JP3717024B2 - 復調装置および方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、復調装置および方法に関し、特にデータ伝送や記録媒体への記録に適するように、DSV制御と同時にデータを変調し、これが記録された記録媒体等よりデータを検出し、これを復調してデータを再生する復調装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
データを所定の伝送路に伝送したり、または例えば磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク等の記録媒体に記録する際、伝送や記録に適するようにデータの変調が行われる。このような変調方法の1つとして、ブロック符号が知られている。このブロック符号は、データ列をm×iビットからなる単位(以下データ語という)にブロック化し、このデータ語を適当な符号則に従ってn×iビットからなる符号語に変換するものである。そしてこの符号は、i=1のときには固定長符号となり、またiが複数個選べるとき、すなわち1乃至imax(最大のi)の範囲の所定のiを選択して変換したときには可変長符号となる。このブロック符号化された符号は可変長符号(d,k;m,n;r)と表す。
【0003】
ここでiは拘束長と称され、imaxはr(最大拘束長)となる。またdは、連続する”1”の間に入る、”0”の最小連続個数、例えば0の最小ランを示し、kは連続する”1”の間に入る、”0”の最大連続個数、例えば0の最大ランを示している。
【0004】
ところで上述のようにして得られる可変長符号を、例えば光ディスクや光磁気ディスク等に記録する場合、コンパクトディスクやミニディスク等では、可変長符号に対して、”1”を反転し、”0”を無反転する、NRZI(Non Return to Zero Inverted)変調を行い、NRZI変調化された可変長符号(以下記録波形列という)に基づき記録を行っている。また他にも、ISO規格の光磁気ディスクのように、記録変調したビット列を、NRZI変調を行なわずにそのまま記録を行なうシステムもある。
【0005】
記録波形列の最小反転間隔をTminとし、最大反転間隔をTmaxとするとき、線速方向に高密度記録を行うためには、最小反転間隔Tminは長い方が、すなわち最小ランdは大きい方が良く、またクロックの再生の面からは、最大反転間隔Tmaxは短いほうが、すなわち最大ランkは小さい方が望ましく、種々の変調方法が提案されている。
【0006】
具体的には、例えば光ディスク、磁気ディスク、又は光磁気ディスク等において提案されている変調方式として、可変長RLL(1−7)、固定長RLL(1−7)、そして可変長であるRLL(2−7)などがある。
【0007】
可変長RLL(1−7)符号の変換テーブルは例えば以下の通りである。
【0008】
【0009】
ここで変換テーブル内の記号xは、次に続くチャネルビットが0であるときに1とされ、また次に続くチャネルビットが1であるときに0とされる。拘束長rは2である。
【0010】
可変長RLL(1−7)のパラメータは(1,7;2,3;2)であり、記録波形列のビット間隔をTとすると、最小反転間隔Tminは2(=1+1)Tとなる。また、データ列のビット間隔をTdataとすると、最小反転間隔Tminは1.33(=(2/3)×2)Tdataとなり、最大反転間隔Tmaxは8T(5.33Tdata)となる。さらに検出窓幅Twは(m/n)×Tで表され、その値は0.67(=2/3)Tとなる。
【0011】
ところでRLL(1−7)による変調を行ったチャネルビット列は、発生頻度としてはTminである2Tが一番多く、以下3T、4Tと続く。2Tや3Tのようなエッジ情報が早い周期で多く発生することは、クロック再生には有利となりうるが、2Tが連続し続けると、むしろ記録波形に歪みが生じ易くなってくる。すなわち、2Tの波形出力は小さく、デフォーカスやタンジェンシャルチルトによる影響を受け易い。またさらに高線密度記録の場合、最小マークの連続した記録はノイズ等外乱の影響を受け易く、データ再生誤りを起こし易くなる。
【0012】
そこで、本出願人は、特願平9−256745号として、Tminの連続を制限した符号を提案した。これをRML符号(Repeated Minimum run-length Limitedcode)と呼ぶことにする。
【0013】
この提案においては、可変長符号(d,k;m,n;r)を、例えば可変長符号(1,7;2,3;3)であるとするとき、すなわち0の最小ランであるdを1ビット、0の最大ランであるkを7ビット、基本データ長であるmを2ビット、基本符号長であるnを3ビット、最大拘束長であるrを3とするとき、変換テーブルは、例えば次の表に示すような変換テーブルとされている。
【0014】
ここで拘束長rは3である。
【0015】
上記表2において、データ列が”10”となった場合、特に、さらに次の4データを参照し、合計6データ列が”100110”となったとき、最小ランの繰り返しを制限するコードとして、それに対応する特別の符号を与えることで、表2による変調では、最小ランの繰り返しを最大で5回までにすることができた。
【0016】
こうすることによって、高線密度にデータを記録再生する処理を安定化することができる。
【0017】
