従来においては、リューズを手で締めることが多く、リューズを締め込むための専用の工具は、特に存在していなかった。但し、リューズの製造工程において、リューズの内部に配置されている心棒を回動させることは、例えば、特許文献1に記載されているやっとこで行われていた。これによると、図18に示すように、やっとこ50は、リューズの芯棒を回動可能な把持部と、把持部を開閉する操作柄部を有して構成されていた。
実開昭55−175895号公報
しかし、リューズの締め込み不足で、防水時計に水が入って修理する状態になったとしても、その費用は使用者自体が負担しなければならなかったので、リューズの締め込みは充分に注意して行なわれなければならなかった。
そのために、手の操作をやめて、一般工具を使用することがあった。しかし、一般の工具ではリューズ自体やその付近を傷つけやすく、時計の価値を低下させてしまう。また、時計によっては、リューズを保護するために、一方の方向にリューズガードとして壁部を形成したものがあり、この場合では、一般の工具がリューズを把持できないことから、一般の工具ですべての種類のリューズを締め込むには限界があった。さらに、図18に示す従来のやっとこ50では、リューズの内部の芯棒を回動させることには使用できるものの、組み付けられた時計において、リューズの本体からの突出量が小さいものやリューズガードが形成された腕時計では操作しにくかった。
この発明は、上述の課題を解決するものであり、防水時計の防水効果を強化するために、リューズを充分に締め込むことができるとともに、リューズを損傷することなく、使いやすくて、しかも多種類の時計に対応して締め込むことができ、さらに装飾性を有してデザイン性のあるリューズ締め込み具を提供することを目的とするものであり、そのために、この発明にかかわるリューズ締め込み具では、上記の目的を達成するために、以下のように構成するものである。すなわち、
請求項1記載の発明では、防水時計のリューズを締め込むためのものであって、
時計本体から突出した状態の前記リューズに係合可能な係合部を有して、前記リューズに着脱可能に構成され、
前記係合部が、前記リューズを間にして平行に配置される一対のプレートを有するとともに、前記一対のプレートは相互にスライド可能に連結され、
前記一対のプレートにおける前記リューズに対向する面には、前記リューズの外周面に形成された溝部に係合可能な掛止溝が形成され、
前記一対のプレートが、前記リューズを把持した後、それぞれ、反対方向に移動することによって前記リューズを回動可能に構成することを特徴とするものである。
請求項記載の発明では、前記一対のプレートは、相互に接近する方向に付勢力が作用する弾性材を有して形成されていればよい
請求項記載の発明では、防水時計のリューズを締め込むためのものであって、
時計本体から突出した状態の前記リューズに係合可能な係合部を有して、前記リューズに着脱可能に構成され、
前記係合部が、前記リューズを間にして平行に配置される一対のプレート部を備えるとともに、前記一対のプレート部は両端部が連接されてエンドレス状に形成され、
前記一対のプレート部には、前記リューズの外周面に形成された溝部に係合可能な掛止溝が形成され、
前記一対のプレート部が、前記リューズを把持した後、一方の方向に移動させることによって、前記リューズを回動可能に構成することを特徴とするものである。
請求項1記載の発明によれば、この発明にかかわるリューズ締め込み具におけるリューズの係合部が、リューズを間にして一対の平行に配置されるプレートを有して、相互にスライド可能に形成されていれば、リューズの対向する2面に係合させてスライドさせるだけでリューズを締め込むことができて、リューズガードが形成された腕時計には好適に使用でき、リューズの形状が異なる各種の時計に対応して使用することができる。しかも、一対のプレート状に形成された係合部を身体に付着することによって、工具の機能とは別にアクセサリーとして使用することもできる。
また、このリューズ締め込み具の係合部に、リューズに形成された溝部に係合可能な掛止溝を形成すれば、一対のプレートをスライドさせる際にリューズを充分に締め込むことができて、防水時計の場合に防水強化を図ることができる。
