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JP3694395B2 - Gps受信機及び受信方法 - Google Patents

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JP3694395B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、地球を周回するGPS衛星から受信機の位置及び速度を求めるGPS(Global Positioning System)受信機に関し、特に受信信号からそれを送信したGPS衛星を特定するようにしたGPS受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】
このようなGPS受信機は、複数のGPS衛星(人工衛星)の電波を同時に受信して、GPS衛星からの航法メッセージ(軌道情報や時刻情報)を取得することによって地球上における絶対位置を算出することが可能なシステムである。
また、GPS衛星は、6軌道面に4衛星づつ配置され、合計24衛星稼働している。GPS衛星からは、測位用として1575.42MHz(L1帯)と1227.6MHz(L2帯)の2波の電波が、GPS衛星毎に異なる疑似雑音符号(PRN符号)で位相変調され、送信されている。PRN符号は2種類あり、一般に開放されているC/AコードとPコードに分類される。我々が用いるC/Aコードのチップ率(PRN符号の周波数)は1.023Mbpsであり、そのコード長は1msecである。
【0003】
すなわち、GPS衛星は各固有のPRN符号で変調した信号を送信しており、地上の各GPS受信機は受信したいGPS衛星のPRN符号のモデルを保有している。そして、GPS受信機がGPS衛星から信号を受信したときは、そのGPS衛星とGPS受信機が保有しているPRN符号の相関値を求めることによりそのGPS受信機が求めるGPS衛星からの受信信号であるか否かを判定する。
GPS受信機で用いられるPRN符号の相関値は、位相差0の自己相関(受信信号のPRN符号とGPS受信機のPRN符号とが同一の場合の相関)の場合にピークが現れ、位相差が1チップ(PRN符号の単位、PRN符号は1023チップで同じパターンを繰り返す)以上ある場合または他のPRN符号との相互相関の場合は非常に小さな値となる。ノイズがない理想的な条件の下では、その比は1023:65ほどとなる(図4のグラフに示す)。受信する際は、GPS受信機のPRN符号の位相を走査(PRN符号の位相をずらして相関値を合わせる)してその相関値を求め、ピークを検出することにより、PRN符号の位相をあわせる(位相差を0にする)。
【0004】
GPS衛星を受信するためには、各GPS衛星に割り当てられた疑似雑音符号(PRN符号)と同じ符号の位相を合わせて相関値をとり、その相関値のピークから信号の検出を行う。ピークを検出した後は、その位相を保持しながら、各GPS衛星の軌道情報を収集する。
GPS衛星の軌道情報は、50bps、300ビットを1つのフレームとして送信され、サブフレームと呼ばれる。サブフレームは、5つの種類に分けられ、その5種類は順番に送信される。この5つのサブフレームはまとめられてメインフレームと呼ばれ、1つのメインフレームを送信するためには、30秒必要とする。
【0005】
更に、メインフレームは25種類に分けられ、メインフレーム番号とサブフレーム番号とにより、そこに格納されているデータを判別することができる。
サブフレーム1〜3には、常にそのGPS衛星固有のデータが格納されており、サブフレーム番号に関係なく繰り返し送信される。そのGPS衛星の詳細軌道情報であるエフェメリデータは、サブフレーム1〜3に格納されている。
サブフレーム4〜5は、各GPS衛星共通のデータが格納されており、その内容はメインフレーム番号と、サブフレーム番号で規定されている。概略軌道情報のアルマナックデータはここに格納されている。
【0006】
