JP3706703B2 - Icカード - Google Patents
Icカード Download PDFInfo
- Publication number
- JP3706703B2 JP3706703B2 JP35096696A JP35096696A JP3706703B2 JP 3706703 B2 JP3706703 B2 JP 3706703B2 JP 35096696 A JP35096696 A JP 35096696A JP 35096696 A JP35096696 A JP 35096696A JP 3706703 B2 JP3706703 B2 JP 3706703B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- data
- card
- storage means
- writing
- memory
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 230000015654 memory Effects 0.000 claims description 114
- 230000006854 communication Effects 0.000 claims description 26
- 238000004891 communication Methods 0.000 claims description 20
- 230000005856 abnormality Effects 0.000 claims description 19
- 230000004044 response Effects 0.000 claims description 6
- 238000000034 method Methods 0.000 description 17
- 238000011084 recovery Methods 0.000 description 17
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 7
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 230000003321 amplification Effects 0.000 description 5
- 238000003199 nucleic acid amplification method Methods 0.000 description 5
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 4
- 230000014759 maintenance of location Effects 0.000 description 2
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000006870 function Effects 0.000 description 1
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11C—STATIC STORES
- G11C29/00—Checking stores for correct operation ; Subsequent repair; Testing stores during standby or offline operation
- G11C29/70—Masking faults in memories by using spares or by reconfiguring
- G11C29/74—Masking faults in memories by using spares or by reconfiguring using duplex memories, i.e. using dual copies
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
- G06F11/00—Error detection; Error correction; Monitoring
- G06F11/004—Error avoidance
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06K—GRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
- G06K19/00—Record carriers for use with machines and with at least a part designed to carry digital markings
- G06K19/06—Record carriers for use with machines and with at least a part designed to carry digital markings characterised by the kind of the digital marking, e.g. shape, nature, code
- G06K19/067—Record carriers with conductive marks, printed circuits or semiconductor circuit elements, e.g. credit or identity cards also with resonating or responding marks without active components
