JP3705835B2 - エアコンディショニングシステムの制御装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は車両用エアコンディショニングシステムの構成部品でマグネットクラッチとコンデンサファンの制御に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の車両用エアコンディショニングシステムでは冷凍サイクルが形成され、マグネットクラッチは、冷凍サイクルを形成するコンプレッサと車両のエンジンを接続してコンプレッサを駆動させる。一方コンデンサファンは、冷凍サイクルを形成するコンデンサを冷却する。
【0003】
図19は従来のエアコンディショニングシステムによりエンジンに加わり無くなるトルクを説明する図である。例えば、エアコンディショニングシステムのスタートスイッチにより、本図(a)、(b)に示すように、マグネットクラッチ及びコンデンサファンが同時にON又はOFFされる。この場合、本図(c)に示すように、コンプレッサのトルクは直接にエンジンに加わったり、無くなったりする。また、本図(d)に示すように、コンデンサファンのトルクはオルタネータの発電量を介してオルタネータトルクとしてエンジンに加わったり、無くなったりする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のエアコンディショニングシステムでは、マグネットクラッチとコンデンサファンが同時にONとなり、コンプレッサのトルク及びオルタネータトルクは、本図(e)に示すように、エンジンに同時に加わるため、乗員がショックを感じるという問題点がある。また、マグネットクラッチとコンデンサファンが同時にOFFとなり、コンプレッサのトルク及びオルタネータトルクは、本図(e)に示すように、エンジンから同時に無くなるため、乗員がショックを感じるという問題点がある。
【0005】
したがって、本発明は、上記問題点に鑑み、エンジンに加わったり又は無くなるトルク変動を軽減して乗員に与えるショックを緩和することができるエアコンディショニングシステムの制御装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記問題点を解決するために、次の構成を有するエアコンディショニングシステムの制御装置を提供する。すなわち、第1の発明であるコンプレッサ、コンデンサ、エバポレータを有する車両用のエアコンディショニングシステムの制御装置に、前記コンプレッサと車両のエンジンとを接続、離脱するマグネットクラッチと、前記コンデンサを冷却するコンデンサファンとが設けられる。制御回路は前記マグネットクラッチの接続時期と前記コンデンサファンの回転開始時期とを所定時間だけずらし、これに対応してマグネットクラッチの離脱時期とコンデンサファンの回転停止時期を所定時間ずらす。
【0007】
前記制御回路は、前記マグネットクラッチの接続時期又は前記コンデンサファンの回転開始時期のいずれか一方を、これに対応してマグネットクラッチの離脱時期又はコンデンサファンの回転停止時期のいずれか一方を、前記エバポレータの吹き出し口の温度を基に、決定するようにしてもよい。
前記制御回路は、前記マグネットクラッチの接続時期又は前記コンデンサファンの回転開始時期のいずれか一方を、これに対応してマグネットクラッチの離脱時期又はコンデンサファンの回転停止時期のいずれか一方を、前記エバポレータの吹き出し口の温度、日射量、車内温度、車外温度、冷却水温度のいずれか1つを基に、決定するようにしてもよい。
【0008】
第2の発明であるコンプレッサ、コンデンサ、エバポレータを有する車両用のエアコンディショニングシステムの制御装置に、前記コンプレッサと車両のエンジンとを接続、離脱するマグネットクラッチと、前記コンデンサを冷却するコンデンサファンと、前記エバポレータを冷却するエバポレータファンとが設けられる。制御回路は前記マグネットクラッチの接続時期と前記コンデンサファンの回転開始時期と前記エバポレータファンの回転開始時期とを相互に所定時間だけづつずらし、これに対応してマグネットクラッチの離脱時期とコンデンサファンの回転停止時期とエバポレータファンの回転停止時期とを相互に所定時間づつずらす。
【0009】
