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JP3732953B2 - 樹脂強化繊維の引抜成形法および引抜成形機 - Google Patents

樹脂強化繊維の引抜成形法および引抜成形機 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数本の補強繊維に樹脂を含浸させるとともにこれを一方向に引き揃えて形成した繊維束を、張力を及ぼしながら加熱金型に通して引抜き、成形硬化させる樹脂強化繊維の引抜成形法および引抜成形機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
樹脂強化繊維の引抜成形法は、公知のように、複数本の補強繊維に樹脂を含浸させるとともにこれを一方向に引き揃えて繊維束を形成し、この繊維束を張力を及ぼしながら加熱金型に通して引抜き、成形硬化させることによって樹脂強化繊維成形品を得るものである。
ところが、こうして得られた成形品においては補強繊維が一方向にしか入っていないので、成形品はその軸に垂直な方向や周方向の強度が低下するという問題を生じていた。
【0003】
そこで、成形品の軸に垂直な方向や周方向の強度を高めるため、ブレイダーを使用して繊維束の外周面上に別の補強繊維のブレイド層を組成し、繊維束からなる芯体と、ブレイド層との二重構造を有するプリフォームを形成し、このプリフォームに樹脂を含浸させ、加熱金型に通して引抜き、成形硬化させる方法が考えられる。この方法によれば、得られた成形品は、ブレイド層の作用によって、軸に垂直な方向や周方向の強度を高められる。
【0004】
ところが、引抜成形法によれば、プリフォームの軸方向に400〜500kg程度の引抜き張力が常時及ぼされる。そして、この軸方向張力の作用によってプリフォームのブレイド層が径方向に収縮してしまう。このため、加熱金型に通すときには、プリフォームの断面の寸法は加熱金型の断面の寸法よりも小さくなってしまい、金型寸法通りの断面寸法、すなわち予め設計された断面寸法をもつ成形品を得ることはむづかしく、この場合、ブレイド層の径方向の収縮を予測してブレイド層の厚さを制御することも考えられるが、この制御は極めて困難である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、本発明の課題は、ブレイダーを使用する樹脂強化繊維の引抜成形法において、設計通りの外形寸法を有しかつ従来のものより強度が高められた樹脂強化繊維成形品が得られるようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明によれば、樹脂を含浸させた複数本の補強繊維を一方向に引き揃えて繊維束を形成するステップと、前記繊維束を引っ張りながら、ブレイダーを用いて前記繊維束の外周面上に,樹脂を含浸させた別の補強繊維のブレイド層を組成するステップと、前記ブレイド層を有する繊維束を引っ張りながら絞り金型に通して引き抜くステップと、前記繊維束のブレイド層上に、樹脂を含浸させた別の補強繊維を前記繊維束の引っ張り方向に沿って配置して表面層を形成するステップと、前記表面層および前記ブレイド層を有する繊維束を引っ張りながら加熱金型に通して引き抜き、成形硬化させるステップを順次実行する樹脂強化繊維の引抜成形法であって、前記絞り金型を、前記加熱金型の断面形状に相似しかつそれと同等またはそれより小さい寸法の断面形状としたことを特徴とする前記引抜成形法が構成される。
【0009】
また、上記課題を解決するため、本発明によれば、樹脂含浸した複数本の補強繊維を一方向に引き揃えてなる繊維束を張力が及ぼされた状態で連続供給する繊維供給装置と、前記繊維供給装置から供給された繊維束が通される加熱金型と、前記加熱金型から成形硬化された成形品を連続的に引き抜く引抜装置を備えた引抜成形機において、前記繊維供給装置と前記加熱金型の間に、前記繊維束上に樹脂含浸した別の補強繊維のブレイド層を組成するブレイダー装置と、前記ブレイダー装置の後方に配置され、前記加熱金型の断面形状に相似しかつそれと同等またはそれより小さい寸法の断面形状を有し、前記ブレイド層を有する前記繊維束が張力を及ぼされながら通される絞り金型と、前記絞り金型の後方に配置され、前記ブレイド層上に樹脂含浸した別の補強繊維を引き抜き方向に沿って供給する一方向材供給装置とが直列に配置されていることを特徴とする引抜成形機が構成される。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら本発明の好ましい実施例について説明する。
