JP3719093B2 - Method for drilling non-through holes in metal foil-clad laminates - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、炭酸ガスレーザの照射で金属箔張積層板に非貫通孔を穿孔する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
多層プリント基板において、下層の回路8を形成する導体と、上層の回路8を形成する導体との間には絶縁層2が設けられている。そしてこの絶縁層2は以下のようにして形成されているものである。すなわち、まずガラスクロス等のガラスで形成される基材4に、エポキシ樹脂等の樹脂をワニスとして含浸させ、半硬化させることによって樹脂含浸基材1を作製する。次にこの樹脂含浸基材1の一方の面に金属箔3を重ねると共に、他方の面を予め回路8が形成された下層の導体に対向して重ね、加熱加圧等を行うことによって積層成形する。この後、樹脂含浸基材1に重ねた金属箔3に回路8を形成することによって上層の回路8を形成する導体が形成されるものである。このように絶縁層2は樹脂含浸基材1からなるものであり、樹脂で形成される層内にこれと平行して基材4が存在しているものである。
【0003】
そして、この上下の導体の導通をとるために、下層の導体を被覆する絶縁層2の一部を除去し、底面にこの導体が露出される非貫通孔7を穿孔し、この非貫通孔7の内壁面に無電解めっき及び電解めっきを施し、めっき層を設けてビアホール11が形成されるものである。
【0004】
上記のような非貫通孔7を穿孔するにあたって、炭酸ガスレーザLを利用する方法が広く行われている。すなわち、予め絶縁層2を被覆する上層の導体にエッチングレジストの塗布、露光、現像、エッチング等を順に施して開口部を形成しておき、次いで絶縁層2の表面が露出したこの開口部に向けて炭酸ガスレーザLを照射すると、下層の回路8を形成する導体が底面に露出する非貫通孔7を穿孔することができるものである。また、光学系で炭酸ガスレーザLのビーム径を絞ることで所望の径を有する非貫通孔7を穿孔することができるものである。そして、穿孔後は上記と同様にめっき処理を施してビアホール11を形成し、上下の導体の導通をとるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図5(a)に示す従来例のようにガラスクロス等の基材4が絶縁層2の一部として存在していると、炭酸ガスレーザLを利用して非貫通孔7を穿孔した場合、図5(b)に示すように完全に除去されなかった基材4が非貫通孔7の内壁面から突出した突出部9として残存することが多く見られる。これは穿孔時に絶縁層2内の樹脂に比べて、基材4の方が炭酸ガスレーザLの熱エネルギーをより多く必要とするが、実際には樹脂及び基材4が受ける熱エネルギーにはあまり差が無く、これにより基材4が加工され難くなるためであると考えられる。
【0006】
そして、このように突出部9を残したまま無電解めっきや電解めっきを施してしまうと、この突出部9に形成されるめっき層がその他の箇所に形成されるものよりも早く成長し、非貫通孔7の開口部を閉塞するなどして内壁面にめっき層を均一に設けることが困難となって、めっき付き回り性が悪化するものであった。
【0007】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、炭酸ガスレーザLの照射によってめっき付き回り性の良好な非貫通孔7を金属箔張積層板に穿孔する方法を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る金属箔張積層板への非貫通孔の穿孔方法は、樹脂含浸基材1によって絶縁層2が形成されると共に、絶縁層2の表面に金属箔3を重ね合わせて積層成形される金属箔張積層板であって、基材4の厚み方向の中心5が絶縁層2の厚み方向の中心6より金属箔3側に偏在されていると共に、基材4の厚み方向の中心と基材4が偏在する側の絶縁層2の表面との距離が絶縁層2全体の厚みの1/7〜3/7であるものに非貫通孔7を穿孔するにあたって、上記金属箔張積層板の基材4を偏在させた側と反対側の絶縁層2の表面に炭酸ガスレーザLを照射して絶縁層2に非貫通孔7を形成することを特徴とするものである。
【0009】
また本発明の請求項2に係る金属箔張積層板への非貫通孔の穿孔方法は、樹脂含浸基材1によって絶縁層2が形成されると共に、絶縁層2の片側表面に金属箔3を重ね合わせて積層成形される金属箔張積層板であって、基材4の厚み方向の中心5が絶縁層2の厚み方向の中心6より金属箔3側に偏在されていると共に、基材4の厚み方向の中心と基材4が偏在する側の絶縁層2の表面との距離が絶縁層2全体の厚みの1/7〜3/7であるものに非貫通孔7を穿孔するにあたって、上記金属箔張積層板の基材4を偏在させた側と反対側の絶縁層2の表面に炭酸ガスレーザLを照射して絶縁層2に非貫通孔7を形成することを特徴とするものである。