エフェメリデータは、送信するGPS衛星自身の詳細な位置情報であり、当該GPS衛星を受信しなければエフェメリデータを得ることができない。受信機で位置を算出するためには、少なくとも3個以上のGPS衛星を同時に受信して、さらにGPS衛星のエフェメリデータを収集する必要がある。エフェメリデータ収集後はそれを記憶手段(図示せず)に記憶してそのGPS衛星の位置を算出し、GPS受信機からGPS衛星までの距離をその伝搬時間から求め、球の連立方程式を解くことにより求めることができる。
【0007】
次に、図5を参照して、従来のGPS受信機の構成を説明する。従来、この種のGPS受信機としては図5に示すようなものがあった。図5は従来のGPS受信機の構成を示すブロック図である。図5において、41はGPS衛星の信号を受信するアンテナ、42は受信した信号を復調して送信GPS衛星を特定し、航法メッセージを取得する検波部、43は検波部から取得した衛星からの伝搬時間と衛星の位置とから受信機の位置を算出する測位部である。
【0008】
次に、図5を参照して、上記従来のGPS受信機の動作を説明する。GPS受信機は、その検波部42において、GPS衛星からの信号を受信してその受信信号がどのGPS衛星からのものかを特定する処理を実行する。以下、主に検波部42におけるGPS衛星を特定する処理について説明する。
上記のように、GPS衛星からは測位用として、1.57542GHzの搬送波にのせてデータが送信されてくる。各GPS衛星を区別するために、GPS衛星毎に異なる固有のデジタル符号(疑似雑音符号(PRN符号))が割り付けられており、この符号で位相変調されて送信される。GPS衛星に用いられるデジタル符号は、1msec同じパターンをくり返す1023チップの符号である。このPRN符号の自己相関値は、位相差が0の場合は大きくなり、位相差が1チップ以上ある場合、もしくは異なるGPS衛星間の相互相関の場合は、その相関値は非常に小さくなるという特徴がある。相互相関値が大きい場合でも、その比は1023:65である。
【0009】
GPS受信機における検波部42は、このPRN符号の特徴を活かし、受信信号のPRN符号とGPS受信機が保有する受信したいGPS衛星のPRN符号とその位相を合わせて相関値をとり、ある一定のしきい値を超えたか否かを判定する。しきい値を超えた場合は、受信したとみなして追尾処理を行い、GPS衛星から送られるデータ(航法メッセージ)を受信する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、PRN符号の位相差が0の場合の自己相関値と位相差が1以上ある場合もしくは他の衛星間の相互相関の場合では、その相関値の比は1023:65であるが、実際にGPS衛星を受信する場合には信号ノイズがあり、また、アンテナの性能や指向性等によってその相関値は大きく変動する。そのため、自己相関のピークを検出するためのしきい値を決定する場合は、非常に慎重に行わなければならない。例えば、しきい値を高く設定してしまった場合は、本来受信可能なGPS衛星でも検出できない場合が考えられ、また、低すぎる場合は反対に信号でもないノイズでピークを検出してしまい、信号の誤検出が頻繁に発生してしまう。従って、信号検出のしきい値は使用するアンテナの性能や指向性等を考慮し、実際に即して個々に決められなければならない。
【0011】
しかし、代表的なアンテナの性能モデルを使用してそのしきい値を決定したとしても、アンテナ個体のばらつきや、ユーザによる車室内用アンテナの車室外使用といった想定外の場合等が考えられ、そのような状況では、相互相関値でも信号検出のしきい値を越えてしまう場合が考えられる。その結果、本来受信したいGPS衛星とは異なるGPS衛星を誤検出してしまい、しかも受信機では、受信したいGPS衛星を受信しているものと誤って判定し、最終的には誤検出したGPS衛星のエフェメリデータを指定したGPS衛星のエフェメリデータとして誤って収集してしまうことも考えられるという問題があった。
【0012】
その上、エフェメリデータにはその衛星番号を特定する情報は含まれておらず、エフェメリデータを誤って収集してした場合でも、GPS受信機側ではその誤りを判別することはできない。
その為、異常エフェメリデータを収集してしまったチャンネルは、遮断等が発生してから、再度PRN符号を再走査することにより、受信したいGPS衛星を正しく検出して、エフェメリデータを再収集しなければ測位計算を行うことができず、誤検出したチャンネルが測位計算に使用できない状態が長くなるという問題があった。
