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JP3726761B2 - 給湯システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、太陽熱等の補助熱源によって生成された温水を蓄熱槽に貯留しておき、この温水を、上水と混合可能な給湯接続ユニットを介して、給湯器に送出するようにした給湯システムに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
補助熱源を利用した給湯システムとしては、例えば、太陽熱を利用して温水を生成する太陽熱利用温水器と給湯器とを組み合わせた給湯システムが従来から一般的に知られている。
【0003】
こういった、給湯システムでは、太陽熱を利用して生成された温水を貯留する蓄熱槽を備えている太陽熱利用温水器と給湯器とが、給湯接続ユニットを介して接続されており、給湯時には、太陽熱利用温水器の蓄熱槽に貯留された温水が給湯接続ユニットを介して給湯器に送出されるが、給湯接続ユニットは、蓄熱槽に貯留された温水を単に給湯器に送出するだけではなく、必要に応じて、蓄熱槽から送出される温水に上水を混合した状態で、給湯器に送出することができるように、給湯接続ユニットには、全開で蓄熱槽から送出された温水のみを給湯器に送出し、全閉で上水のみを給湯器に送出する混合調節弁が搭載されている。
【0004】
従って、給湯器に対して設定された給湯設定温度以上の温水が蓄熱槽に貯留されている場合は、給湯接続ユニットの混合調節弁が、蓄熱槽から送出される給湯設定温度以上の温水と上水とを適宜混合することによって、目標温度となる給湯設定温度の温水を生成する給湯設定温度制御が行われ、給湯接続ユニットによって生成された給湯設定温度の温水が給湯器に送出されることになる。
【0005】
一方、給湯設定温度以上の温水が蓄熱槽に貯留されていない場合は、給湯接続ユニットの混合調節弁が、蓄熱槽から送出される給湯設定温度を下回る温水を、上水と適宜混合することによって、目標温度となる予め定められた固定温度まで強制的に下げた状態で給湯器に送出する固定温度制御が行われ、給湯器のバーナーを燃焼させることによって給湯設定温度の温水を生成することになる。
【0006】
ところで、上述したように、給湯設定温度と蓄熱槽から送出される温水の温度とに基づいて給湯設定温度制御または固定温度制御のいずれか一方を選択的に行うような給湯接続ユニットを使用した給湯システムでは、給湯接続ユニットから給湯設定温度の温水が送出される場合は、給湯器のバーナーの燃焼を強制的に停止させる必要があり、そのためには、給湯接続ユニットから給湯器に対して燃焼停止指令を送信しなければならない。
【0007】
しかしながら、両者間で認識可能な共通の信号を相互に通信することができないような給湯器と給湯接続ユニットとを組み合わせる場合は、給湯接続ユニットが、給湯器のバーナーの燃焼を制御することができないので、そのような場合は、図4に示すように、給湯接続ユニット52から送出される温水が給湯器53を通して給湯されるメイン流路54に、給湯器53をバイパスするバイパス流路55を接続し、メイン流路54におけるバイパス流路55の分岐部または合流部に手動操作で流路を切り換える三方弁56を設置した給湯システムが従来から採用されている。
【0008】
従って、こういった給湯システム50では、蓄熱槽51に給湯設定温度以上の温水が貯留されている場合は、使用者が手動で三方弁56をバイパス流路55側に切り換え、蓄熱槽51に給湯設定温度を下回る温水が貯留されている場合は使用者が手動で三方弁56を給湯器53側に切り換えることになるが、使用者がその切換操作を誤ると、給湯設定温度の温水を給湯することができなくなり、特に、蓄熱槽51に給湯設定温度以上の温水が貯留されている場合に三方弁の切換操作を誤ると、給湯接続ユニット52から送出された給湯設定温度の温水が給湯器53によって加熱されるので、危険な高温出湯が行われるといった問題がある。
【0009】