前記制御回路は、前記マグネットクラッチの接続時期、前記コンデンサファンの回転開始時期、前記エバポレータファンの回転開始時期のいずれか一方を、これに対応してマグネットクラッチの離脱時期、コンデンサファンの回転停止時期、エバポレータファンの回転停止時期のいずれか一方を、前記エバポレータの吹き出し口の温度を基に、決定するようにしてもよい。
【0010】
前記制御回路は、前記マグネットクラッチの接続時期、前記コンデンサファンの回転開始時期、前記エバポレータファンの回転開始時期のいずれか一方を、これに対応してマグネットクラッチの離脱時期、コンデンサファンの回転停止時期、前記エバポレータファンの回転停止時期ののいずれか一方を、前記エバポレータの吹き出し口の温度、日射量、車内温度、車外温度、冷却水温度のいずれか1つを基に、決定するようにしてもよい。
【0011】
前記制御回路は、前記所定時間を2秒程度とするようにしてもよい。
【0012】
【作用】
本発明のエアコンディショニングシステムの制御装置によれば、第1の発明では、前記マグネットクラッチの接続時期と前記コンデンサファンの回転開始時期とを所定時間だけずらし、マグネットクラッチの離脱時期とコンデンサファンの回転停止時期を所定時間ずらすことにより、エンジンにコンプレッサとオルタネータのトルク変動が同時に加わることを回避し、乗員が感じるショックを低減する。前記マグネットクラッチの接続時期又は前記コンデンサファンの回転開始時期のいずれか一方を、これに対応してマグネットクラッチの離脱時期又はコンデンサファンの回転停止時期のいずれか一方を、前記エバポレータの吹き出し口の温度を基に、決定することにより、エアコンディショニングシステムの制御装置の自動運転の場合にも、エンジンにコンプレッサとオルタネータのトルク変動が同時に加わることを回避し、乗員が感じるショックを低減する。さらに、前記マグネットクラッチの接続時期又は前記コンデンサファンの回転開始時期のいずれか一方を、これに対応してマグネットクラッチの離脱時期又はコンデンサファンの回転停止時期のいずれか一方を、前記エバポレータの吹き出し口の温度、日射量、車内温度、車外温度、冷却水温度のいずれか1つを基に、決定することにより、エアコンディショニングシステムの制御装置のより円滑な自動運転の場合にも、エンジンにコンプレッサとオルタネータのトルク変動が同時に加わることを回避し、乗員が感じるショックを低減する。
【0013】
第2の発明では、前記エバポレータを冷却するエバポレータファンが追加して設けられるが、第1の発明と同様にして、エンジンにコンプレッサと複数のオルタネータのトルク変動が同時に加わることを回避し、乗員が感じるショックを低減する。さらに、自動運転の場合にも、より円滑な自動運転の場合にも同様にエンジンにコンプレッサと複数のオルタネータのトルク変動が同時に加わることを回避し、乗員が感じるショックを低減する。なお、前記所定時間を具体的には2秒程度とすることにより、最適な制御が可能になる。
【0014】
【実施例】
以下本発明の実施例について図面を参照して説明する。
図1は本発明の第1の実施例に係るエアコンディショニングシステムを示す図である。本図に示すように、エアコンディショニングシステムには、コンプレッサ1、コンデンサ2、膨張弁4、エバポレータ3とを冷媒管を介して接続するようにして冷凍サイクルが形成される。このコンプレッサ1はマグネットクラッチ10(図2参照)を介してエンジンに接続される。また、上記コンデンサ2には、これを冷却するコンデンサファン5が設けられている。このコンデンサファン5はコンデンサファンモータ6により駆動され、このコンデンサファンモータ6がONになるとオルタネータの発電量が増加する。ここで、コンプレッサ1はガス状の冷媒を吸入、圧縮し高温・高圧ガスにする。コンプレッサ1から高温・高圧ガスが送り出されたコンデンサ2は通過中にこの高温・高圧ガスを冷却し凝縮の潜熱を奪い液化する。この場合、コンデンサ2の冷却にはコンデンサファン5が用いられ、このコンデンサファン5はコンデンサファンモータ6により駆動される。この液冷媒が送られる膨張弁4は急激に液冷媒を膨張させて低温・低圧の霧状の冷媒とする。この冷媒が流れ込むエバポレータ3は、冷媒が蒸発するのに必要な潜熱を車室内の空気から奪い、車室内空気を冷却すると同時に気化してコンプレッサ1に吸入される。上記マグネットクラッチ10のエンジンへの結合と上記コンデンサファン5の回転開始時期とを所定時間t0だけずらし、さらに、上記マグネットクラッチ10のエンジンへからの離脱と上記コンデンサファン5の回転停止時期とを所定時間t0だけずらすようにしてある。以下にこのような所定時間t0だけずらす制御回路について説明する。
