JP3689390B2 - 基材の液処理方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、配線板製造用の基材に対して水等の液体を噴射して水洗処理等の液処理を行う基材の液処理方法に関し、特に基材の上面における液処理に適用して液処理を効率良く行うようにするための方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、プリント配線板を製造する装置の内、表面研磨装置、エッチング装置、現像装置、めっき装置等では、配線板製造用の基材をコンベアーで搬送しながら、処理液で処理を行った後、水洗により基材表面の不要な処理液を取り除いている。
【0003】
このような液処理は、スプレーノズル4から水や酸性水溶液、アルカリ性水溶液、洗浄液等の液体3を噴出する方法が採られており、一般にスプレーノズル4が、図6や図7に示すように2〜5列に並んで配列した一つの液処理ゾーン7が形成され、この液処理ゾーン7が基材1の搬送方向に沿って2〜5個配設されている。また液処理として水洗処理を行う場合には、液処理ゾーン7の下流側に乾燥機8が配設されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このように基材1を液処理するにあたっては、特に基材1の上面における洗浄効率が低いものであった。
【0005】
この原因は、図8に示すように、基材1の上面では、基材1に供給した液体3が排除されにくく、残りやすいため、この残存する液体3が膜を形成して基材1の上面を覆うことにより、スプレーノズル4から噴射された新しい液体3が基材1の上面に直接あたりにくくなるのに対して、基材1の下面では供給された液体3が直ぐに落ちて排除されて残りにくいものであり、スプレーノズル4から噴射された新しい液体3が基材1に直接当たりやすくなるからである。
【0006】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、スプレー噴射により基材上面の液処理を行うにあたり、基材表面に供給された液体を速やかに更新して効率よく液処理を行うことができる基材の液処理方法を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る基材の液処理方法は、配線板製造用の基材1を搬送しながらその上面に液体3をスプレー噴射して液処理を行う基材の液処理方法において、基材1上面における液体3が直接噴射される複数の噴射領域2の形状を、基材1の搬送方向を横切る方向に長い形状とし、基材1の搬送方向と直交する方向に隣り合う噴射領域2同士が間隔をあけて配置されるように液体3をスプレー噴射することを特徴とするものである。
【0008】
また、基材1上面に、複数の噴射領域2が基材1の搬送方向を横切る方向に配列した噴射列5を配置すると共に、この噴射列5を基材1の搬送方向に沿って複数列配置し、搬送される基材1の上面が一つの噴射列5を通過した際に噴射領域2を通過しなかった基材1上の領域が、次列の噴射列1を通過する際に噴射領域2と重なるようにして、基材1上面の任意の点が少なくとも一つの噴射領域2を通過するように液体3をスプレー噴射することを特徴とするものである。
【0009】
更に、基材1上面に、複数の噴射領域2が基材1の搬送方向と直交する方向に定ピッチで配列した噴射列5を配置して、噴射列5中で隣り合う噴射領域2の中心間の寸法をPとし、この噴射列5を基材1の搬送方向に沿って複数列配置し、基材1の搬送方向に隣り合う任意の噴射列5間において、一方の噴射列5における任意の噴射領域2の中心を搬送方向に移動すると共に搬送方向と直交する方向に一定寸法だけ移動した位置に、他方の噴射列5における噴射領域2の中心が配置されるようにして、この一定寸法をZとし、P及びZの値が、
P/8≦Z≦P/2
の関係を満たすようにすることを特徴とするものである。
【0010】
また請求項2の発明は、噴射領域2の長手方向寸法をA、短手方向寸法をBとした場合に、AとBの値が、
2×B≦A≦12×B
の関係を満たすようにすることを特徴とするものである。
【0011】
また請求項3の発明は、基材1上面に、複数の噴射領域2が基材1の搬送方向を横切る方向に配列した噴射列5を配置すると共に、この噴射列5を基材1の搬送方向に沿って複数列配置し、噴射列5の配列方向における各噴射領域2の寸法をC、噴射列5における隣り合う噴射領域2の中心間の寸法をPとした場合に、CとPの値が、
