JP3700473B2 - トナーカートリッジの交換検知装置及びこれを用いた画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、電子写真方式を用いた複写機やプリンター等の画像形成装置に使用されるトナーカートリッジの交換検知装置及びこれを用いた画像形成装置に関し、特に、トナーカートリッジ交換の誤検知を防止可能としたトナーカートリッジの交換検知装置及びこれを用いた画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の電子写真方式を用いた複写機やプリンター等の画像形成装置においては、感光体ドラム上に原稿の画像に対応した静電潜像を形成し、この静電潜像を現像装置により現像してトナー像とし、当該トナー像を転写用紙上に転写・定着することにより、画像を形成するように構成されている。上記感光体ドラム上に形成された静電潜像を現像する現像装置は、現像工程を繰り返すことによって、徐々にトナーが消費されるため、当該現像装置には、トナーカートリッジが装着されたトナーボックスからトナーを補給するようになっている。
【0003】
また、上記トナーカートリッジが空となった場合には、当該トナーカートリッジからトナーボックスへトナーが補給されなくなるため、このトナーカートリッジからトナーボックスへトナーが補給されなくなったことを、トナー空センサーによって検知し、画像形成装置の操作パネルに設けられた表示部に、トナーがまもなく無くなる”トナーニアエンプティ”状態であることを表示し、ユーザーに新たなトナーカートリッジの注文等を促すように構成されている。そして、上記トナーボックス内のトナーがすべて補給された場合には、トナーが無い”トナーエンプティ”状態であることを表示するとともにマシンをシャットダウンし、ユーザーに新たなトナーカートリッジと交換することを促すメッセージを、画像形成装置の操作パネルに設けられた表示部に表示するようになっている。
【0004】
ところで、最近の複写機やプリンター等の画像形成装置においては、マシンの状態を示す各情報を電話回線やLAN等の通信回線を介して、離れた場所で把握し管理する”EPSV”と呼ばれる機能を有しているものがある。このEPSV機能を有する画像形成装置の中には、マシンの情報として、トナーカートリッジが交換されたことを情報として送信するものがある。
【0005】
その際、従来の画像形成装置では、トナーカートリッジが交換されたことを示すトナーカートリッジ交換情報を送信するタイミングとして、トナーニアエンプティ状態またはトナーエンプティ状態が解除された時点で、トナーカートリッジが交換されたという情報を送信するように構成されていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来技術の場合には、次のような問題点を有している。すなわち、上記従来の画像形成装置の場合には、トナーニアエンプティ状態またはトナーエンプティ状態が解除された時点で、トナーカートリッジが交換されたという情報を送信するように構成されていた。しかしながら、トナーニアエンプティ状態では、トナーカートリッジ内にまだトナーが残っていることがあり、トナーニアエンプティ状態またはトナーエンプティ状態のときに、トナーカートリッジを新しいものと交換することなく、トナーカートリッジを振って再装着されることがある。すると、トナーカートリッジが新しいものと交換されていないにもかかわらず、トナーカートリッジ内に残っていたトナーが補給され、トナーニアエンプティ状態またはトナーエンプティ状態が解除されてしまうため、トナーカートリッジが交換されたという誤情報が送信されてしまう場合があるという問題点があった。
【0007】
また、上記従来の画像形成装置においては、トナーニアエンプティ状態またはトナーエンプティ状態のときに、トナーカートリッジを振って再装着した場合以外であっても、何らかの操作のために画像形成装置のフロントカバーを開閉すると、当該フロントカバーを閉じた際の衝撃等によって、トナーカートリッジ内に残っていたトナーが補給され、トナーカートリッジが新しいものと交換されていないにもかかわらず、トナーニアエンプティ状態またはトナーエンプティ状態が解除されてしまい、やはりトナーカートリッジが交換されたという誤情報が送信されてしまう場合があるという問題点があった。
【0008】
このように、ユーザーがトナーカートリッジを新しいものと交換していないにもかかわらず、EPSV機能によってトナーカートリッジが交換されたという誤情報が送信されてしまうと、当該EPSV機能によってユーザーのトナーカートリッジの交換周期を管理したりする場合など、ユーザーのトナーカートリッジの交換周期が誤って認識されたり、不本位に予備のトナーカートリッジが自動的に発注されてしまったりするという問題点を有していた。
【0009】
かかる問題点を解決するためには、トナーカートリッジが新しいものと交換されたか否かを検知する新たなセンサーを設けることも考えられるが、こうした場合には、新たなセンサーを設ける分だけ部品点数が増加し、コストアップにつながるという新たな問題点が生じる。
【0010】
