JP3737866B2 - 圃場作業機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は圃場作業機に関し、さらに詳しくは、ゲ−ジホィ−ルを備え、その位置を変更することで作業環境に対応することができる圃場作業機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来よく知られている圃場作業機の一つにボトムプラウ作業機が挙げられるが、このボトムプラウ作業機においては全体として作業進行方向に対して斜め方向に沿って複数のボトムが配置され、取り付けられた構成になっている。
この作業機にあっては、作業姿勢を安定させるために、作業機のフレ−ムの最後尾にゲ−ジホィ−ルが取り付けられており、このゲ−ジホィ−ルが作業機の後端部の重量の一部を負担を行なっている。言い換えると、前端部寄りの重量はトラクタは負担しているが後端部の重量の一部をゲ−ジホィ−ルが負担している。
通常ボトムプラウ作業機においてはゲ−ジホィ−ルは最終ボトムの外側の未耕地部分を移動している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述のような圃場作業機にあってはゲ−ジホィ−ルが未耕地部分を移動することになっているので、畦際に対して耕起作業を施す場合には、ボトム群の作業領域から外側の部分についてはその作業を施すことができない。したがって、作業を施すことができない部分を解消するには、作業方向を逆にするか、ゲ−ジホィ−ルを取り外した状態で作業を行なうしか方策はない。作業方向を逆にすることは反転方向が反対になり、土壌環境を混乱させることになり好ましくない。また、ゲ−ジホィ−ルを取り外して作業を行なうことは、作業姿勢が不安定になり。一定の耕深が得られない問題を生じる。
【0004】
そこで本発明は、圃場の中央部における作業においては作業機の作業姿勢の安定のためにゲ−ジホィ−ルを使用することができることは当然であって、畦際などゲ−ジホィ−ルが作業の妨げとなる場合には、このゲ−ジホィ−ルの位置を最終ボトムの前方位置に移動させることで、畦際などのように狭隘な場所でも耕起作業を未耕地を形成することなく行ない得るようにすることを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述のような問題を解決するために、本発明は、トラクタにフレームによって取り付けられたボトムプラウ作業機で、フレームに垂直状態の支持ピンを介して取り付けられているゲージホイールが装着されたアームと、前記支持ピンを中心にアームを回転させることによりゲージホイールを、作業領域外位置と作業領域内位置に回転移動させる油圧シリンダを備え、通常のボトムプラウ作業においては、ゲージホイールは最終ボトムの外側の未耕地部分に配置され、畦際ではアームを前方に回転させ、前記最終ボトム内方にゲージホイールを配置することで畦際まで最終ボトムで耕起することができるようにしたことを特徴とするボトムプラウ作業機である。これにより、本発明の圃場作業機によれば、ゲ−ジホィ−ルの位置をボトムの作業領域の外側におくことでき、通常の作業を行ない、作業姿勢を確実に保つことができ、畦際などの狭隘な場所ではゲ−ジホィ−ルの位置を最終ボトムの前方位置に移動させることで、作業量域内に位置させて作業して、未耕地部分の形成を確実に防止することができるものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付した図1ないし図3に沿って説明する。これらの図において、符号10は本発明を施したボトムプラウ作業機全体を示し、作業機の先頭部分にトラクタのアッパリンクを装着するためのマスト11をもち、このマスト11の両脇下方部分にはクロスシャフト12をもっている。
【0007】
そして、クロスシャフト12から後方にはボトムプラウ作業機のうちボトム13を取り付ける作業機フレ−ム14があって、この作業機フレ−ム14が作業幅方向に沿っていて、この作業機フレ−ム14の後方に延びる支持フレ−ム14A、14があり、各支持フレ−ム14A、14Bの端部は作業幅と斜めに交わる方向のボトムフレ−ム15を支持している。このボトムフレ−ム15には前述のボトム13が複数個取り付けられており、例えば、最も先頭のボトム13Aから順に最後尾のボトム13Xの順に斜配列されている。したがって、一工程で耕起すことができる領域Rが定められる。
【0008】
さらに、ボトムフレ−ム15の最後尾位置には、言い換えると、最終ボトム13Xの作業領域の外側に位置することができるゲ−ジホィ−ル装置20があって、ゲ−ジホィ−ル21を支えるア−ム22の上端部は、ボトムフレ−ム15の側方に張り出しているフランジ状のブラケット23に設けてある垂直状の回転中心となる枢ピン24に対し枢着されていて、前記ゲ−ジホィ−ル21を支えるア−ム22を水平面内で回転させることができるようになっている。このア−ム22の側面にはフランジ状のブラケット25が張り出して設けてあり、このブラケット25を含む平面内で、かつブラケット25と同じ方向に前記ボトムフレ−ム15の側面にもフランジ状のブラケット26が張り出して設けてある。
【0009】
そして、これらのブラケット25、26の間には伸縮型の油圧シリンダ27が配置されており、また、ロッド27Xの端部がブラケット25に枢ピン27Aにより、シリンダ側の端部がブラケット26に対して枢ピン27Bにより枢着されている。したがって、油圧シリンダ27を伸縮させることで、図3に拡大して示すように通常の作業状態におけるゲ−ジホィ−ル21の位置を同図仮想線で示す位置に移動させることができる。
【0010】
次に、本発明による圃場状作業機としてのボトムプラウ作業機を用いた作業について説明する。圃場の中央部に対して耕起作業を行なうには、耕深を一定に保つ必要性から、作業機の前端部と、後端部の重量を支えることが必要であり、ゲ−ジホィ−ル装置20のゲ−ジホィ−ル21は作業機の後端部を支える位置、言い換えると、最終ボトム13Xより後方位置の未耕地上、作業領域Rの外側を移動することになる。