【0010】
また請求項3の発明は、請求項1において、絶縁層2の厚みが20〜200μmであることを特徴とするものである。
【0011】
また請求項4の発明は、請求項2において、絶縁層2の厚みが20〜200μmであることを特徴とするものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
【0014】
本発明において基材4としては、特に限定されるものではなく、例えば、ガラスクロス、ガラスマット、ガラスペーパーなどのガラス基材を用いることができる。
【0015】
また樹脂としては、特に限定されるものではなく、例えば、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリイミド樹脂などを用いることができる。このような樹脂に硬化剤、硬化促進剤、添加剤などを混合し、必要に応じて水や有機溶剤で希釈することによってワニスを調製することができる。
【0016】
樹脂含浸基材1を作製するにあたって、従来法と同様にまず上記の基材4にワニスを含浸させる。樹脂含有率は樹脂含浸基材1の全量に対して30〜80質量%となるように含浸させることが好ましい。次にワニスが含浸された基材4を乾燥させるものであるが、このとき図2に示すように基材4を境界として、基材4の一方の面に形成される樹脂層10の厚みが他方の面に形成される樹脂層10の厚みよりも厚くなるようにして乾燥させ、半硬化状態とするものであり、基材4はその厚み方向の中心5が樹脂含浸基材1の厚み方向の中心6より一方の表面側に偏在しているものである。
【0017】
ここで、ワニスが含浸された基材4を上記のように乾燥させるにあたって、乾燥機としては、横型乾燥機を用いるのが好ましい。この横型乾燥機を用いると、未硬化の樹脂含浸基材1を横型乾燥機内を略水平方向に送って乾燥する際、未硬化のワニスが重力により全体として下方へ移動するので、このような状態で乾燥させて半硬化状態とすると、基材4を境界として、基材4の下面に形成される樹脂層10の厚みが上面に形成される樹脂層10の厚みよりも厚い樹脂含浸基材1が作製されるものである。なお、温度や時間などのワニスの硬化条件は適宜選定することができる。
【0018】
一方、乾燥機として縦型乾燥機を用いると、この縦型乾燥機は未硬化の樹脂含浸基材1を略鉛直方向に移動させつつ乾燥させるものであるから、上記のように基材4の一方の面に設けられる樹脂層10と、他方の面に設けられる樹脂層10との厚みを変化させることは困難であり、基材4の両面に設けられる樹脂層10の厚みは略等しくなるものである。
【0019】
図1(b)は、本発明の実施の形態の一例であり、上記のようにして作製した樹脂含浸基材1の1枚の片側に金属箔3を重ねて積層成形することによって、プリント配線板に加工するための金属箔張積層板を製造することができる。つまり、これは片面金属箔張積層板であるが、図1(a)に示すように上記の樹脂含浸基材1の1枚の両側に金属箔3を重ねて積層成形することによって、両面金属箔張積層板を製造することもできる。なお、以下で特に区別しない限り、金属箔張積層板とは上記の2種のものを意味するものとする。ここで金属箔3としては、銅箔、アルミニウム箔、ステンレス箔などを用いることができる。このように本発明に係る金属箔張積層板は、1枚の樹脂含浸基材1によって絶縁層2が形成されているため、複数枚の樹脂含浸基材1からなる絶縁層2を有する金属箔張積層板に比べて、樹脂含浸基材1の積層枚数の差だけ厚みを薄くすることができるものである。
【0020】
そして、図1(b)に示すように、上記のようにして製造される片面金属箔張積層板において、基材4の厚み方向の中心5は絶縁層2の厚み方向の中心6よりも金属箔3側に偏在しているものである。また図1(a)に示すように、上記のようにして製造される両面金属箔張積層板においては、基材4の厚み方向の中心5が絶縁層2の厚み方向の中心6よりも一方の金属箔3側に偏在されているものである。ここで、基材4の厚み方向の中心5と、基材4が偏在する側の絶縁層2の表面との距離は、絶縁層2全体の厚みの1/7〜3/7である。また、このときの絶縁層2の厚みは20〜200μmであることが好ましい。絶縁層2の厚みが20μm未満であると、厚み方向の絶縁信頼性が確保し難くなるおそれがある。逆に200μmを超えると、小型軽量化を目的とするビルドアップ工法の概念から外れる傾向になるおそれがある。なお、上記で絶縁層2の厚みとは、基材4の厚みとその両面に形成される樹脂層10の厚みとを合わせたものであり、絶縁層2全体の厚みともいい、下記においても同様である。
【0021】