そこで、この発明は、上記従来技術の問題点を解決するためになされたもので、その目的とするところは、部品点数の増加に伴うコストアップを招くことなく、トナーカートリッジが新しいものと交換されたか否かを正確に検知することが可能なトナーカートリッジの交換検知装置及びこれを用いた画像形成装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
すなわち、請求項1に記載の発明は、トナーカートリッジからトナーボックスにトナーを補給するとともに、当該トナーボックスから現像手段にトナーを補給するにあたり、前記現像手段に補給すべきトナーを収容したトナーカートリッジが交換されたか否かを検知するトナーカートリッジの交換検知装置において、
前記トナーカートリッジからトナーボックスに補給されるトナーの有無を検知するトナー空検知手段の検知結果が、トナーニアエンプティ又はトナーエンプティ状態からトナーフル状態に変化した後に、このトナー空検知手段が連続して当該トナーフル状態を検知した状態で、前記現像手段に補給されたトナー量に相当するパラメータの積算値が、所定値より大きくなった場合に、前記トナーカートリッジが交換されたと判別する判別手段を備えるように構成したものである。
【0012】
なお、前記現像手段に補給されたトナー量に相当するパラメータとしては、例えば、現像手段にトナーを補給するトナーボックスのトナー補給モーターの駆動時間が用いられるが、これに限定されるものではなく、画像露光手段による画像露光の画素数や、画像が形成される転写用紙の枚数等を用いても良い。
【0014】
また、請求項2に記載の発明は、トナーカートリッジからトナーボックスにトナーを補給するとともに、当該トナーボックスから現像手段にトナーを補給し、前記現像手段によって潜像担持体上に形成された静電潜像を現像することにより画像を形成する画像形成装置において、
前記トナー補給手段に設けられ、前記トナーカートリッジからトナーボックスに補給されるトナーの有無を検知するトナー空検知手段と、前記トナー空検知手段の検知結果が、トナーニアエンプティ又はトナーエンプティ状態からトナーフル状態に変化した後に、このトナー空検知手段が連続して当該トナーフル状態を検知した状態で、前記現像手段に補給されたトナー量に相当するパラメータの積算値が、所定値より大きくなった場合に、前記トナーカートリッジが交換されたと判別する判別手段を備えるように構成したものである。
【0015】
【実施の形態】
以下にこの発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。
【0016】
実施の形態1
図2はこの発明の実施の形態1に係るトナーカートリッジの交換検知装置を適用した画像形成装置としてのデジタル複写機を示すものである。
【0017】
図2において、1はデジタル複写機の本体を示すものであり、このデジタル複写機本体1の上部には、原稿2を1枚ずつ分離した状態で自動的に搬送する自動原稿搬送装置(ADF)3と、当該自動原稿搬送装置3によって搬送される原稿2の画像を読み取る画像読取装置4が配設されている。この画像読取装置4は、プラテンガラス5上に載置された原稿2を光源6によって照明し、原稿2からの反射光像を、フルレートミラー7及びハーフレートミラー8、9及び結像レンズ10からなる縮小光学系を介してCCD等からなる画像読取素子11上に走査露光して読み取るように構成されている。
【0018】
上記画像読取装置4によって読み取られた原稿2の画像情報は、図示しない一時記憶装置に記憶され、必要に応じてIPS(Image Processing System)12によって所定の画像処理が施された後、この画像処理が施された画像情報に応じてROS(Raster Output Scanner)13によって感光体ドラム14上に画像露光が施され、静電潜像が形成される。上記ROS13は、画像情報に応じてレーザービームを出射する半導体レーザー15と、当該半導体レーザー15から出射されるレーザービームを走査するポリゴンミラー16と、当該ポリゴンミラー16によって走査されるレーザービームを、感光体ドラム14上に露光するためのミラー17、18とから構成されている。上記感光体ドラム14は、ROS13による画像露光に先立って、スコロトロンからなる一次帯電器19によって、所定極性の所定の電位に一様に帯電された後、上述したように、ROS13によって原稿2の画像が露光され、静電潜像が形成される。上記感光体ドラム14上に形成された静電潜像は、現像装置20によって現像されてトナー像となる。このトナー像は、転写コロトロン21の帯電によって転写用紙22上に転写されるとともに、当該トナー像が転写された転写用紙22は、分離コロトロン23の除電によって感光体ドラム14から分離される。上記感光体ドラム14からトナー像が転写される転写用紙22は、複写機本体1の内部に複数配置された給紙カセット24、25、26、27のいずれかより、給紙ロール28によって給紙され、搬送ロール29及びプリレジロール30を介して、レジストゲート31まで一端搬送されて停止する。そして、上記転写用紙22は、感光体ドラム14の表面に形成されるトナー像と同期して開くレジストゲート31を通過して、当該レジストゲート31の下流側に配設されたレジストロール32によって、感光体ドラム14の表面まで搬送され、上述したように、当該感光体ドラム14の表面に形成されたトナー像が転写された後、感光体ドラム14の表面から分離される。
【0019】
