JP3710943B2 - 接着性組成物および多層構造物 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は多層構造物に関する。さらに詳しくは、成形性に優れ且つ接着性が良好な接着性組成物を用いた多層構造物に関する。
【0002】
【従来の技術】
多層構造物における接着剤層としての使用に好適なポリオレフィン含有混合物は公知である。これらの接着剤混合物は、一般に結合層として言及される。例えば、米国特許第2081723号明細書は、(A)少なくとも1つの重合可能なエチレン性不飽和カルボン酸または無水カルボン酸でポリエチレン幹がグラフトされたグラフトコポリマー、および(B)線状低密度ポリエチレンおよびポリプロピレンを含有する混合樹脂混合物からなる変性ポリオレフィン接着性混合物を開示している。
【0003】
本発明の目的に関して、ポリケトンは、(a)一酸化炭素から誘導された単位、および(b)1種以上のオレフィン性不飽和化合物から誘導された単位の交互構造を有する線状ポリマーとして定義される。また、この線状ポリマーがオレフィン性不飽和化合物から誘導された相当するホモポリマーまたはコポリマーを少割合(例えば、10重量%まで)を含有する混合物もまた、この定義内に属すると理解されるべきである。
【0004】
このようなポリケトンは、式:
【0005】
【化1】
【0006】
(式中、Rは独立して水素またはヒドロカルビル基であり、そしてmは大きな整数である)を有している。これらは米国特許第3694412号明細書に開示されている。また、ポリケトンの製造方法は、米国特許第3694412号明細書、そして欧州特許第181014号公報と欧州特許第121965号公報に開示されている。ポリケトンに対する接着性樹脂が、WO95/09212には紹介されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、ポリケトンとの接着力を向上させ、なおかつ良好な接着力と成形性とのバランスに優れた接着性樹脂を用いた多層構造物を提供することにある。本発明のさらに他の目的および利点は、以下の説明から明らかになろう。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、本発明の上記目的および利点は、ポリオレフィン組成物からなる第1層およびポリケトン組成物からなる第2層が、(A)少なくとも1つの重合可能なエチレン性不飽和カルボン酸またはその誘導体がポリオレフィンの幹にグラフト率0.001〜0.6重量%でグラフトされ、且つメルトフローレート(荷重2.16kg、190℃)が2g/10分以上であるグラフトコポリマー100重量部、(B)ポリオレフィン233重量部以下および(C)少なくとも1つが第1アミノ基である少なくとも2つの第1または第2アミノ基を有する化合物0.01〜1.0重量部を含有してなる接着性組成物によって接合されている多層構造物によって達成される。
【0009】
グラフトコポリマー(A)の幹として用いられるポリオレフィンとしては、例えばポリエチレン、ポリプロピレンのようなポリオレフィン樹脂、好ましくはエチレンに炭素数3〜20のα−オレフィンを共重合したエチレン−α−オレフィン共重合体が挙げられる。特に好ましい例は、密度が0.850〜0.910、結晶化度が38%以下のエチレン−α−オレフィン共重合体である。
【0010】
本発明における接着性組成物はポリオレフィンをポリケトンに結合するために、成分(A)の幹ポリマーに用いられるポリオレフィンは、接合されるべきポリオレフィンと同じであることが好ましい。例えば、ポリプロピレンが本発明の接着性組成物によりポリケトンに接合される場合、成分(A)はポリプロピレンのグラフトコポリマーであることが好ましい。
【0011】
重合可能なエチレン性不飽和カルボン酸およびこれの誘導体としては、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、イタコン酸、シトラコン酸、メサコン酸、無水マレイン酸、4−メチルシクロヘキセ−4−エン−1,2−ジカルボン酸無水物、ビシクロ(2.2.2)オクト−5−エン−2,3−ジカルボン酸無水物、1,2,3,4,5,8,9,10−オクタヒドロナフタレン−2,3−ジカルボン酸無水物、2−オクサ−1,3−ジケトスピロ(4.4)ノン−7−エン、ビシクロ(2.2.1)ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボン酸無水物、マレオピマル酸、テトラヒドロフタル酸無水物、x−メチル−ビシクロ(2.2.1)ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボン酸無水物、x−メチル−ノルボルン−5−エン−2,3−ジカルボン酸無水物、ノルボルン−5−エン−2,3−ジカルボン酸無水物を挙げることができる。好ましくは、無水マレイン酸が使用される。
