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JP3707101B2 - 無電極放電灯点灯装置 - Google Patents

無電極放電灯点灯装置 Download PDF

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JP3707101B2
JP3707101B2 JP19084995A JP19084995A JP3707101B2 JP 3707101 B2 JP3707101 B2 JP 3707101B2 JP 19084995 A JP19084995 A JP 19084995A JP 19084995 A JP19084995 A JP 19084995A JP 3707101 B2 JP3707101 B2 JP 3707101B2
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大志 城戸
紳司 牧村
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は無電極放電灯点灯装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
本発明に係る従来例の回路図を図7に示す。
【0003】
本回路は、交流電源VacをスイッチSWを介して整流器DB,電解コンデンサCoで整流平滑して直流電圧Eを得、起動回路1aを介し、スイッチング素子Q1,Q2及びスイッチング素子Q1,Q2を駆動する駆動回路2からなる自励式でハーフブリッジ式のインバータ回路INV1で交流の高周波電力に変換し、共振回路3,コンデンサC4,抵抗R4,コイル4を介して無電極放電灯Laに電力供給するものである。なお、抵抗R4はインバータ回路INV1起動時の起動を補助する為のものである。
【0004】
電解コンデンサCoの両端には、インバータ回路INV1つまりスイッチング素子Q1を起動する為の起動回路1aが接続されている。起動回路1aは、電界コンデンサCoの両端に接続された抵抗R1,R2の直列接続と、抵抗R1,R2の接続点A1及びスイッチング素子Q1,Q2の接続点A2の間に挿入されたコンデンサC1と、コンデンサC1の両端に並列接続された抵抗R3,ダイオ−ドD2の直列接続と、接続点A1及びスイッチング素子Q1のゲート端子間に接続されたトリガ素子Q3(例えばPUT),ダイオ−ドD1の直列接続と、トリガ素子Q3のアノード・ゲート間に接続された抵抗R5及びコンデンサC5と、トリガ素子Q3のカソード・ゲート間に接続されたツェナ−ダイオ−ドZD1とから構成される。
【0005】
共振回路3は、2次巻線n2,n3を有するトランスT1の1次巻線n1を介して、スイッチング素子Q2のドレイン・ソース間に接続されたインダクタンス素子L1,コンデンサC3の直列回路からなる。コイル4は無電極放電灯Laの外周に沿って近接配置された高周波電力供給用コイル(以下、誘導コイルと呼ぶ。)である。
【0006】
インバータ回路INV1つまりスイッチング素子Q1,Q2は、起動後は駆動回路2により駆動され、駆動回路2は、トランスT1の2次巻線n2,n3と、トランスT1の1次巻線n1と、トランスT1の2次巻線n3の両端に接続されたコンデンサC2とから構成される。また、誘導コイル4と無電極放電灯Laとで負荷回路5を構成する。
【0007】
次に動作を簡単に説明する。
スイッチSWをオンして電源を投入すると、上述の様にして直流電圧Eを得、電解コンデンサCo→抵抗R1→コンデンサC1→L1→抵抗R4→誘導コイル4→電解コンデンサCoからなる閉ループに電流が流れてコンデンサC1が充電される。コンデンサC1の両端電圧(以下、電圧と呼ぶ。)Vc1は徐々に上昇し、電圧Vc1がツェナ−ダイオ−ドZD1のツェナー電圧を越えるとトリガ素子Q3がオンし、コンデンサC1→トリガ素子Q3→ダイオ−ドD1→トランスT1の2次巻線n2→コンデンサC1からなる閉ループに電流が流れ、スイッチング素子Q1のゲート・ソース間に電圧が発生してスイッチング素子Q1がオンする。スイッチング素子Q1がオンすると、電解コンデンサCo→スイッチング素子Q1→L1→コンデンサC3→トランスT1の1次巻線n1→電解コンデンサCoの閉ループで電流が流れる。この電流によりトランスT1の2次巻線n2,n3に2次電圧が発生するので、以後スイッチング素子Q1,Q2は交互にオンオフを繰り返す。