そして、本発明に係る金属箔張積層板に非貫通孔7を穿孔するにあたっては、基材4を偏在させた側と反対側の絶縁層2の表面に炭酸ガスレーザLを照射して絶縁層2に非貫通孔7を形成するものである。すなわち、片面金属箔張積層板に非貫通孔7を穿孔する場合は、図1(c)に示すように金属箔3で被覆されていない絶縁層2の表面に向けて炭酸ガスレーザLを照射するものであり、他方、図1(a)に示すように両面金属箔張積層板に非貫通孔7を穿孔する場合は、基材4を偏在させた側と反対側の絶縁層2の表面を被覆している金属箔3を、予めエッチング等によって除去することによって図1(b)と同様な状態とし、これによって露出された絶縁層2の表面に向けて炭酸ガスレーザLを照射するものである。
【0022】
ここで、炭酸ガスレーザLの照射を開始してから非貫通孔7の底面が形成されるまでの間は、主として炭酸ガスレーザLの入射光が絶縁層2の除去を行うものであるが、絶縁層2を形成する樹脂と基材4とは異なる素材であるため、入射光だけではこれらを等しく除去することはできず、加工性の悪い基材4が非貫通孔7の内壁面に突出部9として残るものである。しかしながら、炭酸ガスレーザLの照射を続けると非貫通孔7の底面となる金属箔3が露出され、この金属箔3で炭酸ガスレーザLが反射されるようになる。このとき本発明に係る金属箔張積層板にあっては、従来のものと比較して基材4が金属箔3側に偏在されているため、上記の基材4の突出部9と非貫通孔7の底面の金属箔3との距離が短くなり、炭酸ガスレーザLの反射光が基材4の突出部9に照射され易くなるものである。つまり、炭酸ガスレーザLの入射光に加えて反射光も基材4の突出部9の除去に大きく寄与することができ、図1(c)に示すように基材4の突出部9を非貫通孔7の内壁面から完全に除去することができるようになるものである。従って、穿孔された非貫通孔7の内壁面の全面は滑らかな状態となり、めっき付き回り性が大幅に高められると共に、この非貫通孔7の内壁面に無電解めっき及び電解めっきが施されて形成されるビアホール11は、優れた導通信頼性を有するものとなるものである。
【0023】
なお、基材4の厚み方向の中心5が絶縁層2の厚み方向の中心6と一致したり、図5(a)に示すように、基材4の厚み方向の中心5が絶縁層2の厚み方向の中心6より金属箔3側と反対側に偏在したりするような金属箔張積層板にあっては、炭酸ガスレーザLの照射によって非貫通孔7を穿孔しようとしても、図5(b)に示すような状態となって、めっき付き回り性の良い非貫通孔7を得ることは不可能であり、このため導通信頼性の高いビアホール11を得ることもできないものである。
【0024】
図3は、本発明に係る金属箔張積層板を用いて多層プリント配線板を製造する工程の一例を示すものであり、金属箔張積層板中の基材4は図示省略している。そしてこの例において、まず本発明に係る金属箔張積層板の両面にサブトラクティブ法などで回路8を形成すると共に、前述したように炭酸ガスレーザLを必要箇所に照射して非貫通孔7を穿孔し、無電解めっき及び電解めっきを施し、ビアホール11を形成して両面に形成された回路8間の導通をとる。ここでこのビアホール11は、多層プリント配線板の製造後においてインナービアホール(Interstitial Via Holeと同義であり、以下ではIVHとする)となるものである。次いで、このようにして得られたものを内層材として、図3(a)に示すように、この内層材の両側にエポキシ樹脂等の樹脂からなる樹脂シート13を配し、積層成形する。その後、図3(b)に示すように、樹脂シート13の表面に向けて炭酸ガスレーザLを必要箇所に照射し、非貫通孔7を穿孔するものであるが、一般にこの樹脂シート13はガラスクロス等の基材4を含まないため、従来法に基づいてめっき付き回り性の良い非貫通孔7を得ることができる。そして、樹脂シート13で形成された樹脂層10の表面にアディティブ法などで回路8を形成すると共に、穿孔された非貫通孔7に無電解めっき及び電解めっきを施し、ビアホール11を形成して内層材に形成された回路8と、樹脂層10の表面に形成された回路8との間の導通をとることによって、図3(c)に示すような4層を有する多層プリント配線板を得ることができるものである。なお、必要に応じて上記の操作を繰り返すことにより、より多くの層を有する多層プリント配線板を得ることができるものである。
【0025】
また図4は、本発明に係る金属箔張積層板と従来のものとを併用して多層プリント配線板を製造する工程の一例を示すものであり、金属箔張積層板中の基材4は図示省略している。そしてこの例において、先の例と同様にして回路8及びビアホール11が形成された金属箔張積層板を用いることができる。一方、複数枚の樹脂含浸基材1からなる従来の金属箔張積層板(図4に示すものは2枚の樹脂含浸基材1からなる)の両面にサブトラクティブ法などで回路8を形成すると共に、貫通孔を穿孔し、無電解めっき及び電解めっきを施し、スルーホール12を形成して両面に形成された回路8間の導通をとる。そして、図4(a)に示すように回路8及びビアホール11が形成された本発明に係る金属箔張積層板の片側と、回路8及びスルーホール12が形成された従来の金属箔張積層板の片側とで、エポキシ樹脂等の樹脂からなる樹脂シート13を挟み込んで積層成形する。このようにして図4(b)に示すような4層を有する多層プリント配線板を得ることができるものである。つまり、この例は、予め複数の金属箔張積層板のそれぞれに回路8及びビアホール11等を形成しておき、次いでこれらを積層成形して、より多くの層を有する多層プリント配線板を製造するものである。なお、必要に応じて上記の操作や先の例で示した操作を繰り返すことにより、より多くの層を有する多層プリント配線板を得ることもできる。