【0015】
図2はエアコンディショニングシステムの制御回路15を示す図である。本図に示す制御回路15において、エアコンディショニングシステムをON又はOFFにするエアコンスイッチ7が設けられる。このエアコンスイッチ7にはマグネットクラッチリレー8が接続され、このマグネットリレー8を介してマグネットクラッチ10が接続され、エアコンスイッチ7のON又はOFFと同時にこのマグネットクラッチ10はON又はOFFする。一方、エアコンスイッチ7には時間t0だけ遅延する遅延回路11が接続され、この遅延回路11を介してコンデンサファンリレー9が接続される。
【0016】
図3はマグネットクラッチ10及びコンデンサファン5に切換タイミングを詳細に説明する図である。エアコンスイッチ7をON又はOFFすると同時に、本図に示すように、マグネットクラッチリレー8を介してマグネットクラッチ10がON又はOFFする。一方、コンデンサファン5は遅延回路11によりエアコン7がON又はOFFした後に所定時間t0遅れてコンデンサファンリレー9を介してコンデンサモータ6を回転又は停止する。このようにして、マグネットクラッチ10とコンデンサファン5がON又はOFFするタイミングを所定時間t0ずらすことができる。本図に示すように、エアコンスイッチ7のON又はOFF後所定時間t0遅れてコンデンサファンリレー9を介してコンデンサファンモータ6を回転又は停止する。このようにしてマグネットクラッチ10とコンデンサファン2がON又はOFFするタイミングを所定時間t0ずらすことができる。
【0017】
以上の例では遅延回路11はコンデンサファンリレー9側に接続されたが、マグネットリレー8側に接続されるようにしてもよい。これにより、エアコンスイッチ7のON又はOFF後所定時間t0遅れてマグネットクラッチ10をON又はOFFにすることができる。
図4はエンジンに同時に加わり、無くなるコンプレッサ及びオルタネータのトルク変動軽減を説明するタイムチャートである。
【0018】
図4(a)、(b)に示すように、マグネットクラッチ10及びコンデンサファン5のOFFからONへの切換時間が所定時間t0だけずれ、ONからOFFへの切換時間が所定時間t0だけずれる。図4(c)、(d)に示すように、コンプレッサトルク及びオルタネータトルクは、マグネットクラッチ10及びコンデンサファン5に関する所定時間t0のずれに伴って、所定時間t0ずれる。図4(d)に示すように、エンジンに加わるトルクは、エアコンスイッチ7のONにより、段階的に増加し、OFFにより段階的に減少する。このように、マグネットクラッチ10とコンデンサファン5のON又はOFFするタイミングを所定時間t0進めるか又は遅らせることにより、エンジンには、コンプレッサ1のトルクとオルタネータのコンデンサファン相当トルクが同時に加わり、無くなるのを避けることができる。このようにエアコンディショニングシステムを構成する負荷を逐次投入、離脱することにより、トルク変動を円滑にし、乗員が感じる負荷同時投入、離脱によるショックを低減できるようになる。なお、この所定時間t0は、好ましくは、2秒程度である。
【0019】
図5は本発明の第2の実施例に係るエアコンディショニングシステムを示す図である。図1の構成と比較して、本図に示すエアコンディショニングシステムには、エバポレータ3の吹き出し口にエバポレータ後温度センサ14が設けられる。このエバポレータ後温度センサ14により、エアコンディショニングシステムのON、OFF切換が自動的に制御される。この自動制御におけるマグネットクラッチ10及びコンデンサファンモータ6結合、離脱時期を、以下のように、説明する。
【0020】
図6は図5のエアコンディショニングシステムの制御回路15を示す図である。本図に示す制御回路15には、エアコンスイッチ7及びエバポレータ後温度センサ14に接続される入力インターフェース16と、この入力インターフェース16からの信号を処理するマイクロコンピュータ17と、このマイクロコンピュータ17により形成された信号を入力しマグネットクラッチリレー8及びコンデンサファンリレー9を付勢制御する出力インターフェース18が設けられる。
【0021】
図7は図6のマイクロコンピュータ17の処理を説明するフローチャートである。
