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JP3697904B2 - 車間距離制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は車速フィードバック制御により先行車との車間距離を一定に保つ車間距離制御装置に関し、特に、極低車速域における車両の停止制御を改善するものである。
【0002】
【従来の技術】
車両が停止するまで車速フィードバック制御により先行車との車間距離を一定に保つ車間距離制御装置が知られている(例えば、特開平9−183320号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、車速フィードバック制御には、通常、図12に示すような車速センサー11が用いられる。この車速センサー11は電磁発電式であり、例えば車両の変速機の出力軸ギア12に対向して設置される。車両の走行にともなって変速機の出力ギア12が回転すると、車速センサー11にギア12の凸部が対向するたびに、車速センサー11の永久磁石11aに巻き付けたコイル11bに電磁誘導による起電力が発生する。この起電力の大きさと周波数はギア12の凸部が車速センサー11を通過する速度に比例するから、車速が低くなってギア12の回転速度が低下すると、起電力が小さくなるとともに周波数が低くなる。つまり、極低車速になると、図13に示すように、車速の検出周期が長くなって実車速の検出に遅れが発生する。
【0004】
したがって、従来の車間距離制御装置では、上述した極低車速域における車速センサーの検出遅れのために、車速フィードバック制御によって車両を停止させることが困難になるという問題がある。
【0005】
本発明の目的は、車間距離制御の極低車速域における停止制御の信頼性を向上させることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
(1) 発明の第1の実施の形態の構成を示す図1に対応づけて請求項1の発明と説明すると、請求項1の発明は、先行車との車間距離を検出する車間距離検出手段1と、車間距離検出値Lを目標車間距離に一致させるための目標車速Vsprを演算する車間距離制御手段33と、車速を検出する車速検出手段2と、車速検出値Vspを目標車速Vsprに一致させるための車両の目標制駆動力を演算する車速制御手段34と、目標制駆動力の演算手法とは異なる演算手法で設定され、当該目標制駆動力よりも大きな停止制動力であって、先行車との車間距離を確保しながら車両を停止させるために必要な大きさの停止制動力を演算する停止制御手段36と、目標制駆動力と前記停止制動力とを切り換える制駆動力切換手段35、37と、制駆動力切換手段35、37により選択された目標制駆動力または停止制動力にしたがって車両の制駆動力を制御する制駆動力制御手段38とを備え、制駆動力切換手段35、37によって、目標制駆動力にしたがって車両が減速しているときに、目標車速Vsprが所定の停止制御開始車速以下になったら目標制駆動力による制動から停止制動力による制動に切り換えて車両を停止させる。
(2) 発明の第2の実施の形態の構成を示す図8に対応づけて請求項2の発明を説明すると、請求項2の発明は、先行車との車間距離を検出する車間距離検出手段1と、車間距離検出値Lを目標車間距離に一致させるための目標車速Vsprを演算する車間距離制御手段33と、車速を検出する車速検出手段2と、車速検出値Vspを目標車速Vsprに一致させるための車両の目標制駆動力を演算する車速制御手段34と、目標制駆動力の演算手法とは異なる演算手法で設定され、当該目標制駆動力よりも大きな停止制動力であって、先行車との車間距離を確保しながら車両を停止させるために必要な大きさの停止制動力を演算する停止制御手段36と、目標車速から実車速までの車速制御系の数式化モデルを用いて目標車速Vsprに対する車速応答値を演算する車速演算手段39と、目標制駆動力と停止制動力とを切り換える制駆動力切換手段35A、37と、制駆動力切換手段35A、37により選択された目標制駆動力または停止制動力にしたがって車両の制駆動力を制御する制駆動力制御手段38とを備え、制駆動力切換手段によって、目標制駆動力にしたがって車両が減速しているときに、車速応答値が所定の停止制御開始車速以下になったら目標制駆動力による制動から停止制動力による制動に切り換えて車両を停止させる。
【0007】