【0012】
成分(A)のグラフトコポリマーにおいて、少なくとも1つの重合可能なエチレン性不飽和カルボン酸またはその誘導体のポリオレフィンへのグラフト率は、0.001〜0.6重量%である。
【0013】
該不飽和カルボン酸またはその誘導体から選ばれるグラフトモノマーをポリオレフィンにグラフトさせるには、従来公知の種々の方法を採用することができる。例えば、ポリオレフィンを溶融し、そこへグラフトモノマーを添加してグラフト反応させる方法、あるいは、ポリオレフィンを溶媒に溶解して溶液となし、そこへグラフトモノマーを添加してグラフト反応させる方法等である。いずれの場合にも、前記グラフトモノマーを効率よくグラフト共重合させるためには、ラジカル開始剤の存在下にグラフト反応を実施することが好ましい。グラフト反応は、通常60〜350℃の温度で行われる。ラジカル開始剤の使用割合は、ポリオレフィン100重量部に対して、通常0.001〜1重量部の範囲である。
【0014】
ラジカル開始剤としては、有機ペルオキシド、有機ポリエステル、例えばベンゾイルペルオキシド、ジクロルベンゾイルペルオキシド、ジクミルペルオキシド、ジ−tert−ブチルペルオキシド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(ペルオキシドベンゾエート)ヘキシン−3、1,4−ビス(tert−ブチルペルオキシイソプロピル)ベンゼン、ラウロイルペルオキシド、tert−ブチルペルアセテート、2,5−ジメチル−2,5−ジ(tert−ブチルペルオキシ)ヘキシン−3、2,5−ジメチル−2,5−ジ(tert−ブチルペルオキシ)ヘキサン、tert−ブチルペルベンゾエート、tert−ブチルペルフェニルアセテート、tert−ブチルペルイソブチレート、tert−ブチルペル−sec−オクトエート、tert−ブチルペルピバレート、クミルペルピバレートおよびtert−ブチルペルジエチルアセテート、その他アゾ化合物、例えばアゾビスイソブチロニトリル、ジメチルアゾイソブチレートが用いられる。
【0015】
これらのうちでは、ジクミルペルオキシド、ジ−tert−ブチルペルオキシド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(tert−ブチルペルオキシ)ヘキシン−3、2,5−ジメチル−2,5−ジ(tert−ブチルペルオキシ)ヘキサン、1,4−ビス(tert−ブチルペルオキシイソプロピル)ベンゼン等のジアルキルペルオキシドが好ましい。
【0016】
ここで、グラフト率とは、グラフト前のポリオレフィンの合計重量を基準にして、グラフトされた不飽和カルボン酸もしくはその誘導体の重量割合(%)と定義される。
【0017】
グラフトコポリマーを調製するための方法は周知であり、そしていかなる好適な方法でも、例えばポリプロピレンの如きポリオレフィンおよび重合可能なエチレン性不飽和カルボン酸またはその誘導体とから調製するために使用することができる。
【0018】
1つのこのような好適な方法は、有機過酸化物または過酸化水素のようなラジカル開始剤の存在において、ポリオレフィンの融点を越え且つラジカル開始剤の好適な半減期を与える温度において、ポリオレフィンと重合可能なエチレン性不飽和カルボン酸またはこれの誘導体とを一緒に混合することからなる。好適なラジカル開始剤は周知である。このグラフト方法は、例えばブラベンダーミキサー、バンバリーミキサーまたはロールミルのような公知の混合装置を用いて実施することができる。好ましくはグラフト方法は、密閉された容器中で実施される。
【0019】
グラフトコポリマーを調製する便利な方法は、単一または複数のスクリュー押出機により、幹ポリマーを形成するポリオレフィン、重合可能なエチレン性不飽和カルボン酸またはこれの誘導体、および有機過酸化物または過酸化水素の如きラジカル開始剤とを一緒に押し出すことである。この場合、それらをあらかじめ混合して押出機に供給しても良いし、幹ポリマーを押出機へフィード後、押出機の途中で重合可能なエチレン性不飽和カルボン酸、パーオキサイドをフィードしグラフト反応させても良い。
【0020】
グラフトコポリマー(A)のメルトフローレート(荷重2.16kg、190℃)は、2g/10分以上である。好ましくは、2〜40g/10分以上であり、特に好ましくは、2〜20g/10分以上である。
【0021】