ステップS1において、エアコンスイッチがONか否かを判断する。この判断が「YES」ならステップS2に進み、この判断が「NO」なら「YES」になるまで待つ。
【0022】
ステップS2において、エバポレータ後温度Tが基準温度T0以上になったか否かを判断する。この基準温度T0はエアコンディションシステムを稼働すべきか否かの判断の基準となる。この判断が「YES」ならステップS3に進み、「NO」ならステップS6に進む。
ステップS3において、マグネットクラッチリレー8をONにする。
【0023】
ステップS4において、マグネットクラッチリレー8のONによりタイマーをスタートし、経過時間tが基準時間t0以上になったかを否かを判断する。この基準時間はマグネットクラッチリレー8とコンデンサファンリレー9とをずらして付勢する時間である。この判断が「YES」ならステップS5に進み、「NO」なら「YES」になるまで待つ。
【0024】
ステップS5において、コンデンサファンリレー9をONにする。
ステップS6において、マグネットクラッチリレー8をOFFにする。
ステップS7において、マグネットクラッチリレー8のOFFによりタイマーをスタートし、経過時間tが基準時間t0以上になったかを否かを判断する。この基準時間はマグネットクラッチリレー8とコンデンサファンリレー9とをずらして消勢する時間である。この判断が「YES」ならステップS8に進み、「NO」なら「YES」になるまで待つ。
【0025】
ステップS8において、コンデンサファンリレー9をOFFにする。
本実施例によれば、エバポレータ後温度に応じてエアコンディショニングシステムが自動制御されるが、この場合にも、負荷を逐次投入し又は離脱でき、乗員へのトルク変動によるショックを軽減できる。
図8は図6の制御回路15の変形例を示す図である。本図に示すように、入力インターフェース16にはエアコンスイッチ7及びエバポレータ後温度センサ14に加えて日射量を検出する日射センサ19と、車内の気温を検出する車内気温センサ20と、車外の気温を検出する車外気温センサ21と、エンジンの冷却水を検出する冷却水温センサ22が入力される。マイクロコンピュータ17はこれらのセンサの信号を処理して、出力インターフェース18を介して、マグネットクラッチリレー8及びコンデンサファンリレー9の付勢、消勢制御を、以下のように、行う。
【0026】
図9は図8のマイクロコンピュータ17の処理を説明する図である。
ステップS11において、エアコンスイッチがONか否かを判断する。この判断が「YES」ならステップS12に進み、この判断が「NO」なら「YES」になるまで待つ。
ステップS12において、エバポレータ後温度Tが基準温度T10以上になったか否かを判断する。この基準温度T10 はエアコンディションシステムを稼働すべきか否かの判断の基準となる。この判断が「YES」ならステップS13に進み、「NO」ならステップS16に進む。
【0027】
ステップS13において、マグネットクラッチリレー8をONにする。
ステップS14において、マグネットクラッチリレー8のONによりタイマーをスタートし、経過時間tが基準時間t0以上になったかを否かを判断する。この判断が「YES」ならステップS15に進み、「NO」なら「YES」になるまで待つ。
【0028】
ステップS15において、コンデンサファンリレー9をONにする。
ステップS16において、日射量が所定量以上を示す日射センサ19のONか否かを判断する。この判断が「YES」ならステップS13に進み、「NO」ならステップS17に進む。
ステップS17において、車内気温T2が基準温度T20以上になったか否かを判断する。この基準温度T20 はエアコンディションシステムを稼働すべきか否かの判断の基準である。この判断が「YES」ならステップS13に進み、「NO」ならステップS18に進む。
【0029】
ステップS18において、車外気温T3が基準温度T30以上になったか否かを判断する。この基準温度T30 はエアコンディションシステムを稼働すべきか否かの判断の基準である。この判断が「YES」ならステップS13に進み、「NO」ならステップS19に進む。
ステップS19において、冷却水温T4が基準温度T40以上になったか否かを判断する。この基準温度T40 はエアコンディションシステムを稼働すべきか否かの判断の基準である。この判断が「YES」ならステップS13に進み、「NO」ならステップS20に進む。