上述した課題を解決するための手段の項では、説明を分かりやすくするために一実施の形態の図を用いたが、これにより本発明が一実施の形態に限定されるものではない。
【0008】
【発明の効果】
(1) 請求項1の発明によれば、車速の検出に時間がかかり車速制御に応答遅れが発生するような極低車速域でも、先行車との車間距離を確保しながら車両を確実に停止させることができ、車間距離制御の極低車速域における停止制御の信頼性を向上させることができる。
(2) 請求項2の発明によれば、上記請求項1の効果に加え、検出不可車速近傍の極低い車速まで車間距離制御と車速制御を継続することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
《発明の第1の実施の形態》
図1は第1の実施の形態の構成を示す図である。
車間距離センサー1は、レーザーレーダーなどにより先行車との車間距離Lを検出する。車速センサー2は、変速機の出力ギアなどに設置され、車速に応じた周期の車速パルスを出力する。コントローラー3は、マイクロコンピューターとその周辺部品から構成され、車間距離と車速の制御演算を行ってスロットルバルブ開度指令値とブレーキ液圧指令値を出力する。スロットルアクチュエーター4はスロットルバルブ開度指令値にしたがってスロットルバルブ(不図示)の開度を調節し、ブレーキアクチュエーター5はブレーキ液圧指令値にしたがってブレーキ液圧を調節する。
【0010】
コントローラー3は、マイクロコンピューターのソフトウエア形態により相対速度演算部31、先行車速度演算部32、車間距離制御部33、車速制御部34、停止制御作動判断部35、停止制御部36、目標駆動力選択部37および制駆動力制御部38を備えている。
【0011】
相対速度演算部31は、車間距離センサー1による車間距離検出値Lを微分して先行車との相対速度dL/dtを演算する。なお、車間距離検出値Lの差分を演算して相対速度としてもよい。先行車速度演算部32は、車速センサー2による車速検出値Vspと相対速度dL/dtの和により先行車速度Vspfを演算する。
【数1】
Vspf=Vsp+dL/dt
【0012】
車間距離制御部33は、車速制御系が、目標車速Vsprに対する実車速(車速検出値Vsp)の応答が時定数τvの一次遅れで近似できる系であるとすると、例えば図2に示すような構成とすることができる。この車間距離制御部33では、車間距離検出値Lを目標車間距離Lrに一致させるための目標車速Vsprを、車間距離検出値Lと相対速度dL/dtと先行車速度Vspfとに基づいて次式により求める。
【数2】
Vspr=−KL・(Lr−L)−Kv・dL/dt+Vspf
数式2において、KL、Kvは制御ゲインである。また、目標車間距離Lrは例えば車速検出値Vspの関数として次式により設定する。
【数3】
Lr=Lt・Vsp
数式3において、Ltは定数である。
【0013】
目標車間距離Lrから車間距離検出値Lまでの伝達特性は次式のようになる。
【数4】
Figure 0003697904
数式4から明らかなように、制御ゲインKL、Kvに最適な値を設定することによって、車間距離制御系における目標車間距離Lrに対する実車間距離(車間距離検出値L)の応答特性を所望の応答にすることができる。
【0014】
車速制御部34は、駆動軸トルク制御系の伝達遅れを無視できるとすると、車間距離制御部33で演算した目標車速Vsprに実車速Vspを一致させるために、例えば図3に示すような構成とすることができる。図3において、走行抵抗推定部は、目標駆動軸トルクTwrと車速検出値Vspとに基づいて次式により走行抵抗Tdhを推定する。
【数5】
Tdh=H(s)・Mv・s・Vsp−H(s)・Twr
数式5において、Mvは車両の質量、H(s)はゲイン1のローパスフィルターである。
【0015】
車速制御部34は、走行抵抗推定値Tdhにより実車速Vspを目標値Vsprに一致させるための目標制駆動力すなわち目標駆動軸トルクTwrを演算し、道路勾配、空気抵抗、転がり抵抗などの影響を排除する。
【数6】
Twr=Ksp・(Vspr−Vsp)−Tdh
数式6において、Kspは制御ゲインである。この走行抵抗補正によって制御系への外乱の影響が排除されたとすると、目標車速Vsprから実車速Vspまでの伝達特性は次式で表される。
【数7】
Figure 0003697904
数式7から明らかなように、制御ゲインKspに最適な値を設定することによって、車速制御系における目標車速Vsprに対する実車速Vspの応答特性を所望の応答にすることができる。
【0016】