1.1×C≦P≦2.0×C
の関係を満たすようにすることを特徴とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
【0013】
本発明は、プリント配線板製造用の積層板等の基材1の表面に対して、水や薬液等を噴射して表面研磨、エッチング、現像、水洗等の液処理を行う場合に適用できるが、水洗、酸洗、及び中性の水溶液処理、特に基材1に対して表面研磨、エッチング、現像、めっき等の処理が施された後の水洗処理工程において好適に用いられる。以下、本発明をこのような基材1の水洗工程に適用した例を挙げて、説明する。
【0014】
基材1としては、積層板等が用いられ、この基材1が搬送用の複数のローラ上に配置されるなどして、一方向に搬送される。このとき基材1としては、長尺なものを長手方向に沿って連続的に搬送しても良く、また短尺なもの(枚葉状のもの)を順次搬送しても良い。
【0015】
この基材1の搬路の上方には、図6及び7に示すように、複数のスプレーノズル4が配設されて、液処理ゾーン(水洗ゾーン)7が形成されている。また、液処理ゾーン7の下流側に乾燥機8が配設されている。
【0016】
スプレーノズル4の個数は適宜設定されるが、例えば複数のスプレーノズル4を基材1の搬送方向と直交する方向に2〜5列に配設して一つの液処理ゾーン7を形成し、この液処理ゾーン7が基材1の搬送方向に沿って2〜5個配設する。
【0017】
各スプレーノズル4は、基材1の上面に向けて液体(水)3をスプレー噴射するように形成される。基材1上面における、液体3が直接噴射される領域を、以下、噴射領域2という。ここで「直接噴射される領域」とは、スプレーノズル4から噴射された液体3が基材1表面にはじめて到達した領域を意味するものであり、基材1表面で液体3が流動により移動して到達した領域は含まないものである。
【0018】
ここで、複数のスプレーノズル4から基材1上面に向けて液体3を噴射するものであるから、基材1上面には複数の噴射領域2が形成される。このとき、図1(a)或いは図5に示すように、基材1上面において、基材1を横切る方向に隣り合う噴射領域2同士が互いに重ならず、複数の噴射領域2が、横方向に互いに間隔をあけて配置されるようにする。このようにすると、基材1の上面に噴射された液体3は噴射領域2に到達した後、流動することにより噴射領域2間の隙間に達し、この噴射領域2間の隙間に沿って流動することにより基材1の外縁から流下することとなり、この結果、基材1上面において液体3が順次更新されて、基材1の液処理効率(水洗効率)が向上するものである。
【0019】
これに対して、従来は図1(b)に示すように、基材1上面において複数の噴射領域2が互いに重なりあいながら配置されていたものであり、このため、基材1の上面には全面に亘って液体3の膜が形成されて、液体3が流出する流路が形成されず、液体3の更新が効率良くなされなくなって、液処理効率が悪いものであった。
【0020】
以下に、更に具体的な実施形態を説明する。
【0021】
本発明では、スプレーノズル4として、液体3を扇状に広がるように噴射するもの、すなわち噴射領域2の形状が長円状等のように一方向に長い形状となるものが用いられる。このとき、噴射領域2は、図2及び図5に示すように、基材1の搬送方向を横切る方向に長い形状となるようにスプレーノズル4を設けるものであり、好ましくは、噴射領域2が、基材1の搬送方向と直交する方向に長い形状となるようにする。図5中の実線矢印は、基材1の搬送方向を示す。このようにすれば、液体3を円錐状に広がるように噴射する場合と比べると、スプレーノズル4からの液体3の噴射量及び噴射領域2の搬送方向と直交する方向の幅寸法が同一である場合の、液体3の面積当たりの噴射流量が多くなり、基材1の上面に液体3が更に溜まりにくくなって、液処理の効率が更に向上するものである。
【0022】
このとき、噴射領域2は、長手方向寸法をA、短手方向寸法をBとした場合に、AとBの値が、
2×B≦A≦12×B
の関係、すなわち、
A/B=2〜12
の関係を満たすようにすることが好ましく、この範囲において、液体3の流量を充分に確保して、良好な液処理効率を維持することが可能となる。このときA/Bの値が2に満たないと、液体3の噴射形状が円錐状に近づいて噴射流量が低減してしまうものであり、またこの値が12を超える場合も噴射流量が小さくなってしまって、高い液処理効率を維持することが困難な場合がある。