【0030】
ステップS20において、マグネットクラッチリレー8をOFFにする。
ステップS21において、マグネットクラッチリレー8のOFFによりタイマーをスタートし、経過時間tが基準時間t0以上になったかを否かを判断する。この判断が「YES」ならステップS22に進み、「NO」なら「YES」になるまで待つ。
【0031】
ステップS22において、コンデンサファンリレー9をOFFにする。
本実施例によれば、複数のセンサを使用してエアコンディショニングシステムが円滑に自動制御されるが、この場合にも、負荷を逐次投入し又は離脱でき、乗員へのトルク変動によるショックを軽減できる。
図10は本発明の第3の実施例に係るエアコンディショニングシステムを示す図である。図1の構成と比較して、本図に示すエアコンディショニングシステムには、エバポレータ3を冷却するエバポレータファン12と、これを駆動するエバポレータファンモータ13が設けられる。
【0032】
図11は図10のエアコンディショニングシステムの制御回路15を示す図である。図6の構成と比較して、本図に示すエアコンディショニングシステムの制御回路15には、エバポレータファンモータ13を駆動するためのエバポレータファンリレー30が設けられる。さらに、エアコンスイッチ7には時間t0だけ遅延する第1の遅延回路11に対して、時間2t0だけ遅延する第2の遅延回路31が接続される。このエアコンスイッチ7により、第2の遅延回路31を介して、エバポレータファンリレー30が付勢、消勢制御される。
【0033】
図12はエンジンに加わり、無くなるコンプレッサ及びオルタネータのトルク変動軽減を説明する図である。本図(a)、(b)、(c)に示すように、エバポレータファン12が設けられた場合にも、マグネットクラッチ10のON後所定時間t0後にコンデンサファン5がONとなり、その後所定時間t0後にエバポレータファン12がONとなり、逆に、マグネットクラッチ10のOFF後所定時間t0後にコンデンサファン5がOFFとなり、その後所定時間t0後にエバポレータファン12がOFFとなる。このため、本図(d)、(e)、(f)に示すように、コンプレッサトルク、オルタネータトルク(1)、(2)の発生、消滅がずれ、本図(g)のように、エンジンに加わったり無くなるトルク変動が軽減される。
【0034】
図13は本発明の第4の実施例に係るエアコンディショニングシステムを示す図である。図1の構成と比較して、本図に示すエアコンディショニングシステムは、エバポレータ3を冷却するエバポレータファン12と、これを駆動するエバポレータファンモータ13と、エバポレータ3の吹き出し口にエバポレータ後温度センサ14とが設けられる。
【0035】
図14は図13のエアコンディショニングシステムの制御回路15を示す図である。図6のエアコンディショニングシステムの制御回路15と比較して、マイクロコンピュータ17には、エバポレータファンモータ13を駆動するためのエバポレータファンリレー30の付勢、消勢制御が付加される。
図15は図14のマイクロコンピュータ17の処理を説明するフローチャートである。
【0036】
ステップS1において、エアコンスイッチがONか否かを判断する。この判断が「YES」ならステップS2に進み、この判断が「NO」なら「YES」になるまで待つ。
ステップS2において、エバポレータ後温度Tが基準温度T0以上になったか否かを判断する。この基準温度T0はエアコンディションシステムを稼働すべきか否かの判断の基準となる。この判断が「YES」ならステップS3に進み、「NO」ならステップS6に進む。
【0037】
ステップS3において、マグネットクラッチリレー8をONにする。
ステップS4において、マグネットクラッチリレー8のONによりタイマーをスタートし、経過時間tが基準時間t0以上になったかを否かを判断する。この基準時間はマグネットクラッチリレー8とコンデンサファンリレー9とをずらして付勢する時間である。この判断が「YES」ならステップS5に進み、「NO」なら「YES」になるまで待つ。
【0038】
ステップS5において、コンデンサファンリレー9をONにする。
ステップS30において、マグネットクラッチリレー8のONによるタイマースタートからの経過時間tが基準時間2t0以上になったかを否かを判断する。この基準時間はコンデンサファンリレー9とエバポレータファンリレー30とをずらして付勢する時間である。この判断が「YES」ならステップS31に進み、「NO」なら「YES」になるまで待つ。
