JP3705533B2

JP3705533B2 - Method for forming coating layer on non-woody substrate surface, paper pasting method and joinery material

Info

Publication number: JP3705533B2
Application number: JP15837199A
Authority: JP
Inventors: 武志大西; 隆行隅川
Original assignee: ＹｋｋＡｐ株式会社
Priority date: 1999-06-04
Filing date: 1999-06-04
Publication date: 2005-10-12
Anticipated expiration: 2019-06-04
Also published as: JP2000343030A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばアルミニウム合金や合成樹脂などからなる非木質基材の表面に紙を貼ることを目的とするもので、室内建具等に適用するものである。
【０００２】
【従来の技術】
近年、室内建具は、骨組み材としてアルミニウム合金製または合成樹脂製押出形材からなる非木質の構造材を用いる傾向にあるが、このような構造材に障子紙を貼ろうとする場合、通常用いられる水溶性のでん粉のりを用いて障子紙を貼っても、通常の木製の建具のように接着効果が期待できないため、乾燥効果時に剥離してしまい、確実な障子紙の貼付を行うことができない問題を有している。
【０００３】
一方、確実な障子紙の貼付という点では合成樹脂系接着剤が優れているが、反面障子紙の貼り替え時に、古い障子紙が容易にはがれないという問題を有している。
【０００４】
一般に紙貼り建具に要望されるのは、障子紙の貼付時に紙貼り面にのりをムラなく簡単に塗布できること、そして塗布したのりが硬化しても紙貼り面になじんでその接着性を長期間に渡って持続すること、及び障子紙の貼り替え時には紙貼り面から障子紙及びのりを完全にかつ容易に除去できることである。これらの条件は金属製又は合成樹脂構造材などの非木質材からなる建具においても当然に求められる。
【０００５】
そのため従来では、親水性グラフトポリマーを主成分とするコーティング材を用いて、その非木質材の表面に紙貼り面を形成する方法（特開昭６１−５５８６６号公報参照）、組子の障子紙を貼る面にゴム、木材、合成樹脂その他接着剤の付着性の良好な材料を目地部材として取付けること（特公昭５８−５５３１４号公報参照）、金属等より成る組子本体の一表面に、木粉等の植物質微粉、尿素樹脂系等の熱硬化性接着剤、塩化アンモニウム等の硬化剤及び粘性と前記植物質微粉相互のつなぎ効果を高める助剤を混合して成り、かつ前記植物質微粉の断面及び微孔がその表面に多数混在すると共に露出した目地を設けて障子紙の貼着を容易にしたもの（特公昭５９−１９２３６号公報参照）などが知られている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
従来知られている技術では、非木質材に対して障子紙の貼着、剥離及びそのコストの全ての面で十分に満足するものは得られ難いが、本発明ではこれらの点を満足する建具を提供せんとするものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
本発明の第一は、金属製又は合成樹脂製からなる基材の表面に、アクリル系樹脂、溶剤及び粒径が５０〜２００μｍである木粉又は／及び長さが５０〜４００μｍである繊維状のパルプ材からなる添加材を混合した塗料を塗布し、次に前記溶剤を揮発させ、前記添加材をアクリル系樹脂部の表面より一部突出させて被覆層を形成し、かつ、その被覆層におけるアクリル系樹脂部の膜厚が２００μｍ以下とすることを特徴とする非木質基材面に被覆層を形成する方法である。
【０００８】
又、上記において、添加材が水溶性の接着剤と接着性を有しているものであり、被覆層形成後に、該面に水溶性の接着剤を塗布し、紙貼りを行うことを特徴とする非木質材面への紙貼り方法である。
【０００９】
本発明はさらに、金属製又は合成樹脂製からなる基材の表面に、アクリル系樹脂よりなる膜厚が２００μｍ以下の樹脂部と、その樹脂部内に混在し、樹脂部表面より一部分が突出している粒径が５０〜２００μｍである木粉又は／及び長さが５０〜４００μｍである繊維状のパルプ材からなる添加材とからなる被覆層を形成してなることを特徴とする建具材である。
【００１０】