上記感光体ドラム14の表面から分離された転写用紙22は、定着器33へと搬送され、当該定着器33によって転写用紙22上に熱及び圧力でトナー像が定着される。このトナー像が定着された転写用紙22は、定着器33の出口ロール34によって、通常の片面複写の場合には、そのまま排出ロール35により機外の排出トレイ36上に排出される。また、両面複写の場合には、片面にトナー像が定着された転写用紙22は、そのまま排出ロール35によって機外に排出されずに、反転ゲート37によって下向きに搬送方向が変更され、3つのロールが圧接されたトリロール38及び反転ロール39によって、反転通路40へと一旦搬送される。そして、上記転写用紙22は、今度は逆転する反転ロール39及び両面ロール41によって両面用通路42へと搬送され、この両面用通路42からプリレジロール30を介して、レジストゲート31まで一旦搬送されて停止し、上述したように、当該レジストゲート31及びレジストロール32によって、感光体ドラム14上のトナー像と同期して搬送され、トナー像の転写・定着工程が行われた後、排出ロール35によって排出トレイ36上に排出される。
【0020】
なお、トナー像の転写工程が終了した後の感光体ドラム14の表面は、クリーニング装置43によって残留トナーや紙粉等が除去され、次の画像形成工程に備える。
【0021】
図3は上記の如く構成されるデジタル複写機の画像形成部を拡大して示したものである。
【0022】
感光体ドラム14は、スコロトロンからなる一次帯電器19によって、所定極性の所定の電位に一様に帯電された後、当該感光体ドラム14の表面には、ROS13によって原稿2の画像が走査露光され、静電潜像が形成される。この感光体ドラム14上に形成された静電潜像は、現像装置20によって現像されてトナー像となり、このトナー像は、転写前帯電器44による補助帯電を受けた後、前述したように、所望の給紙カセット24〜27から給紙・搬送される転写用紙22上に、転写コロトロン21の帯電によって転写されるとともに、当該トナー像が転写された転写用紙22は、分離コロトロン23の除電によって感光体ドラム14上から分離される。この感光体ドラム14上から分離された転写用紙22は、定着器33へ搬送され、当該定着器33によってトナー像が定着されて、片面複写の場合には、そのまま排出トレイ36上に排出され、両面複写の場合には、裏面への画像形成工程が繰り返される。
【0023】
なお、トナー像の転写工程が終了した後の感光体ドラム14の表面は、クリーニング装置43のクリーニングブラシ45等によって残留トナーや紙粉等が除去された後、イレーズランプ46による露光を受け、残留電荷が消去されて、次の画像形成工程に備えるようになっている。
【0024】
図4は上記現像装置20を示すものである。
【0025】
この現像装置20は、図4に示すように、黒色のトナーとキャリアとからなる二成分系の現像剤56を有する現像装置にて形成されており、その構造は、二成分系の現像剤56を収容した現像装置ハウジング52と、上記現像装置ハウジング52の感光体ドラム14側に配設される現像ロール53と、この現像ロール53の背面側に配設される現像剤搬送用パドル57と、この現像剤搬送用パドル57の背面側に配設される現像剤搬送兼攪拌用オーガ54、55と、現像ロール53により搬送される現像剤56を層厚規制するブレード60と、で構成されている。この場合、上記現像ロール53は、例えばアルミニウム合金やステンレス鋼等の非磁性導電性部材からなる現像スリーブ58と、その内部に固定状態に配置されたマグネットロール59から構成されている。
【0026】
また、上記現像装置20の内部には、当該現像装置20とは別体に構成されたトナー補給手段としてのトナーボックスから、トナー補給用のモータを回転駆動することにより、図示しない補給用のオーガによって、トナーが現像剤搬送兼攪拌用オーガ55の一端部側に供給されるようになっている。
【0027】
図5は上記の如く構成されるデジタル複写機のフロントカバーは閉じているが、プロセス部を透視した状態を示す外観斜視図である。なお、この図5に示すデジタル複写機では、自動原稿搬送装置3の代わりに、通常のプラテンカバーが取り付けられている。
【0028】
上記デジタル複写機本体1の内部には、感光体ドラム14を保持したドラムユニット60が設けられており、このドラムユニット60は、メンテナンス時や交換時等に、感光体ドラム14を手前側に引き出すことによって、当該感光体ドラム14の交換が可能なように取り付けられている。また、デジタル複写機本体1の内部には、感光体ドラム14及び現像装置20の手前側に、トナーカートリッジ62が装着されたトナー補給手段としてのトナーボックス61が、その一端部を支点として略90度手前側に回動自在に取り付けられている。
【0029】
図6は上記の如く構成されるデジタル複写機のフロントカバーを開いた状態で、尚かつ、トナーカートリッジ及びトナーボックスを取り外した状態を示す側面図である。
【0030】
