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JP3690941B2 - 液封入式防振装置 - Google Patents

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JP3690941B2
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幸夫 高島
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主として自動車エンジン等の振動発生体を支承するために使用される液封入式防振装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】
自動車エンジン等の振動発生体の振動を車体側に伝達しないように支承するエンジンマウント等の液封入式防振装置としては、図16に示すような従来例1の液封入式防振装置や図17に示すように仕切体の中央孔にゴム状弾性膜107が加硫接着された従来例2の液封入式防振装置が知られている。
【0003】
すなわち、いずれの従来例1,2においても、装置本体100の防振基体101とダイヤフラム102との間に形成した液室103に、これを主液室と副液室とに2分する仕切体104を設け、この仕切体104の外周側に主液室と副液室とを連通するオリフィス105を形成し、オリフィス105による両液室の液流動効果で振動減衰機能を発揮させ、防振基体101により振動絶縁機能を発揮させるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、液封入式防振装置において、安定した製品特性を得るには、振動減衰機能を有するオリフィスの容積、とりわけ、その断面積が所望寸法に設定されていることが重要な要素となっているが、図16及び図17のいずれの従来例においても、仕切体104の外周部でオリフィスの上面、内周面及び底面の3辺を構成させ、これを圧入案内する液室ゴム部でオリフィスの残り1辺を構成する態様を採用しているため、特に、仕切体104をプレス成形あるいは深絞り成形により一枚の金属板を折曲形成して構成する場合、オリフィスの3辺を構成する成形工程が複雑となるといった難点がある。
【0005】
この難点を克服するために、プレスあるいは深絞り成形を容易に行えるように仕切体の構成を単純化すると、仕切体104の半径方向並びに高さ方向の位置決めに問題を生じる可能性がある。特に、従来例1及び2のごとく、通常、仕切体の下端部を半径方向外側に折曲形成して、その外端部を取付金具108にかしめ固定した場合、その締結力により仕切体が半径方向及び高さ方向にずれる可能性がある。
【0006】
このように、仕切体が半径方向及び高さ方向に位置ずれした場合、仕切体を利用したオリフィスが所望の断面積に設定できなくなり、安定した製品特性が得られないといった難点があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記課題に着目し、仕切体の構成を簡略化することを前提にして、どのような部材でオリフィスを形成すればよいのか、また、その場合、どのように位置決めすれば、所望のオリフィス断面積が得られるかについて鋭意検討した。
【0008】
そこで、まず仕切体の構成を簡略化させる方策について鋭意検討した結果、従来のごとくオリフィスの3辺を仕切体で構成するのではなく、そのうちの2辺あるいは1辺を仕切体で構成し、他の辺を別のオリフィス形成部材、例えば、液室ゴム部、防振基体あるいはダイヤフラム金具で構成すれば、その分、仕切体の形状が簡略化されることを見出した。
【0009】