【0013】
本発明は、上記従来の問題を解決するためになされたもので、相関においてチャンネルが誤検出した場合でも、GPS衛星からの受信データが異常か否かを早期に判定することにより、誤検出したチャンネルが測位計算に使用できない状態を短縮することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明におけるGPS受信機は、新たにエフェメリデータを取得した際、他チャンネルで取得済みのエフェメリデータとその内容を比較するエフェメリ比較部と、エフェメリ比較部における比較結果のデータが一致した場合はその相関値を比較し、相関値が低い場合は異常チャンネルと判定するエフェメリ異常判定部とを具備し、異常と判定されたチャンネルのエフェメリデータを破棄し、そのPRN位相をずらして再度その衛星を走査させるようにしたものである。
本発明は、あるチャンネルでエフェメリデータを取得した際に取得済みのエフェメリデータと一致するか否かを検出し、一致した場合相関値を比較して相関値が低いことにより誤検出と判定されたチャンネルを無効にして素早く復帰させるようにしたことにより、誤検出したチャンネルが測位計算に使用できない状態を短縮することができるGPS受信機が得られる。
【0015】
また、本発明におけるGPS受信機は、受信したエフェメリデータ及びアルマナックデータを使用して、同じ時刻で受信した同一GPS衛星の位置をそれぞれ求めるエフェメリ軌道計算部及びアルマナック軌道計算部を具備し、前記求められた2つの位置が大きく異なる場合は受信したエフェメリデータを収集したチャンネルで誤検出したと判定し、エフェメリデータを取得したチャンネルを初期化し、そのPRN位相をずらして再度その衛星を走査させるようにしたものである。
【0016】
本発明は、受信したエフェメリデータ及びアルマナックデータにより同じ時刻で受信した同一GPS衛星の位置を求め、それが大きく異なる場合は受信したエフェメリデータを収集したチャンネルで誤検出したと判定し、誤検出したチャンネルを無効にして素早く復帰させるようにしたことにより、誤検出したチャンネルが測位計算に使用できない状態を短縮することができるGPS受信機が得られる。
【0017】
また、本発明におけるGPS受信機は、検波部が保有する複数のチャンネルの少なくとも1チャンネルは受信したエフェメリデータの確認用チャンネルとし、あるチャンネルでエフェメリデータを取得した際、確認用チャンネルを用い、同じGPS衛星をPRN位相をずらして走査し、異なる位相でエフェメリデータを収集した場合は、その相関値を比較して相関値の小さなチャンネルを誤検出とし、相関値が大きい方のチャンネルを有効と判定することにより、誤検出したチャンネルは他の衛星を再走査し、正しく受信したチャンネルは、即座に測位計算に使用するようにしたものである。
【0018】
本発明は、あるチャンネルでエフェメリデータを取得した際、その確認用チャンネルを用い、取得したチャンネルのPRN符号の位相と位相をずらして再度同一衛星の走査を行い、エフェメリデータを取得した場合は相関値が小さい方のチャンネルを誤検出とし、相関値が大きい方のチャンネルを有効と判定して、他のチャンネルを邪魔することなく、受信したチャンネルが有効か無効かを直ちに判定するようにしたことにより、誤検出したチャンネルが測位計算に使用できない状態を短縮することができるGPS受信機が得られる。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明におけるGPS受信機は、複数のチャンネルを持つ検波部と、衛星からの伝搬時間と衛星の位置とから受信機の位置を算出する測位部と、前記検波部のあるチャンネルでエフェメリデータを新規に受信した際そのエフェメリデータの内容と他のチャンネルで既に受信済みのエフェメリデータの内容とを比較するエフェメリデータ比較部と、比較の結果両エフェメリデータの内容が同一の場合はさらに相関値を比較し、相関値が低いチャンネルで取得したエフェメリデータを異常データと判定して前記測位部に対しそのエフェメリデータの無効を通知するようにしたエフェメリ異常判定部とを備え、エフェメリデータを無効にした衛星を位相をずらして再度走査するようにしたものであり、あるチャンネルでエフェメリデータを取得した際、取得済みのエフェメリデータと一致するか否かを検出し、誤検出したチャンネルを無効にして素早く復帰させるようにしたことにより、誤検出したチャンネルが測位計算に使用できない状態を短縮することができるという作用を有する。