ところで、記録媒体への記録、あるいはデータの伝送の際には、各媒体(伝送)に適した符号化変調が行われるが、これら変調符号に直流成分が含まれているとき、たとえばディスク装置のサーボの制御におけるトラッキングエラーなどの、各種のエラー信号に変動が生じ易くなったり、あるいはジッターが発生し易くなったりする。従って、直流成分はなるべく含まない方が良い。
【0018】
ここで上記に示した、可変長RLL(1−7)テーブルおよび、RML(1−7)テーブルによる変調符号は、DSV制御が行われていない。このような場合のDSV制御は、変調後の符号化列において、所定の間隔において、所定のDSV制御ビットを符号化列(チャネルビット列)内において挿入することで、行うことが出来る。
【0019】
DSV(Digital Sum Value)制御とは、チャネルビット列をNRZI化し(すなわちレベル符号化し)、そのビット列(データのシンボル)の”1”を+1、”0”を−1として符号を加算していったときの総和を意味する。DSVは符号列の直流成分の目安となり、DSVの絶対値を小さくることは、符号列の直流成分を抑制することとなる。
【0020】
この、挿入されるDSV制御ビットは、
2×(d+1)
すなわち、d=1の場合では、2×(1+1)=4ビットとすることができる。このとき、任意の間隔において、最小ランおよび最大ランを守ることができ、かつ、反転と非反転も可能な完全なDSV制御が行われる。
【0021】
しかし、DSV制御ビットは、基本的には冗長ビットである。従って符号変換の効率から考えれば、DSV制御ビットはなるべく少ない方が良い。
【0022】
そこで、例えば制御ビットを、
1×(d+1)
すなわち、d=1の場合では、1×(1+1)=2ビットとすることができる。この場合、任意の間隔において、反転と非反転が可能な完全なDSV制御が行われる。ただし、最小ランは守られるが、最大ランは大きくなり、(k+2)となる。符号としては、最小ランは必ず守る必要があるが、最大ランについてはその限りではない。場合によっては最大ランを破るパターンを同期信号に用いるフォーマットも存在する。例えば、DVDのEFMプラスは、最大ランが11Tだが、フォーマットの都合上14Tを許している。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように、RLL(1−7)やRML(1−7)符号といった、DSV制御を含まない変換テーブルを用いる場合、高密度化されている磁気ディスク、光磁気ディスク、光ディスク等の記録媒体に対してデータを記録する際に、チャネルビット列においてDSV制御を加え、DSVビットを挿入した。そして、これまでd=1のとき、4ビット未満のDSVビット挿入では、最大ランが増加するという課題があった。
【0024】
また同様に、挿入されるDSVビットは記録符号としては冗長なビットであり、なるべく少ないビットで制御を行う必要があった。
【0025】
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、従来の例えばRLL(1−7)またはRML(1−7)に、発生後の符号語列にDSV制御を加えることなく、変調時にビット列内にDSV制御ビットを与えてDSV制御を行い、それを変調した記録符号列を生成した場合において、これを復調できるようにするものである。
【0026】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の復調装置は、復調手段の変換テーブルは、最小ランdを1とし、可変長構造を有し、その要素は、拘束長が異なるいずれのデータ列に対しても、そのデータ列から変換される符号語列が一意に定まる要素で構成され、かつ、データ列の要素内の”1”の個数と、変換される符号語列の要素内の”1”の個数を、2で割ったときの余りが、どちらも1あるいは0で一致するような変換規則を有することを特徴とする。
【0027】
請求項5に記載の復調方法は、変換テーブルが、最小ランdを1とし、可変長構造を有し、その要素は、拘束長が異なるいずれのデータ列に対しても、そのデータ列から変換される符号語列が一意に定まる要素で構成され、かつ、データ列の要素内の”1”の個数と、変換される符号語列の要素内の”1”の個数を、2で割ったときの余りが、どちらも1あるいは0で一致するような変換規則を有することを特徴とする。
【0029】
請求項6に記載の復調装置は、復調手段の変換テーブルは、最小ランdを1とし、可変長構造を有し、その要素は、最小ランの連続を制限する要素を有し、かつ、データ列の要素内の”1”の個数と、変換される符号語列の要素内の”1”の個数を、2で割ったときの余りが、どちらも1あるいは0で一致するような変換規則を有することを特徴とする。
【0030】
請求項11に記載の復調方法は、変換テーブルが、最小ランdを1とし、可変長構造を有し、その要素は、最小ランの連続を制限する要素を有し、かつ、データ列の要素内の”1”の個数と、変換される符号語列の要素内の”1”の個数を、2で割ったときの余りが、どちらも1あるいは0で一致するような変換規則を有することを特徴とする。
【0032】
請求項12に記載の復調装置は、復調手段の変換テーブルは、最小ランdを1とし、可変長構造を有し、その要素は、同一の不確定符号中に2箇所の不確定ビットを有し、かつ、データ列の要素内の”1”の個数と、変換される符号語列の要素内の”1”の個数を、2で割ったときの余りが、どちらも1あるいは0で一致するような変換規則を有することを特徴とする。