- G06K19/07—Record carriers with conductive marks, printed circuits or semiconductor circuit elements, e.g. credit or identity cards also with resonating or responding marks without active components with integrated circuit chips
- G06K19/073—Special arrangements for circuits, e.g. for protecting identification code in memory
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Theoretical Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Computer Hardware Design (AREA)
- Quality & Reliability (AREA)
- Computer Security & Cryptography (AREA)
- Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
- Techniques For Improving Reliability Of Storages (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ICカードに関し、特に、データ通信状態の異常時にデータ復旧が可能なICカードに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、外部に設置された質問器との間でデータ通信を行なうICカードがある。
【0003】
図10は、従来のICカード300の基本的な構成を概略的に示した図である。ここに示した従来のICカード300は、信号重畳方式の非接触型のICカードであり、図示しない質問器から受ける1つ、または2つ以上の周波数の信号を使用して、電力の供給と情報の送受信とを行なう。
【0004】
図10における従来のICカード300は、1つの周波数を使用するICカードの一例であり、同調回路15、整流回路16、増幅復調回路17、変調増幅回路18、およびSP/PS変換回路19を備える。
【0005】
同調回路15は、アンテナとして機能するコイルLと、コンデンサCとを備える。整流回路16は、同調回路15で受信した信号を整流して、電力を生成し、ICカード300の各部に供給する。一方、増幅復調回路17は、同調回路15で受けた質問器からの情報Qを増幅して、復調する。増幅復調回路17から出力される信号は、SP/PS変換回路19でSP変換される。
【0006】
図10を参照して、さらに従来のICカード300は、主制御回路11と、メモリ10とを備える。
【0007】
主制御回路11は、SP/PS変換回路19から出力された信号を処理する。主制御回路11から出力された保持すべきデータは、データ保持用のメモリ10に記憶(保持)される。
【0008】
また、主制御回路11は、質問器から受けた情報Qの内容に応じて、指定されたメモリ10の領域からデータを読出し、これに基づき返答情報Aを生成する。返答情報Aは、SP/PS変換回路19でPS変換された後に、変調増幅回路18で処理され、アンテナLから質問器に送信される。
【0009】
ICカード300は、期間T1には、質問器から周波数f0のキャリアの変調信号(情報Q)を受け、期間T2には、周波数f0のキャリアの無変調波を受ける。この期間T2に、ICカード300からの返答情報Aが、電波を介して質問器に送信される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のICカード300においては、電源異常(電圧低下、電源切れ)等が原因で、メモリ10にデータを書込む途中でデータが改変する、いわゆるデータ化けが発生することがあり、このデータ異常が原因でICカード300が誤ったデータを保持し、またこれによって誤動作を起こすという問題があった。
【0011】
そこで、本発明は、かかる問題を解決するためになされたものであり、その目的は、前回のデータ受信が正常に行なわれなかった場合でも、データ保持用のメモリの内容を正常に復旧し、かつデータ通信処理を正常に行なうことができるICカードを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係るICカードは、外部から受けたデータに応答してデータ通信を行なうICカードであって、外部から受けたデータを書込む第1の記憶手段と、第1の記憶手段への外部から受けたデータの書込み状態を判定する判定手段と、第1の記憶手段のデータを待避させる第2の記憶手段とを備え、判定手段がデータの書込み状態が正常であったと判定した場合には、新たに外部から受けたデータを第1の記憶手段の所定の領域に書込む前に、所定の領域に既に存在するデータを第2の記憶手段に待避し、判定手段がデータの書込み状態が異常であったと判定した場合には、新たにICカードが起動されてから第1の記憶手段へのアクセスが開始されるまでの間に、第2の記憶手段に待避したデータを用いて、第1の記憶手段の所定の領域のデータを1回以上復旧する。
