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JP3710066B2 - 電子スチルビデオカメラ - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
CCDで撮像した静止画像信号をA/D変換してディジタル映像信号とし、ICメモリカードなどの外部記録媒体に記録を行う電子スチルビデオカメラに関し、更に詳しくは、CPU等のソフトウェア処理によってカメラ内の信号処理を行うディジタル電子スチルビデオカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の銀塩フィルム式カメラに変わり、CCD等の電子撮像素子を使用して被写体映像を電気的な映像信号に変換したアナログ画像信号を、ビデオフロッピー等のような記録媒体に記録する電子スチルカメラが開発された。その後、アナログ信号では記録後の画像劣化が著しい点やコンピュータなどの他の画像システムへの流用が利き難い点から、撮像素子からのアナログ映像信号を一旦A/D変換してディジタル信号とし、このディジタル信号をメモリカードの様な外部のディジタル記録媒体にするディジタルスチルビデオカメラ(以下、DSCと省略する)が開発され一部市場に投入されている。
【0003】
これら従来のDSCの構成例を図11のブロック図に示す。CCD201からの映像信号をCDS,AGC処理を経て、RGB信号や輝度、色差信号を作る信号処理等の前段処理をプリプロセス部202で施した後、A/D変換部203でA/D変換をしてディジタル映像データを一旦フレームメモリなどの画像専用バッファメモリ部204に貯える。その後、例えばJPEG(Joint Photograghic Experts Group)方式で代表される画像圧縮処理部205で圧縮処理を施した後ICメモリカード206に記録する。
【0004】
また、これらのシーケンスを制御するため別途にシステム制御部210を持ちCPU、プログラムメモリ(通常ROM)、作業メモリ(通常RAM)、及びパラレルI/Oで構成される。また、このシステム制御部210は、CPU,ROM,RAMやI/O一体のワンチップマイコンで構成される事もある。このような従来技術の好例として特開昭63-122392号公報がある。この明細書(1)では水平方向のCCD色フィルターの配列が1ライン置きにCCDのカラー画像信号を1フレーム分の内蔵バッファに蓄積して、着脱可能なメモリパックに圧縮処理後記録する事を特徴とするDSCが書かれているものである。この中で、システム制御部210とは別にA/D変換された画像データを蓄積するバッファメモリが用意され、画像データの取り込み終了を検出した後、この画像データ蓄積用バッファメモリより画像データは読みだされて画像符号化器によって高能率符号化されてメモリパックに記録されている。
【0005】
このように、電子スチルビデオカメラは専用の画像メモリ部を持ち、その他に制御CPU用の作業メモリや、或いは圧縮伸長データの一時記憶用メモリを別に持っていた。ここで、画像用専用メモリには、例えばNTSC用フィールドメモリ等特定用途向けサイズの物を使うか、或いは汎用のSRAM,DRAMを使用する事が一般的である。ところが、NTSC等の特定用途向けサイズのものを使用する場合、それとは画素数の異なるCCD画像を取り扱うには向いておらず、また一般的に高価でもあるため汎用のDRAM,SRAMを使用する場合も多い。汎用のDRAM,SRAMを使用する場合には、通常、256Kバイト,1Mバイト,4Mバイト等の様にメモリ容量の設定が4倍おきで行われており、更にDRAMの場合には、ロウ・アドレスの設定とコラム・アドレスの設定が、256×256、512×512、または1024×1024等の様に2のn乗の形式で設定されている。これに対して画像のサイズはNTSCでは4fscのサンプリングクロックを使用する場合768×488等のように必ずしも2のn乗の形式にはならず、前述のような汎用メモリを使用した場合図12の画像メモリに示すようにa),b)の斜視部に依って示される未使用のメモリ領域を専用の画像メモリ部に持つ事になる。ここでa)では各ラインデータを連続的に記録してゆく例を、またb)では画像メモリが余る事を前提に各ライン毎に夫々新しいローアドレスを与えるものである。