【0023】
ところで、液体3を扇状に噴射するスプレーノズル4では、噴射領域2の短手方向には液体3が殆ど広がらず、噴射方向の長手方向に液体3が広がるように液体3を噴射するものであるから、基材1とスプレーノズル4との間の距離が変化すると、噴射領域2の短手方向の寸法は殆ど変化せずに、長手方向の寸法が変化する。このため、スプレーノズル4の配置高さを調節することで、上記のAとBの値の関係を設定することができる。このとき、図3に示すように、スプレーノズル4の、噴射領域2の長手方向の噴角(噴射角度)をθ、スプレーノズル4と基材1との間の距離をKとすると、噴射領域2の長手方向の寸法Aは、
A=tan(θ/2)×K×2
の式で導出される。
【0024】
ここで、スプレーノズル4は、その噴射領域2の長手方向の噴角(噴射角度)が65°〜20°のものを用いることが好ましい。
【0025】
また、スプレーノズル4は、既述のように、基材1の搬路の上方に複数個設けられるが、このとき、複数のスプレーノズル4を基材1の搬送方向を横切る方向に配列して設置すると共に、このようなスプレーノズル4の列を基材1の搬送方向に沿って複数列並べて配設することが好ましい。図4は基材1の搬送方向と直交する方向に配列したスプレーノズル4の列を示すものであり、符号6は搬送ロールを示す。このとき、基材1上面においては、図5に示すように、複数の噴射領域2が基材1の搬送方向を横切る方向に配列し(以下、この一列の噴射領域2を「噴射列5」という)、この噴射列5が基材1の搬送方向に沿って複数列配置される。
【0026】
このとき、噴射列5の配列方向における各噴射領域2の寸法をC、噴射列5における隣り合う噴射領域2の中心間の寸法(スプレーノズル4の列内の隣り合うスプレーノズル4間の寸法)をPとした場合に、CとPの値が、
1.1×C≦P≦2.0×C
の関係、すなわち、
P/C=1.1〜2.0
の関係を満たすようにすることが好ましい。このとき、噴射領域2の長手方向と噴射列5の配列方向とが一致する場合は、上記の噴射領域2の長手方向寸法Aと、噴射列5の配列方向における噴射領域2の寸法Cとは、一致する。このようにすると、噴射列5中における噴射領域2の間に十分な隙間が形成されて、この隙間を液体3が流通し、基材1上面で液体3が効率よく更新されて液処理効率が更に向上する。このときP/Cの値が1.1に満たないと噴射領域2間の隙間が狭くなって、この隙間における液体3の流通量が低減し、液体3を効率よく更新することが困難となるものであり、またこの値が2.0を超えると、基材1上の噴射領域2の総面積が小さくなって、基材1に噴射される液体3の量が低減し、効率良く液処理を行うことが困難となるおそれがある。
【0027】
また、基材1の上面が一つの噴射列5を通過した際には、隣り合う噴射領域2の隙間を通過する部分には液体3が直接噴射されないが、この噴射領域2を通過しなかった基材1上の領域(未噴射領域)が次列の噴射列5を通過する際には、この未噴射領域と、次列の噴射列5の噴射領域2とが重なるようにして、複数の噴射列5を通過した際に基材1上面の任意の点が少なくとも一つの噴射領域2を通過するようにすることが好ましい。このとき、一つの噴射列5を通過する際に液体3が噴射されなかった未噴射領域の全面が、次列において噴射領域2と重なる必要は必ずしもなく、部分的に重なっていても良いものであり、複数列の噴射列5を通過する際に最終的に未噴射領域の全面が噴射領域2を通過するようにすれば良い。
【0028】
このようにすれば、基材1上面の任意の点が少なくとも一つの噴射領域2を通過することとなり、基材1の上面全面が、噴射領域2を通過することとなって、噴射領域2の間に隙間が形成されるようになっているにもかかわらず、基材1の上面全面が液体3の噴射を直接受けることとなって、更に効率よく液処理を行うことができる。
【0029】