図1は、本発明の1実施例による樹脂強化繊維引抜成形機の全体構成を示す概略図である。図1に示したように、本発明による引抜成形機は、複数本の補強繊維11を、これに張力を及ぼしながら連続供給するクリール1を有している。クリール1には、それぞれ補強繊維11が巻装された複数本のボビン12が備えられている。
補強繊維11の供給時に張力を及ぼすために、クリール1には、図示しない適当な手段、例えば、各ボビン12の回転支持部に配置されたトルクリミッタが設けられ、このトルクリミッタの回転抵抗に抗して各ボビン12が回転するようになっている。
【0012】
本発明による引抜成形機は、さらに、クリール1から張力が及ぼされた状態で供給された複数本の補強繊維11に樹脂を含浸させるための第1の樹脂含浸装置2を備えている。第1の樹脂含浸装置2は、溶融状態の熱硬化性樹脂が貯蔵された樹脂貯蔵槽13と、複数本の補強繊維11を樹脂貯蔵槽13内に案内するガイド15および複数本のガイドローラ14を備えている。
また、第1の樹脂含浸装置2の出口側には、所定の径を有するガイドリング16が配置されている。ガイドリング16は、樹脂貯蔵槽13を通って樹脂含浸された複数本の補強繊維11を一方向に引き揃えて繊維束18を形成すると同時に、補強繊維11に含浸された余分な樹脂を除去するように機能する。
【0013】
クリール1および第1の樹脂含浸装置2は、樹脂含浸した複数本の補強繊維11を一方向に引き揃えてなる繊維束18を張力が及ぼされた状態で連続供給する繊維供給装置を構成している。
【0014】
繊維供給装置の下流には、繊維供給装置から供給された繊維束18が軸方向(補強繊維11の引き揃え方向)に沿って通される加熱金型6と、加熱金型6によって成形硬化された成形品17を加熱金型6から連続的に引き抜く引抜装置7が配置されている。
【0015】
加熱金型6は、製造されるべき樹脂強化繊維成形品17の断面形状に応じて種々の断面形状、例えば、T字状断面、I字状断面、L字状断面またはC字状断面等を有している。また、加熱金型6は、その全体が均一の温度、例えば200°Cに加熱される構成となっていてもよいが、繊維束18が通される方向に沿って、例えば100°C、150°C、200°C、あるいは逆に、200°C、150°C、100°Cとなるような温度勾配が生じるように加熱される構成とした方が、より特性の優れた成形品17が得られる。
【0016】
引抜装置7は、間隔をあけて配置された一対のローラコンベヤ7a、7bと、図示しないが、ローラコンベヤ7a、7bを互いに対して押しつけ得る適当な加圧装置とからなっている。そして、加熱金型6によって成形硬化された成形品17は、一対のローラコンベヤ7a、7bの間に挟持されながら加熱金型6から連続的に引き抜かれる。クリール1からの補強繊維11の張力を及ぼしながらの供給は、実質的にこの引抜装置7の引抜き力によって実現される。
【0017】
第1の樹脂含浸装置2と加熱金型6の間には、樹脂含浸された繊維束18の外周面上に別の補強繊維21によるブレイド層を組成するためのブレイダー装置3が配置されている。
図2は、図1のX−X方向に沿った断面であって、下流側から見たブレイダー装置3の概略的な構成を示した図である。図2において、ブレイダー装置3は、円筒または球体を輪切りにした形状の軌道面19を備えており、ブレイダー装置3の中心部は、組成中に繊維束18が張力を及ぼされた状態で通過するために空洞になっている。
この場合、これとは別に軌道面を平面状に形成した形式のブレイダー装置を使用することも可能である。
【0018】
ブレイダー装置3の軌道面19には、図示はしないが、2つの交錯する溝状の環状軌道が形成され、各環状軌道の溝には、別の補強繊維21を連続供給するための多数のボビンキャリア20が案内され、軌道のそれぞれに沿って逆方向に交錯走行するようになっている。
さらに、ブレイダー装置3は、その出口側に、各ボビンキャリア20から繊維束18上の組成点に向けて供給される多数本の補強繊維21に溶融状態の熱硬化性樹脂を含浸させるための第2の樹脂含浸装置8を備えている。第2の樹脂含浸装置8は、各ボビンキャリア20と繊維束18上の組成点の間に渡された補強繊維21によって形成される実質上円錐形状の空間の外側上方に配置され、補強繊維21に向けて樹脂を放出する樹脂放出器8aと、前記円錐形状の空間の外側下方に配置され、樹脂放出器8aから放出された樹脂を捕集する樹脂捕集槽8bとからなっている。樹脂捕集槽8bに補集された樹脂は、図示しない樹脂循環経路を通じて再び樹脂放出器8aに供給され、再利用されるようになっている。
【0019】