【0008】
よって、共振回路3に振動電流が流れてインバータ回路INV1が自励発振をし、高周波電力を発生する。そして、インバータ回路INV1から誘導コイル4に数MHzから数百MHzの高周波電流を流すことにより誘導コイル4に高周波電磁界を発生させ、無電極放電灯Laに高周波電力を供給し、無電極放電灯La内に高周波プラズマ電流を発生させて紫外線もしくは可視光を発生させる。
【0009】
なおインバータ回路INV1が発振すると、スイッチング素子Q1がオンしたときに電解コンデンサCo→スイッチング素子Q1→ダイオ−ドD2→抵抗R3→抵抗R2→電解コンデンサCoの閉ループに電流が流れるので起動回路1aは停止する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来例に於ては以下の様な問題点が生じる。
【0011】
無電極放電灯Laが不点状態、無負荷状態となると、負荷回路5は誘導コイル4のみになるので、負荷インピーダンスが急激に減少し、共振回路3,誘導コイル4に供給される電力が増大し、スイッチング素子Q1,Q2に過電流が流れる。その為にスイッチング素子Q1,Q2に大きなストレスがかかり、大きなロスが発生してしまう。
【0012】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、小型化可能で、回路素子にかかるストレスの低減、回路効率の向上、及び無電極放電灯の安定点灯が可能な無電極放電灯点灯装置を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために、請求項1記載の発明によれば、無電極放電灯と、前記無電極放電灯に近接配置されると共に、高周波電流を通電することにより前記無電極放電灯に高周波電力を供給する誘導コイルと、直流電源を交流の高周波電力に変換して前記誘導コイルに供給するインバータ回路と、少なくともトランスを含み前記トランスの2次側巻線に発生する電圧により前記インバータ回路を駆動する駆動回路と、前記インバータ回路の出力端に接続された共振回路とから構成される無電極放電灯点灯装置に於て、前記トランスの1次巻線は前記共振回路を構成すると共に前記駆動回路を構成し、トランスの1次側巻線にかかる過電圧を直接検出する検出回路と、前記検出回路が過電圧を検出した際にその出力を受けて前記インバータ回路の発振を停止する発振停止回路とを設けたことを特徴とする。
【0014】
請求項2記載の発明によれば、インバータ回路を起動する起動回路を設けると共に、検出回路または発振停止回路の少なくとも一方の電源を、起動回路から得ることを特徴とする。
【0015】
請求項3記載の発明によれば、直流電源は、所謂チョッパ回路であると共に、チョッパ回路は、検出回路が過電圧を検出した際にその出力を受けて発振停止回路により動作を停止するものであることを特徴とする。
【0016】
前記チョッパ回路は、前記発振停止回路の電源と前記チョッパ回路の出力電圧検出とを共用化し、前記チョッパ回路の出力電圧を略一定に保つことを特徴とする。
【0017】
【実施の形態】
(実施の形態1)
本発明に係る第1の実施の形態のブロック構成図を図1に示す。
【0018】
本構成は、直流電源Eをインバータ回路INVで交流の高周波電力に変換し、共振回路3を介して負荷回路5に供給すると共に、駆動回路2を構成するトランスTの1次巻線n1の両端に発生する電圧を検出回路6により検出し、検出回路6の信号を受けた発振停止回路7によりインバータ回路INVの発振を制御するものである。
【0019】
そして、無電極放電灯Laの不点状態もしくは無負荷状態などに於て、駆動回路2に供給される過電圧を検出回路6で検出して発振停止回路7によりインバータ回路INVを停止させる。
【0020】
この様に構成したことにより、無電極放電灯Laの不点状態もしくは無負荷状態などに於て、インバータ回路INVを保護することが可能となる。
【0021】
(実施の形態2)
本発明に係る第2の実施の形態の回路図を図2に示す。
【0022】
本実施の形態は第1の実施の形態の具体回路例であり、主回路構成は図7に示した従来例と同様である。