【0006】
ところが、画像メモリ部の全体サイズが大きいだけにこの画像メモリ上の非使用領域部は大きく、例えば前述のNTSCの画像をA/D変換によって8ビットのデータにして記録する際、1024×1024×4ビット(4Mバイト)の複数個DRAMにて構成される画像メモリ部を用いると、1コンポーネント当たり(1024−768)×(1024−488)=137,216バイト、RGBなどの3コンポーネントとすると約400Kバイトもの汎用メモリを無駄にしている事になる。このメモリ量はCPUの作業領域及びプログラムメモリとして十分な物であるにもかかわらず、画像専用メモリ部としているためCPUからの利用はできなかった。
【0007】
一方、近年のCPUの性能向上には目覚ましいのがあり、本発明の出願現在でも組み込み型RISCチップで10〜40MIPSもの性能を比較的安価な価格で達成するものがある。このような状況の中、従来であればハードウェア構成でなくては十分な演算が得られなかった処理に関しても、これら処理能力の高いCPUを使用する事で満足の行く時間内で処理できるようになった。従って、画像データ用のメモリ制御部を従来のように例えばカラープロセスや圧縮伸長処理等のハードウェア制御による専用なものとする必要も無くなって来ている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は従来の欠点に鑑み、上記のような専用の高価なメモリを使う事もなく、また必要以上のメモリ量をバッファメモリ部に割り当てる事で非使用領域を発生させることなく、そのシステム構成に最適なバッファメモリ量を設定するようにした電子スチルビデオカメラの提供を目的としたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、撮像素子と、前記撮像素子により得られた信号をA/D変換し、ディジタル信号にするA/D変換部と、前記ディジタル信号を記憶するメモリ部と、前記メモリ部に記憶されたディジタル信号に信号処理を施す信号処理手段と、前記信号処理手段によって処理されたディジタル信号を記録する記録媒体と、システム制御をおこなうCPUと、を有する電子スチルビデオカメラに於いて、前記CPUは、前記信号処理手段を含み、信号処理をソフトウェアでおこなうと共に、前記メモリ部に対し、前記撮像素子から得られるディジタル信号を記録するためのメモリ量及び、前記信号処理を行うための作業メモリ量を設定するメモリ領域設定手段を有し、カメラの撮影モード設定に応じて、前記撮像素子により得られるディジタル信号を取り込むメモリ割当量を変更可能としたことを特徴とする電子スチルビデオカメラにより達成される。
【0010】
その実態態様として、(a)前記メモリ部を構成するメモリとして、DRAM,SRAMまたはマルチポートRAMを使用する、(b)CPUのおこなう信号処理は、輝度・色差分離処理である、(c)CPUのおこなう信号処理は、高能率符号化処理である、(d)メモリ部は、CPUの動作に必要なスタック領域を含む、(e)メモリ部は、外部より増設可能である、ことが好ましい実施態様である。
【0011】
【作用】
本発明は前記の課題を解決するに当たり、ディジタルスチルビデオの画像メモリやCPU作業メモリやバッファメモリを多目的な用途の1メモリとし、その使い方を入力CCD出力の画像サイズや、出力メモリの転送速度、内蔵メモリ全体の容量等システム構成に応じてCPUが選択的に各メモリ割当量を設定する事により解決する。
【0012】
本発明は解決の手段として、A/D変換部のCCDディジタルデータ転送手段により画像転送が可能である撮影するべき画像の1画面以上の同一なメモリによって構成されるメモリ部を具備し、前記メモリは画像に処理するべき画像処理手段からの読みだし、書き込みが可能であると共に、システム制御手段の作業領域としても使用可能であり、前記夫々の領域設定が可変なディジタルスチルビデオカメラである。
【0013】
本発明は従来技術とは次のように相違している。
【0014】
前述の明細書(1)との差異は、前述の説明のようにCPU等のシステム制御手段がその作業領域として使えるという記載はなく、更には本発明は圧縮やCCD信号処理のための専用ハードウェアを持たない点にも構成上の特徴を見つける事が出来る。
【0015】