そして、各ボビンキャリア20が環状軌道に沿って走行するとともに、繊維束18が張力を及ぼされながらブレイダー装置3の中央空洞部を連続的に通過していく。この間に、各ボビンキャリア20と繊維束18の間に渡された多数本の補強繊維21が、第2の樹脂含浸装置8によって樹脂を含浸されながら繊維束18のまわりに交錯旋回することにより、ブレイディングが行われて繊維束18上に樹脂含浸された補強繊維21のブレイド層が組成される。こうして、繊維束18からなる芯体と、芯体の外周面上に組成されたブレイド層からなる二重構造を有するプリフォーム18’が連続的に形成される。図4(A)はこのプリフォーム18’の軸方向断面図である。図4(A)において、Bはブレイド層である。
【0020】
ブレイダー装置3と加熱金型6の間には、加熱金型6の断面形状に相似しかつそれと同等またはそれより小さい寸法の断面形状を有する絞り金型4が配置されており、プリフォーム18’が張力を及ぼされながらこの絞り金型4に通されるようになっている。図4(B)は、絞り金型4に通された後のプリフォーム18’軸方向断面図である。図4(B)に示したように、プリフォーム18’が張力を及ぼされながら絞り金型4に通されると、ブレイド層Bが半径方向に縮み、プリフォーム18’は加熱金型6の断面形状に相似し、それと同等またはそれより小さい寸法の断面形状をもつように成形される。この場合、絞り金型4が加熱される構成とすれば、プリフォーム18’のこの成形がより容易になされるので好ましい。
【0021】
絞り金型4と加熱金型6の間には、別の補強繊維22をプリフォーム18’のブレイド層B上に供給し、プリフォーム18’の引抜きの方向に沿って配置することにより、プリフォーム18’の表面層を形成する一方向材供給装置5が配置されている。
図3は、図1のY−Y線に沿った断面であり、上流側から見た一方向材供給装置5の概略構成を示した図である。
【0022】
図3に示したように、一方向材供給装置5は、四角形のフレーム23を有し、フレーム23の内側面には複数の支持部材25が突設され、各支持部材25にはボビン支持軸26が取り付けられている。そして、各ボビン支持軸26には、補強繊維22が巻装されたボビン24が回転自在に支持されている。
【0023】
フレーム23の中央には、各ボビン24から供給される補強繊維22を案内するための環状ガイド27が配置されている。環状ガイド27は、プラスチック製の小リング28を複数個、環状に結合させたものからなっており、支持板29を介してフレーム23の一側部に支持されている。そして、環状ガイド27の中央開口にプリフォーム18’が張力を及ぼされながら通される一方、環状ガイド27の各小リング28には、対応するボビン24から引き出された補強繊維22が通されるようになっている。
【0024】
そして、各ボビン24から引き出された補強繊維22は、環状ガイド27を通って加熱金型6内に案内され、ここで、プリフォーム18’のブレイド層B上にプリフォーム18’の引抜きの方向に沿って配置され表面層を形成するようになっている。
【0025】
この場合、プリフォーム18’は、予め絞り金型4に通されることよって、加熱金型6に通されたとき、プリフォーム18’と加熱金型6の間に補強繊維22の入る隙間が生じるように成形されているので、補強繊維22およびプリフォーム18’が加熱金型6の入口で詰まることがない。
【0026】
一方向材供給装置5は、その下流側に、各ボビン24から環状ガイド27を通ってプリフォーム18’のブレイド層上に供給される補強繊維22に溶融状態の熱硬化性樹脂を含浸させるための第3の樹脂含浸装置9を備えている。第3の樹脂含浸装置9は、環状ガイド27と加熱金型6の入口の間に渡された補強繊維22によって形成される実質上円錐形状の空間の外側上方に配置され、補強繊維21に向けて樹脂を放出する樹脂放出器9aと、前記円錐形状の空間の外側下方に配置され、樹脂放出器9aから放出された樹脂を捕集する樹脂捕集槽9bとからなっている。この場合、樹脂捕集槽9bに補集された樹脂は、図示しない樹脂循環経路を通じて再び樹脂放出器9aに供給され、再利用されるようになっている。
【0027】
こうして、一方向材供給装置5の各ボビン24から供給される補強繊維22は、環状ガイド27を通り、第3の樹脂含浸装置9によって樹脂を含浸された後、加熱金型6内に案内され、プリフォーム18’のブレイド層B上に引抜き方向に沿って配置されて表面層を形成する。この表面層を有するプリフォーム18’は、張力を及ぼされながら加熱金型6に連続的に通され、加熱硬化される。
【0028】
図5は、表面層を有するプリフォーム18’の軸方向断面図であり、図中、Sは表面層である。
