JP3691860B2 - 段ボール箱の製函方法 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、段ボールシート(本明細書中、段ボールシートとは、前面部分と両側面部分と後面部分とこれら四つの面部分の上下にそれぞれ四つの上部蓋片と下部蓋片を有する展開形状に段ボール紙から打ち抜いて二つ折りして端縁同士を接着して、開くと上下それぞれ四つの蓋片が開いた角筒状になり得る前記二つ折りの平面状に畳まれた形状を言う)をその集積体から一枚ずつ確実に分離して高速で落下供給でき、また落下供給した段ボールシートを高速に角筒状に開函でき、更にまた、段ボールシートが例えば最小幅寸法400mmから最大幅寸法1000mmまでの大きさにサイズチェンジしても対応でき、サイズに対する汎用性が極めて大きい段ボール箱の製函方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
段ボール箱の製函方法は、供給コンベア上に段ボールシートを立てて積層し所定位置へ供給して角筒状に開き、さらに下部後側蓋片を底折りし前送りしてサンドイッチコンベアで挟み込んで搬送し下部前側蓋片を底折りしてから両側の下部蓋片の底折りし、粘着テープで目貼りするか、ホットメルトにより接着するのが一般的である。段ボールシートを一枚ずつ落下供給することについては、側方から段ボールシートを引張り込む方法、又は上方から落下する方法が採られ、また、落下供給した段ボールシートを角筒状に開くことについては、段ボールシートを引張込む過程でガイドに当接して角筒状に開く等の方法が採られている。
【0003】
具体的には、従来の段ボール箱の製函装置に関する技術として、特開平5−96662号、特開平5−96664号、特開平5−96667号の各公報がある。特に、特開平5−96662号公報に記載の技術は製函用段ボールシートの整列供給装置に関し、特開平5−96664号公報に記載の技術は製函機における折畳みシートの開函給装置に関し、特開平5−96667号公報に記載の技術は特開平5−96662号公報に記載の技術と特開平5−96664号公報に記載の技術とを合わせた製函機に関するものである。
【0004】
特開平5−96662号、特開平5−96664号及び特開平5−96667号の各公報に示された製函用段ボールシートの整列供給装置は、個別に間欠走行駆動する左右一対のチェンコンベアと、チェンコンベアの搬送方向正面に左右一対の設けられたバキュームパッドと、バキュームパッドを支持し吸着位置から自然落下させる位置へ引き出すリンク機構と、各バキュームパッドの負圧を検出してバキュームパッドが段ボールシートを吸着支持したことを検出する負圧検出センサーとを有している。左右一対のチェンコンベアは、供給信号が入力すると、チェンコンベア上に集積された段ボールシート群を搬送し、一番前の段ボールシートの下部をバキュームパッドに当接させる。対応するチェンコンベアは、各バキュームパッドが段ボールシートを吸着支持したことを負圧検出センサーが検出するまで走行駆動する。左右一対のバキュームパッドは、段ボールシートの下部を吸着して前方下方へ引き出して二番目の段ボールシートとの密着を解くとともに、落下シュートの上に位置させてから吸引を解除して段ボールシートを落下シュートに自然落下させる。
【0005】
また、特開平5−96662号、特開平5−96664号及び特開平5−96667号の各公報に示された製函機における折畳みシートの開函装置は、落下供給された段ボールシートの後面部のうち、開函したときの後面部分を吸着する第1吸着手段と、開函したときの側面部分を吸着する第2吸着手段とを有し、第2吸着手段は90度水平旋回レバーに付設されており、第2吸着手段が側面部分を吸着して後面部分に対して90度開いたら、下部後側蓋片が底折りされてから、第2吸着手段がサンドイッチコンベアに干渉しない限度に段ボール箱を前送りしてサンドイッチコンベアに挟み込ませており、次の段ボールシートの供給は開函装置の後退復帰まで待機するようになっている。
【0006】
また、特開平5−96662号、特開平5−96664号及び特開平5−96667号の各公報に示された製函機は、サイズに対する汎用性を持たせるため、供給コンベアである左右一対のチェンコンベアが間隔中央を基準として接近・離隔調整される構造であるとともに、サンドイッチコンベアが間隔中央を基準として接近・離隔調整されかつサンドイッチコンベアの間隔中央がチェンコンベアの間隔中央から段ボール箱の長さの半分の距離になるように調整される複式調整構造である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、上述した製函用段ボールシートの整列供給装置は、取出し位置に復帰した左右のバキュームパッドと一番前の段ボールシートとの間に隙間が生じることが前提条件とされているが、この隙間は一定寸法になるようには保証されていない。供給信号が入力すると、左右一対のチェンコンベアが個別に走行駆動してチェンコンベア上に集積した段ボールシート群を搬送し、一番前の段ボールシートの下部をバキュームパッドに当接させるようになっている。即ち、供給信号が入力してからチェンコンベアが走行駆動して取出し位置に待機中のバキュームパッドに一番前の段ボールシートが当接して吸着保持されるまでに長い時間がかかり且つその時間にバラツキがある。特に、チェンコンベア上に集積された段ボールシート群の段ボールシート間に載置したときに隙間が大きく生じている場合には、チェンコンベアの走行速度が極めて遅いことと相まってこの間の動作時間が段ボールシート一枚の供給時間に占める割合が大きく、段ボールシート一枚当たりの供給時間が長くなる原因となっている。また、左右一対のバキュームパッドが段ボールシートの下部を吸着して前方下方へ引き出してからその吸引を解除し、段ボールシートが落下シュートを通して自然落下するものであるから、この間の動作時間も段ボールシート一枚当たりの供給時間が長くなる原因となっている。更に、開函装置は、第2吸着手段が90度往復旋回する動作と全体が前進して段ボール箱をサンドイッチコンベアに挟み込ませると後退復帰する動作とを行なって後、次の段ボールシートの供給が行われる構成であるので、一分間当たりに段ボールシートを開函する回数を大きくできない原因となっている。このため、実用機において、一分間当たりの製函回数は15枚位が上限となっている。