【0023】
図7に示した従来例と異なる点は、トランスT1の1次巻線n1の両端電圧を検出をする検出回路6aと、そのハイ(H)レベルの出力信号を受けてインバータ回路INV1の発振を停止する発振停止回路7aとを設けたことであり、その他の従来例と同一構成には同一符号を付すことにより説明を省略する。
【0024】
ここで検出回路6aは、トランスT1の1次巻線n1の両端に接続されたダイオ−ドD3,抵抗R6の直列接続と、抵抗R6の両端に接続されたコンデンサC6と、ダイオ−ドD3及び抵抗R6の接続点に接続されたダイオ−ドD4,ツェナ−ダイオ−ドZD2の直列接続とから構成される。ダイオ−ドD4の出力電圧が検出回路6aの出力信号となる。
【0025】
また発振停止回路7aは、抵抗R7〜R12,スイッチング素子Q4〜Q6,ダイオ−ドD6,ツェナ−ダイオ−ドZD3,コンデンサC7から構成される。ここで、抵抗R11,R12,コンデンサC7,ツェナ−ダイオ−ドZD3により発振停止回路7aの電源回路を構成し、スイッチング素子Q2の制御端子間にダイオ−ドD5,スイッチング素子Q6の直列接続が接続されている。前記電源回路から抵抗R8,R9を介してスイッチング素子Q4,Q5のドレイン・ソース間に直流電圧を印加している。スイッチング素子Q5は抵抗R10と共にスイッチング素子Q6の制御端子間に接続され、スイッチング素子Q4はスイッチング素子Q5の制御端子間に接続されている。また、前記電源回路から抵抗R9,ダイオ−ドD6を介して抵抗R7の両端に直流電圧が印加されると共に、検出回路6aの出力信号が印加される。抵抗R7はスイッチング素子Q4の制御端子間に接続されている。
【0026】
次に動作を簡単に説明する。
トランスT1の1次巻線n1に発生する電圧はダイオ−ドD3,抵抗R6,コンデンサC6により整流平滑され、コンデンサC6の両端電圧Vc6(以下,電圧Vc6と呼ぶ。)が得られる。
【0027】
無電極放電灯Laの正常点灯時に於ては、電圧Vc6がツェナ−ダイオ−ドZD2のブレークオーバー電圧を越えない様に設定しておくことで検出回路6aの出力信号はロー(L)レベルとなる。その出力信号を受けてスイッチング素子Q4はオフ、スイッチング素子Q5はオン、スイッチング素子Q6はオフされるので、発振停止回路7aはLレベルの信号をインバータ回路INV1に出力する。よって、インバータ回路INV1は正常動作を継続し、無電極放電灯Laの正常点灯は継続される。
【0028】
無電極放電灯Laの不点状態あるいは無負荷状態などの異常時には、トランスT1の1次巻線n1の両端電圧の上昇に伴い、電圧Vc6が上昇し、ツェナ−ダイオ−ドZD2のブレークオーバー電圧を越えると、検出回路6aはHレベルの出力信号を発振停止回路7aに供給する。そして、スイッチング素子Q4がオン、スイッチング素子Q5がオフ、スイッチング素子Q6がオンして発振停止回路7aはHレベルの出力信号をインバータ回路INV1に出力し、スイッチング素子Q2をオフしてインバータ回路INV1の発振を停止する。なお、スイッチング素子Q5がオフした場合、前記電源回路より抵抗R9,ダイオ−ドD6を介してスイッチング素子Q4のゲート端子に電圧を供給することにより、スイッチング素子Q6はオンを保持するのでインバータ回路INV1は発振停止を保持する。
【0029】
(実施の形態3)
本発明に係る第3の実施の形態の回路図を図3に示す。
【0030】
図2に示した第2の実施の形態と異なる点は、スイッチング素子Q1の代わりにL3,コンデンサC11の並列回路をスイッチング素子Q2に直列接続してインバータ回路INV2を構成し、起動回路1aの代わりにスイッチング素子Q2を起動する起動回路1bを、検出回路6aの代わりに検出回路6bを、発振停止回路7aの代わりに発振停止回路7bを設けたことであり、その他の第2の実施の形態と同一構成には同一符号を付すことにより説明を省略する。
【0031】
ここで起動回路1bは、コンデンサCoの両端に接続された抵抗R13,R14,コンデンサC8の直列接続と、抵抗R14,コンデンサC8の接続点、及びコンデンサC3,トランスT1の1次巻線n1の接続点の間に接続されたスイッチング素子Q8,ダイオ−ドD6の直列接続とから構成され、トランスT1の1次巻線n1,トランスT1の2次巻線n2,コンデンサC2を介してスイッチング素子Q2に起動信号を供給する。