【0020】
本発明の請求項2に記載の発明におけるGPS受信機は、詳細軌道情報であるエフェメリデータを用いて衛星の位置を算出するエフェメリ軌道計算部と、概略軌道情報であるアルマナックデータを用いて衛星の位置を算出するアルマナック軌道計算部とを具備し、前記エフェメリ軌道計算部及び前記アルマナック軌道計算部において、それぞれ同一衛星から同一時刻に受信したエフェメリデータ及びアルマナックデータに基づき軌道計算を行ってその衛星の位置を算出し、前記エフェメリ異常判定部において前記エフェメリ軌道計算部からの位置と前記アルマナック軌道計算部からの位置とを比較し、明らかに異なる場合はそのエフェメリデータを無効とし、そのエフェメリデータを取得したチャンネルを初期化し位相をずらして再度走査するようにしたものであり、受信したエフェメリデータ及びアルマナックデータにより同じ時刻で受信した同一GPS衛星の位置を求め、それがが大きく異なる場合は受信したエフェメリデータを収集したチャンネルで誤検出したと判定し、誤検出したチャンネルを無効にして素早く復帰させるようにしたことにより、誤検出したチャンネルが測位計算に使用できない状態を短縮することができるという作用を有する。
【0021】
本発明の請求項3に記載の発明におけるGPS受信機は、前記複数のチャンネルを保有する検波部の少なくとも1つのチャンネルを確認用チャンネルとし、あるチャンネルでエフェメリデータを取得した際、前記確認用チャンネルを用い前記取得したチャンネルのPRN符号の位相と位相をずらして再度同一衛星の走査を行い、異なる位相でエフェメリデータを取得したときに相関値が小さい方のチャンネルを誤検出とし、相関値が大きい方のチャンネルを有効と判定することにより、誤検出したチャンネルは他の衛星を再走査し、正しく受信したチャンネルは、即座に測位計算に使用するようにしたものであり、あるチャンネルでエフェメリデータを取得した際、その確認用チャンネルを用い、取得したチャンネルのPRN符号の位相と位相をずらして再度同一衛星の走査を行い、エフェメリデータを取得した場合は相関値が小さい方のチャンネルを誤検出とし、相関値が大きい方のチャンネルを有効と判定して、他のチャンネルを邪魔することなく、受信したチャンネルが有効か無効かを直ちに判定するようにしたことにより、誤検出したチャンネルが測位計算に使用できない状態を短縮することができるという作用を有する。
【0022】
本発明の請求項4に記載の発明におけるGPS受信方法は、GPS衛星からの軌道情報を受信し、前記軌道情報からの伝搬時間と位置とから受信機の位置を算出し、1つのチャンネルで前記軌道情報によるエフェメリデータを新規に受信した際、他のチャンネルで既に受信済みのエフェメリデータと比較し、比較の結果同一データの場合はさらに相関値を比較し、相関値が低いチャンネルで取得したエフェメリデータを異常データと判定する各工程からなり、誤検出と判定されと場合、そのエフェメリデータを無効にし、無効にしたチャンネルの衛星を位相をずらして直ちに再度走査させるようにしたものであり、あるチャンネルでエフェメリデータを取得した際、取得済みのエフェメリデータと一致するか否かを検出し、誤検出したチャンネルを無効にして素早く復帰させるようにしたことにより、誤検出したチャンネルが測位計算に使用できない状態を短縮することができるという作用を有する。
【0023】
以下、添付図面、図1乃至図4に基づき、本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は本発明の第1の実施の形態におけるGPS受信機の構成を示すブロック図、図2は本発明の第2の実施の形態におけるGPS受信機の構成を示すブロック図、図3は本発明の第3の実施の形態におけるGPS受信機の構成を示すブロック図、図4はPRN符号の相関値の理想モデルを示す図である。