このとき、複数列のスプレーノズル4は、隣り合うスプレーノズル4の列間において、スプレーノズル4の配置位置が基材1の搬送方向を横切る方向にずれるように配設することが好ましい。すなわち、まず第一列目においては、複数のスプレーノズル4を基材1を横切る方向に等間隔で配列する。次の列では、複数のスプレーノズル4を、前列と同一の間隔で複数個等間隔に配列するが、このとき、スプレーノズル4の列全体を、前列に対して基材1を横切る方向に移動した位置に配置する。このとき第一列目の隣り合うスプレーノズル4間の一点を基材1の搬送方向に移動した位置に、第二列目におけるスプレーノズル4が配置されるようにする。そして、同様にして、複数列のスプレーノズル4を、基材1の搬送方向を横切る方向でのスプレーノズル4の配置位置を順次ずらして配設するものである。
【0030】
このとき、基材1の搬送方向に隣り合う任意の噴射列5間において、一方の噴射列5における隣り合う任意の噴射領域2の中心間の一点を基材1の搬送方向に移動した位置に、他方の噴射列5における噴射領域2の中心が配置されるようになり、隣り合う噴射列5間において噴射領域2の配置位置が基材1の搬送方向を横切る方向にずれるようになる。
【0031】
このようにすると、基材1を搬送しながらスプレーノズル4から液体3を基材1に噴射した場合、基材1が噴射列5を通過するごとに、噴射領域2の位置が搬送方向を横切る方向に順次ずれることになり、これにより、一つの噴射列5を通過する際には噴射領域2間の隙間に配置されて液体3が直接噴射されなかった部分が、基材1が複数列の噴射列5を通過することによって噴射領域2を通過することとなって、基材1の上面全面が、噴射領域2を通過することとなる。
【0032】
上記のようにスプレーノズル4の配置位置を列ごとにずらす場合、すなわち、隣り合う噴射列5間において噴射領域2の配置位置が基材1の搬送方向を横切る方向にずれるようにする場合には、好ましくは、基材1上面に、複数の各噴射列5において、噴射領域2を基材1の搬送方向と直交する方向に定ピッチで配列する。このときの噴射列5中で隣り合う噴射領域2の中心間の寸法をPとする。また、複数の噴射列5は、噴射領域2の配置位置が、基材1の搬送方向と直交する方向に一定長さだけ順次ずれるように配置されるようにする。このずれ寸法をZとする。すなわち、基材1の搬送方向に隣り合う任意の噴射列5間において、一方の噴射列5における任意の噴射領域2の中心を搬送方向に移動すると共に搬送方向と直交する方向に一定寸法Zだけ移動した位置に、他方の噴射列5における噴射領域2の中心が配置されるようにする。
【0033】
そして、このときのP及びZの値が、
P/8≦Z≦P/2
の関係、すなわち
Z/P=0.125〜0.5
の関係を満たすようにするものである。このようにすると、基材1の上面全面が液体3の噴射を直接受けるようにすると共に基材1の上面における液体3の更新を確保して、更に高い効率で液処理を行うことが可能となる。このときZ/Pの値が0.125に満たないと、噴射列5間の噴射領域2のずらし量が小さくなることから、基材1の上面に液体3が直接噴射されるようにするためには多数の噴射列5を設けることが必要となってしまい、基材1の上面全面を高効率で液処理することが困難となる。また、噴射列5中の噴射領域2間の隙間によって、図5中の符号9を付した矢印に示すような、噴射列5を横切る液体3の流路が形成されるが、Z/Pの値が0.5を超えて噴射列5間の噴射領域2のずらし量が大きくなると、この噴射列5を横切る流路の、噴射列5に対する角度が大きくなって、この流路の実質的な幅が小さくなり、この経路を流通する液体3の量が低減して基材1の上面における液体3の更新が充分になされなくなるおそれがある。
【0034】
以上では、特に水洗工程の場合における例を説明したが、基材1に対して表面研磨、エッチング、現像、薬剤洗浄等の処理を行う場合においても、同様に液体3として適宜の薬液を噴射するスプレーノズル4を配設して噴射領域2を上記のように配置することにより、各種の液処理を効率良く行うようにすることが可能となる。
【0035】
【実施例】
以下、本発明を実施例によって詳述する。
(実施例1〜10、比較例1〜4)
液処理工程として、搬送ロールからなるコンベアにて構成される基材1の搬路に、図6に示すように三つの液処理ゾーン7と、乾燥機8とを順次設けた水洗工程を準備した。各液処理ゾーン7には、基材1の搬送方向と直交する方向に等ピッチで八個のスプレーノズル4を配設したスプレーノズル4の列を、基材1の搬送方向に沿って三列設置した。このとき、各スプレーノズル4は、搬路を搬送される基材1の上面から150mm上方の位置に設置し、また基材1の搬送方向におけるスプレーノズル4の列の設置間隔は120mmとした。