【0026】
上記のようにして製造される多層プリント配線板は、金属箔張積層板として1枚の樹脂含浸基材1からなるものを用いているため、複数枚の樹脂含浸基材1からなる従来の金属箔張積層板だけを用いて製造される多層プリント配線板よりも薄いものであり、電気・電子機器の小型化を可能とするものである。つまり、本発明に係る金属箔張積層板を用いることで、従来のものと同一の厚みを有する多層プリント配線板を製造するにあたって、より多くの層を有するものを製造することができる。一方、従来のものと同一の層数を有する多層プリント配線板を製造するにあたって、より薄いものを製造することができるものである。さらに、この多層プリント配線板中のビアホール11は、めっき付き回り性の良好な非貫通孔7を基にして形成されているため、各層間の導通信頼性は高いものである。
【0027】
【実施例】
以下、本発明を実施例によって具体的に説明する。
(実施例1)
エポキシ樹脂としてブロム化エポキシ樹脂(東都化成社製「YDB−500」、エポキシ当量500、臭素含有量21質量%)を90質量%、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂(大日本インキ化学工業社製「N−690」、エポキシ当量225)を10質量%混合したエポキシ樹脂に、硬化剤としてジシアンジアミドを2.5質量%、硬化促進剤として2−エチル−4−メチルイミダゾールを0.1質量%配合し、さらに溶剤として質量比でメチルエチルケトン:ジメチルホルムアミド=1:1を混合した液を、上記のエポキシ樹脂組成物の含有率が60質量%となるように配合し、混合してワニスを得た。
【0028】
次に上記のワニスを、基材4としてMIL規格仕様2116タイプのガラス基材(旭シュエーベル社製「216L」)に樹脂含有率が樹脂含浸基材1の全量に対して45質量%となるように含浸し、横型乾燥機で乾燥し、硬化時間が170℃で150秒となるように樹脂含浸基材1を作製した。
【0029】
上記の樹脂含浸基材1の1枚の両側に、金属箔3として18μmの銅箔を配した積層体を金属プレート間に挟み、熱盤間に挿入した。樹脂含浸基材1に含浸した樹脂が溶融するまでの間、温度130〜135℃、初期の加圧を0.98MPaの低圧で行い、次いで2段目の加圧を2.94MPaで熱盤温度を170℃に上昇させて加熱加圧し、樹脂を完全に硬化させ、厚み0.1mmの両面銅張積層板を得た。
【0030】
その後、樹脂含浸基材1乾燥時に下面となった側の銅箔をエッチングした。
(実施例2)
基材4としてMIL規格仕様1080タイプのガラス基材(旭シュエーベル社製「1080」)に実施例1と同じワニスを用いて樹脂含有率が樹脂含浸基材1の全量に対して56質量%となるように含浸し、横型乾燥機で乾燥し、硬化時間が170℃で150秒となるように樹脂含浸基材1を作製した。
【0031】
上記の樹脂含浸基材1の1枚の乾燥時に上面となった側に、金属箔3として18μmの銅箔を配し、その反対側に離型箔を配した積層体を金属プレート間に挟み、熱盤間に挿入した。樹脂含浸基材1に含浸した樹脂が溶融するまでの間、温度130〜135℃、初期の加圧を0.98MPaの低圧で行い、次いで2段目の加圧を2.94MPaで熱盤温度を170℃に上昇させて加熱加圧し、樹脂を完全に硬化させ、離型箔を剥がすことにより厚み0.06mmの片面銅張積層板を得た。
(実施例3)
基材4としてMIL規格仕様106タイプのガラス基材(日東紡績社製「WEA106」)に実施例1と同じワニスを用いて樹脂含有率が樹脂含浸基材1の全量に対して65質量%となるように含浸し、横型乾燥機で乾燥し、硬化時間が170℃で150秒となるように樹脂含浸基材1を作製した。
【0032】
上記の樹脂含浸基材1の1枚の乾燥時に上面となった側に、金属箔3として18μmの銅箔を配し、その反対側に離型箔を配した積層体を金属プレート間に挟み、熱盤間に挿入した。樹脂含浸基材1に含浸した樹脂が溶融するまでの間、温度130〜135℃、初期の加圧を0.98MPaの低圧で行い、次いで2段目の加圧を2.94MPaで熱盤温度を170℃に上昇させて加熱加圧し、樹脂を完全に硬化させ、離型箔を剥がすことにより厚み0.04mmの片面銅張積層板を得た。
(実施例4)
樹脂成分として、臭素化3官能型エポキシ樹脂(三井化学社製「VF−2802」、エポキシ当量375)をメチルエチルケトンで希釈して固形分濃度75質量%にしたもの82gと、3官能型エポキシ樹脂(三井化学社製「VG−3101」、エポキシ当量210)をメチルエチルケトンで希釈して固形分濃度80質量%にしたもの24gと臭素化ビスフェノールA型エポキシ樹脂(東都化成社製「YDB−400」、エポキシ当量400)19gとを混合して調製したものを用いた。また硬化剤としてジシアンジアミド2.5g、硬化促進剤として2−エチル−4−メチルイミダゾール0.06gを用いた。そしてこれらをジメチルホルムアミド43gの溶媒に混合することによって、ワニスを得た。
