JP3693712B2 - 双眼実体顕微鏡 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
この発明は、例えば眼科等の医用手術に用いられる双眼実体顕微鏡に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の双眼実体顕微鏡としては、例えば図4に示した様なものが考えられている(特開昭63−19114号公報参照)。この図4(a)は被検眼Eと双眼実体顕微鏡MSとの関係を示したもので、図4(a)中、Erは被検眼Eの眼底、Eaは被検眼Eの瞳孔,Ebは被検眼Eの虹彩,Ecは被検眼Eの角膜、Edは被検眼Eの強膜である。
【0003】
また、図4(a)に示した双眼実体顕微鏡MSは照明光学系1と観察光学系2を有し、この光学系1,2は互いに共用する対物レンズ3を有する。
【0004】
照明光学系1は、照明光源10,集光レンズ11,照明野絞り12,コリメータレンズ13,プリズム14及び対物レンズ3から構成されている。この照明光源10の照明光(照明光束)は、集光レンズ11,照明野絞り12を介してコリメータレンズ13に案内されて、このコリメータレンズ13でコリメートされた後に、プリズム14,対物レンズ3及び瞳孔Eaを介して眼底Erに投影される。この様にして被検眼Eの眼底Erが照明される。図4(a)中、14bはプリズム14の反射面である。尚、照明光学系の射出瞳はプリズム14の出射面14aの位置にくるように設計されている。
【0005】
観察光学系2は図5に示した様に右観察光学系2a(第1観察光学系)と左観察光学系2b(第2観察光学系)を有する。
【0006】
観察光学系2aは、対物レンズ3,3つのレンズ20a,20b,20cから構成される変倍レンズ20(変倍レンズ系),ビームスプリッタ21,結像レンズ22,像正立プリズム23,菱形プリズムである眼幅調整プリズム24,視野絞り25,接眼レンズ26等の光学部材をこの順に有する。図中、2a1は観察光学系2aの入射瞳、26aは入射瞳2a1の像すなわちアイポイント位置である。
【0007】
同様に、観察光学系2bは、対物レンズ3,3つのレンズ30a,30b,30cから構成される変倍レンズ30(変倍レンズ系),ビームスプリッタ31,結像レンズ32,像正立プリズム33,菱形プリズムである眼幅調整プリズム34,視野絞り35,接眼レンズ36等の光学部材をこの順に有する。図中、2b1は観察光学系2bの入射瞳、36aは入射瞳2b1の像すなわちアイポイント位置である。
【0008】
そして、被検眼Eの眼底Erからの反射光(観察光としての反射光束)は、観察光学系2a,2bの対物レンズ3から接眼レンズ26までの光学部材及び対物レンズ3から接眼レンズ36までの光学部材を介して検者(観察者)の左右眼で観察されることになる。また、この反射光はビームスプリッタ21,31で分岐されて、助手用の補助観察光学系40及びTV撮像光学系50にそれぞれ案内されるようになっている。図中、41,51は結像レンズ,42,52は反射ミラー,43は接眼レンズ,53はTVカメラである。
【0009】
尚、照明光学系1の射出瞳14aは、図4(b)に示した様に一対の観察光学系2a,2bの光軸O1,O2と直交し且つ光軸O1,O2同士を結ぶ仮想線4と平行に延びていると共に、観察光学系2a,2bの観察光路2a2,2b2に近接させて配置されている。図中、14cは射出瞳14aの長辺,14dは射出瞳14aの短辺で、長辺14cが実質的に仮想線4と平行に設けられている。また、Oは対物レンズ3の光軸である。
【0010】
この様な双眼実体顕微鏡では、上述したように照明光源10からの照明光が眼底Erに投影され、検者(観察者)の眼に到達する光は射出瞳14a,瞳孔Ea及び入射瞳2a1,2b1を通過した光である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