図6において、60は上述したように感光体ドラム14が取り付けられたドラムユニットを示すものであり、この感光体ドラム14の側方には、現像装置20が配設されている。この現像装置20は、当該現像装置20の背面側に設けられた本体ガイド部63を、デジタル複写機本体1側に設けられた現像装置ガイド部64に沿わせて脱着するようになっている。上記現像装置20の位置決めは、図示しないリアフレームに設けられた位置決め用の孔に、現像装置20の背面側に突設された図示しないスタッドを嵌合するとともに、複写機本体1のフロント側のフレームに突設された位置決め部材としての2本の現像装置位置決め用のスタッド65、66に、現像装置20のフロント側の上部に設けられた位置決め部材の2つの孔67、68を嵌合することによって行われる。その際、上記デジタル複写機本体1のリアフレームに設けられた高さ位置決め用の孔と、現像装置20のフロント側に設けられた位置決め部材の2つの孔67、68は、複写機本体1の水平方向に沿った長孔となっており、現像装置20は、これらの長孔67、68に沿って感光体ドラム14と接離する方向にスライド可能となっている。なお、上記2本の現像装置位置決め用のスタッド65、66のうち、一方のスタッド65には、現像装置20の脱落を防止するため、スクリュー65aが締結されるようになっている。また、他方のスタッド66は、スタッド65よりも長く形成されており、後述するように、トナーボックスの高さ方向の位置決め部材としての機能をも兼ねるように構成されている。
【0031】
また、上記現像装置20は、最適な画像を得るために、感光体ドラム14の表面と所定の間隙を設けてセットされ、又、当該現像装置20や感光体ドラム14のメンテナンスや交換等のため、これら現像装置20や感光体ドラム14を脱着する際には、次に述べるように、トナーボックス61の回動動作に連動する連動機構69によって、感光体ドラム14から離間する方向にスライドし、当該現像装置20や感光体ドラム14の脱着を可能としている。
【0032】
この現像装置20に装着されるトナーボックス61は、図6及び図7に示すように、複写機本体1のフロント側フレーム70の水平板部71、72に設けられた回動軸73、74を中心にして、回動自在に複写機本体1に取り付けられており、トナーカートリッジ62を交換する際や、現像装置20や感光体ドラム14を脱着する際に、複写機本体1に対して開閉可能となっている。上記トナーボックス61の下端部に設けられた回動軸74には、ギア75が一体的に取り付けられており、このギア75は、隣接するギア76に噛合されている。また、上記ギア76に一体的に設けられたカサバギア77は、複写機本体1のフロント側フレーム70の垂直板部78に回動自在に取り付けられたカサバギア79に噛合されており、このカサバギア79には、ギア80が一体的に取り付けられているとともに、当該ギア80は、ギア81に噛合されている。このギア81は、図8に示すように、現像装置20の背面側に沿って平行に配設されたクランクシャフト82の端部に取り付けられており、クランクシャフト82のクランク部83には、現像装置20の背面側に突設されたシャフトガイド部材84が挿通されている。そして、上記トナーボックス61を90度回動させることによって、ギア75、76、77、79、80、81を介して、クランクシャフト82が180度回転し、現像装置20を図6に示すように感光体ドラム14に最も近接した現像位置から、感光体ドラム14から最も離間した引き出し位置へと移動させることが可能なように構成されている。
【0033】
上記現像装置20の後方には、図6に示すように、シャフトガイド部材84が取り付けられた枠体85が設けられており、この枠体85は、現像装置20のスライド方向と同一方向に移動可能となっている。この現像装置20の後方に設けられた枠体85のガイド部64と現像装置20に設けられたガイド部63とは、前述したように、互いに係合するように配置されているため、枠体85と現像装置20は、感光体ドラム14と接離する水平方向に一体となってスライドするようになっている。上記クランクシャフト82は、図8に示すように、現像装置20側のシャフトガイド部材84に対応した部分がクランク形状に形成されており、図6に示すように、シャフトガイド部材84の長孔86にクランクシャフト82のクランク部83が挿通されている。そして、上記の如くトナーボックス61の回動に伴ってクランクシャフト82が回転することにより、シャフトガイド部材84を介して枠体85がスライドするとともに、現像装置20も同時にスライドするようになっている。
【0034】
その結果、トナーボックス61をセットした状態では、最適な画像を得るための位置まで現像装置20を感光体ドラム14側にスライドさせ、又、トナーボックス61を開いた状態では、現像装置20や感光体ドラム14を脱着可能な位置まで、現像装置20をスライドさせるように、トナーボックス61、クランクシャフト82及び枠体85は配置されている。
【0035】
また、上記現像装置20と感光体ドラム14の軸方向の両端部には、図6に示すように、それぞれ押し付け部87、88が固定した状態で設けられており、現像装置20を感光体ドラム14側にスライドさせることにより、両者の押し付け部87、88が互いに当接して最適な現像装置20の現像ロール53と感光体ドラム14とのスペースを得るようになっている。なお、上記現像装置20を安定した状態で感光体ドラム14に押しつけるために、シャフトガイド部材84の内部には、ばね89が挿入されている。
【0036】
図9は上記現像装置20にトナーを補給するトナーボックス61を示すものである。
【0037】