例えば、仕切体の外周部を断面L字形に折曲げてオリフィス内周面及び底面を担う形態、あるいは仕切体の外周部を垂直壁としてオリフィス内周面とし、その下側に配置するダイヤフラムの外周金具をオリフィス底面として利用する形態、さらには仕切体の外周部下面をオリフィス上面とし、その下側に配置するダイヤフラムの外周金具を断面L字形に成形して、これをオリフィス内周面及び底面として利用する形態が挙げられる。また、ダイヤフラムの外周金具をオリフィス形成部材として利用する場合、オリフィス内周面のうち上側半分を仕切体の外周壁で担い、下側半分をダイヤフラム金具の一部で担う形態であってもよい。
【0010】
いずれの態様であっても、仕切体は、オリフィス壁面のうち2辺又は1辺を担うだけであるので、その形状も簡略化され、また、ダイヤフラム金具の形状変化も少なくなる。
【0011】
この場合、仕切体の外周部に形成されるオリフィスの断面形状は、特に限定されないが、仕切体の構成の簡略化、あるいは後述の位置決め手段との関係から、オリフィス内周面を形成する部位が垂直壁に近い形状であることが望ましく、その限りにおいて、断面三角形若しくは断面略矩形のいずれの断面形状であってもよい。
【0012】
例えば、オリフィスの外周面を構成する液室ゴム部の下方を拡開させて断面略三角形のオリフィスを形成する構成、あるいはオリフィス外周面を構成する筒状の液室ゴム部の上方において防振基体の周囲に水平な平坦部を形成してオリフィス上面とし、これらと仕切体単独あるいはダイヤフラム金具との協働により断面略矩形のオリフィスを形成する構成のいずれを採用してもよい。
【0013】
また、仕切体としては、一枚の金属板材を折り曲げ形成して成形するか、又はアルミニウム等の鋳造品で成形する場合のいずれであってもよいが、特に、前者の方がプレス加工あるいは深絞り加工が簡略化できることになる。
【0014】
上記態様の仕切体を採用した場合、仕切体がオリフィスの2辺又は1辺を担う構成であるが故に、液室における位置決めが重要な要素となる。そこで、以下のような位置決め手段を講じた。
【0015】
仕切体の外周部断面がL字形に形成されてオリフィス内周面及び底面を構成する場合、仕切体の外周上端をその挿入方向(上方)に延設する一方、この上方延設部に対向する防振基体の周面に環状の溝部を形成し、この溝部に仕切体の上方延設部を圧入若しくは挿入する(以下、単に「圧入など」をいう場合がある。)方策を採用すれば、仕切体の下方においてオリフィス底面を構成するよう半径方向外側に延設された下方延設部の外周部が取付金具にかしめ固定された場合であっても、仕切体の半径方向及び高さ方向の位置決め精度が良好となり、所望のオリフィス断面が得られることになる。
【0016】
仕切体の外周部によりオリフィス内周面を構成し、オリフィス底面をダイヤフラム金具で構成する場合、オリフィスの内周面を構成する仕切体の上端を挿入方向(上方)に延設する一方、この上方延設部に対向する防振基体の液室側周面に環状の溝部を形成し、この溝部に仕切体の上方延設部を圧入などする構成を採用すれば、オリフィス底面はダイヤフラム金具が取付金具にかしめ固定されて位置決めされ、これと同時に仕切体は溝部で位置決めが簡単に行える。
【0017】
この場合、オリフィス底面と仕切体との接合面において、ゴム部材を介在してシールする構成が望ましく、さらに、両者の接合面において、そのゴム部材に環状の溝部を形成し、この溝部に仕切体の下端を圧入などする構成を採用すれば、両者の位置決めも良好に行える。
【0018】
仕切体の下面でオリフィス上面を構成し、ダイヤフラム金具によりオリフィス内周面及び底面を構成する場合、仕切体の外周端を液室ゴム部の周壁に当接させ、液室ゴム部の上方に位置する防振基体の液室側周面の平坦部に仕切体の上端を当接させ、外周部が断面L字形のダイヤフラム金具の上端を仕切体の下面に圧接させる構成を採用すれば、仕切体の位置決め及びダイヤフラム金具の位置決めも精度良く行える。
【0019】
