JP3710258B2 - 電子メール機能付き通信端末装置及び記録媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子メール機能付き通信端末装置、たとえばインターネット等のコンピュータ通信網に接続して電子メールの送受信が可能なファクシミリ装置等の通信端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、インターネット等のコンピュータ通信網が普及している。その理由としては、コンピュータ通信網は誤り訂正機能に優れており、またユーザは最寄りの契約プロバイダ (コンピュータ通信網への接続業者) との間の通信費用(回線使用料及びプロバイダの費用)を負担するのみで国内のみならず全世界のコンピュータとの間で通信を行なうことが可能であること等が挙げられる。
【0003】
ところで、従来のファクシミリ通信手順は上述のようなコンピュータ通信網を利用するコンピュータ通信のそれとは異なるため、ファクシミリ装置からコンピュータ通信網へ直接通信を行なうことは出来ない。しかし、ファクシミリ通信で通常送受信されるイメージデータであっても、たとえばTIFF(Tagged Image File Format)形式のような電子メールとして送受信可能な形式のデータに変換した上であればコンピュータ通信網を介してファクシミリ装置で送受信することが可能である。
【0004】
このような事情から、ファクシミリメッセージを電子メールとしてインターネット通信で送受信することが可能であり、そのような用途に使用される電子メール機能付き通信端末装置、特にファクシミリ装置が開発されている。
【0005】
ところで、電子メールを受信する場合には、受信側のユーザが自身のID, パスワードを装置に入力してネットワークへログインし、サーバコンピュータに蓄積されている電子メールを受信するという手順が必要である。このような手順を踏んでサーバコンピュータから受信した電子メールは当然そのユーザ宛の電子メールであり、その電子メールに付加されているヘッダにはそのユーザが宛先であることが明記されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前述のように本来はファクシミリ通信で送信されるべき原稿の画像データを電子メールとして送信した場合には電子メールのヘッダと本来の原稿の画像とが分離されて印字出力されるため、本文のみでは誰宛であるのかが不明になってしまうという問題があった。
【0007】
また同一内容を複数の宛先へファクシミリ通信で送信するいわゆる同報通信を電子メールとして受信した場合には電子メールのヘッダには複数の宛先が記入されることになるため、それ自体が見分け難いという問題もあった。
【0008】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、本来はファクシミリ通信で送信されるべき画像データを電子メールとして送信した場合に、受信側において、宛先のユーザ名、換言すれば電子メールを受信するためにネットワークにログインした際に使用されたユーザIDに対応するユーザ名に関する情報を印字出力することにより、宛先のユーザが容易に認識可能になる電子メール機能付き通信端末装置の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る電子メール機能付き通信端末装置は、電子メールの宛先としての複数のユーザID及び各ユーザIDに対応するユーザ名に関する情報が登録された記憶手段と、該記憶手段に登録されている各ユーザIDで順次的にネットワークへログインして他の通信装置から送信された電子メールを受信する電子メール受信手段と、該電子メール受信手段が受信した電子メールを用紙に印字記録する記録手段と、前記電子メール受信手段が電子メールを受信した場合に、受信した電子メールの受信のためのログインに使用したユーザIDに対応するユーザ名に関する情報を前記記憶手段から取得し、前記用紙上端にユーザ名に関する情報が印字記録されるように、受信した電子メールに付加して前記記録手段に印字記録させる制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0010】
このような本発明の電子メール機能付き通信端末装置では、記憶手段に登録されている複数のユーザIDで順次的にネットワークへログインして電子メールが受信され、各電子メールにそれの受信のためのログインに使用したユーザIDに対応するユーザ名に関する情報が付加されて記録手段により印字記録されるため、誰宛のファクシミリが電子メールとして届いたのかが容易に判断可能になる。
【0011】