【0011】
そして、畦Zに接近した位置に対して作業する場合、例えば、作業領域Rの端が畦際である場合には、ゲ−ジホィ−ル21が畦Zの上を移動することになるので、このゲ−ジホィ−ル21は本来の機能を果たすことができない。そこで、油圧シリンダ27を収縮させることでゲ−ジホィ−ル21のア−ム22を枢ピン24を回転中心とし回転させる。先ず、油圧シリンダ27を収縮させるのであるが、正確にはロッド27Xを収縮させ、ロッド27Xが最も収縮した状態ではゲ−ジホィ−ル21はほぼ90度回転させられ、次にロッド27Xを伸長させ、最大伸長させることで、ア−ム22は約180度回転させられる。これによりゲ−ジホィ−ル21は図3における仮想線の位置まで移動することになる。この移動によりゲ−ジホィ−ル21は最終ボトム13Xの前方位置になり、最終ボトム13Xを畦際に接近させた状態で耕起作業を行ない得て、畦際の耕起反転作業が可能になる。
【0012】
畦際での作業が終了すると、再び、油圧シリンダ27を伸縮させることで、最終ボトム13xの前方に位置するゲ−ジホィ−ル21を回転移動により最終ボトム13Xより外側、言い換えると作業領域外に位置させて必要な作業をすることができる。
また、ゲ−ジホィ−ル21を最終ボトム13Xの前方位置に移動させた状態では作業機の幅が縮小されるのでトラックに積載する上では極めて都合が良い。
以上の説明では、ボトムプラウ作業機について説明を加えたが、この作業機に限定されるなく、ゲ−ジホィ−ルと畦とが干渉することで未耕地が形成される圃場作業機についても適用することができる。
【0013】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の圃場作業機によれば、作業機の作業進行方向最後尾に位置するゲ−ジホィ−ルを作業機のフレ−ムに対して回転させることができるように装備したから、畦際の作業においてはゲ−ジホィ−ルを一端前方に移動させることで畦との干渉を防止することができ、さらにはトラックに積載して移動する場合に荷台での積載幅の減少にも寄与することができる。
できるなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の圃場作業機の側面図である。
【図2】 同じく平面図である。
【図3】 ゲ−ジホィ−ル装置の平面図である。
【符号の説明】
10 圃場作業機としてのボトムプラウ作業機
11 マスト
12 クロスシャフト
13 ボトム
14 作業機フレ−ム
15 ボトムフレ−ム
20 ゲ−ジホィ−ル装置
21 ゲ−ジホィ−ル
22 ア−ム
23 ブラケット
24 枢ピン
25、26 ブラケット
27 油圧シリンダ
27X ロッド
Claims (2)
- トラクタにフレームによって取り付けられたボトムプラウ作業機で、
前記フレームに垂直状態の支持ピンを介して取り付けられているゲージホイールが装着されたアームと、
前記支持ピンを中心に前記アームを回転させることにより前記ゲージホイールを、作業領域外位置と作業領域内位置に回転移動させる油圧シリンダを備え、
通常のボトムプラウ作業においては、前記ゲージホイールは最終ボトムの外側の未耕地部分に配置され、
畦際では前記アームを前方に回転させ、前記最終ボトム内方に前記ゲージホイールを配置することで畦際まで最終ボトムで耕起することができるようにしたことを特徴とするボトムプラウ作業機。 - 前記油圧シリンダは伸縮の一行程でゲ−ジホィ−ルの位置を変更させることができることを特徴とする請求項1記載のボトムプラウ作業機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04965997A JP3737866B2 (ja) | 1997-02-18 | 1997-02-18 | 圃場作業機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04965997A JP3737866B2 (ja) | 1997-02-18 | 1997-02-18 | 圃場作業機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH10229705A JPH10229705A (ja) | 1998-09-02 |
JP3737866B2 true JP3737866B2 (ja) | 2006-01-25 |
Family
ID=12837319
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04965997A Expired - Lifetime JP3737866B2 (ja) | 1997-02-18 | 1997-02-18 | 圃場作業機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3737866B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
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DE102013106783B4 (de) * | 2013-06-28 | 2017-08-24 | Lemken Gmbh & Co. Kg | Schwenkstützrad für einen Drehpflug |
JP6235401B2 (ja) * | 2014-04-08 | 2017-11-22 | スガノ農機株式会社 | 圃場作業機 |
-
1997
- 1997-02-18 JP JP04965997A patent/JP3737866B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10229705A (ja) | 1998-09-02 |
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