この場合、仕切体の外周端を上方に折り曲げてリブ状の周壁を構成すれば、液室ゴム部に沿って圧入する際のガイドとして、あるいは仕切体の剛性を確保し得る点で好適である。また、このようなリブ状の周壁を形成した場合、その上端を防振基体の液室側周面に形成された溝部に圧入などするようにすれば、仕切体の位置決めはさらに良好となる。
【0020】
オリフィス内周面のうち上側半分を仕切体の外周壁で担い、下側半分をダイヤフラム金具の一部で担う場合、仕切体の外周部を垂直壁として上方に延設し、防振基体の液室側周面に仕切体位置決め用の環状溝部を形成し、その溝部に仕切体の上方延設部を圧入など行い、ダイヤフラム金具を断面L字形に折曲形成し、その上端を仕切体の外周部下面にゴム部材を介して弾接するようにした構成を採用すれば、仕切体の位置決めが良好に行い得る。
【0021】
この場合、オリフィスの上端と仕切体の下面の接合面に介在させたシールゴム部材に環状の溝部を形成し、この溝部にオリフィス金具の上端を圧入などする構成を採用すれば、仕切体及びダイヤフラム金具の位置決めも精度良く行える。
【0022】
上記いずれの態様においても、仕切体を圧入などする部分の径方向、高さ方向の寸法、圧入などされる防振基体側の全周に形成される溝部の径方向並びに高さ方向の寸法を変更することで、特性チューニングの自由度を増すことが可能である。また、防振基体の振動絶縁特性がオリフィスに影響を及ぼさない構成が望ましく、そのため、防振基体の液室側周面をオリフィス上面とする場合、取付金具の上端を内側に折曲して、この折曲部を防振基体側に埋設し、オリフィス部分のゴム剛性補強を担保する構成が好適である。
【0023】
なお、仕切体の中央領域の形状は特に限定されるものではなく、例えば、防振装置において、高周波数域(特にエンジンノイズ域)の動ばね定数を低減する必要がある場合には、仕切体の中央領域に弾性膜を設置した構成も採用可能である。
【0024】
【発明の実施の形態】
[第1の実施形態]
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は第1の実施形態を示す液封入式防振装置の縦断面図、図2は同じくその装置の別部分を切断した縦断面図、図3は同じくその要部断面図である。
【0025】
図示のごとく、液封入式防振装置1は、エンジンなどの振動発生体側に取り付けられる上側取付金具2と、車体側に取り付けられる下側の取付金具3と、これら両取付金具2、3を互いに連結するゴム状弾性体からなる防振基体4と、この防振基体4に対向して下側金具側3に配置され、防振基体4との間で液室5を構成するダイヤフラム6と、液室5を主液室5aと副液室5bとに仕切る仕切体7とを備えている。
【0026】
上側取付金具2は、平板状に形成され、その中央に上方へ突出してエンジン等を支承する取付ボルト9が固定され、また、上側取付金具2の上面には、大変位を吸収するためのストッパ金具(図示略)の基端部を位置決めするためのビス11が固定されている。
【0027】
下側の取付金具3は、上端に拡開した外フランジ13aを有する有底筒状部13と、その外フランジ13aに下端部が外側から締結される筒状胴部14とから構成されている。
【0028】
有底筒状部13の底部には、車体側に止着する取付ボルト15が固定されている。筒状胴部14は、その下端部に下端フランジ14aが拡開され、この下端フランジ14aと有底筒状部13の外フランジ13aとの間にダイヤフラム6及び仕切体7の外周部を挟持するようになっている。そして、下端フランジ14aの先端には締結部16が延設され、その内部に有底筒状部13の外フランジ13aを内挿して、外側から囲むようにかしめ締結することにより、断面コ字形の形状となっている。筒状胴部14の上端は、内側に折曲形成され、その折曲部17の内端がオリフィス18の半径方向の幅よりも内側まで延設され、防振基体4に埋設された状態となっている。
【0029】