そこで、この発明の課題は、給湯接続ユニットが給湯器のバーナーの燃焼等を制御することができない場合であっても、危険な高温出湯を防止することができる給湯システムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段及びその効果】
上記の課題を解決するため、請求項1にかかる発明は、主熱源としての給湯器と、補助熱源によって生成された温水を貯留する蓄熱槽と、前記蓄熱槽から送出された温水に必要に応じて上水を混合することで目標温度の温水を前記給湯器に送出する混合調節弁が搭載された給湯接続ユニットと、前記給湯接続ユニットから送出される温水を、前記給湯器を通して給湯するメイン流路と、前記給湯器をバイパスするように、前記メイン流路に接続されるバイパス流路と、前記メイン流路における前記バイパス流路の分岐部または合流部に設置された三方弁とを備え、前記蓄熱槽から給湯設定温度以上の温水が前記給湯接続ユニットに送出されるようになると、前記三方弁をバイパス流路側に切り換えると共に、前記給湯接続ユニットが上水を混合することによって給湯設定温度の温水を生成する給湯設定温度制御を行い、前記蓄熱槽から給湯設定温度を下回る温水が前記給湯接続ユニットに送出されるようになると、前記三方弁を給湯器側に切り換えると共に、前記給湯接続ユニットが上水を混合することによって、予め定められた固定温度の温水を生成する固定温度制御を行うようになっており、前記給湯接続ユニットから最低作動流量以上の温水が送出されている場合は、前記三方弁による流路の切換動作及び前記給湯接続ユニットの制御の切換動作を行わないようにしたことを特徴とする給湯システムを提供するものである。
【0011】
以上のように、この給湯システムでは、蓄熱槽から給湯設定温度以上の温水が給湯接続ユニットに送出される場合は、三方弁がバイパス流路側に切り換えられた状態で、給湯接続ユニットが給湯設定温度制御を行い、蓄熱槽から給湯設定温度を下回る温水が給湯接続ユニットに送出される場合は、三方弁が給湯器側に切り換えられた状態で、給湯接続ユニットが固定温度制御を行うようになっているので、使用者が手動で三方弁を切り換える従来の給湯システムとは異なり、危険な高温出湯を防止することができる。
【0012】
また、三方弁による流路の切換動作及び給湯接続ユニットの制御の切換動作を行った直後は、一時的に給湯温度が変動するおそれがあるので、の給湯システムのように、給湯接続ユニットから最低作動流量以上の温水が送出されている場合は、三方弁による流路の切換動作及び給湯接続ユニットの制御の切換動作を行わないようにしておくと、給湯温度が極端に変動することがなく、使用者に不快感を与えにくいという効果が得られる。
【0013】
また、請求項にかかる発明の給湯システムのように、前記三方弁を給湯器側に切り換えた状態で、前記給湯接続ユニットが前記固定温度制御を強制的に行う固定運転モードと、前記給湯設定温度と前記蓄熱槽から送出される温水の温度とに基づいて、前記三方弁をバイパス流路側に切り換えた状態で前記給湯接続ユニットが行う前記給湯設定温度制御または前記三方弁を給湯器側に切り換えた状態で前記給湯接続ユニットが行う前記固定温度制御のいずれか一方を選択的に実行する通常運転モードとを切り換えることができるようになっているものにあっては、給湯設定温度以上の温水が蓄熱槽に貯留されているため、通常運転モードでは、ほとんどバイパス流路を通って給湯が行われる夏場においても、定期的に固定運転モードに切り換えて給湯運転を行うことで、メイン流路における給湯器部分に滞留している水を排出することができるので、死水の発生を防止することができるという効果がある。
【0014】