【0036】
また、スプレーノズル4の種類と、列間のスプレーノズル4のずらし量は、各実施例及び比較例につき変動させた。このときの、「スプレーノズル4の種類」、「噴射領域2の長手方向寸法(搬送方向と直交する方向の寸法)A」、「列中での噴射領域2の中心間距離P」、「列間の噴射領域2のずれ量Z」、「噴射領域2の長手方向寸法(搬送方向と直交する方向の寸法)と短手方向寸法(搬送方向の寸法)との比A/B」、「列中での噴射領域2の中心間距離と噴射領域2の長手方向寸法(搬送方向と直交する方向の寸法)との比P/A」、並びに「列間の噴射領域2のずれ量と列中での噴射領域2の中心間距離との比Z/P」の値を、表1〜4に示す。
【0037】
また基材1としては、500mm×500mm×0.2mmの寸法の全面銅張積層板を用いた。
【0038】
そして、各実施例及び比較例につき、上記の基材1を50枚用意して、5%塩酸に10秒浸漬した後、これを順次搬路にて2.5m/分のラインスピードで搬送して、水洗工程を通過させ、液処理ゾーン7にて水洗した後乾燥機8にて完全に水分を除去した。そして、処理後の基材1を23℃、65%(温度、湿度共に誤差±10%)の環境で、3日間放置し、外観を評価した。外観評価の判断基準は、次の通りである。
【0039】
×:放置2日目までで錆発生
△:放置3日目で錆発生
○:3日間放置で錆発生なし
以上の結果を、表1〜4に併せて示す。
【0040】
【表1】
【0041】
【表2】
【0042】
【表3】
【0043】
【表4】
【0044】
表1に示す結果から明らかなように、噴射領域2の間に隙間が形成されないようにした比較例1よりも、隙間を形成した実施例1〜3では洗浄効率が向上し、特に、P/Aの値を1.1〜2.0の範囲となるようにした実施例1,2では、洗浄効率がより優れたものとなった。
【0045】
また表2に示す結果から明らかなように、円錐状に水を噴射した比較例1よりも、扇状の水を噴射した実施例4の方が、洗浄効率がより優れたものとなった。
【0046】
また表3に示す結果から明らかなように、A/Bの値が2〜12の範囲となる実施例6,7では、A/Bの値が小さい実施例5や、A/Bの値が大きい実施例8と比べて、洗浄効率がより優れたものとなった。
【0047】
更に表4に示す結果から明らかなように、Z/Pの値が0.125〜0.5の範囲となるようにした実施例9,10では、Z/Pの値が小さい比較例3及びZ/Pの値が大きい比較例4と比べて、洗浄効率がより優れたものとなった。
【0048】
【発明の効果】
上記のように本発明の請求項1に係る基材の液処理方法は、配線板製造用の基材を搬送しながらその上面に液体をスプレー噴射して液処理を行う基材の液処理方法において、基材上面における液体が直接噴射される複数の噴射領域の形状を、基材の搬送方向を横切る方向に長い形状とし、基材の搬送方向と直交する方向に隣り合う噴射領域同士が間隔をあけて配置されるように液体をスプレー噴射するため、基材の上面に噴射された液体は噴射領域に到達した後、流動することにより噴射領域間の隙間に達し、この噴射領域間の隙間に沿って流動することにより基材の外縁から流下することとなり、この結果、基材上面において液体が順次更新されて、基材の液処理効率を向上することができ、しかも液体の噴射量及び噴射領域の搬送方向と直交する方向の幅寸法が同一である場合の、液体の面積当たりの噴射流量が多くなり、基材の上面に液体が更に溜まりにくくなって、液処理の効率が更に向上するものである。
【0049】
また、基材上面に、複数の噴射領域が基材の搬送方向を横切る方向に配列した噴射列を配置すると共に、この噴射列を基材の搬送方向に沿って複数列配置し、搬送される基材の上面が一つの噴射列を通過した際に噴射領域を通過しなかった基材上の領域が、次列の噴射列を通過する際に噴射領域と重なるようにして、基材上面の任意の点が少なくとも一つの噴射領域を通過するように液体をスプレー噴射するため、一つの噴射列を通過する際には噴射領域間の隙間に配置されて液体が直接噴射されなかった部分が、基材が複数列の噴射列を通過することによって噴射領域を通過することとなって、基材の上面全面が噴射領域を通過することとなり、この結果、噴射領域の間に隙間が形成されるようになっているにもかかわらず、基材の上面全面が液体の噴射を直接受けることとなって、更に効率よく液処理を行うことができるものである。