【0013】
請求項2に係るICカードは、請求項1に係るICカードであって、第2の記憶手段が、1回のデータ通信で外部から受けるデータを記憶するための容量、もしくはそれ以上の容量を備える。
【0014】
請求項3に係るICカードは、請求項1に係るICカードであって、第2の記憶手段は、1回のデータ通信で外部から受けるデータを分割して記憶するための容量、もしくはそれ以上の容量を備える。
【0015】
請求項4に係るICカードは、請求項1に係るICカードであって、第1の記憶手段、および第2の記憶手段が、不揮発性のメモリである。
【0016】
請求項5に係るICカードは、請求項1に係るICカードであって、第1の記憶手段と、第2の記憶手段とが同一チップ内に配置され、かつ第1の記憶手段と、第2の記憶手段とはアドレスにより分離されたことを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
[実施の形態1]
本発明の実施の形態1は、ICカードにおいて、データ保持用のメモリと、データ保持用のメモリに書込まれている正常なデータを待避させるデータ保護用のメモリと、データ受信の状態を判定する判定回路とを備えるものであって、前回のデータ書込み時に異常が発生した場合であっても、予め待避しておいたデータ保護用のメモリのデータを用いることによって、データ保持用のメモリの書込領域の内容を迅速に復旧させ、それ以降のデータ通信処理を正常に行なうことを可能とするものである。
【0018】
図1は、本発明の実施の形態1におけるICカ−ド100の要部の構成を示した図であり、図10に示した従来のICカ−ド300の構成のうち、メモリ10に相当する部分を示している。残りの部分は、図10に示した従来のICカード300と共通するので、その図示および説明は省略する。なお、本発明が適用されるICカードは、接触型ICカードであっても、非接触型ICカードであっても構わない。
【0019】
図1に示すICカ−ド100が、従来のICカ−ド300と異なる点は、メモリ10に代えて、データ保持用不揮発性メモリ2(以下、データ保持用メモリ2と呼ぶ)とデータ保護用不揮発性メモリ3(以下、データ保護用メモリ3と呼ぶ)とを備えること、そして電源状態に基づくデータ書込み状態の正常/異常を判定する異常判定回路1とを備えることにある。
【0020】
図1を参照して、本発明の実施の形態1におけるICカード100の構成について説明する。
【0021】
レジスタ4は、今回のデータ通信で受信した保持すべきデータDAを図10に示した主制御回路11から受ける。レジスタ4は、SRAMで構成しても構わない。データライトバッファ5は、レジスタ4のデータをデータ保持用メモリ2に書込むための回路である。アドレスデコーダ6は、データ保持用メモリ2のデータの読出し/書込み動作において、対象となるデータ保持用メモリ2の領域を指定する回路である。
【0022】
データ保持用メモリ2は、レジスタ4から保持すべきデータを受けて、これを記憶する。図1では、主制御回路11の制御に基づき、領域B1、B2、…、BNのいずれかに、1回のデータ通信で受信した保持すべきデータDAが記憶される。なお、ICカード100は、データ保持用メモリ2に記憶されているデータを基に、データ通信処理を行なう。
【0023】
データ保護用メモリ3は、データ保持用メモリ2に記憶されているデータを待避するためのメモリである。データ保護用メモリ3は、1回のデータ通信で受けるデータDAを記憶できる容量(領域B1,B2, …,もしくはBNの各容量以上)を備えるものとする。
【0024】
異常判定回路1は、電源状態に基づきデータ書込み状態を判定する。異常判定回路1は、状態判断用フラグFLGにデータ書込み状態を記録して出力する。状態判断用フラグFLGは、後述するように、データの処理状態に応じて、その値が更新される。データ保持用メモリ2に保持すべきデータDAを書込む途中で電源異常が発生した場合には、それ以降の処理にかかわらず、状態判断用フラグFLGは電源異常が発生した時点での値を保持する(データ受信異常)。一方、状態判断用フラグFLGは、電源異常が発生せず、しかもデータ保持用メモリ2に保持すべきデータDAを記憶したならば、初期化される(データ受信正常)。なお、状態判断用のフラグFLGの値は、次のデータ通信処理まで保持される。
【0025】
続いて、本発明の実施の形態1におけるICカード100の動作について説明する。
【0026】
先ず、前回のデータ受信が正常、すなわち電源異常が発生せず、データ保持用メモリ2が保持すべきデータDAを記憶した場合、ICカード100は、以下の処理を行なう。ICカード100は、新たなデータ通信処理が開始されると、新たに受信した保持すべきデータDAをデータ保持用メモリ2に書込む処理(データ保持処理)を開始するまでに、保持すべきデータDAを記憶するデータ保持用メモリ2の書込領域の内容(正常データ)をデータ保護用メモリ3に待避させる処理(データ保護処理)を行なう。そして、データ保護処理の終了後に、データ保持処理を行なう。
【0027】