また本発明に係る電子メール機能付き通信端末装置は上述の構成において更に、記録手段による電子メールの印字記録を行なうか否かを選択する選択手段と、該選択手段による選択状態を記憶する選択状態記憶手段と、選択状態記憶手段が電子メールの印字記録を行なわないことを記憶している場合に受信した電子メールを記憶しておく電子メール記憶手段とを備えたことを特徴とする。
【0012】
このような本発明の電子メール機能付き通信端末装置では、記録手段による電子メールの印字記録を行なうか否かが選択手段で選択されてその選択状態が選択状態記憶手段に記憶され、選択状態記憶手段が電子メールの印字記録を行なわないことを記憶している場合には受信した電子メールは電子メール記憶手段に記憶されているため、後刻、個々のユーザが必要に応じて見ることが可能になる。
【0013】
また本発明に係る記録媒体は、電子メールの宛先としての複数のユーザID及び各ユーザIDに対応するユーザ名に関する情報が登録された記憶手段と、該記憶手段に登録されているユーザIDでネットワークへログインして他の通信装置から送信された電子メールを受信する電子メール受信手段と、該電子メール受信手段が受信した電子メールを印字記録する記録手段とを備えたコンピュータに受信した電子メールを前記印字手段で用紙に印字記録させるコンピュータプログラムであって、前記記憶手段に登録されている電子メールの宛先としての複数のユーザIDで順次的にネットワークへログインして電子メールを受信するステップと、電子メールを受信した場合に、受信した電子メールの受信のためのログインに使用したユーザIDに対応して前記記憶手段に予め登録されているユーザ名に関する情報を読み出すステップと、前記用紙上端にユーザ名に関する情報が印字記録されるように、受信した電子メールに前記記憶手段から取得したユーザ名に関する情報を付加して記録手段に記録出力させるステップとを含むコンピュータプログラムを記録したことを特徴とする。
【0014】
このような本発明に係る記録媒体ではそれに記録されているコンピュータプログラムがコンピュータシステムにロードされた場合には、複数のユーザIDで順次的にネットワークへログインして電子メールが受信され、各電子メールにそれの受信のためのログインに使用したユーザIDに対応するユーザ名に関する情報が付加されて記録手段により印字記録されるため、誰宛のファクシミリが電子メールとして届いたのかが容易に判断可能になる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。但し、以下に説明する本発明の実施の形態では、本来はファクシミリ通信されるべきイメージデータ(送信原稿の画像データ)を電子メールとして送信するように構成されたファクシミリ装置等の通信端末装置に本発明を適用しており、またコンピュータ通信網としてはインターネットを使用するものとする。
【0016】
まず最初に、本発明の電子メール機能付き通信端末装置(以下、本発明装置と言う) のハードウェア構成を図1を参照して説明する。本発明装置は従来のG3方式等のファクシミリ通信機能に加えてインターネット通信可能な機能を備えている。
【0017】
主制御部1は具体的にはCPU で構成されており、バス13を介して以下のハードウェア各部と接続されていてそれらを制御する他、後述する種々のソフトウェア的機能を実行する。
【0018】
読取部2は、 CCD等を利用したスキャナで原稿を読み取り、白黒2値に変換したドットイメージデータを出力する。記録部3は電子写真方式等のプリンタ装置であり、他のファクシミリ装置からファクシミリ通信により受信したイメージデータ、またはインターネット通信により受信したイメージデータをハードコピーとしてプリントアウトして記録する。
【0019】
表示部4は、液晶表示装置(LCD) または CRTディスプレイ等の表示装置であり、本発明装置の動作状態を表示したり、送信すべき原稿のイメージデータ,受信したイメージデータの表示を行う。
【0020】
操作部5は、本発明装置を操作するために必要な文字キー, テンキー (数字キー),短縮ダイヤルキー, ワンタッチダイヤルキー, 各種のファンクションキー等を備えている。なお、上述の表示部4をタッチパネル方式とすることにより、この操作部5の各種キーの内の一部または全部を代用することも可能である。
【0021】
ROM6は、本発明装置の動作に必要な種々のソフトウェアプログラムを予め格納している。RAM7は、SRAMまたはフラッシュメモリ等で構成され、ソフトウェアの実行時に発生する一時的なデータを記憶すると共に、受信した電子メールを格納する。またRAM7には、後述するユーザテーブル70が適宜の領域に設定されており、更に自身に格納している受信した電子メールの記録部3からの印字出力を行なうか否かの指示を記憶するための印字フラグ71が適宜のビットに割り付けられている。なお、RAM7にフラッシュメモリを使用した場合には、停電,装置の移動等のために電源が遮断された場合にも記憶内容が失われることはない。