成分(B)のポリオレフィンは、エチレンまたは炭素数3〜10のα−オレフィンのホモポリマーまたはコポリマーであることができる。例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、例えばブテンの如き炭素数3〜10のα−オレフィンコモノマー少なくとも1種とエチレンのコポリマー、または、エチレンあるいは炭素数4〜10のα−オレフィンとプロピレンのコポリマーであり得る。成分(B)は、好ましくは、成分(A)を調製するのに用いるポリオレフィン幹ポリマーと同じである。すなわち、成分(A)がポリプロピレン幹ポリマーの変性したグラフトコポリマーである場合、成分(B)は、好ましくはポリプロピレンである。さらにその上、本発明の接着性組成物はポリオレフィンをポリケトンに接合するために成分(B)は、接合されるべきポリオレフィンと同一または類似のポリオレフィンであることが好ましい。
【0022】
成分(B)は成分(A)100重量部に対し233重量部以下で使用される。成分(B)は、好ましくは5〜60g/10分、特に好ましくは10〜40g/10分のメルトフローレート(荷重2.16kg、190℃)を有する。
【0023】
成分(C)は、少なくとも1つが第1アミノ基である少なくとも2つの第1または第2アミノ基を有する化合物である。成分(C)は、2つの第1アミノ基および16個までの炭素原子を含み、第1アミノ基間に少なくとも2個の炭素原子を有するジアミンであることが好ましい。かかるジアミンとしては、例えば、フェニレンジアミン、4,4’−ジアミノビフェニルおよびジ(4−アミノフェニル)エーテルの如くアミノ基を連結する芳香族骨格を含有するか、または、ジ(4−アミノシクロヘキシル)メタンまたは1,4−ジアミノシクロオクタンの如く環状脂肪族連結骨格を含有するか、あるいは、式:
H2N(CH2)nNH2 (II)
(式中、nは2〜16を含む整数である)の非環状末端第1ジアミンを挙げることができる。このような式(II)のポリメチレンジアミンとしては、例えばトリメチレンジアミン、テトラメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、デカメチレンジアミン、ドデカメチレンジアミンおよびヘキサデカメチレンジアミンを挙げることができる。また、ポリメチレンジアミンの任意の位置の隣接する2つのメチレン基間にオキサ基(−O−)が導入された形に相当するジアミン、例えば4,9−ジオキサドデカン−1,12−ジアミンも好適に使用される。
【0024】
成分(C)は、成分(A)100重量部当たり0.01〜1.0重量部、好ましくは、0.01〜0.6重量部で用いられる。
【0025】
成分(C)は、グラフトコポリマー(A)と反応する。成分(C)は、いくつかの方法でグラフトコポリマー(A)と反応させることができる。好ましい方法は、公知の混合装置、例えばブラベンダーミキサー、バンバリーミキサーまたはロールミルまたはツインスクリュー押出機中でそれらを溶融混合することにより、溶融物中でそれらを反応させる方法である。
【0026】
成分(C)とグラフトコポリマー(A)の反応は、成分(B)と混合する前または同時に実施することができる。しかしながら、グラフトコポリマー(A)が最初に成分(C)と反応し、そして次いで(B)と混合することが好ましい。
【0027】
成分(A)、(B)および(C)からなる接着性組成物は、バッチ式または連続式の混合用の公知の技術および装置を用いて調製することができる。
【0028】
本発明の接着性組成物は、例えば酸化防止剤のような、このような組成物に慣用的に使用される添加剤を含有することもできる。
【0029】
本発明のポリオレフィン含有接着性組成物は、特にポリオレフィンをポリケトンに結合するために好適である。ポリオレフィンを極性基質に結合するために接着性組成物を使用する方法は公知であり、例えば、ラミネーション、共押出し、押出しラミネーションおよび共押出し塗布を挙げることができる。
【0030】
本発明は、ポリオレフィンを含む第1層とポリケトンを含む第2層からなり、この第1および第2層が上記接着性組成物の中間層と一緒に結合されている多層構造物であるが、特に本発明は、共押出し、例えば共押出しにより製造された多層フィルムのような多層構造物を提供する。
【0031】
ポリオレフィン層は、オレフィンホモポリマーまたはコポリマーの主要部分を含むいずれかの層である。好ましくはポリオレフィン層は、ポリエチレンまたはポリプロピレン、例えば少なくとも70重量%の重合したプロピレン単位を包含している。
【0032】
第2層は、前記したようなポリケトンを包含している。本発明の目的として前記したように、ポリケトンは,(a)一酸化炭素から誘導された単位、および(b)1以上のオレフィン性不飽和化合物から誘導された単位の選択的な構造を有する線状ポリマーとして定義される。好適なオレフィン性の単位は、C2〜C12アルファーオレフィンから誘導されたもの、またはこれの置換された誘導体、またはスチレンまたはスチレンのアルキル置換された誘導体である。このようなオレフィンは、C2〜C5のn−アルファーオレフィンから選択されることが好ましい。そして、オレフィン単位はエチレンから誘導されるか、あるいは最も好ましくは、エチレンと1以上のC3〜C6のn−アルファーオレフィン、例えば特にプロピレンとの混合物から誘導されたものが特に好ましい。
