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JP3734632B2 - 画像形成装置管理システム - Google Patents

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JP3734632B2
JP3734632B2 JP00434499A JP434499A JP3734632B2 JP 3734632 B2 JP3734632 B2 JP 3734632B2 JP 00434499 A JP00434499 A JP 00434499A JP 434499 A JP434499 A JP 434499A JP 3734632 B2 JP3734632 B2 JP 3734632B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、複数の複写装置等の画像形成装置と中央制御装置(以下「センタシステム」ともいう)とをデータ通信装置及び通信回線を介して接続した画像形成装置管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
このような画像形成装置管理システムとしては、不特定多数のユーザ(顧客)のオフィス等に設置された画像形成装置(遠隔診断を前提としている複写機等)をデータ通信装置及び公衆回線等の通信回線を利用して、販売,サービスの拠点(会社)などに設置されているセンタシステムと接続可能にしたものが一般に知られている。
【0003】
このような画像形成装置管理システムとして、センタシステムがデータ通信装置及び通信回線を介して画像形成装置の各消耗品を管理するようにしたものが各種報告されている。そのうち、例えば予め設定された発注日(例えば毎月1日)にデータ通信装置及び通信回線を介して画像形成装置の情報を収集して各消耗品を管理するようにしたものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、月により各消耗品の消費量(例えば転写紙の使用枚数)が大きく異なることがあり、円滑な管理ができていなかった。
この発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、画像形成装置管理システムにおいて、センタシステムが画像形成装置の各消耗品を常に円滑に管理できるようにすることをことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明は、複写装置等の画像形成装置とセンタシステム(中央制御装置)とがデータ通信装置及び通信回線を介して接続され、中央制御装置が、通信回線及びデータ通信装置を介して画像形成装置を遠隔管理するようにした画像形成装置管理システムにおいて、上記の目的を達成するため、次のようにしたことを特徴とする。
【0006】
請求項1の発明は、画像形成装置に、各消耗品がそれぞれ該各消耗品別の予め設定された量だけ消費されたとき、該当する消耗品の項目と全消費量を含む消耗品情報をデータ通信装置及び通信回線を介して中央制御装置へ自動通報する通報手段を設け、中央制御装置に、画像形成装置から消耗品情報が通報されたとき、該情報に含む項目の消耗品に対応する通報回数と該消耗品に対応する上記予め設定された量により該消耗品の全消費量を算出する全消費量算出手段と、該手段による算出結果および上記通報された消耗品情報に基づいて各消耗品を管理する消耗品管理手段とを設け、中央制御装置の消耗品管理手段に、画像形成装置から通報された消耗品情報に含む項目の消耗品の全消費量と全消費量算出手段によって算出された該消耗品の全消費量とを比較し、その比較結果より通信異常を検出する手段を備えたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態を図面を参照して具体的に説明する。
図2は、この発明の一実施形態である画像形成装置管理システムの概略構成例を示すブロック図である。
【0009】
この画像形成装置管理システムは、遠隔診断を前提とした5台の画像形成装置(複写装置等)1〜5とセンタシステム6とをデータ通信装置7及び通信回線8を介して接続し、センタシステム6によって各画像形成装置1〜5を集中的に遠隔管理できるようにしたものである。
【0010】
データ通信装置7は、センタシステム6からの指令信号を画像形成装置1〜5へ選択的に送信したり、逆に画像形成装置1〜5からの各種情報を通信回線8を経由してセンタシステム6へ送信(通報)する。
【0011】
このデータ通信装置7は、24時間通電を行なっていて、通常画像形成装置1〜5の電源がオフになっている夜間でもセンタシステム6との通信を可能にしている。このデータ通信装置7と各画像形成装置1〜5とはシリアル通信インタフェースRS−485によりマルチドロップ接続されていて、データ通信装置7からのポーリング,セレクティングにより各画像形成装置1〜5との通信を行なっている。
【0012】
図3は、画像形成装置1〜5の制御部の構成例を示すブロック図である。
画像形成装置1〜5の制御部はそれぞれ、CPU11,リアルタイムクロック回路12,ROM13,RAM14,不揮発性RAM15,入出力ポート16,及びシリアル通信制御ユニット17a,17b,17cからなるPPC(画像形成装置)コントローラと、パーソナルインタフェース(以下「インタフェース」を「I/F」と略称する)18と、システムバス19とを備えている。
【0013】
CPU11は、ROM13内の制御プログラムによってこの制御部全体を統括的に制御する中央処理装置である。
リアルタイムクロック回路12は、時刻情報を発生するものであり、CPU11がそれを読み込むことによって現在の時刻を知ることができる。
ROM13は、CPU11が使用する制御プログラムを含む各種固定データを格納している固定メモリである。
【0014】
RAM14は、CPU11がデータ処理を行なう際に使用するワークメモリ等として使用する一時記憶メモリである。
不揮発性RAM15は、図示しない操作表示部等からのモード指示の内容などを記憶するメモリであり、電池によってバックアップされている。
入出力ポート16は、画像形成装置内のモータ,ソレノイド,クラッチ等の出力負荷やセンサ・スイッチ類を接続している。
【0015】
シリアル通信制御ユニット17aは、図示しない操作表示部との信号のやりとりを行なっている。
シリアル通信制御ユニット17bは、図示しない原稿送り部との信号のやりとりを行なっている。
シリアル通信制御ユニット17cは、図示しない転写紙(用紙)後処理部との信号のやりとりを行なっている。
【0016】
パーソナルI/F18は、データ通信装置7との間の通信を司るインタフェース回路であり、CPU11のデータ通信装置7との通信処理のための負荷を軽減するために設けられている。もちろん、CPU11の処理能力が充分であれば、このパーソナルI/F18の機能をCPU11に取り込んでも差し支えない。
このパーソナルI/F18の主な機能は、以下の(1)〜(4)に示す通りである。
【0017】
(1)データ通信装置7からのポーリング,セレクティングの監視
(2)データ通信装置7への肯定応答,否定応答処理
(3)データ通信装置7との間の送受信データの正当性のチェック,パリティチェック,及びエラー発生時の再送要求処理
(4)データ通信装置7との間の送受信データのヘッダ処理
【0018】
システムバス19はアドレスバス,コントロールバス,データバスからなるバスラインであり、CPU11,リアルタイムクロック回路12,ROM13,RAM14,不揮発性RAM15,入出力ポート16,シリアル通信制御ユニット17a,17b,17c,及びパーソナルI/F18を相互に接続する。
【0019】
図4は、図3のパーソナルI/F18の構成例を示すブロック図である。
このパーソナルI/F18は、CPU21,デュアルポートメモリ22,レジスタ23〜26,入力ポート27,シリアル通信制御ユニット28,ローカルバス29,及びディバイスコード設定スイッチ30によって構成されている。
【0020】
CPU21は、中央処理装置,ROM,RAM等からなるワンチップのマイクロコンピュータであり、このパーソナルI/F18全体を統括的に制御する。
デュアルポートメモリ22は、CPU21と図3のCPU11の双方から読み書き可能であり、パーソナルI/F18とPPCコントローラ31との間でのテキストデータの授受に使用されるデータメモリである。
【0021】
なお、PPCコントローラ31は上述したCPU11,リアルタイムクロック回路12,ROM13,RAM14,不揮発性RAM15,入出力ポート16,及びシリアル通信制御ユニット17a,17b,17cによって構成される。
レジスタ23〜26は、上記テキストデータの授受時に制御用として使用されるが、詳細な説明は省略する。
【0022】
ディバイスコード設定スイッチ30は、画像形成装置毎に固有のディバイスコードを設定するためのものであり、データ通信装置7からのポーリング,セレクティング時のディバイスコード識別用として使用される。
シリアル通信制御ユニット28は、データ通信装置7および/または他の画像形成装置のパーソナルI/F18と接続される。
【0023】
図5は、各画像形成装置1〜5の操作表示部の構成例を示すレイアウト図である。