防振基体4は、ゴム状弾性体が傘状に形成されて本体ゴム部を構成するものであって、上側取付金具2と下側取付金具3の筒状胴部14に加硫接着されると共に、筒状胴部14の上端折曲部17をも囲む状態となっている。上端折曲部17の下方における防振基体4の下面、つまり防振基体4の下方周面が水平な平坦部19が形成されており、この平坦部19に後述する仕切体7の上端を圧入などする環状の溝部20が形成され、この溝部20よりも半径方向外側が主液室5aと副液室5bとを連通するオリフィス上面を構成している。さらに、防振基体4のゴム状弾性体は、この平坦部19の外周縁に連続して筒状胴部14の内壁下端まで薄膜状に延設され液室ゴム部22を構成している。
【0030】
仕切体7は、1枚の円板状の金属板が深絞り又はプレス成形により折曲形成されてなるものであって、主液室と副液室とを仕切る円板状の中央平板部23と、その外周部が折曲げられて上方に立ち上がった後、折り返されて下方に延びて垂直な壁面からなる円筒状のオリフィス内周部24と、その内周部24の下端から半径方向外側に折り曲げられてオリフィス底面を構成するフランジ部26とから構成されている。
【0031】
仕切体7のフランジ部26の外端は、下側取付金具3の締結部16にかしめ固定されている。オリフィス内周部24の上端折り返し部27は、オリフィス18の上面よりも上方へ延設された状態となっており、この部分が防振基体4の溝部20に圧入されるようになっている。オリフィス内周部24には、主液室5a及び副液室5bにそれぞれ開口する開口28,29が形成されており、これら開口28,29が短絡するのを防止するために、防振基体4の液室ゴム部22の一部には、両開口28,29間を遮断する仕切壁ゴム部30が一体的に成形されている。
【0032】
仕切体7のフランジ部26によりオリフィス底面が、またオリフィス内周部24によりオリフィス内周面が、液室ゴム部22によりオリフィス外周面が、さらに防振基体4の下方周面平坦部19によりオリフィス上面が形成され、これらが液密状態で、主液室5aと副液室5bとを連通する断面矩形のオリフィス18とされている。
【0033】
ダイヤフラム6は、可撓性のゴム状弾性膜6aを有し、その外周部に環状のダイヤフラム金具25(外周金具)の内端が埋設一体化され、この金具25が有底筒状部13の外フランジ13aに載置されている。ダイヤフラム金具25の内端は、上方に折り曲げられ、その折曲部32もゴム部材33で包囲され、その折曲部32が仕切体7のオリフィス内周部24の内側に嵌合されるようになっている。このダイヤフラム6と有底筒状部13との間に空気室38が形成されている。
【0034】
上記防振装置1の組み立ては、液槽中において、筒状胴部14の下端開放部を上向きにセットして、仕切体7を挿入し、その挿入方向先端の延設部27を防振基体4の溝部20に圧入などする。次に、ダイヤフラム6を装着し、これらを大気中に取り出し残液調整を行った後、締結部16をかしめ固定して組み立てを完了する。
【0035】
この組み立て状態で、仕切体7は防振基体4の溝部20に圧入などされた状態となっているため、その半径方向及び高さ方向の位置決めを精度よく行うことができ、その結果、仕切体7と防振基体4、並びに液室ゴム部22で囲まれたオリフィス18は、その断面積が所望の値に設定され、良好な振動減衰特性が得られることになる。
【0036】
[第2の実施形態]
図4は第2の実施形態を示す縦断面図である。この実施の形態では、高周波数域(特にエンジンノイズ域)の動ばね定数を低減する必要がある場合、仕切体7の中央平板部23に開口34を形成し、この開口を覆うようにゴム状の弾性膜35を仕切体7に加硫接着したものである。この弾性膜35の作用により、高周波数域(特にエンジンノイズ域)の動ばね定数を有効に低減できる。その他の構成・作用は上記第1の実施形態と同様である。
【0037】
[第3の実施形態]
図5は第3の実施形態を示す縦断面図、図6は同じく別部分を切断した縦断面図である。この実施の形態は、オリフィス形成部材として、防振基体4の下方周面の平坦部19と、液室ゴム部22と、仕切体7並びにダイヤフラム金具25とから構成されたものである。