【0008】
また、上述した製函機は、開函装置の部分について、段ボールシートのサイズ変更に対する汎用性を持たせるために、第2吸着手段は90度水平旋回レバーに位置調整自在に設けられかつ開函装置が上方の供給コンベアと前方のサンドイッチコンベアの間隔調整に合わせて位置調整するように設けられ、装置が複雑化しており、さらに、供給コンベアである左右一対のチェンコンベアが間隔中央を基準として接近・離隔する構造であり、かつ、サンドイッチコンベアが間隔中央を基準として接近・離隔調整されかつサンドイッチコンベアの間隔中央がチェンコンベアの間隔中央から段ボール箱の長さの半分の距離になるように調整される複式調整構造であるため、装置の複雑化・大型化に繋がっており、段ボールシートの最大幅を例えば1000mmとする場合には装置フレームが上から下まで均一幅で1400mm位必要であり、極めて大きな機械となってしまう。
【0009】
本発明の目的は、上述した点に鑑み案出したもので、段ボールシートを一枚ずつ確実に分離して高速で落下供給でき、段ボールシートを角筒状に高速で開くことができる段ボール箱の製函方法を提供することである。また、本発明の別の目的は、段ボール箱の大きさが変わってもサイズチェンジして落下位置に対応した積載位置への自動調整ができ製函装置のサンドイッチコンベアのフレームを複式テーブル構造とする等の装置の複雑化・大型化には繋がらず、更にまた、段ボールシートが例えば最小幅寸法400mmのときは製函装置の平面積の幅と略同一になるように小さくなっていて最大幅寸法が1000mmと大きくなると製函装置の平面積の中に影響を及ぼさずにサイズチェンジして対応できサイズに対する汎用性が極めて大きく製函装置は小型なフレームのままで良い段ボール箱の製函方法を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明による段ボール箱の製函方法は、上方の供給コンベア上に立てて積載されている段ボールシートを一枚ずつ落下供給して上下が開放した角筒状に開いた段ボール箱とし且つ前記段ボール箱をサンドイッチコンベアで挟んで搬送する過程で前記段ボール箱の下部蓋片を底折りする段ボール箱の製函方法において、前記段ボールシート一枚ずつの落下供給については、前記供給コンベアに積載している前記段ボールシートを前記供給コンベアの正面に立設された段ボールシート受承壁と供給方向後方からの段ボールシート後押し手段とで挟持すると共に前記供給コンベアを常に走行して前記段ボールシートの下端を摺接し前記段ボールシートを隙間無く前記段ボールシート受承壁に向かって集積し、前記供給コンベアと前記段ボールシート受承壁との間に形成される隙間に落ち込んだ一番前の前記段ボールシートを落下停止装置により落下停止し、落下停止を解除した前記段ボールシートを段ボールシート下降装置により強制落下力を与えて、前記段ボールシートの後面部のうち開函したときに後面を向く後面部分が前記サンドイッチコンベアの段ボール箱挟み込み空間に対応する態様で前記サンドイッチコンベアの上流端の直前へ供給し、また落下供給した前記段ボールシートの角筒状の開きについては、バキュームパッドで前記段ボール箱の前記後面部分を吸引保持して前記サンドイッチコンベアから離れる方向へ前記段ボール箱の搬送方向の長さ寸法だけ移動し、且つこの移動が行われるときに、常に走行する受承コンベアによって前記段ボール箱の下端を摺接し前記段ボール箱の前面部分を横方向に移動して、前記段ボール箱の前記前面部分をも前記サンドイッチコンベアの前記段ボール箱挟み込み空間に対応させた状態にして開函することを特徴としている。
【0011】
この段ボール箱の製函方法によれば、供給コンベアに積載している段ボールシートは、供給コンベアの正面に立設された段ボールシート受承壁と供給方向後方からの段ボールシート後押し手段とで挟持される。この際、供給コンベアを常に走行しておくことにより、供給コンベアが段ボールシートの下端を常に摺接するので、段ボールシートは隙間無く段ボールシート受承壁に向かって集積する。一番前の段ボールシートは、供給コンベアと段ボールシート受承壁との間に形成される隙間に落ち込むが、落下停止装置により落下停止される。落下停止を解除し、段ボールシート下降装置により強制落下力を与えることにより、段ボールシートはサンドイッチコンベアの上流端の直前の位置に供給される。この際、段ボールシートの後面部のうち、段ボール箱とされたときに後面を向く後面部分は、サンドイッチコンベアの段ボール箱挟み込み空間に対応する態様で供給される。落下供給した段ボールシートの角筒状の開きについては、バキュームパッドで段ボール箱の後面部分を吸引保持してサンドイッチコンベアから離れる方向へ段ボール箱の搬送方向の長さ寸法だけ移動する。この移動が行われるときに、常に走行する受承コンベアによって段ボール箱の下端を摺接することで、段ボール箱の前面部分は横方向に移動される。これにより、段ボールシートは、段ボール箱の後面部分のみならず前面部分をも、サンドイッチコンベアの段ボール箱挟み込み空間に対応させた状態になり、角筒状に開函される。角筒状に開いた段ボール箱は、サンドイッチコンベアの段ボール箱挟み込み空間に送り込み、サンドイッチコンベアで挟んで搬送する過程で段ボール箱の四辺の下部蓋片を底折りすることで、下部蓋片が織り上げられた段ボール箱を製函することができる。
【0012】
この段ボール箱の製函方法において、前記供給コンベアは、間隔が最小幅の前記段ボールシートの両側下端付近を載置し得る大きさに固定された左右一対のエンドレスなチェンもしくは細幅ベルトを備えたコンベアであり、前記段ボールシートをサイズチェンジするときは、前記供給コンベアについては、前記供給コンベア上に積載する前記段ボールシートの端揃えを行うガイドバーの位置を調整するとともに、前記供給コンベアから外れる前記段ボールシートの下端を受承する補助テーブルの位置を調整し、前記サンドイッチコンベアについては、コンベア挟み込み空間の間隔中央を基準として挟み込み寸法を前記段ボール箱の幅サイズに対応して接近・離隔調整することを特徴としている。この段ボール箱の製函方法によれば、段ボールシートの大きさが変更されるときには、落下供給するまでの供給コンベアについては、供給コンベア上に積載する段ボールシートの端揃えを行うガイドバーの位置を調整するとともに、供給コンベアから外れる段ボールシートの下端を受承する補助テーブルの位置を調整する。落下供給した後のサンドイッチコンベアについては、コンベア挟み込み空間の間隔中央を基準として挟み込み寸法を段ボール箱の幅サイズに対応して接近・離隔調整する。この両コンベアでの調整により、段ボールシートの大きさに伴うサイズチェンジを行なうことができる。