また、浴槽に対する自動注湯機能を備えた給湯器が設置されている場合、浴槽への自動注湯を行おうとすると、給湯接続ユニットから給湯器に温水を送出しなければならないが、給湯設定温度以上の温水が蓄熱槽に貯留されているため、通常運転モードでは、ほとんどバイパス流路を通って給湯が行われる夏場においては、浴槽に対する自動注湯を行うことができなくなるといった問題がある。しかしながら、上述した給湯システムでは、固定運転モードと通常運転モードとを切り換えることができるようになっているので、固定運転モードに切り換えることによって、給湯器の自動注湯機能を使用することが可能になるという効果も得られる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、主熱源としての給湯器30と、補助熱源としての太陽熱利用温水器10とを組み合わせた給湯システム1の概略構成を示している。この給湯システム1は、同図に示すように、太陽熱利用温水器10と給湯器30とが給湯接続ユニット20を介して接続されたものであり、給湯接続ユニット20と給湯器30の温水入口側とを接続する温水配管23及び給湯器30の温水出口側に接続された給湯管31からなるメイン流路には、給湯器30をバイパスするバイパス管32が接続されることによってバイパス流路が形成され、メイン流路におけるバイパス流路の分岐部には、流路を切り換える電動三方弁33が設置されている。
【0016】
なお、太陽熱利用温水器10及び給湯接続ユニット20は、図1に一点鎖線で囲われた構成要素が同一のケーシング内に収容されており、給湯器30のコントローラ30aには、給湯器30を操作するために台所等に設置される操作リモコン30bが接続されている。
【0017】
前記太陽熱利用温水器10は、ソーラー集熱機11と密閉式の蓄熱槽15とを備えており、蓄熱槽15には、その下端部に上水を供給するための給水管16が接続されていると共に、上端部には貯留された温水を給湯接続ユニット20に送出するための温水供給管17が接続されている。
【0018】
前記ソーラー集熱機11には、その入口側と出口側とを接続するソーラー配管12によって熱媒体の循環経路が形成されており、このソーラー配管12は、部分的に蓄熱槽15内に導入された熱交換部12aを有している。また、ソーラー配管12には、熱媒体をソーラー集熱機11と熱交換部12aとの間で循環させる循環ポンプ13と、熱媒体を貯留するリザーブタンク14とが接続されており、ソーラー集熱機11によって加熱された熱媒体が、ソーラー配管12を通って蓄熱槽15内に導かれ、熱交換部12aで蓄熱槽15内の水と熱交換を行うことで、蓄熱槽15内に温水が生成されるようになっている。
【0019】
前記リザーブタンク14内には、リザーブタンク14内に貯留された熱媒体の保有量が必要最小量を下回ったか否かを検出する保有量検出手段14aが設置されており、この保有量検出手段14aによって、熱媒体の保有量が必要最小量を下回ったことが検出されると、循環ポンプ13の空運転を防止するため、循環ポンプ13の運転を強制的に停止させるようになっている。
【0020】
また、この太陽熱利用温水器10には、ソーラー集熱機11に設置された図示しない集熱温度センサからの温度検出信号、蓄熱槽15に貯留された温水の温度(以下、槽内温度という。)Ttを検出する槽内温度センサ18からの温度検出信号、保有量検出手段14aからの保有量検出信号、給水管16の上流側に設置された流量センサ19からの流量検出信号等がそれぞれ入力されるコントローラ10aが搭載されており、このコントローラ10aが、保有量検出信号及び集熱温度センサからの温度検出信号に基づいて循環ポンプ13の発停制御を独立して行うようになっている。
【0021】
また、このコントローラ10aには、運転スイッチを有する操作リモコン10bが接続されており、この操作リモコン10bによって、給湯接続ユニット20側の給湯設定温度Teを設定することができるようになっている。
【0022】
前記給湯接続ユニット20は、同図に示すように、給水管22を介して供給される上水と、蓄熱槽15から温水供給管17を介して供給される温水とを、必要に応じて混合する混合調節弁21を備えており、蓄熱槽15から送出された温水は、そのまま又は上水と適宜混合された状態で混合調節弁21の出口側に接続された、メイン流路を構成する温水配管23を介して給湯器30側に送出されるようになっている。なお、混合調節弁21は、全開状態で、蓄熱槽15から温水供給管17を介して供給される温水のみを給湯器30側に送出し、逆に、全閉状態では、給水管22を介して供給される上水のみを給湯器30側に送出するようになっている。