【0038】
仕切体7は、一枚の円板状の金属板をプレス又は深絞り成形により折曲形成してなるものであって、円板状の中央平板部23と、その外周部から上方に立ち上がり、オリフィス内周面の上半分を担うオリフィス内周部24とから盃状に構成されたものである。このオリフィス内周部24の上端は防振基体4の下方周面平坦部19よりも上方に延設されており、その上方延設部24aが防振基体4に形成された環状の溝部20に圧入などされている。オリフィス内周部24には、主液室5aとオリフィス18とを連通する開口28が貫通形成されている。
【0039】
一方、ダイヤフラム金具25の内端部は、上方に折曲形成され、その折曲部32の周囲がゴム膜33で被覆され、このゴム膜33を介して折曲部32の上端が仕切体7の中央平板部23の下面(ダイヤフラム側)に弾接された状態となっている。この折曲部32には、オリフィス18と副液室5bとを連通する開口29が貫通形成されている。ダイヤフラム金具25は、オリフィス底面を構成するようになっており、その外端部が下側取付金具3の締結部16にかしめ固定されている。その他の構成は第1の実施形態と同様である。
【0040】
上記の防振装置の組み立ては、第1の実施形態と同様に、液槽中において、筒状胴部14の下端開放部を上向きにセットして、仕切体7を挿入し、その挿入方向先端のオリフィス内周部24を防振基体4の溝部20に圧入などした後、ダイヤフラム6を装着し、これらを大気中に取り出し残液調整を行った後、締結部16をかしめ固定して組み立てる。
【0041】
この場合、仕切体7の構成は、中央平板部23の外周部にオリフィス内周部24が立ちあがった単純な盃形状であるため、簡略な構成であり、その成形が容易であるばかりか、オリフィス内周部24の上端延設部24aを防振基体4の溝部20に圧入などするだけで仕切体7の位置決めが行え、所望断面のオリフィス18が容易に設定できる利点を有している。
【0042】
[第4の実施形態]
図7は第4の実施形態を示す縦断面図であるが、この実施の形態では、仕切体7の中央平板部23に開口34を形成し、この開口34を覆うように、弾性膜35が加硫接着されたもので、この弾性膜35の作用により、高周波数域(特にエンジンノイズ域)の動ばね定数を有効に低減できるようにしている。その他の構成・作用は上記第3の実施形態と同様である。
【0043】
[第5の実施形態]
図8は第5の実施形態を示す縦断面図であるが、この実施の形態では、仕切体7の中央平板部23に開口34を形成し、この開口を覆うように、ダイヤフラム金具25の折曲部32の上端と仕切体7とで弾性膜35を挟み込む構成とすることにより、高周波数域(特にエンジンノイズ域)の動ばね定数を有効に低減できるようにしている。その他の構成・作用は上記第3の実施形態と同様である。
【0044】
[第6の実施形態]
図9は第6の実施形態を示す縦断面図、図10は同じく別部分を切断した縦断面図である。この実施の形態では、断面矩形のオリフィス18が、オリフィス外周面を担う液室ゴム部22と、オリフィス上面を担う仕切体7と、オリフィス内周面及び底面を担うダイヤフラム金具25とで構成されたものである。
【0045】
仕切体7は、一枚の円板状の金属板をプレス又は深絞り成形により折曲形成してなるものであって、円板状の中央平板部23と、その外周部から立ち上がる環状の周壁24とから盃状に構成されたものである。この仕切体7の外周壁24は液室ゴム部22の内周壁に圧入され、その上端は、防振基体4の下方周面の平坦部19に当接された状態となっている。
【0046】
ダイヤフラム金具25は、外端部が取付金具3の締結部16にかしめ固定されるリング状の底板部25aと、その内端から上方に折り曲げられて立ち上がる筒状のオリフィス内周部32とから構成されており、オリフィス内周部32の上端が、仕切体7の中央平板部23の下面にリング状に加硫接着されたゴム部材40の環状溝部41に圧入などされている。これにより、仕切体7とダイヤフラム金具25との接合面がシールされ、これらと液室ゴム部22とで囲まれた空間がオリフィス18として機能するようになっている。