請求項記載の発明によれば、一対のプレートがお互いに接近する方向に付勢するような弾性部材で形成されていれば、リューズ締め込み具を、リューズに係合させたときに、常に、リューズを把持するように構成できるので、リューズの締め込み操作を容易に行なうことができる。
請求項記載の発明によれば、この発明にかかわるリューズ締め込み具が、リューズを係合する係合部を含んでエンドレス状に形成されていれば、リューズに係合した後で、係合部を一方方向に回転させるように移動させることによって、リューズの締め込み操作を容易に行なうことができる。また、リューズの相対向する2面を把持するように締め込むことができることから、リューズガードが形成された腕時計には好適に使用することができる。しかも、エンドレス状に形成されたリューズ締め込み具をブレスレッドとして腕に装着すれば、アクセサリーとして使用することができる。
また、このリューズ締め込み具の係合部に、リューズに形成された溝部に係合可能な掛止溝を形成すれば、リューズを充分に締め込むことができて、防水時計の場合に防水強化を図ることができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。以下に説明するリューズ締め込み具は、図1のように、腕時計1の本体3から突出したリューズ5に係合できる係合部を備えてリューズ5に装着する。そして、リューズ5を一方に回転させることによってリューズ5が本体3内にねじ込まれて締め込まれる。
第1の実施形態のリューズ締め込み具10は、図2に示すように、操作ハンドル本体(操作ハンドル部)11と接続アタッチメント15とリューズ係合部18とを備えてソケットレンチ型を示している。
操作ハンドル本体11は、鉄材あるいはステンレス材で形成された芯棒12と、芯棒12の一端側で固着されて操作しやすい溝部を備えて形成された樹脂材のハンドル部13とを有し、芯棒12の先端部にアタッチメント15を装着する取り付け部12aが形成されている。取り付け部12aは、角柱状に形成されて、一面あるいは2面に、球状のロック部材12bが図示しないばねに押圧されて、取り付け部12aの表面より出入可能に配置されている。この操作ハンドル本体11は、一般に使用されているソケットレンチの操作ハンドル本体を使用してもよい。
アタッチメント15は、一端に芯棒12の取り付け部12aに外嵌するソケット部16と、他端にリューズ係合部18の一端を着脱可能に内嵌する凹部17とを有して形成されている。凹部17は、リューズ係合部18の一端側の形状に嵌合できる形状で、リューズ係合部18が着脱可能に配置できれば、その形状は特に限定するものではない。また、アタッチメント15は、リューズ係合部18の大きさによって、各種のサイズを備えている。従って、各種のアタッチメント15のサイズは、ソケット部16に関してはすべて同一サイズに形成され、凹部17の大きさがリューズ係合部18の大きさによって各種のサイズに形成されることとなる。
リューズ係合部18は、実施形態においては、アルミニウム材又は鉄材あるいはステンレス材等の比較的強度の高い薄肉状のパイプが使用されている。一端は、アタッチメント15に着脱可能に嵌合できるように形成され、他端には、図3に示すように、熱可塑性樹脂材19で形成されたリューズ雌型19aがパイプの先端に凹状に形成されている。リューズ雌型19aは、熱可塑性樹脂材19をパイプの先端部に充填した後、高温状態にして、所定の腕時計1のリューズ5を軸心方向に沿って頭部側から挿入することによって形成されることとなる。高温状態で、リューズ5の雌型19aを形成した後、低温にして熱可塑性樹脂材19を硬化させて雌型19aを使用可能とする。そして、各種の腕時計1のリューズ5に合わせて、予め各種のサイズで型をとって保存しておけば、各種の腕時計1に対応して締め込むことができる。