【0013】
【実施例】
図1ないし図9に示す段ボール箱の製函送置の構成を説明し、この説明を通じてこの発明による段ボール箱の製函方法を説明する。この製函装置は、段ボールシート供給装置10の供給コンベア11上に集積した段ボールシートW1の後面部のうち、角筒状に開函したときの後面部分W2cがサンドイッチコンベア1の段ボール箱挟み込み空間に対応するように、開函前送り装置20の受承コンベア50上に落下供給して、バキュームパッド21で段ボール箱W2の後面部分W2cを吸引保持してサンドイッチコンベア1から上流側へ離れる方向に段ボール箱W2の長さ寸法Sだけ移動し、その際、段ボール箱W2の下部前側蓋片W2d’を受承コンベア50に押し付けることにより段ボール箱W2を角筒状に開く力を与えて、段ボール箱W2の前面部分W2dがサンドイッチコンベア1の段ボール箱挟み込み空間に対応するように角筒状に開き、底折り板23aを前側に水平になるように揺動して段ボール箱W2の下部後側蓋片W2c’を底折りした底が半閉じ状態の箱型にし、バキュームパッド21を再び前進させ段ボール箱W2を前送りしてサンドイッチコンベア1に挟んで搬送し、搬送の過程で段ボール箱W2の下部前側蓋片W2d’を底折りしてから両側の下部蓋片W2a’,W2b’の底折りして所要工程で吹き付けたホットメルトにより前後の下部蓋片W2c’,W2d’と両側の下部蓋片W2a’,W2b’を接着する構成である。
【0014】
図5、図7に示すように、サンドイッチコンベア1は、左右一対の所要形状のコンベアフレーム1a,1aの各上部に縦軸となるように設けられたタイミングベルト用歯付きプーリー1b,1bに左右一対のエンドレスなコンベアベルト1c,1dが巻き掛けられ、下流側の両側のタイミングベルト用歯付きプーリー1b,1bにコンベアフレーム1aの下部に取り付けられたモータ1e,1fが連結軸を介して連結され、モータ1e,1fが常に駆動することにより、左右一対のコンベアベルト1c,1d間にコンベア上流側で箱型に開かれた段ボール箱W2を挟み込んで搬送するようになっている。特に、このサンドイッチコンベア1は、搬送方向右側のモータ1eの速度が左側のモータ1fよりも僅かに速く設定されていて、これにより、コンベアベルト1c,1dが段ボール箱W2を挟み込んで搬送する際に、段ボール箱W2が偏平に畳まれていた方向へ平行四辺形に復元しようとするのを阻止して段ボール箱W2の対する挟み込み力を確保して有効に搬送し得るようになっている。また特に、このサンドイッチコンベア1は、左右一対のコンベアフレーム1a,1aがガイド1g,1gに係合し、かつ右側のコンベアフレーム1aが軸方向移動が不能なねじ軸1hの右ねじに螺合しているとともに、左側のコンベアフレーム1aがねじ軸1hの左ねじに螺合していて、かつねじ軸1hにモータ1iが連結されており、図示しないデータ入力装置へ段ボール箱W2の長さ・幅・高さの各サイズを入力すると、モータ1iが幅サイズに対応して所要駆動してねじ軸1iが回転し、左右一対のコンベアフレーム1a,1aが間隔中央を基準に互いに接近または離隔し、もってコンベア挟み込み空間が段ボール箱W2の幅サイズに自動調整される。
【0015】
図5、図7に示すように、サンドイッチコンベア1の左右一対のコンベアフレーム1a,1a間には、左右一対にレールガイド40,40が設けられている。該レールガイド40,40は、上流側上面部40aが上流端に向かって、直線状に傾斜下降するかもしくは四分の一円弧形状で下降する形状となっていて、サンドイッチコンベア1に挟み込まれてくる段ボール箱W2の下部前側蓋片W2d’を底折りして載置案内し、続いて段ボール箱W2の底折りされた下部後側蓋片W2c’を載置案内する役目を果たす。該レールガイド40,40は、各側のコンベアフレーム1a,1aより内側に張り出してから立ち上がっている支持部材40b,40bに支持されていて、段ボール箱W2がサンドイッチコンベア1に挟まれたときの該段ボール箱W2の両側の下部蓋片W2a’,W2b’よりも内側に立ち上がっていて各側のコンベアフレーム1a,1aと一体に接近・離隔する。
【0016】
図1、図4に示すように、ホットメルト噴射ノズル41,41は、レールガイド40,40により段ボール箱W2の下部前側蓋片W2d’が底折りされる位置よりも数cm下流側位置のコンベアフレーム1a,1a間に、噴射方向を上向きにして設置され、装置外に設置される図示しないホットメルトアプリケーターと図示しない可撓ホースで接続されている。そして、ホットメルト噴射ノズル41,41よりも下流側へ3〜4mm位離れた位置に設置される図示しない第一のセンサーが段ボール箱W2の前端の通過を検出してから一秒よりも小さい所要僅少時間(時間設定は任意)経過すると、ホットメルト噴射ノズル41,41がホットメルトを噴射し段ボール箱W2の下部前側蓋片W2d’の下面の左右二ヶ所にホットメルトを塗布し、続いて、ホットメルト噴射ノズル41,41よりも所要上流側に設置される図示しない第二のセンサーが段ボール箱W2の後端の通過を検出してから一秒よりも小さい所要僅少時間経過すると、ホットメルト噴射ノズル41,41がホットメルトを噴射し段ボール箱W2の下部後側蓋片W2c’の下面の左右二ヶ所にホットメルトを塗布するようになっている。
【0017】
そして、図1、図4に示すように、サンドイッチコンベア1の下流側に移行する段ボール箱W2をサンドイッチコンベア1の下流側に直線的に移行させるために、サンドイッチコンベア1の左右のコンベアフレーム1a,1aに片持ち支持されコンベア下流側へ延びる左右一対のガイド部材42,42が段ボール箱W2の両側面を密着案内するとともに、サンドイッチコンベア1の下流側でガイド部材42,42間の中央線に一致して2〜3mm程度の厚さの板を立設してなる段ボール箱載置プレート43が、段ボール箱W2の底折りされている前後の下部蓋片W2c’,W2d’を載せるように案内し、さらに段ボール箱W2のサイズ入力に従いモータ44により高さの自動調整が行われる浮き上がり防止ガイド45が段ボール箱W2の立ち上がって開いている四つの上部蓋片W2a”,W2b”,W2c”,W2d”に軽く密着して案内するようになっている。
【0018】