停止制御作動判断部35は、車間距離制御部33の目標車速Vsprが所定値以下になると、車間距離制御部33および車速制御部34による制駆動力制御に代えて、停止制御部36による停止制御の作動を決定する。停止制御部36は、停止制御への切り換え時に車速制御部34の目標制駆動力に所定値を加算した値を目標制動力として出力する。つまり、極低速域では、車速制御部34の目標制駆動力よりも大きな制動力を発生することによって車両を停止させる。目標制駆動力選択部37は、停止制御作動判断部35の判断結果にしたがって、車速制御部34からの目標制駆動力(目標駆動軸トルクTwr)と停止制御部36の目標制動力(目標駆動軸トルクTwr)の内のいずれかを選択する。
【0017】
制駆動力制御部38は、図5に示すように、車間距離制御および車速制御による目標制駆動力、または停止制御による目標制動力に応じたスロットルバルブ開度指令値とブレーキ液圧指令値を演算する。制御系を簡略化するためにトルクコンバーターのトルク増幅率を無視すると、駆動軸トルク指令値Twrに対してエンジントルク指令値Tengは次式で表される。
【数8】
Teng=Twr/(Kdef・Kat)
数式8において、Kdefはデファレンシャルギア比、Katはトランスミッションの変速比である。次に、このエンジントルク指令値Tengとエンジン回転数に基づいて、図4に示すエンジン非線形特性マップによりスロットルバルブ開度指令値Thcmdを求める。
【0018】
一方、ブレーキはスロットルバルブ開度が0のときに作動させるものとすれば、ブレーキによる駆動軸トルクTwrcは、目標駆動軸トルクTwrからエンジンブレーキによる駆動軸トルクTebを差し引く必要があるから、
【数9】
Twrc=Twr−Teb
ここで、エンジンブレーキによる駆動軸トルクTebは次式により求められる。
【数10】
Teb=Kdef・Kat・Teng0
数式10において、Teng0はスロットルバルブ開度が0のときのエンジントルクである。
【0019】
ブレーキシリンダーの面積をSb、ブレーキローターの半径をRb、ブレーキパッドの摩擦係数をμbとし、マスターシリンダーの液圧が4輪に等しく分配されると仮定すると、ブレーキによる駆動軸トルクTwrcに対してブレーキ液圧指令値Pbrは次式で表される。
【数11】
Pbr=−Twrc/(4・2・Sb・Rb・μb)
【0020】
図6は車間距離制御を示すフローチャートである。このフローチャートにより、第1の実施の形態の動作を説明する。
ステップ1において車間距離センサー1から車間距離検出値Lを読み込み、続くステップ2で車間距離検出値Lを微分して先行車との相対速度dL/dtを演算する(相対速度演算部31)。ステップ3では車速センサー2から車速検出値Vspを読み込み、続くステップ4で相対速度dL/dtと車速検出値Vspに基づいて先行車速度Vspfを演算する(先行車速度演算部32)。
【0021】
ステップ5において、車間距離検出値Lを目標値Lrに一致させるための車間距離制御の目標車速Vsprを演算し(車間距離制御部33)、続くステップ6で、車間距離制御の目標車速Vsprが所定値以下か否かを判定する(停止制御作動判断部35)。目標車速Vsprが所定値より大きいときはステップ7へ進み、車間距離制御および車速制御の目標制駆動力にしたがってスロットルアクチュエーター4とブレーキアクチュエーター5を制御する(目標制駆動力選択部37)。すなわち、ステップ7で、実車速Vspを目標値Vsprに一致させるための制駆動力を演算し(車速制御部34)、続くステップ8で、演算した車間距離制御および車速制御の制駆動力を制駆動力制御の目標値に設定する(目標制駆動力選択部37)。一方、目標車速Vsprが所定値以下のときはステップ9へ進み、停止制御の目標制動力を制駆動力制御の目標値に設定する(目標制駆動力選択部37)。
【0022】
ステップ10では、車間距離制御および車速制御の目標制駆動力、または停止制御の目標制動力に応じたスロットルバルブ開度指令値Thcmdまたはブレーキ液圧指令値Pbrを演算する(制駆動力制御部38)。そして、ステップ11で、スロットルバルブ開度指令値Thcmdをスロットルアクチュエーター4へ出力し、スロットルバルブ開度が指令値Thcmdと一致するようにスロットルバルブの開度を調節する。一方、ブレーキ液圧指令値をブレーキアクチュエーター5へ出力し、ブレーキ液圧が指令値Pbrに一致するようにブレーキ液圧を調節する。
【0023】