すなわち、本発明は、金属製または合成樹脂製などの非木質材に、前述の課題を満足する最適な紙貼りを提供せんとするものであり、特に障子のりの貼り付け及び貼り替えについては、従来から使用されている水溶性のでん粉質ののりが好ましいことに鑑み、このようなのりを使用するに当って、いかに非木質材との接着性を長期間確実に持続することができるかという点について種々研究工夫を重ねた結果、新規な被覆層を開発した。
【００１１】
その被覆層の形成に用いる樹脂は疎水性のアクリル系樹脂塗料が適当であり、添加材としては、水溶性障子のりと接着の良好な木粉又は／及び繊維状のパルプ材が適当である。上記樹脂塗料は、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル、アクリロニトリルなどの単独重合体もしくは非アクリルとの共重合体が適当で、代表的なものは、ポリアクリル酸エステル、ポリメタクリル酸エステル等であり、これらは尿素樹脂系等の架橋反応を伴う熱硬化性樹脂とは異なり、溶剤の中に樹脂が溶解した形のものであり、塗工、乾燥することによって溶剤が揮散し、樹脂分が成膜するものである。このとき木粉又は／及び繊維状のパルプ材が表面に一部突出してくる。かかる一部突出面がのり剤を塗布した際にアンカー効果を発揮し、また、木粉、繊維状のパルプ材は元々水溶性の接着剤と接着性を有し、さらに接着面積が大きくなっているので非木質基材と障子紙との接着を強固にする。
【００１２】
添加材の木粉の粒径は５０〜２００μｍがよく、より好ましくは５０〜１００μｍがよい。ただし、１００μｍを超える場合は表面粗度が大きくなるため被覆層塗工後、研磨する必要がでてくる。繊維状のパルプ材を用いる場合は長さが４００μｍ以下のものが適当である。４００μｍを超えると表面粗度が大となり過ぎて好ましくない。
【００１３】
添加材は木粉と繊維状のパルプそれぞれ単独の場合と、両者を混合して用いる場合とがあるが、特には木粉単独の場合の方がよい。
【００１４】
樹脂分に対する添加材の混合量は５０重量％以下（ただし、０は含まない）が適当である。５０重量％を超えると、樹脂が添加材と非木質材とを接着させる効果が薄れてしまい、被覆層の付着力が著しく低下する。好ましい混合量は３０〜４０重量％である。
【００１５】
又、溶剤が揮発した被覆層の膜厚は２００μｍ以下（ただし、０は含まない）が適当である。２００μｍを超えると、表面（障子紙貼り面）が粗くなり過ぎて障子紙が接着しなくなる。さらに非木質材との付着性も悪くなる。より好ましい範囲は１０〜６０μｍで、この範囲だと、被覆層の非木質材および障子のりの双方に対する接着が特に良好となる。
【００１６】
被覆層形成材料の塗布に当っては、液を含有固形分が２０〜３０％となるように希釈することが望ましい。希釈のための溶剤としては、トルエン、キシレンなどの芳香族、メタノールなどのアルコール類、メチルイソブチルケトンなどのケトン類を単独または混合して用いることができる。
【００１７】
塗工方法は、刷毛塗り、スプレー塗り、ローラー塗り、カーテンフローコーターなどの一般的な方法でよい。塗膜の均一性を考慮すると、ローラー塗りが特に好ましい。
【００１８】
図１は、本発明の適用例を示す金属製（アルミニウム合金製）建具（室内障子戸）及びその建具（室内障子戸）の紙貼り状態を示す説明図である。図中、１は縦組子、２は横組子、３は付子からなる建具材で、４は障子紙である。図２は付子の断面図で、５は付子基材、６は被覆層、７はラミネート材による装飾部である。図３は組子の断面図で、８は組子基材であり、これに図２と同様に被覆層６、装飾部７を形成したものである。被覆層６が本発明により形成された層である。図４は図２におけるＡ−Ａ拡大断面図である。被覆層６は樹脂部９に添加材（木粉）１０が混合されており、添加材１０の一部は樹脂部９の表面から突出している。これに接着剤（水のり）１１を塗布し、障子紙４を貼着するものである。添加材１０は木粉の代わりに繊維状のパルプ材でもよく、両者を混合したものでもよい。いずれにしても添加材１０の一部は、樹脂９の表面から突出せしめて、接着剤１１の接着面積を大きくし、さらにアンカー効果を高める。
【００１９】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を実施例並びに比較例に基づいて説明する。
添加材のバインダーとしての樹脂は、疎水性アクリル塗料（トルエン及びメチルイソブチルケトンの溶剤でポリアクリル酸エステル樹脂を２５％に希釈した塗料）を用い、それに混合する添加材の種類を変えて、表１に示す配合の塗工液（ただし、比較例２は溶剤を加えていないアクリル樹脂塗料である。）をつくり、これを酸化皮膜仕様のアルミ形材の面に塗工して被覆層を形成した。
なお、％はアクリル塗料に対しての重量％を表す。
【００２０】
【表１】

