JP3721571B2 - 排紙装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、昇降可能に設けられたスタッカテーブル上に用紙を1枚ずつ積み重ねて収容する排紙装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
昇降移動可能に支持されたスタッカテーブルを設け、該スタッカテーブル上に排出された用紙の積載量の増加に伴いスタッカテーブルを下降させながら、スタッカテーブル上に用紙を積み重ねて収容するようにした排紙装置が従来より知られている。この種の排紙装置は、レーザプリンタなどの電子写真装置に接続して用いられる場合がある。最近の電子写真装置においては、用紙の表裏両面にトナー像を記録形成する両面印刷モードや、トナー像を有する面を上に向けて排紙(フェイス・アップ排紙モード)させたり、逆にトナー像を有する面を下に向けて排紙(フェイス・ダウン排紙モード)させる排紙モード等を、オペレータが自由に選択することができるように構成されている。また、電子写真装置において使用可能な用紙についても、種々の用紙サイズ、用紙厚さ(用紙連量)および紙質に対応できるように配慮がなされてきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
周知の電子写真プロセスを用いて用紙上に形成されたトナー像を、用紙に定着させる方式として、電子写真装置においては一般に熱定着ローラ方式が採用されている。この種の熱定着ローラ方式を経て排出された用紙は、加熱作用による熱収縮等が起因し、用紙先端および後端が、トナー像を有する面側に反り、湾曲しやすくなる傾向がある。従って、例えば用紙の片面にトナー像を熱定着させた後、該用紙をフェイス・アップ排紙モードにて排出させた場合には、上向きに湾曲(用紙を横から見た場合にU字状に見える状態)しやすく、フェイス・ダウン排紙モードで排出させた場合には、下向きに湾曲しやすくなる。
【0004】
従来の排紙装置においては、電子写真装置の排紙モードに起因する用紙の湾曲方向を考慮し、上位装置からの排紙モードに基づき、排出されてくる用紙の湾曲方向を判断し、湾曲方向によって用紙通路の間隔(高さ)を制御し、用紙を積載していたが、湾曲方向が異なる用紙を同一スタッカテーブル上に積載する際、積載用紙の湾曲方向が考慮されておらず、排出されてくる用紙の湾曲方向のみを考慮し、用紙通路の間隔(高さ)の制御が行われていたので、上向きに湾曲した用紙を、スタッカテーブル上に積み重ねられた積載用紙の最上面とガイド部材の間隔を広い間隔で積載した後、同一スタッカテーブル上に下向きに湾曲した用紙を積載する場合に、下向きに湾曲した用紙が排出される前に前記間隔を狭い間隔に制御していたために、上向きに湾曲した積載用紙の後端に排出されてくる下向きに湾曲した用紙の先端が干渉してしまい、用紙積載不良を招いていた。
【0005】
本発明の目的は、上位装置からの排紙モードに基づき、積載用紙の湾曲方向および排出されてくる用紙の湾曲方向を判断し、用紙通路の間隔(高さ)の制御を行う契機を最適化し、用紙を良好に積載されることが可能な排紙装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
昇降移動可能に支持されたスタッカテーブルを有し、該スタッカテーブル上に排出された用紙積載量の増加に伴い前記スタッカテーブルを下降させながら、前記スタッカテーブル上に用紙を積み重ねて収容する排紙装置において、前記スタッカテーブルの上方に設けられ、前記スタッカテーブル上に排出された用紙を所定位置へ搬送する搬送手段と、該搬送手段の近傍に設けられ、前記スタッカテーブル上に排出された用紙先端を前記搬送手段へ導くガイド手段と、前記スタッカテーブル上面または前記スタッカテーブル上に積み重ねられた積載用紙の最上面と前記ガイド手段との間隔を狭い間隔に規制するよう前記スタッカテーブルのテーブル位置を制御する第1の間隔規制手段と、前記スタッカテーブル上面または前記スタッカテーブル上に積み重ねられた積載用紙の最上面と前記ガイド手段との間隔を広い間隔に規制するよう前記スタッカテーブルのテーブル位置を制御する第2の間隔規制手段と、前記スタッカテーブル上面または前記スタッカテーブル上に積み重ねられた積載用紙の最上面と前記ガイド手段との間隔を狭い間隔または広い間隔