なお、リューズ係合部18とアタッチメント15とを一体にして、各種のサイズを製作してもよく、また、操作ハンドル本体11とアタッチメント15を一体にして、リューズ係合部18の一端をアタッチメント15の凹部17に係合できるように各種のサイズで形成するようにしてもよい。さらにアタッチメントを使用せずに、リューズ係合部18を直接操作ハンドル本体11に装着するように形成してもよい。
上記の第1の形態によるリューズ締め込み具10は、防水時計1を腕に装着して水に潜ったり、風呂に入ったりするときに堅固に締め込むためのリューズ5の締め込み操作や、自動巻きの腕時計で巻き上げる際に操作するときや、さらに時間の調整日付けの調整その他の機能で操作する際に使用される。リューズ締め込み具10を使用する際には、リューズ係合部18の雌型19aをリューズ5に対向するように配置させて、リューズ5の軸心に沿って頭部側から挿入する。リューズ係合部18は、雌型19aがリューズ5のサイズに合わせてあることから、挿入して操作ハンドル本体11を回転させることによって、時計本体3から突出したリューズ5を堅固に締め込むことができる。
また、操作ハンドル本体11が、一方向に回転可能なラチェット機構を構成して所定のトルクを制限することができるように構成していれば、所定のトルクで締め込むことができて、リューズ5を締め過ぎて損傷させることはない。
なお、リューズ係合部18に滑り止めテープを一部に巻いておけば、操作ハンドル本体11に装着することなく、単独で締め込むことも可能である。
なお、リューズ5に係合可能な係合部とアタッチメントを介して着脱可能に形成される操作ハンドル本体を有する第1の形態のリューズ締め込み具は、図2に示すものに限らず、図4〜9に示すように、長尺丸ピン状(又は長尺角ピン状)に形成されて係合部18Aに着脱可能なハンドル部11Aと、リューズ5に係合可能な凹部を有する係合部18Aとを有するリューズ締め込み具10Aであってもよい。
ハンドル部11Aは図5〜6に示すように、長尺丸ピン状に形成されるとともに中央部には所定の幅寸法において、手で操作しやすいように滑り防止としてのローレット加工部111が施され、ローレット加工部111の中央一部に細長平面部112を形成している。さらに、ハンドル部11の一端側においては、例えば、首紐を挿通する小孔113が直径方向に貫通するように形成されている。
また、小孔113と反対側の端面には、図6に示すように、十字形の係合凹部114が形成され、係合凹部114が係合部18Aと係合可能に形成されている。なお、細長平面部112には、使用可能なメーカー名を記入しておけば、専用メーカーの腕時計を使用した時に、そのメーカー用の係合部18Aをハンドル部11Aに装着したリューズ締め込み具10Aを所持すればよい。
係合部18Aは、時計のメーカーごとに形成されるアタッチメントとして使用され、図7〜9に示すように、リューズ5より柔らかい材料、例えば、樹脂やジュラコン等で形成され、ハンドル部11Aと略同一径の外径を有し、一端にはハンドル部11Aの係合凹部114に嵌合可能な十字型に形成した係合凸部181(図8参照)を有し、他端には、リューズ5に係合可能な嵌合凹部182(図9参照)が形成されている。嵌合凹部182は、リューズ5の外周面に形成された多数の突起溝と同一の形状の内溝を有してもよく、図9に示すように、リューズ5の多数の溝部に係合可能な6分割あるいは8分割された係合突起部183を内部に形成してもよい。
そして、このリューズ締め込み具10Aは、係合部18Aの係合凸部181をハンドル部11Aの係合凹部114に係合させて一体化させ、係合部18Aの嵌合凹部182をリューズ5の外周に嵌合させてリューズ5を回動させて、針の調整や日付けの調整、その他の機能の調整を行うことができる。
なお、リューズ締め込み具でリューズ5を締め込まない時には、図10に示すように、ハンドル部11Aに形成された小孔113に首紐191を通して首に掛ければ、ペンダントとして使用することができる。特に、ハンドル部11A又は係合部18Aを、K18金、プラチナ、K18金ホワイトゴールド等の貴金属で形成すれば、なおのことアクセサリーとして価値の高いものとなる。さらに、嵌合凹部182は、ハンドル部11Aに装着されていない状態で、一端から息を吹き込むことによって笛吹きとして使用することができ、万が一、危険な状態にあった時に笛を吹いて危険を防止することも可能である。