【0039】
ステップS31において、エバポレータファンリレー30をONにする。
ステップS6において、マグネットクラッチリレー8をOFFにする。
ステップS7において、マグネットクラッチリレー8のOFFによりタイマーをスタートし、経過時間tが基準時間t0以上になったかを否かを判断する。この基準時間はマグネットクラッチリレー8とコンデンサファンリレー9とをずらして消勢する時間である。この判断が「YES」ならステップS8に進み、「NO」なら「YES」になるまで待つ。
【0040】
ステップS8において、コンデンサファンリレー9をOFFにする。
ステップS32において、マグネットクラッチリレー8のOFFによるタイマースタートからの経過時間tが基準時間2t0以上になったかを否かを判断する。この基準時間はコンデンサファンリレー9とエバポレータファンリレー30とをずらして消勢する時間である。この判断が「YES」ならステップS33に進み、「NO」なら「YES」になるまで待つ。
【0041】
ステップS33において、エバポレータファンリレー30をOFFにする。
本実施例によれば、エバポレータ後温度に応じてエアコンディショニングシステムが自動制御されるが、この場合に、負荷の数が多くあっても、逐次投入し又は離脱でき、乗員へのトルク変動によるショックを軽減できる。
図16は図14の制御回路15の変形を示す図である。本図に示すように、入力インターフェース16にはエアコンスイッチ7及びエバポレータ後温度センサ14に加えて日射量を検出する日射センサ19と、車内の気温を検出する車内気温センサ21と、車外の気温を検出する車外気温センサ21と、エンジンの冷却水を検出する冷却水温センサ22が入力される。マイクロコンピュータ17はこれらのセンサの信号を処理して、出力インターフェース18を介して、マグネットクラッチリレー8及びコンデンサファンリレー9の付勢、消勢制御を、以下のように、行う。
【0042】
図17、18は図16のマイクロコンピュータ17の処理を説明する図である(その1、その2)。
ステップS11において、エアコンスイッチがONか否かを判断する。この判断が「YES」ならステップS2に進み、この判断が「NO」なら「YES」になるまで待つ。
【0043】
ステップS12において、エバポレータ後温度Tが基準温度T10以上になったか否かを判断する。この基準温度T10 はエアコンディションシステムを稼働すべきか否かの判断の基準となる。この判断が「YES」ならステップS13に進み、「NO」ならステップS16に進む。
ステップS13において、マグネットクラッチリレー8をONにする。
【0044】
ステップS14において、マグネットクラッチリレー8のONによりタイマーをスタートし、経過時間tが基準時間t0以上になったかを否かを判断する。この判断が「YES」ならステップS15に進み、「NO」なら「YES」になるまで待つ。
ステップS15において、コンデンサファンリレー9をONにする。
【0045】
ステップS40において、マグネットクラッチリレー8のONによるタイマースタートからの経過時間tが基準時間2t0以上になったかを否かを判断する。この基準時間はコンデンサファンリレー9とエバポレータファンリレー30とをずらして付勢する時間である。この判断が「YES」ならステップS41に進み、「NO」なら「YES」になるまで待つ。
【0046】
ステップS41において、エバポレータファンリレー30をONにする。
ステップS16において、日射量が所定量以上を示す日射センサ19のONか否かを判断する。この判断が「YES」ならステップS13に進み、「NO」ならステップS17に進む。
ステップS17において、車内気温T2が基準温度T20以上になったか否かを判断する。この基準温度T20 はエアコンディションシステムを稼働すべきか否かの判断の基準である。この判断が「YES」ならステップS13に進み、「NO」ならステップS18に進む。
【0047】
ステップS18において、車外気温T3が基準温度T30以上になったか否かを判断する。この基準温度T30 はエアコンディションシステムを稼働すべきか否かの判断の基準である。この判断が「YES」ならステップS13に進み、「NO」ならステップS19に進む。