に切り替える契機を制御する制御手段とを有し、前記制御手段は、前記間隔を広い間隔に規制すべき排紙モードの場合であって、且つ前記スタッカテーブル上に用紙が排出されている状態から、前記間隔を狭い間隔に規制すべき排紙モードへ切り替わる場合には、前記スタッカテーブル上に所定枚数の用紙が積載された後、前記間隔を狭い間隔に規制すべき排紙モードへ切り替わるとともに、前記間隔を狭い間隔に規制すべき排紙モードの場合であって、且つ前記スタッカテーブル上に用紙が排出されている状態から、前記間隔を広い間隔に規制すべき排紙モードへ切り替わる場合には、該当用紙が前記スタッカテーブル上に到着する前に、前記間隔を広い間隔に規制すべき排紙モードへ切り替わることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の実施例を図面を用いて説明する。図1は本発明の排紙装置の全体構成を示す概略正面図、図2は本発明の排紙装置におけるスタッカテーブルの昇降機構を説明するための概略側面図、図3は排紙装置におけるテーブル動作タイミングチャート、図4は本発明の排紙装置におけるタイミングチャートである。
【0008】
図1および図2に基づき本発明の排紙装置の構成を説明する。
【0009】
図において、参照符号2はテーブル支持部材である。図2に示す様に、テーブル支持部材2の一端部にはベルト部材3の一端が固定されている。ベルト部材3は、所定の位置に固定されたバー部材4aで折り返され、ベルト部材3の他端はシャフト4bに固定されている。ここで、シャフト4bはモータ5により回転駆動可能に設けられている。また、テーブル支持部材2上には、テーブル支持部材2に対し着脱自在にスタッカテーブル1が設けられており、スタッカテーブル1に所定量の用紙が積載された際には、テーブル支持部材2からスタッカテーブル1ごと取り出して運搬できる様に構成されている。
【0010】
上記構成により、テーブル支持部材2は、ベルト部材3を巻き取る方向にシャフト4bを回転させると上昇し、ベルト部材3を巻き戻す方向にシャフト4bを回転させると下降する。
【0011】
参照符号11はストッパである。ストッパ11は、スタッカテーブル1の側縁近傍に位置する様にフレーム(図示せず)等に固定されている。スタッカテーブル1の上方には、スタッカテーブル1に排出された用紙12をストッパ11へ向けて搬送する用紙搬送パドル9が設けられている。また、用紙搬送パドル9付近には、スタッカテーブル1に排出された用紙12の先端を用紙搬送パドル9へ導くガイド部材10が設けられている。ここで、用紙搬送パドル9はモータ13により回転駆動可能に設けられている。
【0012】
また、スタッカテーブル1の上方には、例えばアクチュエータ式のフォトインタラプタにより構成される第1の検出器7と、第1の検出器7よりも間隔Lだけ低い位置に設けられた第2の検出器8とが設けられている。
【0013】
なお、図1において、参照符号15は用紙搬送ローラであり、用紙搬送ローラ15はモータ14により回転駆動可能に設けられている。
【0014】
さらに、上述のテーブル支持部材昇降用モータ5、用紙搬送パドル用モータ13、用紙搬送ローラ用モータ14、第1の検出器7および第2の検出器8は、制御装置6に接続されている。
【0015】
次に排紙装置のテーブル動作を図3を参照しながら説明する。なお、以下の説明においては、スタッカテーブル1上面またはスタッカテーブル1上に積み重ねられた積載用紙12の最上面と、ガイド部材10との間隔を狭い間隔に規制すべき排紙モードの場合(以下、「第1排紙モード」と称する。)と、前記間隔を広い間隔に規制すべき排紙モードの場合(以下、「第2排紙モード」と称する。)とに分けて説明する。
【0016】
(第1排紙モード)
上位装置がレーザプリンタ等の電子写真装置である場合、狭い間隔に規制すべき排紙モードとしては、例えば、片面印刷した用紙の印刷面が下を向くようにフェース・ダウンで排出させるモードの場合や、両面印刷した後の用紙を表裏反転させずに、そのまま排出させるモードの場合等が該当する。即ち、これらのモードにおいては、用紙が下向きに湾曲した状態で排出される傾向が高いので、用紙積載面であるスタッカテーブル1上面またはスタッカテーブル1上に積み重ねられた積載用紙12の最上面に対する着地角度が大きいと排出される用紙先端が着地時に積載用紙12の最上面で干渉し積載不良が発生し易くなる。また、積載用紙12の最上面の検出位置に対して用紙先端は低い位置にあるため、ストッパ11をすり抜けることにより積載用紙12の整列が悪くなる。これらを防止するため、積載用紙12の最上面をできる限り高くして、排紙動作の安定化を図っている。
