JP3735180B2 - フローティングリングシール構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、超大型震動台等に用いられる各種流体機器において水や油などの高圧流体が機外へ流出することを防ぐための漏洩防止装置として用いて好適なフローティングリングシール構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4は従来のフローティングリングシール構造を第1従来例として模式的に示す断面図である。この図4において、ケーシング05内には高圧流体010(圧力P1)が存在しており、このケーシング05と、ケーシング05を貫通するように配設され軸方向に沿って回転または往復運動をする軸04との間に、ケーシング05側と一体となるように係止リング03が配設され、この係止リング03によって、高圧側流体010(圧力P1)と機外011(圧力P0、機外が大気の場合にはP0=0)とが区画されている。又、係止リング03と軸04との間には、フローティングリングシール01が、その低圧側側面01dを係止リング03の高圧側側面03aに当接させた状態で、その内周面01aと軸04との間に僅かな隙間Cを有するようにして遊嵌されている。
【0003】
なお、図4中の符号01bはフローティングリングシール01の高圧側側面を示す。
このような構成により、フローティングリングシール01の、内周面01aと、運動する軸04との間に形成される隙間Cを小さく設定することにより、高圧流体010の、機外011への漏洩量を低減させることができる。なお、通常隙間Cの大きさは、例えば、軸の直径が500mm程度のとき約0.2mm程度に設定される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のフローティングリングシール構造には、高圧流体010がフローティングリングシール01を係止リング03に押しつける力が大きくなり過ぎた場合に、フローティングリングシール01が変形し易く、そのためフローティングリングシール01が軸04に接触して損傷を起こし、この損傷が軽微な場合には高圧流体010の漏洩量が増加し、更に、この損傷が大きな場合には機器の運転が停止に至るおそれもあり、以下にその詳細を示す。
【0005】
図5は上述の第1従来例で示したフローティングリングシールの端面に作用する圧力を説明するための断面図であるが、図5(a)に示すように、側面の半径方向の厚さtのフローティングリングシール01では、高圧側側面01bには全面に均等に高圧側流体圧力P1が作用し、低圧側側面01dには外周側では圧力P1、内周側では圧力ゼロとなる圧力勾配が発生する。従って、両者を合成すると、フローティングリングシール01は、図5(b)に示すような圧力で係止リング03に押し付けられていることになる。
【0006】
さて、フローティングリングシール01の内周面01aと、運動する軸04との間に形成される隙間Cが周方向で不均一となった場合は、隙間の小さい部分に高い圧力が発生して隙間を大きくしようとする自動調心作用が働き、隙間Cは均一に保持されるのであるが、高圧流体010の圧力が高く、フローティングリングシール01を係止リング03に押し付けられる力が大き過ぎる場合には、低圧側側面01dと係止リング03との間に作用する摩擦力が大きくなるために、この摩擦力によって自動調心作用は妨げられ、隙間Cの狭い部分は回復されず、フローティングリングシール01の内周面01aと、運動する軸04とが接触して、損傷を起こすことになる。この損傷が軽微な場合には高圧流体010の漏洩量が増加し、更に、この損傷が大きな場合には機器の運転が停止に至ることも考えられる。
【0007】
上記の課題に対する対策として従来用いられている方法を、図6と図7にフローティングリングシール構造の第2従来例として模式的に示す。図6はフローティングリングシールの端面に作用する力を説明するための断面図であり、図7はフローティングリングシールの内周面及び外周面に作用する力を説明するための模式的な断面図である。
【0008】
フローティングリングシール02は、図6(a),(b)及び図7に示すように、側面の半径方向の厚さtのうち低圧側側面02dを外周面02cから半径方向に向かって長さt′の範囲で全周にわたって切り欠いてあり(符号02e参照)、高圧流体010が、フローティングリングシール02の低圧側側面02dと係止リング03の高圧側側面03aとの間隙に入り込めるようにしたものである。この種のフローティングリングシール02の使用により、フローティングリングシール02を係止リング03へ押し付ける、押付力P1は、周方向単位幅当り1/2×P1×(t−t′)となり、これによりフローティングリングシール02を係止リング03に押し付ける力の低減が可能となる。