第2の形態のリューズ締め込み具20は、図11に示すように、リューズ5を間にしてリューズ5を把持可能な一対の係合プレート21・22からなる。一対の係合プレート21・22は、薄肉状の鉄製又はステンレス製で形成された弾性プレート23・24に、中央部に相対向する側に向かって、リューズ5のたて溝5aに係合する掛止溝25a・26aが多数形成されたリューズ係合部としてのゴムプレート25・26が貼着され、両端に、長手方向に沿って長穴23a・24aが形成され、長穴23a・24aには、一対の弾性プレート23・24を連結するねじ組27が装着されている。
ねじ組27は、一対の係合プレート21・22の両側でスライド可能に装着するために、長穴23a・24aを貫通する小ねじ27aと小ねじ27aに止着可能なナット27bとワッシャー27cとを組み付けて構成される。そして、小ねじ27aの頭部とナット27bとの間の寸法が、一対の弾性プレート23・24の厚みより大きくしておけば、一対の弾性プレート23・24は、相互に移動できることからスライド可能に組み付けられることとなる。
従って、一対の係合プレート21・22は、お互いが長穴23a・24aによってスライドできるように取り付けられる。弾性プレート23・24は、平面に対して屈折すると平面に復帰しようとする付勢力を有している。そのため、ねじ組27の小ねじ27aの長さが、リューズ5の幅より小さければ一対の弾性プレート23・24は、図12に示すように、リューズ5に係合する部位が、両側のねじ組27で支持される部位に比べて膨らんで突出するように形成される。弾性プレート23・24が平面方向に付勢力を有することによって、弾性プレート23・24はリューズ5を把持する方向に押圧される。そして、ゴムプレート25・26の掛止溝25a・26aでリューズ5のたて溝5aを係合して装着される。
従って、図13に示すように、リューズ5の立て溝5aに一対のゴムプレート25・26の掛止溝25a・26aを係合させて、一対の係合プレート21・22を長穴23a・24aに沿って相互にスライドさせれば、リューズ5は、締め込まれる方に向かってねじ込まれる。これを繰り返すことによって所定の力でリューズ5を締め込むことができる。この際、リューズ5をゴムプレート25・26で当てることにより、摩擦抵抗を大きくして滑りにくくしていることから、リューズ5を回転しやすくしている。
この形態のリューズ締め込み具20は、リューズ5の相対向する面に対して、並設して装着されることから、図14に示すように、リューズガード6が形成された腕時計(防水時計)1Aを締め込むのに好適である。リューズガード6の壁はリューズ5との隙間を極めて小さくしていることから、例えば、第1の実施形態のような全周に壁を有するリューズ締め込み具10ではリューズガード6の壁とリューズ5との間には、挿入することができない。従って、一方の方向にリューズガード6の壁が配置されていても、それに直交する方向が解放されていれば、係合プレート21・22を解放された位置に配置させることができて、リューズを締め込むことができる。
なお。この形態のリューズ締め込み具20は、弾性プレート23・24におけるゴムプレート25・26と反対の面に滑り止め加工を施せば、手で係合プレート21・22をスライドさせる際に、効率よく摺動させることができる。また、弾性プレート23・24とゴムプレート25・26とは、リューズ5に対向する面に掛止溝25a・26aが形成されていれば弾性プレートで一体的に形成したり、あるいはゴムプレートで一体的に形成してもよい。
さらに、この形態のリューズ締め込み具20を、身体に装着してアクセサリーとして使用することができることから、女性が所有するのに好適である。