上記の塗工物を用いて各性能試験を行った。結果を表２に示す。
【００２１】
【表２】

【００２２】
なお、上記において、障子紙接着力とは、各サンプル（付子材１３ｍｍ幅）に水溶性でんぷんのりで市販の障子紙を貼り付け、十分乾燥させてから１８０°剥離試験（剥離スピード５０ｍｍ／分）を行ったときの剥離強度である。木片に対して同一の試験を行った結果は１６０ｇ／１３ｍｍであった。
【００２３】
アルミ付着性とは、アルミ形材（酸化皮膜仕様）に被覆材を塗工し、十分乾燥させてからサンプル表面の１ｃｍ四方の中に１００個のます目を刻設し、そこに接着テープを貼ってはがした後の表面状態を調べるテストであり、１００／１００とは１００個のます目から塗膜が全く剥離しなかったことを意味する。
【００２４】
のり付状態とは水溶性でんぷんのりを各試料にはけ塗りし、紙貼り面に対する水溶性でんぷんのりの付着状態を示したものであって、不良になる程のりの濡れ性が悪いことを意味する。
【００２５】
耐水性とは２０℃の純水にサンプルを１週間浸漬させ、取り出し乾燥後アルミ付着性及び塗膜状態を観察したものである。異常なしとは塗膜に水によるふくれ、はがれ等が見られず、アルミとの付着も良好であることを意味している。
【００２６】
【発明の効果】
本発明によって得られる被覆層は、添加材を表面より一部突出するように形成されているので表面積が大きく、接着剤を塗布した場合、接着面積を大きくすることができ、さらにアンカー効果が期待できる。添加材の大きさ、量、被覆層の厚さをコントロールすることにより、突出する添加材の量（数）及び突出量（大きさ）を容易にコントロールできる。特に室内建具の障子戸として用いた場合、適度の親水性と吸水性を有しているので、基体が非木質材であっても、水溶性でんぷんのりを均一にムラなく塗布することができ、障子紙を容易に貼り付けることができる。
また、障子紙をはがすには、紙貼り面を水で浸しておけば、被覆層の中に浸透した障子のりも容易に洗い流すことができるので、簡単に除去することができる。さらに被覆層は耐水性もあり、障子紙をはがす作業を行っても損傷することがないので、繰返し使用することができる。したがって、非木質材を用いても木質系と同様に建具材として使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明を金属製建具に応用した一例の説明図である。
【図２】図１の付子部分の断面図である。
【図３】図１の組子部分の断面図である。
【図４】図２のＡ−Ａ拡大断面図である。
【符号の説明】
１縦組子
２横組子
３付子
４障子紙
５付子基材
６被覆層
７装飾部
８組子基材
９樹脂部
１０添加材
１１接着剤[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The object of the present invention is to apply paper to the surface of a non-woody substrate made of, for example, an aluminum alloy or a synthetic resin, and is applied to indoor fittings and the like.
[0002]
[Prior art]
In recent years, indoor joinery tends to use a non-woody structural material made of an aluminum alloy or a synthetic resin extruded frame as a framework material, but it is usually used when sticking shoji paper to such a structural material Even when sticking shoji paper with a water-soluble starch paste, the adhesive effect cannot be expected like a normal wooden joinery, so it peels off during the drying effect and cannot be reliably pasted with shoji paper have.
[0003]
On the other hand, synthetic resin adhesives are excellent in terms of reliable sticking of shoji paper, but on the other hand, there is a problem that old shoji paper cannot be easily peeled off when sticking shoji paper.
[0004]
In general, paper bonding fixtures are required to be able to easily apply glue on the paper application surface when applying shoji paper, and to adhere to the paper application surface for a long time even if the applied adhesive hardens. And the shoji paper and glue can be completely and easily removed from the paper sticking surface when the shoji paper is replaced. These conditions are naturally required even for joinery made of non-wood materials such as metal or synthetic resin structural materials.
[0005]
Therefore, conventionally, a method of forming a paper sticking surface on the surface of the non-woody material using a coating material mainly composed of a hydrophilic graft polymer (see Japanese Patent Application Laid-Open No. 61-55866), Kojishi shoji paper Attach a rubber, wood, synthetic resin or other material with good adhesive properties as a joint member (see Japanese Examined Patent Publication No. 58-55314). A vegetable fine powder such as powder, a thermosetting adhesive such as urea resin, a curing agent such as ammonium chloride, and a mixture of viscosity and an auxiliary agent that enhances the bonding effect between the vegetable fine powders, and the vegetable fine powder. There are known cross-sections and micropores in which a large number of cross-sections and micropores are mixed on the surface, and exposed joints are provided to facilitate sticking of shoji paper (see Japanese Patent Publication No. 59-19236).