この双眼実体顕微鏡において、例えば図6に示した様に、眼底Erからの反射光(レッドレフレックス)により瞳孔Eaの付近を右観察光学系で2aで観察した場合を考える。
【0012】
ここで、照明光学系1の射出瞳14aの像14a´が眼底Erの後方の面Rに形成されているとする。この場合、眼底Er上の点は、この射出瞳像14a´により照明されていると等価と考えることができる。また、観察しようとする瞳孔Ea付近の点をP1,P2、これらの点P1,P2を観察する際の観察主光線をそれぞれL1,L2、この観察主光線L1,L2が眼底Erと交わる点をQ1,Q2とする。
【0013】
この様な場合、点P1,P2の明るさは、照明光学系の射出瞳14aから出て、瞳孔を通過して点Q1,Q2に達する光の量によっておおむね決定される。
【0014】
ここで、照明光学系の射出瞳14aからの光が、瞳孔Ea全域を通って点Q1,Q2に向かうと仮定する。瞳孔Eaは略円形であるので、点Q1の輝度の向上に寄与するのは第6図で言えば光線LaからLa´を外延とした円錐状の光束であり、この光束は面Rと交わる円形の仮想光源Ea2として表現される。即ち、点Q1は円形の仮想光源E2aにより照明されているのと等価であると考えることができる。
【0015】
点Q2に関しても点Q1と同様に考えることができ、光線Lb,Lb´、仮想光源Ea1を想定することができる。そして、図6からも理解できるように、この仮想光源Ea1とEa2は部分的に重複している。
【0016】
しかし、この様な仮定は、照明光学系1の射出瞳14aを相当に大きくした場合に成り立つものであり、実際の射出瞳14aの大きさは、強膜反射の影響を考慮して、図6において14a´で示すような大きさに限定される。そのため、点Q1,Q2の輝度は、この仮想光源Ea1,Ea2と、射出瞳14a´が重複する部分の面積によって決定されることになる。
【0017】
また、照明系の射出瞳14aは、左右の観察光学系の一方に偏らないように、左右の観察光学系の中心におく必要がある。
【0018】
従って、図6からも容易に理解できるように、Ea2が14a´と重複する部分の面積と、Ea1が14a´と重複する部分の面積とは大きく異なってしまうので、点Q1とQ2とでは輝度が大きく異なる。このことは瞳孔の観察像の明るさが不均一になることを意味する。
【0019】
この不均一性を少なくするためには、図7(b)に実線で示した様に射出瞳14aを図5に示したものよりも更に長くすればよい。しかし、この方法で照明光学系で眼底Erの輝度(照明光量)を図7(a)の二点鎖線で示した様に略等しくしようとすると、例えば図7(b)に破線で示した様に、射出瞳14aの長さを長くする必要があり、装置全体が大型化するという問題がある。
【0020】
そこで、この発明は、装置全体を大型化することなく被観察部の略均一な照明ができる双眼実体顕微鏡を提供することを目的とするものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、この発明は、照明光束を一対の射出瞳,対物レンズを介して被検眼の眼底に投影する照明光学系と、前記各照明光束に対応して前記眼底から反射する反射光束が前記対物レンズを介して入射させられる左右一対の観察光学系を備えると共に、前記一対の射出瞳は、前記左右の観察光学系の光軸と直交し且つ前記左右の観察光学系の光軸同士を結ぶ線と平行に延び、且つ前記左右の観察光学系の観察光路にそれぞれ近接させて配置されている一方、前記照明光束を前記被検眼の瞳孔を介して眼底に投影したときに、前記眼底に部分的に重なる円形の仮想光源Ea1,Ea2を想定可能な双眼実体顕微鏡であって、前記一対の射出瞳は互いに反対側の端部が各観察光路より側方に突出していると共に、前記眼底に前記一対の射出瞳による一対の射出瞳像60a′,61