【0032】
検出回路6bは、抵抗R21〜R25,コンデンサC21,C22,ツェナ−ダイオ−ドZD23,ダイオ−ドD21,コンパレータIC1から構成される。ここで、抵抗R21,R22,コンデンサC21,ツェナ−ダイオ−ドZD23により検出回路6bの電源回路を構成し、その出力電圧を抵抗R23,R24で電圧V1に分圧してコンパレータIC1の負極入力端子に入力する。また、トランスT1の1次巻線n1に発生する電圧はダイオ−ドD21,抵抗R25,コンデンサC22により整流平滑されコンデンサC22の両端電圧Vc22(以下,電圧Vc22と呼ぶ。)が得られる。電圧Vc22はコンパレータIC1の正極入力端子に入力される。コンパレータIC1により電圧V1と電圧Vc22とを比較出力し、それを検出回路6bの出力信号とする。
【0033】
また発振停止回路7bは、スイッチング素子Q2の制御端子間に接続されたダイオ−ドD5,スイッチング素子Q6の直列接続と、スイッチング素子Q6の制御端子間に接続された抵抗R17と、検出回路6bの出力端及びスイッチング素子Q6のゲート端子間に接続された抵抗R16と、抵抗R16を介してスイッチング素子Q6のゲート端子及びダイオ−ドD21のカソード端子間に接続された抵抗R15,ダイオ−ドD7の直列接続とから構成される。
【0034】
次に動作を簡単に説明する。
無電極放電灯Laの正常点灯時に於ては、電圧V1が電圧Vc22を越える様に設定しておくことで、コンパレータIC1の出力、つまり検出回路6bの出力信号はLレベルとなる。抵抗R16,R17を介してその出力信号を受けてスイッチング素子Q6はオフされるので、発振停止回路7bはLレベルの信号をインバータ回路INV2に出力する。よって、インバータ回路INV2は正常動作を継続し、無電極放電灯Laの正常点灯は継続される。
【0035】
無電極放電灯Laの不点状態あるいは無負荷状態などの異常時には、トランスT1の1次巻線n1の両端電圧の上昇に伴い、電圧Vc22が電圧V1を上回ると、コンパレータIC1の出力、つまり検出回路6bの出力信号はHレベルとなる。抵抗R16,R17を介してその出力信号を受けてスイッチング素子Q6はオンされるので、発振停止回路7bはHレベルの信号をインバータ回路INV2に出力し、スイッチング素子Q2をオフしてインバータ回路INV1の発振を停止する。なおコンパレータIC1がHレベルの信号を出力すると、抵抗R15,ダイオ−ドD7を介してコンデンサC22を充電するのでコンパレータIC1はHレベルの出力信号を保持し、スイッチング素子Q6はオンを保持するのでインバータ回路INV1は発振停止を保持する。
【0036】
(実施の形態4)
本発明に係る第4の実施の形態の回路図を図4に示す。
【0037】
図1に示した第1の実施の形態と異なる点は、検出回路6a,発振停止回路7aの代わりに検出回路6c,発振停止回路7cを設けたことであり、その他の第1の実施の形態と同一構成には同一符号を付すことにより説明を省略する。
【0038】
ここで検出回路6cは、トランスT1の1次巻線n1の両端に接続されたダイオ−ドD31,抵抗R35,R36の直列接続と、抵抗R36の両端に接続されたコンデンサC33と、抵抗R35,R36の接続点に接続されたツェナ−ダイオ−ドZD32とから構成され、ツェナ−ダイオ−ドZD32の出力電圧が検出回路6cの出力信号である。
【0039】
発振停止回路7cは、抵抗R31〜R33と、ツェナ−ダイオ−ドZD31と、コンデンサC31と、スイッチング素子Q7,Q8と、ダイオ−ドD5とから構成され、図2に示した抵抗R2の代わりに設けられた抵抗R31,R32と、ツェナ−ダイオ−ドZD31,コンデンサC31とから発振停止回路7cの電源回路を構成している。
【0040】
次に動作を簡単に説明する。
無電極放電灯Laの正常点灯時に於ては、コンデンサC33の両端電圧Vc33(以下、電圧Vc33と呼ぶ。)がツェナ−ダイオ−ドZD32のブレークオーバー電圧を下回るように設定しておくことで、検出回路6cの出力信号はLレベルとなる。コンデンサC32,抵抗R34を介してその出力信号を受けてスイッチング素子Q7,Q8はオフされるので、発振停止回路7cはLレベルの信号をインバータ回路INV1に出力する。よって、インバータ回路INV1は正常動作を継続し、無電極放電灯Laの正常点灯は継続される。