図7は第1の実施の形態による制御結果を示すタイムチャートであり、車間距離検出値L(実線)と目標車間距離Lr(破線)[m]、車間距離誤差ΔL(=Lr−L)[m]、車速検出値Vsp(実線)と目標車速Vspr(破線)[km/h]、目標駆動軸トルクTwr[N・m]の変化を示す。
目標車速Vsprが所定値より大きい間は、車間距離制御および車速制御による目標制駆動力(目標駆動軸トルクTwr)にしたがって車間距離を保ちながら減速が行われている。時刻t1で目標車速Vsprが所定値以下になると、車間距離制御および車速制御による目標制駆動力に代えて、停止制御の目標制動力(目標駆動軸トルクTwr)により車両を減速する。
【0024】
このように、目標車速Vsprが所定値以下になると、車間距離制御および車速制御による制動を行わず、別個に設定した目標制動力にしたがって車両を制動するようにしたので、車速の検出に時間がかかり車速制御に応答遅れが発生するような極低車速域でも、先行車との車間距離を確保しならが車両を確実に停止させることができる。
【0025】
《発明の第2の実施の形態》
図8は第2の実施の形態の構成を示す図である。なお、図1に示す機器および制御ブロックと同様な機器および制御ブロックに対しては同一の符号を付して相違点を中心に説明する。
車速制御応答モデル演算部39は、例えば数式7に示すような目標車速Vsprから実車速Vspまでの車速制御系の数式化モデルを設定し、車間距離制御部33で演算された目標車速Vsprに対する車速応答値Vsp’を演算する。停止制御作動判断部35Aは、車速制御応答モデル演算部39で演算された車速応答値Vsp’が所定値以下になったら、車間距離制御と車速制御による目標制駆動力から停止制御の目標制動力に切り換える。
【0026】
図9は、第2の実施の形態の車間距離制御を示すフローチャートである。なお、図6に示す処理と同様な処理を行うステップに対しては同一の符号を付して相違点を中心に説明する。
ステップ21において、車速制御系の数式化モデルを用いて目標車速Vsprに対する車速応答値Vsp’を演算し、続くステップ22で、車速応答値Vsp’が所定値以下か否かを判定する。車速応答値Vsp’が所定値より大きいときはステップ7へ進み、車間距離制御および車速制御の目標制駆動力にしたがってスロットルアクチュエーター4とブレーキアクチュエーター5を制御する。一方、車速応答値Vsp’が所定値以下のときはステップ9へ進み、停止制御の目標制動力にしたがってスロットルアクチュエーター4とブレーキアクチュエーター5を制御する。
【0027】
図10は、第2の実施の形態による制御結果を示すタイムチャートであり、車間距離検出値L(実線)と目標車間距離Lr(破線)[m]、車間距離誤差ΔL(=Lr−L)[m]、車速検出値Vsp(実線)と目標車速Vspr(破線)[km/h]、目標駆動軸トルクTwr[N・m]の変化を示す。
車速制御系の数式化モデルを用いて演算した目標車速Vsprに対する車速応答値Vsp’が所定値より大きい間は、車間距離制御および車速制御による目標制駆動力(駆動軸トルクTwr)にしたがって車間距離を保ちながら減速が行われている。時刻t1で車速応答値Vsp’が所定値以下になると、車間距離制御および車速制御による目標制駆動力に代えて、停止制御の目標制動力により車両を減速する。
【0028】
このように、車速制御系の数式化モデルを用いて目標車速Vsprに対する車速応答値Vsp’を演算し、車速応答値Vsp’が所定値以下になると、車間距離制御および車速制御による制動を行わず、別個に設定した目標制動力にしたがって車両を制動するようにしたので、車速の検出に時間がかかり車速制御に応答遅れが発生するような極低車速域でも、先行車との車間距離を確保しならが車両を確実に停止させることができる。
【0029】
図11は、第1の実施の形態による制御結果と第2の実施の形態による制御結果とを比較したものである。
図13により説明したように、極低車速域では車速センサー2の検出遅れのために目標車速Vsprに対する実車速Vspの応答が遅れる。第1の実施の形態では、目標車速Vsprが所定値Vstp1以下になると、車間距離制御と車速制御による制動から停止制御による制動に切り換える。一方、第2の実施の形態では、車速制御系の数式化モデルにより演算した車速応答値Vsp’が所定値Vstp2以下になると、車間距離制御と車速制御による制動から停止制御による制動に切り換える。車速制御系の数式化モデルにより演算した車速応答値Vsp’は実車速Vspにほぼ等しいので、第2の実施の形態では、所定値Vstp2をVstp1よりも低い検出不可車速近傍の値に設定することができ、低い車速まで車間距離制御と車速制御を継続することができる。
