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JP3722693B2 - 半導体レーザ素子及びその製造方法 - Google Patents

半導体レーザ素子及びその製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ファイバ通信や、光計測システム、あるいは光ディスクシステムなどの光情報処理に必要とされる半導体レーザ素子及びその製造方法に関するものであり、特に複数のレーザチップを1つの容器に内蔵した半導体レーザ装置の製造に適した半導体レーザ素子及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体レーザ装置は、光通信や光計測システム、光ディスク等に使用されている。特に、光ディスク分野の市場拡大が著しく、CD、MD、DVDその他コンピュータ等のデータ保存用として様々な種類の光ディスクが用いられるようになってきている。これに伴い、半導体レーザの発振波長も赤外から、赤色、さらに将来的には青色と様々な種類のものが必要とされている。
【0003】
これら多種類の光ディスクに対する信号の記録・再生を1つの光ディスクシステムで対応するには多種類の発振波長の半導体レーザ装置を1つの光ディスクシステムに収める必要がある。半導体レーザ装置はステムと呼ばれる台座に半導体レーザ素子を搭載し、一つの容器に収めたものである。多種類の発振波長を得られる半導体レーザ装置を実現するためには、2種類以上のレーザ共振器を作り込んだ半導体レーザ素子をステムに搭載したモノシリックタイプと呼ばれる半導体レーザ装置を用いるか、2つ以上の半導体レーザ素子をステムに近接して配置したハイブリッドタイプと呼ばれる半導体レーザ装置を用いる必要がある。
【0004】
図7は従来の半導体レーザ装置を説明する図であり、半導体レーザ装置70はステム71と一体とされた放熱台72に半導体レーザ素子73が搭載されている。半導体レーザ素子73およびモニター用受光素子74は、それぞれ、金属ワイヤ77、77により互いに電気的に絶縁されたリードピン78、78に接続されている。もう1本のリードピン78はステム71に接続されており、半導体レーザ素子73とモニター用受光素子74の共通端子として用いられる。
【0005】
半導体レーザ素子73、金属ワイヤ77等を機械的な衝撃等から保護するためにレーザ光を通すガラス窓76を設けた金属製をキャップ75をステム71に溶着してある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
図8はハイブリッドタイプの半導体レーザ装置の主要部をレーザ光の出射側から見た図である。2つの半導体レーザ素子80、81が放熱台82に並置されており、それぞれ金属ワイヤで(図示せず)互いに異なるリードピン(図示せず)に接続されている以外は図7の半導体レーザ装置70と同じである。
【0007】
ハイブリッドタイプの半導体レーザ装置は半導体レーザ素子の組合わせが自由であるという特徴を有している。光ディスクシステムではレーザ光の光軸を基準に光学系が組立てられるので光軸間の距離は小さい方が望ましく、更に光軸間の距離が個々の半導体レーザ装置で一定であることが望ましい。ところが、半導体レーザ装置80、81の光軸は半導体レーザ素子の発光点80a、81aを通り紙面に垂直な方向に延在する図示しない導波路と略平行であるので、半導体レーザ素子の発光点80a、81aの距離dxが短く、半導体レーザ装置によって変わらないことが必要とされる。
【0008】
光軸間の距離dxが大きい場合、1つの種類の光ディスクの信号を検出できるように光学系を組立てると、他の種類の光ディスクからの信号を検出できなくなることがある。また、光軸間の距離が個々の半導体レーザ装置で変わると、個々の半導体レーザ装置毎に光学系の設計の変更や大幅な組立調整を行わなければ光ディスク上にレーザ光を正確に集光できない、信号を読み取ることができない等の問題が発生し、実際には使用することができなくなる。
【0009】