【0009】
ところが、図7に示すように、フローティングリングシール02の外周面02cに作用する油圧(圧力)分布と内周面02aに作用する油圧(圧力)分布との不均衡状態により、フローティングリングシール02の形状が、内周面02aと軸04との間に形成される隙間Cにおいて、低圧側の方の隙間が小さくなるような姿勢に変形する。更に、本来ならばフローティングリングシール02の変形時に係止リング03に接して支点となるべき外周面の低圧側の辺02eが切り欠かれているため、このように切り欠きを設けたフローティングリングシール02を、係止リング03により支持することができない。従って、フローティングリングシール02の変形は更に進行し、隙間Cにおいて低圧側の隙間がさらに小さくなるため、遂には、フローティングリングシール02の内周面02aと運動する軸04とが接触して損傷を起こす可能性があり、前述のように、この損傷が軽微な場合には高圧流体010の漏洩量が増加し、更に、この損傷が大きな場合には機器の運転が停止に至ることも考られるのである。
【0010】
なお、図6,図7において、図4,図5と同じ符号はほぼ同様の部分を示している。
本発明は、このような課題に鑑み創案されたもので、フローティングリングシールを係止リングに押し付ける力の低減をはかりつつ、且つ、フローティングリングシールの変形を助長することのないような工夫を施すことにより、高圧流体がフローティングリングシールを係止リングへ押し付ける力が強くなり過ぎた場合でも、フローティングリングシールが変形しにくく、それによってフローティングリングシールと軸体との接触が起こりにくく、しいては高圧流体の低圧側への漏洩量の増加や、機器の運転停止を防止できるようにした、フローティングリングシール構造を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
このため、請求項1記載の本発明のフローティングリングシール構造は、ケーシングを貫通するように配設された軸体に隙間を有して遊嵌されたフローティングリングシールと、該ケーシング側と一体となり該フローティングリングシールの低圧側側面と接して該フローティングリングシールを係止する係止リングとからなり、該フローティングリングシールの外周面に高圧側雰囲気の高圧がかかって上記のフローティングリングシールと軸体との隙間から高圧流体が機外へ漏洩するのを防ぐフローティングリングシール構造において、該フローティングリングシールにおける該係止リングと接触する低圧側面部に、高圧流体を導く圧力バランス溝が設けられ、該圧力バランス溝が、低圧側側面部に設けられた少なくとも1本の円周溝と、該円周溝から外周面方向に延びて円周溝に高圧流体を導く複数本の直線溝とから構成されていることを特徴としている。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態としてのフローティングリングシール構造について説明すると、図1〜図3は本発明の一実施形態としてのフローティングリングシール構造を示すもので、図1はその模式的断面図、図2はそのフローティングリングシールの低圧側端面を部分的に示す図、図3はそのフローティングリングシールの端面に作用する力を説明する断面図である。
【0013】
さて、本実施形態にかかるフローティングリングシール構造では、図1に示すように、高圧流体10(圧力P1)を内蔵するケーシング5と、このケーシング5を貫通するように配設され軸方向に沿って回転または往復運動をする軸(軸体)4との間に、ケーシング5側と一体となるように係止リング3が配設されており、この係止リング3によって、高圧流体10(圧力P1)と機外11(圧力P0、機外が大気の場合にはP0=0)とが区画されている。又、係止リング3と軸4との間には、フローティングリングシール1が、その低圧側側面1dと係止リング3の高圧側側面3aとを当接させながら、その内周面1aと軸4との間に僅かな隙間Cを有するようにして遊嵌されている。なお、これらの構成は図4に示す従来例とほぼ同様である。
【0014】
ところで、このフローティングリングシール1の、係止リング3と接触する低圧側側面1dには、図2に示すように、係止リング3の高圧側側面3aとフローティングリングシール1の低圧側側面1dとの間に高圧流体10を導くために、圧力バランス溝12が形成されており、この圧力バランス溝12は、円周溝1hと、この円周溝1hとフローティングリングシール1の外周面1cとを連結する複数本の直線溝1gとによって構成されている。そして、フローティングリングシール1は、低圧側側面1dからこれらの圧力バランス溝12を除いた部分であるランド部1kにおいて係止リング3の高圧側側面3aに当接するようになっている。なお、これらの圧力バランス溝12の深さは、深過ぎるとシールの強度が低下し、又、浅過ぎると流体の浸透が悪くなるため、適度の深さに設定されるが、例えば軸の直径が500mm程度の場合では、溝の深さは0.5〜1.0mm程度が適当である。又、直線溝1gの本数は、シールサイズにより異なるが、周方向300mm毎に1本程度が適当である。
【0015】
なお、図2中においてt″は、フローティングリングシール1の外周面1cから円周溝1hの円周側端部までの長さであり、従来例に示した切欠き部の長さt′とほぼ等しい値であるが、このt″は、これに限定されるものではなく、t′の値と違ってもよい。
上述の構成により、図3(a)に示すように、半径方向の厚さがtの側面において、フローティングリングシール1の高圧側側面1bには全面に均等に高圧側流体10の圧力P1が作用する一方、フローティングリングシール1の低圧側側面1dには、フローティングリングシール1の外周面1cから半径方向に向かってt″までの区間には均等に高圧流体10の圧力P1が作用し、残りのt″からtまでの区間には、係止リング3の高圧側側面3aからの反力が発生するのであるが、その係止リング3の高圧側側面3aからの反力は、フローティングリングシール1の外周面1cから半径方向に向かってt″の位置では圧力P1で、フローティングリングシール1の内周面1a側では圧力ゼロとなるような圧力勾配となる。従って、フローティングリングシール1の両側面に作用する圧力を合成すると、図3(b)に示すように、フローティングリングシール1の高圧側側面1bに対して、内周面1aから(t−t″)の区間に対してのみ、フローティングリングシール1の内周面1a側で圧力P1であり内周面1aから(t−t″)の位置で圧力ゼロとなるような圧力勾配を持った力が作用することになる。
【0016】
フローティングリングシール1は、上述のような圧力により係止リング3に押し付けられており、圧力バランス溝12を形成しない場合に作用する周方向単位幅当り圧力1/2×P1×tと比較すると、圧力1/2×P1×t″だけ低減でき、この圧力はt″の値を変えることにより調整が可能である。従って、t″の値を大きくすることにより、フローティングリングシール1を係止リング3に押しつける力を小さくすることができ、その結果フローティングリングシール1の低圧側側面1dと係止リング3との間に作用する摩擦力を小さくすることができる。
【0017】
このように、本発明の一実施形態としてのフローティングリングシール構造によれば、従来と同様にフローティングリングシール1の低圧側側面1dと係止リング3の高圧側側面3aとの間に、圧力バランス溝12により高圧流体10が導かれるため、フローティングリングシール1の高圧側側面1dに作用する力に対して、フローティングリングシール1の低圧側側面1dにこれを押し返す力が作用する。この力により、フローティングリングシール1の低圧側側面1dが係止リング3の高圧側側面3aに押し付けられる力が小さくなるため、フローティングリングシール1の低圧側側面1dと係止リング3の高圧側側面3aとの間に作用する摩擦力は小さくなる。これにより、フローティングリングシール1の内周面1aと軸4との間に形成される隙間が周方向で不均一となった場合に作用する、隙間が小さい部分に高い圧力を付加して隙間を大きくしようとする自動調心作用が、この摩擦力によって妨げられることなく十分に発揮されるので、フローティングリングシール1の内周面1aと、運動する軸4との間隙が均一に保たれる。その結果、フローティングリングシール1の内周面1aと、運動する軸4との接触により発生するフローティングリングシール1の損傷が防止でき、高圧流体の低圧側への漏洩量の増加や機器の運転停止を防止することができるほか、更に、フローティングリングシール1の外周面1cに作用する圧力分布と、フローティングリングシール1の内周面1aに作用する圧力分布との不均衡状態により、フローティングリングシール1の形状が、フローティングリングシール1の内周面1aと軸4との間に形成される隙間Cにおいて、その隙間Cの低圧側が小さくなるような姿勢に変形しようとする場合にも、フローティングリングシール1の低圧側側面のランド部1kが係止リング3と当接してフローティングリングシール1を支持することにより、フローティングリングシール1の姿勢の変形を抑止する。この結果、フローティングリングシール1の内周面1aと、運動する軸4との間に形成される隙間Cは一定の間隙を維持することができ、この観点からも、フローティングリングシール1の内周面1aと、運動する軸4との接触により発生するフローティングリングシールの損傷を防止し、高圧流体10の低圧側への漏洩量の増加や機器の運転停止を防止することができるのである。
【0018】
なお、上記実施形態では、圧力バランス溝12の形状は、1本の円周溝1hと、複数本の直線溝1gとによって構成されているが、本発明は、これに限定されるものではなく、本発明とその趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することが可能である。
【0019】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明のフローティングリングシール構造によれば、フローティングリングシールと軸体との間に形成される隙間を小さく設定することにより、高圧側流体の、低圧側への漏洩量を低減させることができるほか、フローティングリングシールにおける、係止リングと接触する低圧側面に、少なくとも一本の円周溝とこの円周溝から外周面方向に延びる複数本の直線溝とで構成され、高圧流体を導く圧力バランス溝を設けることにより、フローティングリングシールの内周面と軸体との間に形成される隙間を均一に保とうとする自動調心作用を十分に発揮させ、更に、フローティングリングシールの変形をも抑止するので、フローティングリングシールの内周面と軸体との間隙を一定に保ち、フローティングリングシールの内周面と運動する軸とが接触することによって発生するフローティングリングシールの損傷を防止し、高圧流体の低圧側への漏洩量の増加や機器の運転停止を防止できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としてのフローティングリングシール構造の模式的断面図である。
【図2】本発明の一実施形態としてのフローティングリングシール構造におけるフローティングリングシールの低圧側端面を部分的に示す図である。
【図3】(a),(b)はいずれも、本発明の一実施形態としてのフローティングリングシール構造におけるフローティングリングシールの端面に作用する力を説明するための断面図である。
【図4】第1従来例としてのフローティングリングシール構造におけるフローティングリングシールの端面に作用する力を説明するための模式的な断面図である。
【図5】(a),(b)はいずれも、第1従来例としてのフローティングリングシール構造におけるフローティングリングシールの端面に作用する力を説明するための断面図である。
【図6】(a),(b)はいずれも、第2従来例としてのフローティングリングシール構造におけるフローティングリングシールの端面に作用する力を説明するための断面図である。
【図7】第2従来例としてのフローティングリングシール構造におけるフローティングリングシールの内周面及び外周面に作用する力を説明するための模式的な断面図である。
【符号の説明】
1 フローティングリングシール
1a フローティングリングシール内周面
1b フローティングリングシール高圧側端面
1c フローティングリングシール外周面
1d フローティングリングシール低圧側端面のランド部
1g 直線溝
1h 円周溝
1k ランド部
3 係止リング
4 軸
5 ケーシング
10 高圧流体
11 大気
12 圧力バランス溝
Claims (1)
- ケーシングを貫通するように配設された軸体に隙間を有して遊嵌されたフローティングリングシールと、該ケーシング側と一体となり該フローティングリングシールの低圧側側面と接して該フローティングリングシールを係止する係止リングとからなり、該フローティングリングシールの外周面に高圧側雰囲気の高圧がかかって上記のフローティングリングシールと軸体との隙間から高圧流体が機外へ漏洩するのを防ぐフローティングリングシール構造において、
該フローティングリングシールにおける該係止リングと接触する低圧側面部に、高圧流体を導く圧力バランス溝が設けられ、該圧力バランス溝が、低圧側側面部に設けられた少なくとも1本の円周溝と、該円周溝から外周面方向に延びて円周溝に高圧流体を導く複数本の直線溝とから構成されていることを特徴とする、フローティングリングシール構造。
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