【0033】
基材4としてMIL規格仕様104タイプのガラス基材(日東紡績社製「WEA104」)に上記のワニスを用いて樹脂含有率が樹脂含浸基材1の全量に対して64質量%となるように含浸し、横型乾燥機で乾燥し、硬化時間が170℃で150秒となるように樹脂含浸基材1を作製した。
【0034】
上記の樹脂含浸基材1の1枚の乾燥時に上面となった側に、金属箔3として18μmの銅箔を配し、その反対側に離型箔を配した積層体を金属プレート間に挟み、熱盤間に挿入した。樹脂含浸基材1に含浸した樹脂が溶融するまでの間、温度130〜135℃、初期の加圧を0.98MPaの低圧で行い、次いで2段目の加圧を2.94MPaで熱盤温度を170℃に上昇させて加熱加圧し、樹脂を完全に硬化させ、離型箔を剥がすことにより厚み0.03mmの片面銅張積層板を得た。
(実施例5)
日本GEプラスチック社製の数平均分子量(Mn)20000のポリフェニレンエーテル(PPE)50gと、スチレンブタジエンコポリマー(旭化成工業社製「タフプレンA」)5gと、トリアリルイソシアヌレート(TAIC)(日本化成社製)45gと、トルエン180gとを配合して、90℃で60分間撹拌後、反応開始剤として日本油脂社製「パーブチルP」を1.5g加えた後、30℃まで冷却しワニスを得た。
【0035】
次に上記のワニスを、基材4としてMIL規格仕様2116タイプのガラス基材(旭シュエーベル社製「216L」)に樹脂含有率が樹脂含浸基材1の全量に対して50質量%となるように含浸し、130℃、4分間横型乾燥機で乾燥し、樹脂含浸基材1を作製した。
【0036】
上記の樹脂含浸基材1の1枚の両側に、金属箔3として18μmの銅箔を配して重ね合わせ、次いで温度210℃、圧力2.94MPaで60分間加熱加圧して厚み0.1mmの両面銅張積層板を得た。
【0037】
その後、樹脂含浸基材1乾燥時に下面となった側の銅箔をエッチングした。
(実施例6)
基材4としてMIL規格仕様7628タイプのガラス基材(日東紡績社製「WEA7628」)に実施例4と同じワニスを用いて樹脂含有率が樹脂含浸基材1の全量に対して45質量%となるように含浸し、横型乾燥機で乾燥し、硬化時間が170℃で150秒となるように樹脂含浸基材1を作製した。
【0038】
上記の樹脂含浸基材1の1枚の乾燥時に上面となった側に、金属箔3として18μmの銅箔を配し、その反対側に離型箔を配した積層体を金属プレート間に挟み、熱盤間に挿入した。樹脂含浸基材1に含浸した樹脂が溶融するまでの間、温度130〜135℃、初期の加圧を0.98MPaの低圧で行い、次いで2段目の加圧を2.94MPaで熱盤温度を170℃に上昇させて加熱加圧し、樹脂を完全に硬化させ、離型箔を剥がすことにより厚み0.2mmの片面銅張積層板を得た。
(比較例1)
基材4としてMIL規格仕様2116タイプのガラス基材(旭シュエーベル社製「216L」)に実施例1と同じワニスを用いて樹脂含有率が樹脂含浸基材1の全量に対して45質量%となるように含浸し、縦型乾燥機で乾燥し、硬化時間が170℃で150秒となるように樹脂含浸基材1を作製した。
【0039】
上記の樹脂含浸基材1の1枚の片側に、金属箔3として18μmの銅箔を配し、その反対側に離型箔を配した積層体を金属プレート間に挟み、熱盤間に挿入した。樹脂含浸基材1に含浸した樹脂が溶融するまでの間、温度130〜135℃、初期の加圧を0.98MPaの低圧で行い、次いで2段目の加圧を2.94MPaで熱盤温度を170℃に上昇させて加熱加圧し、樹脂を完全に硬化させ、離型箔を剥がすことにより厚み0.1mmの片面銅張積層板を得た。
(比較例2)
基材4としてMIL規格仕様1080タイプのガラス基材(旭シュエーベル社製「1080」)に実施例4と同じワニスを用いて樹脂含有率が樹脂含浸基材1の全量に対して56質量%となるように含浸し、縦型乾燥機で乾燥し、硬化時間が170℃で150秒となるように樹脂含浸基材1を作製した。
【0040】
上記の樹脂含浸基材1の1枚の両側に、金属箔3として18μmの銅箔を配した積層体を金属プレート間に挟み、熱盤間に挿入した。樹脂含浸基材1に含浸した樹脂が溶融するまでの間、温度130〜135℃、初期の加圧を0.98MPaの低圧で行い、次いで2段目の加圧を2.94MPaで熱盤温度を170℃に上昇させて加熱加圧し、樹脂を完全に硬化させ、厚み0.06mmの両面銅張積層板を得た。
【0041】
その後、片側の銅箔をエッチングした。
【0042】
表1に上記の各実施例及び比較例で用いた基材4のタイプを示すと共に、各基材4の偏在の程度を数値で示す。
【0043】
【表1】
【0044】
(めっき付き回り性)
IVHの形状を比較するため、めっき付き回り性の評価を行った。
【0045】