【0023】
また、給湯接続ユニット20には、混合調節弁21の上水入口側に接続された給水管22と混合調節弁21の温水出口側に接続された温水配管23とを相互に接続するバイパス管24が設けられており、このバイパス管24には、通電状態でバイパス管24の流路を遮断するダイヤフラム方式の電磁弁25が設置されている。
【0024】
また、混合調節弁21に接続された温水供給管17及び温水配管23には、蓄熱槽15から送出される温水の温度(以下、入湯温度という。)Tsを検出するための入湯温度センサ26及び給湯接続ユニット20から送出される温水の温度(以下、出湯温度という。)Toを検出するための出湯温度センサ27が設置されている。
【0025】
前記給湯接続ユニット20には、シリアルインターフェースを介して太陽熱利用温水器10のコントローラ10aと相互に通信可能なコントローラ20aが搭載されており、このコントローラ20aには、入湯温度センサ26及び出湯温度センサ27からの温度検出信号が入力されると共に、操作リモコン10bによって設定された給湯設定温度Teがコントローラ10aから送信され、これらの温度検出信号及び給湯設定温度Teに基づいて、コントローラ20aが混合調節弁21を制御するようになっている。
【0026】
蓄熱槽15から送出される温水の温度、即ち、入湯温度センサ26によって検出された入湯温度Tsが給湯設定温度Te以上の場合は、給湯器30によって加熱しなくても、上水を適宜混合することによって給湯設定温度Teの温水を供給することができるので、電動三方弁33をバイパス流路側に切り替えると共に、給湯接続ユニット20から送出される温水の温度、即ち、出湯温度センサ27によって検出される出湯温度Toが給湯設定温度Teになるように、混合調節弁21を制御する給湯設定温度制御を行うようになっている。
【0027】
一方、入湯温度Tsが給湯設定温度Teより低い場合は、給湯器30が加熱しなければ、給湯設定温度Teの温水を供給することができないので、太陽熱利用温水器10のコントローラ10aが、電動三方弁33を給湯器30側に切り替えると共に、給湯器30のバーナーを燃焼させることによって、確実に給湯設定温度Teの温水を生成することができるように、固定温度(例えば、30℃)Tfの温水が送出されるように、混合調節弁21の開度を調整して上水を混合する固定温度制御を行うようになっている。
【0028】
また、この給湯システム1では、操作リモコン10bの運転スイッチがONされている状態では、給湯接続ユニット20が給湯設定温度Teと入湯温度Tsとに基づいて給湯設定温度制御または固定温度制御のいずれか一方を選択的に行う通常運転モードで給湯運転が行われることになるが、操作リモコン10bの運転スイッチがOFFされると、電動三方弁33が給湯器30側に切り換わって、給湯接続ユニット20が固定温度制御を強制的に行う固定運転モードに切り換わるようになっている。
【0029】
以下、この給湯システム1の運転動作について、図2に示すフローチャートを参照して説明する。まず、操作リモコン10bの運転スイッチがONされているか否かを判断し(ステップS1)、運転スイッチがONされているとき、即ち、通常運転モードに設定されているときは、続いて、流量センサ19からの流量検出信号に基づいて、給湯接続ユニット20から最低作動流量以上の温水が送出されているか否かを判断し(ステップS2)、給湯接続ユニット20から最低作動流量以上の温水が送出されている場合は、現状の運転状態を変更することなく、ステップS1に移行する。
【0030】
一方、ステップS2において、給湯接続ユニット20から送出される温水量が最低作動流量を下回っている場合は、槽内温度センサ18からの温度検出信号に基づいて、蓄熱槽15の槽内温度Ttが給湯設定温度Te以上か否かを判断し(ステップS3)、槽内温度Ttが給湯設定温度Te以上である場合は、電動三方弁33をバイパス流路側に切り換えた状態で、給湯接続ユニット20が給湯設定温度制御を行い(ステップS4)、ステップS1に移行するが、槽内温度Ttが給湯設定温度Teを下回っている場合は、電動三方弁33を給湯器30側に切り換えた状態で、給湯接続ユニット20が固定温度制御を行い(ステップS5)、ステップS1に移行する。