続いて、前回のデータ受信が異常、すなわちデータ保持用メモリ2に保持すべきデータDAを書込む途中で電源異常が発生していた場合、ICカード100は、以下の処理を行なう。ICカード100は、新たに起動されてからデータ保持用メモリ2へのアクセスが開始されるまでの間に、予めデータ保護用メモリ3に待避しておいたデータを用いてデータ保持用メモリ2の書込領域の内容を正常に復旧させる処理(データ復旧処理)を行なう。そして、データ復旧処理が終了すると、上記に説明したデータ通信処理を開始して、データ保護および保持処理を行なう。
【0028】
図2〜図3は、本発明の実施の形態1におけるICカ−ド100のデータ保持および復旧に関する動作を説明するためのフロー図の一例である。ここでは、状態判断用フラグFLGは、0もしくは1の値をとり、データ受信が正常に行なわれた場合には0に初期化されるものとする。
【0029】
図2〜図3を参照して、ICカード100のデータ保持およびデータ復旧動作について説明する。
【0030】
ステップS1において、ICカードが起動する。
ステップS2において、状態判断用フラグFLGをチェックする。そして、前回のデータ受信が正常(=0)であったか否かを調べる。
【0031】
先ず、状態判断用フラグが正常状態(=0)を示している場合について説明する。状態判断用フラグFLGが0を示していれば、ステップS3〜ステップS5のデータ保護および保持処理を行なう。なお、特に図示しないが、ステップS3〜ステップS5の処理中であって、データ保持用メモリ2へ書込が行なわれる期間以外は、ICカード100は、データ保持用メモリ2のデータを用いてデータ通信を行なっている。
【0032】
ステップS3では、レジスタ4に保持すべきデータDAを入力する。そして、データDAを書込むべきデータ保持用メモリ2の領域B1のデータを読出して、データ保護用メモリ3に待避する(書込む)。ステップS4では、状態判断用フラグFLGを1(データ保持用メモリ2の領域B1のデータをデータ保護用メモリ3に待避した状態)に設定しておく。
【0033】
ステップS5では、レジスタ4に書込まれている保持すべきデータDAを、データ保持用メモリ2の領域B1に書込む。
【0034】
ステップS5の処理(データ保持用メモリ2にデータDAを書込んだ状態)が終了した後は、ステップS6において、状態判断用フラグFLGを初期化(=0)する。
【0035】
続いて、状態判断用フラグFLGが1を示している場合は、ステップS7〜ステップS8のデータ復旧処理を行なう。この処理は、ICカード100が起動してからデータ保持用メモリ2へのアクセスが開始されるまでの間に行なわれる。
【0036】
ステップS7では、データ保護用メモリ3に待避したデータを読出して、データ保持用メモリ2の領域B1にこれを書込む。この結果、異常動作の原因となるデータを破棄して、データ保持用メモリ2に正常なデータを書込む(復旧する)こととなる。ステップS7の処理(復旧)が終了した後は、ステップS8において、状態判断用フラグFLGを初期化(=0)する。そして、ステップS8で正常状態になった後は、上記に説明したステップS3〜S6の処理を行なう。
【0037】
なお、データ保護用メモリ3に書込むデータは、データ保持用メモリ2に記憶されている内容と一対一に対応が取れていればよく、たとえば、データ保持用メモリ2のデータを反転したものであっても良い。
【0038】
また、データ保持用メモリ2、およびデータ保護用メモリ3は、不揮発性のもの(たとえば、フラッシュメモリ)であればよい。
【0039】
さらに、状態判断用フラグFLGは、不揮発性のメモリで構成するものであってもよい。
【0040】
以上のように、ICカード100は、電源異常が原因で、データの書込みに異常が発生した場合であっても、正常なデータを復旧させることができるため、前回のデータ書込み状態が正常/異常にかかわらず、次のデータ通信処理を正常に行なうことがができる。
【0041】
[実施の形態2]
本発明の実施の形態2は、ICカードにおいて、1回のデータ通信で受信した保持すべきデータを分割して記憶するデータ保持用メモリ7と、分割された複数個のデータを待機させることができるデータ保護用のメモリ8と、異常判定回路1とを備えるものである。
【0042】
図4は、本発明の実施の形態2におけるICカ−ド200の要部の構成を示した図であり、図1に示したICカ−ド100の構成と共通する構成要素については、同一の参照符号を付し、その説明は省略する。
【0043】
本発明の実施の形態2では、データ保持用メモリ7は、1回のデータ通信で、分割された複数個の保持すべきデータ(DA1、DA2、…)を受けるものとする。なお、データ保持用メモリ7は、領域B11、B12、…から構成され、各領域には、この保持すべきデータDA1、DA2、…が、それぞれ書込まれる。なお、ICカード200は、データ保持用メモリ7に記憶されているデータを基に、データ通信処理を行なう。
【0044】
データ保護用メモリ8は、データ保持用メモリ7の複数の領域(領域B11、B12、…、B1N、…のなかの複数個の領域)に記憶されているデータを待避させるためのメモリである。図4においては、データ保護用メモリ8は、領域C1〜CMからなり、各領域C1〜CMは、データ保持用メモリ7の各領域B11等と同等または、それ以上の容量を有するものとする。
【0045】
異常判定回路1は、実施の形態1で既に説明したように、状態判断用フラグFLGにデータ処理状態を記録して出力する。状態判断用フラグFLGは、異常が発生した時点の値を保持し、この値は、次回のデータ通信処理まで記憶される。
【0046】
ICカード200は、この状態判断用FLGの値に従って、データ保護用メモリ8の待避したデータを用いて、データ保持用メモリ7の内容を復旧する。