まず、実施例及び比較例で得た各銅張積層板に、三菱電機社製炭酸ガスレーザ「ML605GTX−5100U」を用いて加工を実施し(マスクイメージング加工、バーストモード)、各銅張積層板の表面に非貫通孔7を1000個穿孔した。なお、炭酸ガスレーザLは銅箔の無い側に向けて照射した。
【0046】
次に、この非貫通孔7にセミアディティブ法によってめっき加工を実施した。炭酸ガスレーザLによって加工した非貫通孔7の内壁面を保持するため、デスミア粗化処理は実施しなかった。めっき加工として、まず給電層としての無電解銅めっきを実施した。ここで、めっき液としては、シプレイ・ファーイースト社製「キューポジット253」を標準条件にて使用した。その後、電気銅めっきによって銅皮膜を形成した。ここで、電気銅めっき条件は、非貫通孔7内部へのめっき析出性を考慮して、電流密度を1A/dm2、めっき時間を80分とした。
【0047】
そして、電気銅めっき処理を施して形成された1000個のIVHうち、10個をランダムに選び、その断面を観察した。評価は以下の方法で行った。
【0048】
銅張積層板の表面のめっき厚みを測定した後、IVH内の最も薄い部分のめっき厚みを測定し、その厚みが銅張積層板の表面のめっき厚みに対して70%以上であれば「○」、70%未満であれば「×」とした。表2に結果を示す。
【0049】
【表2】
【0050】
実施例及び比較例を比較すると、実施例の方がめっき付き回り性が良好であることが確認される。
【0051】
【発明の効果】
上記のように本発明の請求項1に係る金属箔張積層板への非貫通孔の穿孔方法は、樹脂含浸基材によって絶縁層が形成されると共に、絶縁層の表面に金属箔を重ね合わせて積層成形される金属箔張積層板であって、基材の厚み方向の中心が絶縁層の厚み方向の中心より金属箔側に偏在されていると共に、基材の厚み方向の中心と基材が偏在する側の絶縁層の表面との距離が絶縁層全体の厚みの1/7〜3/7であるものに非貫通孔を穿孔するにあたって、上記金属箔張積層板の基材を偏在させた側と反対側の絶縁層の表面に炭酸ガスレーザを照射して絶縁層に非貫通孔を形成するので、炭酸ガスレーザの照射によって非貫通孔の内壁面の全面は滑らかな状態となってめっき付き回り性が向上し、導通信頼性の優れたビアホールを形成することができるものである。
【0052】
また本発明の請求項2に係る金属箔張積層板への非貫通孔の穿孔方法は、樹脂含浸基材によって絶縁層が形成されると共に、絶縁層の片側表面に金属箔を重ね合わせて積層成形される金属箔張積層板であって、基材の厚み方向の中心が絶縁層の厚み方向の中心より金属箔側に偏在されていると共に、基材の厚み方向の中心と基材が偏在する側の絶縁層の表面との距離が絶縁層全体の厚みの1/7〜3/7であるものに非貫通孔を穿孔するにあたって、上記金属箔張積層板の基材を偏在させた側と反対側の絶縁層の表面に炭酸ガスレーザを照射して絶縁層に非貫通孔を形成するので、炭酸ガスレーザの照射によって非貫通孔の内壁面の全面は滑らかな状態となってめっき付き回り性が向上し、導通信頼性の優れたビアホールを形成することができるものである。
【0053】
また請求項3の発明は、請求項1において、絶縁層の厚みが20〜200μmであるので、炭酸ガスレーザの照射によって容易にめっき付き回り性の良好な非貫通孔を穿孔することができて、導通信頼性の優れたビアホールを形成することができるものである。
【0054】
また請求項4の発明は、請求項2において、絶縁層の厚みが20〜200μmであるので、炭酸ガスレーザの照射によって容易にめっき付き回り性の良好な非貫通孔を穿孔することができて、導通信頼性の優れたビアホールを形成することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示すものであり、(a)は両面金属箔張積層板の断面図、(b)は片面金属箔張積層板の断面図、(c)は非貫通孔が穿孔された金属箔張積層板の断面図である。
【図2】本発明に係る金属箔張積層板の製造に用いる樹脂含浸基材を示す断面図である。
【図3】本発明の金属箔張積層板を用いた多層プリント配線板の製造の一例を示すものであり、(a)〜(c)はそれぞれ各工程の断面図である。
【図4】本発明の金属箔張積層板を用いた多層プリント配線板の製造の他例を示すものであり、(a),(b)はそれぞれ各工程の断面図である。
【図5】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 樹脂含浸基材
2 絶縁層
3 金属箔
4 基材
5 中心
6 中心
7 非貫通孔
L 炭酸ガスレーザ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
In the present invention, carbon dioxide laser irradiation In gold Drill non-through holes in metal foil-clad laminates Who It is about the law.