第3の形態のリューズ締め込み具30は、図15〜16に示すように、対向する2面が直線状に形成されてエンドレス状のリング部材として形成されたバンド部材31に、直線方向の相対向する面に沿って、リューズ係合部としての一対のゴムプレート32・33が装着されている。ゴムプレート32・33には、リューズ5に形成されたたて溝5aに係合する多数の掛止溝32a・33aが形成されている。バンド部材31は、従来の時計のバンドで知られるように、多数の単一の矩形板が弾性状に繋ぎ合わされて長手方向に向かって伸縮可能に形成されていることが好ましい。そしてバンド部材31において、ゴムプレート32・33が装着される反対側の表面側には、滑り止め加工された薄板34・35がそれぞれ装着されている。
このリューズ締め込み具30を、第2の形態のリューズ締め込み具20と同様に、腕時計1のリューズ5の対向する両面に装着して、リューズ5のたて溝5aに掛止溝32a・33aを対向する位置に配置させる。そして、図17に示すように、滑り止め加工された薄板34・35に指を当てると、掛止溝32a・33aとたて溝5aとが係合されて、一方の方向に回すことによってリューズ5が締め込まれる。
この形態のリューズ締め込み具30では、第2の形態のリューズ締め込み具20と同様に、リューズガード6が形成されている腕時計に好適に使用できる。さらに、リング状に形成されていることから、デザイン性を向上して腕に装着すれば、ブレスレッドとして使用でき、女性が所有するのに好適である。
なお、エンドレスでリング状のバンド部材の代わりに、直線部分の裏面側にリューズ係合部としての掛止溝32a・33a、表面側に滑り止め加工を施した鉄板・あるいはゴム板あるいはその他の材料で形成された板を配置して、両側の半円リング部をバンド部材31で連結するようにしてもよい。
上述のように、リューズ締め込み具は、時計本体3から突出されたリューズ5に装着して係合させることにより、手の操作では締め込み不十分のリューズ5を確実に締め込むことができる。これによって、防水時計1の場合では、所定の位置までリューズ5を締め込むことができることから、防水効果を強化することができる。
また、リューズ締め込み具10のリューズ係合部18が、操作ハンドル本体11に着脱可能に形成されていれば、リューズ係合部18をリューズ5の軸心に沿って係合させることができて、極めて容易に締め込み作業を行なうことができる。
そして、このリューズ締め込み具10のリューズ係合部18に熱可塑性樹脂19を充填させることによって、熱可塑性樹脂19を高温にした状態で、熱可塑性樹脂19をリューズ5に押圧させれば、熱可塑性樹脂19には、リューズ雌型19aを型どることができ、各種の時計にそれぞれ合わせたリューズ締め込み具10を提供することができる。
さらに、ハンドル部11Aが長尺丸ピン状に形成され、一端部に小孔113が形成されていれば、例えば、小孔113に首紐を挿通させることによって、係合部18Aをハンドル部11Aに係合させたリューズ締め込み具10Aをアクセサリーとして身体に装着することができる。
また、リューズ締め込み具の係合部20が、リューズ5を間にして一対の平行に配置される係合プレート21・22を有して、相互にスライド可能に形成されていれば、リューズ5の対向する2面に係合させてスライドさせるだけでリューズ5を締め込むことができることから、リューズ5の形状が異なる各種の時計に対応して使用することができる。しかも、一対のプレート状に形成された係合プレート21・22を身体に付着することによって、工具の機能を廃してアクセサリーとして使用することもできる。
このリューズ締め込み具のゴムプレート25・26にリューズ5に形成されたたて溝5aに係合可能な掛止溝25a・26aを形成すれば、一対の係合プレート21・22をスライドさせる際にリューズ5を充分に締め込むことができて、防水時計1の場合に防水強化を図ることができる。
また、一対の弾性プレート23・24がお互いに接近する方向に付勢するような弾性部材で形成されていれば、リューズ締め込み具20を、リューズ5に係合させたときに、常に、リューズ5を把持するように構成できるので、リューズ5の締め込み操作を容易に行なうことができる。