【0022】
図2はユーザテーブル70の内容例を示す模式図である。このユーザテーブル70は、本発明装置を使用する複数のユーザに関して、ユーザ番号に対応して各ユーザ名と、ネットワークにログインするためのユーザID及びパスワードが予め登録されている。
【0023】
画像メモリ8はDRAM等で構成され、送信すべきイメージデータまたは受信したイメージデータを記憶する。
【0024】
モデム10は通常のファクシミリ通信用の FAXモデムである。データモデム12はインターネット通信を行なうためのデータ通信用のモデムであり、外部インタフェイス9を介してバス13と接続されている。NCU(Network Control Unit)11 はアナログ回線Lの閉結及び開放の動作を行うハードウェアであり、必要に応じてモデム10またはデータモデム12をアナログ回線Lと接続する。
【0025】
なお、図1において参照符号FDは記録媒体としてフレキシブルディスクを、参照符号14は記録媒体読取部をそれぞれ示している。記録媒体読取部14は具体的にはフレキシブルディスクドライバであり、フレキシブルディスクFDが装入されることによりそれに記録されているコンピュータプログラムを読み取ってRAM7に格納することが可能である。
【0026】
なお、DSU(加入者線終端装置:Digital Service Unit)を備えることにより、ベースバンド伝送方式のデジタル回線に接続するようにしてもよい。
【0027】
本発明装置は以上のようなハードウェア構成を有しており、一般的なG3方式等のファクシミリ通信機能は勿論のこと、主としてTIFFファイル化されたイメージデータを電子メールとして送受信する機能を有している。換言すれば、本来はファクシミリ通信すべき原稿のイメージデータをTIFFファイル化してインターネットを介して電子メールとして送受信することが可能である。但し、そのための機能はソフトウェアプログラムとしてROM6に格納されているため、以下にそのような機能について簡単に説明する。
【0028】
送信されるべき原稿 (送信原稿) は一枚単位、換言すればページ単位で読取部2によりドットデータとして読み取られ、ファクシミリ通信の規格で定められているMH, MR, MMR 等の符号化方式に従ってソフトウェアにより符号化イメージデータに変換され、また逆に外部から受信した符号化イメージデータもソフトウェアによりドットデータに復号化されて記録部3からハードコピーとして出力される。なお、画像メモリ8は符号化イメージデータを必要に応じて記憶し、また逆に記憶している符号化イメージデータを必要に応じて出力する。
【0029】
また、符号化イメージデータは、送信時にはコンピュータで使用される一般的な画像フォーマットであるTIFF(Tagged Image File Format)形式にソフトウェアにより変換され、受信時にはソフトウェアによりTIFF形式から符号化イメージデータに変換される。なお、TIFFの仕様は Adobe Systems社によって公開されており、白黒2値のみならず、白黒多値, フルカラー等の種々のデータを扱うためにそれぞれに対応した Classが定義されている。それらの内の一つである CLASS FはG3形式のファクシミリ符号化イメージデータを定義している。従って、G3形式のファクシミリ符号化イメージデータはその先頭に、CLASS F のTIFFヘッダ情報を付加する等の比較的容易な処理を施すことによってTIFF形式に変換することが可能である。以下、CLASS F のTIFFヘッダ情報が付加されたファクシミリ符号化イメージデータを「TIFFイメージデータ」と称する。
【0030】
このようにして得られたTIFFイメージデータはバイナリデータであるので、送信時にはソフトウェアによりテキストデータに変換し、受信時にはソフトウェアによりその逆に、即ちテキストデータをバイナリデータに変換する必要がある。これは、インターネットにはバイナリデータの電子メールを扱うことが出来ないコンピュータも接続されているからである。このため、相手先に確実に電子メールが届くようにするために、TIFFイメージデータ等のバイナリデータを送信する場合にはそれを一旦テキストデータに変換して送信する。なお、インターネットで扱うテキストデータはIETF(Internet Engineering Task Force) が発行するドキュメントであるRFC(Request For Comments)822において、7ビットのコードとして規定されている。
【0031】