a′が形成されたと仮定したとき、前記射出瞳像60a´が仮想光源Ea1に重なる部分をS1、前記射出瞳像61a´が仮想光源Ea1のみに重なる部分をS2、前記射出瞳像61a´が仮想光源Ea2のみに重なる部分をS3、前記射出瞳像61a´が仮想光源Ea1,Ea2の両方に重なる部分をS4とすると、射出瞳像60a′,61a′の仮想光源Ea1に重なる部分(S1+S2+S4)と射出瞳像61a′の仮想光源Ea2に重なる部分(S3+S4)が等しいか又は略等しくなるようにした双眼実体顕微鏡としたことを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、この発明にかかる双眼実体顕微鏡の一例を図1〜図3に基づいて説明する。
【0023】
この図1(a)は被検眼Eと双眼実体顕微鏡MSとの関係を示したもので、図1(a)中、Erは被検眼Eの眼底、Eaは被検眼Eの瞳孔,Ebは被検眼Eの虹彩,Ecは被検眼Eの角膜、Edは被検眼Eの強膜である。
【0024】
また、図1(a)に示した双眼実体顕微鏡MSは照明光学系1と観察光学系2を有し、この光学系1,2は互いに共用する対物レンズ3を有する。
【0025】
照明光学系1は、照明光源10,集光レンズ11,照明野絞り12,コリメータレンズ13,プリズム60,61及び対物レンズ3から構成されている。この照明光源10の照明光(照明光束)は、集光レンズ11,照明野絞り12を介してコリメータレンズ13に案内されて、このコリメータレンズ13でコリメートされた後に、プリズム60,61の出射側付近に位置する照明光学系の射出瞳60a,61a,対物レンズ3及び瞳孔Eaを介して眼底Erに投影される。この様にして被検眼Eの眼底Erが照明される。図1(a)中、60b,61bはプリズム60,61の反射面である。
【0026】
観察光学系2は図2に示した様に右観察光学系2a(第1観察光学系)と左観察光学系2b(第2観察光学系)を有する。
【0027】
観察光学系2aは、対物レンズ3,3つのレンズ20a,20b,20cから構成される変倍レンズ20(変倍レンズ系),ビームスプリッタ21,結像レンズ22,像正立プリズム23,菱形プリズムである眼幅調整プリズム24,視野絞り25,接眼レンズ26等の光学部材をこの順に有する。図中、2a1は観察光学系2aの入射瞳、26aは入射瞳2a1の像すなわちアイポイント位置である。
【0028】
同様に、観察光学系2bは、対物レンズ3,3つのレンズ30a,30b,30cから構成される変倍レンズ30(変倍レンズ系),ビームスプリッタ31,結像レンズ32,像正立プリズム33,菱形プリズムである眼幅調整プリズム34,視野絞り35,接眼レンズ36等の光学部材をこの順に有する。図中、2b1は観察光学系2bの入射瞳、36aは入射瞳2b1の像すなわちアイポイント位置である。
【0029】
そして、被検眼Eの眼底Erからの反射光(観察光としての反射光束)は、観察光学系2a,2bの対物レンズ3から接眼レンズ26までの光学部材及び対物レンズ3から接眼レンズ36までの光学部材を介して検者(観察者)の左右眼で観察されることになる。また、この反射光はビームスプリッタ21,31で分岐されて、助手用の補助観察光学系40及びTV撮像光学系50にそれぞれ案内されるようになっている。図中、41,51は結像レンズ、42,52は反射ミラー、43は接眼レンズ、53はTVカメラである。
【0030】
尚、照明光学系1のプリズム60,61の射出瞳60a,61aは、図1(b)に示した様に一対の観察光学系2a,2bの光軸O1,O2と直交し且つ光軸O1,O2同士を結ぶ仮想線4と平行に延びていると共に、観察光学系2a,2bの観察光路2a2,2b2にそれぞれ近接させて配置されている。しかも、射出瞳60a,61aは、これらの互いに反対側の端部が各観察光路2a2,2b2の側方に突出している。
【0031】