【0031】
また、ステップS1において、操作リモコン10bの運転スイッチがOFFされているときは、即ち、固定運転モードに設定されているときは、蓄熱槽15の槽内温度Ttが給湯設定温度Te以上か否かに拘わらず、強制的に、電動三方弁33を給湯器30側に切り換えた状態で、給湯接続ユニット20が固定温度制御を行い(ステップS6)、ステップS1に移行する。
【0032】
以上のように、この給湯システム1では、給湯接続ユニット20が給湯設定温度制御を行うときは、電動三方弁33がバイパス流路側に自動的に切り替わり、給湯接続ユニット20が固定温度制御を行うときは、電動三方弁33が給湯器30側に自動的に切り替わるようになっているので、蓄熱槽に貯留された温水の温度に応じて、使用者が手動で三方弁を切り換えなければならない従来の給湯システムとは異なり、危険な高温出湯を防止することができる。
【0033】
また、蓄熱槽15から給湯器30までの配管長が長くなると、電動三方弁33による流路を切り換えると共に給湯接続ユニット20における制御を切り換えた直後は、給湯温度が一時的に給湯設定温度Teからオーバーシュートしたり、アンダーシュートしたりすることがあるが、この給湯システム1では、給湯接続ユニット20から最低作動流量以上の温水が送出されている場合は、電動三方弁33による流路の切換動作及び給湯接続ユニット20の制御の切換動作を行わないようになっているので、例えば、シャワーを使用している途中で湯温が極端に変動するといったことがなく、使用者に不快感を与えることがないという効果が得られる。
【0034】
また、この給湯システム1では、操作リモコン10bの運転スイッチをON、OFFすることによって、電動三方弁33をバイパス流路側または給湯器側に切り換えた状態で、給湯接続ユニット20が給湯設定温度制御または固定温度制御のいずれか一方を選択的に行う通常運転モードと、電動三方弁33を給湯器30側に切り換えた状態で、給湯接続ユニット20が固定温度制御を強制的に行う固定運転モードとを切り換えることができるようになっているので、給湯設定温度Te以上の温水が蓄熱槽15に貯留されているため、通常運転モードでは、ほとんどバイパス流路を通って給湯が行われる夏場においても、使用者が操作リモコン10bの運転スイッチを定期的にOFFすることによって、固定運転モードに切り換えた状態で給湯運転を行うことで、メイン流路における給湯器30部分に滞留している水を排出することができるので、死水の発生を防止することができるという効果がある。
【0035】
また、給湯器30が、浴槽に対する自動注湯機能を備えている場合、浴槽への自動注湯を行おうとすると、給湯接続ユニット20から給湯器30に温水を送出しなければならないが、給湯設定温度Te以上の温水が蓄熱槽15に貯留されているため、上述した通常運転モードでは、ほとんどバイパス流路を通って給湯が行われる夏場においては、浴槽に対する自動注湯を行うことができなくなるといった問題がある。
【0036】
しかしながら、この給湯システム1では、上述したように、固定運転モードと通常運転モードとを切り換えることができるようになっているので、使用者が操作リモコン10bの運転スイッチをOFFして、固定運転モードに切り換えると、固定温度(例えば、30℃)Tfの温水を給湯器30に確実に送出することができるので、給湯器30の自動注湯機能を使用した浴槽への自動注湯が可能になる。
【0037】
なお、上述した実施形態では、通常運転モードにおいて、給湯接続ユニット20が給湯設定温度制御を行っている状態で給湯が行われているときに、操作リモコン10bの運転スイッチがOFFされると、固定運転モードに切り換わることに伴って、電動三方弁33による流路の切り換え及び給湯接続ユニット20の制御の切り換えが行われ、一時的に給湯温度が変動するおそれがあるので、例えば、図3に示すフローチャートのように、ステップS1において、操作リモコン10bの運転スイッチがOFFされたときは、給湯接続ユニット20から最低作動流量以上の温水が送出されているか否か、即ち、給湯中であるか否かを判断し(ステップS7)、給湯中の場合は、電動三方弁33による流路の切換動作及び給湯接続ユニット20の制御の切換動作を行うことなく、ステップS1に移行し、給湯中でない場合にだけ、ステップS8に移行して、電動三方弁33による流路の切換動作及び給湯接続ユニット20の制御の切換動作を行うようにしておくことが望ましい。