【0017】
第1排紙モードにおいては、制御装置6からの指示によりモータ5を駆動し、テーブル支持部材2を上昇させる。この上昇動作に伴い、スタッカテーブル1上面あるいはスタッカテーブル1上に排出された用紙の最上面は、始めに第2の検出器8を作動させ、第2の検出器8の出力が論理「H(high)」となる。さらに、テーブル支持部材2が上昇することによって、スタッカテーブル1上面あるいはスタッカテーブル1上に排出された用紙の最上面は、第1の検出器7を作動させ、第1の検出器7の出力も論理「H」となる。
【0018】
第1の検出器7および第2の検出器8の出力が論理「H」となった段階でテーブル支持部材2の上昇動作は停止し、その後、制御装置6からの指示によりモータ5を時間T1だけ駆動し、テーブル支持部材2を下降させてテーブル位置制御を行う。
【0019】
なお、図3(a)に破線で示す様に時間T1が経過後も第1の検出器7がスタッカテーブル1上面あるいはスタッカテーブル1上に排出された用紙の最上面を検出している場合は、制御装置6からの指示によりモータ5をさらに時間T2だけ駆動し、第1の検出器7がスタッカテーブル1上面あるいはスタッカテーブル1上に排出された用紙の最上面を検知しなくなる位置まで下降させる。
【0020】
前記テーブル位置制御を完了した位置より用紙の積載を開始する。制御装置6からの指示により、積載する用紙12を搬送する際に、モータ14が駆動し、用紙搬送ローラ15により用紙12を搬送し、用紙がスタッカテーブル1上面とガイド部材10との間、あるいはスタッカテーブル1上に積み重ねられた積載用紙12の最上面とガイド部材10との間に搬送される。また、搬送された用紙12は、用紙搬送パドル9が当接することによりストッパ11に突き当たるまで搬送される。
【0021】
(第2排紙モード)
上位装置がレーザプリンタ等の電子写真装置である場合、広い間隔に規制すべき排紙モードとしては、例えば、片面印刷した用紙の印刷面が上を向くようにフェース・アップで排出させるモードの場合や、両面印刷した後の用紙を表裏反転させて排出させるモードの場合等が該当する。即ち、これらのモードにおいては、用紙が上向きに湾曲した状態で排出される傾向が高いので、積載用紙12の最上面の検出位置に対して用紙の後端は高い位置にあるため、積載用紙12の後端が排出される用紙の進入経路をふさぎ、積載不良が発生し易くなる。これを防止するために、積載用紙12の最上面をできる限り低くして、排紙動作の安定化を図っている。
【0022】
第2排紙モードにおいては、制御装置6からの指示によりモータ5を駆動し、テーブル支持部材2を上昇させる。この上昇動作に伴い、スタッカテーブル1上面あるいはスタッカテーブル1上に排出された用紙の最上面は、第2の検出器8を作動させ、第2の検出器8の出力が論理「H(high)」となる。
【0023】
上述の第1排紙モードにおいては、この後、さらにテーブル支持部材2を第1の検出器7を作動させる位置まで上昇させたが、第2排紙モードでは、第2の検出器8を作動させた時点で上昇動作を停止させ、第1の検出器7を作動させる位置までは上昇させない。即ち、第2の検出器8の出力が論理「H」、第1の検出器7の出力が論理「L(low)」の状態で、テーブル支持部材2の上昇動作は停止される。
【0024】
その後、制御装置6からの指示によりモータ5を時間T1だけ駆動し、テーブル支持部材2を下降させてテーブル位置制御を行う。なお、図3(b)に破線で示す様に時間T1が経過後も第2の検出器8がスタッカテーブル1上面あるいはスタッカテーブル1上に排出された用紙の最上面を検出している場合は、制御装置6からの指示によりモータ5をさらに時間T2だけ駆動し、第2の検出器8がスタッカテーブル1上面あるいはスタッカテーブル1上に排出された用紙の最上面を検知しなくなる位置まで下降させる。
【0025】