図中、60c,61cは射出瞳60a,61aの長辺,60d,61dは射出瞳60a,61aの短辺で、長辺60c,61cが実質的に仮想線4と平行に設けられている。また、Oは対物レンズ3の光軸である。
【0032】
次に、この様な構成の双眼実体顕微鏡の他の設定条件を作用と共に説明する。この様な双眼実体顕微鏡では、上述したように照明光源10からの照明光が眼底Erに投影され、検者(観察者)の眼に到達する光は射出瞳60a,61a,瞳孔Ea及び入射瞳2a1,2b1を通過した光である。
【0033】
この双眼実体顕微鏡において、図3に示した様に、眼底Erからの反射光(レッドレフレックス)により瞳孔Eaの付近を右観察光学系で2aで観察した場合を考える。
【0034】
ここで、照明光学系1の射出瞳60a,61aの像60a´,61a´が眼底Erの後方の面Rに形成されているとする。この場合、眼底Er上の点は、この射出瞳像60a´,61a´により照明されていると等価と考えることができる。また、観察しようとする瞳孔Ea付近の点をP1,P2、これらの点P1,P2を観察する際の観察主光線をそれぞれL1,L2、この観察主光線L1,L2が眼底Erと交わる点をQ1,Q2とする。
【0035】
この様な場合、点P1,P2の明るさは、照明光学系の射出瞳60a,61aから出て、瞳孔を通過して点Q1,Q2に達する光の量によっておおむね決定される。
【0036】
ここで、照明光学系の射出瞳60a,61aからの光が、瞳孔Ea全域を通って点Q1,Q2に向かうと仮定する。瞳孔Eaは略円形であるので、点Q1の輝度の向上に寄与するのは第6図で言えば光線LaからLa´を外延とした円錐状の光束であり、この光束は面Rと交わる円形の仮想光源Ea2として表現される。即ち、点Q1は円形の仮想光源E2aにより照明されているのと等価であると考えることができる。
【0037】
点Q2に関しても点Q1と同様に考えることができ、光線Lb,Lb´、仮想光源Ea1を想定することができる。そして、図6からも理解できるように、この仮想光源Ea1とEa2は部分的に重複している。
【0038】
しかし、この様な仮定は、照明光学系1の射出瞳60a,61aを相当に大きくした場合に成り立つものであり、実際の射出瞳60a,61aの大きさは、強膜反射の影響を考慮して、図6において60a´,61a´で示すような大きさに限定される。そのため、点Q1,Q2の輝度は、この仮想光源Ea1,Ea2と、射出瞳60a´,61a´が重複する部分の面積によって決定されることになる。
【0039】
従って、射出瞳像60a´が仮想光源Ea1に重なる部分をS1、射出瞳像61a´が仮想光源Ea1のみに重なる部分をS2、射出瞳像61a´が仮想光源Ea2のみに重なる部分をS3、射出瞳像61a´が仮想光源Ea1,Ea2の両方に重なる部分をS4とすると、瞳孔Ea内の点P1における照明光量は射出瞳像60a´,61a´の仮想光源Ea1に重なる部分(S1+S2+S4)で決定され、瞳孔Ea内の点P2における照明光量は射出瞳像61a´の仮想光源Ea2に重なる部分(S3+S4)で決定される。
【0040】
一方、眼底Er上の点Q1,Q2の輝度(照明光量)を等しくするには、或は略等しくするには、理論上は点P1,P2における輝度(照明光量)を等しくするか或は略等しくすればよい。
【0041】