ステップS19において、冷却水温T4が基準温度T40以上になったか否かを判断する。この基準温度T40 はエアコンディションシステムを稼働すべきか否かの判断の基準である。この判断が「YES」ならステップS13に進み、「NO」ならステップS20に進む。
【0048】
ステップS20において、マグネットクラッチリレー8をOFFにする。
ステップS21において、マグネットクラッチリレー8のOFFによりタイマーをスタートし、経過時間tが基準時間t0以上になったかを否かを判断する。この判断が「YES」ならステップS22に進み、「NO」なら「YES」になるまで待つ。
【0049】
ステップS22において、コンデンサファンリレー9をOFFにする。
ステップS42において、マグネットクラッチリレー8のOFFによるタイマースタートからの経過時間tが基準時間2t0以上になったかを否かを判断する。この基準時間はコンデンサファンリレー9とエバポレータファンリレー30とをずらして消勢する時間である。この判断が「YES」ならステップS33に進み、「NO」なら「YES」になるまで待つ。
【0050】
ステップS43において、エバポレータファンリレー30をOFFにする。
本実施例によれば、複数のセンサを使用してエアコンディショニングシステムが円滑に自動制御されるが、この場合に、負荷の数が多くあっても、逐次投入し又は離脱でき、乗員へのトルク変動によるショックを軽減できる。
【0051】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、マグネットクラッチの接続時期とコンデンサファンの回転開始時期とを所定時間だけずらし、マグネットクラッチの離脱時期とコンデンサファンの回転停止時期を所定時間ずらすので、エンジンにコンプレッサとオルタネータのトルク変動が同時に加わり、無くなることを回避し、乗員が感じるショックを低減する。マグネットクラッチの接続時期又はコンデンサファンの回転開始時期のいずれか一方を、これに対応してマグネットクラッチの離脱時期又はコンデンサファンの回転停止時期のいずれか一方を、エバポレータの吹き出し口の温度を基に、決定するので、自動運転の場合にも同様な効果を期待できる。さらに、マグネットクラッチの接続時期又はコンデンサファンの回転開始時期のいずれか一方を、これに対応してマグネットクラッチの離脱時期又はコンデンサファンの回転停止時期のいずれか一方を、エバポレータの吹き出し口の温度、日射量、車内温度、車外温度、冷却水温度のいずれか1つを基に、決定するので、より円滑な自動運転の場合にも同様な効果を期待できる。エバポレータを冷却するエバポレータファンを追加して設けても、エンジンにコンプレッサと複数のオルタネータのトルク変動が同時に加わり、無くなることを回避し、乗員が感じるショックを低減する。さらに、自動運転の場合にも、より円滑な自動運転の場合にも同様にエンジンにコンプレッサと複数のオルタネータのトルク変動が同時に加わり、無くなることを回避し、乗員が感じるショックを低減する。なお、所定時間を具体的には2秒程度とすることにより、最適な制御が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係るエアコンディショニングシステムを示す図である。
【図2】エアコンディショニングシステムの制御回路15を示す図である。
【図3】マグネットクラッチ10及びコンデンサファン5に切換タイミングを詳細に説明する図である。
【図4】エンジンに同時に加わり、無くなるコンプレッサ及びオルタネータのトルク変動軽減を説明するタイムチャートである。
【図5】本発明の第2の実施例に係るエアコンディショニングシステムを示す図である。
【図6】図5のエアコンディショニングシステムの制御回路15を示す図である。
【図7】図6のマイクロコンピュータ17の処理を説明するフローチャートである。
【図8】図6の制御回路15の変形例を示す図である。
【図9】図8のマイクロコンピュータ17の処理を説明する図である。
【図10】本発明の第3の実施例に係るエアコンディショニングシステムを示す図である。
【図11】図10のエアコンディショニングシステムの制御回路15を示す図である。
【図12】エンジンに加わり、無くなるコンプレッサ及びオルタネータのトルク変動軽減を説明する図である。
【図13】本発明の第4の実施例に係るエアコンディショニングシステムを示す図である。
【図14】図13のエアコンディショニングシステムの制御回路15を示す図である。