このトナーボックス61は、図9に示すように、現像装置20の一側にあって上端部が現像装置の側方に位置する高さまで設けられており、このトナーボックス61は、その一端に設けられた回動軸73、74により水平面内で回動可能となっている。そして、上記トナーボックス61に装着されたトナーカートリッジ62を交換する際は、複写機本体1の前面に設けられたフロントカバーを開けて、トナーボックス61を露出させるとともに、トナーボックス61を回動軸73、74を中心として90度回動させてトナーカートリッジ62を交換するようになっている。
【0038】
図9において、90はトナーボックス本体であり、その上部には、トナーを収容したトナーカートリッジ62が載置状態に配設されている。このトナーカートリッジ62の内部には、収容されたトナー91を所定のタイミングで攪拌することにより、トナー91のブロッキング等を防止するとともに、トナーをトナー供給口62aへ搬送する攪拌搬送手段としてのコイル状のアジテータ92が回転可能に設けられている。
【0039】
また、トナーボックス本体90の底部には、図9乃至図11に示すように、断面U字形状の3つの筒状案内部93a、93b、93cが設けられており、これらの筒状案内部93a、93b、93cの内部には、トナーを搬送するオーガ94a、94b、94cが回転可能に設けられている。これらのオーガ94a、94b、94cによって搬送されるトナーは、筒状案内部93bの底面に設けられたトナー排出口95を介して、現像装置20の外部に突出した補給部のトナー補給口96内に供給される。そして、この補給部のトナー補給口96内に供給されたトナーは、補給部内に設けられたオーガ55によって現像装置20の内部に搬送され、現像工程に使用されるようになっている。
【0040】
更に、上記トナーカートリッジ62の内部に設けられたコイル状のアジテータ92は、図12に示すように、第1の駆動モーター105によって回転駆動されるようになっており、トナーボックス本体90内の筒状案内部93a、93b、93cに設けられたオーガ94a、94b、94cは、第2の駆動モーター106によって図示しないギアを介して回転駆動されるようになっている。
【0041】
上記トナーボックス61のトナー排出口95には、図13及び図14に示すように、スライドシャッター97が設けられ、トナーボックス61を複写機本体1にセットすることによって、現像装置20のフロント側に突出したシャッター押し付け部98が、スライドシャッター97のガイド部99を押圧し、スライドシャッター97が開くように構成されている。また、トナーボックス61を開くことで、図14に示すように、現像装置20のシャッター押し付け部98がスライドシャッター97のガイド部99から離れ、ばね100によりスライドシャッター97は戻され、トナー排出口95は閉じた状態となる。現像装置20のトナー補給口96には、図15に示すように、トナー補給口96の周縁を囲むようにウレタン101が貼られており、その上にはPETフィルムシール102が貼られている。上記PETフィルムシール102とスライドシャッター97は、ウレタン101をつぶしながら、PETフィルムシール102と接触しており、トナーボックス61のトナー排出口95と現像装置のトナー補給口96は密閉され、トナーの漏れを防ぐようになっている。なお、トナー補給口96の位置がばらつきによりずれても、ウレタン101が変形するので密閉状態を保つことができる。
【0042】
また、この実施の形態では、図7に示すように、トナーボックス61の現像装置20側の側面に、平板状の高さ方向位置決め部材103が設けられている。この高さ方向位置決め部材103の下面は、現像装置20の位置決めスタッド66の上側水平接面に面一であるように設定され、トナーボックス61をデジタル複写機本体1にセットすると、高さ方向位置決め部材103が現像装置20の位置決めスタッド66上に載るように構成されている。上記現像装置20の位置決めスタッド66は、先端に行くに従って細くなるようにテーパがついており、トナーボックス61がトナーカートリッジ62の重みで下方に下がった時や、変形によって下がった時もスムーズにトナーボックス61の高さ位置決め部材103が、現像装置20の位置決めスタッド66上に載るようになっている。
【0043】
ところで、この実施の形態1に係るデジタル複写機では、現像装置に補給すべきトナーを収容したトナーカートリッジが交換されたか否かを検知するトナーカートリッジの交換検知装置が用いられている。
【0044】
この実施の形態1では、トナー補給手段に設けられ、トナーカートリッジから補給されるトナーの有無を検知するトナー空検知手段と、前記トナー空検知手段の検知結果が、トナーニアエンプティ又はトナーエンプティ状態からトナーフル状態に変化した後に、このトナー空検知手段が連続して当該トナーフル状態を検知した状態で、前記現像手段に補給されたトナー量に相当するパラメータの積算値が、所定値より大きくなった場合に、前記トナーカートリッジが交換されたと判別する判別手段を備えるように構成されている。
【0045】
すなわち、この実施の形態1では、図11に示すように、トナーボックス本体90のトナーカートリッジ62からトナーが落下する位置に、トナーカートリッジ62から補給されるトナーの有無を検知するトナー空検知手段としてのトナー空センサー107が設けられている。
【0046】
図1はこの実施の形態1に係るトナーカートリッジの交換検知装置が適用されたデジタル複写機の制御回路を示すブロック図である。