従って、眼底Er上の点Q1,Q2の輝度(照明光量)を等しくするには、射出瞳像60a´,61a´の仮想光源Ea1に重なる部分(S1+S2+S4)と射出瞳像61a´の仮想光源Ea2に重なる部分(S3+S4)が等しいか或は略等しく設定されていればよい。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明は、照明光束を一対の射出瞳,対物レンズを介して被検眼の眼底に投影する照明光学系と、前記各照明光束に対応して前記眼底から反射する反射光束が前記対物レンズを介して入射させられる左右一対の観察光学系を備えると共に、前記一対の射出瞳は、前記左右の観察光学系の光軸と直交し且つ前記左右の観察光学系の光軸同士を結ぶ線と平行に延び、且つ前記左右の観察光学系の観察光路にそれぞれ近接させて配置されている一方、前記照明光束を前記被検眼の瞳孔を介して眼底に投影したときに、前記眼底に部分的に重なる円形の仮想光源Ea1,Ea2を想定可能な双眼実体顕微鏡であって、前記一対の射出瞳は互いに反対側の端部が各観察光路より側方に突出していると共に、前記眼底に前記一対の射出瞳による一対の射出瞳像60a′,61a′が形成されたと仮定したとき、前記射出瞳像60a´が仮想光源Ea1に重なる部分をS1、前記射出瞳像61a´が仮想光源Ea1のみに重なる部分をS2、前記射出瞳像61a´が仮想光源Ea2のみに重なる部分をS3、前記射出瞳像61a´が仮想光源Ea1,Ea2の両方に重なる部分をS4とすると、射出瞳像60a′,61a′の仮想光源Ea1に重なる部分(S1+S2+S4)と射出瞳像61a′の仮想光源Ea2に重なる部分(S3+S4)が等しいか又は略等しくなるようにした構成としたので、装置全体を大型化することなく被観察部の略均一な照明ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)はこの発明にかかる双眼実体顕微鏡の照明光学系と観察光学系との関係を示す説明図、(b)は(a)の対物レンズと一対の観察光路及び照明光学系の一対の射出瞳との関係を示す説明図である。
【図2】図1に示した双眼実体顕微鏡の観察光学系の説明図である。
【図3】図1,2に示した双眼実体顕微鏡の作用説明図である。
【図4】(a)は従来の双眼実体顕微鏡の照明光学系と観察光学系との関係を示す説明図、(b)は図4(a)の対物レンズと一対の観察光路及び照明光学系の一対の射出瞳との関係を示す説明図である。
【図5】図4に示した双眼実体顕微鏡の観察光学系の説明図である。
【図6】図4,5に示した双眼実体顕微鏡の作用説明図である。
【図7】図4,5に示した双眼実体顕微鏡の射出瞳の変形例を示す作用説明図である。
【符号の説明】
1…照明光学系
2…観察光学系
2a…右観察光学系
2a2…観察光路
2b…左観察光学系
2b2…観察光路
3…対物レンズ
4…仮想線
60,61…プリズム
60a,61a…射出瞳
Claims (1)
- 照明光束を一対の射出瞳,対物レンズを介して被検眼の眼底に投影する照明光学系と、前記各照明光束に対応して前記眼底から反射する反射光束が前記対物レンズを介して入射させられる左右一対の観察光学系を備えると共に、
前記一対の射出瞳は、前記左右の観察光学系の光軸と直交し且つ前記左右の観察光学系の光軸同士を結ぶ線と平行に延び、且つ前記左右の観察光学系の観察光路にそれぞれ近接させて配置されている一方、前記照明光束を前記被検眼の瞳孔を介して眼底に投影したときに、前記眼底に部分的に重なる円形の仮想光源Ea1,Ea2を想定可能な双眼実体顕微鏡であって、
前記一対の射出瞳は互いに反対側の端部が各観察光路より側方に突出していると共に、前記眼底に前記一対の射出瞳による一対の射出瞳像60a′,61a′が形成されたと仮定したとき、前記射出瞳像60a´が仮想光源Ea1に重なる部分をS1、前記射出瞳像61a´が仮想光源Ea1のみに重なる部分をS2、前記射出瞳像61a´が仮想光源Ea2のみに重なる部分をS3、前記射出瞳像61a´が仮想光源Ea1,Ea2の両方に重なる部分をS4とすると、射出瞳像60a′,61a′の仮想光源Ea1に重なる部分(S1+S2+S4)と射出瞳像61a′の仮想光源Ea2に重なる部分(S3+S4)が等しいか又は略等しくなるようにしたことを特徴とする双眼実体顕微鏡。
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