【0050】
更に、基材上面に、複数の噴射領域が基材の搬送方向と直交する方向に定ピッチで配列した噴射列を配置して、噴射列中で隣り合う噴射領域の中心間の寸法をPとし、この噴射列を基材の搬送方向に沿って複数列配置し、基材の搬送方向に隣り合う任意の噴射列間において、一方の噴射列における任意の噴射領域の中心を搬送方向に移動すると共に搬送方向と直交する方向に一定寸法だけ移動した位置に、他方の噴射列における噴射領域の中心が配置されるようにして、この一定寸法をZとし、P及びZの値が、
P/8≦Z≦P/2
の関係を満たすようにするため、基材の上面全面が高効率で液体の噴射を直接受けるようにすると共に基材の上面における液体の更新を確保して、更に高い効率で液処理を行うことができるものである。
【0051】
また請求項2の発明は、噴射領域の形状を、基材の搬送方向を横切る方向に長い形状とし、噴射領域の長手方向寸法をA、短手方向寸法をBとした場合に、AとBの値が、
2×B≦A≦12×B
の関係を満たすようにするため、液体の噴射流量を充分に確保して、良好な液処理効率を維持することができるものである。
【0052】
また請求項3の発明は、基材上面に、複数の噴射領域が基材の搬送方向を横切る方向に配列した噴射列を配置すると共に、この噴射列を基材の搬送方向に沿って複数列配置し、噴射列の配列方向における各噴射領域の寸法をC、噴射列における隣り合う噴射領域の中心間の寸法をPとした場合に、CとPの値が、
1.1×C≦P≦2.0×C
の関係を満たすようにするため、噴射列中における噴射領域の間に十分な隙間が形成されて、この隙間を液体が流通し、基材上面で液体が効率よく更新されて液処理効率を更に向上することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の実施の形態の一例を示す概略の正面図、(b)は従来技術を示す概略の正面図である。
【図2】噴射領域の形状の一例を示す平面図である。
【図3】スプレーノズルの噴角、配置位置並びに噴射領域の寸法の関係を説明する正面図である。
【図4】スプレーノズルの配置位置を示す平面図である。
【図5】スプレーノズル及び噴射領域の位置関係を示す平面図である。
【図6】実施例にて用いた液処理工程の構成を示す概略図である。
【図7】液処理工程の構成を示す概略図である。
【図8】従来技術を示す正面図である。
【符号の説明】
1 基材
2 噴射領域
3 液体
5 噴射列
Claims (3)
- 配線板製造用の基材を搬送しながらその上面に液体をスプレー噴射して液処理を行う基材の液処理方法において、基材上面における液体が直接噴射される複数の噴射領域の形状を、基材の搬送方向を横切る方向に長い形状とし、基材上面に、複数の前記噴射領域が基材の搬送方向と直交する方向に定ピッチで配列した噴射列を配置して、噴射列中で隣り合う噴射領域の中心間の寸法をPとし、この噴射列を基材の搬送方向に沿って複数列配置し、基材の搬送方向に隣り合う任意の噴射列間において、一方の噴射列における任意の噴射領域の中心を搬送方向に移動すると共に搬送方向と直交する方向に一定寸法だけ移動した位置に、他方の噴射列における噴射領域の中心が配置されるようにして、この一定寸法をZとし、P及びZの値が、
P/8≦Z≦P/2
の関係を満たすようにすることで、搬送される基材の上面が一つの噴射列を通過した際に噴射領域を通過しなかった基材上の領域が、次列の噴射列を通過する際に噴射領域と重なるようにして、基材上面の任意の点が少なくとも一つの噴射領域を通過するように液体をスプレー噴射することを特徴とする基材の液処理方法。 - 噴射領域の長手方向寸法をA、短手方向寸法をBとした場合に、AとBの値が、
2×B≦A≦12×B
の関係を満たすようにすることを特徴とする請求項1に記載の基材の液処理方法。 - 基材上面に、複数の噴射領域が基材の搬送方向を横切る方向に配列した噴射列を配置すると共に、この噴射列を基材の搬送方向に沿って複数列配置し、噴射列の配列方向における各噴射領域の寸法をC、噴射列における隣り合う噴射領域の中心間の寸法をPとした場合に、CとPの値が、
1.1×C≦P≦2.0×C
の関係を満たすようにすることを特徴とする請求項1又は2に記載の基材の液処理方法。
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