【0024】
(第1の実施の形態)
まず、図1を参照して、本発明の第1の実施の形態におけるGPS受信機の構成を説明する。図1において、11はGPS衛星の信号を受信するアンテナ、12は受信した信号を復調して送信GPS衛星を特定し、航法メッセージを取得する検波部、13は検波部12から取得した衛星からの伝搬時間と衛星の位置とから受信機の位置を算出する測位部、14は双方の相関値を比較して(例えば、誤検出したGPS衛星の相関値と位相差0の自己相関値とを比較した場合位相差0の自己相関値の方が必ず大きくなり誤検出したチャンネルを特定することができる)GPS衛星の誤検出を判定するエフェメリ異常判定部である。
【0025】
次に、図1を参照して、本発明の第1の実施の形態におけるGPS受信機の動作を説明する。GPS衛星からは測位用として、1.57542GHzの搬送波にのせてデータが送信されてくる。GPS受信機は、その検波部12において、GPS衛星からの信号を受信してその受信信号がどのGPS衛星からのものかを特定する処理を実行する。GPS衛星からの送信信号には、各GPS衛星を区別するためにGPS衛星毎に異なる固有のデジタル符号が割り付けられており、この符号で位相変調されて送信される。図4に示すように、GPS衛星に用いられているデジタル符号は、1msecで同じパターンをくり返す1023チップの符号であり、疑似雑音符号(PRN符号)と呼ばれる。このPRN符号の自己相関値は、位相差が0の場合は大きくなり、位相差が1チップ以上ある場合、もしくは異なる衛星間の相互相関の場合は、その相関値は非常に小さくなるという特徴がある。相互相関値が大きい場合でも、その比は1023:65である。
【0026】
GPS受信機における検波部12は、その各チャンネル(復調器、以下同じ)において、このPRN符号の特徴を活かし、アンテナ11を通して受信した受信信号のPRN符号とGPS受信機が保有する受信したいGPS衛星のPRN符号の位相を合わせて相関値をとり、ある一定のしきい値を超えたか否かを判定する。しきい値を超えた場合は、受信したとみなして追尾処理を行い、GPS衛星から送られてくるデータ(航法メッセージ)を受信して測位部13に送り、自己の位置を計算する。しかしながら、実際にGPS衛星から送られてくるデータを受信する際には、アンテナの性能やその指向性、または信号のノイズ等の影響により、逆拡散処理をした相関値は大きく変動してしまう。その結果、他のGPS衛星や自己衛星の位相差が1チップ以上ある場合でも誤検出してしまう可能性が生じる。
【0027】
本実施の形態では、そのような誤検出を早期に検出するため、下記に詳述するように、現に取得したエフェメリデータと既に取得済みのエフェメリデータとを比較する。まず、誤検出してしまったGPS衛星は必ず受信可能なGPS衛星であるから、誤検出してしまった場合は、検波部12のあるチャンネル(復調器)でエフェメリデータを取得したとしても、それは他のチャンネルで既に取得済みのエフェメリデータと一致するかもしれない。そこで、現に取得したエフェメリデータの内容と既に取得済みのエフェメリデータとをエフェメリ比較部15で比較する。すなわち、GPS衛星が異なれば、異なるGPS衛星が全く同位置に配置されるはずはないので、そのエフェメリデータの内容は必ず異なるはずであるが、もし誤検出してしまった場合は、両GPS衛星のエフェメリデータの内容は一致することになる。
【0028】
エフェメリデータが一致した場合は、どちらかのチャンネルがGPS衛星を誤検出していると判定できるわけである。そのため、エフェメリ異常判定部14は、例えば双方の相関値を比較する。誤検出したGPS衛星の相関値と、位相差0の自己相関値とを比較すると、位相差0の自己相関値の方が必ず大きくなるはずであるから、誤検出したチャンネルを特定することができる。そして、エフェメリ異常判定部14は測位部13に対しエフェメリ使用不可信号を発して、誤検出したチャンネルのエフェメリデータを無効にして測位計算を行わず、検波部12ではそのチャンネルの保有するPRN符号の位相をずらして再度GPS衛星からの信号を走査する(PRN符号の位相をずらして相関値を合わせる)。