【0030】
以上の一実施の形態の構成において、車間距離センサー1が車間距離検出手段を、車間距離制御部33が車間距離制御手段を、車速センサー2が車速検出手段を、車速制御部34が車速制御手段を、制駆動力制御部38が制駆動力制御手段を、停止制御部36が停止制御手段を、停止制御作動判断部35,35Aおよび目標制駆動力選択部37が制駆動力切換手段を、車速制御応答モデル演算部39が車速演算手段をそれぞれ構成する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施の形態の構成を示す図である。
【図2】 車間距離制御系の構成を示す図である。
【図3】 車速制御系の構成を示す図である。
【図4】 エンジン非線形特性マップを示す図である。
【図5】 制駆動力制御系の構成を示す図である。
【図6】 第1の実施の形態の動作を示すフローチャートである。
【図7】 第1の実施の形態の制御結果を示すタイムチャートである。
【図8】 第2の実施の形態の構成を示す図である。
【図9】 第2の実施の形態の動作を示すフローチャートである。
【図10】 第2の実施の形態の制御結果を示すタイムチャートである。
【図11】 第1の実施の形態と第2の実施の形態の制御結果の違いを説明する図である。
【図12】 車速センサーの構成を示す図である。
【図13】 極低車速域における車速の検出遅れを示す図である。
【符号の説明】
1 車間距離センサー
2 車速センサー
3,3A コントローラー
4 スロットルアクチュエーター
5 ブレーキアクチュエーター
31 相対速度演算部
32 先行車速度演算部
33 車間距離制御部
34 車速制御部
35,35A 停止制御作動判断部
36 停止制御部
37 目標制駆動力選択部
38 制駆動力制御部
39 車速制御応答モデル演算部

Claims (2)

  1. 先行車との車間距離を検出する車間距離検出手段と、
    前記車間距離検出値を目標車間距離に一致させるための目標車速を演算する車間距離制御手段と、
    車速を検出する車速検出手段と、
    前記車速検出値を前記目標車速に一致させるための車両の目標制駆動力を演算する車速制御手段と、
    前記目標制駆動力の演算手法とは異なる演算手法で設定され、当該目標制駆動力よりも大きな停止制動力であって、前記先行車との車間距離を確保しながら車両を停止させるために必要な大きさの停止制動力を演算する停止制御手段と、
    前記目標制駆動力と前記停止制動力とを切り換える制駆動力切換手段と、
    前記制駆動力切換手段により選択された前記目標制駆動力または前記停止制動力にしたがって車両の制駆動力を制御する制駆動力制御手段とを備え、
    前記制駆動力切換手段は、前記目標制駆動力にしたがって車両が減速しているときに、前記目標車速が所定の停止制御開始車速以下になったら前記目標制駆動力による制動から前記停止制動力による制動に切り換えて車両を停止させることを特徴とする車間距離制御装置。
  2. 先行車との車間距離を検出する車間距離検出手段と、
    前記車間距離検出値を目標車間距離に一致させるための目標車速を演算する車間距離制御手段と、
    車速を検出する車速検出手段と、
    前記車速検出値を前記目標車速に一致させるための車両の目標制駆動力を演算する車速制御手段と、
    前記目標制駆動力の演算手法とは異なる演算手法で設定され、当該目標制駆動力よりも大きな停止制動力であって、前記先行車との車間距離を確保しながら車両を停止させるために必要な大きさの停止制動力を演算する停止制御手段と、
    目標車速から実車速までの車速制御系の数式化モデルを用いて前記目標車速に対する車速応答値を演算する車速演算手段と、
    前記目標制駆動力と前記停止制動力とを切り換える制駆動力切換手段と、
    前記制駆動力切換手段により選択された前記目標制駆動力または前記停止制動力にしたがって車両の制駆動力を制御する制駆動力制御手段とを備え、
    前記制駆動力切換手段は、前記目標制駆動力にしたがって車両が減速しているときに、前記車速応答値が所定の停止制御開始車速以下になったら前記目標制駆動力による制動から前記停止制動力による制動に切り換えて車両を停止させることを特徴とする車間距離制御装置。
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