【0047】
図1において、110はデジタル複写機の画像形成動作を制御するとともに、トナー空センサー107の検知結果が、トナーニアエンプティ又はトナーエンプティ状態からトナーフル状態に変化した後に、このトナー空センサー107が第2の駆動モーター106の駆動中に連続して当該トナー有りを検知した状態で、現像装置20にトナーを補給するトナー補給モーターである第2の駆動モーター106の駆動時間の積算値が、所定時間Tより大きくなった場合に、トナーカートリッジ62が交換されたと判別する判別手段としての機能を兼ねた制御手段としてのCPU、111は第2の駆動モーター106の駆動時間を積算し、トナーニアエンプティ状態になると積算時間がリセットされるカウンタ、105はトナーカートリッジ62内に設けられたオーガ92を回転駆動する第1の駆動モータ、106はトナーボックス62内に設けられたオーガ94a、94b、94cを回転駆動する第2の駆動モータ、107はトナーボックス61に設けられたトナー空センサーをそれぞれ示すものである。なお、上記カウンタ111は、CPU110で実行されるソフトウエアーのプログラムで構成してもよい。
そして、上記CPU110は、トナーカートリッジ62の交換情報としてトナーニアエンプティ状態が解除され、トナーフル状態でトナー補給モーターとしての第2の駆動モータ106の駆動時間を積算し、この第2駆動モータ106の駆動時間の積算時間が、一定時間T以上となったときに、トナーカートリッジ62の交換情報を電話回線やLAN等の通信回線を介して送信するように構成されている。
【0048】
ここで、上記一定時間Tの値は、下記の式で決定される。
T≒(A+B)/C
A:トナーニアエンプティ後にトナーボックス61から排出可能なトナー量(mg)
B:トナーニアエンプティ時におけるトナーカートリッジ62内の最大トナー残量(mg)
C:トナーディスペンスレート(mg/s)
【0049】
このように、上記一定時間Tは、トナーニアエンプティ時に、トナーカートリッジ62を新たなものと交換することなく、既使用のトナーカートリッジ62及びトナーボックス90からトナーを補給可能な第2の駆動モーター106の最大駆動時間の積算値に、略等しい値に設定されている。しかし、この一定時間Tを大きく設定しすぎると、トナーカートリッジ62の交換情報を送信するタイミングが遅れてしまうので望ましくない。
【0050】
一例としては、上記トナーニアエンプティ後にトナーボックス61から排出可能なトナー量Aが60g、トナーニアエンプティ時におけるトナーカートリッジ62内の最大トナー残量Bが15g、トナーディスペンスレートCが150mg/secに設定され、一定時間Tは、500secに設定される。
【0051】
トナーニアエンプティとは、トナー補給モーターである第2の駆動モーター106の駆動時に、トナー空センサー107がトナー無しを連続してAsec(例えば、10sec)検知した場合を言い、この状態では、基本的にトナーボックス90内のトナー分だけ画像形成が可能である。
【0052】
また、トナーエンプティとは、トナーニアエンプティからBsec(例えば、500sec)までトナー補給モーター106を駆動し、トナーボックス61内の補給可能なトナーがなくなった場合を言い、この状態では、マシンがシャットダウンされる。
【0053】
さらに、トナーニアエンプティ解除とは、トナーエンプティ状態でトナー空センサー107がトナー有りを連続してCsec(例えば、2sec)検知した場合を言う。
【0054】
又、トナーフルの状態とは、トナーニアエンプティまたはトナーエンプティでは無い状態を言う。
【0055】
以上の構成において、この実施の形態に係るデジタル複写機では、次のようにして、部品点数の増加に伴うコストアップを招くことなく、トナーカートリッジが新しいものと交換されたか否かを正確に検知することが可能となっている。
【0056】
すなわち、この実施の形態1に係るデジタル複写機では、図2及び図3に示すように、原稿2の画像の複写工程が繰り返されると、現像装置20内のトナーが徐々に消費されるが、この現像装置20には、トナーボックス90からトナーが所定のタイミングで補給される。
【0057】
上記トナーボックス61は、図5に示すように、トナーを収容したトナーカートリッジ62を備えており、当該トナーボックス61には、トナーカートリッジ62からトナーが供給されるようになっている。
【0058】
上記トナーボックス61のトナー落下位置には、図11に示すように、トナー空センサー107が設けられており、このトナー空センサー107によってトナーの有無が検知される。上記トナーボックス61には、図9に示すように、トナー空センサー107がトナー無しをDsec(例えば、0.5sec)検知すると、トナーカートリッジ62内に設けられたオーガ92を所定時間だけ回転駆動することにより、当該トナーカートリッジ62からトナー供給口62aを介してトナーが供給される。
【0059】
そして、上記トナーカートリッジ62からトナーボックス61にトナーが徐々に供給され、トナーカートリッジ62内のトナー残量が少なくなると、トナーカートリッジ62内のオーガ92を所定時間だけ回転駆動しても、トナーボックス61内にトナーが供給されなくなる。すると、上記トナーボックス61内に設けられたトナー空センサー107は、図16に示すように、トナー補給モーターである第2の駆動モーター106を所定時間だけ駆動しても、トナー空センサー107がトナー無しを上記所定時間連続してAsec(例えば、10sec)検知し、トナーニアエンプティ状態となる。