【0033】
これらの最も好ましい材料において、エチレン単位対C3〜C6のn−アルファーオレフィン単位のモル比が、1よりも大かまたは等しく、好ましくは2と30の間にあることがさらに好ましい。
【0034】
本発明による多層構造物は、本願明細書で前に定義した3層に加えて、さらに別の層を含有することができる。例えば、5層構造は、ポリオレフィンの第1層、本発明の接着性組成物の第2層、ポリケトンの第3層、本発明の接着性組成物の第4層およびポリオレフィンの第5層を含むことができる。
【0035】
本発明は、ポリオレフィンを含む第1層およびポリケトンを含む第2層が本発明の接着性組成物の中間層と一緒に結合されている多層フィルムまたはシートを熱形成することにより製造される商品を提供することができる。
【0036】
【実施例】
本発明を次の実施例により説明する。
実施例1〜12および比較例1〜7
(1) 成分(A)として、表1および2に記載した実施例で用いるグラフトコポリマーと、表3および4に記載した比較例で用いるグラフトコポリマーを準備した。
【0037】
【表1】
【0038】
【表2】
【0039】
【表3】
【0040】
【表4】
【0041】
表1〜表4中、MFRはメルトフローレートであり、MAHは無水マレイン酸であり、そしてMAH−POは無水マレイン酸グラフトポリエチレンを表している。
【0042】
(2) 4,9−ジオキサドデカン−1,12−ジアミン、LLDPE(成分(B))と上記無水マレイン酸グラフトポリエチレンとを、下記表5〜9に示す割合で、30mmφの二軸押出機中、270rpmのローター速度で、210℃で溶融混合した。得られた接着性組成物を用いて、低密度ポリエチレン/接着性組成物/ポリケトン/接着性組成物/低密度ポリエチレンの5層(この順序で、300/100/200/100/300μm)からなる積層構造物を、多層押出機を用いて、0.5m/minの成形速度で製造した。
【0043】
得られた積層構造物を剥離テストに付して、本発明の接着性組成物のポリケトンに対する接着力(N/15mm)を測定した。表5〜9には、本発明の接着性組成物とポリケトンとの接着力を示した。
【0044】
【表5】
【0045】
【表6】
【0046】
【表7】
【0047】
【表8】
【0048】
【表9】
【0049】
実施例13および比較例8
(1)成分(A)として、下記表10に示すグラフトコポリマーを準備した。
【0050】
【表10】
MFR、MAHおよびMAH−POの意味は表1〜表4に同じである。
【0051】
(2) 4,9−ジオキサドデカン−1,12−ジアミン、LLDPE(成分(B))と上記無水マレイン酸グラフトポリエチレンとを、下記表11に示す割合で、30mmφの二軸押出機中、270rpmのローター速度で、210℃で溶融混合した。得られた接着性組成物を用いて、低密度ポリエチレン/接着性組成物/ポリケトン/接着性組成物/低密度ポリエチレンの5層(この順序で、300/100/200/100/300μm)からなる積層構造物を、多層押出機を用いて、0.5m/minの成形速度で製造した。
【0052】
得られた積層構造物を剥離テストに付して、本発明の接着性組成物のポリケトンに対する接着力(N/15mm)を測定した。表11には、本発明の接着性組成物とポリケトンとの接着力を示した。
【0053】
【表11】
【0054】
上記実施例13と比較例8の対比から明らかなとおり、実施例13の接着性組成物と比較例8の接着性組成物とはグラフトされた無水マレイン酸の含有量がほぼ同じであるにもかかわらず、実施例13の組成物が比較例8の接着性組成物よりも格段に優れた接着力を示すことがわかる。
【発明の効果】
本発明の接着性組成物は、優れた成形性と良好な接着性を有し、特にポリオレフィンとポリケトンの接着に好適に用いられる。
Claims (1)
- ポリオレフィン組成物からなる第1層およびポリケトン組成物からなる第2層が、(A)少なくとも1つの重合可能なエチレン性不飽和カルボン酸またはその誘導体がポリオレフィンの幹にグラフト率0.001〜0.6重量%でグラフトされ、且つメルトフローレート(荷重2.16kg、190℃)が2g/10分以上であるグラフトコポリマー100重量部、(B)ポリオレフィン233重量部以下および(C)少なくとも1つが第1アミノ基である少なくとも2つの第1または第2アミノ基を有する化合物0.01〜1.0重量部を含有してなる接着性組成物によって接合されている多層構造物。
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