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
It is difficult to obtain a satisfactorily satisfying all aspects of sticking, peeling, and cost of shoji paper for non-woody materials with conventional techniques, but the present invention satisfies these points. Is intended to provide.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In the first aspect of the present invention, an acrylic resin, a solvent, and wood powder having a particle size of 50 to 200 μm or / and a fiber having a length of 50 to 400 μm are formed on the surface of a base material made of metal or synthetic resin. The coating material mixed with the additive material made of the pulp material is applied, the solvent is then volatilized, and the coating material layer is formed by partially protruding the additive material from the surface of the acrylic resin portion , and the coating layer In this method, the coating layer is formed on the surface of the non-woody substrate, wherein the thickness of the acrylic resin portion is 200 μm or less .
[0008]
Further, in the above, the additive has adhesiveness with the water-soluble adhesive, and after the coating layer is formed, the water-soluble adhesive is applied to the surface and the paper is pasted. This is a method of pasting paper on a non-wood material surface.
[0009]
The present invention further includes a resin part having a film thickness of 200 μm or less made of an acrylic resin on the surface of a base made of metal or synthetic resin, and a part of the resin part protruding from the resin part surface. It is a joinery material formed by forming a covering layer made of wood powder having a particle size of 50 to 200 μm and / or an additive made of fibrous pulp material having a length of 50 to 400 μm.
[0010]
That is, the present invention is intended to provide an optimal paper sticking satisfying the above-mentioned problems to a non-wood material such as a metal or a synthetic resin, and particularly for sticking and replacement of shoji glue, In view of the fact that the conventional water-soluble starchy paste is preferable, how to maintain the adhesion to non-woody material for a long period of time when using such a paste As a result of various research ingenuity, a new coating layer was developed.
[0011]
The resin used for forming the coating layer is suitably a hydrophobic acrylic resin paint, and the additive is suitably a water-soluble shoji glue and wood powder or / and fibrous pulp material with good adhesion. The resin paint is suitably a homopolymer such as acrylic ester, methacrylic ester, acrylonitrile or a copolymer with non-acrylic, and typical ones are polyacrylic ester, polymethacrylic ester, etc. These are different from thermosetting resins with a crosslinking reaction, such as urea resin, in which the resin is dissolved in a solvent, and the solvent is volatilized by coating and drying, and the resin is deposited. To do. At this time, a part of the wood flour and / or fibrous pulp material protrudes from the surface. Such a partially protruding surface exerts an anchor effect when a paste is applied, and wood flour and fibrous pulp material have adhesiveness with a water-soluble adhesive originally, and the bonding area becomes larger. As a result, the adhesion between the non-woody substrate and the shoji paper is strengthened.
[0012]
The particle size of the wood powder of the additive is preferably 50 to 200 μm, more preferably 50 to 100 μm. However, if it exceeds 100 μm, the surface roughness increases, so that it is necessary to polish after coating the coating layer. When a fibrous pulp material is used, a length of 400 μm or less is appropriate. If it exceeds 400 μm, the surface roughness becomes too large, which is not preferable.