【0033】
請求項16に記載の復調方法は、復調手段の変換テーブルが、最小ランdを1とし、可変長構造を有し、その要素は、同一の不確定符号中に2箇所の不確定ビットを有し、かつ、データ列の要素内の”1”の個数と、変換される符号語列の要素内の”1”の個数を、2で割ったときの余りが、どちらも1あるいは0で一致するような変換規則を有することを特徴とする。
【0035】
請求項17に記載の復調装置は、復調手段の変換テーブルは、最小ランdを1とし、可変長構造を有し、その要素は、最小ランの連続を制限する要素と、不確定符号を有し、かつ、データ列の要素内の”1”の個数と、変換される符号語列の要素内の”1”の個数を、2で割ったときの余りが、どちらも1あるいは0で一致するような変換規則を有することを特徴とする。
【0036】
請求項22に記載の復調方法は、変換テーブルが、最小ランdを1とし、可変長構造を有し、その要素は、最小ランの連続を制限する要素と、不確定符号を有し、かつ、データ列の要素内の”1”の個数と、変換される符号語列の要素内の”1”の個数を、2で割ったときの余りが、どちらも1あるいは0で一致するような変換規則を有することを特徴とする。
【0038】
請求項1に記載の復調装置、請求項5に記載の復調方法においては、変換テーブルの要素が、拘束長が異なるいずれのデータ列に対しても、そのデータ列から変換される符号語列が一意に定まる要素で構成され、かつ、データ列の要素内の”1”の個数と、変換される符号語列の要素内の”1”の個数を、2で割ったときの余りが、どちらも1あるいは0で一致するような変換規則を有する。
【0039】
請求項6に記載の復調装置、請求項11に記載の復調方法においては、変換テーブルが、最小ランの連続を制限する要素を有するように構成され、かつ、データ列の要素内の”1”の個数と、変換される符号語列の要素内の”1”の個数を、2で割ったときの余りが、どちらも1あるいは0で一致するような変換規則を有するものとされる。
【0040】
請求項12に記載の復調装置、請求項16に記載の復調方法においては、変換テーブルが、同一の不確定符号中に2箇所の不確定ビットを有する要素で構成され、かつ、データ列の要素内の”1”の個数と、変換される符号語列の要素内の”1”の個数を、2で割ったときの余りが、どちらも1あるいは0で一致するような変換規則を有するものとされている。
【0041】
請求項17に記載の復調装置、請求項22に記載の復調方法においては、変換テーブルが、最小ランの連続を制限する要素と、不確定符号を有する要素で構成され、かつ、データ列の要素内の”1”の個数と、変換される符号語列の要素内の”1”の個数を、2で割ったときの余りが、どちらも1あるいは0で一致するような変換規則を有するものとされている。
【0042】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を説明するが、特許請求の範囲に記載の発明の各手段と以下の実施の形態との対応関係を明らかにするために、各手段の後の括弧内に、対応する実施の形態(但し一例)を付加して本発明の特徴を記述すると、次のようになる。但し勿論この記載は、各手段を記載したものに限定することを意味するものではない。
【0043】
請求項1に記載の復調装置は、復調手段(例えば、図1の復調部11)の変換テーブルは、最小ランdを1とし、可変長構造を有し、その要素は、拘束長が異なるいずれのデータ列に対しても、そのデータ列から変換される符号語列が一意に定まる要素で構成され、かつ、データ列の要素内の”1”の個数と、変換される符号語列の要素内の”1”の個数を、2で割ったときの余りが、どちらも1あるいは0で一致するような変換規則を有することを特徴とする。
【0045】
請求項6に記載の復調装置は、復調手段(例えば、図1の復調部11)の変換テーブルは、最小ランdを1とし、可変長構造を有し、その要素は、最小ランの連続を制限する要素を有し、かつ、データ列の要素内の”1”の個数と、変換される符号語列の要素内の”1”の個数を、2で割ったときの余りが、どちらも1あるいは0で一致するような変換規則を有することを特徴とする。
【0046】
請求項6に記載の復調装置は、復調手段(例えば、図1の復調部11)で復調され、出力された符号列から、所定の間隔で挿入されているDSV制御ビットを除去するDSV制御ビット除去手段(例えば、図1のDSVビット除去部12)をさらに備えることを特徴とする。
【0047】
請求項12に記載の復調装置は、復調手段(例えば、図1の復調部11)の変換テーブルは、最小ランdを1とし、可変長構造を有し、その要素は、同一の不確定符号中に2箇所の不確定ビットを有し、かつ、データ列の要素内の”1”の個数と、変換される符号語列の要素内の”1”の個数を、2で割ったときの余りが、どちらも1あるいは0で一致するような変換規則を有することを特徴とする。
【0048】
請求項16に記載の復調方法は、復調手段(例えば、図1の復調部11)の変換テーブルが、最小ランdを1とし、可変長構造を有し、その要素は、同一の不確定符号中に2箇所の不確定ビット不確定符号を有し、かつ、データ列の要素内の”1”の個数と、変換される符号語列の要素内の”1”の個数を、2で割ったときの余りが、どちらも1あるいは0で一致するような変換規則を有することを特徴とする。