【0047】
図5〜図9は、本発明の実施の形態2におけるICカ−ド200のデータ保持および復旧に関する動作を説明するためのフロー図の一例である。ここでは、データ保持用メモリ7は、1回のデータ通信で分割して3つのデータDA1〜DA3を受けるものとし、データ保護用メモリ8は、3つの領域からなる(領域C1〜C3)ものとして説明する。
【0048】
ここでは、一例として、状態判断用フラグFLGは、0、1、2、もしくは3のいずれかの値をとり、データ受信が正常(前回のデータ受信において、電源異常が発生せず、データ保持用メモリ7が保持すべきデータDA1〜DA3を記憶した状態)におこなわれた場合には0に初期化されるものとする。
【0049】
図5〜図9を参照して、ICカード200のデータ保持およびデータ復旧動作について説明する。
【0050】
ステップS10において、ICカードが起動する。
ステップS11において、状態判断用フラグFLGをチェックする。そして、前回のデータ受信が正常(=0)であったか否かを調べる。
【0051】
先ず、状態判断用フラグFLGが正常状態(=0)を示している場合について説明する。状態判断用フラグFLGが0を示している場合には、ステップS12〜ステップS20のデータ保護および保持処理を行なう。なお、特に図示しないが、ステップS12〜ステップS20の処理中であっても、データ保持用メモリ7への書込が行なわれている期間以外は、データ保持用メモリ7のデータの読出しは可能である。
【0052】
ステップS12では、レジスタ4に保持すべきデータDA1を入力する。そして、データ保持用メモリ7の領域B11のデータを読出して、これをデータ保護用メモリ8の領域C1に待避する(書込む)。ステップS13では、状態判断用フラグFLGを1(データ保持用メモリ7の領域B11のデータをデータ保護用メモリ8の領域C1に待避した状態)に設定する。
【0053】
ステップS14では、レジスタ4に書込まれている保持すべきデータDA1を、データ保持用メモリ7の領域B11に書込み、データ保持用メモリ7の領域B12のデータをデータ保護用メモリ8の領域C2に待避する。ステップS15では、状態判断用フラグFLGを2(データ保持用メモリの領域B12のデータをデータ保護用メモリ8の領域C2に待避した状態)に設定する。
【0054】
ステップS16では、レジスタ4に保持すべきデータDA2(新たに保持すべきデータ)を入力する。ステップS17では、レジスタ4に書込まれているデータDA2を、データ保持用メモリ7の領域B12に書込み、データ保持用メモリ7の領域B13のデータをデータ保護用メモリ8の領域C3に待避する。ステップS18では、状態判断用フラグFLGを3(データ保持用メモリの領域B13のデータをデータ保護用メモリ8の領域C3に待避した状態)に設定する。
【0055】
ステップS19では、レジスタ4に保持すべきデータDA3(新たに保持すべきデータ)を入力する。ステップS20では、レジスタ4に書込まれているデータDA3を、データ保持用メモリ7の領域B13に書込む。ステップS21では、状態判断用フラグFLGを初期化(=0)する。
【0056】
続いて、状態判断用フラグFLGが0以外(=1、2、3)を示している場合について説明する。状態判断用フラグFLGが0でない場合には、ステップS22、S23、もしくはS24のデータ復旧処理を行なう。この処理は、ICカード200が起動してからデータ保持用メモリ2へのアクセスが開始されるまでの間に行なわれる。
【0057】
状態判断用フラグFLGが1である(データ保護用メモリ8のC1には、データ保持用メモリ7の領域B11のデータが待避してある)場合、ステップS22に移る。ステップS22では、データ保護用メモリ8の領域C1に待避してあるデータをデータ保持用メモリ7の領域B11に書込む(復旧する)。
【0058】
状態判断用フラグFLGが2である(データ保護用メモリ8のC1、C2のそれぞれには、データ保持用メモリ7の領域B11、B12のそれぞれのデータが待避してある)場合、ステップS23に移る。ステップS23では、データ保護用メモリ8の領域C1、C2のそれぞれに待避してあるデータをデータ保持用メモリ7の領域B11、B12のそれぞれに書込む。
【0059】
状態判断用フラグFLGが3である(データ保護用メモリ8のC1、C2、C3のそれぞれには、データ保持用メモリ7の領域B11、B12、B13のそれぞれのデータが待避してある)場合、ステップS24に移る。ステップS24では、データ保護用メモリ8の領域C1、C2、C3のそれぞれに待避してあるデータをデータ保持用メモリ7の領域B11、B12、B13のそれぞれに書込む。
【0060】
ステップS22〜S24の処理(復旧)が終了した後は、ステップS25において、状態判断用フラグFLGを初期化(=0)する。そして、ステップS25で正常状態になった後は、上記で説明したステップS12〜S21の処理を行なう。
【0061】
なお、データ保護用メモリ8に書込むデータは、データ保持用メモリ7に記憶されている内容と一対一に対応が取れていればよく、たとえば、データ保持用メモリ7のデータを反転したものであっても良い。
【0062】
また、データ保持用メモリ7、およびデータ保護用メモリ8は、不揮発性のもの(たとえば、フラッシュメモリ)であればよい。
【0063】
さらに、状態判断用フラグFIGは、不揮発性のメモリで構成するものであってもよい。
【0064】