【0041】
無電極放電灯Laの不点状態あるいは無負荷状態などの異常時には、トランスT1の1次巻線n1の両端電圧の上昇に伴い、電圧Vc33が上昇し、ツェナ−ダイオ−ドZD32のブレークオーバー電圧を上回ると、ツェナ−ダイオ−ドZD32の出力電圧がHレベルとなり、つまり検出回路6cの出力信号はHレベルとなる。その信号を受けてスイッチング素子Q7がオンし、続いてスイッチング素子Q8がオンすることにより、発振停止回路7cはHレベルの信号をインバータ回路INV1に出力し、スイッチング素子Q2をオフしてインバータ回路INV1の発振を停止する。なおスイッチング素子Q7,Q8が一度オンするとオン状態を継続するのでインバータ回路INV1は発振停止を保持する。
【0042】
(実施の形態5)
本発明に係る第5の実施の形態の回路図を図5に示す。
【0043】
図2に示した第2の実施の形態と異なる点は、整流器DBの出力端にLo,ダイオ−ドDo,スイッチング素子Qo,スイッチング素子Qoを制御するチョッパ制御回路9aからなる所謂昇圧チョッパ回路(以下、チョッパ回路と呼ぶ。)8と、スイッチング素子Qoのゲート端子とダイオ−ドD5のカソード端子との間に挿入されたダイオ−ドD41とを設けたことであり、その他の第2の実施の形態と同一構成には同一符号を付すことにより説明を省略する。
【0044】
次に動作を簡単に説明する。
無電極放電灯Laの正常点灯時に於ては、上述の様に、インバータ回路INV1は正常動作を継続して無電極放電灯Laの正常点灯は継続される。
【0045】
無電極放電灯Laの不点状態あるいは無負荷状態などの異常時には、上述の様に、発振停止回路7aはHレベルの信号をインバータ回路INV1に出力し、スイッチング素子Q2をオフしてインバータ回路INV1の発振を停止する。それと共に、ダイオ−ドD41を介してスイッチング素子Qoの制御端子間が短絡されるので、チョッパ回路8は発振を停止する。なお、スイッチング素子Q5がオフした場合、前記電源回路より抵抗R9,ダイオ−ドD6を介してスイッチング素子Q4のゲート端子に電圧を供給することにより、スイッチング素子Q6はオンを保持するのでインバータ回路INV1及びチョッパ回路8は動作停止を保持する。
【0046】
(実施の形態6)
本発明に係る第6の実施の形態の回路図を図6に示す。
【0047】
図5に示した第5の実施の形態と異なる点は、チョッパ制御回路9aの代わりにチョッパ制御回路9bを設け、ツェナ−ダイオ−ドZD3を省略したことであり、その他の第5の実施の形態と同一構成には同一符号を付すことにより説明を省略する。
【0048】
ここでチョッパ制御回路9bは、抵抗R11,R12,コンデンサC7を介して直流電源Eを検出してスイッチング素子Qoのオンデューティ及び周波数を制御し、直流電源Eを略一定に保つものである。
【0049】
この様に構成したことにより、無電極放電灯Laの不点状態あるいは無負荷状態などの異常時に於て、上述の様に発振停止回路7aによりインバータ回路INV1の発振停止を行うが、この場合、スイッチング素子Q4がオンしているので、抵抗R8と抵抗R12との並列回路で決定される抵抗R12の両端電圧Vr12(以下、電圧Vr12と呼ぶ。)は低下する。なお、抵抗R7と抵抗R9とで決まる合成抵抗値は、抵抗R8の値よりも大きくなる様に設定しておくことが望ましい。そして、電圧Vr12が一定電圧以下になると、チョッパ制御回路9bの出力がLレベルになる様に設定しておく。
【0050】
また、上記第5,第6の実施の形態に示した様に構成したことにより、無電極放電灯Laの不点状態あるいは無負荷状態などの異常時に於て、確実にインバータ回路とチョッパ回路との動作を停止することができるので、インバータ回路の発振停止時でのチョッパ回路での消費電力を低減できる。
【0051】
上記全ての実施の形態に於ては、検出回路6a〜6cでトランスT1の1次巻線n1の両端電圧を検出することにより、直流電源の出力端から誘導コイル4までのグランドパターンが同一になるので、ノイズに対して影響が少なく、誤動作の少ない回路構成が得られる。
【0052】