前記テーブル位置制御を完了した位置より用紙の積載を開始する。制御装置6からの指示により、積載する用紙12を搬送する際に、モータ14が駆動し、用紙搬送ローラ15により用紙12を搬送し、用紙がスタッカテーブル1上面とガイド部材10との間、あるいはスタッカテーブル1上に積み重ねられた積載用紙12の最上面とガイド部材10との間に搬送される。また、搬送された用紙12は、用紙搬送パドル9が当接することによりストッパ11に突き当たるまで搬送される。
【0026】
次に本発明の排紙装置の動作を図4を参照しながら説明する。上記の第2排出モードの場合であって、且つスタッカテーブル1上に用紙が積載されている場合から、同一スタッカテーブル1上に第1排紙モードで排紙する必要があり、第1排紙モードへ切り替わる場合には、図4(a)に示す様に第1排紙モード該当用紙を第2排紙モードにて所定枚数をスタッカテーブル1上に積載後、制御装置6からの指示によりモータ5を駆動し、テーブル支持部材2を上昇させる。この上昇動作に伴い、スタッカテーブル1上に排出された用紙の最上面は、始めに第2の検出器8を作動させ、第2の検出器8の出力が論理「H(high)」となる。さらに、テーブル支持部材2が上昇することによって、スタッカテーブル1上に排出された用紙の最上面は、第1の検出器7を作動させ、第1の検出器7の出力も論理「H」となる。
【0027】
第1の検出器7および第2の検出器8の出力が論理「H」となった段階でテーブル支持部材2の上昇動作は停止し、その後、制御装置6からの指示によりモータ5を時間T1だけ駆動し、テーブル支持部材2を下降させてテーブル位置制御を行う。
【0028】
なお、図4(a)に破線で示す様に時間T1が経過後も第1の検出器7がスタッカテーブル1上に排出された用紙の最上面を検出している場合は、制御装置6からの指示によりモータ5をさらに時間T2だけ駆動し、第1の検出器7がスタッカテーブル1上に排出された用紙の最上面を検知しなくなる位置まで下降させる。前記テーブル位置制御を完了した位置より第1積載モードにて用紙の積載を開始する。
【0029】
上記のように積載用紙12が上向きに湾曲した状態で積載されている傾向が高い場合に、次の搬送用紙が下向きに湾曲した状態で排出される傾向が高い場合、積載用紙12の最上面の検出位置に対して、積載用紙12の後端は高い位置にあるため、次の下向きに湾曲した搬送用紙の先端と干渉してしまうので、第2排紙モードにてスタッカテーブル1上に積み重ねられた積載用紙12の最上面と、ガイド部材10との間隔を広く規定し、積載用紙12の最上面をできる限り低くして、積載用紙12の後端と搬送された用紙の先端が干渉することなく、スタッカテーブル1上に搬送された用紙を所定枚数積載した後、第1排出モードにて積載を行うことによって、積載用紙12の上向きに湾曲した状態が緩和され、搬送された用紙をストッパ11まで円滑に搬送することが可能なる。また、積載する用紙枚数を調節自在にすることにより、積載用紙12の上向きに湾曲した状態の緩和を調節することが可能となり、良好に用紙の積載を行うことができる。
【0030】
また、上記の第1排出モードの場合であって、且つスタッカテーブル1上に用紙が積載されている場合から、同一スタッカテーブル1上に第2排紙モードで排紙する必要があり、第2排紙モードへ切り替わる場合には、図4(b)に示す様に第2排紙モード該当用紙がスタッカテーブル1に到着する前に、制御装置6からの指示によりモータ5を駆動し、テーブル支持部材2を上昇させる。この上昇動作に伴い、スタッカテーブル1上に排出された用紙の最上面は、第2の検出器8を作動させ、第2の検出器8の出力が論理「H(high)」となる。
【0031】
第2の検出器8を作動させた時点で上昇動作を停止させ、第1の検出器7を作動させる位置までは上昇させない。即ち、第2の検出器8の出力が論理「H」、第1の検出器7の出力が論理「L(low)」の状態で、テーブル支持部材2の上昇動作は停止される。
【0032】
その後、制御装置6からの指示によりモータ5を時間T1だけ駆動し、テーブル支持部材2を下降させてテーブル位置制御を行う。なお、図4(b)に破線で示す様に時間T1が経過後も第2の検出器8がスタッカテーブル1上に排出された用紙の最上面を検出している場合は、制御装置6からの指示によりモータ5をさらに時間T2だけ駆動し、第2の検出器8がスタッカテーブル1上に排出された用紙の最上面を検知しなくなる位置まで下降させる。前記テーブル位置制御を完了した位置より第2積載モードにて用紙の積載を開始する。
【0033】