この操作表示部は、一般の制御部(例えば図3に示した画像形成装置1〜5における制御部)と同様に、制御プログラムを格納したROM,その制御プログラムによって各種制御を実行するCPU,データを一時格納するRAM,電池によりバックアップされた不揮発性RAM,シリアル通信制御ユニット,及び入出力ポート等を備えており、図3のシリアル通信制御ユニット17aとデータ授受を行なうが、その詳細は省略する。
【0024】
この操作表示部は、上述した制御部の他に、テンキー71,クリア/ストップキー72,プリントキー73,エンタキー74,割り込みキー75,予熱/モードクリアキー76,モード確認キー77,画面切り替えキー78,呼び出しキー79,登録キー80,ガイダンスキー81,表示用コントラストボリューム82,及び文字表示器83を備えている。
【0025】
テンキー71は、画像形成枚数(コピー枚数)や倍率等の数値を入力するためのキーである。
クリア/ストップキー72は、置数(画像形成枚数)をクリアしたり、コピー動作をストップさせたりするためのキーである。
プリントキー73は、画像形成(コピー)動作を実行開始させるためのキーである。
【0026】
エンタキー74は、ズーム倍率や綴じ代寸法用置数等の数値や指定を確定させるためのキーである。
割り込みキー75は、コピー中に割り込んで別の原稿をコピーする時などに使用するキーである。
予熱/モードクリアキー76は、設定した全ての画像形成モードの内容を取り消したり、予熱モードを設定して節電状態にしたりするためのキーである。
【0027】
モード確認キー77は、文字表示器83に選択的に表示される各画像形成モードを一覧表示で確認するためのキーである。
画面切り替えキー78は、文字表示器83の表示形態を熟練度に応じて切り替えるためのキーである。
呼び出しキー79は、ユーザプログラムを呼び出すためのキーである。
【0028】
登録キー80は、ユーザプログラムを登録するためのキーである。
ガイダンスキー81は、文字表示器83にガイダンスメッセージ等を表示するためのキーである。
表示用コントラストボリューム82は、文字表示器83のコントラストを調整するためのものである。
【0029】
文字表示器83は、液晶(LCD),蛍光表示管等のフルドット表示素子を用い、その上に多数のタッチセンサを内蔵(例えば8×8表示画素毎にある)した略透明シート状のマトリックスタッチパネルを重ねており、電源投入により、例えば図6に示すような画像形成モード(コピーモード)画面を表示することができる。
【0030】
ここで、その画像形成モード画面上のキー(表示部)を押下(タッチ)することにより、用紙サイズ(給紙段),画像濃度(コピー濃度),変倍率(等倍,縮小,拡大,用紙指定変倍,ズーム変倍,寸法変倍),両面モード,綴じ代モード,ソートモード等の画像形成動作に関わる各種の画像形成モードを任意に選択することができ、押下されたキーは白黒反転表示に切り替わる。
【0031】
この例では、変倍率が93%、用紙サイズが自動用紙(原稿サイズと設定倍率により最適なサイズの転写紙が収納されている給紙段が自動選択される)、画像濃度が自動濃度(原稿の濃度に応じて画像濃度が自動選択される),置数が1枚にそれぞれ選択されている。
【0032】
図7は、図2のデータ通信装置7の一例を示すブロック構成図である。
このデータ通信装置7は、制御部41,オートダイアラ部42,及び回線制御部43からなる。
制御部41は、5台の画像形成装置1〜5を制御したり、通信回線8を経由してセンタシステム6からの指令信号の受信を制御したりする。
【0033】
オートダイアラ部42は、画像形成装置1〜5からの各種通報によりセンタシステム6に対して自発呼を行なう。
回線制御部43は、通信回線8との接続制御や一般電話機44との切り換え制御を行なう。
【0034】
制御部41は、図示は省略するが、一般の制御部(例えば図3に示した画像形成装置1〜5における制御部)と同様に、制御プログラムを格納したROM,その制御プログラムによって各種制御を実行するCPU,データを一時格納するRAM,電池によってバックアップされた不揮発性RAM,シリアル通信制御ユニット,入出力ポート,及び現在時刻を知るためのリアルタイムクロック回路等を備えている。
【0035】
なお、そのうちの不揮発性RAMには、センタシステム6及び複数の画像形成装置1〜5の一方から他方への送信データや、複数の画像形成装置1〜5の中から1台を特定するそれぞれのディバイスコード及びIDコード,センタシステム6の電話番号,回線接続が成功しなかった場合の再発呼回数,再発呼間隔などが記憶される。
【0036】
次に、この画像形成装置管理システムの概略機能について説明する。
この画像形成装置管理システムの機能には、大きく分けて以下の(1)〜(3)に示す3種類の機能がある。
(1)センタシステム6から画像形成装置1〜5への通信制御
(2)画像形成装置1〜5からセンタシステム6又はデータ通信装置7への通信制御
(3)データ通信装置7独自の制御
【0037】
(1)のセンタシステム6から画像形成装置1〜5への通信制御には、例えば以下の(a)〜(c)に示すものがある。
(a)特定の画像形成装置のトータル画像形成枚数,給紙段(給紙カセット)毎の画像形成枚数,転写紙サイズ毎の画像形成枚数,ミスフィード回数,転写紙サイズ毎のミスフィード回数,転写紙搬送位置毎のミスフィード回数等の読み取り及びリセット
【0038】
(b)画像形成装置を構成する各ユニットの制御電圧,電流,抵抗,タイミング等の調整値の設定及び読み取り
(c)(2)の通信制御による画像形成装置1〜5からセンタシステム6への通信の結果返送
【0039】
これらの制御は、センタシステム6からの指令信号を受信して、データ通信装置7から画像形成装置1〜5へのセレクティングによって行なう。セレクティングとは、接続されている5台の画像形成装置1〜5の中から1台を選択して通信する機能をさす。
【0040】
図8は、データ通信装置7におけるセレクティング動作の一例を示すフローチャートである。
各画像形成装置1〜5はそれぞれ、ユニークな(特定の)ディバイスコードを持っており、データ通信装置7は予め定められたセレクティング機能を示す特定コード(又はコードの組み合わせ)と選択すべき画像形成装置のディバイスコードとをシリアル通信インタフェースRS−485上に送出する。
【0041】
各画像形成装置1〜5はそれぞれ、セレクティング機能を示す特定コード(又はコードの組み合わせ)により、次に続くディバイスコードと自己のディバイスコードとを比較し、両コードが一致した時に自分がセレクティングされたことを知る。
ここで、セレクティングされた画像形成装置は、送出すべきデータがある場合には、予め定められた特定コード(又はコードの組み合わせ)によるビジー(Busy)応答を出力する。
【0042】
データ通信装置7は、このビジー応答を受けると、セレクティング動作を中断し、以下に述べるポーリング動作に移行する。
セレクティングされた画像形成装置は、送出すべきデータがない場合には、セレクティングに対応可能か否かを判断し、対応可能ならば予め定められた特定コード(又はコードの組み合わせ)による肯定応答を出力してデータ通信装置7との通信を実行する。
【0043】
対応不可能の場合は、予め定められた特定コード(又はコードの組み合わせ)による否定応答を出力してデータ通信装置7との通信を終了する。
また、データ通信装置7が出力したディバイスコードに対応する画像形成装置が電源OFFなどの理由で肯定応答も否定応答も出力できない場合には、データ通信装置7は予め定められた一定時間経過後にセレクティング動作を終了する。
【0044】
(2)の画像形成装置1〜5からセンタシステム6又はデータ通信装置7への通信制御には、例えば以下の(a)〜(e)に示すものがある。
(a)画像形成装置1〜5はそれぞれ、画像形成動作が不可能となる異常(故障)が発生した場合、その旨を示す情報(データ)を即時にデータ通信装置7及び通信回線8を介してセンタシステム6へ通報する(緊急通報)。
【0045】
(b)画像形成装置1〜5はそれぞれ、使用者(顧客)による操作表示部上のキー操作により、画像形成モードからそれとは異なる使用者が必要な要求(修理依頼やサプライ補給依頼)を入力するための使用者要求入力モードに移行し、操作表示部の文字表示器83に使用者要求入力画面が表示され、その画面上の所定キーの押下により使用者が必要な要求が入力された時に、その要求を示す情報を即時にデータ通信装置7及び通信回線8を介してセンタシステム6へ通報する(緊急通報)。
【0046】
(c)画像形成装置1〜5はそれぞれ、積算画像形成枚数が予め設定された一定枚数(契約枚数)に達した場合に、その旨を即時にデータ通信装置7及び通信回線8を介してセンタシステム6へ通報する(緊急通報)。
(d)画像形成装置1〜5はそれぞれ、積算画像形成枚数が予め設定された一定期間に到達した場合に、その旨を示す情報を定刻にデータ通信装置7及び通信回線8を介してセンタシステム6へ通報する(非緊急通報)。
【0047】
(e)画像形成装置1〜5はそれぞれ、画像形成動作開始は可能であるが、交換部品の指定回数,指定時間への接近,センサの規格レベルへの到達など、予防保全を必要とする事象が発生した場合に、その旨を示す情報をその日の指定時刻(これはセンタシステム6により設定され、データ通信装置7に記憶しておく)にデータ通信装置7及び通信回線8を介してセンタシステム6へ通報する(非緊急通報)。この通信制御には、指定時刻に達する前に予め定められた回数等に達した場合に、その指定時刻を待たずにセンタシステム6への送信を行なう制御も含まれる。