そうして、図1、図5、図8に示すように、サンドイッチコンベア1の下流側でガイド部材42,42と段ボール箱載置プレート43と浮き上がり防止ガイド45により上下方向及び左右方向への偏りを拘束された段ボール箱W2の両側の下部蓋片W2a’,W2b’を底折りしかつ前後の下部蓋片W2c’,W2d’と両側の下部蓋片W2a’,W2b’とをホットメルトにより接着するために、蓋片底折り装置46とホットメルト接着部押圧装置47とが設けられている。蓋片底折り装置46は、エアシリンダ46aによりコンベア搬送方向両側に開いた状態から間隔中央に揺動して閉合する一対の揺動アーム46b,46bの各上端に水平支持されるように蓋片底折り板46c,46cが固設されていて、図示しない第三のセンサーがサンドイッチコンベア1から段ボール箱W2の後端の通過を検出すると、エアシリンダ46aが作動し蓋片底折り板46c,46cが段ボール箱W2の両側の下部蓋片W2a’,W2b’の両側外方から閉じて下部蓋片W2a’,W2b’の底折りを行うようになっている。ホットメルト接着部押圧装置47は、一対のエアシリンダ47a,47bの垂直下方にストロークするピストンロッドの各下端に押圧ヘッド47c,47dを固定してなり、サンドイッチコンベア1を通過してガイド部材42,42と段ボール箱載置プレート43と浮き上がり防止ガイド45により上下方向及び左右方向への偏りを拘束された段ボール箱W2の両側の下部蓋片W2a’,W2b’が蓋片底折り板46c,46cにより底折りされた状態で、エアシリンダ47a,47bが伸長作動して押圧ヘッド47c,47dが段ボール箱W2の前後の下部蓋片W2c’,W2d’の前記蓋片底折り板46c,46cに対応する上面部を押圧し、前後の下部蓋片W2c’,W2d’の下面に付着されたホットメルトによって前後の下部蓋片W2c’,W2d’と両側の下部蓋片W2a’,W2b’との接着を図り、一秒位経過すると、エアシリンダ47a,47bが縮小作動に転じて押圧ヘッド47c,47dが上昇復帰するようになっている。蓋片底折り板46c,46cは、その後に、開いた位置に復帰するようになっている。下流側のエアシリンダ47bは、図示しないデータ入力装置へ段ボール箱W2の長さ・幅・高さの各サイズを入力すると、モータ47eが長さサイズに対応して所要駆動してねじ軸47fが回転することにより移動され、段ボール箱W2の長さサイズに対応する位置へ自動調整され、各種サイズの段ボール箱W2を処理できる汎用性を有している。
【0019】
図1、図2、図3、図6、図9(b)に示すように、段ボールシート供給装置10は、供給コンベア11と段ボール箱張出端補助載置用テーブル装置12と段ボール箱右端位置決め用ガイドバー装置13と段ボールシート受承壁14と段ボールシート後押し手段15と落下停止装置16と段ボールシート下降装置17を主要素として構成されていて、段ボールシートW1を段ボール箱右端位置決め用ガイドバー装置13に当接させ、かつ、供給コンベア11の上に、落下供給して角筒状に開函したときの後面部分W2c をサンドイッチコンベア1の段ボール箱挟み込み空間に対応させるように、段ボールシートW1を立てて積載し、段ボール箱W2をサンドイッチコンベア1の上流端の直前へ真上から落下供給し得る役目を果たす手段である。
【0020】
供給コンベア11は、モータ11aを駆動源にエンドレスに巻き掛けされた左右一対の細巾タイミングベルトあるいはチェン等のコンベア走行体11b,11bの上側巻き掛け部分が水平板11c上を段ボールシート受承壁14の方向へ常に摺動するようになっていて、段ボールシートW1を積層方向が搬送方向に平行する水平方向になるように積載することができ、コンベア走行体11b,11bから外れる搬送方向一番前の段ボールシートW1をサンドイッチコンベア1の上流端の直前の真上に対応位置するように搬送できる。左右一対のコンベア走行体11b,11bは、幅が一番小さい段ボールシートW1の両側下端を載置し得る間隔に固定されかつ幅が一番小さい段ボールシートW1を載置したときの、該段ボールシートW1の後面部のうち、段ボール箱に開いたときの後面部分W2cの幅中心が、段ボールシートのサイズ変更に係わらず前記サンドイッチコンベア1の段ボール箱挟み込み空間の間隔中心に合わされている。従って、段ボールシートのサイズ変更に係わらず、段ボールシートW1の後面部のうち、段ボール箱に開いたときの後面部分W2cの幅中心を、供給コンベア11上の常に一定位置に合わせるようにすると、段ボールシートW1が落下供給され角筒状に開かれて段ボール箱W2になったとき、該段ボール箱W2の後面部分W2cの幅中央がサンドイッチコンベア1の段ボール箱挟み込み空間の間隔中心に常に一致することになる。
【0021】
段ボール箱張出端補助載置用テーブル装置12は、搬送方向左側の水平板11c及び中央水平板11dにガイドされる水平ロッド12bの張出端に支持される供給コンベア11の搬送方向左側の補助テーブル12aを有し、図示しないデータ入力装置へ段ボール箱W2の長さ・幅・高さの各サイズを入力すると、モータ12cが駆動してストロークねじ軸12dを螺動して段ボール箱W2の搬送方向左端側下端を載せることができるように、補助テーブル12aを移動するようになっている。従って、該テーブル装置12は、供給コンベア11に載置すると半分しか乗らないような、標準サイズを大幅に越えた大きさの段ボール箱W2の搬送方向左端側下端を載置して、該段ボール箱W2の重量が供給コンベア11にかかるように補助している。落下ガイド12eは補助テーブル12aの前端より垂下されている。
【0022】
段ボール箱右端位置決め用ガイドバー装置13は、搬送方向右側の水平板11c及び中央水平板11dにガイドされる水平ロッド13bの張出端に支持される可動部材13cより支持されるガイドバー13aを有し、図示しないデータ入力装置へ段ボール箱W2の各サイズを入力すると、モータ13dが駆動してストロークねじ軸13eを螺動してガイドバー13aを段ボール箱W2の幅寸法に対応する所要位置へ移動調整自在である。ガイドバー13aは、段ボール箱W2の搬送方向右端を揃えることができ、段ボール箱W2の後面部分W2cをサンドイッチコンベア1の段ボール箱挟み込み空間に対応するように、段ボール箱右端位置決めする役目をする。
【0023】