【0047】
仕切体7の中央平板部23の外周側には主液室5aと連通する開口28が貫通形成される一方、ダイヤフラム金具25の内周部32には副液室5bと連通する開口29が形成されており、これら両開口28,29が短絡するのを防止するための仕切壁43が仕切体7の下面に加硫接着されたゴム部材40に連続して一体成形されている。その他の構成は第1の実施形態と同様である。
【0048】
上記防振装置1の組み立ては、液槽中において、筒状胴部14の下端開放部を上向きにセットして、仕切体7を液室ゴム部22に沿って圧入しつつ、その挿入方向先端の延設部を防振基体4の周面平坦部19に当接させた後、ダイヤフラム6を装着し、その内周部32の上端を仕切体7の環状ゴム部材40の溝部41に圧入若しくは挿入し、これらを大気中に取り出し残液調整を行った後、締結部16をかしめ固定して組み立てる。
【0049】
この場合、仕切体7の形状は、中央平板部23の外周縁を立ち上げただけの単純の形状であるにも拘らず、その外周壁24が液室ゴム部22に圧接された状態であり、かつその上端が防振基体4の周面平坦部19に当接されており、仕切体7の半径方向及び高さ方向の位置決めがなされている。しかも、仕切体7は、その外周壁24がリブとして機能しており、剛性も確保できるため、振動などによるオリフィス断面積の変化も防止できることになる。また、ダイヤフラム金具25も底板部25aと、その内端から立ち上がる筒状の内周壁32とからなる単純な形状であるため、絞り加工又はプレス加工による成形も容易に行えることになる。
【0050】
[第7の実施形態]
図11は第7の実施形態を示す縦断面図であるが、この実施の形態では、仕切体7の中央平板部23に開口34を形成し、この開口を覆うように弾性膜35が加硫接着されたもので、高周波数域(特にエンジンノイズ域)の動ばね定数を有効に低減できるようにしている。この弾性膜35は、仕切体7の下面のゴム部材40及び仕切壁43と一体的に加硫成形されている。その他の構成・作用は上記第6の実施形態と同様である。
【0051】
[第8の実施形態]
図12は第8の実施形態を示す縦断面図、図13は同じく別部分を切断した縦断面図である。この実施の形態は、基本的には第6の実施形態とほぼ同様に、断面矩形のオリフィス18が、オリフィス外周面を担う液室ゴム部22と、オリフィス上面を担う仕切体7と、オリフィス内周面及び底面を担うダイヤフラム金具25とで構成されたものであるが、仕切体7の位置決め手段、及び仕切体7とダイヤフラム金具25との接合部の構造が第6の実施形態と相違している。
【0052】
具体的には、仕切体7は、第6の実施形態と同様に、盃状に構成されているが、その外周壁24が、液室ゴム部22の内周壁に圧入されると共に、その上端延設部24aが防振基体4の周面であって液室ゴム部22との境界部に形成された環状の溝部20に圧入などされて位置決めされている。さらに、仕切体7の中央平板部23の外周下面には環状の溝部45が形成され、その溝部45に沿って薄膜状のゴム部材40が加硫接着され、仕切体7の溝部45に対応した溝形状となっている。
【0053】
一方、ダイヤフラム金具25の構成も第6の実施形態と同様であるが、そのオリフィス内周部32の上端が、仕切体7の下面ゴム部材40の環状溝部40aに圧入されている。これにより、仕切体7とダイヤフラム金具25との接合面がシールされ、これらと液室ゴム部22とで囲まれた空間がオリフィス18として機能するようになっている。その他の構成は第6の実施形態と同様である。
【0054】