このように、相関においてGPS衛星を誤検出した場合でも、GPS衛星からの受信データを他のチャンネルの受信データと比較し、一致した場合はそのどちらかを誤検出と判定し双方の相関値を比較して誤検出チャンネルを特定するようにしたことにより、受信データが異常か否かを早期に判定して、誤検出したチャンネルを長期に測位計算に使用できない状態を無くし、それを短縮することができる。
【0029】
(第2の実施の形態)
まず、図2を参照して、本発明の第2の実施の形態におけるGPS受信機の構成を説明する。図2において、21はGPS衛星の信号を受信するアンテナ、22は受信した信号を復調して送信GPS衛星を特定し、航法メッセージを取得する検波部、23は検波部22から取得した衛星からの伝搬時間と衛星の位置とから受信機の位置を算出する測位部、24はエフェメリ軌道計算部25で算出した位置とアルマナック軌道計算部26で算出した位置を比較し、その差が大きい場合は取得したエフェメリデータを無効にするエフェメリ異常判定部、25は検波部22でエフェメリデータを取得するとそのエフェメリデータを用いて現在時刻におけるGPS衛星の位置を算出するエフェメリ軌道計算部、26は概略軌道情報であるアルマナックデータを用いて同時刻のGPS衛星の位置を計算するアルマナック軌道計算部である。
【0030】
次に、図2を参照して、本発明の第2の実施の形態におけるGPS受信機の動作を説明する。GPS受信機における検波部22は、その各チャンネルにおいて、アンテナ21を通して受信した受信信号のPRN符号とGPS受信機が保有する受信したいGPS衛星のPRN符号の位相を合わせて相関値をとり、ある一定のしきい値を超えたか否かを判定する。しきい値を超えた場合は、受信したとみなして追尾処理を行い、GPS衛星から送られてくるデータ(航法メッセージ)を受信して測位部23に送り、自己の位置を計算する。しかしながら、実際にGPS衛星から送られてくるデータを受信する際には、アンテナの性能やその指向性、または信号のノイズ等の影響により、逆拡散処理をした相関値は大きく変動してしまう。その結果、他のGPS衛星や自己衛星の位相差が1チップ以上ある場合でも誤検出してしまう可能性が生じる。
【0031】
本実施の形態では、そのような誤検出を早期に検出するため、上記のように、エフェメリ軌道計算部25とアルマナック軌道計算部26とを加えて構成される。エフェメリ軌道計算部25は、検波部22でエフェメリデータを取得する毎に、受信したエフェメリデータを用いて現在時刻におけるGPS衛星の位置を算出する。さらに、アルマナック軌道計算部26は、概略軌道情報であるアルマナックデータを用いて同時刻のGPS衛星の位置を計算する。
【0032】
エフェメリ軌道計算部25で求めた位置と、アルマナック軌道計算部26で求めた位置は、同一衛星の同一時刻の位置であるから、ほぼ一致するはずである。そこで、エフェメリ異常判定部24は、エフェメリ軌道計算部25で算出した位置と、アルマナック軌道計算部26で算出した位置を比較し、その差が大きい場合は測位部23に対しエフェメリ使用不可信号を発して、誤検出したエフェメリデータを無効にして測位計算を行わず、検波部22ではそのチャンネルを初期化しそのチャンネルの保有するPRN符号の位相をずらして再度GPS衛星からの信号を走査する。
【0033】
このように、相関においてGPS衛星を誤検出した場合でも、受信したエフェメリデータにより算出した位置と同一チャンネルのアルマナックデータにより算出した位置とを比較し、その差が大きい場合、そのチャンネルは誤検出と判定するようにしたことにより、受信データが異常か否かを早期に判定して、誤検出したチャンネルを長期に測位計算に使用できない状態を無くし、それを短縮することができる。
【0034】
(第3の実施の形態)
まず、図3を参照して、本発明の第3の実施の形態におけるGPS受信機の構成を説明する。図3において、31はGPS衛星の信号を受信するアンテナ、32は受信した信号を復調して送信GPS衛星を特定し、航法メッセージを取得する検波部、33は検波部32から取得した衛星からの伝搬時間と衛星の位置とから受信機の位置を算出する測位部、34は検波部32でエフェメリデータを収集した場合、このチャンネルと同一衛星のエフェメリデータを再収集するよう検波部32に指令するエフェメリ異常判定部である。また、検波部32内には、確認用チャンネル35が設けられ、エフェメリ異常判定部34から同一衛星のエフェメリデータの再収集指令を受けた場合、そのエフェメリデータを確認用チャンネル35に受け入れるよう制御する。