段ボールシート受承壁14は、供給コンベア11の搬送方向の正面に、供給コンベア11から段ボールシート一つ分の厚さの1.5倍の寸法だけ離間されて門形のフレーム14aが立設され、該フレーム14aに回転自在が付設された上下方向に一列状となるように複数列配設されたコロ群14bが、前記供給コンベア11から外れる一番前の段ボールシートW1を垂直に受け止めるようになっている。従って、段ボール箱W2は、段ボールシート受承壁14との静止摩擦力が小さく、供給コンベア11との間に自重作用で落ち込むようになっている。
【0024】
段ボールシート後押し手段15は、前記段ボール箱張出端補助載置用テーブル装置12の補助テーブル12aに供給コンベア11の搬送方向へ係合案内されるスライド15aと、該スライド15aに下端を枢着され中途より二股に別れた形状のスイングバー15bと、スイングバー15bに位置調整自在に被嵌固定された押圧リング15cと、補助テーブル12aのコンベア搬送方向端に取り付けられていてゼンマイばね繰り出し端をスライド15aに連結され該スライド15aをコンベア搬送方向端に所要の力で付勢するゼンマイばね15dとからなる。該段ボールシート後押し手段15は、スイングバー15bを供給コンベア11上から離れるように揺動させて、供給コンベア11上に段ボールシートW1を積載した後、スイングバー15bを一番後の段ボール箱W2よりも後方へ手動してから再び供給コンベア11上へ揺動し押圧リング15cを一番後の段ボール箱W2に当接させれば、ゼンマイばね15dがスライド15aをコンベア搬送方向端に所要の力で付勢するから、該押圧リング15cが一番後の段ボール箱W2を後押しするようになっている。
【0025】
図1に示すように、落下停止装置16は、エアシリンダ装置16aと、該エアシリンダ装置16aにより直動するストッパ16bとからなる。落下停止装置16は、供給コンベア11から外れる一番前の段ボールシートW1が段ボールシート受承壁14との隙間に落ち込むのに先行してストッパ16bを進出して該落ち込む一番前の段ボールシートW1の下端を受け止めるようになっており、そして、ストッパ16bを後退させて一つ先に落し込んだ段ボール箱W2が角筒状に開かれサンドイッチコンベア1に挟み込まれて真下位置から通過した時点でストッパ16bを後退させて段ボール箱W2の落下を許すようになっている。従って、ストッパ16bが段ボール箱W2の下端を受け止める高さは、一つ先に落下した段ボール箱W2及び該段ボール箱W2の開函前送り装置20と干渉しない高さとなっている。
【0026】
段ボールシート下降装置17は、門形のフレーム14aを挟むように一対かつ一体に設けられていて中途をピン軸17aにより門形のフレーム14aへ枢着された揺動レバー17bと、揺動レバー17bの上端とフレーム14aとを連結して設けられたエアシリンダ装置17cと、揺動レバー17aの下端に枢支されていてストッパ16bより落下停止される段ボール箱W2の下端部に僅かに離れて対向するゴムロール17dと、ゴムロール17dを常に回転するモータ17eとからなる。段ボールシート下降装置17は、前記ストッパ16bが後退した後に、エアシリンダ装置17cが伸長作動して揺動レバー17aを揺動し、モータ17eにより常に回転されるゴムロール17dが段ボール箱W2に接触回転して段ボール箱W2を落下供給するようになっている。
【0027】
図1、図4、図5、図6、図9(b)に示すように、開函前送り装置20は、バキュームパッド21と押圧板22と下部後側蓋片底折り手段23と当接板24と持ち上げ板60とを主要素として構成されていて、段ボールシートW1の後面部のうち、段ボール箱W2に製函したときの後面部分W2cがサンドイッチコンベア1の段ボール箱挟み込み空間に対応するように、前記段ボールシート供給装置10によりサンドイッチコンベア1の上流端の直前へ落下供給される段ボールシートW1を受承コンベア50の上に受け止めた後、バキュームパッド21と受承コンベア50と押圧板22との共同作業により上下に開放した角筒状に開き、次いで下部後側蓋片底折り手段23により段ボール箱W2の下部後側蓋片W2c’を底折りし、持ち上げ板60で段ボール箱W2を受承コンベア50から若干浮かせ、もって底が半閉じ状態の箱型とし、バキュームパッド21を再前進させて段ボール箱W2をサンドイッチコンベア1に挟まれるように前送りする役目を果たす手段である。
【0028】
バキュームパッド21は、サンドイッチコンベア1の上流側の側方において、サンドイッチコンベア1の搬送方向に合わせて往復ストロークし得るスライドユニット21aのスライダー21a’に支持されたブラケット21bに吸引方向を向けて取り付けられ図示しない可撓ホースを介して図示しない真空発生装置に接続されており、スライダー21a’が、スライドユニット21aに併設された巻掛け機構21dの巻き掛け走行体21d’と結合され、該巻き掛け走行帯21d’がモータ21cの駆動により所要に往復走行されることにより、サンドイッチコンベア1の上流端の直前に段ボールシートW1が落下供給され受承コンベア50の上に受け止められるや否や、バキュームパッド21は、該段ボール箱W2へ向かって前進して該段ボール箱W2を吸引保持してから該段ボール箱W2の長さSだけ後退し、再び該段ボール箱W2の長さSだけ前進して該段ボール箱W2をサンドイッチコンベア1に挟まれるように前送りするようになっている。
【0029】
受承コンベア50は、表面がゴツゴツとしているかザラザラとしているエンドレスなコンベアベルト(多条チェンベルトあるいはタイミングベルト)50aが採用され、該コンベア走行帯50aの上面部がサンドイッチコンベア1の搬送方向に向かって右へ直交する方向へモータ50bにより常に走行されるようになっている。そして、図示しないデータ入力装置へ段ボール箱W2の各サイズを入力すると、モータ50cが駆動して、段ボール箱W2の四つの下部蓋片W2a’,W2b’,W2c’,W2d’を底折りしたときの箱下面の高さが常に一定となるように、受承面の高さレベルを、段ボール箱W2の下部前側蓋片を受承し得るように自動調整するようになっている。
【0030】