ハイブリッドタイプの半導体レーザ装置で発光点間の距離dxを短くするためには、例えば図8に示すように、半導体レーザ素子の発光点80a、81aを半導体レーザ素子の一方の側面の方向に偏在させる必要がある。なぜなら、半導体レーザ素子の導波路の延伸する方向に垂直でダイボンド面82aに平行な方向である幅方向の寸法は、通常、200μm〜300μmであるのに対し、2つの半導体レーザ素子の発光点間隔dxとしては100μm以下、精度は±1μm程度が必要とされており、発光点80a、81aから近い側の側面までの距離は50μm以下とすることが必要なためである。一方、半導体レーザ素子の発光点の側面からの距離が、例えば、5μm以下と小さくなりすぎると特性が悪くなるという問題がある。このため、発光点の位置は側面から5μm乃至50μmとなるようにしなければならない。
【0010】
更に、ハイブリッドタイプの半導体レーザ装置では半導体レーザ素子の発光点が偏在しているので、ステムに搭載する方向を間違えると、例えば、半導体レーザ素子80の発光点80aの位置を基準に、もう一方の半導体レーザ素子81を放熱台82に搭載しようとしたとき、半導体レーザ素子80と81の側面同士が衝突してしまい、搭載できないという問題も発生する。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、半導体基板の主面上に結晶層を設け、該結晶層内に導波路を有しており、更に、前記半導体レーザ素子の発光点を含み、端面と直交する面と前記電極面の交線上に発光点アライメントマークが設けられ、該発光点アライメントマークの前記半導体レーザ素子の幅方向における長さが20μm以下であり、前記発光点アライメントマークと前記導波路の延伸する方向で同じ側に視認可能な方向指示マークが設けられている。
【0012】
そうすることにより、ハイブリッドタイプの半導体レーザ装置を製造するとき、2つの半導体レーザ素子の側面同士が衝突するという問題を生じること無く半導体レーザ素子の発光点間隔を狭くすることが可能であり、。また、発光点と発光点アライメントマークとの幅方向の位置を所定の精度で一致させることができる。その結果、半導体レーザ素子の側面と発光点との距離の精度を高くすることができる。
【0013】
また、本発明の半導体レーザ素子は前記方向指示マークの最も短い辺が20μmより長い多角形、または最も短い径が20μmより長い楕円としている。
【0014】
そうすることにより、半導体レーザ素子の向きを目視で確認できるので、導波路の延伸する方向における向きを間違えることが無く、生産性を向上することができる。
【0015】
更に、本発明の半導体レーザ素子は側面アライメントマークを有し、前記側面アライメントマークは前記半導体レーザ素子の側面からの距離が異なる部分を有している。
【0016】
そうすることにより、発光点の、側面からの距離の精度を簡単に評価できるので生産性をより高くすることができる。
【0017】
本発明の半導体レーザの製造方法は、1枚のウェハーに、フォトマスクを用いて複数の発光点アライメントマークおよび側面アライメントマークを有する半導体レーザ素子パターンを形成した後、個々の半導体レーザ素子に分割する工程を有し、更に、前記フォトマスクの発光点アライメントマークと前記発光点との幅方向における距離を所定の値範囲とする工程と、前記分割された半導体レーザ素子の良否を前記側面アラインメントマークの欠けの有無により判定する工程とを有している。
【0018】
そのことにより、発光点の側面からの距離を精度良く製造することができ、不良を簡単に発見できるので生産性を高くすることができる。
【0019】
また、本発明の半導体レーザ素子の製造方法では、前記フォトマスクの発光点アライメントマークと半導体レーザ素子の発光点との幅方向における距離を所定の値範囲とする工程は、前記フォトマスクの発光点アライメントマークと前記半導体レーザ素子の導波路との幅方向における距離を赤外顕微鏡を用いて測定する。
【0020】
そのことにより、発光点と側面との距離の精度をより高くすることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
図1は本発明の第1の実施の形態の半導体レーザ素子10の電極面10c側から見た図である。発光点15aは半導体レーザ素子10の端面10d上と直交する方向で半導体レーザ素子内部に向かって延伸している導波路(図示せず)との交点である。発光点アライメントマーク16a、側面アライメントマーク16c、16dおよび方向指示マークを形成した電極パターン16が電極面16c上に設けられている。発光点アライメントマーク16aは、発光点15aを含み端面10dと直交する面Bと電極面16cとの交線A上の所定の発光点15a側に設けられている。発光点アライメントマーク16aの幅方向の長さはWxは20μmとした。