[0013]
The additive may be either wood powder or fibrous pulp alone or a mixture of both, and in particular, wood powder alone is better.
[0014]
The mixing amount of the additive with respect to the resin content is suitably 50% by weight or less (however, 0 is not included). If it exceeds 50% by weight, the effect of the resin adhering the additive and the non-wood material is reduced, and the adhesion of the coating layer is significantly reduced. A preferable mixing amount is 30 to 40% by weight.
[0015]
The film thickness of the coating layer from which the solvent has volatilized is suitably 200 μm or less (however, 0 is not included). If it exceeds 200 μm, the surface (paper paper sticking surface) becomes too rough and the paper paper does not adhere. In addition, adhesion to non-woody materials also deteriorates. A more preferable range is 10 to 60 μm. In this range, the adhesion of the coating layer to both the non-wood material and the shoji paste is particularly good.
[0016]
In applying the coating layer forming material, it is desirable to dilute the liquid so that the solid content is 20 to 30%. As a solvent for dilution, aromatics such as toluene and xylene, alcohols such as methanol, and ketones such as methyl isobutyl ketone can be used alone or in combination.
[0017]
The coating method may be a general method such as brush coating, spray coating, roller coating, or curtain flow coater. In consideration of the uniformity of the coating film, roller coating is particularly preferable.
[0018]
FIG. 1 is an explanatory view showing a metal (aluminum alloy) joinery (indoor shoji door) and a paper pasting state of the joinery (indoor shoji door) showing an application example of the present invention. In the figure, 1 is a vertical braid, 2 is a horizontal braid, 3 is a joinery material consisting of a splint, and 4 is a shoji paper. FIG. 2 is a cross-sectional view of the accessory, 5 is an accessory base, 6 is a coating layer, and 7 is a decorative portion made of a laminate material. FIG. 3 is a cross-sectional view of the braid, and 8 is a braid base material, in which a covering layer 6 and a decorative portion 7 are formed as in FIG. The covering layer 6 is a layer formed according to the present invention. 4 is an AA enlarged cross-sectional view in FIG. In the coating layer 6, an additive (wood powder) 10 is mixed with the resin part 9, and a part of the additive 10 protrudes from the surface of the resin part 9. Adhesive (water paste) 11 is applied to this, and shoji paper 4 is adhered. The additive 10 may be a fibrous pulp material instead of wood flour, or a mixture of both. In any case, a part of the additive 10 protrudes from the surface of the resin 9 to increase the bonding area of the adhesive 11 and further enhance the anchor effect.
[0019]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described based on examples and comparative examples.
The resin as a binder for the additive is a hydrophobic acrylic paint (a paint obtained by diluting a polyacrylic ester resin to 25% with a solvent of toluene and methyl isobutyl ketone), and the type of additive to be mixed is changed. A coating liquid with the composition shown in 1 is prepared (however, Comparative Example 2 is an acrylic resin paint to which no solvent is added), and this is applied to the surface of an aluminum film with an oxide film specification to form a coating layer. did.
In addition,% represents weight% with respect to an acrylic paint.
[0020]
[Table 1]