プリフォーム18’が加熱金型6に通されて引き抜かれる間に、プリフォーム18’には張力が及ぼされ、それによってブレイド層Bは半径方向に縮むが、本発明によれば、ブレイド層Bの厚さに関係なく表面層Sによって引抜き成形品17の外形寸法が得られるようにしたので、ブレイド層Bの半径方向の縮みは表面層Sによって補償され、金型寸法通りの成形品17が得られる。
【0029】
引抜装置7の下流側にはカッター装置10が配置され、この装置10によって、成形品17が所定の長さに切断されるようになっている。
得られた成形品17は、ブレイド層の作用により、従来の一方向に引き揃えられた補強繊維のみからなる成形品よりも強度が高められている。加えて、成形品17の表面層Sを引抜き方向に沿って配置された補強繊維22から形成したので、成形品17の表面は凹凸がなく滑らかに形成され、成形品17の表面状態も改善される。
【0030】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、一方向に配向した補強繊維の繊維束と、繊維束の外周面上に組成された別の補強繊維のブレイド層からなるプリフォームのブレイド層上に、引抜き方向に沿って別の補強繊維を配置して表面層を形成し、ブレイド層の厚さに関係なくこの表面層によって引抜き成形品の外形寸法が得られるようにしたので、引抜き成形の間におけるブレイド層の半径方向の縮みは表面層によって補償され金型寸法通りの成形品が得られる。
【0031】
得られた成形品は、ブレイド層の作用により、従来の一方向に配向した補強繊維のみからなる成形品よりも強度が高められている。さらには、引抜き方向に沿って配置された補強繊維から表面層を形成したので、成形品の表面に凹凸が現れず、得られた成形品の表面状態も改善される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例による樹脂強化繊維引抜成形機の全体構成を示す概略図である。
【図2】図1のX−X方向に沿った断面であって、下流側から見たブレイダー装置の概略的な構成を示した図である。
【図3】図1のY−Y線に沿った断面であり、上流側から見た一方向材供給装置の概略構成を示した図である。
【図4】プリフォームの軸方向断面図であり、(A)は絞り金型に通される前のものを、(B)は絞り金型に通された後のものをそれぞれ示している。
【図5】表面層を有するプリフォームの軸方向断面図である。
【符号の説明】
1 クリール
2 第1の樹脂含浸装置
3 ブレイダー装置
4 絞り金型
5 一方向材供給装置
6 加熱金型
7 引抜装置
8 第2の樹脂含浸装置
9 第3の樹脂含浸装置
10 カッター装置
11 補強繊維
12 ボビン
13 樹脂貯蔵槽
14 ガイドローラ
16 ガイドリング
17 成形品
18 繊維束
18’プリフォーム
20 ボビンキャリア
21 補強繊維
22 補強繊維
24 ボビン
27 環状ガイド

Claims (2)

  1. 樹脂を含浸させた複数本の補強繊維を一方向に引き揃えて繊維束を形成するステップと、
    前記繊維束を引っ張りながら、ブレイダーを用いて前記繊維束の外周面上に , 樹脂を含浸させた別の補強繊維のブレイド層を組成するステップと、
    前記ブレイド層を有する繊維束を引っ張りながら絞り金型に通して引き抜くステップと、
    前記繊維束のブレイド層上に、樹脂を含浸させた別の補強繊維を前記繊維束の引っ張り方向に沿って配置して表面層を形成するステップと、
    前記表面層および前記ブレイド層を有する繊維束を引っ張りながら加熱金型に通して引き抜き、成形硬化させるステップを順次実行する樹脂強化繊維の引抜成形法であって、
    前記絞り金型を、前記加熱金型の断面形状に相似しかつそれと同等またはそれより小さい寸法の断面形状としたことを特徴とする前記引抜成形法。
  2. 樹脂含浸した複数本の補強繊維を一方向に引き揃えてなる繊維束を張力が及ぼされた状態で連続供給する繊維供給装置と、前記繊維供給装置から供給された繊維束が通される加熱金型と、前記加熱金型から成形硬化された成形品を連続的に引き抜く引抜装置を備えた引抜成形機において、前記繊維供給装置と前記加熱金型の間に、前記繊維束上に樹脂含浸した別の補強繊維のブレイド層を組成するブレイダー装置と、前記ブレイダー装置の後方に配置され、前記加熱金型の断面形状に相似しかつそれと同等またはそれより小さい寸法の断面形状を有し、前記ブレイド層を有する前記繊維束が張力を及ぼされながら通される絞り金型と、前記絞り金型の後方に配置され、前記ブレイド層上に樹脂含浸した別の補強繊維を引き抜き方向に沿って供給する一方向材供給装置とが直列に配置されていることを特徴とする引抜成形機。
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