【0022】
方向指示マークCは電極パターン16の角部を切り取った辺16bと半導体レーザ素子の側面10d、10eにより囲まれた三角形形状で構成されている。方向指示マーク16bの最も短い辺は半導体レーザ素子の側面10dまたは10eで区画される辺であり、本実施の形態の半導体レーザ素子10ではこの長さを30μmとした。最も短い辺の長さを20μmより大きくしておけば、目視で方向指示マーク16bを認識することが可能であるので所定の発光点が設けられた端面を容易に確認できる。
【0023】
一方、側面アラインメントマーク16cまたは16dは電極パターン16の半導体レーザ素子の側面10bまたは10eに沿った辺である。側面アラインメントマーク16cと半導体レーザ素子の側面10bとの距離および側面アラインメントマーク16dと半導体レーザ素子の側面10eとの距離は0〜10μmの素子のみを良品とする。良否の判断は側面アライメントマーク16cまたは16dの欠けの有無を低倍率の顕微鏡等で観測してにより判断する。
【0024】
図2および図3は本実施の形態の半導体レーザ素子の製造方法を表わす図である。
【0025】
まず、図2(a)のように半導体基板21の主面21a上に、例えば、クラッド層、活性層、キャップ層等複数の結晶層22を成長したウェハー20を作成する。
【0026】
次に、結晶層22の上に電極層23を真空蒸着等により形成する。このとき、ウェハー20の端部には電極層23を蒸着しないようにしておく。ついで、電極層23にレジスト24を塗布する。通常のフォトリシグラフィー法と同様に、図2(b)のように電極パターン101が形成されたフォトマスク100をウェハー20のレジスト24を塗布した面の直上に配置する。
【0027】
図2(c)はフォトマスク100の電極パターンに形成された発光点アライメントマーク101a付近を拡大した図である。導波路(図示せず)の位置はウェハー20の表面に交線Aと一致する直線状の筋25となって見えるので、フォトマスクの発光点アライメントマーク101aと一致するように調整する。電極層23の無いウェハー20の端部では直線状の筋25の観測がより容易である。
【0028】
複数の電極パターン101で確認しながら調整を行うことにより直線状の筋25の向きとフォトマスクの発光点アライメントマーク101aの並ぶ向きを精度良く一致するように調整する。このようにすることにより、導波路(図示せず)の延伸する方向に発光点アライメントマークが電極層23を設けていないウェハー20の両端部でこのような調整を行えばウェハー20のすべての領域でより精度良く合わせることができる。
【0029】
調整が完了すると、フォトマスク100を通して紫外線をレジスト24に照射し、現像することによりレジストマスク(図示せず)が作成される。レジストマスク(図示せず)をマスクとして、例えば、熱燐酸と呼ばれる70℃程度の高温にした燐酸等により電極層23の最上層のAlをエッチングし、電極パターン16を作成する。
【0030】
このウェハー20を100μm程度まで薄く研磨または研削した後、結晶面に沿って劈開することにより図3(d)に示すようなレーザバー30、30、30が作成される。図3(e)はレーザバー30の一部を拡大して示した図である。電極パターン26、26が幅方向に等間隔で配列されている。電極パターン26、26の間隔d1は10μmの幅とした。
【0031】
最後に図3(f)のように電極パターン26・・・26の間にケガキ傷27・・・27を入れ、押圧して分割することにより図3(g)に示すような半導体レーザ素子40が作成される。ケガキ傷27が電極パターン26にかからなければ側面アライメントマーク16cと側面10b、および側面アライメントマーク16dと側面10eとの間隔は0〜10μmとなっていることは明らかである。そのため、側面アライメントマーク16c、16dの欠けの有無によって良不良を判定することができる。
【0032】
フォトマスクの発光点アライメントマーク101aの幅方向の長さを22μmとすると、出来上がった電極16の発光点アライメントマーク16aの幅方向の長さWxは20μm程度となる。通常、発光点10aの幅方向の位置はこの範囲内に入っているので発光点アラインメントマーク16aと発光点10aの幅方向の距離は±10μmの範囲内にある。一方、側面アライメントマークと側面との距離は0〜10μmであるから、発光点アラインメントマークと側面アラインメントマークの間隔を、例えば、30μmとしておくと、発光点と側面との距離は20μm〜50μmとなり、必要とされる精度が得られることが分かる。