Each performance test was performed using the above coated product. The results are shown in Table 2.
[0021]
[Table 2]

[0022]
In the above description, the shoji paper adhesive strength refers to a 180 ° peel test (peeling speed 50 mm / min) after a commercially available shoji paper is pasted on each sample (13 mm width of the backing material) with a water-soluble starch paste and dried sufficiently ) Is the peel strength. The result of performing the same test on the wood piece was 160 g / 13 mm.
[0023]
With aluminum adhesion, a coating material is applied to an aluminum shape (oxide film specification), dried sufficiently, and 100 squares are engraved in 1 cm square of the sample surface, and adhesive tape is applied to it. It is a test for examining the surface condition after being peeled off, and 100/100 means that the coating film was not peeled off from 100 squares.
[0024]
Glued condition means that water-soluble starch paste is applied to each sample and shows the state of water-soluble starch paste adhering to the paper application surface, meaning that the wettability of the paste is so bad that it becomes defective. To do.
[0025]
Water resistance refers to immersing a sample in pure water at 20 ° C. for one week, taking out and drying, and observing aluminum adhesion and coating state. “No abnormality” means that no blistering, peeling or the like is observed in the coating film, and adhesion with aluminum is good.
[0026]
【The invention's effect】
The coating layer obtained by the present invention has a large surface area because the additive is formed so as to partially protrude from the surface. When an adhesive is applied, the adhesive area can be increased and an anchor effect is expected. it can. By controlling the size and amount of the additive and the thickness of the coating layer, the amount (number) and the amount (size) of the protruding additive can be easily controlled. Especially when used as a shoji door for indoor joinery, it has moderate hydrophilicity and water absorption, so even if the base is a non-woody material, water-soluble starch paste can be applied evenly and uniformly. Shoji paper can be easily attached.
In order to remove the shoji paper, if the paper sticking surface is dipped in water, the shoji paste that has penetrated into the coating layer can be easily washed away and can be easily removed. Furthermore, the coating layer is water resistant and can be used repeatedly because it is not damaged even when the shoji paper is peeled off. Therefore, even if a non-wood material is used, it can be used as a joinery material in the same manner as a wood system.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory diagram of an example in which the present invention is applied to a metal fitting.
FIG. 2 is a cross-sectional view of a subsidiary part of FIG.
3 is a cross-sectional view of the assembly portion of FIG. 1. FIG.
4 is an AA enlarged cross-sectional view of FIG.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Vertical assembly 2 Horizontal assembly 3 Attachment 4 Shoji paper 5 Attachment base material 6 Covering layer 7 Decoration part 8 Assembly base material 9 Resin part 10 Additive material 11 Adhesive

Claims

Additive material consisting of acrylic resin, solvent and wood powder having a particle size of 50 to 200 μm and / or fibrous pulp material having a length of 50 to 400 μm on the surface of a base material made of metal or synthetic resin Then, the solvent is volatilized, the additive is partially protruded from the surface of the acrylic resin portion to form a coating layer , and the acrylic resin portion film in the coating layer is formed. A method of forming a coating layer on the surface of a non-woody substrate, wherein the thickness is 200 μm or less .

The method for forming a coating layer on the surface of a non-woody substrate according to claim 1, wherein the mixing amount of the additive with respect to the acrylic resin component is 50% by weight or less.

The method for forming a coating layer on the surface of a non-woody substrate according to claim 1, wherein the substrate made of metal or synthetic resin is a shoji sticker or / and a braid.

According to claim 1, after forming a coating layer, a water-soluble adhesive is applied to the coating layer table surface, paper paste method to non-wood material surface and performing paper paste.

On the surface of a base material made of metal or synthetic resin, a resin part having a film thickness of 200 μm or less made of an acrylic resin, and a particle diameter that is partly protruded from the resin part surface is 50 to 50 μm. A joinery material formed by forming a coating layer made of an additive made of 200 μm wood powder and / or a fibrous pulp material having a length of 50 to 400 μm.

The joinery material according to claim 5 , wherein the ratio of the additive to the acrylic resin is 50% by weight or less.