押圧板22は、バキュームパッド21を支持する前記ブラケット21bに弾持されていて、バキュームパッド21と一体的に移動するようになっている。押圧板22は、バキュームパッド21の上側でバキュームパッド21よりも僅少寸法突出する若干前倒れ状態にばね22aで付勢されていて、バキュームパッド21により段ボール箱W2の後面部分W2c が吸着されると、後面部分W2c のバキュームパッド21よりも上部を押圧するようになっている。従って、バキュームパッド21が受承コンベア50の上に受け止められた段ボールシートW1へ向かって前進して該段ボール箱W2を吸引保持してから該段ボール箱W2の長さSだけ後退する動作工程において、押圧板22は、段ボール箱W2の下部前側蓋片W2d’を前記受承コンベア50へ押し付ける役目を果たし、また受承コンベア50にあっては、段ボール箱W2の下部前側蓋片W2d’をサンドイッチコンベア1の搬送方向に向かって右へ直交する方向へ移行させる役目を果たし、もって、バキュームパッド21が押圧板22及び受承コンベア50と共同して段ボールシートW1を角筒状に開く機能を有する。
【0031】
下部後側蓋片底折り手段23は、バキュームパッド21を支持する前記ブラケット21bに装着されバキュームパッド21と一体的に移動するようになっている。エアシリンダ23bによりラック23cが直動し、該ラック23cと噛合するピニオン23dが回転すると、ピニオン23dに固設された底折り板23aが垂下状態から前側へ水平となるように揺動するように構成され、前記バキュームパッド21が押圧板22及び受承コンベア50と共同して段ボールシートW1を角筒状に開いた後に、底折り板23aを水平に揺動して段ボール箱W2の下部後側蓋片W2c’を底折りする。
【0032】
当接板24は、落下ガイド12eと共同して段ボール箱W2の落下案内機能を有する上下に長尺な板であり、サンドイッチコンベア1の上流端の直前に、サンドイッチコンベア1の段ボール箱挟み込み空間の搬送方向右端に並ぶように、従って、段ボール箱W2の幅寸法の変更に対応するように、可動部材13cの前端より垂下していて段ボールシートW1の大きさに合わせて自動調整される。当接板24は、段ボールシートが前記受承コンベア50上に受承されるサンドイッチコンベア1の搬送方向に向かって右へ直交する方向へ移送される力を受けるので、段ボールシートが前記受承コンベア50上に受承された時点において、段ボール箱W2の後面部分W2cがサンドイッチコンベア1の段ボール箱挟み込み空間に対応するように段ボール箱W2の端縁を当接停止する役目を果たし、また前記バキュームパッド21が段ボール箱W2を角筒状に開いた時点では、段ボール箱W2の前面部分W2dが前記サンドイッチコンベア1の段ボール箱挟み込み空間に対応するように段ボール箱W2の端縁を当接停止する役目を果たす。
【0033】
持ち上げ板60は、受承コンベア50の受承面よりも僅少寸法下がっていて、バキュームパッド21と受承コンベア50と押圧板22との共同作業により上下に開放した角筒状に開いた時点で、エアシリンダ60aにより持ち上がって段ボール箱W2の左側の下部蓋片W2b’に当接して僅少寸法持ち上げることにより、段ボール箱W2の下部前側蓋片W2d’が受承コンベア50から力を受けないようにする役目を果たす。
【0034】
続いて、上述のように構成された製函装置の作用を説明し、この説明を通じて製函装置における段ボールシートの開函方法を説明するものとする。図示しないデータ入力装置へ段ボール箱W2の長さ・幅・高さの各サイズを入力すると、モータ1iが駆動してサンドイッチコンベア1がコンベア挟み込み空間を段ボール箱W2の幅サイズに自動調整し、モータ44が駆動して浮き上がり防止ガイド45が高さを自動調整し、モータ47cが駆動して下流側のエアシリンダ47bが段ボール箱W2の長さサイズに対応する位置へ調整移動し、モータ13dが駆動してガイドバー13aが調整移動するとともに、モータ12cが駆動して段ボール箱W2の搬送方向左端側下端を載せることができるように補助テーブル12aが調整移動し、モータ22cが駆動して受承コンベア50の高さレベルを自動調整し、もって、各種サイズの段ボール箱W2を処理できる汎用性を有している。
【0035】
次いで、段ボール箱W2のサイズに対応した各部の自動調整が行われた後に、段ボール箱W2を積載する。段ボールシートW1を段ボール箱右端位置決め用ガイドバー手段15に当接させて供給コンベア11と段ボール箱張出端補助載置用テーブル装置12の上に積載して段ボールシート後押し手段15で段ボールシートW1を後押しするようにセットすると、段ボール箱W2が垂直になるように段ボールシート受承壁14のコロ群14bが受承し、供給コンベア11から外れて自重作用で落ち込む一番前の段ボールシートW1を落下停止装置16のストッパ16bが受け止め、該段ボール箱W2の後面部分W2cがサンドイッチコンベア1の段ボール箱挟み込み空間に対応する。
【0036】
次いで、運転スイッチをオンにすると、サンドイッチコンベア1のモータ1e,1fが常に駆動してコンベアベルト1c,1cが走行し、受承コンベア50のモータ22bが常に駆動してコンベア走行帯22aの上面部がサンドイッチコンベア1の搬送方向に向かって右へ直交する方向へ走行し、供給コンベア11のモータ11aが常に駆動してコンベア走行体11b,11bの上側巻き掛け部分が水平板11c上を段ボールシート受承壁14の方向へ常に摺動して積載されている段ボールシートW1に搬送力を与えるとともに、段ボールシート下降装置17のモータ17eが常に駆動してゴムロール17dが回転する。
【0037】
次いで、落下停止装置16のエアシリンダ装置16aが作動してストッパ16bが後退すると、段ボールシート下降装置17のエアシリンダ装置17cが伸長作動して揺動レバー17aを揺動し、モータ17eにより常に回転されるゴムロール17dが段ボールシートW1に接触回転して段ボール箱W2を受承コンベア50上に落下供給して段ボール箱W2の後面部分W2cをサンドイッチコンベア1の段ボール箱挟み込み空間に対応させる。
【0038】
次いで、モータ21cが駆動してバキュームパッド21が前進して受承コンベア50上に落下供給した段ボール箱W2の後面部分W2cを吸引保持してから該段ボール箱W2の長さSだけ後退する。この場合、バキュームパッド21が段ボール箱W2を吸引保持してから後退する動作工程において、押圧板22は、段ボール箱W2の下部前側蓋片W2d' を前記受承コンベア50へ押し付ける役目を果たし、また受承コンベア50にあっては、段ボール箱W2の下部前側蓋片W2d’をサンドイッチコンベア1の搬送方向に向かって右へ直交する方向へ移行させる役目を果たし、もって、バキュームパッド21が押圧板22及び受承コンベア50と共同して段ボールシートW1を角筒状に開くことになる。次いで、持ち上げ板60が、エアシリンダ60aにより持ち上がって段ボール箱W2の左側の下部蓋片W2a’,W2b’に当接して僅少寸法持ち上げることにより、段ボール箱W2の下部前側蓋片W2d’が受承コンベア50から力を受けないようにする。そして、下部後側蓋片底折り手段23のエアシリンダ23bが作動してラック23cとピニオン23dを介して底折り板23aが垂下状態から前側へ水平となるように揺動して段ボール箱W2の下部後側蓋片W2c’を底折りする。すると、バキュームパッド21が再び段ボール箱W2の長さSだけ前進して該段ボール箱W2をサンドイッチコンベア1に挟まれるように前送りする。