また、その他の公知例として特開昭60-203091号公報がある。この明細書(2)に記載されているものは、内視鏡の画像処理装置である。この中で、前記画像処理装置のメモリ部は階調方向の複数のメモリプレーンによって構成され、各色の必要情報量に従ってメモリプレーンを振り分けると記載されている。しかしながら、この明細書に於いても同様にCPU等のシステム制御手段がその作業領域として使えるという記載はなく、更には本発明の主たる特徴とするところは、階調方向のメモリプレーン枚数の振り分けでなく、内蔵されるメモリ総量でのバイト或いはワードの割当量の設定である。
【0016】
以上の従来技術以外にも、汎用パーソナルコンピュータ(PC)の例も挙げられ得る。例えばビデオキャプチュアボードによって取り込んだ画像データをPC本体のCPUによって画像圧縮しハードディスクに記録する場合やディスプレイメモリなどがこれにあたる。ビデオキャプチュアボードの好例として、CQ出版社版「トランジスタ技術」1989年8月号の481ページから490ページに記載されている「PC9801用カラー画像入力ボードの制作」があげられる。この文献は、ビデオ信号をRGB信号に分解してそれをPCに入力する事でPCがこのデータを扱えるボードを提供している。この例でも明らかなように、ビデオキャプチュアボードの中に専用SRAMを用意してその中に画像データを貯えた後PCの中に取り込む構成を取っている。PCのメモリマップ上にマウントされたビデオRAMに画像データを転送してディスプレイ表示するディスプレイメモリの例もあるが、DRAMで構成される周囲のメモリとはハードウェア的に同一の物では無い点、及びハードウェアであるビデオディスプレイボード上にメモリが配置されているため、これをPCのメモリ空間にマウントした状態で表示するべき画像データを設定された領域以外に転送して所望の動作を得る事は出来ないことから、これもディスプレイ用の専用メモリであるといえ、本発明とはその目的や内容を異にする。
【0017】
【実施例】
本発明の構成の一実施例として図1に示すブロック回路図を用い、これに基付き、ディジタルスチルカメラが被写体映像をメモリカードなどの記録媒体に記録するまでの信号の流れについて説明する。
【0018】
光学レンズを通った映像情報はCCD101により電気信号に変換される。CCD101から出力される信号はまずCDS,AGC等のプリプロセス処理102が施された後に、A/D変換器103によりディジタル信号に変換される。ディジタル化されたCCD信号はメモリ制御部104の生成するタイミング信号によってメモリブロック部105に記録される。
【0019】
ここでは、DRAMモジュールをメモリブロック 105の基本構成要素とした場合のメモリ取り込みタイミングを説明する。図2はCCD画像のメモリ取り込みタイミングの全体を、図3にはそのメモリ取り込みタイミングの詳細動作を示す。図1に示されるタイミング発生器106から撮像部に応じたブランク信号とフィールドインデクス信号がCPU107のイネーブル信号によって図2に示される如く発生しメモリ制御部104に入力される。
【0020】
ここで、フィールドインデクス信号はメモリアドレスのエンコードのためにつかわれる。メモリまたはCPU107は予めタイミング発生器106の内部レジスタを介して、この撮像部の画像サイズやCCDフィルタ配列などの情報を得ておく。撮影者のレリーズ操作によってCPU107がこのタイミング発生器106に撮影命令を出力すると、タイミング発生部106はフレーム信号に同期した書き込みフレーム信号を図2に示される如くメモリ制御部104に対して発する。メモリ制御部104では、書き込みフレーム信号とブランク信号とからCPU107に対する転送リクエスト信号をメモリ制御部104内部で作成し、メモリリフレッシュ信号と組み合わせてバスホールド信号を作成しCPU107に対して出力する。CPU107はこのバスホールドを受け取ると処理中のメモリアクセス(メモリリクエスト)を終了した後、CPUバスを開放しバスホールドアクノレッジ信号をメモリ制御部104に出力する。この信号の受け渡しについては図3に示す。この図では、CPU107のメモリアクセス中にバスホールドリクエストがかかったときの物を示している。CPUのメモリリクエスト中にバスホールドリクエストが発生すると、現在のメモリリクエスト処理を終了後バスホールド信号を受け付けバスホールドアクノレッジを出力するが、ここでは一定の時間以内にCPU107が必ずバスを開放するので使用していない。