【0050】
請求項17に記載の復調装置は、復調手段(例えば、図1の復調部11)の変換テーブルは、最小ランdを1とし、可変長構造を有し、その要素は、最小ランの連続を制限する要素と、不確定符号を有し、かつ、データ列の要素内の”1”の個数と、変換される符号語列の要素内の”1”の個数を、2で割ったときの余りが、どちらも1あるいは0で一致するような変換規則を有することを特徴とする。
【0051】
請求項18に記載の復調装置は、復調手段(例えば、図1の復調部11)で復調され、出力された符号列から、所定の間隔で挿入されているDSV制御ビットを除去するDSV制御ビット除去手段(例えば、図1のDSVビット除去部12)をさらに備えることを特徴とする。
【0052】
以下、本発明に係る復調装置の実施の形態を図面を参照しながら説明するが、その前に、変調の原理について説明する。基本データ長がmビットのデータは、変換テーブルに従って、基本符号長がnビットの可変長符号(d,k;m,n;r)に変換される。この変換テーブルにおいては、最小ランdが1とされ、可変長構造のものとされている。また変換テーブル内の要素は、それぞれ一意に決定する要素を持ち、変換テーブルは、最小ランの連続を制限する置き換えコードを有し、かつ、データ列の要素内の”1”の個数と、変換される符号語列の要素内の”1”の個数を、2で割った時の余りが、どちらも1あるいは0で同一であるような変換規則を有している。これらの変換テーブルは例えば以下のようである。
<表3>
NEW-MOD RML(1,7) plus data-bit-DSV control
データ 符号
10 100
01 010
1110 000 100
1101 101 010
1111 001 010
1100 101 000
0010 000 010
0001 001 000
001110 001 001 010
001101 101 001 000
001111 101 001 010
001100 001 001 000
000010 000 101 010
000000 000 101 000
00000110 001 001 001 010
00000101 010 000 001 000
00000111 010 000 001 010
00000100 001 001 001 000
00001110 101 001 001 010
00001101 000 101 001 000
00001111 000 101 001 010
00001100 101 001 001 000
11011101 100 000 001 000
【0053】
表3は、最小ランd=1で、可変長構造を持ち、変換テーブル内に、最小ランの連続を制限する、置き換えコードを持っている。すなわち、データ変換後の符号語列は、最小ランの繰り返し回数が制限されており、最大で7回まで最小ランの繰り返しがある。
【0054】
表3は、さらに、データ列の要素内の”1”の個数と、変換される符号語列の要素内の”1”の個数を、2で割った時の余りが、どちらも1あるいは0で同一となるような変換規則を持っている。例えば、データ列の要素”1110”は”000100”の符号語列に対応しているが、それぞれ”1”の個数は、データ列で3個、対応する符号語列では1個であり、どちらも2で割った余りが1で一致している。同様に、データ列の要素”1111”は”001010”の符号語列に対応しているが、それぞれ”1”の個数は、データ列で4個、対応する符号語列では2個であり、どちらも2で割った余りが0で一致している。表3では、拘束長r=4である。最大ランk=7を与えるためには、少なくとも拘束長rは4が必要である。
【0055】
<表4>
RML(1,7) plus data-bit-DSV control
データ 符号
11 *0* (Before 0 * = 1, Before 1 :* = 0)
10 010
01 001
0011 010 100
0010 000 100
0001 010 000
000011 000 100 100
000010 010 100 100
00000111 000 100 100 100
00000110 000 100 000 010
00000101 000 100 000 001
00000100 000 100 000 101
00000011 010 100 100 100
00000010 010 100 000 010
00000001 010 100 000 001
00000000 010 100 000 101
10111011 001 000 000 010
【0056】
表4は、最小ランd=1で、可変長構造を持ち、変換テーブル内の要素に、不確定符号(*0*)を持ち、さらに最小ランの連続を制限する、置き換えコードを持っている。すなわち、データ変換後の符号語列は、最小ランの繰り返し回数が制限されており、最大で7回まで最小ランの繰り返しがある。また、表4で変換データ列の2ビットが”11”であったとき、その直前の変換データ列によって”000”あるいは”101”が選択される。直前の変換データ列が、”01”,あるいは、”00000101”,”00000100”,”00000001”,または”00000000”であるとき、最小ランを守るために、データ”11”は”000”に変換される。それ以外においては、データ”11”は”101”に変換される。