【0039】
次いで、サンドイッチコンベア1は、モータ1e,1fが常に駆動して左右一対のエンドレスなコンベアベルト1c,1d間に段ボール箱W2を挟み込んで搬送する。このサンドイッチコンベア1は、搬送方向右側のモータ1eが左側のモータ1fよりも所要僅少速度速く設定されていて、これにより、コンベアベルト1c,1dが段ボール箱W2を挟み込んで搬送する際に、段ボール箱W2が偏平に畳まれていた方向へ平行四辺形になるのを阻止して段ボール箱W2の対する挟み込み力を確保して有効に搬送し得る。左右一対のレールガイド40,40は、上流側上面部の、上流端に向かって直線状に傾斜下降するかもしくは四分の一円弧形状で下降する形状により、サンドイッチコンベア1に挟み込まれてくる段ボール箱W2の下部前側蓋片W2d’を底折りして載置案内し、続いて段ボール箱W2の底折りされている下部後側蓋片W2d’を載置案内する。そして、図示しない第一のセンサーが段ボール箱W2の前端の通過を検出してから一秒よりも小さい所要僅少時間経過すると、ホットメルト噴射ノズル41,41がホットメルトを噴射し段ボール箱W2の下部前側蓋片W2d’の下面の左右二ヶ所にホットメルトを塗布し、続いて、ホットメルト噴射ノズル41,41よりも所要上流側に設置される図示しない第二のセンサーが段ボール箱W2の後端の通過を検出してから一秒よりも小さい所要僅少時間経過すると、ホットメルト噴射ノズル41,41がホットメルトを噴射し段ボール箱W2の下部後側蓋片W2c’の下面の左右二ヶ所にホットメルトを塗布する。サンドイッチコンベア1の下流側に移行する段ボール箱W2をサンドイッチコンベア1における搬送経路線の延長直線上に案内するために、左右一対のガイド部材42,42が段ボール箱W2の両側面を密着案内するとともに、段ボール箱載置プレート43が段ボール箱W2の前後の底折りされた下部蓋片を載せるように案内し、浮き上がり防止ガイド45が段ボール箱W2の四つの立ち上がって開いている上部蓋片に軽く密着して案内する。そうして、図示しない第三のセンサーがサンドイッチコンベア1から段ボール箱W2の後端の通過を検出すると、エアシリンダ46aが作動して、蓋片底折り板46c,46cが、ガイド部材42,42と段ボール箱載置プレート43と浮き上がり防止ガイド45により動きを拘束された段ボール箱W2の両側の下部蓋片W2a’,W2b’の両側外方から閉じて底折りを行い、またエアシリンダ47a,47bが伸長作動して、押圧ヘッド47c,47dが、段ボール箱W2の前後の下部蓋片W2c’,W2d’の前記蓋片底折り板46c,46cに対応する上面部を押圧し、前後の下部蓋片W2c’,W2d’の下面に付着されたホットメルトによる前後の下部蓋片W2c’,W2d’と両側の下部蓋片W2a’,W2b’との接着を図り、一秒位経過すると、エアシリンダ47a,47bが縮小作動に転じて押圧ヘッド47c,47dが上昇復帰する。
【0040】
図10に示す製函装置の構成を説明する。この説明を通じて本発明の第二実施例に係る製函装置における段ボールシートの開函装置の構成を説明するものとする。この製函装置は、サンドイッチコンベア1が長尺であること、ホットメルトではなく粘着テープで蓋閉じする構成であること、段ボールシート下降装置17は、第一実施例において段ボールシート受承壁14に付設したコロ群14bを廃して、そこに、モータ17fにより段ボールシート下降時に間欠駆動するベルト式垂直送り装置17gが設けて、第一実施例で設けたゴムロール17dは供給コンベア11の下側に位置させかつモータ17eにより常に回転されるように設けて、ストッパ16bが後退した後に、エアシリンダ装置17cが伸長作動してゴムロール17dが段ボール箱W2に接触回転して段ボール箱W2を落下供給するようになっているに特徴がある。
【0041】
説明すると、段ボールシート供給装置10の供給コンベア11上に積層されている段ボールシートW1を、段ボール箱W2の後面部分W2cがサンドイッチコンベア1の段ボール箱挟み込み空間に対向するように、開函前送り装置20の受承コンベア50上に落下供給して、バキュームパッド21で段ボール箱W2の後面部分W2cを吸引保持してサンドイッチコンベア1から上流側へ離れる方向に少なくとも段ボール箱W2の長さ寸法だけ移動し、その際、段ボール箱W2の下部前側蓋片W2d’を受承コンベア50に押し付けることにより段ボール箱W2を角筒状に開く力を与えて、段ボール箱W2の前面部分W2dがサンドイッチコンベア1の段ボール箱挟み込み空間に対応するように角筒状に開き、底折り板23aを前側に水平になるように揺動して段ボール箱W2の下部後側蓋片W2c’を底折りした底が半閉じ状態の箱型にし、バキュームパッド21を再び前進させ段ボール箱W2を前送りしてサンドイッチコンベア1に挟んで搬送し、搬送の過程でガイド部材48,48の案内作用により段ボール箱W2の下部前側蓋片W2d’を底折りしてから両側の下部蓋片W2a’,W2b’の底折りしてそれらの合わせ縁を粘着テープ貼着装置70により粘着テープで目貼りする構成である。蓋片底折りガイド48,48は、サンドイッチコンベア1の一対のコンベアベルト間に挟んで移送通過する過程で段ボール箱W2の両側の下部蓋片W2a’,W2b’を水平になるまで折り上げて載置状態に支持する役目を果たす。なお、粘着テープ貼着装置70は、特開平5−96664号公報に示されるように構成・作用について周知であるので詳しい説明は省略する。
【0042】
なお、落下停止装置16が落下停止を解除した段ボール箱W2に対して上端もしくはその他の所要箇所を爪で引っ掛けて引き下ろすことにより段ボール箱W2を落下供給しても良い。
【0043】
【発明の効果】