【0021】
バスホールドリクエスト信号を発生後、メモリ制御部104は画像データの発生タイミングに合わせてDRAMのRAS,CAS信号を発生する。それと同時に、図1の画像バス1/Fに対して図示はされていない画像データのイネーブル信号を発生する。画像バス1/Fはこの信号を受け取ると8ビットのA/D変換されたCCD信号データを16ビット化し所定のクロック数遅延させる事でCASタイミングと同期させてCPUバスに掃き出す。ここで16ビットにするのはCPUのバス能力に合わせるためとDRAMのみかけ上の動作速度を稼ぐためである。図3に示すごとく、画像データのメモリ書き込みには高速ページ転送を使用して行うが、各ページの切替点即ちローアドレスの変化点ではローアドレスを再度設定しなおす。
【0022】
その後、一連のCCD信号ラインデータ転送が終了するとメモリ制御部104はバスホールドリクエスト信号を戻し、これを受けてCPU107はホールドアクノレッジ信号を戻す。以降、CPU107はCPUバスの使用権を自分で得る。
【0023】
この様にしてメモリブロック部105(以下、バッファメモリとも称す)に得られたCCD信号はCPU107に取り込まれ、ソフトウェアによるCCD信号処理が施される。CPU107内では適切な信号処理を行ってRGB信号や輝度/色差信号を作り出す訳であるが、信号処理の方式はCCD101上の色フィルタによって異なる。ここでは一般的に用いられている図4に示すような補色市松フィルタの例を挙げて説明する。
【0024】
補色フィルタの場合、フィールド毎に次のような演算でNTSC規格の分光特性に近い輝度信号を得ることが出来る。
【0025】
Yn=(Mg+Cy)+(G+Ye)≒2R+3G+2B
Yn+1=(G+Cy)+(Mg+Ye)≒2R+3G+2B
また色差信号は、次の式により得られる。
【0026】
Cn=(Mg+Cy)−(G+Ye)≒2R−G≒B−Y
Cn+1=(G+Cy)−(Mg+Ye)≒2R+G≒−(B−Y)
このようにしてNTSC規格の色差信号の分光特性に近い信号が線順次で得られる。しかしこのままでは色再現が良くないため実際には図5のプロセス信号処理回路が示すように、このY,R−Y,B−Y信号を一度RGB信号に分離、ホワイトバランス調整、γ処理を施してから再度Y,(R−Y),(B−Y)各信号を作り出している。RGBからY,R−Y,B−Yを作るには以下の式を利用する。
【0027】
Y=0.30R+0.59G+0.11B
R−Y=0.70R−0.59G−0.11B
B−Y=−0.30R+−0.59G+0.89B
図5中で、CCD101の出力から直接作られたY(YH)とRGB信号から作られたY(YL)を足し合わせているが、これは高周波成分を多く含んだYHと色成分の比率が正しいYLとを足し合わせることによって、色再現が良く解像度の高いY信号を得られるためである。これらの信号はここで一時バッファメモリに蓄えられる。次にこうして得られた各信号をメモリカードなどの記録媒体に記録するため圧縮符号化する。図6にJPEG方式で知られるDCTを使った圧縮符号化のブロック図を示す。バッファメモリから8×8画素のブロックに切り出した画像データにDCT演算を施し、変換した係数値を量子化テーブルを使って整数値に量子化する。最後にハフマン符号化がなされて、再びバッファメモリに記録される。圧縮符号は8×8画素のブロック毎に行われるが、もちろん1画面分のY,R−Y,B−Y各信号に対して行われる。最後にバッファメモリに記録されていたデータがメモリカード等の記録媒体に記録され、撮影のシーケンスが終了する。
【0028】
また、図7にメモリリフレッシュリクエスト時の動作を示す。メモリリフレッシュリクエスト信号は、メモリ制御部内のここでは記載していないリフレッシュタイマーの設定によって内部的に発生する。リフレッシュリクエストは他のメモリ制御リクエストとの信号調停を計ってその要求順位にしたがって発生する。図7ではCPUメモリリクエストの最中にメモリリフレッシュリクエストが発生し、それに応じたバスホールドリクエストが発生した場合を示している。CPU107は、CPUのメモリリクエスト中にバスホールドリクエストが発生すると、現在のメモリリクエスト処理を終了後バスホールド信号を付けバスホールドアクノレッジを出力する。メモリ制御部104は、このバスホールドアクノレッジ信号を受け取るとリフレッシュサイクルに入り、CASビフォアRASによるリフレッシュ動作を発生させた後バスホールドリクエストを戻す。その後、CPUはバスホールドアクノレッジ信号を戻し、バス使用権を得る。以上がデジタルスチルカメラ内で被写体が記録媒体に記録されるまでの大まかな画像信号の流れである。