【0033】
ケガキ傷の位置精度が不十分で、側面アラインメントマークが欠けた素子を不良とすることにより発光点と側面との距離が仕様を満足しないものを出荷してしまうという問題が無い。
【0034】
前述の手段によって、半導体レーザ素子の側面から発光点迄の距離が高精度で作成可能となる。半導体レーザ素子自体の発光点の位置精度を上げることは、ハイブリッドタイプ半導体レーザ装置のような、2つの半導体レーザ素子の発光点位置を精度よく合わせ込む必要がある場合に重要である。更に、2つの発光点間隔を狭くしようとした場合、半導体レーザ素子の側面と発光点との距離を近づける必要があるが、この場合にも発光点の位置精度を上げることは重要である。
【0035】
方向指示マークとしては本実施例に示したような電極パターンの角部を切り取った三角形状の他に、例えば図4に示すような形状でも良い。
【0036】
電極パターン41の最上層であるAlの層を円形に除去した半導体レーザ素子40の例を図4(a)に示す。方向指示マーク41bの直径が20μmより大きくすれば視認することが可能である。楕円の場合には短径が20μmより大きくすれば視認することが可能である。半導体レーザ素子40でも発光点アライメントマーク41a、側面アライメントマーク41c、41dを設けていることは同じである。
【0037】
電極パターン43の最上層であるAlの層の角部を矩形に除去して作成した半導体レーザ素子40の例を図4(b)に示す。この場合、電極パターン全体を見たとき、半導体レーザ素子42の辺42a、42bと電極パターン43の辺43c、43dにより囲まれた四角形として認識されるので、各辺の長さを20μmより大きくすれば方向指示マークとして視認される。半導体レーザ素子42でも発光点アライメントマーク43a、側面アライメントマーク43b、43eを設けていることは同じである。
【0038】
図5は、別の側面アライメントマークを形成したレーザバーの一部を拡大した図である。本側面アライメントマークは側面との距離をより高い精度で製造するために、隣接する電極パターン44、44の側面アラインメントマーク44bと44dの距離が異なる部分を有している。例えば、隣接する側面アライメントマーク44bと44dの距離の遠い部分d2を10μm、近い部分d3を5μm、発光点アライメントマークと側面アライメントマークとの最も遠い部分までの幅方向の距離を30μmとすると、側面アライメントマーク44bまたは44dにケガキ傷が入っていない場合、発光点と側面との距離は20μm〜45μmとより高精度になる。
[第2の実施の形態]
図6は本発明の第2の実施の形態の半導体レーザ素子60を端面側から見た斜視図である。
【0039】
本実施の形態の半導体レーザ素子60は半導体基板の主面が(100)面より[011]方向にθ=15°傾いたオフ基板を用いている。発光点65aと側面60bとの距離をできるだけ小さくするために発光点アラインメントマーク66aは電極パターン66の角部と共通としている。
【0040】
導体基板21の主面が(100)面から例えば[011]方向にθ°傾いている、いわゆるオフ基板を用いた場合には、発光点65aを含み端面60dに垂直な面Eと電極面60cとの交線Gと電極面上に現れる直線上の筋Fとは一致しない。なぜなら、直線状の筋Fは発光点65aを含み、半導体基板の(100)面に対し垂直な面と電極面60cとの交線となるからである。
【0041】
図6はθ=15°のオフ基板を用い、発光点65aから電極面60cまでの距離をh=100μmとすると、直線状の筋Fは交線Gから幅方向に略h×tanθ=27μmずれることになる。
【0042】
このため、オフ基板を用いている場合には、赤外顕微鏡を使用して導波路を観測する。赤外線はGaAsを基板とするウェハー20を透過するので内部にある導波路を直接観測することができる。従って、導波路を直接観測しながらフォトマスクの発光点アライメントマークと一致させるよう調整することができる。
【0043】
発光点アライメントマーク66aと発光点65aの幅方向の距離の精度は±10μmであり、側面アラインメントマーク66bと側面60bとの距離Wyは0〜10μmである。発光点65aと電極面60cとの距離hは略100μmであるので、側面60bと発光点65aとの幅方向での距離Wzは17μm〜47μmとなり、本実施の形態の半導体レーザ素子でも必要な精度を満足していることが分かる。