【0060】
このトナーニアエンプティ状態となると、CPU110は、図1に示すように、図示しない操作パネルの表示部に、トナーカートリッジ62を新たなものと交換することを促すメッセージを表示する。ユーザーは、このトナーカートリッジ62を新たなものと交換することを促すメッセージを見て、トナーニアエンプティ状態の間、又はトナーエンプティ状態となったときに、トナーカートリッジ62を新たなものと交換する作業を行なう。トナーカートリッジ62が新たなものと交換されたと見なされる場合、例えばデジタル複写機のフロントカバーの開閉動作に伴って、第1の駆動モーター105が所定時間だけ駆動され、トナーカートリッジ62からトナーボックス61にトナーが補給され、トナー空センサー107の検知状態がトナーフル状態に変化する。
【0061】
すると、CPU110は、図16に示すように、トナー空センサー107の検知状態がトナーニアエンプティからトナーフル状態に変化すると、トナー補給モーターである第2の駆動モーター106の駆動時間をカウンタ111によって積算する動作を開始する。そして、上記CPU110は、トナー補給モーターである第2の駆動モーター106の駆動時間の積算値が、一定時間Tより大きくなったことを判別すると、トナーカートリッジ62が交換されたとして、トナーカートリッジ62の交換情報を通信回線を介して、EPSV機能に基づいて送信するようになっている。
【0062】
一方、上記の如くトナーニアエンプティ状態となると、CPU110は、図示しない操作パネルの表示部に、トナーカートリッジ62を新たなものと交換することを促すメッセージを表示するが、ユーザーは、このトナーカートリッジ62を新たなものと交換する代わりに、当該トナーカートリッジ62内に残っているトナーを有効に利用するため、使用中のトナーカートリッジ62を振って、再度トナーボックス61に装着して使用する場合がある。
【0063】
この場合には、図17に示すように、使用中のトナーカートリッジ62からトナーボックス61にトナーが補給され、トナー空センサー107の検知状態がトナーフル状態に変化する。
【0064】
すると、CPU110は、図17に示すように、トナー空センサー107の検知状態がトナーニアエンプティ状態からトナーフル状態に変化すると、トナー補給モーターである第2の駆動モーター106の駆動時間をカウンタ111によって積算する。しかし、トナーカートリッジ62が新たなものと交換されていない場合には、トナーカートリッジ62内に残ったトナー、及びトナーボックス61から補給されるトナーの量は、最大でも一定値以下に限られるため、トナー空センサー107のトナーフル状態は、一定時間Tを越えて連続することがない。そのため、上記トナー空センサー107のトナーフル状態は、一定時間Tが経過する以前に、トナーニアエンプティ状態に変化し、CPU110は、トナー空センサー107の検知状態がトナーフル状態からトナーニアエンプティ状態に変化すると、カウンタ111のカウント値をリセットする。
【0065】
また、上記トナー空センサー107の検知状態がトナーニアエンプティ状態となると、CPU110は、図示しない操作パネルの表示部に、トナーカートリッジ62を新たなものと交換することを促すメッセージを表示する。
【0066】
ユーザーは、このトナーカートリッジ62を新たなものと交換することを促すメッセージを見て、トナーニアエンプティ状態の間、又はトナーエンプティ状態となったときに、今度はトナーカートリッジ62を新たなものと交換する作業を行なうことになる。トナーカートリッジ62が新たなものと交換されると、デジタル複写機のフロントカバーの開閉動作に伴って、第1の駆動モーター105が所定時間だけ駆動され、トナーカートリッジ62からトナーボックス61にトナーが補給され、トナー空センサー107の検知状態がトナーフル状態に変化する。
【0067】
すると、CPU110は、図17に示すように、トナー空センサー107の検知状態がトナーニアエンプティ状態からトナーフル状態に変化すると、再度、トナー補給モーターである第2の駆動モーター106の駆動時間をカウンタ111によって積算する。そして、上記CPU110は、トナー補給モーターである第2の駆動モーター106の駆動時間の積算値が、一定時間Tより大きくなったことを判別すると、トナーカートリッジ62が交換されたとして、はじめてトナーカートリッジ62の交換情報を通信回線を介して、EPSV機能に基づいて送信するようになっている。
【0068】
このように、上記実施の形態1では、トナーニアエンプティ状態またはトナーエンプティ状態が解除されたときに、トナーカートリッジ62が交換されたという情報を送信するのではなく、CPU110は、トナーボックス61に設けられたトナー空センサー107の検知状態が、トナーニアエンプティ、トナーエンプティ状態からトナーフル状態に変化した後に、トナー補給モーターである第2の駆動モーター106の駆動時間を積算し、トナーニアエンプティ状態になると積算時間をリセットして、当該積算時間が一定時間Tより大きくなった場合に、トナーカートリッジ62が交換されたと判別し、トナーカートリッジ62の交換情報を送信するようになっている。