【0029】
次に、これらの動作を進めるにあたってのカメラ用バッファメモリの使用例を図8に示す。初期状態では、CPUの仮のスタックポインタベースと作業領域が決まっているだけであり、各種の必要メモリ量に応じてメモリのアドレスポイントを設定しなおす。まず、最初にCPUは内蔵メモリの設置量を計測する。設置量の計測には増設単位毎の任意の点でOOHライト/リード及びFFHライト/リードをする事で判別するが、ここでは増設単位の先頭で行う。これによって、内蔵メモリ量を検出した後、CPUは図1のタイミング発生器106内の内部レジスタに設定されている情報からCCD画像の画素サイズやフィルタ配置を読み込み、CCD画像を記録するためのメモリ量やCCDのプロセス演算をするための作業メモリ量を算定する。また、同様にCPU107は図1のICメモリカードコントローラ108を介してICメモリカード109の種類を調べて、圧縮後の圧縮コードバッファ量を算定する。例えば、SRAMカードでは比較的圧縮コードバッファ量を小さ目に設定し、フラッシュカードや或いは、ハードディスク、ニミディスク等の速度の遅いインターフェイスカードが入っている場合にはコードバッファの設定量を大きくする。同時に、カメラ自体の設定も監視し、フィールド設定ならばCCD信号の取り込みメモリ割り当て量をフレームの半部に、逆に転写モードであるならば連写枚数に応じたCCD信号の取り込みメモリ割り当て量を設定する。ここで、内蔵メモリ量がCPU処理のための必要メモリ量に達していないときには、メモリ不足の警告を発し、メモリの増設を撮影者に促す。
【0030】
図8では、説明のためフレームの単写モードで進める。上記のように、DSC内部で必要な各メモリ量が判定した段階で、CPUは図1のメモリ制御部104に対して画像データのベースポイントと画像の縦横サイズを設定する。また、必要に応じて、スタック領域の移動をしてもよい。メモリ制御部104はこの画像データのベースポイントとサイズに従って、前述の如くCCD信号データを取り込む。CCD信号のデータを取り込んだ状態が図8(b)である。ここでは、説明のため画像取り込みのベースポインタを先頭にしてあるが、先にも述べた通り任意の場所に設定可能である。
【0031】
この後、前記の様なCCD信号処理をCPU107は行い、例えば補色CCDの画素データからY,(B−Y),(R−Y)等のコンポーネントデータを作る。この状態を示したものが図8(c)の状態であり、CCDのデータからY,(B−Y),(R−Y)のデータを作成した後で、破壊的にCCD画像の上にYデータを上書きしていっている。この後、圧縮信号処理をするがその状態を示したものが図8(d)の状態である。ここで、原画像データ保存のため圧縮コードバッファは別に設定されているが、メモリが少ない場合や原画を保存する必要が無い場合はこれを保存する必要はなく、圧縮コードを各コンポーネント処理後の領域に上書きしていってもよい。
【0032】
上記のようにして例えば512バイトや1024バイトのような一定量の圧縮コードが蓄積されたら、ICメモリカードコントローラ108にCPUのDMA(ダイレクト・メモリ・アクセス)転送機能等を使って、処理の合間に一定のブロックずつICメモリカード109に転送する。
【0033】
図9は、本発明のDSCの外観図である。増設メモリモジュール121はDSC本体100のメモリ増設部120に設置可能である。また、撮像ユニット131も着脱可能であり、例えば、NTSCが導入時の物であり、その他として、HDTV,PAL,VGA,SVGA等の物と交換可能である。また、図10にはDSC本体100に設けたカメラ表示部140の一例を示す。この例では、シャッター速度、絞り量、現在の撮影枚数等が示されている。また、MEMと書いてあるのは現在の内蔵メモリ量を示しており、例えば導入初期は1Mバイトであるものが増設するごとの2,3,・・・・等と表示されてゆく。また、MODEと書いてあるのは撮像ユニットの画像サイズであり、NはNTSC,SはSVGA,・・・・等を示す。