上記のように積載用紙12が下向きに湾曲した状態で積載されている傾向が高い場合に、次の搬送用紙が上向きに湾曲した状態で排出される傾向が高い場合、第2排紙モード該当用紙がガイド部材10を乗り越えてしまうことなく、用紙搬送パドル9に正確に送り込むように、第2排紙モード該当用紙がスタッカテーブル1に到着する前に、第2排出モードに切り替わり、第2排紙モードにてスタッカテーブル1上に積み重ねられた積載用紙12の最上面と、ガイド部材10との間隔を広く規定することにより、積載用紙12の最上面をできる限り低くして、積載用紙12の後端が排出される用紙の進入経路をふさぐのを防止することで、排紙動作の安定化を図ることにより良好に用紙の積載を行うことができる。
【0034】
なお、本発明において、第1排紙モード/第2排紙モードの切り替えを行うための信号は、オペレータが片面印刷モードを選択したか、両面印刷モードを選択したかによって出力される信号、または、オペレータが印刷後の用紙を反転させて排出するモードを選択したか、反転させずに排出するモードを選択したかによって出力される信号、または、オペレータが選択した用紙サイズに基づく信号等に基づき行われ、これらの信号が制御装置6に入力されることにより、第1排紙モード/第2排紙モードの切り替え契機が最適化される。
【0035】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、上位装置からの排紙モードに基づき、積載用紙の湾曲方向、および排出されてくる用紙の湾曲方向を判断し、湾曲方向によって用紙通路の間隔を制御する契機を最適化し、用紙を良好に積載させることが可能な排紙装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の排紙装置の全体構成を示す概略正面図。
【図2】本発明の排紙装置におけるスタッカテーブルの昇降機構を説明するための概略側面図。
【図3】排紙装置におけるテーブル動作タイミングチャート。
【図4】本発明の排紙装置におけるタイミングチャート。
【符号の説明】
1…スタッカテーブル、2…テーブル支持部材、3…ベルト部材、4b…シャフト、5,13,14…モータ、6…制御装置、7…第1の検出器、8…第2の検出器、9…用紙搬送パドル、10…ガイド部材、11…ストッパ、12…用紙、15…用紙搬送ローラ。
Claims (2)
- 昇降移動可能に支持されたスタッカテーブルを有し、該スタッカテーブル上に排出された用紙積載量の増加に伴い前記スタッカテーブルを下降させながら、前記スタッカテーブル上に用紙を積み重ねて収容する排紙装置において、
前記スタッカテーブルの上方に設けられ、前記スタッカテーブル上に排出された用紙を所定位置へ搬送する搬送手段と、
該搬送手段の近傍に設けられ、前記スタッカテーブル上に排出された用紙先端を前記搬送手段へ導くガイド手段と、
前記スタッカテーブル上面または前記スタッカテーブル上に積み重ねられた積載用紙の最上面と前記ガイド手段との間隔を狭い間隔に規制するよう前記スタッカテーブルのテーブル位置を制御する第1の間隔規制手段と、
前記スタッカテーブル上面または前記スタッカテーブル上に積み重ねられた積載用紙の最上面と前記ガイド手段との間隔を広い間隔に規制するよう前記スタッカテーブルのテーブル位置を制御する第2の間隔規制手段と、
前記スタッカテーブル上面または前記スタッカテーブル上に積み重ねられた積載用紙の最上面と前記ガイド手段との間隔を狭い間隔または広い間隔に切り替える契機を制御する制御手段とを有し、
前記制御手段は、前記間隔を広い間隔に規制すべき排紙モードの場合であって、且つ前記スタッカテーブル上に用紙が排出されている状態から、前記間隔を狭い間隔に規制すべき排紙モードへ切り替わる場合には、前記スタッカテーブル上に所定枚数の用紙が積載された後、前記間隔を狭い間隔に規制すべき排紙モードへ切り替わるとともに、
前記間隔を狭い間隔に規制すべき排紙モードの場合であって、且つ前記スタッカテーブル上に用紙が排出されている状態から、前記間隔を広い間隔に規制すべき排紙モードへ切り替わる場合には、該当用紙が前記スタッカテーブル上に到着する前に、前記間隔を広い間隔に規制すべき排紙モードへ切り替わることを特徴とする排紙装置。 - 請求項1記載の排紙装置を備えたことを特徴とする電子写真装置。
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