【図15】図14のマイクロコンピュータ17の処理を説明するフローチャートである。
【図16】図14の制御回路15の変形を示す図である。
【図17】図16のマイクロコンピュータ17の処理を説明する図である(その1)。
【図18】図16のマイクロコンピュータ17の処理を説明する図である(その2)。
【図19】従来のエアコンディショニングシステムによりエンジンに加わり、無くなるトルクを説明する図である。
【符号の説明】
1…コンプレッサ
2…コンデンサ
3…エバポレータ
5…コンデンサファン
10…マグネットクラッチ
12…エバポレータファン
15…制御回路
Claims (7)
- コンプレッサ、コンデンサ、エバポレータを有する車両用のエアコンディショニングシステムの制御装置において、
前記コンプレッサと車両のエンジンとを接続、離脱するマグネットクラッチと、
前記コンデンサを冷却するコンデンサファンと、
前記マグネットクラッチの接続時期を検出し、前記接続時期の検出に基づいて、前記接続時期から所定時間だけ前記コンデンサファンの回転開始時期をずらす一方、マグネットクラッチの離脱時期を検出し、前記離脱時期の検出に基づいて、前記離脱時期から所定時間だけコンデンサファンの回転停止時期をずらす制御回路とを備えることを特徴とするエアコンディショニングシステムの制御装置。 - 前記制御回路は、前記マグネットクラッチの接続時期又は前記コンデンサファンの回転開始時期のいずれか一方を、これに対応してマグネットクラッチの離脱時期又はコンデンサファンの回転停止時期のいずれか一方を、前記エバポレータの吹き出し口の温度を基に、決定することを特徴とする、請求項1に記載のエアコンディショニングシステムの制御装置。
- 前記制御回路は、前記マグネットクラッチの接続時期又は前記コンデンサファンの回転開始時期のいずれか一方を、これに対応してマグネットクラッチの離脱時期又はコンデンサファンの回転停止時期のいずれか一方を、前記エバポレータの吹き出し口の温度、日射量、車内温度、車外温度、冷却水温度のいずれか1つを基に、決定することを特徴とする、請求項1に記載のエアコンディショニングシステムの制御装置。
- コンプレッサ、コンデンサ、エバポレータを有する車両用のエアコンディショニングシステムの制御装置において、
前記コンプレッサと車両のエンジンとを接続、離脱するマグネットクラッチと、
前記コンデンサを冷却するコンデンサファンと、
前記エバポレータを冷却するエバポレータファンと、
前記マグネットクラッチの接続時期と前記コンデンサファンの回転開始時期と前記エバポレータファンの回転開始時期とを相互に所定時間だけづつずらし、これに対応してマグネットクラッチの離脱時期とコンデンサファンの回転停止時期とエバポレータファンの回転停止時期とを相互に所定時間づつずらす制御回路とを備えることを特徴とするエアコンディショニングシステムの制御装置。 - 前記制御回路は、前記マグネットクラッチの接続時期、前記コンデンサファンの回転開始時期、前記エバポレータファンの回転開始時期のいずれか一方を、これに対応してマグネットクラッチの離脱時期、コンデンサファンの回転停止時期、エバポレータファンの回転停止時期のいずれか一方を、前記エバポレータの吹き出し口の温度を基に、決定することを特徴とする、請求項4に記載のエアコンディショニングシステムの制御装置。
- 前記制御回路は、前記マグネットクラッチの接続時期、前記コンデンサファンの回転開始時期、前記エバポレータファンの回転開始時期のいずれか一方を、これに対応してマグネットクラッチの離脱時期、コンデンサファンの回転停止時期、前記エバポレータファンの回転停止時期のいずれか一方を、前記エバポレータの吹き出し口の温度、日射量、車内温度、車外温度、冷却水温度のいずれか1つを基に、決定することを特徴とする、請求項4に記載のエアコンディショニングシステムの制御装置。
- 前記制御回路は、前記所定時間を2秒程度とすることを特徴とする、請求項1又は4に記載のエアコンディショニングシステムの制御装置。
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JP29151394A JP3705835B2 (ja) | 1994-11-25 | 1994-11-25 | エアコンディショニングシステムの制御装置 |
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