【0038】
また、上述した実施形態では、メイン流路におけるバイパス流路の分岐部に電動三方弁33を設置しているが、これに限定されるものではなく、メイン流路におけるバイパス流路の合流部に電動三方弁33を設置することも可能である。
【0039】
また、上述した実施形態は、補助熱源として太陽熱利用温水器を使用した給湯システムであるが、給湯システムにおける補助熱源は、こういった太陽熱利用温水器に限定されるものではなく、例えば、コージェネレーションシステムにおけるガスエンジンやガスタービンの廃熱を補助熱源として使用した給湯システムのように、種々の補助熱源を使用した給湯システムについて、本発明を適用することができることはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる給湯システムの一実施形態を示す概略構成図である。
【図2】同上の給湯システムの運転動作を示すフローチャートである。
【図3】他の実施形態である給湯システムの運転動作を示すフローチャートである。
【図4】従来の給湯システムを示す概略構成図である。
【符号の説明】
1 給湯システム
10 太陽熱利用温水器
10a コントローラ
10b 操作リモコン
11 ソーラー集熱機
13 循環ポンプ
15 蓄熱槽
18 槽内温度センサ
19 流量センサ
20 給湯接続ユニット
20a コントローラ
21 混合調節弁
23 温水配管(メイン流路)
26 入湯温度センサ
27 出湯温度センサ
30 給湯器
31 給湯管(メイン流路)
32 バイパス管(バイパス流路)
33 電動三方弁

Claims (2)

  1. 主熱源としての給湯器と、
    補助熱源によって生成された温水を貯留する蓄熱槽と、
    前記蓄熱槽から送出された温水に必要に応じて上水を混合することで目標温度の温水を前記給湯器に送出する混合調節弁が搭載された給湯接続ユニットと、
    前記給湯接続ユニットから送出される温水を、前記給湯器を通して給湯するメイン流路と、
    前記給湯器をバイパスするように、前記メイン流路に接続されるバイパス流路と、
    前記メイン流路における前記バイパス流路の分岐部または合流部に設置された三方弁とを備え、
    前記蓄熱槽から給湯設定温度以上の温水が前記給湯接続ユニットに送出されるようになると、前記三方弁をバイパス流路側に切り換えると共に、前記給湯接続ユニットが上水を混合することによって給湯設定温度の温水を生成する給湯設定温度制御を行い、
    前記蓄熱槽から給湯設定温度を下回る温水が前記給湯接続ユニットに送出されるようになると、前記三方弁を給湯器側に切り換えると共に、前記給湯接続ユニットが上水を混合することによって、予め定められた固定温度の温水を生成する固定温度制御を行うようになっており、
    前記給湯接続ユニットから最低作動流量以上の温水が送出されている場合は、前記三方弁による流路の切換動作及び前記給湯接続ユニットの制御の切換動作を行わないようにしたことを特徴とする給湯システム。
  2. 前記三方弁を給湯器側に切り換えた状態で、前記給湯接続ユニットが前記固定温度制御を強制的に行う固定運転モードと、前記給湯設定温度と前記蓄熱槽から送出される温水の温度とに基づいて、前記三方弁をバイパス流路側に切り換えた状態で前記給湯接続ユニットが行う前記給湯設定温度制御または前記三方弁を給湯器側に切り換えた状態で前記給湯接続ユニットが行う前記固定温度制御のいずれか一方を選択的に実行する通常運転モードとを切換可能に構成されている請求項1に記載の給湯システム。
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