【0057】
表4は、さらに、データ列の要素内の”1”の個数と、変換される符号語列の要素内の”1”の個数を、2で割った時の余りが、どちらも1あるいは0で同一となるような変換規則を持っている。例えば、データ列の要素”0011”は”010100”の符号語列に対応しているが、それぞれ”1”の個数は、データ列で2個、対応する符号語列では2個であり、どちらも2で割った余りが0で一致している。同様に、データ列の要素”0010”は”000100”の符号語列に対応しているが、それぞれ”1”の個数は、データ列で1個、対応する符号語列では1個であり、どちらも2で割った余りが1で一致している。
【0058】
なお、表4中の不確定符号は、各要素に2箇所与えられているが、これは、要素内の”1”の個数を、2で割ったときの余りをそろえるためのものである。また、表4では、拘束長r=4である。最大ランk=7を与えるためには、少なくとも拘束長rは4が必要である。
【0059】
以上のような、データ列内においてDSV制御を行うことの出来るテーブルによる符号語列の復調は、チャネルビット列をそれぞれの復調テーブルにより復調した上で、さらにあらかじめ挿入されているDSVビットを取り除く必要がある。
【0060】
図1は、データを可変長符号(d,k;m,n;r)に変換した変調符号を、復号する復調装置の構成例を表している。この例では、表3の変換テーブルを用いて変調された符号を復調するので、表3の変換テーブル(符号をデータに戻すテーブルなので逆変換テーブルとも称されるが、実質的には変換テーブルと同一であるので、以下、単に、変換テーブルという)を有している。
【0061】
復調装置は、図1に示すように、伝送路より伝送されてきた信号、または、記録媒体より再生された信号を、復調テーブル(変換テーブル)に基づいて復調する復調部11と、さらに復調されたデータ列より、所定の間隔で挿入されているデータ列内のDSV制御ビットを除去し、元のデータ列を与える、DSVビット除去部12を備える。そしてバッファ13は、入力されたシリアルデータを一旦記憶し、所定の転送レートで読み出し、出力する。タイミング管理部14は、タイミング信号を生成し、各部に供給してタイミングを管理する。
【0062】
図1の復調装置における復調部11は、図2に示すように構成されており、伝送路より伝送されてきた信号、または、記録媒体より再生された信号を2値化するコンパレート部21を備える。コンパレート部21はまた、入力された信号がNRZI変調されているとき(レベル符号であるとき)は、これを逆NRZI符号化(エッジ符号化)して出力する。拘束長判定部22は、コンパレート部21によりデジタル化された信号の入力を受け、拘束長iを判定する。またTmin繰り返し制限データ検出部23では、コンパレート部21によりデジタル化された信号の入力から、Tmin(最小ラン)の繰り返しを制限するために与えられた特別なパターンを検出し、その情報を拘束長判定部22に送る。
【0063】
変換部24−1乃至24−rは、n×iビットの可変長符号を、m×iビットのデータに逆変換するテーブル(表3に示した変換テーブルと実質的に同一の変換テーブル)を有している。マルチプレクサ25は、変換部24−1乃至24−rのデータの中から、所定のものを選択し、シリアルデータとして出力する。
【0064】
次に復調動作について説明する。伝送路より伝送されてきた信号、あるいは記憶媒体より再生された信号は、コンパレート部21に入力され、コンパレートされる。コンパレート部21より出力された信号は、逆NRZI符号(”1”がエッジを示す符号)のデジタル信号となって、拘束長判定部22に入力され、拘束長の判定処理が行われる。またさらに、このデジタル信号はTmin繰り返し制限データ検出部23にも入力され、最小ランの連続を制限する特別なパターンを検出し、その結果を拘束長判定部22に出力する。
【0065】
すなわち、拘束長判定部22は、表3に示す変換テーブル(逆変換テーブル)を有している。また、Tmin繰り返し制限データ検出部23では、表3に示す変換テーブルのうちの、Tminの連続を制限するために与えられた変換テーブル(具体的には、符号”100000001000”を、データ”11011101”に変換するテーブル)を有している。結局、表3のテーブルが2つに分割されて、拘束長判定部22とTmin繰り返し制限データ検出部23に保持されており、入力された変調符号の拘束長は、図3に示すように判定される。
【0066】
いま、入力された符号が”100”であるとき、拘束長判定部22では、その符号を、拘束長i=1の符号であると決定する。またこの他に、Tmin繰り返し制限データ検出部23では、合計12ビットの符号を参照し、”100000001000”と一致するか否かを判定する。一致する場合、その符号はTmin繰り返し制限のデータパターンであると判定し、拘束長判定部22へ判定結果を出力する。拘束長判定部22では、Tmin繰り返し制限データ検出部23からTmin繰り返し制限のデータパターンであることを示す信号が入力されたときは、他に優先して拘束長i=4と判定する。結局、入力された符号が”100”であるとき、その符号は合計12ビットを参照し、”100000001000”であれば、拘束長はi=4と判定され、また異なるときはi=1と判定される。