【0044】
第2の実施の形態の半導体レーザ装置においても方向指示マークを設けても良いことは言うまでもない。また、側面アライメントマークとして側面との距離が異なる部分を有するものを用いても良く、本発明の趣旨を逸脱すること無く種々の変形を行うことができることは言うまでもない。
【0045】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の半導体レーザ素子およびその製造方法を用いることにより発光点と側面との距離を高精度にすることができるので、複数の半導体レーザ素子を発光点を近接させて一つの半導体レーザ装置に搭載し、それらの発光点間距離を高い精度で搭載することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の半導体レーザ素子の電極面方向から見た斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の半導体レーザ素子の製造方法を説明する図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態の半導体レーザ素子の図2に続く製造方法を説明する図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態の半導体レーザ素子で別の方向指示マーク有する場合をあらわす図であり、(a)は円形の場合を表わす図、(b)は矩形の場合を表わす図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態の半導体レーザ素子で別の側面アライメントマークを有するレーザバーを表わす図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態の半導体レーザ素子の端面方向から見た斜視図である。
【図7】半導体レーザ装置の構造を示す部分破断断面図である。
【図8】ハイブリッドタイプの半導体レーザ装置の主要部を表わす図である。
【符号の説明】
10、40、42、60 ・・・ 半導体レーザ装置
16、26、44、66 ・・・ 電極パターン
16a、66a ・・・ 発光点アライメントマーク
16b ・・・ 方向指示マーク
16d、16e ・・・ 側面アライメントマーク
20 ・・・ ウェハー
21 ・・・ 基板
22 ・・・ 結晶層
23 ・・・ 電極層
24 ・・・ レジスト
27 ・・・ ケガキ傷
30 ・・・ レーザバー
71 ・・・ ステム
72、82 ・・・ 放熱台
73、80、81・・・半導体レーザ素子
74 ・・・モニター用受光素子
75 ・・・ キャップ
76 ・・・ ガラス
77 ・・・ 金属ワイヤ
78 ・・・ リードピン
80a、81a・・・発光点
100 ・・・フォトマスク
101 ・・・電極パターン
101a・・・電極パターンの発光点アライメントマーク

Claims (2)

  1. 半導体基板の主面上に結晶層を設け、該結晶層内に導波路を有する半導体レーザ素子において、前記半導体レーザ素子の発光点を含み、端面と直交する面と該結晶層上の電極面の交線上に発光点アライメントマークが設けられ、該発光点アライメントマークの前記半導体レーザ素子の幅方向における長さが20μm以下であり、かつ該発光点アライメントマークは、単一の頂点を有する形状である半導体レーザ素子において、
    前記半導体レーザ素子は、両側面に側面アライメントマークを有し、両側面の側面アライメントマークは、対向する位置に、前記半導体レーザ素子の側面からの距離が異なる部分を有することを特徴とする半導体レーザ素子。
  2. 1枚のウェハーに、フォトマスクを用いて複数の発光点アライメントマークおよび側面アライメントマークを有する複数の電極パターンを形成した後、個々の半導体レーザ素子に分割する半導体レーザ素子の製造方法において、前記フォトマスクの発光点アライメントマークと前記発光点との幅方向における距離を所定の値範囲とする工程と、前記分割された個々の半導体レーザ素子の良否を前記側面アラインメントマークの欠けの有無により判定する工程とを有し、隣接する電極パターンの互いに近接する側面アライメントマークは、対向する位置に、両者の間隔を狭くさせる部分を有することを特徴とする半導体レーザ素子の製造方法。
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