そこで、一例としてMIME(Multipurpose Internet Mail Extensions) のエンコーディングタイプの一つであるbase64を利用してテキストデータへの変換を行うと、バイナリデータは6ビット単位で64種類のキャラクタ (大文字及び小文字のアルファベット, 数字, +, /) の内の一つに置換されることにより、テキストデータに変換される。なお、MIMEに関しては前述のRFC で規定されており、たとえば上述のbase64の他に”7bit”, ”8bit”, ”binary”等のエンコーディングタイプが規定されている。
【0032】
上述のようにして得られた送信すべきMIMEヘッダ付きのテキストデータ(以下、MIMEデータと言う) のファイルはソフトウェアによりそれを本体として通信管理情報(メールヘッダ)が付加されて電子メールの体裁に編集され、また逆に受信した電子メールはソフトウェアにより本体、即ちMIMEデータと通信管理情報 (メールヘッダ) とが分離されてMIMEデータからTIFFイメージデータのみが取り出される。
【0033】
このようなソフトウェアによるメール編集処理は、インターネットの電子メールには所定のヘッダ情報を付加して本文と共に送信する必要があるために必須である。
【0034】
図3は上述のようにしてファクシミリメッセージを電子メール化した場合のデータの状態を示す模式図である。図3に示されているように、ファクシミリメッセージを電子メールとして送信する際には、まず最初に電子メール本来のメールヘッダ101 が、次に前述したMIMEヘッダ102 が、そしてその次に1ページ分のファクシミリメッセージのMIMEデータ103 が続く。このようなメールヘッダ101,MIMEヘッダ102,MIMEデータ103 で構成される1単位のデータでファクシミリメッセージの1ページ分が電子メールとしてインターネット通信される。
【0035】
逆に、この図3に示されているような状態の電子メールを受信した場合には、受信側の装置ではMIMEヘッダ102 の内容に従ってMIMEデータ103 の内容を復元することにより、元のファクシミリメッセージを得ることが可能になる。また、MIMEデータ103 の内容を復元した結果のみを一枚の用紙Pに印字出力すれば、送信前の原稿を復元することが可能になる。
【0036】
次に、上述のような構成の本発明装置と同様の電子メール機能を有する通信端末装置から送信された電子メールを本発明装置が受信する場合の動作について、その動作手順を示す図4のフローチャートを参照して以下に説明する。
【0037】
なお、以下の処理手順は、所定の指示が与えられることにより、ユーザテーブル70に予め登録されている全てのユーザ宛の電子メールを受信するための処理である。また、受信した電子メールを記録部3から印字出力するか、印字出力はせずにRAM7に格納したままにしておくか(この場合、表示部4に表示することは可能)の選択はユーザによる操作部5の操作により指示され、印字出力が指示された場合には印字フラグ71が”1”にセットされ、それ以外は印字フラグ71は”0”にリセットされた状態に維持される。
【0038】
まず、この処理が開始されると、主制御部1はユーザ数のカウンタ”i”を”1”に初期化し (ステップS11)、その後にネットワークへログインするための処理を行なう。但し、ユーザテーブル70に登録されているユーザ数は”N”であるとする。
【0039】
主制御部1は、予め設定されているプロバイダの電話番号をNCU 11に与えて制御することにより、またユーザ番号が”i”のユーザID, パスワードをユーザテーブル70から読み出すことにより、モデム10を回線Lを介してプロバイダのサーバと接続し、ネットワークにログインする (ステップS12)。
【0040】
以上の操作により電子メールの受信が可能な状態になるので、主制御部1はまず最初はユーザ番号が”i”のユーザ宛の受信メールの有無をサーチする (ステップS13)。即ち、主制御部1はプロバイダのサーバにユーザ番号が”i”のユーザ宛の電子メールが保管されているか否かを調べる。この結果、そのユーザ宛の電子メールが無い場合には (ステップS14 で”NO”) 、後述するステップS20, S21へ処理が進められてユーザ数のカウンタ”i”が”1”インクリメントされ、次のユーザ番号のユーザに関して上述同様の処理が行なわれる。
【0041】
一方、ユーザ番号が”i”のユーザ宛の電子メールが有る場合には (ステップS14 で”YES ”) 、主制御部1はそのユーザ宛の全ての電子メールをプロバイダのサーバから受信してRAM7に一旦格納する (ステップS15)。この後、主制御部1は印字フラグ71の状態を調べ (ステップS16)、”0”である場合には印字出力の必要はないので後述するステップS20, S21へ処理を進めて次のユーザ番号のユーザに関して上述同様の処理を行なう。