【0067】
入力された符号が、”000100”,”101010”,”001010”,”101000”,”000010”,または”001000”である時、その符号の拘束長は、i=2であると判定される。
【0068】
入力された符号が、”001001010”,”101001000”,”101001010”,”001001000”,”000101010”,または”000101000”である時、その符号の拘束長は、i=3であると判定される。
【0069】
入力された符号が、”001001001010”,”010000001000”,”010000001010”,”001001001000”,”101001001010”,”000101001000”,”000101001010”,または”101001001000”である時、その符号の拘束長は、i=4であると判定される。
【0070】
拘束長の判定を、参照ビットの立場から、さらに説明する。拘束長の判定においては、i=1以外の場合、それぞれ拘束長×3ビットが参照される。すなわち、i=2では6ビットが参照され、一致するか否かが判定される。またi=3では9ビットが参照され、一致するか否かが判定される。さらにi=4では12ビットが参照され、一致する否かが判定される。
【0071】
最小ランの繰り返しを制限するデータは、拘束長i=4において与えられている。最小ランの繰り返しを制限するデータの判定では、12ビットが参照され、”100000001000”であったとき、Tmin繰り返し制限データ検出部23は、検出信号を拘束長判定部23に送る。
【0072】
このように、本テーブルによる復調は、可変長テーブルである特徴を生かして、i=2、i=3などの拘束長の決定は、それぞれテーブル要素のマッチングが取れれば良い。
【0073】
ところで残る拘束長i=1の判定では、テーブルで復調誤りのないように、全部で12ビットが参照される。そして、12ビットが、次の例でない場合には、i=1と決定して、拘束長判定が行われる。除外される12ビットは、”100000001000”,”010000001000”,または”010000001010”である。実際に、これらの場合は、それぞれ拘束長i=4と判定されることを意味している。上記3つの場合以外で、最初の3ビットが”100”,あるいは、”010”であれば、拘束長i=1と判定される。
【0074】
変換部24−1においては、アドレス”100”にデータ”10”が書き込まれており、アドレス”010”にデータ”01”が書き込まれている。以下、変換部24−2以降の各変換テーブルも、同様に、それぞれ対応するデータが書き込まれており、アドレスに対応するデータを出力する。
【0075】
マルチプレクサ25は、変換部24−iより供給されたデータから、拘束長判定部22の拘束長判定結果に対応して、1つの変換部24−iを選択し、その出力をシリアルデータとして出力する。すなわち、拘束長iが1であるとき、マルチプレクサ25は、変換部24−1を選択し、2ビットの復調データをシリアルで出力する。またi=2であるとき、変換部24−2を選択し、4ビットの復調データをシリアルで出力する。そしてi=3であるとき、変換部24−3を選択し、6ビットの復調データをシリアルで出力する。以下、同様である。
【0076】
拘束長判定部22およびTmin繰り返し制限データ検出部23は、結局、拘束長を、他のパターンと区別できた時点で決定すれば良い。表3の逆のテーブルをたどると、表5のような符号列のとき、拘束長が決定され、さらに復調データ列が決定される。
【0077】
i=1乃至4が拘束長判定部22に、そしてi=4の”100000001000”がTmin繰り返し制限データ検出部23に、それぞれ相当する。
【0078】
この場合においてビットシフトエラー時に、復調したときのエラー伝搬長は、最大で14データビットとなる。
【0079】
復調部11の出力はDSVビット除去部12に入力され、DSVビットを除去する処理が実行される。図4は、DSVビット除去部12における、具体的な処理を示すフローチャートである。
【0080】
DSVビット除去部12は、内部にカウンタを持っており、また復調部11より得られたデータ列は、所定のデータビットの間隔でDSVビットが挾まれている。そこで、DSVビット除去部12は、ステップS1において、入力されたデータ(符号)をカウントし、ステップS2において、そのカウント値が、DSVビットが挿入されているビットのカウント値であるか否かを判定する。DSVビットが挿入されているカウント値でない場合には、ステップS3に進み、DSVビット除去部12は、復調部11より入力されたビットを、そのままバッファ13に出力する。
【0081】
これに対して、カウント値が、DSVビットが挿入されているカウント値に達したと判定された場合、ステップS3の処理はスキップされる。すなわち、この場合においては、そのビット(DSVビット)は、出力されず、除去される。
【0082】
そして、ステップS4に進み、DSVビット除去部12は、ステップS3で出力処理したデータをバッファ13に送出する。ステップS5においては、復調部11より入力されるデータが、終了したか否かを判定し、終了していない場合には、ステップS1に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行する。以上によって、元のデータ列が復調される。