上記防振装置1の組み立ては、液槽中において、筒状胴部14の下端開放部を上向きにセットして、仕切体7を液室ゴム部22に沿って圧入しつつ、その挿入方向先端の延設部を防振基体4の周面平坦部19の溝部20に圧入などした後、ダイヤフラム6を装着し、その内周部32の上端を仕切体7のゴム部材40の溝部40aに当接し、これらを大気中に取り出し残液調整を行った後、締結部16をかしめ固定して組み立てる。
【0055】
この場合、仕切体7の形状は、中央平板部の外周縁を立ち上げただけの単純の形状であるにも拘らず、外周壁24が液室ゴム部22に圧接された状態であり、かつその上端が防振基体4の周面溝部20に圧入などされており、仕切体7の半径方向及び高さ方向の位置決めが第6の実施形態よりもさらに良好に行える。その他の作用・効果は第6の実施形態と同様である。
【0056】
[第9の実施形態]
図14は第9の実施形態を示す縦断面図であるが、この実施の形態では、第7の実施形態と同様に、仕切体7の中央平板部23に開口34を形成し、この開口34を覆うように弾性膜35が加硫接着されたもので、高周波数域(特にエンジンノイズ域)の動ばね定数を有効に低減できるようにしている。この弾性膜35は、仕切体7の下面のゴム部材40及び仕切壁43と一体的に加硫成形されている。その他の構成・作用は上記第8の実施形態と同様である。
【0057】
[第10の実施形態]
図15は第10の実施形態を示す縦断面図であるが、この実施の形態では、オリフィス18が、オリフィス外周面を担う液室ゴム部22と、オリフィス上面を担う防振基体4の周面平坦部19と、オリフィス内周面を担う仕切体7と、オリフィス底面を担うダイヤフラム金具25とで構成されたものであり、第1の実施形態と相違する点は、オリフィス金具25がオリフィス底面を担う点、及び仕切体7に下端フランジ部がなく、仕切体7の垂直な周壁24の下端がダイヤフラム金具25の上面に当接している点のみであり、その他の構成は第1の実施形態と同様である。
【0058】
具体的には、仕切体7は、1枚の円板状の金属板が深絞り又はプレス成形により折曲形成されてなるものであって、中央平板部23と、その外周部が折曲げられて上方に立ち上がった後、折り返されて下方に延びて垂直な壁面を構成する円筒状のオリフィス内周部24とから構成され、その内周部24の下端がダイヤフラム金具25を埋設するゴム膜33に弾接された状態となっている。
【0059】
この場合の仕切体7は、防振基体4の溝部に圧入などされた状態となっており、下端は、ダイヤフラム金具25に弾接されているため、その半径方向及び高さ方向の位置決めが精度よく行うことができる。
【0060】
【発明の効果】
以上の説明から明らかな通り、本発明によると、オリフィスを形成する仕切体の構成を簡略化して仕切体の成形を容易にしつつも、仕切体と他のオリフィス形成部材との接合部に溝部を設けて、両者を接合する構成を採用しているので、仕切体及び他のオリフィス形成部材の位置決めが容易に行える利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施形態を示す液封入式防振装置の縦断面図
【図2】同じくその装置の別部分を切断した縦断面図
【図3】同じくその要部断面図
【図4】第2の実施形態を示す縦断面図
【図5】第3の実施形態を示す縦断面図
【図6】同じく別部分を切断した縦断面図
【図7】第4の実施形態を示す縦断面図
【図8】第5の実施形態を示す縦断面図
【図9】第6の実施形態を示す縦断面図
【図10】同じく別部分を切断した縦断面図
【図11】第7の実施形態を示す縦断面図
【図12】第8の実施形態を示す縦断面図
【図13】同じく別部分を切断した縦断面図
【図14】第9の実施形態を示す縦断面図
【図15】第10の実施形態を示す縦断面図
【図16】従来例1の液封入式防振装置の断面図
【図17】従来例2の液封入式防振装置の断面図
【符号の説明】
1 液封入式防振装置
2 上側取付金具
3 下側取付金具
4 防振基体
5 液室
5a 主液室
5b 副液室
6 ダイヤフラム
7 仕切体
18 オリフィス
19 平坦部