[0002]
[Prior art]
In the multilayer printed board, the
[0003]
In order to establish conduction between the upper and lower conductors, a part of the
[0004]
In drilling the
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, when the
[0006]
If electroless plating or electroplating is performed with the protruding
[0007]
The present invention has been made in view of the above points, and the
[0008]
[Means for Solving the Problems]
A metal foil-clad laminate according to
[0009]
Also A method for drilling non-through holes in a metal foil-clad laminate according to
[0010]
The invention of
[0011]
According to a fourth aspect of the present invention, in the second aspect, the
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below.
[0014]
In the present invention, the
[0015]
Moreover, it does not specifically limit as resin, For example, an epoxy resin, a phenol resin, a polyimide resin etc. can be used. A varnish can be prepared by mixing a curing agent, a curing accelerator, an additive, and the like with such a resin and diluting with water or an organic solvent as necessary.
[0016]
In producing the resin-impregnated
[0017]
Here, in drying the
[0018]
On the other hand, when a vertical dryer is used as the dryer, the vertical dryer dries the uncured resin-impregnated
[0019]
FIG. 1B is an example of an embodiment of the present invention. A printed wiring is obtained by stacking and forming a
[0020]
As shown in FIG. 1B, in the single-sided metal foil-clad laminate manufactured as described above, the
[0021]
And in punching the non-through-
[0022]
Here, during the period from the start of irradiation with the carbon dioxide laser L until the bottom surface of the
[0023]
In addition, the
[0024]
FIG. 3 shows an example of a process for producing a multilayer printed wiring board using the metal foil-clad laminate according to the present invention, and the
[0025]
FIG. 4 shows an example of a process for producing a multilayer printed wiring board by using a metal foil-clad laminate according to the present invention and a conventional one, and the
[0026]
The multilayer printed wiring board manufactured as described above uses a metal foil-clad laminate made of a single resin-impregnated
[0027]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be specifically described by way of examples.
(Example 1)
As epoxy resin, brominated epoxy resin (“YDB-500” manufactured by Tohto Kasei Co., Ltd., epoxy equivalent 500, bromine content 21% by mass) is 90% by mass, cresol novolac type epoxy resin (manufactured by Dainippon Ink & Chemicals, Inc. “N- 690 ", epoxy equivalent 225) mixed with 10% by mass of epoxy resin, 2.5% by mass of dicyandiamide as a curing agent, 0.1% by mass of 2-ethyl-4-methylimidazole as a curing accelerator, A liquid in which methyl ethyl ketone: dimethylformamide = 1: 1 was mixed as a solvent in a mass ratio was blended so that the content of the epoxy resin composition was 60% by mass and mixed to obtain a varnish.
[0028]
Next, the above-mentioned varnish is used as the
[0029]
A laminate in which 18 μm copper foil was disposed as the
[0030]
Thereafter, the copper foil on the side that became the lower surface when the resin-impregnated
(Example 2)
The same varnish as in Example 1 was used for a glass substrate of MIL standard specification 1080 type (“1080” manufactured by Asahi Schavel Co.) as the
[0031]
On the side of the above resin-impregnated
(Example 3)
The same varnish as in Example 1 was used for the MIL standard specification 106 type glass substrate ("WEA 106" manufactured by Nitto Boseki Co., Ltd.) as the
[0032]
On the side of the above resin-impregnated
Example 4
As a resin component, 82 g of a brominated trifunctional epoxy resin (“VF-2802” manufactured by Mitsui Chemicals, Inc., epoxy equivalent 375) diluted with methyl ethyl ketone to a solid content concentration of 75% by mass, and a trifunctional epoxy resin ( 24g of Mitsui Chemicals'"VG-3101", epoxy equivalent 210) diluted with methyl ethyl ketone to a solid content concentration of 80% by mass and brominated bisphenol A type epoxy resin ("YDB-400" manufactured by Toto Kasei Co., Ltd.), epoxy (Equivalent 400) prepared by mixing 19 g was used. Further, 2.5 g of dicyandiamide was used as a curing agent, and 0.06 g of 2-ethyl-4-methylimidazole was used as a curing accelerator. And varnish was obtained by mixing these with the solvent of 43 g of dimethylformamide.