【0035】
次に、図3を参照して、本発明の第3の実施の形態におけるGPS受信機の動作を説明する。GPS受信機における検波部32は、その各チャンネルにおいて、アンテナ31を通して受信した受信信号のPRN符号とGPS受信機が保有する受信したいGPS衛星のPRN符号の位相を合わせて相関値をとり、ある一定のしきい値を超えたか否かを判定する。しきい値を超えた場合は、受信したとみなして追尾処理を行い、GPS衛星から送られてくるデータ(航法メッセージ)を受信して測位部33に送り、自己の位置を計算する。しかしながら、実際にGPS衛星から送られてくるデータを受信する際には、アンテナの性能やその指向性、または信号のノイズ等の影響により、逆拡散処理をした相関値は大きく変動してしまう。その結果、他のGPS衛星や自己衛星の位相差が1チップ以上ある場合でも誤検出してしまう可能性が生じる。
【0036】
本実施の形態では、そのような誤検出を早期に検出するため、上記のように、検波部32内に確認用チャンネル35を新たに設け、検波部32でエフェメリデータを収集したときに、エフェメリ異常判定部34から検波部32に対し受信したPRN符号により判明した衛星番号を送り、このチャンネルと同一衛星のエフェメリデータを再収集する指令を送出する。これによって収集したPRN符号の位相をエフェメリデータを取得済みのチャンネルのPRN符号の位相とは必ずずらして相関するように設定する。
【0037】
上記のように、PRN符号の相関値は位相差が0の場合の自己相関値がもっとも大きくなる。従って、もしGPS衛星を誤検出していた場合は、受信したPRN符号とは異なる位相のPRN符号で再び信号を受信できるはずである。従って、確認用チャンネル35において、異なる位相のタイミングでGPS衛星を受信しエフェメリデータを収集できた場合は、どちらかのエフェメリデータが誤検出したGPS衛星のデータということになる。その場合は、例えば相関値が大きなチャンネルのエフェメリデータの方が正しいと判定して即座に測位計算に使用する。また、相関値が小さなチャンネルで収集した誤検出のエフェメリデータについては、エフェメリ異常判定部34から測位部33に対しエフェメリ使用不可信号を発生し、無効にして測位計算を行わず、検波部32ではそのチャンネルの保有するPRN符号の位相ををずらして再度GPS衛星からの信号を走査する。
【0038】
このように、現在受信したチャンネルと同一衛星のエフェメリデータを位相をずらして検波部内の確認用チャンネルに再収集し収集できた場合、相関値が小さい方のチャンネルを誤検出と判定するようにしたことにより、相関においてGPS衛星を誤検出した場合でも、受信データが異常か否かを早期に判定して、誤検出したチャンネルを長期に測位計算に使用できない状態を無くし、それを短縮することができる。
【0039】
【発明の効果】
本発明の請求項1または4に記載の発明は、上記のように構成し、特に、ユーザが車室内用のアンテナを車室外で使用したり、アンテナ性能の個体ばらつき等の原因により、受信したいGPS衛星とは異なるGPS衛星を誤検出してしまった場合においても、そのGPS衛星のエフェメリデータを受信済みのエフェメリデータと比較して、誤検出を判定するようにしたことにより、受信データが異常か否かを早期に判定して、そのチャンネルが誤検出により測位計算に使用不可能な状態を短縮することができる。
【0040】
本発明の請求項2に記載の発明は、上記のように構成し、特に、受信したエフェメリデータと概略軌道情報であるアルマナックデータにより同一時刻における同一衛星の位置を算出し、明らかに異なる位置が算出された場合は、そのエフェメリデータを取得したチャンネルを誤検出と判定するようにしたことにより、受信データが異常か否かを早期に判定して、誤検出したチャンネルが測位計算に使用不可能な状態を短縮することができる。