以上説明してきたように、本発明の段ボール箱の製函方法によれば、段ボールシートを一枚ずつ確実に分離して高速で落下供給でき、さらに落下供給した段ボールシートを高速で角筒状に開函することができる。本発明の段ボール箱の製函方法よれば、落下供給した段ボールシートの開函したときの後面部をバキュ−ムパッドで吸引保持して後方へ移動しかつその際、受承コンベアにて直行する方向の力を与えて開函するものであり、特開平5−96667号公報に示される第1吸着手段の往復動に対応する往復動は存在するが、第2吸着手段の往復揺動に対応する往復揺動は存在せず、これに変わって受承コンベアによる直行方向の力がバキュ−ムパッドの後方移動と同時に生起して開函力となるから、落下供給した段ボールシートを開函して前送りする時間も従来の特開平5−96664号公報に示される発明に比べて約半分に短縮でき、構造が簡素かつ小型である。また、段ボール箱のまた段ボール箱の大きさが変わっても落下位置に対応した積載位置への自動調整ができ、製函装置のサンドイッチコンベアのフレームを複式テーブル構造とする等の装置の複雑化・大型化には繋がらず、段ボールシートが例えば最大幅寸法1000mmと最小幅寸法400mmとの間で変化してもサイズチェンジして対応できサイズに対する汎用性が極めて大きい。段ボールシートが例えば最小幅寸法400mmのときは製函装置の平面積の幅と略同一になるように小さくなっていて、最大幅寸法が1000mmと大きくなると製函装置の平面積の中に影響を及ぼさずにサイズチェンジして対応でき、製函装置は小型なフレームのままで良い。また、本発明の製函装置における段ボールシートの開函装置について、段ボールシートの幅サイズの変更に対応して、前記当接板がサンドイッチコンベアの搬送方向と直交する方向に位置調整自在となっているとともに、前記受承コンベアが高さ調整自在となっている実施態様とした場合には、サイズに対する汎用性を有することになり、段ボールシートの開函装置についてのサイズ変更に対する調整箇所はこれだけであり、従って、特開平5−96664号公報に示される段ボールシートの開函装置と比較して、構造が簡素にしてサイズに対する汎用性を有し段ボールシートを約2倍高速に開函することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の第一実施例に係る製函装置における段ボールシートの開函装置の構成を説明するための製函装置の正面図、(b)は段ボールシートを落下供給し開函して四つの下部蓋片を底折りする状態を示す折上げ工程を示す斜視図。
【図2】〔図1〕の平面図。
【図3】〔図1〕の段ボールシートを除いた状態の平面図。
【図4】〔図1〕におけるIV−IV線より視た平面図。
【図5】〔図1〕におけるIV−IV線より視た平面図であって落下供給し開函する段ボールシートを除いた状態の平面図。
【図6】〔図1〕におけるVI−VI断面図。
【図7】〔図1〕における VII−VII 断面図。
【図8】〔図1〕におけるVIII−VIII断面図。
【図9】最小幅の段ボールシートを製函するために、サンドイッチコンベアを段ボール箱挟み込み寸法を一番小さく調整し、かつ、補助テーブルとガイドバーを位置調整した状態を示すものであって、(a)は〔図3〕に対応した平面図、(b)は〔図4〕に対応した平面図。
【図10】本発明の第二実施例に係る製函装置における段ボールシートの開函装置の構成を説明するための製函装置の正面図。
【符号の説明】
W1・・・段ボールシート
W2・・・段ボール箱
W2c・・・後面部分
W2d・・・前面部分
W2a’,W2b’・・・両側の下部蓋片
W2c’・・・下部後側蓋片
W2d’・・・下部前側蓋片
1・・・サンドイッチコンベア
11・・・供給コンベア
12a・・・補助テーブル
13a・・・段ボールシート端揃え用ガイドバー
14・・・段ボールシート受承壁
15・・・段ボールシート後押し手段
16・・・落下停止装置
17・・・段ボールシート下降装置
21・・・バキュームパッド
50・・・受承コンベア
Claims (2)
- 上方の供給コンベア上に立てて積載されている段ボールシートを一枚ずつ落下供給して上下が開放した角筒状に開いた段ボール箱とし且つ前記段ボール箱をサンドイッチコンベアで挟んで搬送する過程で前記段ボール箱の下部蓋片を底折りする段ボール箱の製函方法において、前記段ボールシート一枚ずつの落下供給については、前記供給コンベアに積載している前記段ボールシートを前記供給コンベアの正面に立設された段ボールシート受承壁と供給方向後方からの段ボールシート後押し手段とで挟持すると共に前記供給コンベアを常に走行して前記段ボールシートの下端を摺接し前記段ボールシートを隙間無く前記段ボールシート受承壁に向かって集積し、前記供給コンベアと前記段ボールシート受承壁との間に形成される隙間に落ち込んだ一番前の前記段ボールシートを落下停止装置により落下停止し、落下停止を解除した前記段ボールシートを段ボールシート下降装置により強制落下力を与えて、前記段ボールシートの後面部のうち開函したときに後面を向く後面部分が前記サンドイッチコンベアの段ボール箱挟み込み空間に対応する態様で前記サンドイッチコンベアの上流端の直前へ供給し、また落下供給した前記段ボールシートの角筒状の開きについては、バキュームパッドで前記段ボール箱の前記後面部分を吸引保持して前記サンドイッチコンベアから離れる方向へ前記段ボール箱の搬送方向の長さ寸法だけ移動し、且つこの移動が行われるときに、常に走行する受承コンベアによって前記段ボール箱の下端を摺接し前記段ボール箱の前面部分を横方向に移動して、前記段ボール箱の前記前面部分をも前記サンドイッチコンベアの前記段ボール箱挟み込み空間に対応させた状態にして開函することを特徴とする段ボール箱の製函方法。
- 前記供給コンベアは、間隔が最小幅の前記段ボールシートの両側下端付近を載置し得る大きさに固定された左右一対のエンドレスなチェンもしくは細幅ベルトを備えたコンベアであり、前記段ボールシートをサイズチェンジするときは、前記供給コンベアについては、前記供給コンベア上に積載する前記段ボールシートの端揃えを行うガイドバーの位置を調整するとともに、前記供給コンベアから外れる前記段ボールシートの下端を受承する補助テーブルの位置を調整し、前記サンドイッチコンベアについては、コンベア挟み込み空間の間隔中央を基準として挟み込み寸法を前記段ボール箱の幅サイズに対応して接近・離隔調整することを特徴とする請求項1に記載の段ボール箱の製函方法。
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