【0069】
そのため、上記デジタル複写機では、トナーニアエンプティ状態となった場合に、トナーカートリッジ62を新たなものと交換することなく、トナーカートリッジ62を振って再度装着して使用したときでも、誤ってトナーカートリッジ62の交換情報が送信されることがなく、トナーカートリッジ62が新しいものと交換されたか否かを正確に検知することが可能となる。
【0070】
また、この実施の形態では、トナーカートリッジ62の交換のみを検知する新たなセンサー等を設ける必要がないので、部品点数の増加に伴うコストアップを招くことがなく、トナーカートリッジが新しいものと交換されたか否かを正確に検知することができる。
【0071】
なお、前記実施の形態1では、現像手段に補給されたトナー量に相当するパラメータとして、現像装置20にトナーを補給するトナーボックス61のトナー補給モーターである第2の駆動モーター106の駆動時間を用いた場合について説明したが、これに限定されるものではなく、ROS13による画像露光の画素数や、画像が形成される転写用紙22の枚数等を用いるように構成しても良い。
【0072】
【発明の効果】
以上のとおり、この発明によれば、部品点数の増加に伴うコストアップを招くことなく、トナーカートリッジが新しいものと交換されたか否かを正確に検知することが可能なトナーカートリッジの交換検知装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1はこの発明の実施の形態1に係るトナーカートリッジの交換検知装置を適用した画像形成装置の制御回路を示すブロック図である。
【図2】 図2はこの発明の実施の形態1に係るトナーカートリッジの交換検知装置を適用した画像形成装置としてのデジタル複写機を示す構成図である。
【図3】 図3はデジタル複写機の画像形成部を示す構成図である。
【図4】 図4は現像装置を示す構成図である。
【図5】 図5はこの発明の実施の形態1に係るトナーカートリッジの交換検知装置を適用した画像形成装置としてのデジタル複写機を示す外観斜視図である。
【図6】 図6はデジタル複写機の現像装置の接離機構を示す構成図である。
【図7】 図7はデジタル複写機の現像装置の接離機構を示す構成図である。
【図8】 図8はデジタル複写機の現像装置の接離機構を示す構成図である。
【図9】 図9はトナー補給手段を示す構成図である。
【図10】 図10はトナーカートリッジを示す断面図である。
【図11】 図11はトナーボックスを示す平面図である。
【図12】 図12はトナー補給手段を示す縦断面図である。
【図13】 図13は現像装置とトナーボックスとの接続部を示す底面図である。
【図14】 図14は現像装置とトナーボックスとの接続部を示す底面図である。
【図15】 図15は現像装置とトナーボックスとの接続部を示す側面図である。
【図16】 図16はトナー空センサーの検知状態及びトナー補給モーターの駆動時間を積算するカウントを示すタイミングチャートである。
【図17】 図17はトナー空センサーの検知状態及びトナー補給モーターの駆動時間を積算するカウントを示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
20:現像装置、61:トナーボックス、62:トナーカートリッジ、106:第2の駆動モーター、107:トナー空センサー、110:CPU(判別手段)、111:カウンタ。
Claims (2)
- トナーカートリッジからトナーボックスにトナーを補給するとともに、当該トナーボックスから現像手段にトナーを補給するにあたり、前記現像手段に補給すべきトナーを収容したトナーカートリッジが交換されたか否かを検知するトナーカートリッジの交換検知装置において、
前記トナーカートリッジからトナーボックスに補給されるトナーの有無を検知するトナー空検知手段の検知結果が、トナーニアエンプティ又はトナーエンプティ状態からトナーフル状態に変化した後に、このトナー空検知手段が連続して当該トナーフル状態を検知した状態で、前記現像手段に補給されたトナー量に相当するパラメータの積算値が、所定値より大きくなった場合に、前記トナーカートリッジが交換されたと判別する判別手段を備えたことを特徴とするトナーカートリッジの交換検知装置。 - トナーカートリッジからトナーボックスにトナーを補給するとともに、当該トナーボックスから現像手段にトナーを補給し、前記現像手段によって潜像担持体上に形成された静電潜像を現像することにより画像を形成する画像形成装置において、
前記トナー補給手段に設けられ、前記トナーカートリッジからトナーボックスに補給されるトナーの有無を検知するトナー空検知手段と、前記トナー空検知手段の検知結果が、トナーニアエンプティ又はトナーエンプティ状態からトナーフル状態に変化した後に、このトナー空検知手段が連続して当該トナーフル状態を検知した状態で、前記現像手段に補給されたトナー量に相当するパラメータの積算値が、所定値より大きくなった場合に、前記トナーカートリッジが交換されたと判別する判別手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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