【0042】
印字フラグ71が”1”である場合 (ステップS16 で”YES ”) 、即ち受信した電子メールの印字出力が指示されている場合には、主制御部1はまずユーザ番号が”i”のユーザのユーザ名をユーザテーブル70から読み出してRAM7上でフォント展開し、そのドットデータを記録部3へ出力する。これにより、記録部3は用紙Pの上端に「宛先:(ユーザ名)」と印字する (ステップS17)。
【0043】
次に主制御部1は先に受信してRAM7に格納しておいた電子メールの本文を記録部3に印字出力させる (ステップS18)。以上により、一つの電子メールが記録部3から印字出力されることになる。なお、同一ユーザ宛に複数の電子メールを受信している場合には (ステップS19 で”YES ”) 、ステップS17 へ処理が戻され、同一ユーザ宛の全ての電子メールが上述同様にして記録部3から印字出力される。
【0044】
このようにして一人のユーザ宛の電子メールが記録部3から全て印字出力されると (ステップS19 で”NO”) 、主制御部1はステップS20 においてユーザ数のカウンタ”i”がユーザテーブル70に登録されているユーザ数Nに達しているか否か、換言すればユーザテーブル70に登録されている全てのユーザに関して電子メールの受信を終了したか否かを調べる (ステップS20)。ユーザ数のカウンタ”i”がユーザ数Nに達していない場合、即ち未だ全てのユーザに関して電子メールの受信を終了していない場合には (ステップS20 で”NO”) 、主制御部1はユーザ数のカウンタ”i”を”1”インクリメントし ( ステップ S21) 、次のユーザ番号のユーザに関する受信処理を行なう。
【0045】
以上のような処理が、ユーザ数のカウンタ”i”がユーザテーブル70に登録されているユーザ数Nに達するまで反復されると、主制御部1はNCU 11を制御して回線を切断し、ネットワークからログアウトする。これにより、この図4に示されているフローチャートの処理が終了する。
【0046】
図5は本発明装置宛に本来であればファクシミリ通信で送信される送信原稿の模式図である。
【0047】
図5に示されている送信原稿では、用紙Pの上端に送信元を示す"From", 送信時刻を示す"Time", 送信日を示す"Date", ページ番号を示す"P" 等の項目で構成されるヘッダが付加されており、そのヘッダの下部に送信原稿の本文が存在する。これが電子メールとして送信される場合には前述の図3に示されているMIMEデータ103 に変換され、その際の種々のパラメータ等がMIMEヘッダ102 として付加され、更に電子メールとして送信される際にメールヘッダ101 が付加される。
【0048】
一方、このような電子メールを本発明装置で受信すると、まずメールヘッダ101 が分離され、更にMIMEヘッダ102 の内容に従ってMIMEデータ103 が復元されて最終的には図6の模式図に示されているような電子メールの本文が印字記録される。この電子メールの本文では、用紙Pの上端には、受信側の本発明装置により宛先の名称 (ユーザ名) がまず印字記録されており、その下部に送信側装置で送信原稿に付加された図5に示されているようなヘッダが印字記録され、更にその下部に本来の送信原稿の内容が印字記録される。
【0049】
なお、受信した電子メールが記録部3により印字記録されない場合には、それらの電子メールの内容はRAM7に格納されているので、表示部4に表示して見ることが可能である。このようにして表示部4に電子メールの内容を表示させる場合には、宛先のユーザが自身で見ることが原則であるため、ユーザ名の表示を行なう必要はない。
【0050】
また、上述の実施の形態においては、ROM6に予め記録されているソフトウェアプログラムに従って図4に示されているフローチャートの各ステップの制御を主制御部1が実行するようにしているが、同様のソフトウェアプログラムを図1に示されている記録媒体としてのフレキシブルディスクFDに記録しておき、必要に応じて記録媒体読取部14から読み込んでRAM7に一旦格納しても、本発明装置は上述同様の動作が可能である。このようなフレキシブルディスクFDに記録されているソフトウェアプログラムをRAM7に読み込んで主制御部1による制御に使用する手法は、本発明装置がファクシミリ通信可能なパーソナルコンピュータである場合に有効である。
【0051】
なお更に、記録媒体としてはフレキシブルディスクFDに限定される必要はなく、CD-ROM, ICカード等でもよく、それぞれに対応した記録媒体読取部14によりソフトウェアプログラムを読み込んでRAM7に格納できればよい。
【0052】
【発明の効果】