なお上記全ての実施の形態に於て、インバータ回路INV1,INV2はハーフブリッジ式でも、フルブリッジ式などの他の方式でもよい。
【0053】
【発明の効果】
請求項1記載のよれば、直流電源から誘導コイルまでのグランドパターンが同一になるので、ノイズに対して影響が少なく、誤動作を低減可能で、回路素子にかかるストレスの低減、回路効率の向上、及び無電極放電灯の安定点灯が可能な無電極放電灯点灯装置を提供できる。
【0054】
請求項2記載のよれば、起動回路の一部と、発振停止回路の電源とを共用でき、つまり装置を小型化可能で、直流電源から誘導コイルまでのグランドパターンが同一になるので、ノイズに対して影響が少なく、誤動作を低減可能で、回路素子にかかるストレスの低減、回路効率の向上、及び無電極放電灯の安定点灯が可能な無電極放電灯点灯装置を提供できる。
【0055】
請求項3記載のよれば、インバータ回路の発振停止時でのチョッパ回路での消費電力を低減可能で、直流電源から誘導コイルまでのグランドパターンが同一になるので、ノイズに対して影響が少なく、誤動作を低減可能で、回路素子にかかるストレスの低減、回路効率の向上、及び無電極放電灯の安定点灯が可能な無電極放電灯点灯装置を提供できる。
【0056】
請求項4記載のよれば、検出回路または発振停止回路の電源と、チョッパ回路の出力電圧検出とを共用化したので装置を小型化可能で、直流電源から誘導コイルまでのグランドパターンが同一になるので、ノイズに対して影響が少なく、誤動作を低減可能で、回路素子にかかるストレスの低減、回路効率の向上、及び無電極放電灯の安定点灯が可能な無電極放電灯点灯装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施の形態を示すブロック構成図である。
【図2】本発明に係る第2の実施の形態を示す回路図である。
【図3】本発明に係る第3の実施の形態を示す回路図である。
【図4】本発明に係る第4の実施の形態を示す回路図である。
【図5】本発明に係る第5の実施の形態を示す回路図である。
【図6】本発明に係る第6の実施の形態を示す回路図である。
【図7】本発明に係る従来例を示す回路図である。
【符号の説明】
1 起動回路
4 誘導コイル
6 検出回路
7 発振停止回路
8 チョッパ回路
INV インバータ回路
La 無電極放電灯
E 直流電源

Claims (4)

  1. 無電極放電灯と、前記無電極放電灯に近接配置されると共に、高周波電流を通電することにより前記無電極放電灯に高周波電力を供給する誘導コイルと、直流電源を交流の高周波電力に変換して前記誘導コイルに供給するインバータ回路と、少なくともトランスを含み前記トランスの2次側巻線に発生する電圧により前記インバータ回路を駆動する駆動回路と、前記インバータ回路の出力端に接続された共振回路とから構成される無電極放電灯点灯装置に於て、前記トランスの1次巻線は前記共振回路を構成すると共に前記駆動回路を構成し、トランスの1次側巻線にかかる過電圧を直接検出する検出回路と、前記検出回路が過電圧を検出した際にその出力を受けて前記インバータ回路の発振を停止する発振停止回路とを設けたことを特徴とする無電極放電灯点灯装置。
  2. 請求項1記載の無電極放電灯点灯装置に加えて、前記インバータ回路を起動する起動回路を設けると共に、前記検出回路または前記発振停止回路の少なくとも一方の電源を、前記起動回路から得ることを特徴とする無電極放電灯点灯装置。
  3. 前記直流電源は、所謂チョッパ回路であると共に、前記チョッパ回路は、前記検出回路が過電圧を検出した際にその出力を受けて前記発振停止回路により動作を停止するものであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の無電極放電灯点灯装置。
  4. 前記チョッパ回路は、前記発振停止回路の電源と前記チョッパ回路の出力電圧検出とを共用化し、前記チョッパ回路の出力電圧を略一定に保つことを特徴とする請求項3に記載の無電極放電灯点灯装置。
JP19084995A 1995-07-26 1995-07-26 無電極放電灯点灯装置 Expired - Fee Related JP3707101B2 (ja)

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