以上のように、ICカード200は、電源異常が原因で、データの書込みに異常が発生した場合であっても、正常なデータを復旧させることができるため、前回のデータ受信が正常/異常にかかわらず、次のデータ通信処理を正常に行なうことがができる。
【0065】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、異常判定回路と、データ保持用のメモリと、データ待避用のメモリとを備えることにより、データ通信中に何らかの原因でデータ異常が発生した場合であっても、データ待避用のメモリに予め待避してあったデータを用いることで、データ保持用のメモリ内容を迅速に復旧することができ、かつ前回のデータ受信が正常/異常にかかわらず次回のデータ通信処理を正常に行うことができる。
【0066】
また、この結果、ICカードの通信の信頼性が飛躍的に向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるICカード100の要部の構成を示した図である。
【図2】本発明の実施の形態1におけるICカード100におけるデータ保持およびデータ復旧動作を説明するためのフロー図である。
【図3】本発明の実施の形態1におけるICカード100におけるデータ保持およびデータ復旧動作を説明するためのフロー図である。
【図4】本発明の実施の形態2におけるICカード200の要部の構成を示した図である。
【図5】本発明の実施の形態2におけるICカード200におけるデータ保持およびデータ復旧動作を説明するためのフロー図である。
【図6】本発明の実施の形態2におけるICカード200におけるデータ保持およびデータ復旧動作を説明するためのフロー図である。
【図7】本発明の実施の形態2におけるICカード200におけるデータ保持およびデータ復旧動作を説明するためのフロー図である。
【図8】本発明の実施の形態2におけるICカード200におけるデータ保持およびデータ復旧動作を説明するためのフロー図である。
【図9】本発明の実施の形態2におけるICカード200におけるデータ保持およびデータ復旧動作を説明するためのフロー図である。
【図10】従来のICカード300の構成を概略的に表した図である。
【符号の説明】
1 異常判定回路
2、7 データ保持用メモリ
3、8 データ保護用メモリ
4 レジスタ
5 データライトバッファ
6 アドレスデコーダ
100、200 ICカード
Claims (3)
- 外部から受けたデータに応答してデータ通信を行うICカードであって、
前記外部から1回のデータ通信で受けたデータを、複数個の分割データに分割して順次書込む第1の記憶手段と、
前記複数個の分割データの前記第1の記憶手段への順次書込みの状態を、書込みの都度判定して判定結果を保持する判定手段と、
前記第1の記憶手段に書込まれた前記複数個の分割データを、分割データごとに待避させる第2の記憶手段とを備え、
前記判定手段が、前記複数個の分割データの前記第1の記憶手段への前回の書込み状態が正常であったことを示す判定結果を保持している場合には、新たに前記外部から受けた複数個の分割データを前記第1の記憶手段に書込むときに、分割データごとに、前記第1の記憶手段の当該新たな分割データに対応する所定の領域に既に存在する分割データを前記第2の記憶手段に待避した後、前記所定の領域に当該新たな分割データを書込み、
前記判定手段が、前記複数個の分割データの前記第1の記憶手段への順次書込みのどの段階で書込み異常が発生したかを示す判定結果を保持している場合には、新たに前記ICカードが起動されてから、新たに外部から受けた複数個の分割データの前記第1の記憶手段への書込みが開始されるまでの間に、前記書込み異常が発生した段階に応じて、前記第1の記憶手段の書込み異常が発生した所定の領域の分割データを、前記第2の記憶手段に待避されている当該所定の領域の分割データで復旧し、その後前記判定手段が、書込み状態が正常であったことを示す判定結果を保持する、ICカード。 - 前記第1の記憶手段、および前記第2の記憶手段は、不揮発性のメモリである、請求項1に記載のICカード。
- 前記第1の記憶手段と、前記第2の記憶手段とは同一チップ内に配置され、かつ前記第1の記憶手段と、前記第2の記憶手段とはアドレスによって分離されたことを特徴とする、請求項1に記載のICカード。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35096696A JP3706703B2 (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | Icカード |
PCT/JP1997/004692 WO1998029815A1 (fr) | 1996-12-27 | 1997-12-18 | Carte a circuit integre |
CA002275968A CA2275968A1 (en) | 1996-12-27 | 1997-12-18 | Ic card |
AU78929/98A AU7892998A (en) | 1996-12-27 | 1997-12-18 | IC card |
EP97949152A EP0952525A4 (en) | 1996-12-27 | 1997-12-18 | IC CARD |