以上に詳述したように、本発明の電子メール機能付き通信端末装置によれば、記憶手段に登録されている複数のユーザIDで順次的にネットワークへログインして電子メールが受信され、各電子メールにそれの受信のためのログインに使用したユーザIDに対応するユーザ名に関する情報が付加されて記録手段により印字記録されるため、誰宛のファクシミリが電子メールとして届いたのかが容易に判断可能になる。
【0053】
また本発明の電子メール機能付き通信端末装置によれば、記録手段による電子メールの印字記録を行なうか否かが選択手段で選択されてその選択状態が選択状態記憶手段に記憶され、選択状態記憶手段が電子メールの印字記録を行なわないことを記憶している場合には受信した電子メールは電子メール記憶手段に記憶されているため、後刻、個々のユーザが必要に応じて見ることが可能になる。
【0054】
更に本発明の記録媒体によれば、それに記録されているコンピュータプログラムがコンピュータシステムにロードされた場合には、複数のユーザIDで順次的にネットワークへログインして電子メールが受信され、各電子メールにそれの受信のためのログインに使用したユーザIDに対応するユーザ名に関する情報が付加されて記録手段により印字記録されるため、誰宛のファクシミリが電子メールとして届いたのかが容易に判断可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子メール機能付き通信端末装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の電子メール機能付き通信端末装置のユーザテーブルの内容例を示す模式図である。
【図3】本発明の電子メール機能付き通信端末装置においてファクシミリメッセージを電子メール化した場合のデータの状態を示す模式図である。
【図4】本発明の電子メール機能付き通信端末装置の電子メール受信時の動作手順を示すフローチャートである。
【図5】本発明装置宛に本来であればファクシミリ通信で送信される送信原稿の模式図である。
【図6】本発明装置が受信した電子メールの本文を印字記録した状態を示す模式図である。
【符号の説明】
1 主制御部
3 記録部
5 操作部
6 ROM
7 RAM
10 モデム
11 NCU
12 データモデム
70 ユーザテーブル
71 印字フラグ
Claims (3)
- 電子メールの宛先としての複数のユーザID及び各ユーザIDに対応するユーザ名に関する情報が登録された記憶手段と、
該記憶手段に登録されている各ユーザIDで順次的にネットワークへログインして他の通信装置から送信された電子メールを受信する電子メール受信手段と、
該電子メール受信手段が受信した電子メールを用紙に印字記録する記録手段と、
前記電子メール受信手段が電子メールを受信した場合に、受信した電子メールの受信のためのログインに使用したユーザIDに対応するユーザ名に関する情報を前記記憶手段から取得し、前記用紙上端にユーザ名に関する情報が印字記録されるように、受信した電子メールに付加して前記記録手段に印字記録させる制御手段と
を備えたことを特徴とする電子メール機能付き通信端末装置。 - 前記記録手段による電子メールの印字記録を行うか否かを選択する選択手段と、該選択手段による選択状態を記憶する選択状態記憶手段と、前記選択状態記憶手段が電子メールの印字記録を行わないことを記憶している場合に受信した電子メールを記憶しておく電子メール記憶手段とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の電子メール機能付き通信端末装置。
- 電子メールの宛先としての複数のユーザID及び各ユーザIDに対応するユーザ名に関する情報が登録された記憶手段と、該記憶手段に登録されているユーザIDでネットワークへログインして他の通信装置から送信された電子メールを受信する電子メール受信手段と、該電子メール受信手段が受信した電子メールを印字記録する記録手段とを備えたコンピュータに受信した電子メールを前記印字手段で用紙に印字記録させるコンピュータプログラムであって、
前記記憶手段に登録されている電子メールの宛先としての複数のユーザIDで順次的にネットワークへログインして電子メールを受信するステップと、
電子メールを受信した場合に、受信した電子メールの受信のためのログインに使用したユーザIDに対応して前記記憶手段に予め登録されているユーザ名に関する情報を読み出すステップと、
前記用紙上端にユーザ名に関する情報が印字記録されるように、受信した電子メールに前記記憶手段から取得したユーザ名に関する情報を付加して記録手段に記録出力させるステップと
を含むコンピュータプログラムを記録したことを特徴とする記録媒体。
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