[0033]
Using the above varnish for the MIL standard specification 104 type glass substrate (“WEA104” manufactured by Nitto Boseki Co., Ltd.) as the
[0034]
On the side of the above resin-impregnated
(Example 5)
50 g of polyphenylene ether (PPE) having a number average molecular weight (Mn) of 20000 made by GE Plastics, 5 g of styrene butadiene copolymer (“Tufprene A” manufactured by Asahi Kasei Kogyo Co., Ltd.), triallyl isocyanurate (TAIC) (manufactured by Nippon Kasei Co., Ltd.) ) 45 g and 180 g of toluene were blended and stirred at 90 ° C. for 60 minutes, and then 1.5 g of “Perbutyl P” manufactured by NOF Corporation was added as a reaction initiator, and then cooled to 30 ° C. to obtain a varnish.
[0035]
Next, the above-mentioned varnish is used as the
[0036]
An 18 μm copper foil as
[0037]
Thereafter, the copper foil on the side that became the lower surface when the resin-impregnated
(Example 6)
The same varnish as in Example 4 was used for the MIL standard specification 7628 type glass substrate (“WEA 7628” manufactured by Nitto Boseki Co., Ltd.) as the
[0038]
On the side of the above resin-impregnated
(Comparative Example 1)
The same varnish as in Example 1 was used for the MIL standard specification 2116 type glass base material ("216L" manufactured by Asahi Schwer) as the
[0039]
A laminated body in which 18 μm copper foil is arranged as the
(Comparative Example 2)
The same varnish as in Example 4 was used for the MIL standard specification 1080 type glass base material (“1080” manufactured by Asahi Schwer) as the
[0040]
A laminate in which 18 μm copper foil as
[0041]
Thereafter, the copper foil on one side was etched.
[0042]
Table 1 shows the types of the
[0043]
[Table 1]
[0044]
(Circularity with plating)
In order to compare the shape of IVH, the revolving property with plating was evaluated.
[0045]
First, each copper-clad laminate obtained in the examples and comparative examples was processed using a carbon dioxide laser “ML605GTX-5100U” manufactured by Mitsubishi Electric Corporation (mask imaging processing, burst mode). 1000
[0046]
Next, the
[0047]
And 10 pieces were chosen at random among 1000 IVHs formed by performing the electrolytic copper plating treatment, and the cross section was observed. Evaluation was performed by the following method.
[0048]
After measuring the plating thickness on the surface of the copper-clad laminate, the plating thickness of the thinnest part in the IVH is measured, and if the thickness is 70% or more with respect to the plating thickness on the surface of the copper-clad laminate, “○ ", If less than 70%," x ". Table 2 shows the results.
[0049]
[Table 2]
[0050]
Comparing the example and the comparative example, it is confirmed that the example has better plating revolving property.
[0051]
【The invention's effect】
As described above, the metal foil-clad laminate according to
[0052]
Also A method for drilling non-through holes in a metal foil-clad laminate according to
[0053]
Moreover, since the thickness of the insulating layer is 20 to 200 μm in
[0054]
Moreover, since the thickness of an insulating layer is 20-200 micrometers in invention of
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 shows an example of an embodiment of the present invention, where (a) is a cross-sectional view of a double-sided metal foil-clad laminate, (b) is a cross-sectional view of a single-sided metal foil-clad laminate, and (c) is a cross-sectional view. It is sectional drawing of the metal foil tension laminated board by which the non-through-hole was pierced.
FIG. 2 is a cross-sectional view showing a resin-impregnated base material used for producing a metal foil-clad laminate according to the present invention.
FIG. 3 shows an example of the production of a multilayer printed wiring board using the metal foil-clad laminate of the present invention, and (a) to (c) are sectional views of the respective steps.
FIGS. 4A and 4B show another example of manufacturing a multilayer printed wiring board using the metal foil-clad laminate of the present invention, and FIGS. 4A and 4B are cross-sectional views of the respective steps.
FIG. 5 is a cross-sectional view showing a conventional example.
[Explanation of symbols]
1 Resin impregnated substrate
2 Insulating layer
3 Metal foil
4 Base material
5 center
6 center
7 Non-through hole
L Carbon dioxide laser
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