US09/319,931 US20010045468A1 (en) | 1996-12-27 | 1997-12-18 | Ic card |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35096696A JP3706703B2 (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | Icカード |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10187549A JPH10187549A (ja) | 1998-07-21 |
JP3706703B2 true JP3706703B2 (ja) | 2005-10-19 |
Family
ID=18414133
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35096696A Expired - Fee Related JP3706703B2 (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | Icカード |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20010045468A1 (ja) |
EP (1) | EP0952525A4 (ja) |
JP (1) | JP3706703B2 (ja) |
AU (1) | AU7892998A (ja) |
CA (1) | CA2275968A1 (ja) |
WO (1) | WO1998029815A1 (ja) |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1165872C (zh) * | 2000-03-21 | 2004-09-08 | 皇家菲利浦电子有限公司 | 迅速地并且同时地写入多个数据载体的通信设备以及用于这种通信设备的数据载体 |
JP2002123806A (ja) * | 2000-10-17 | 2002-04-26 | Fujitsu Ltd | Icカード、データ更新制御方法、データ/メッセージ復元制御方法、および制御プログラムを記録した記録媒体 |
DE60041823D1 (de) * | 2000-12-29 | 2009-04-30 | St Microelectronics Srl | Ein elektrisch modifizierbarer nichtflüchtiger Halbleiterspeicher der eingeschriebene Daten solange hält, bis ihre Neuprogrammierung abgeschlossen ist |
WO2005121960A1 (en) * | 2004-06-07 | 2005-12-22 | Nokia Corporation | Operating a storage component |
US8046527B2 (en) * | 2007-02-22 | 2011-10-25 | Mosaid Technologies Incorporated | Apparatus and method for using a page buffer of a memory device as a temporary cache |
US8086785B2 (en) | 2007-02-22 | 2011-12-27 | Mosaid Technologies Incorporated | System and method of page buffer operation for memory devices |
JP5890251B2 (ja) | 2011-06-08 | 2016-03-22 | 株式会社半導体エネルギー研究所 | 通信方法 |
JP2014032516A (ja) * | 2012-08-02 | 2014-02-20 | Fujitsu Ltd | ストレージ装置、制御装置およびデータ保護方法 |
JP6281302B2 (ja) * | 2014-01-31 | 2018-02-21 | 大日本印刷株式会社 | 情報処理装置、icカード、及びデータ処理方法 |
CN103919317B (zh) * | 2014-04-24 | 2015-12-30 | 广东溢达纺织有限公司 | 基于标签卡的服装生产加工工艺 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4819154A (en) * | 1982-12-09 | 1989-04-04 | Sequoia Systems, Inc. | Memory back up system with one cache memory and two physically separated main memories |
JPS63116253A (ja) * | 1986-11-04 | 1988-05-20 | Alps Electric Co Ltd | バツクアツプされたramの保護方式 |
JP2798529B2 (ja) * | 1991-07-22 | 1998-09-17 | オークマ株式会社 | 数値制御装置 |
DE4217830C2 (de) * | 1992-05-29 | 1996-01-18 | Francotyp Postalia Gmbh | Verfahren zum Betreiben einer Datenverarbeitungsanlage |