【0048】
これらの通信制御は、データ通信装置7からのポーリング時に行なう。ポーリングとは、接続されている5台の画像形成装置1〜5を順番に指定し、その指定された画像形成装置からの通信要求の有無を確認する機能をさす。
図9は、データ通信装置7におけるポーリング動作の一例を示すフローチャートである。
【0049】
データ通信装置7は、予め定められたポーリング機能を示す特定コード(又はコードの組み合わせ)と選択すべき画像形成装置のディバイスコードとをシリアル通信インタフェースRS−485上に送出する。
各画像形成装置1〜5はそれぞれ、ポーリング機能を示す特定コード(又はコードの組み合わせ)により、次に続くディバイスコードと自己のディバイスコードとを比較し、両コードが一致した時に自分がポーリングされたことを知る。
【0050】
次に、ポーリングされた画像形成装置は、送出データ(データ通信装置7又はセンタシステム6に対する通信要求)があればデータ通信装置7との通信を開始し、通信要求がない時又は開始した通信が終了した時は予め定められた特定コード(又はコードの組み合わせ)による終了応答を出力してデータ通信装置7との通信を終了する。
データ通信装置7は、終了応答を受け取ると、次の画像形成装置へのポーリングに移行する。
【0051】
また、データ通信装置7が出力するディバイスコードに対応する画像形成装置が、電源OFFなどの理由で通信を開始できなかったり、あるいは終了応答も出力できない場合、データ通信装置7は予め定められた一定時間経過後にポーリング動作を終了する。このポーリングは、セレクティングが発生しない限り、接続されている画像形成装置1〜5に対して順次繰り返される。
【0052】
(3)のデータ通信装置7独自の制御には、例えば以下の(a)(b)に示すものがある。
(a)トータルカウンタ値の読み出し
(b)(2)の通信制御による複写装置1〜5からデータ通信装置7への通信の結果返送
【0053】
トータルカウンタ値の読み出しの制御は、データ通信装置7から画像形成装置1〜5への1日1回定時(0時0分、但しこの時刻に画像形成装置の電源がOFFになっている場合は、この時刻以降に初めて電源がONになった時)のセレクティングによって行なう。
【0054】
データ通信装置7は、トータルカウンタ用のメモリを2個(仮にこれらをそれぞれA,Bとする)用意してあり、上記1日1回のセレクティングによって読み取ったトータルカウンタ値をメモリAに書き込む。したがって、メモリAは毎日(但し例えば休日のように1日中画像形成装置の電源がON状態にならない場合はこの限りでない)前日の値が書き換えられることになる。
【0055】
また、毎月1回予め決められた日時(これはセンタシステム6により設定され、データ通信装置7内の不揮発性RAMに記憶される)にメモリAに記憶されているトータルカウンタ値をメモリBにコピーする。
データ通信装置7からセンタシステム6へはメモリBの内容が送られるが、その転送方法には以下の(a)(b)に示す2通りの方法がある。
【0056】
(a)センタシステム6は、上記日時(メモリAの内容がメモリBにコピーされる日時)以降にデータ通信装置7のメモリBに記憶されたトータルカウンタ値を読みに行く。
(b)データ通信装置7は、上記日時以降に自発呼してメモリBに記憶されたトータルカウンタ値を通信回線8を介してセンタシステム6へ送出する。なお、自発呼を行なう日時もセンタシステム6により設定され、データ通信装置7内の不揮発性RAMに記憶される。
【0057】
なお、データ通信装置7は、メモリA,Bを組み合わせたメモリを複数組用意している。これは、例えば白黒コピー用,アプリケーションコピー用,カラーコピー用等の種々のトータルカウンタ値が考えられるためである。
【0058】
図10は、センタシステム6とデータ通信装置7との間で授受されるテキストデータの構成例を示す図である。
図10において、通番は1回の送信の中での通信ブロック番号であり、最初のブロックは「01」で始め、以降1ずつ増加させて「99」の次は「00」とする。
【0059】
IDコードは、データ通信装置7及びそのデータ通信装置7に接続された5台の画像形成装置1〜5から1台の画像形成装置を特定する目的を持っている。
識別コードは、通信目的の種類を示すコード(処理コード)にテキストデータの発信元,受信先を付加したものである。処理コードは、表1のように決められている。
【0060】
【表1】
Figure 0003734632
【0061】
情報レコードは情報コード,データ部桁数,及びデータ部よりなり、表2のように決められている。
IDコードと識別コードとの間、識別コードと情報レコードとの間、情報レコードと情報レコードとの間には、それぞれセミコロン(;)によるセパレータが挿入される。
【0062】
【表2】
Figure 0003734632
【0063】
図11は、データ通信装置7と画像形成装置1〜5のパーソナルI/F18との間で授受されるテキストデータの構成例を示す図である。
ディバイスコードは、前述のように各画像形成装置1〜5毎にディバイスコード設定スイッチ30(図4参照)によってそれぞれ固有に設定され、図10のIDコードとの関連は画像形成装置を初めてデータ通信装置7に接続したインストール時にその画像形成装置から読み込んでデータ通信装置7内の不揮発性RAMに記憶され、以降テキストデータの送出方向により適宜変換される。
【0064】
処理コードは前述したように通信目的の種類を示すコードであり、図10の識別コードからテキストデータの発信元,受信先を削除したものである。これも、テキストデータの送出方向により、データ通信装置7によって適宜付加,削除される。
【0065】
図12は画像形成装置1〜5のパーソナルI/F18とPPCコントローラ31(図4参照)との間で授受されるテキストデータの構成例を示す図であり、図11に示したデータ通信装置7とパーソナルI/F18との間で授受されるテキストデータからヘッダ,ディバイスコード,及びパリティ部分を取り除いたものである。
【0066】
次に、画像形成装置1〜5における通報処理について、図13〜図16を参照してもう少し具体的に説明する。
画像形成装置1〜5からセンタシステム6への通報方法の形態として、例えば通報時の操作表示画面(図5に示した操作表示部の文字表示器83の表示画面)の表示をどうするか、センタシステム6への通報タイミングをどうするか、センタシステム6への通報結果の判定をどうするかなどが考えられる。それらを以下の(a)〜(c)にまとめて示す。
【0067】
(a)通報時の操作表示画面の表示
(a−1)画像形成モード表示(通常の画像形成モード画面の表示)をそのまま継続させる。
(a−2)自動通報中等の自動通報に関するメッセージを表示させる。
(b)センタシステム6への通報タイミング
(b−1)通報要因発生ですぐその旨を示す情報を通報する。
(b−2)当日の定時刻にまとめて通報する。
【0068】
なお、定時刻通報であっても、画像形成装置1〜5からデータ通信装置7へは通報要因発生ですぐその旨を示す情報を送信し、データ通信装置7で定時刻まで発生した分をまとめて定時刻到達で通報する。
(c)センタシステム6への通報結果の判定
(c−1)そのまま結果を表示させる。
(c−2)後で結果確認ができる。
(c−3)結果確認ができない(不要)。
【0069】
ここで、先に記述した自動通報の要因毎の通報形態を以下の(1)〜(5)に記述する。
(1)画像形成動作を不可能となる故障が発生した場合にその旨を示す情報を即時にセンタシステム6へ通報する緊急通報は、(a−2)(b−1)(c−1)にそれぞれ示した処理となる。但し、特定の機能のみが使用できない故障が発生したときに当該機能が選択されていなかったら、(a−1)(b−1)(c−2)にそれぞれ示した処理を行なう。
【0070】
(2)顧客による操作表示部上のキー操作によって修理依頼やサプライ補給依頼などの必要な要求が入力された場合にその要求を示す情報を即時にセンタシステム6へ通報する緊急通報は(a−2)(b−1)(c−1)である。
(3)積算画像形成枚数が予め設定された一定枚数に達した場合にその旨を示す情報を即時にセンタシステム6へ通報する緊急通報は(a−1)(b−1)(c−3)である。
【0071】
(4)画像形成動作開始は可能であるが、交換部品の指定回数,指定時間への接近,センサの規格レベルへの到達など、予防保全を必要とする事象が発生した場合にその旨を示す情報をその日の指定時刻にセンタシステム6へ通報する非緊急通報は(a−1)(b−2)(c−3)である。
(5)積算画像形成枚数が予め設定された一定期間に到達した場合にその旨を示す情報を定刻にセンタシステム6へ通報する非緊急通報は(a−1)(b−2)(c−3)である。
【0072】
図13は、画像形成装置1〜5における故障時自動通報処理の一例を示すフローチャートである。
画像形成装置1〜5はそれぞれ、ステップ1で故障(通報要因)の発生を検知したら、ステップ2でその旨を示す情報をデータ通信装置7及び通信回線8を介してセンタシステム6へ通報する通報処理を行なう。
【0073】
次に、ステップ3で発生した故障(通報要因)をレベル分けし、そのレベルが「a−1(画像形成モード表示をそのまま継続させる)」のレベルであるか、「a−2(自動通報中等の自動通報に関するメッセージを表示させる)」のレベルであるかを判断し、「a−1」のレベルであればステップ4で図5に示した操作表示部の文字表示器83の画像形成モード表示を継続させたまま処理を終了する。したがって、この場合は顧客は故障の発生を認識していない(認識する必要がない)ことになる。
【0074】
一方、「a−2」のレベルであれば、ステップ5で当該故障のため自動通報中であることを操作表示部の文字表示器83に表示させて顧客に知らせ、ステップ6又は7で当該通報の成功/失敗が判明した時点で、ステップ8又は9でその結果を操作表示部の文字表示器83に表示させて顧客に知らせる。したがって、顧客はその表示内容を見て次の行動に移れることになる。
【0075】
図14は、画像形成装置1〜5における修理依頼通報処理の一例を示すフローチャートである。
この場合の通報時の操作表示画面の表示は、当然「a−1」に決まっていて、図13の「a−1」のレベル時とほとんど同じため、詳細な説明は省略する。なお、ステップ11の修理依頼通報画面の表示は、図5のテンキー71等の押下の組み合わせで行なってもよい。
【0076】
なお、画像形成装置1〜5ではそれぞれ、通報要因を少なくとも緊急事象と非緊急事象の2段階にレベル分けし、非緊急事象にレベル分けした通報要因が発生した時には以下の(1)に示す処理を、緊急事象にレベル分けした通報要因が発生した時には以下の(2)に示す処理をそれぞれ行なうようにしてもよい。
【0077】
(1)画像形成動作を禁止させることなく操作表示部の文字表示器83の画像形成モード表示をそのまま継続させる。
(2)画像形成動作を禁止させると共に操作表示部の文字表示器83に自動通報中等の自動通報に関するメッセージを表示させる。
非緊急事象にレベル分けした通報要因は、以下の(ア)〜(エ)に示す通りである。
【0078】
(ア)特定の機能のみが使用できない故障(但し当該故障が発生した時に当該機能が選択されていないことが条件となる)
(イ)積算画像形成枚数の予め設定された一定枚数への到達
(ウ)画像形成動作開始は可能であるが、交換部品の指定回数,指定時間への接近,センサの規格レベルへの到達など、予防保全を必要とする事象
(エ)積算画像形成枚数の予め設定された一定期間への到達
【0079】
緊急事象にレベル分けした通報要因は、以下の(オ)(カ)に示す通りである。
(オ)画像形成動作が不可能となる故障
(カ)顧客による修理依頼やサプライ補給依頼などの必要な要求の入力
なお、画像形成装置1〜5における故障発生時の自動通報処理及び修理依頼通報処理は、図13及び図14によって説明した通りである。
【0080】
また、画像形成装置1〜5ではそれぞれ、通報要因が特定の機能のみが使用できない故障発生による場合は、当該機能を選択中での故障発生では緊急事象に、非選択中での故障発生では非緊急事象にレベル分けし、非緊急事象にレベル分けした通報要因が発生した時には前述の(1)に示した処理を、緊急事象にレベル分けした通報要因が発生した時には前述の(2)に示した処理をそれぞれ行なうとよい。
【0081】
ここで、特定の機能のみが使用できない故障とは、例えば両面トレイ,原稿送り部,転写紙後処理部等の故障に相当する。
図15は、画像形成装置1〜5における特定機能故障時自動通報処理の一例を示すフローチャートである。
【0082】
例えば、両面トレイの故障時には当該トレイを使用する両面モード(特定の機能)は選択できないため、当該故障が発生した時にたまたま両面モードによる画像形成動作を実行していたときは、当該故障の発生を示す情報をセンタシステム6へ自動通報する(ステップ22)と同時に、画像形成動作を中断(禁止)させて故障のため自動通報中であることを操作表示部の文字表示器83に表示させ(ステップ25)、顧客に当該故障の発生を知らせる。
【0083】
また、当該故障が発生した時にたまたま片面モードによる画像形成動作を実行していたときは、当該故障の発生を示す情報をセンタシステム6へ自動通報する(ステップ22)が、画像形成動作を中断させる必要がなく、また顧客に当該故障の発生を知らせる必要もないため、操作表示部の文字表示器83の画像形成モード表示をそのまま継続させる(ステップ24)。
【0084】
さらに、当該故障が発生した時に画像形成動作を実行していないときも、当該故障の発生を示す情報をセンタシステム6へ自動通報する(ステップ22)。このとき、操作表示部により顧客に当該故障の発生を知らせるか否かは、操作表示部上のキー操作で両面モードが選択されているか否かによって決まることは当然である。
【0085】
図16は、画像形成装置1〜5における特定機能故障時自動通報確認処理の一例を示すフローチャートである。
上述したように、両面トレイの故障が発生したとき、次の(a)又は(b)に示すような場合、センタシステム6へ自動通報を行なうが、操作表示部の文字表示器83の表示画面の画像形成モード表示をそのまま継続させる(図15のステップ22〜24の経路だった場合が相当する)。
(a)片面モードによる画像形成動作を実行している。
(b)画像形成動作は実行されておらず、片面モードが選択されている。
【0086】
ここで、(a)の画像形成動作中の場合は当該動作が終了した時点で、(b)の場合はその時点で両面モード(特定の機能)が選択された場合(ステップ31)、操作表示部によって顧客に故障の発生を知らせる必要があるが、当該故障によるセンタシステム6への自動通報はすでに故障発生時点で行なわれている。したがって、顧客に使い易い画像形成装置を提供することを考え、当該故障の修理完了までの間、両面モードが選択された限り、操作表示部の文字表示器83に自動通報の通報結果を表示させる。
【0087】
この自動通報の通報結果には、次の(a)〜(c)に示すものがある。
(a)ステップ35の通報中(故障発生後、時間の経過がない時点で両面モードが選択された場合に表示される)。
(b)ステップ37の通報完了(故障発生後、センタシステム6から通信回線8及びデータ通信装置7を経由して通報成功の応答を受信した後に、両面モードが選択された場合に表示される)。
【0088】
(c)ステップ38の通報失敗(故障発生後、データ通信装置7から通報失敗の応答を受信した後、または応答受信時間のタイムアウト後に、両面モードが選択された場合に表示される)。
もちろん、当該故障の修理完了により、ステップ32,33の経路を通過することになる。
【0089】
なお、当該故障が発生した時にたまたま画像形成動作が実行されてなく、このとき操作表示部により両面モードが選択された場合は、上述したように操作表示部により顧客に故障の発生を知らせるが、操作表示部上に用意された「確認」キーが押下される(ステップ39)ことによって両面モードを解除させることもできる。その解除により、両面モードが解除されて片面モードに戻るため、操作表示部の文字表示器83を故障発生表示から通常の画像形成モード表示に戻して片面モードによる画像形成動作を実行させることができる。
【0090】
図1は、この実施形態の画像形成装置管理システムの具体的構成例を示すブロック図である。
この画像形成装置管理システムでは、センタシステム6側の構内交換機(PBX)102と複数の画像形成装置群(顧客先)101とをデータ通信装置7及び公衆回線等の通信回線(PSTN)8を介して接続している。なお、いずれかの画像形成装置群101に、図2に示した5台の画像形成装置1〜5が含まれる。
【0091】
センタシステム6は、構内交換機102,複数のモデム(M)103,複数のクライアント(端末装置)110,サーバ120,及びLAN(ローカル・エリア・ネットワーク)104等からなり、LAN104によって各クライアント110とサーバ120が相互に接続されている。
【0092】
ここで、複数の画像形成装置群101のいずれかの画像形成装置で故障等の通報発生要因が発生すると、その旨を示す情報(アナログ信号)がデータ通信装置7へ送られ、内部のモデムにより通信回線8を介してセンタシステム6の構内交換機102に入り、この内線に接続されているいずれかのモデム103によってアナログ信号からデジタル信号に変換され、いずれかのクライアント110に入る。構内交換機102の設定は、通信回線8から内線に直接接続できるダイヤルイン方式になっている。
【0093】
図17は、各クライアント110の構成例を示すブロック図である。
各クライアント110はそれぞれ、コンピュータ111,表示装置112,キーボード&マウス113,プリンタ114,外部記憶装置115,LAN装置116,及びスピーカ&マイク&時計117等からなる。
【0094】
図18は、サーバ120の構成例を示すブロック図である。
サーバ120は、コンピュータ121,データファイル(大容量記憶装置)122,表示装置123,キーボード&マウス124,プリンタ125,外部記憶装置126,LAN装置127,及び時計128等からなる。
データファイル122には、例えば図19〜図22に示すようなデータベースが格納される。
【0095】
図19に示すデータベースには、全体の表示,オペレーションを制御するための情報が格納されている。この情報には、お客さま情報(住所,電話番号,担当者名等),サービス情報(サービス担当会社名,電話番号,住所,担当者名,機械の今までの経歴等),ログ情報(機械の各種内部情報,各種カウンタ情報)等が含まれている。
【0096】
図19のSEQはシーケンス番号であり、クライアント110でそれぞれ情報が受信される毎にインクリメント(+1)される。この例では、「99999」まで進んだ後、「00001」に戻るようになっている。
お客さま名は、情報の送信元のお客さま名でクライアント110に送られてくる情報の機種,機番情報に基づいて図20のお客さま情報より抽出される。
【0097】
情報種類は、画像形成装置からクライアント110に送られてくる情報の種類を示しており、例えばSC(サービスマンコール),AL(アラーム),MC(マニュアルコール)等がある。
受付時間は、クライアント110が有する時計機能によって得られる情報の受信(受付)時刻が入る。
【0098】
手配時間は、サービスマンを手配した時刻が入る。この手配時間に基づいて修理完了までの時間等を割り出すことができる。
状況は、受け付けた障害がどうなっているかを示す情報が入る。
担当は、障害の受付処理を行なったオペレータの名前(記号等)等が入り、誰が処理をしたかが判るようになっている。
【0099】
色情報は、クライアント110の表示装置112にどの色で表示するかを示す情報が入る。
経過時間は、障害を受けてからどの位経過したかを示す時間が入る。
お客さま情報は、処理するのに必要なお客さまの情報が入る。
サービス情報は、対応するサービス会社の情報が入る。
【0100】
図20はお客さま情報のデータベースを示しており、障害(故障等)が起きたときの連絡先,どのような機械が設置されているか等を示す情報が格納されている。
図20のお客さま名は、画像形成装置が納入されているお客さま名を示している。
お客さま名に隣接する電話番号およびFAX番号は、お客さまに連絡するときの連絡先を示している。
【0101】
住所は、お客さまの住所を示している。
所属は、大手の会社の場合の部課名を示している。
担当者は、サービスセンタから連絡するときの画像形成装置側の担当者を示している。
納入日は、機械(画像形成装置)を納入した日を示している。
納入機械は、納入した機械の型番,商品名が入る。
【0102】
機番は、納入した機械の機種コード,機番(シリアル番号)が入る。
サービス会社は、お客さまの機械をサービスする会社名が入る。
電話番号は、サービス会社の電話番号が入る。
FAX番号は、サービス会社のFAX番号が入る。
その他は、お客さまの特性を入れる。例えば、このお客さまは緊急度が高いので即修理すること、関係がよくないので注意することなどを入れる。
【0103】
図21は機械情報のデータベースを示しており、個々の機械の情報が格納されている。
納入機械は、納入した機械の型番,商品名が入る。
機番は、納入した機械の機種コード,機番(シリアル番号)が入る。
納入日は、機械を納入した日を示している。
機械構成は、機械にどのようなオプションがついているか(例えばソータ,ADF(原稿送り部)の有無等)が入る。
【0104】
故障履歴は、今までどのような故障があったかの履歴が入る。
修理履歴は、故障したとき、それをどのように直したか、交換部品は何か等の履歴が入る。
機械情報は、機械(画像形成装置)からクライアント110に送られてくる情報が履歴として入る。
設計情報は、改良,部品変更情報等が入る。
【0105】
図22は、機械情報の詳細のデータベースを示している。
納入機械は、納入した機械の型番,商品名が入る。
機番は、納入した機械の機種コード,機番(シリアル番号)が入る。
情報受信日は、機械からの情報をクライアント110が受けた日時(年月日時分)が入る。
【0106】
情報の項目は、JAM(用紙ジャム),SC(機械異常),アラーム,Lコール(システム異常),MC(マニュアルコール),SP(サプライコール)等の情報が入る。
情報発生日は、図23に示す時刻情報(発生時刻)、つまり画像形成装置が情報を発した日時が入る。
機械情報は、図23に示すそれぞれの情報コードが入る。
【0107】
図23は、センタシステム6とデータ通信装置7との間で授受されるテキストデータの他の構成例を示す図である。
図23において、ID1は、データ通信装置7の電話番号に2桁のユニークな(特定の)番号を付加したもの(20桁)である。
ID2は、画像形成装置の機種機番(17桁)である。
【0108】
情報レコード1は、通報(送信)すべき情報(例えばJAMが発生した場合は何処のJAMかを示す情報となる)が入る。
情報レコードは、画像形成装置の内部情報(例えば各種サイズ別のカウンタ値,給紙段別のカウンタ値,トータルカウンタ値,定着温度,ドラム電流,オプションの接続情報,ROMのVer(バージョン)等)が入る。
【0109】
次に、センタシステム6における処理について、図24〜図28を参照して具体的に説明する。
センタシステム6の各クライアント110のコンピュータ111はそれぞれ、以下の(1)〜(11)に示す処理を行なう。
【0110】
(1)複数の画像形成装置群101から送られてくる情報(自動通報される情報)を外部記憶装置115(コンピュータ111内のメモリでよい)に一時記憶する。その後、外部記憶装置115内の情報を解析し、その解析結果に基づいて図19〜図22に示したデータベースを作成してサーバ120のデータファイル122に格納する。つまり、画像形成装置群101から送られてくる情報は順次データファイル122内のデータベースに書き込む。
【0111】
図19〜図22に示したデータベースは、互いにリンクされており、機番情報,お客さま(顧客)情報をキーに必要な情報(データ)を検索(リード&ライト)できるようになっている。
これらのデータベースの作成を完了すると、図19に示したデータベースの情報に基づいて表示装置112に図24に示すような共通の受付画面(自動通報情報画面)を表示する。このとき、パイプ(PIPE)機能を使用し、クライアント単位に一定時間(例えば1分)毎にデータファイル122から各種情報を読み込み、表示装置112の受付画面を表示し直す。
【0112】
ここで、各クライアント110のオペレータはそれぞれ、表示装置112の受付画面に一覧表示されている各種情報のいずれかを処理(ユーザへの問い合わせやサービスマンの手配)対象としてキーボード&マウス113によって選択した後、電話でユーザに問い合わせし、そのユーザの画像形成装置を修理する必要がなければ(異常等が解消された場合は)キーボード&マウス113によって処理完了情報を入力し、修理する必要があれば選択した情報に対して入力装置113によりサービスマン手配済みを入力すると共に、サービスマンを実際に手配する。
【0113】
手配されたサービスマンは、ユーザの画像形成装置の修理(作業)を開始する時と完了した時に、その旨を電話等で対応するクライアント110のオペレータに連絡する。サービスマンから作業の開始又は完了の連絡を受けたオペレータは、入力装置113の操作によって作業開始情報又は作業完了情報を入力する。あるいは、サービスマンは画像形成装置に備えられている作業開始キー又は作業完了キーの押下によって作業開始情報又は作業完了情報を対応するクライアント110に自動通報させる。
【0114】
(2)自機のオペレータによって未処理の情報が選択されると、システム立ち上げ時に登録されたそのオペレータの名前(担当者名)と処理中である旨(ここでは「処理中」の文字列とする)をデータファイル122(データベース)内の該当するレコードに書き込んでそのレコードを更新し、処理を行なっているオペレータの名前が判るようにする。
【0115】
(3)他のクライアント110で未処理の情報が選択されると、データファイル122内の該当するレコードにオペレータの名前と「処理中」が記憶されるため、データファイル122から各種情報を読み込んで表示装置112の受付画面に一覧表示する際には、選択された情報にオペレータの名前及び「処理中」を付加して表示する。
【0116】
(4)他のクライアント110で既に選択されている情報が自機のオペレータにより誤って選択されると、該情報が他のクライアント110で処理中である旨をウィンドウ表示する。例えば、図25に示すように、「SQNo.515は現在処理中です。選択できません。」をサブウィンドウで表示する。そのサブウインドウは、「了解」を指定することによって閉じることができる。なお、「選択された情報は〇〇さんが処理中です。」をサブウィンドウで表示してもよい。
【0117】
(5)自機で選択された情報に対してサービスマン手配済みが入力されると、データファイル122内の該当するレコードの「処理中」を「手配中(オペレータ手配済みを示す)」に書き換える。このとき、サービスマン手配済みが入力された時刻をサービスマンの手配(依頼)時刻としてデータファイル122内の該当するレコードの手配時刻の欄に書き込んでもよい。
【0118】
(6)他のクライアント110でサービスマン手配済みが入力されると、データファイル122内の該当するレコードに「手配中」が記憶されるため、その後データファイル122から各種情報を読み込んで表示装置112の受付画面に一覧表示する際には、該当する情報の「処理中」の表示を「手配」に切り替える。このとき、図19の色情報に応じて特定のエリア(例えばお客様名の欄)の表示色を変更する。また、サービスマンの手配時刻がデータファイル122内の該当するレコードに記憶されている場合には、それも読み込んで表示する。
【0119】
(7)他のクライアント110で既にサービスマン手配済みの情報に対して自機のオペレータによりサービスマン手配済みが入力されると、該情報に対して他のクライアント110でサービスマン手配済みが入力されている旨を表示する。例えば、図26に示すように、「選択された情報は手配済みです。」をサブウィンドウで表示する。そのサブウィンドウは、「了解」を指定することによって閉じることができる。また、「実行」を指定することによって図示しない情報詳細画面を表示させることもできる。なお、「選択された情報は〇時〇分に手配処理済みです。」をサブウィンドウで表示してもよい。
【0120】
(8)図26の「メニュー」が指定されると、例えば図27の(a)に示すように、「未手配情報一覧」「手配済み情報一覧」「受信情報一覧」をサブウィンドウで表示する。そして、「未手配情報一覧」が指定された場合には、表示画面を同図の(b)に示す未手配情報のみの一覧表示に切り替える。「手配済み情報一覧」が指定された場合には、表示画面を同図の(c)に示す手配済み情報のみの一覧表示に切り替える。
【0121】
(9)表示画面の「処理中」を含む情報に対して、オペレータによって処理完了情報が入力された時、あるいはユーザの画像形成装置から作業完了情報が通報された時には、その「処理中」を含む情報を消去する。
(10)表示画面の「手配」を含む情報に対して、オペレータによって作業開始情報が入力された時、あるいはユーザの画像形成装置から作業開始情報が通報された時には、その「手配」の表示を「実施中」に切り替える。
(11)表示画面の「実施中」を含む情報に対して、オペレータによって作業完了情報が入力された時、あるいはユーザの画像形成装置から作業完了情報が通報された時には、その「実施中」を含む情報の表示を消去する。
【0122】
なお、各種情報を表示装置112に一覧表示する際に、その各種情報の中に同一の画像形成装置から通報された情報が複数件存在するか否かを装置No.(製造番号等の特定番号)等によって検索し、複数件存在する場合には1件(先頭の情報つまり受付時刻が一番古い情報)のみを表示し、複数の情報がある旨を表示する(例えば受付時刻等の特定のエリアの表示色を変更する)こともできる。
【0123】
この場合、その情報がオペレータによって選択された場合には、その情報と同一の装置No.の情報を検索し、それらの複数をサブウィンドウで表示する(図28参照)。
また、特定エリアの表示色を変更する処理を、特定エリアの表示を点滅させる処理に代えてもよい。
【0124】
さらに、図19の色情報(表示色を示す情報)は、経過時間と連動させて変更(生成)することもできる。例えば、受付から手配までの時間が1時間かかると黄色、2時間以上になると赤色にするとよい。
あるいは、色情報を受付からの時間に応じて変更せずに、各作業単位に変更してもよい。例えば、受付から手配までの時間、手配からサービスマンがお客さま到着するまでの時間、作業開始から作業終了までの時間等に分け、その各時間毎に色情報を変更する。
【0125】
さらにまた、図19〜図22に示したデータベースからは、前述したように機番情報,お客さま情報をキーに必要な情報を検索して取り出すことができ、取り出した情報を加工してグラフ化したり、報告書,プレゼンテーション用のフォーマットで取り出すこともできる。更には、LAN104を経由して、必要な部署、例えばQA,設計,企画等の各部署にクライアント110を設置することにより、その各部署で必要な情報を加工して取り出すことができる。なお、サーバ120にアクセス権限を持たせることにより、特定の人だけがアクセスできるようにすることもできる。
【0126】
ここで、画像形成装置群101の各画像形成装置(図2の各画像形成装置1〜5を含む)の制御部(図3に示した制御部を含む)が、請求項1〜3の通報手段としての機能を果たす。
また、センタシステム(中央管理装置)6の各クライアント110及びサーバ120の制御部が、請求項1〜3の消耗品管理手段としての機能を果たす。
【0127】
以下、この画像形成装置管理システムにおけるこの発明に係わる処理動作について、図29以降の各図面も参照して具体的に説明する。
画像形成装置群101の各画像形成装置はそれぞれ、コピー動作等の画像形成動作の実行に伴い、使用(消費)した用紙(転写紙)サイズ毎に使用枚数をカウントする。
【0128】
ここで、用紙の使用枚数(消耗品の消費量)をカウントするカウンタは、例えばA3,A4,A5,B4,B5,B6のようにサイズ別に備えている。そのため、例えばA3用紙の使用枚数をカウントするカウンタをA3枚数カウンタという。カウントアップ(+1)の条件は、各給紙段からそれぞれ用紙が給紙される毎に対応する枚数カウンタをカウントアップさせるようにしてあるので、たとえ機械内で用紙ジャム(紙詰り)を起こしても対応する枚数カウンタをカウントアップさせる。これは、用紙の使用枚数を正しくカウントするためである。
【0129】
サイズ別の各枚数カウンタはそれぞれ、カウンタ値(使用枚数)が設定値(比較値)に達すると、つまり該当するサイズの用紙が予め設定された所定枚数(量)だけ使用されると、該当する消耗品(以下「サプライ」ともいう)の項目(該当するサイズの用紙を示す項目)と全消費量(使用枚数)を含むサプライ情報をセンタシステム6へ通報するための比較機能を持っており、その通報毎に設定値に所定枚数を加え、新たな設定値としている。
【0130】
所定枚数(設定値)とは、例えば1000枚とか2000枚のことで、この値は画像形成装置の操作表示部(図5参照)上の操作あるいはセンタシステム6のクライアント110からのリモート操作によって変更できる。所定枚数は、センタシステム6側と一致させる必要があるため、画像形成装置の操作表示部上の操作によって変更されたときは、自動通報によってセンタシステム6へ通知する(通報方法はSCコール,アラームコールと同様なので、ここでは説明を省略する)とか、サプライ情報の通報時に合わせて通報してもよい。
【0131】
トナーに関しては、各画像形成装置は、通常トナーボトルでトナーを供給するようにしている。つまり、トナーボトル内のトナーがなくなると、トナーボトルを交換するようにしている。
【0132】
トナーボトル内のトナーがなくなったこと(トナーエンド)を検知する方法はいろいろあり、トナーボトル内のトナーを直接見て検知する方法、現像部のトナー濃度を見て検知する方法、感光体ドラム上にトナーを用いて像を形成し、その濃度を見て検知する方法等があるが、いずれも一度トナーエンドを検知した後でも、新たにトナーエンド(誤信号)を複数回検知することがある。
【0133】
したがって、トナーエンドが検知された(サプライが予め設定された量だけ消費された)場合に、そのまま該当する消耗品の項目(トナーボトルを示す項目)と全消費量(1本)を含むサプライ情報をセンタシステム6へ通報すると、交換したトナーボトル数と通報回数が大幅にずれてしまうことがあり、必要以上にトナーボトルをお客さまに届けてしまうことが考えられる。
【0134】
これを防止するために、一度トナーエンドを検知すると、その後所定枚数(以下「トナーボトル交換コール出力抑制枚数」又は「トナーエンド抑制枚数」ともいう)分の画像形成動作が終了するまでに発生するトナーエンド検知を無視することにより、正しいトナーエンド検知を行なえるようにする。この場合の所定枚数は、1ボトル(1本のトナーボトル)当たりで画像形成可能な用紙枚数(例えばコピーがとれる枚数)より少ない値にすることが望ましい。
【0135】
この画像形成可能な枚数は、画像形成装置で使用できる最大サイズの用紙の1枚当たりのトナー消費量(最大値又は比較的多い画像形成時に消費されるトナー量)に基づいて決める。
あるいは、最初にトナーエンドを検知した時より、用紙の給紙毎に所定のカウンタをカウントアップ(+1)させ、次のトナーエンドを検知するまでに画像形成できた用紙枚数の1/3の値を使用してもよい。
【0136】
図29は、画像形成装置群101の各画像形成装置におけるこの発明に係わるサプライの比較処理の一例を示すフローチャートである。
各画像形成装置はそれぞれ、図29の処理を定期的に開始し、A3枚数カウンタのカウンタ値(使用枚数)と設定値とを比較し、そのカウンタ値が設定値に達する(A3サイズの用紙が所定枚数だけ使用される)と、その設定値に所定枚数(例えば1000枚)を加え、該当するサプライの項目(A3用紙を示す項目)と全消費量(使用枚数)を含むサプライ情報を図31に示すようなフォーマットでデータ通信装置7および通信回線8を介してセンタシステム6へ通報する。
【0137】
なお、図示は省略するが、A3以外のサイズの用紙やトナーボトル等の各サプライがそれぞれその各サプライ別の予め設定された量だけ消費されたときも、該当するサプライの項目と全消費量を含むサプライ情報を図31に示すようなフォーマットでデータ通信装置7および通信回線8を介してセンタシステム6へ通報する。
【0138】
図30は、画像形成装置群101の各画像形成装置におけるこの発明に係わるサプライ別の設定値変更処理の一例を示すフローチャートである。
各画像形成装置はそれぞれ、図5に示した操作表示部上で所定のキー操作がなされた(例えばテンキー71の操作により予め定めた暗証番号が入力された)時にサービスプログラム(SP)モードに入り、操作表示部上のキー操作により各サプライ別の設定値(比較値)を変更する。
【0139】
続いて、その変更後の各設定値を含むサプライ情報を図31に示すようなフォーマットでデータ通信装置7および通信回線8を介してセンタシステム6へ通報し、その通報が正常に終了すれば上記変更後の各設定値を不揮発性RAMに記憶するが、上記通報が正常に終了しなければその旨を示す通信異常を操作表示部上に表示する。
【0140】
図31は、画像形成装置からセンタシステム6へ通報されるサプライ情報(テキストデータ)の概略構成例を示す図である。
図31において、設定情報(各サプライ別の設定値を含む)には以下の(1)〜(4)に示す情報がある。
(1)サプライコール(サプライ情報の通報)を有効にするかしないかの設定フラグ(例えばサイズ別の用紙,トナーボトル,ステイプル毎にある)
【0141】
(2)各用紙サイズ別のサプライコールを出すための所定枚数(例えば1000枚,2000枚)
(3)トナーボトル交換コール(サプライコール)出力抑制枚数(例えば1000枚)
(4)ステイプルのサプライコールを出すための所定本数(例えば5000本)
【0142】
図32は、センタシステム6のサーバ120のデータファイル122に格納されているある1台の画像形成装置(この例では複写機)のサプライ別の設定値を示す情報(管理情報)の一例を示しており、これらはクライアント110のキーボードの操作によっても変更できるようになっている。
【0143】
図32において、No1の機種機番はそれを含む管理情報に対応するお客さまのオフィス等に設置されている機械(複写機)の機種機番を示している。これをキーに、図19〜図22に示したデータベースにも連動しているので、お客さま情報,機械の情報も容易に取り出すことができる。
【0144】
No2〜No4は、ある1台の複写機側でどのサプライを管理するかを指定するためのフラグを示しており、ON(“1”)にセットされている時には対応するサプライの管理機能を有効にし、OFF(“0”)にリセットされている時には対応するサプライの管理機能を無効にする。
No5〜No12は、それぞれある1台の複写機側で該当するサプライ情報を通報するための設定値(所定枚数および本数)を示している。
【0145】
No13は、複写機側で最初のトナーエンドを検知した後のトナーエンドの検知を無視する期間のコピー枚数(所定枚数)を示している。初期値としては、その複写機によりトナーボトル1本で取れるコピー枚数(画像形成枚数)の1/5の値が設定される。
No14〜No21は、それぞれ該当するサプライがなくなったことを知らせる(又は該当するサプライを供給する)ためのお客さまとの契約枚数を示している。
【0146】
No22は、センタシステム6側で最初のトナーエンド検知によるサプライ情報の通報を受けた後のトナーエンド検知によるサプライ情報の通報を無視する期間のコピー枚数(所定枚数)を示している。
No23は、サプライ情報の最小通報間隔を示しており、これより短い間隔で複写機側からサプライ情報が通報されると、センタシステム6側では通信異常として処理することができる。
【0147】
ここで、図32のNo2〜13の情報までは該当する複写機の内部情報と合わせてある。
このため、センタシステム6のクライアント110は、キーボード等の操作により図32のNo2〜13の情報を設定変更すると、その変更後の情報をサーバ120のデータファイル122のデータベースに格納すると共に、該当する複写機に通信を掛けてその複写機の内部情報も併せて変更する。
【0148】
もし、その変更が成功しなかった場合には、その旨を図17の表示装置112に表示する。よって、その表示内容を見たオペレータは、直ちに上述した処理を再度実行させるか、異常箇所を調査して修復した後、上述した処理を再度実行させる。
【0149】
図33は、センタシステム6のサーバ120のデータファイル122に格納されているある1台の画像形成装置(この例では複写機)のA3用紙のサプライ情報を含む管理情報(データベースの一部)およびA4用紙のサプライ情報を含む管理情報(データベースの一部)の一例を示している。なお、他サイズの用紙のサプライ情報を含む管理情報やトナーボトルのサプライ情報を含む管理情報等も図33と同じような構成なので、図示を省略する。
【0150】
図33の一方の管理情報には、先回A3用紙の供給動作を行なった時のA3枚数カウンタのカウンタ値(使用枚数)を含む情報と、ある1台の複写機から過去3回(過去2回でもよい)通報されたサプライ情報を含む情報が含まれている。図33のもう一方の管理情報には、先回A4用紙の供給動作を行なった時のA4枚数カウンタのカウンタ値(使用枚数)を含む情報と、ある1台の複写機から過去3回(過去2回でもよい)通報されたサプライ情報を含む情報が含まれている。
【0151】
図34は、センタシステム6のサーバ120のデータファイル122に格納されているある1台の画像形成装置(この例では複写機)のA3用紙のサプライ情報を含む管理情報の一例を示しているが、これはその画像形成装置とセンタシステム6との間の通信が一時途絶えたときの例を示している。
【0152】
センタシステム6のクライアント110は、画像形成装置群101の各画像形成装置からそれぞれサプライ情報(図31参照)が通報されると、それを外部記憶装置115(コンピュータ111内のメモリでよい)に一時記憶する。その後、外部記憶装置115内の情報を解析し、その解析結果に基づいて上記サプライ情報より必要な情報を抜き出してサーバ120のデータファイル122内のデータベースに格納する。
【0153】
次いで、前述したようにデータベースの情報に基づいて表示装置112に図24に示すような共通の受付画面を表示する。
このとき、上記必要な情報に含む項目のサプライ(例えばA3用紙)に対応する通報回数(コール回数)とそのサプライに対応する設定値(予め設定された量)によりそのサプライの全消費量(例えば使用枚数)を算出し、その算出結果をデータファイル122内のデータベースに格納する。
【0154】
そして、データベース(上記算出結果および通報されたサプライ情報より抜き出した必要な情報を含む)に基づいて各サプライを管理する。この管理には、以下の(1)〜(3)に示す処理を含む。
(1)通報されたサプライ情報に含む全消費量と上記算出結果(通報回数等から算出した全消費量)とが一致するか否かを確認する。
【0155】
もし、何らかの事情で通信が正常に終了できなかった場合は、図34に示したように、通報されたサプライ情報に含む全消費量と通報回数等から算出した全消費量に差が出る(これはサプライ情報の通報回数が欠落するためである)ので、これにより通信異常を検出し、その内容を表示装置112に表示、あるいはプリンタ114によってリスト出力(用紙にプリント)する。
【0156】
さらに、該当する画像形成装置の内部情報を取得して確認する等の処理を行ない、その取得した内部情報に不具合がなければ通報回数等から算出した全消費量をその内部情報中の該当するサプライ情報(最新情報)に含む全消費量に書き換え、処理を続ける。
【0157】
(2)先回のサプライ情報の取得(通報)年月日時分と今回のサプライ情報の取得年月日時分とを比較し、その時間間隔(通報間隔)から通信異常を検出する。つまり、その通報間隔が予め設定された最小通報間隔(図32のN023参照)より短い場合には通信異常(画像形成装置の異常又は回線の異常)と判定し、その内容を表示装置112に表示、あるいはプリンタ114によってリスト出力する等の処理を行なう。
【0158】
(3)サプライ供給時の全消費量と今回のサプライ情報に含む全消費量とを比較し、その差が予め設定された量(例えば図32のNo14参照)以上ある場合には、該当するサプライがその量だけ消費されたと判断し、その旨を表示装置112に表示すると共に、その旨を示すリストをプリンタ114によって出力する。したがって、そのリストをオペレータが営業区に渡すことにより、この営業区から該当するお客さまに該当するサプライ(用紙,トナーボトル等)に関する情報を通知し、そのサプライの注文を取ることができる。
【0159】
あるいは、他の処理としてバッチ処理を行ない、複数の画像形成装置の内部情報を処理してリスト出力してもよいし、LAN104経由でサプライの配送センタにお客さま情報と供給するサプライの種類および必要量を通知することにより、配送センタから該当するお客さまにそのサプライを必要量だけ供給するようにしてもよい。
上記各処理は、お客さまの都合によって選択するとよい。
上記各処理のいずれかが終了すると、データベースの供給時エリア(例えば図33参照)に今回の各値(該当するサプライの全消費量を含む)をコピーする。
【0160】
トナーボトルのサプライ情報の通報に関しては、前述したように画像形成装置側でトナーエンドが誤って複数回検知されることがあるため、トナーエンド検知によるサプライ情報の通報がある度に、その時のトータルカウンタ値を記憶し、最初のトナーエンド検知によるサプライ情報の通報時のトータルカウンタ値を次回以降のトナーエンド検知によるサプライ情報の通報時のトータルカウンタ値と順次比較し、その差が所定枚数(図32のトナーエンド抑制枚数1又は2)より大きい場合にのみ有効として処理する。
【0161】
なお、実使用時においては、ある画像形成装置が故障したとき、その画像形成装置を交換する場合と制御基板を交換する場合があり、それによりカウンタ値が大きく異なることがある。
このときは、先回の値と今回の値が大きく異なるため、容易に異常を検出することができる。
【0162】
異常を検出したときは、クライアント110のキーボードを操作して図33の値を補正すると同時に、該当する画像形成装置内のカウンタ値を書き換えることで、使用枚数の差を少なくする。
また、クライアント110には、図32に示したように最小通報間隔が設定されている(データベースに最小通報間隔が格納されている)が、キーボード等の操作によって最大通報間隔を設定することもできる。
【0163】
そうすれば、クライアント110のコンピュータ111は、先回のサプライ情報の取得(通報)年月日時分と今回のサプライ情報の取得年月日時分とを比較し、その時間間隔(通報間隔)が予め設定された最大通報間隔より長い場合には通信異常(画像形成装置の異常又は回線の異常)と判定し、その旨を表示装置112に表示する等の処理を行なうことができる。
【0164】
この場合、オペレータの長期休暇も考えられるため、内部にカレンダ機能を入れ、各機種機番に対して休日を設定することにより、オペレータの長期休暇時に通信異常が発生することを防止することができる。
【0165】
【発明の効果】
以上説明してきたように、この発明の画像形成装置管理システムによれば、画像形成装置が、各消耗品(サプライ)がそれぞれその各消耗品別の予め設定された量だけ消費されたとき、該当する消耗品の項目と全消費量を含む消耗品情報をデータ通信装置及び通信回線を介して中央制御装置(センタシステム)へ自動通報し、その消耗品情報を受けた中央制御装置は、その情報に含む項目の消耗品に対応する通報回数とその消耗品に対応する上記予め設定された量によりその消耗品の全消費量を算出し、その算出結果および上記消耗品情報に基づいて各消耗品を管理するので、次のような効果を得られる。
【0166】
すなわち、中央制御装置が予め設定された発注日にデータ通信装置及び通信回線を介して画像形成装置の情報を収集して各消耗品を管理する必要がないため、月により各消耗品の消費量(例えば転写紙の使用枚数)が大きく異なるということがなくなる。そのため、画像形成装置の各消耗品を常に円滑に管理することができ、しかも回線の使用効率が向上する。
【0167】
さらに、各消耗品別の予め設定された量(消耗品情報を通報するための消費量)を変更可能にし、その各量をお客さまの管理環境,使用環境に併せて個々に設定することにより、画像形成装置から中央制御装置へ各消耗品情報を効率よく通報でき、中央制御装置側では各消耗品を効率よく管理することができる。
【0168】
また、中央制御装置が、画像形成装置から通報された消耗品情報に含む項目の消耗品の全消費量(実際の全消費量)と通報回数等から算出したその消耗品の全消費量とを比較し、その比較結果より(実際の全消費量と算出した全消費量に差が生じた場合に)通信異常を検出するので、その内容を表示装置に表示、あるいはプリンタによってリスト出力することにより、異常箇所を早期に修復することできる。
【0169】
なお、通信異常を検出した場合、該当する画像形成装置の内部情報を取得して確認する等の処理を行ない、その取得した内部情報に不具合がなければ通報回数等から算出した全消費量をその内部情報中の該当するサプライ情報(最新情報)に含む全消費量に書き換える(補正する)ようにすれば、各消耗品を正確に管理することができる。
【0170】
また、中央制御装置が、画像形成装置からの消耗品情報の通報間隔より(その通報間隔が予め設定された最小通報間隔より短い場合あるいは予め設定された最大通報間隔より長い場合に)通信異常を検出するようにしても、その内容を表示装置に表示、あるいはプリンタによってリスト出力することにより、異常箇所を早期に修復することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2の画像形成装置管理システムの具体的構成例を示すブロック図である。
【図2】この発明の一実施形態である画像形成装置管理システムの構成例を示すブロック図である。
【図3】図2の画像形成装置1〜5の制御部の構成例を示すブロック図である。
【図4】図3のパーソナルI/F18の構成例を示すブロック図である。
【図5】図3の画像形成装置1〜5の操作表示部の構成例を示すレイアウト図である。
【図6】図5の文字表示器83に表示される画像形成モード画面の一例を示す図である。
【図7】図2のデータ通信装置7の構成例を示すブロック図である。
【図8】図7のデータ通信装置7におけるセレクティング動作の一例を示すフロー図である。
【図9】同じくポーリング動作の一例を示すフロー図である。
【図10】図2のセンタシステム6とデータ通信装置7との間で授受されるテキストデータの構成例を示す図である。
【図11】同じくデータ通信装置7と画像形成装置1〜5のパーソナルI/Fとの間で授受されるテキストデータの構成例を示す図である。
【図12】同じく画像形成装置1〜5のパーソナルI/FとPPCコントローラとの間で授受されるテキストデータの構成例を示す図である。
【図13】図3の画像形成装置1〜5における故障時自動通報処理の一例を示すフロー図である。
【図14】同じく修理依頼通報処理の一例を示すフロー図である。
【図15】同じく特定機能故障時自動通報処理の一例を示すフロー図である。
【図16】同じく特定機能故障時自動通報確認処理の一例を示すフロー図である。
【図17】図1の各クライアント110の構成例を示すブロック図である。
【図18】同じくサーバ120の構成例を示すブロック図である。
【図19】図18のデータファイル122に格納されているこの発明に係るデータベースの一部分を示す図である。
【図20】同じく他の部分を示す図である。
【図21】同じくさらに他の部分を示す図である。
【図22】同じくさらに他の部分を示す図である。
【図23】図2のセンタシステム6とデータ通信装置7との間で授受されるテキストデータの他の構成例を示す図である。
【図24】図17の表示装置112に表示される受付画面(自動通報情報画面)の第1例を示す図である。
【図25】同じく第2例を示す図である。
【図26】同じく第3例を示す図である。
【図27】図26の「メニュー」が指定された時に表示されるサブウィンドウ等の一例を示す図である。
【図28】図17の表示装置112に表示される受付画面の第4例を示す図である。
【図29】図1の画像形成装置群101の各画像形成装置におけるこの発明に係わるサプライの比較処理の一例を示すフロー図である。
【図30】図1の画像形成装置群101の各画像形成装置におけるこの発明に係わるサプライ別の設定値変更処理の一例を示すフロー図である。
【図31】図1の画像形成装置群101の各画像形成装置からセンタシステム6へ通報されるサプライ情報(テキストデータ)の概略構成例を示す図である。
【図32】図1のセンタシステム6のサーバ120のデータファイル122に格納されているある1台の画像形成装置(複写機)のサプライ別の設定値を示す情報(管理情報)の一例を示す図である。
【図33】図1のセンタシステム6のサーバ120のデータファイル122に格納されているある1台の画像形成装置(複写機)のA3用紙およびA4用紙の各サプライ情報を含む管理情報(データベースの一部)の一例を示す図である。
【図34】図1のセンタシステム6のサーバ120のデータファイル122に格納されているある1台の画像形成装置(複写機)のA3用紙のサプライ情報を含む管理情報の他の例を示す図である。
【符号の説明】
1〜5:画像形成装置 6:センタシステム
7:データ通信装置 8:通信回線
11,21:CPU 13:ROM
14:RAM 15:不揮発性RAM
17a,17b,17c:シリアル通信制御ユニット
18:パーソナルI/F 31:PPCコントローラ
41:制御部 42:オートダイアラ部
43:回線制御部 71:テンキー
73:プリントキー 83:文字表示器
101:画像形成装置群 102:構内交換機
103:モデム 104:LAN
110:クライアント 111,121:コンピュータ
112,123:表示装置
113,124:キーボード&マウス
114,125:プリンタ 122:データファイル

Claims (1)

  1. 複写装置等の画像形成装置と中央制御装置とがデータ通信装置及び通信回線を介して接続され、前記中央制御装置が、前記通信回線及び前記データ通信装置を介して前記画像形成装置を遠隔管理するようにした画像形成装置管理システムにおいて、
    前記画像形成装置に、各消耗品がそれぞれ該各消耗品別の予め設定された量だけ消費されたとき、該当する消耗品の項目と全消費量を含む消耗品情報を前記データ通信装置及び前記通信回線を介して前記中央制御装置へ自動通報する通報手段を設け、
    前記中央制御装置に、前記画像形成装置から前記消耗品情報が通報されたとき、該情報に含む項目の消耗品に対応する通報回数と該消耗品に対応する前記予め設定された量により該消耗品の全消費量を算出する全消費量算出手段と、該手段による算出結果および前記通報された消耗品情報に基づいて前記各消耗品を管理する消耗品管理手段とを設け
    前記中央制御装置の消耗品管理手段が、前記画像形成装置から通報された消耗品情報に含む項目の消耗品の全消費量と前記全消費量算出手段によって算出された該消耗品の全消費量とを比較し、その比較結果より通信異常を検出する手段を有することを特徴とする画像形成装置管理システム。
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