【0041】
本発明の請求項3に記載の発明は、上記のように構成し、特に、GPS衛星を受信しエフェメリデータを収集した際、検波部の確認用チャンネルにおいて受信したPRN符号とは異なる位相で同一のGPS衛星を再走査し、異なる位相でエフェメリデータを収集できたときは、その相関値を比較し相関値が小さい方のチャンネルを誤検出とし、相関値が大きい方のチャンネルを有効と判定して、他のチャンネルを邪魔することなく、受信したチャンネルが有効か無効かを直ちに判定するようにしたことにより、誤検出したチャンネルが測位計算に使用不可能な状態を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるGPS受信機の構成を示すブロック図
【図2】本発明の第2の実施の形態におけるGPS受信機の構成を示すブロック図
【図3】本発明の第3の実施の形態におけるGPS受信機の構成を示すブロック図
【図4】PRN符号の相関値の理想モデルを示す図
【図5】従来のGPS受信機の構成を示すブロック図
【符号の説明】
11、21、31、41 アンテナ
12、22、32、42 検波部
13、23、33、43 測位部
14、24、34 エフェメリ異常判定部
15 エフェメリ比較部
25 エフェメリ軌道計算部
26 アルマナック軌道計算部
35 確認用チャンネル

Claims (4)

  1. 複数のチャンネルを持つ検波部と、衛星からの伝搬時間と衛星の位置とから受信機の位置を算出する測位部と、前記検波部のあるチャンネルでエフェメリデータを新規に受信した際そのエフェメリデータの内容と他のチャンネルで既に受信済みのエフェメリデータの内容とを比較するエフェメリデータ比較部と、比較の結果両エフェメリデータの内容が同一の場合はさらに相関値を比較し、相関値が低いチャンネルで取得したエフェメリデータを異常データと判定して前記測位部に対しそのエフェメリデータの無効を通知するようにしたエフェメリ異常判定部とを備え、エフェメリデータを無効にした衛星を位相をずらして再度走査するようにしたことを特徴とするGPS受信機。
  2. 詳細軌道情報であるエフェメリデータを用いて衛星の位置を算出するエフェメリ軌道計算部と、概略軌道情報であるアルマナックデータを用いて衛星の位置を算出するアルマナック軌道計算部とを具備し、前記エフェメリ軌道計算部及び前記アルマナック軌道計算部において、それぞれ同一衛星から同一時刻に受信したエフェメリデータ及びアルマナックデータに基づき軌道計算を行ってその衛星の位置を算出し、前記エフェメリ異常判定部において前記エフェメリ軌道計算部からの位置と前記アルマナック軌道計算部からの位置とを比較し、明らかに異なる場合はそのエフェメリデータを無効とし、そのエフェメリデータを取得したチャンネルを初期化し位相をずらして再度走査することを特徴とする請求項1記載のGPS受信機。
  3. 前記複数のチャンネルを保有する検波部の少なくとも1つのチャンネルを確認用チャンネルとし、あるチャンネルでエフェメリデータを取得した際、前記確認用チャンネルを用い前記取得したチャンネルのPRN符号の位相と位相をずらして再度同一衛星の走査を行い、異なる位相でエフェメリデータを取得したときに相関値が小さい方のチャンネルを誤検出とし、相関値が大きい方のチャンネルを有効と判定することにより、誤検出したチャンネルは他の衛星を再走査し、正しく受信したチャンネルは、即座に測位計算に使用するようにしたことを特徴とする請求項1記載のGPS受信機。
  4. GPS衛星からの軌道情報を受信し、前記軌道情報からの伝搬時間と位置とから受信機の位置を算出し、1つのチャンネルで前記軌道情報によるエフェメリデータを新規に受信した際、他のチャンネルで既に受信済みのエフェメリデータと比較し、比較の結果同一データの場合はさらに相関値を比較し、相関値が低いチャンネルで取得したエフェメリデータを異常データと判定する各工程からなり、誤検出と判定されと場合、そのエフェメリデータを無効にし、無効にしたチャンネルの衛星を位相をずらして直ちに再度走査させるようにしたことを特徴とするGPS受信方法。
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