【0083】
以上のように、本発明によれば、DSV制御を効率良く行いながら変調ができ、さらに最小ラン長の繰り返し回数を制限するコードを持つテーブルによる、変復調によって、以下のような効果が得られる。
(1)DSV制御は、d=1において、1.5符号語で行われ、かつ挿入DSVビットは同一ビット数であるためエラー伝搬が起こりにくい。
(2)従来と比較して、高線密度でのスキューに対する許容度が向上する。
(3)従来と比較して、信号レベルが小さい部分が減少し、AGCやPLL等の波形処理の精度が向上し、総合特性を高めることができる。
(4)従来と比較して、ビタビ復号等の際のパスメモリ長が短く設計でき、回路規模を小さくすることができる。
【0084】
なお、上記したような処理を行うコンピュータプログラムをユーザに提供する提供媒体としては、磁気ディスク、CD-ROM、固体メモリなどの記録媒体の他、ネットワーク、衛星などの通信媒体を利用することができる。
【0085】
【発明の効果】
以上のように、請求項1記載の復調装置、請求項5に記載の復調方法によれば、変換テーブル内の要素を、拘束長が異なるいずれのデータ列に対しても、そのデータ列から変換される符号語列が一意に定まる要素にし、かつ、データ列の要素内の”1”の個数と、変換される符号語列の要素内の”1”の個数を、2で割ったときの余りが、どちらも1あるいは0で一致するようにしたので、より効率良くDSV制御が行われた符号語列をデータ列に復号することができる。
【0086】
請求項6に記載の復調装置、請求項11に記載の復調方法によれば、変換テーブル内の要素として、最小ランの連続を制限するコードを持たせ、かつ、データ列の要素内の”1”の個数と、変換される符号語列の要素内の”1”の個数を、2で割ったときの余りが、どちらも1あるいは0で一致するようにしたので、クロックの再生の面から装置の設計を容易にすることができる。
【0087】
請求項12に記載の復調装置、請求項16に記載の復調方法によれば、変換テーブル内の要素の同一の不確定符号中に2箇所の不確定ビットを持たせ、かつ、データ列の要素内の”1”の個数と、変換される符号語列の要素内の”1”の個数を、2で割ったときの余りが、どちらも1あるいは0で一致するようにしたので、効率よくDSV制御が行われた符号語列をデータ列に、確実に復号することが可能となる。
【0088】
請求項17に記載の復調装置、請求項22に記載の復調方法によれば、変換テーブル内の要素として、最小ランの連続を制限する要素を設けるとともに、不確定符号を有するものとし、さらに、データ列の要素内の”1”の個数と、変換される符号語列の要素内の”1”の個数を、2で割ったときの余りが、どちらも1あるいは0で一致するようにしたので、効率よくDSV制御が行われた符号語列をデータ列に、迅速かつ確実に復号することが可能となる。
【0089】
いずれの場合のおいても、挿入するDSVビットとして、反転と非反転にかかわらず、データ列内に同一ビットを挿入するので、エラー伝搬により安定となり、より確実にデータを復号することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の復調装置の一実施の形態の構成を示すブロック図である。
【図2】図1の復調部11の構成例を示すブロック図である。
【図3】図2の拘束長判定部22とTmin繰り返し制限データ検出部23の動作を説明する図である。
【図4】図1のDSVビット除去部12の処理を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
11 復調部, 12 DSVビット除去部, 13 バッファ, 21 コンパレート部, 22 Tmin繰り返し制限データ検出部, 23 拘束長判定部, 24−1乃至14−r 変換部, 25 マルチプレクサ
Claims (22)
- 基本符号長がnビットの可変長符号(d,k;m,n;r)を、変換テーブルに基づいて、基本データ長がmビットのデータに変換して出力する復調手段を備える復調装置において、
前記復調手段の変換テーブルは、
最小ランdを1とし、
可変長構造を有し、
その要素は、拘束長が異なるいずれのデータ列に対しても、そのデータ列から変換される符号語列が一意に定まる要素で構成され、
かつ、データ列の要素内の”1”の個数と、変換される符号語列の要素内の”1”の個数を、2で割ったときの余りが、どちらも1あるいは0で一致するような変換規則を有する
ことを特徴とする復調装置。 - 前記復調手段で復調され、出力された符号列から、所定の間隔で挿入されているDSV制御ビットを除去するDSV制御ビット除去手段をさらに備える
ことを特徴とする請求項1に記載の復調装置。 - 前記変換テーブルでは、最大ランkが少なくとも7とされている
ことを特徴とする請求項1に記載の復調装置。 - 前記変換テーブルでは、最大ランkが7であるとき、拘束長rが少なくとも4とされている
ことを特徴とする請求項1に記載の復調装置。 - 基本符号長がnビットの可変長符号(d,k;m,n;r)を、変換テーブルに基づいて、基本データ長がmビットのデータに変換して出力する復調方法において、
前記変換テーブルが、
最小ランdを1とし、
可変長構造を有し、
その要素は、拘束長が異なるいずれのデータ列に対しても、そのデータ列から変換される符号語列が一意に定まる要素で構成され、
かつ、データ列の要素内の”1”の個数と、変換される符号語列の要素内の”1”の個数を、2で割ったときの余りが、どちらも1あるいは0で一致するような変換規則を有する
ことを特徴とする復調方法。 - 基本符号長がnビットの可変長符号(d,k;m,n;r)を、変換テーブルに基づいて、基本データ長がmビットのデータに変換して出力する復調手段を備える復調装置において、
前記復調手段の変換テーブルは、
最小ランdを1とし、
可変長構造を有し、
その要素は、最小ランの連続を制限する要素を有し、
かつ、データ列の要素内の”1”の個数と、変換される符号語列の要素内の”1”の個数を、2で割ったときの余りが、どちらも1あるいは0で一致するような変換規則を有する
ことを特徴とする復調装置。 - 前記復調手段で復調され、出力された符号列から、所定の間隔で挿入されているDSV制御ビットを除去するDSV制御ビット除去手段をさらに備える
ことを特徴とする請求項6に記載の復調装置。 - 前記変換テーブルでは、最大ランkが少なくとも7とされている
ことを特徴とする請求項6に記載の復調装置。 - 前記変換テーブルでは、拘束長rが少なくとも4とされている
ことを特徴とする請求項6に記載の復調装置。 - 前記変換テーブルの最小ランの連続を制限する要素は、拘束長を増加させない要素とされている
ことを特徴とする請求項6に記載の復調装置。 - 基本符号長がnビットの可変長符号(d,k;m,n;r)を、変換テーブルに基づいて、基本データ長がmビットのデータに変換して出力する復調方法において、
前記変換テーブルが、
最小ランdを1とし、
可変長構造を有し、
その要素は、最小ランの連続を制限する要素を有し、
かつ、データ列の要素内の”1”の個数と、変換される符号語列の要素内の”1”の個数を、2で割ったときの余りが、どちらも1あるいは0で一致するような変換規則を有する
ことを特徴とする復調方法。 - 基本符号長がnビットの可変長符号(d,k;m,n;r)を、変換テーブルに基づいて、基本データ長がmビットのデータに変換して出力する復調手段を備える復調装置において、
前記復調手段の変換テーブルは、
最小ランdを1とし、
可変長構造を有し、
その要素は、同一の不確定符号中に2箇所の不確定ビットを有し、
かつ、データ列の要素内の”1”の個数と、変換される符号語列の要素内の”1”の個数を、2で割ったときの余りが、どちらも1あるいは0で一致するような変換規則を有する
ことを特徴とする復調装置。 - 前記復調手段で復調され、出力された符号列から、所定の間隔で挿入されているDSV制御ビットを除去するDSV制御ビット除去手段をさらに備える
ことを特徴とする請求項12に記載の復調装置。 - 前記変換テーブルでは、最大ランkが少なくとも7とされている
ことを特徴とする請求項12に記載の復調装置。 - 前記変換テーブルでは、最大ランkが7であるとき、拘束長rが少なくとも4とされている
ことを特徴とする請求項12に記載の復調装置。 - 基本符号長がnビットの可変長符号(d,k;m,n;r)を、変換テーブルに基づいて、基本データ長がmビットのデータに変換して出力する復調方法において、
前記復調手段の変換テーブルが、
最小ランdを1とし、
可変長構造を有し、
その要素は、同一の不確定符号中に2箇所の不確定ビットを有し、
かつ、データ列の要素内の”1”の個数と、変換される符号語列の要素内の”1”の個数を、2で割ったときの余りが、どちらも1あるいは0で一致するような変換規則を有する
ことを特徴とする復調方法。 - 基本符号長がnビットの可変長符号(d,k;m,n;r)を、変換テーブルに基づいて、基本データ長がmビットのデータに変換して出力する復調手段を備える復調装置において、
前記復調手段の変換テーブルは、
最小ランdを1とし、
可変長構造を有し、
その要素は、最小ランの連続を制限する要素と、不確定符号を有し、
かつ、データ列の要素内の”1”の個数と、変換される符号語列の要素内の”1”の個数を、2で割ったときの余りが、どちらも1あるいは0で一致するような変換規則を有する
ことを特徴とする復調装置。 - 前記復調手段で復調され、出力された符号列から、所定の間隔で挿入されているDSV制御ビットを除去するDSV制御ビット除去手段をさらに備える
ことを特徴とする請求項17に記載の復調装置。 - 前記変換テーブルでは、最大ランkが少なくとも7とされている
ことを特徴とする請求項17に記載の復調装置。 - 前記変換テーブルでは、拘束長rが少なくとも4とされている
ことを特徴とする請求項17に記載の復調装置。 - 前記変換テーブルの最小ランの連続を制限する要素は、拘束長を増加させない要素とされている
ことを特徴とする請求項17に記載の復調装置。 - 基本符号長がnビットの可変長符号(d,k;m,n;r)を、変換テーブルに基づいて、基本データ長がmビットのデータに変換して出力する復調方法において、
前記変換テーブルが、
最小ランdを1とし、
可変長構造を有し、
その要素は、最小ランの連続を制限する要素と、不確定符号を有し、
かつ、データ列の要素内の”1”の個数と、変換される符号語列の要素内の”1”の個数を、2で割ったときの余りが、どちらも1あるいは0で一致するような変換規則を有する
ことを特徴とする復調方法。
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