20 溝部
22 液室ゴム部
23 平板部
24 内周部(周壁)
25 ダイヤフラム金具
32 内周部(折曲部)
35 ゴム状弾性膜
40 ゴム部材

Claims (7)

  1. 装置本体の防振基体とダイヤフラムとの間に形成された液室を主液室と副液室とに2分する仕切体が設けられ、該仕切体とその周囲の液室ゴム部との間にオリフィスが形成された液封入式防振装置であって、前記仕切体の外周部が、前記オリフィスの内周面及び底面を担うよう断面L字形に折曲形成され、前記オリフィス内周面を担う仕切体のオリフィス内周部の上端が上方へ延設され、該上方延設部が前記防振基体の液室側周面に形成された仕切体位置決め用の環状溝部に圧入若しくは挿入された液封入式防振装置。
  2. 装置本体の防振基体とダイヤフラムとの間に形成された液室を主液室と副液室とに2分する仕切体が設けられ、該仕切体とその周囲の液室ゴム部との間にオリフィスが形成された液封入式防振装置であって、前記仕切体の外周部がオリフィス内周面を担うよう垂直壁とされ、前記ダイヤフラムの外周金具がオリフィス底面として利用され、前記仕切体の外周部上端が上方に延設され、該上方延設部に対向する防振基体の液室側周面に仕切体位置決め用の環状溝部が形成され、該溝部に前記仕切体の上方延設部を圧入若しくは挿入された液封入式防振装置。
  3. 装置本体の防振基体とダイヤフラムとの間に形成された液室を主液室と副液室とに2分する仕切体が設けられ、該仕切体とその周囲の液室ゴム部との間にオリフィスが形成された液封入式防振装置であって、前記仕切体の外周部下面がオリフィス上面とされ、その下側に配置するダイヤフラムの外周金具がオリフィス内周面及び底面を担うよう断面L字形に形成され、前記仕切体の外周端が上方へ折曲形成されてその周壁が前記液室ゴム部の周壁に圧接され、前記防振基体の液室側周面に形成された平坦部に前記仕切体の上端が当接され、前記ダイヤフラムの外周金具の上端が前記仕切体の下面にゴム部材を介して圧接された液封入式防振装置。
  4. 装置本体の防振基体とダイヤフラムとの間に形成された液室を主液室と副液室とに2分する仕切体が設けられ、該仕切体とその周囲の液室ゴム部との間にオリフィスが形成された液封入式防振装置であって、前記仕切体の外周部下面がオリフィス上面とされ、その下側に配置するダイヤフラムの外周金具がオリフィス内周面及び底面を担うよう断面L字形に形成され、前記仕切体の外周端が上方へ折曲形成されてその周壁が前記液室ゴム部の周壁に圧接されると共に、前記防振基体の液室側周面に形成された仕切体位置決め用の環状溝部に前記仕切体の上端が圧入若しくは挿入され、前記ダイヤフラムの外周金具の上端が前記仕切体の下面にゴム部材を介して圧接された液封入式防振装置。
  5. 装置本体の防振基体とダイヤフラムとの間に形成された液室を主液室と副液室とに2分する仕切体が設けられ、該仕切体とその周囲の液室ゴム部との間にオリフィスが形成された液封入式防振装置であって、前記仕切体の外周部がオリフィス内周面の上半分を担う垂直壁に形成され、前記ダイヤフラムの外周金具がオリフィス底面及びオリフィス内周面の下半分を担うよう断面L字形に折曲形成され、該オリフィス外周金具の上端が前記仕切体の下面にゴム部材を介して弾接され、前記仕切体の外周部上端が上方に延設され、該上方延設部に対向する防振基体の液室側周面に仕切体位置決め用の環状溝部が形成され、該溝部に前記仕切体の上方延設部を圧入若しくは挿入された液封入式防振装置。
  6. 前記ゴム部材の下面にダイヤフラムの外周金具を位置決めするための環状溝部が形成され、該溝部に前記外周金具の上端が圧入若しくは挿入された請求項3、4又は5記載の液封入式防振装置。
  7. 前記仕切体の中央領域にゴム状弾性膜が設置された請求項1〜6のいずれかに記載の液封入式防振装置。
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