また、リューズ締め込み具30が、リューズ5を係合するゴムプレート32・33を含んでエンドレス状に形成されていれば、リューズ5に係合した後で、バンド部材31を一方方向に回転させるように移動させることによって、リューズ5の締め込み操作を容易に行なうことができる。しかも、エンドレス状に形成されたリューズ締め込み具30をブレスレッドとして腕に装着すれば、アクセサリーとして使用することができる。
このリューズ締め込み具30のゴムプレート32・33にリューズ5に形成されたたて溝5aに係合可能な掛止溝32a・33aを形成すれば、リューズ5を充分に締め込むことができて、防水時計1の場合に防水強化を図ることができる。
腕時計リューズにリューズ締め込み具を装着する状態を示す正面図である。 第1の形態を示すリューズ締め込み具の分解組付図である。 図2におけるリューズ係合部を示す断面図である。 第1の形態における別のリューズ締め込み具を示す斜視図である。 図4におけるリューズ締め込み具のハンドル部を示す平面図である。 図5におけるX矢視図である。 図4における係合部を示す正面図である。 図7におけるY矢視図である。 図7におけるZ矢視図である。 図4のリューズ締め込み具をアクセサリーとして使用した状態を示す正面図である。 第2の形態のリューズ締め込み具を示す斜視図である。 図11におけるリューズ締め込み具の組付図である。 図12のリューズ締め込み具をスライドさせた状態を示す作用図である。 第2の形態のリューズ締め込み具でリューズガードが形成された腕時計のリューズを締め込む作用を示す斜視図である。 第3の形態のリューズ締め込み具を示す斜視図である。 図15における第3の形態のリューズ締め込み具を示す正面図である。 図16における第3の形態のリューズ締め込み具の作用を示す正面図である。 従来のリューズ締め込み具(やっとこ)を示す外略図
符号の説明
1…腕時計
3…本体
5…リューズ
5a…たて溝
10…第1の形態のリューズ締め込み具
10A…リューズ締め込み具
11…操作ハンドル本体
11A…ハンドル部
15…アタッチメント
18…リューズ係合部
18A…係合部
19…熱可塑性樹脂
19a…リューズ雌型
20…第2の形態のリューズ締め込み具
21・22…係合プレート
23・24…弾性プレート
23a・24a…長穴
25・26…ゴムプレート
25a・26a…掛止溝
30…第3の形態のリューズ締め込み具
31…バンド部材
32・33…ゴムプレート
32a・33a…掛止溝

Claims (3)

  1. 防水時計のリューズを締め込むためのリューズ締め込み具であって、
    時計本体から突出した状態の前記リューズに係合可能な係合部を有して、前記リューズに着脱可能に構成され、
    前記係合部が、前記リューズを間にして平行に配置される一対のプレートを有するとともに、前記一対のプレートは相互にスライド可能に連結され、
    前記一対のプレートにおける前記リューズに対向する面には、前記リューズの外周面に形成された溝部に係合可能な掛止溝が形成され、
    前記一対のプレートが、前記リューズを把持した後、それぞれ、反対方向に移動することによって前記リューズを回動可能に構成することを特徴とするリューズ締め込み具。
  2. 前記一対のプレートは、相互に接近する方向に付勢力が作用する弾性材を有して形成されていることを特徴とする請求項1記載のリューズ締め込み具。
  3. 防水時計のリューズを締め込むためのリューズ締め込み具であって、
    時計本体から突出した状態の前記リューズに係合可能な係合部を有して、前記リューズに着脱可能に構成され、
    前記係合部が、前記リューズを間にして平行に配置される一対のプレート部を備えるとともに、前記一対のプレート部は両端部が連接されてエンドレス状に形成され、
    前記一対のプレート部には、前記リューズの外周面に形成された溝部に係合可能な掛止溝が形成され、
    前記一対のプレート部が、前記リューズを把持した後、一方の方向に移動させることによって、前記リューズを回動可能に構成することを特徴とするリューズ締め込み具。
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