【0034】
今回の発明の実施例として、DRAM構成によるものを例に取ったが、何もこれに限る事はない。例えば、SRAMやシリアルポート付きデュアルポートメモリでも構成されうる事は容易に類推、実施することが可能である。
【0035】
【発明の効果】
この発明による効果としては、第一に内蔵メモリ容量を低減する事ができ、低価格化、装置の小型化が可能となる。また、第二の利点として、メモリの増設によって適応的に撮像系の画像サイズや処理を変更出来る事があげられる。即ち、電子スチルビデオカメラの導入時にはNTSCの撮像系にしか対応できない物であっても安価な価格で導入される利点があり、後日、用途に応じて例えばハイビジョンやSVGAサイズの撮像系にシステムを拡張出来る。また、外部記録媒体の速度と内蔵メモリ量に応じて、例えば圧縮などの画像コードバッファ量を可変にする事によりCPUの無駄待ち時間が無く効率的に処理をする事が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成の一実施例を示すブロック図である。
【図2】CCD画像のメモリ取り込みタイミングの全体シーケンス図である。
【図3】メモリ画像データの転送動作図である。
【図4】補色市松フィルタの配列例を示している。
【図5】プロセス信号処理を行うブロック回路図を示している。
【図6】圧縮符号化のブロック図である。
【図7】メモリリフレッシュリクエスト時の動作図である。
【図8】カメラ用バッファメモリの使用例を示している。
【図9】本発明のDSCの外観図である。
【図10】カメラ表示部の一例を示している。
【図11】従来のDSCの構成例を示すブロック図である。
【図12】従来の画像メモリの使用例を示している。
【符号の説明】
100 DSC本体
101 CCD
102 プリプロセス
103 A/D変換
104 メモリ制御部
105 メモリ・ブロック
106 タイミング発生器
107 CPU
108 メモリ・カードコントローラ
109 ICメモリカード
121 増設メモリ
131 撮像系ユニット
140 カメラ表示部

Claims (6)

  1. 撮像素子と、前記撮像素子により得られた信号をA/D変換し、ディジタル信号にするA/D変換部と、前記ディジタル信号を記憶するメモリ部と、前記メモリ部に記憶されたディジタル信号に信号処理を施す信号処理手段と、前記信号処理手段によって処理されたディジタル信号を記録する記録媒体と、システム制御をおこなうCPUと、を有する電子スチルビデオカメラに於いて、
    前記CPUは、前記信号処理手段を含み、信号処理をソフトウェアでおこなうと共に、前記メモリ部に対し、前記撮像素子から得られるディジタル信号を記録するためのメモリ量及び、前記信号処理を行うための作業メモリ量を設定するメモリ領域設定手段を有し、カメラの撮影モード設定に応じて、前記撮像素子により得られるディジタル信号を取り込むメモリ割当量を変更可能としたことを特徴とする電子スチルビデオカメラ。
  2. 前記メモリ部を構成するメモリとして、DRAM,SRAMまたはマルチポートRAMを使用することを特徴とする請求項1に記載の電子スチルビデオカメラ。
  3. 前記CPUのおこなう信号処理は、輝度・色差分離処理であることを特徴とする請求項1又は2に記載の電子スチルビデオカメラ。
  4. 前記CPUのおこなう信号処理は、高能率符号化処理であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の電子スチルビデオカメラ。
  5. 前記メモリ部は、前記CPUの動作に必要なスタック領域を含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の電子スチルビデオカメラ。
  6. 前記メモリ部は、外部より増設可能であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の電子スチルビデオカメラ。
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