JPH0778231A (ja) * | 1993-09-07 | 1995-03-20 | Toshiba Corp | メモリカード |
-
1996
- 1996-12-27 JP JP35096696A patent/JP3706703B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1997
- 1997-12-18 WO PCT/JP1997/004692 patent/WO1998029815A1/ja not_active Application Discontinuation
- 1997-12-18 EP EP97949152A patent/EP0952525A4/en not_active Ceased
- 1997-12-18 CA CA002275968A patent/CA2275968A1/en not_active Abandoned
- 1997-12-18 US US09/319,931 patent/US20010045468A1/en not_active Abandoned
- 1997-12-18 AU AU78929/98A patent/AU7892998A/en not_active Abandoned
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CA2275968A1 (en) | 1998-07-09 |
EP0952525A1 (en) | 1999-10-27 |
AU7892998A (en) | 1998-07-31 |
US20010045468A1 (en) | 2001-11-29 |
WO1998029815A1 (fr) | 1998-07-09 |
EP0952525A4 (en) | 2000-06-28 |
JPH10187549A (ja) | 1998-07-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3667920B2 (ja) | Icカード | |
JP3706703B2 (ja) | Icカード | |
CN106463179A (zh) | 利用存储器控制器处理数据错误事件的方法、装置和系统 | |
JP6524126B2 (ja) | メモリ制御装置及びメモリ制御方法 | |
CN117037884B (zh) | 在存储阵列中使用的熔断器单元及其处理方法、存储阵列 | |
JP2743756B2 (ja) | 半導体ディスク装置 | |
JP3593818B2 (ja) | 非接触icカード | |
JPH10187550A (ja) | Icカード | |
SU1453445A1 (ru) | Доменное запоминающее устройство с локализацией отказавших регистров | |
JPH04115340A (ja) | 二重化記憶回路 | |
JPH0667989A (ja) | 記憶装置のパトロール回路 | |
JP2606431B2 (ja) | 制御メモリの障害回復方式 | |
JPH04346144A (ja) | 記憶装置の記憶内容退避方式 | |
JPH06203591A (ja) | 半導体記憶装置 | |
JPS60173646A (ja) | メモリデ−タ訂正方式 | |
JPH04293139A (ja) | データ保持方法 | |
JPH04145558A (ja) | 電源断回復時の面データ転送方式 | |
JPH01106247A (ja) | メモリカード | |
KR19990057739A (ko) | 마이크로컴퓨터의 이이피롬 제어 알고리듬 | |
JPH04182757A (ja) | 制御記憶回路のアドレス供給方式 | |
JPH0541092A (ja) | 不揮発性メモリ | |
JPH05314017A (ja) | データリカバリ方式 | |
JPH10187551A (ja) | Icカード | |
JPH045222B2 (ja) | ||
JPS6095662A (ja) | メモリエラ−修正方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050118 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050311 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050419 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050607 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050719 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050801 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110805 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120805 Year of fee payment: 7 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |